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2014年12月

2014年12月31日 (水)

『ブラッド・ダイヤモンド』

いやぁ、今年もラストなんやねぇ。特に何もエエこともなかった1年やったなぁ.........なんて、超低空飛行のテンションで締めくくるのも口惜しいんで、ずっと熱く語っておきたいと思ってた作品を、今日はご紹介♪

なぜ、この作品かと言うと、よく“プリオくん”ことレオナルド・ディカプリオの出演作のなかで好きな作品って言う問いに、“ブラッド・ダイヤモンド、良かったよね.......”って会話を耳にするんやけど、あえてプリオくんファンの反発を覚悟しつつも言っておきたいのは、これ、主役が違ったらもっと傑作になってたのに、ってことなんよ!

あのトム・クルーズが主演した『ラスト・サムライ』の直後に、その勢いのままズウィック監督により作られたこの作品は、本来であればもっと評価できる作品になってたのに..........っていう無念さを、年の最後にぶつけてみたいと思う。

というわけで、そんな作品の感想は...........................?!

ブラッド・ダイヤモンド / Blood Diamond   ★★★☆☆   (2006年)

監督:エドワード・ズウィック
出演:レオナルド・デカプリオ、ジャイモン・フンスー、ジェニファー・コネリー

世界に流通するダイヤの15%がアフリカの紛争地帯から産出されていて、それが形を変えて兵器となり、罪もないアフリカの民衆を苦しめている、そんな現実を題材にしたサスペンス&アクション!?

アフリカ西部のシエラレオネを舞台に、反政府軍により家族をバラバラにされた男、ダイヤを密輸する白人、そしてダイヤの密輸の事実を暴こうとする女性ジャーナリスト、戦火の下で絡み合うそれぞれの思惑が.................ってなドラマ。

2時間半という尺の長さながら、まったくそれを感じさせないスリリングな展開は、ズウィック監督のセンスの良さが存分に発揮されてて、さすがやった。

娯楽性に軸足を置きながらも、深刻な社会問題をつきつけるあたり、この監督さんの巧みな語り口なわけで、ホンマに才能を感じさせられるんよ。

家族を探す男を演じたジャイモンくんの迫真の演技と、知性を兼ね備えたジェニファーくんの美貌に見とれつつ、話のオモシロさに引きこまれながらも、「主役が違う役者やったら...............」って、ずっと考えてもうた(笑)

人気俳優の看板をしょってるってことで、まぁ、大目にみなアカン部分もあるんかもしれんけど、どう見ても薄っぺらさしか感じられないプリオくんの“演技力”は、せっかくの作品を、そのひとりの力で究極に“軽く”してまうんよなぁ...............?!

血に染まったダイヤの輝き、もし主役が違っていたら、きっと作品の輝きも.............惜しすぎる...............(苦笑)

2014年12月30日 (火)

『リトル・フォレスト 夏・秋』

今日は、ちょっとマッタリ系の癒し(?)の邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品、元ネタは人気コミックなんやってね。原作者のひとは東北で生活してたらしく、その経験に基づいて書かれた話なんやって。でもって、そんな春夏秋冬を描いた話を映画化するに当たっては、当然のことではあるんやけど、実際に1年間をかけてロケをして撮影されたってことで、なかなか手の掛かった作品らしい。

監督さんは、加瀬 亮と岡田将生が共演した井坂幸太郎の原作を映画化した『重力ピエロ』のひとで、以前に紹介した永作博美と西島秀俊が共演してた『蛇のひと』の監督もしてたんやって。

というわけで、4部作の前半2話の感想は...........................?!

リトル・フォレスト 夏・秋   ★★★☆☆   (2014年)

監督:森 淳一
出演:橋本 愛、三浦貴大、桐島かれん、松岡茉優、温水洋一

東北の山間にある小さな村で、ひとり暮らしをしながら、ほぼ自給自足で生活する女の子の日常を、食生活を中心に描いたドラマの「夏」篇と「秋」篇?!

汗水たらしながら農作物の世話をし、自分の畑で収穫したものを使って、いろいろと工夫しながら食事を作る、そんな女の子の様子を映しだしてるんよ。

食材をどうやって手に入れて、おいしく調理するか、その過程でのちょっとした苦労や喜びを、サラリとした流れのなかで、どこかホノボノとした雰囲気で描いてるんよ。

あまり農作業をしそうに見えない主演の橋本くんの頑張りは、イメージとのギャップもあって、観てると応援したくなるんかな(笑)

自然の豊かな恵みを享受しながら、感謝の気持ちを胸にいだきつつ、心を満たすご馳走にありつく、そんなシンプルな生活を眺めながら、どこか癒される気持ちになるから不思議やよね。

ファーストフードやレトルト食品がもてはやされるけど、生きるために欠かすことのできない“食べる”という行為には、現代人が忘れつつある大切な意味があるのかもしれんね?!

2014年12月29日 (月)

『ラストベガス』

年の暮れも近づき、贅沢な役者を揃えた、普通の(?)作品をひとつ、ご紹介?!(笑)

マイケル・ダグラスは『ウォール街』で主演男優賞、モーガン・フリーマンは『ミリオンダラー・ベイビー』で助演男優賞、ロバート・デ・ニーロは『ゴッドファーザー Part II』での助演男優賞と『レイジング・ブル』での主演男優賞、そしてケヴィン・クラインは『ワンダとダイヤと優しい奴ら』で助演男優賞ということで、オスカー俳優4人の揃い踏みってことらしい。

アカデミー賞がどうのってのは置いといても、これだけ名の知れたベテラン俳優が競演するのはレアな感じはするやんね。最近は、スタローンを中心に、アクション系でその手のヤツが流行ってるから、その流れなのかも??

監督さんは、『クール・ランニング』『あなたが寝てる間に・・・』のジョン・タートルトーブくんってことで、その部分で期待するものもあったんやけど、まぁ、そうは言っても最近はヒット作がないからなぁ...............(苦笑)

というわけで、そんな作品の感想は..........................?!

ラストベガス / Last Vegas   ★★★☆☆   (2013年)

監督:ジョン・タートルトーブ
出演:マイケル・ダグラス、モーガン・フリーマン、ロバート・デ・ニーロ、ケヴィン・クライン、メアリー・スティーンバージェン、ジョアンナ・グリーソン、マイケル・イーリー、ジェリー・フェレーラ、ロマニー・マルコ

幼なじみの4人組も58年の時を経て、それぞれの人生を送っていた。仲間のひとりが若い女性とラスベガスで挙式することになり、バチュラーパーティーをして騒ぐことになったのだが................ってなコメディ調のドラマ?!

いい年した初老の男たちが、ラスベガスでカジノやクラブで大暴れってなことで、まぁ、この豪華な4人の顔ぶれが揃ったところがウリなんやろね(笑)

ダグラスくんの若作りにデ・ニーロのレイジング・ブルなみのパンチ、モーガンおじさんのダンス等、それなりに見せ場(?)はあるんやけど、それほどキャラ勝負を仕掛けるわけでもなく、内容的にはどうってことのないものやったかな。

いくつになっても持つべきものは友ってことで、キャスティングで釣りながら、当たり障りのない、ホドホドのドラマに仕上げましたってところやね?!

2014年12月28日 (日)

『6才のボクが、大人になるまで。』

今日は、劇場で公開中の作品のなかから、来年の賞レースに向けて大いに注目されてる作品をひとつ、ご紹介♪

これ、ベルリン国際映画祭で銀熊賞(監督賞)を受賞し、NYとLAの批評家協会賞では作品賞と監督賞を受賞し、ゴールデン・グローブ賞のノミネーションでは、作品賞、監督賞、脚本賞等の主要部門で候補として選ばれてるらしい。

同じ人間を12年間を費やして追いかけるっていう独特の手法で撮影されたもので、その斬新さが評価されてるのかな。

というわけで、そんな作品の感想は....................?!

6才のボクが、大人になるまで。 / Boyhood   ★★★☆☆   (2014年)

監督:リチャード・リンクレイター
出演:エラー・コルトレーン、パトリシア・アークエット、ローレライ・リンクレイター、イーサン・ホーク、マルコ・ペレラ、スティーヴン・チェスター・プリンス

両親が離婚し、母と姉と暮らす6歳の少年の、それからの12年間の成長を、実際に同じキャストを起用して12年間をかけてリアルに作り上げた、ある家族の肖像ってね?!

新しい土地での再スタート、新たな家族との出会いと別れ、実の父親との関係や恋愛、様々な出来事を通して、無邪気やった男の子が大人になっていく様子を、彼の人生の一部を切り取る形で描いてるんよ。

なるほど確かに撮影の仕方が実に斬新やね。6歳から18歳まで、ひとりの少年の精神的、肉体的な変化を、時間をかけてじっくりと撮影していくってのは、アイデアとして思いついても、実践するとなると様々なリスクが伴い、かなりのハードルの高さやったと思う。こうして作品になったって時点で、スゴイってことなんかもね。

だいたい、子役としてキャスティングした子どもが、将来イケメンになる確率なんてのもそう高くはないやろうし、そういう意味でも非常に実験的で、かつ成功した稀有な作品なのかもなぁ。

ただ、世間の評価に異を唱えるわけでもないんやけど、内容が人生のひと時を切り取るってなことで、感情に踏み込んでドラマがあるってことでもなく、むしろ事象を綴るような感じやから、他人の人生を延々と見せられるってのに、どこまで興味を持てるかっていう点で、ちょっと誰でも楽しめるようなおススメし作品ってことにはなりづらいかも、なんて思ってもうたよ?!

2014年12月27日 (土)

『フューリー』

今日は、劇場で公開中の作品のなかから、ついにアンジーと結婚したブラピの最新作をひとつ、ご紹介♪

これ、ブラピのキャリア最高傑作なんて声もある一方で、戦車が注目されて、特にドイツ軍のティーガー戦車が話題になってたらしく、ただ、その出番が少なくて期待ハズレなんて意見もでるくらい、作品の内容以外にもマニア心くすぐる部分で話題になってるらしい(笑)

監督のデヴィッド・エアーってひとは、『ワイルド・スピード』の脚本を書いてたらしく、最近ではロスの警察の日常を切り取った『エンド・オブ・ウォッチ』ってドキュメンタリー調の作品を監督したことで、少し注目を浴びてるみたいやね。

ということで、そんな作品の感想は......................?!

フューリー / Fury   ★★★☆☆   (2014年)

監督:デヴィッド・エアー
出演:ブラッド・ピット、シャイア・ラブーフ、マイケル・ペーニャ、ローガン・ラーマン、ジョン・バーンサル、ジェイソン・アイザック、アナマリア・マリンカ、アリシア・フォン・リットベルク、スコット・イーストウッド

終戦間近のヨーロッパ戦線で、動けなくなった一台の戦車で数百人のドイツ兵と戦った、5人のアメリカ兵の様子を描いた戦争映画?!

数々の戦場を経験し、ベルリンを目指す連合軍の一員として戦う4人の兵士の乗る戦車に配属された、戦闘経験のない新兵は、リーダーの軍曹にしごかれながら、実際の戦争を目の当たりにするのだが.............ってな戦場ドラマ。

人と人が殺し合う非情な現実を映し出しながら、命がけで戦う男たちの過酷な運命をリアルに描き出すってところなんやろね。

一部で絶賛されてるブラピの演技は、なるほど、なかなかの気合いやった。上官として仲間を率いる責任感と、自らの内にある恐怖や悲しみを押し殺し、苦悩する姿ってのは、人間らしさが滲みでてたかな。

作品としては、戦場での緊迫感なんかがリアルな映像で伝わってくるという点で悪くはないんやけど、悲惨なシーンなんかが続くもんやから、なんやひどく疲れてもうたよ(苦笑)

感動をウリにしてるのかと思いきや、実際はそこまでの高揚感もなく、戦争の無意味さを感じるものの、期待したほどの胸にくるものはなかったかな?!

まぁ、この時期なら何を言っても自由やけど、“アカデミー賞最有力”っていう売り方は、ちょっと止めたほうがエエかもなぁ...............(笑)

2014年12月26日 (金)

『わたしのハワイの歩きかた』

今日は、リゾート気分を味わえる(?)邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品、劇場で公開されてたときに、思いの外、高い評価をつけるレビューがあったりで、個人的には“まさか榮倉くんの主演作でそんなアホなことは起こらんやろう”って思いつつ、若干ではあるんやけど気になったんよ(苦笑)

監督さんは、吉高くん主演のラブコメ『婚前特急』なる作品で日本映画プロフェッショナル大賞の新人監督賞と年間第10位を獲得したらしく、期待の若手監督ってことみたいなんやけど、そもそもこの賞の価値がなぁ.........................。

まぁ、それでも“あの”吉高くんもNHKの朝ドラのおかげか、今やお堅い銀行のCMにバンバン出るくらいの出世やし、榮倉くんもひょっとしたら..............??

というわけで、そんな作品の感想は.....................?!

わたしのハワイの歩きかた   ★★★☆☆   (2014年)

監督:前田弘二
出演:榮倉奈々、高梨 臨、瀬戸康史、池松壮亮、加瀬 亮、中村ゆり、宇野祥平、安田 顕、上原美佐、鶴見辰吾

友人がハワイで挙式をすることになり、その二次会のセッティングを頼まれた雑誌の編集者をする女の子が、会社にハワイ特集の企画を強引に通し、経費でハワイを満喫しようとするのだが.........ってなコメディ調のドラマ?!

仕事に疲れ、恋愛も上手くいかず、やけくそでハワイにやって来て、いろんな人と出会い、人生を見つめ直す..........ってな自分探しの物語のハズが、なんや男探しの話やったね(苦笑)

主役の榮倉くんが、かなりハッチャけたキャラで暴走するあたりは、今回はなかなか頑張ってるなぁとは思うんやけど、そんな彼女の男選びを見せられても、足が長いなぁって感心はしても、それ以上にオヤジの心に響くものはまったくないんよね。

高梨くんのキュートさがなく、ハワイを舞台にしてなかったら、ちょっと相当キツかったかも................(苦笑)


2014年12月25日 (木)

『こわれゆく世界の中で』

本日も引き続き、まったくクリスマスとは関係のない、ちょいとヘビーな人間ドラマをひとつ、ご紹介♪(笑)

監督のアンソニー・ミンゲラってひとは、すでにもう他界してるんやけど、レイフ・ファインズとジュリエット・ビノッシュが競演した『イングリッシュ・ペイシェント』でアカデミー賞を受賞したひとなんよね。

その後に作った『コールド マウンテン』も随分と話題になり、それなりに人気のあった監督なんと違うかな。今は、息子のマックス・ミンゲラくんが役者として奮闘中みたいなんやけど。

というわけで、そんな作品の感想は.............................?!

こわれゆく世界の中で / Breaking And Entering   ★★★☆☆   (2006年)

監督:アンソニー・ミンゲラ
出演:ジュード・ロウ、ロビン・ライト・ペン、ジュリエット・ビノッシュ、レイ・ウィンストン、マーティン・フリーマン、ヴェラ・ファーミガ、マーク・ベントン

自閉症ぎみの娘を持つ恋人と10年間一緒に暮らす建築家だったが、いつも側にいながらすれ違うふたりの関係に少し限界を感じていた。そんな時に、事務所に押し入った泥棒の少年を追いかけたことで、ボスニア難民のその母親と出会うのだが.........ってな、愛に迷う人々の物語?!

愛し合っていたはずが、気づいたらお互いを見失ってしまった恋人たち、つらい紛争から逃げ出し、異国で必死に生きる母親と息子、ロンドンの街で交差した人生により見出されたものは............ってなことで、ちょっぴり重厚なドラマが展開するんやね。

人間描写のうまいミンゲラ監督らしく、それぞれのキャラクターの感情を丁寧に表現してるんよなぁ。

なにより、主役を務めるジュードくんの頑張りが際立ってて、演技に幅が出てきたなぁって思うんよね。そのナチュラルな“剃りこみ”のせいもあってか、ハゲおやじ目線では、いろいろと気になってもうたりして................!(笑)

途中のシチュエーションで、少し作りすぎなところが気にはなったんやけど、人間関係における“破壊”と“再生”、そんなテーマがしっかりと描かれてる、なかなかのドラマやった?!

2014年12月24日 (水)

『デッドマン・ダウン』

例え世の中がクリスマス・イヴで浮かれていようとも、そんなものに惑わされることなく、硬派に犯罪映画をってなことで、独り身のオヤジの哀愁を少し漂わせつつ(?)、まったくクリスマス気分の欠片もない作品を、今日はご紹介♪(笑)

この作品の監督さんは、本家スウェーデンの“ミレニアム・シリーズ”の第一作『ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女』のひとで、そのつながりでノオミ・ラパスがこの作品でもヒロインを演じてるんよ。

これがハリウッド進出第一作(二作目以降があるかどうかは別にして.......)ってことらしく、3部作のなかでは1作目が一番まともやっただけに、ちょこっと期待もあったりして。

というわけで、そんな作品の感想は........................?!

デッドマン・ダウン / Dead Man Down   ★★★☆☆   (2013年)

監督:ニールス・アルデン・オプレイヴ
出演:コリン・ファレル、ノオミ・ラパス、テレンス・ハワード、イザベル・ユペール、ドミニク・クーパー

ある組織の一員として裏社会で生きる孤独な男は、交通事故で顔に傷を負った、向いのマンションに住む女性と知り合う。男が自室で何者かを殺すのを目撃した女は、男にある取引を持ちかけるのだが..............ってなクライム・サスペンス?!

悲しい過去を胸に抱えて生きる男と、同じく心に深い傷を負った女、惹かれあうふたりだったが、男には果たさなければならない復讐の計画が.............ってなことで、コリンくんがクールにキメてるんよ(笑)

復讐ものに少し恋愛要素を絡めて、ってな感じで、派手さはないんやけど、飽きさせることなく、上手く話を作り上げてあったかな。まぁ、ちょっと都合よく行き過ぎなところが気にはなるんやけど、すっかり安定した演技を見せるいい役者になった主役のコリンくんの存在感がよく出てて、悪くはなかったね。

北欧の出身の監督さんだけに、ダークさとビターさを混ぜ合わせたようなテイストは、単純な同系のハリウッド映画と一線を画す味わいやった?!

2014年12月23日 (火)

『百瀬、こっちを向いて。』

今日は、クリスマスのイブ・イブってことで、邦画の恋愛ものをひとつ、ご紹介♪

この作品の監督さんは、これが長編デビュー作らしいんやけど、なんと、あの「No More 映画泥棒」を撮ったひとなんやって..................って、それ何って言ったら、あの映画館の本編上映前に流れてるやつやんか。ある意味、日本で最も自分の作品がスクリーンで上映されてるひとなわけで................(笑)

ちなみに、ヒロインを務める早見くんは、実は元ももクロのメンバーやったらしく、最近はNHKの朝ドラにも出演してるみたいで、どうやら将来を期待された若手の女優さんみたいやね。

というわけで、どうでもエエような前フリはほどほどに、作品の感想は.......................?!

百瀬、こっちを向いて。   ★★★☆☆   (2013年)

監督:耶雲哉治
出演:早見あかり、竹内太郎、工藤阿須加、中村優子、向井 理、西田尚美、ひろみ、きたろう、与座よしあき、西牟田 恵

冴えない高校生活を送ってた男の子が、学校一のイケメンの幼なじみの先輩の頼みで、かわいい女の子の恋人役を演じることに..........ってな、切ない初恋を描いた青春ドラマ?!

彼女がいる先輩のことを好きになった女の子と、そんな彼女の気持ちを知りながら彼氏役を演じる男の子、好きなのに上手くいかない、そんな高校生の淡い初恋を綴った恋愛ドラマなんよ。

向井くん出演の現代パートはどうでもエエんやけど、回想部分の恋バナがなんとも切なくて、年甲斐もなく、のめり込んでもうたりして(笑)

初恋云々ってのに限らず、好きになってはいけない相手を好きになり、どうにもならないと分かっていても、どうすることもできない気持ちに苦しみってのが、妙に胸に響いてもうてなぁ。いや、ハゲおやじでも恋くらいはするからね(笑)

若手の役者は、お世辞にも上手い演技とは言えないんやけど、瑞々しさとしょっぱさが詰まった恋の瞬間ってのがストレートに出てて、なんか良かったなぁ?!

しかし................恋愛ってのは難しいもんやよなぁ...................(苦笑)

2014年12月22日 (月)

『見知らぬ医師』

今日は劇場で未公開の作品のなかから、アルゼンチンで絶賛されたらしい作品をひとつ、ご紹介♪

ナチスの将校にヨーゼフ・メンゲレってひとがいて、医者やった彼は、アウシュヴィッツに送られてきたユダヤ人を使って、とっても残忍な人体実験を繰り返してたらしく、敗戦後にドイツを脱出し、南米で逃亡生活をしてた彼が、アルゼンチンにいた時の話がネタになってるんやって。

そんな作品は、本国アルゼンチンで評判となったらしく、アルゼンチンのアカデミー賞で作品賞、監督賞、主演男優賞、助演男優賞、助演女優賞をはじめ、10部門で受賞したらしい。

というわけで、そんな作品の感想は.......................?!

見知らぬ医師 / Wakolda   ★★★☆☆   (2013年)

監督:ルシア・プエンソ

出演:フロレンシア・バド、アレックス・ブレンデミュール、ナタリア・オレイロ、ディエゴ・ペレッティ、エレナ・ロジャー、ニコラス・マルセラ、アナ・パウルス

とある家族が旅の途中で知り合ったドイツ人の医師。彼らの営む湖畔の宿に滞在することになった男は、実は逃亡中のナチスの残党だった..............ってな、実話を基にしたお話?!

発育不良で小柄な娘を治療してくれる医師、しかし彼には別の思惑が......ってなことで、“死の天使”と呼ばれたらしいナチスの残忍な男と、彼と暮らした家族が描かれてるんよ。

この作品、ちょっと分かりにくくて、何についてのドラマなのかを知らずに観てると、なかなか話が掴めないんよなぁ(苦笑)

おそらくアルゼンチンでは有名な話なんやろうとは思うんやけど、メンゲレってひとのことをある程度は知っとかないと、“?”が頭のなかでグルグル回ってるうちに終わってまうんと違うかな。

抑えたトーンで雰囲気はあるんやけど、上手く話に入り込めなかっただけに、ちょっと辛かったかもね?!

2014年12月21日 (日)

『ホビット 決戦のゆくえ』

この冬の話題作................になるハズが、なんとなくイマイチ盛り上がってない感じ(?)の作品をひとつ、ご紹介♪

『ホビット 思いがけない冒険』に始まり、『ホビット 竜に奪われた王国』と続き、ついに3部作の最後となった本作なわけやけど、思ったほど話題になってないような気がするんやけど、気のせい?(苦笑)

よく知られた人気の長編小説だったものを、たっぷり3部作に仕立てた“ロード・オブ・ザ・リング”のシリーズとは異なり、比較的短い1冊の小説を3部作にしたこの“ホビット”シリーズには、もともとちょっと無理があるなんて声も聞こえてきたりして、多少の間延びした感はあるのかもね。

なにはともあれ、ここまで来たら最後まで付き合わないわけにはイカンということで、ラストを飾る作品の感想は..........................?!

ホビット 決戦のゆくえ / The Hobbit: The Battle Of The Five Armies   ★★★☆☆   (2014年)

監督:ピーター・ジャクソン
出演:マーティン・フリーマン、イアン・マッケラン、リチャード・アーミティッジ、ルーク・エヴァンス、エヴァンジェリン・リリー、リー・ペイス、ジェームズ・ネスビット、オーランド・ブルーム、ケイト・ブランシェット、クリストファー・リー、ヒューゴ・ウィーヴィング、(声の出演)ベネディクト・カンバーバッチ

人間の助けもあり、竜から王国と財宝を取り返したドワーフだったが、宝に心を奪われた王は、富の分配を拒否し、人間とエルフと対立することに。そんな財宝を邪悪な勢力も狙い...............ってな、“旅”の結末を描いたファンタジー&アドベンチャーの最終章?!

旅の目的を達成したものの、お宝に憑りつかれ別人になったドワーフの王を助けようとビルボは奮闘するが.........ってなことで、人の欲深さを戒めつつ、愛や友情の物語をってとこなんかな。

圧倒的なスケール感や迫力のバトルは、監督さんのブランド力というか、安心の質で文句はないんやけど、話の盛り上がりという面では、ちょっと物足りなさがあったかなぁ。

“ロード・オブ・ザ・リング”のシリーズと比べたらアカンとは思いつつも、それに匹敵するかもしくは超えるものをどこかで期待してもうてるわけで、そうなると同じように友情を描いてても、どうしても深みや葛藤の部分が薄く感じてまうんよね(苦笑)

もちろん、この手の作品のなかでは、抜群のデキなんやとは思うんやけど、“ピーター・ジャクソン監督”ってところで、かなり上がりまくったハードルを越えるには、ちょっと足らんかったかもなぁ?!

2014年12月20日 (土)

『ある過去の行方』

今日はイラン映画をひとつ、ご紹介♪

これイラン映画といっても、舞台はフランスやし、どちらかというと登場人物のひとりがイラン人の、イラン人監督が撮ったフランス映画って言う方が合ってるのかも(笑)

そんな作品は、フランスのアカデミー賞にあたるセザール賞で、作品賞、監督賞、脚本賞、主演女優賞にノミネートされ、カンヌ国際映画祭では女優賞を受賞してるんよ。

イラン人の監督のアスガー・ファルハディってひとは、以前に紹介したように『彼女が消えた浜辺』や前作の『別離』で、国際的にも評価され、これまでの退屈さが勝るようなイラン映画とは違うテイストの、繊細で重厚な人間ドラマを作り出してるんよなぁ。

というわけで、そんな監督さんの新作の感想は.........................?!

ある過去の行方 / Le Passe   ★★★★   (2013年)

監督:アスガー・ファルハディ

出演:ベニレス・ベジョ、アリ・モサファ、タハール・ラヒム、ポリーヌ・ビュルレ、ババク・カリミ、ヴァレリア・カヴァリ、サブリナ・ウアザニ

離婚手続きをするために4年ぶりにパリに戻ってきたイラン人の男は、元妻に新しい恋人がいることを知る。そんな彼女の再婚に長女が反発し、再婚相手に自殺未遂で昏睡状態となっている妻がいるとのことなのだが...............ってなドラマ?!

久しぶりに会った、かつて愛した女性は、子供たちと上手くいっておらず、問題を抱えていた。そんな状況を見過ごすことができず、男は解決の糸口を探るのだが..........ってなことで、なかなかヘビーな人間関係が描かれてるんよ。

例によって一見すると地味なドラマなんやけど、そこに程よくヒネリを加えて、登場人物を絡み合わせ、その巧みな語り口に、気がついたら夢中にさせられてもうてるんよなぁ。

それぞれが胸に抱える“秘密”が重なり合い、霧のなかにいるような混沌とした状況から次第にすべてが明らかになっていく、そんな洗練された展開は、見事としか言いようがないんよね。

ちょっと重たすぎて好みは分かれるかもしれんけど、完全にイラン映画の新時代を築きつつある監督さんの今後は、ますます注目かな!?

2014年12月19日 (金)

『そこのみにて光輝く』

今日は邦画の話題作(?)をひとつ、ご紹介♪

この作品、なんで話題かっていうと、モントリオール世界映画祭で最優秀監督賞を受賞したってのが大々的にニュースになってたやんね。そんでもって、来年のアカデミー賞の外国語映画賞の日本代表ってことで推薦されるらしい。

呉 美保監督というと、宮﨑あおいと大竹しのぶが共演して話題になった『オカンの嫁入り』の監督さんで、注目されるキッカケにもなったデビュー作『酒井家のしあわせ』なんてのもあって、個人的なイメージでは、ユーモアを交えた人情ドラマを上手く作り出すって感じなんよね。

そういう意味では、今回はこれまでの路線と少し違ったところで勝負してるってことなんやろうけど、そんな作品の感想は.......................?!

そこのみにて光輝く   ★★★☆☆   (2013年)

監督:呉 美保

出演:綾野 剛、池脇千鶴、菅田将暉、火野正平、高橋和也、田村泰二郎、伊佐山ひろ子

ワケあって仕事もせずにパチンコばかりの自堕落な生活をしている男は、パチンコ屋で知り合った若い男に誘われて家に行き、そこで彼の姉と出会う。家族のために身を削って生きる彼女に惹かれるのだが...........ってな救いのない世界に生きる男女の物語ってとこかな?!

生きる気力を失った男と、希望を捨てた女が知り合い、ハゲしくぶつかり合いながらも、人生の荒波にのみ込まれていく、そんな“やるせない”日常を切り取るってことなんやろね。

下衆な意味ではなく、とりあえず池脇くんの“体を張った演技”ってのが見どころなんやろうと思う。綾野くんのほうは、どうも外見だけが注目されるせいか、演技を見てても表面的にしかキャラが伝わってこず、どうしても物足りなさがあるんよなぁ。

作品全体としては、女性監督らしく、光を工夫して使った繊細な映像で雰囲気を作り上げてるんやけど、どうしても話が間延びした感があって、少しかったるかったかな。

アカデミー賞の日本代表に選ばれたらしいんやけど、これではちょっと厳しそうやなぁ...................?!

2014年12月18日 (木)

『華麗なる恋の舞台で』

今日は、ちょっとベテラン女優さんの頑張りがでた作品をひとつ、ご紹介♪

アネット・ベニングって女優さんは、実はウォーレン・ビーティーの奥さんになったひとで、20代後半くらいから注目されだして、美人どころとして重宝されてはいたものの、演技力という点では、それほど評価されてなかったんよね。

でもって、ゴールデングローブ賞の女優賞を受賞し、3度目のアカデミー賞主演女優賞のノミネートとなったこの作品は、そんな彼女が久しぶりに注目された作品ってことになるんやと思う。

というわけで、そんなベテラン女優の頑張りが楽しめる作品の感想は..................?!

華麗なる恋の舞台で / Being Julia   ★★★☆☆   (2004年)

監督:イシュトヴァン・サボー

出演:アネット・ベニング、ジェレミー・アイアンズ、マイケル・ガンボン、ショーン・エヴァンス、ブルース・グリーンウッド、ジュリエット・スティーヴンソン

売れっ子のベテラン舞台女優、そんな彼女を取巻く男達との関係を描きつつ、演劇界の頂点に君臨する、ひとりのカリスマ女優の生き様を描くってね?!

自分の熱烈なファンだと称する、息子の年ほどのアメリカ人青年と恋に落ち、のめり込んでいくか、やがて彼は若い女優とも恋仲になり..........ってなことで、う~ん、なんや実際にありそうな“いかにも”な話やなぁ(笑)

魅力的な中年の女性の、華やかな恋の話、と言えなくもないんやけど、話が進むうちに、ひとりの女優の凄まじいプロ根性、演じることへの執念を映した作品なんやって、ジワジワと感じるんやね。

その意味で、原題は非常に合点がいくんやけど、どこかお気楽な恋愛ドラマのようなニュアンスを醸し出すこの邦題では、まったく作品の大事な主題が伝わらんのよ。これでは、せっかくのアネット・ベニングの熱演も、単に恋に狂った女の話で片付けられてまうって(苦笑)

ロンドンの演劇界が舞台だけに、できればイギリスの女優さんで観たかったと思いつつも、アネットくんの熱演は見どころがあり、悪くなかったね。

強烈なインパクトを残すというよりは、どこか“さらり”とした印象で通過しつつも、妙に気になる、そんな不思議な味わいのある作品やったかな!?

2014年12月17日 (水)

『もうひとりの息子』

今日は、フランス映画をひとつ、ご紹介♪

この作品、一昨年の東京国際映画祭で作品賞にあたるグランプリと監督賞を受賞したらしいんよ。まぁ、東京国際映画祭の評価そのものが、多少、疑問に思う節はあったりするんやけどね(苦笑)

そんな作品を監督したレヴィさんは、どうやらTV映画の脚本を中心に活躍してるひとみたいで、劇場映画の監督はこれが3作目ってことらしいんよ。

ということで、そんな作品の感想は.......................?!

もうひとりの息子 / Le Files De L'autre   ★★★☆☆   (2012年)

監督:ロレーヌ・レヴィ

出演:エマニュエル・ドゥヴォス、ジュール・シトリュク、マハディ・ザハビ、パスカル・エルベ、アリーン・オマリ、ハリファ・ナトゥール

兵役検査を受けた息子の血液型から、18年前の出生時に赤ん坊の取り違えがあったことが発覚する。イスラエルに住むユダヤ人家族とパレスチナに住むアラブ人家族、突然に突きつけられた現実に、紛争の続くふたつの民族の間で揺れる人たちの様子を描くドラマ?!

息子だと思っていたのがそうではないと分かり、戸惑う親、ユダヤ人であることを誇りにしていたのがそうではないと知った本人、ひとつの運命のいたずらにより親子ともに苦悩するんよね。

ドラマとしては、敵対するユダヤ人とアラブ人、しかし家族のつながりがそんな高い壁を乗り越えるっていうのを伝えたいのかもなぁ。

人種や宗教、様々な対立と緊張のなかで暮らすイスラエルとパレスチナの難しさを感じさせつつ、どこか未来に期待をもたせる話は、なかなかの味わいやったね!?

2014年12月16日 (火)

『ただいま、ジャクリーン』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品、映画美学校ってのがあって、そこで製作されたものらしい。この学校、渋谷でミニシアターを営んでるユーロスペースが参加してるプロジェクトらしく、日本映画界の将来を担う人材を育成するっていう目的で、頑張ってるんやって。

監督さんも、この学校の出身者らしく、講師の面々が絶賛して選ばれた脚本を。学校あげて映画化しようってことらしいんよね。

40分という尺で作られた短編映画の感想は........................?!

ただいま、ジャクリーン   ★★★☆☆   (2013年)

監督:大九明子

出演:染谷将太、趣里、江原由夏、中原三千代、いっこく堂、(声の出演)夏日凜子

幼い頃にバスで転落事故に遭い、両親を失って児童養護施設で暮らす男の子は、ある日、追悼で訪れた事故現場で、犠牲者のひとりである腹話術師の相棒だった人形を拾う。18歳になった青年は、施設のイベントで腹話術をすることになったのだが.............ってなお話?!

親を亡くした男の子と、主を失った人形、孤独な“ふたり”が支え合って生きてきた人生、それぞれの“ありがとう”の気持ちをってことなんやろね。

学校が製作ってことで、セミプロの学生の作った作品ならあまりキツイことも言えんなぁって思ったら、監督さんはプロなんやね。その割には、中途半端な演出や間延びしたカットはどうなんやろうって思ったよ(苦笑)

短編なんで、いかにコンパクトに上手くドラマを表現できるかってことが重要なんやろうけど、そういう意味でイマイチな演出やったかなぁ。

主役の染谷くんは、その独特な存在感を発揮してて、悪くないなかったんやけど、作品としてのインパクトは恐らく作り手が思ってるほど伝わってこなかったね?!

2014年12月15日 (月)

『ドリンキング・バディーズ 飲み友以上、恋人未満の甘い方程式』

今日は劇場未公開の作品のなかから、男女の関係を描いたドラマをひとつ、ご紹介♪

この作品、正式に劇場公開されてないものの、東京国際映画祭のコンペティション部門に出展され、上映されたらしい。ということなんで、グランプリのノミネート作品ってことになるんかな。

出演者を見てみると、個人的な好みは置いといて、小品からメジャー作品まで幅広くキャスティングされてるオリヴィアくんに、すでにアカデミー賞の助演女優賞にノミネートされた経歴を持つアナくんと、豪華な顔ぶれになってるんよね。

というわけで、そんな作品の感想は...................?!

ドリンキング・バディーズ 飲み友以上、恋人未満の甘い方程式 / Drinking Buddies   ★★★☆☆   (2013年)

監督:ジョー・スワンバーグ

出演:オリヴィア・ワイルド、ジェイク・ジョンソン、ロン・リヴィングストン、アナ・ケンドリック、ジェイソン・サダイキス、タイ・ウェスト

ビールの醸造会社で働く男と女。いつも冗談を言ったり、飲みにいったりするふたりは、とっても気の合う同僚だったが、ふたりにはそれぞれ彼女と彼氏がいて............ってな、男女の微妙な関係を描いた恋愛ドラマ?!

とっても仲がいいふたりだが、友だち以上、恋人未満、そんな彼らの揺れる心情をカメラで追いかけるってな感じかな。友情が愛情に変わる境目、そこを行ったり来たりする男女の姿を通して、恋愛の難しさってのを描きたいんやろね。

名前のとおり、ちょっぴり肉食系の匂いを漂わせるオリヴィアくんの魅力を前面に出しつつ、いかにも尽くすタイプのケンドリックくんをカウンターで当てて、うまく対比してたかな。

まぁ、どちらかと言うとドラマの延長のような作り方で、小粒な感じがしまくりのインディーズ作品といった印象やった。

友だちとして好きなのか、恋愛の対象として好きなのか、“好き”って気持ちの幅の広さによって、時として自分で自分を見失うことになるんかね。

まぁ、いろんな要素が絡むからなんやろうけど、なんや、つくずく恋愛って難しいよなぁって思ったりして.................なんて、モテないオヤジがつぶやいたところで、どうしようもないんやろうけど.............?!(苦笑)

2014年12月14日 (日)

『ボビー』

今日は衆議院選挙ってことで、おそらく開票が始まった途端に与党圧勝のニュースが躍るんやろうと思う。原発再稼働の問題や憲法改正、沖縄の基地問題、そして経済政策、あらゆる点でアンチ自民な者からしたら、これほど虚しい夜はないかもなぁ.............なんて日本の政治にグチをこぼしてみたりして(苦笑)

まぁ、ここはそんな個人の政治的信条を語る場ではないんで、ちょこっと選挙にあやかった作品を紹介ということで、お気に入りのヤツをひとつ、ご紹介♪

監督のエミリオ・エステヴェスと言えば、マーティン・シーンの息子で、ちょっぴり童顔な顔立ちから、“永遠のティーンエイジャー”的なイメージで、それが災いしたのか、役者としては歳を重ねてからはイマイチ(?)やったんやけど、この作品やその後の『星の旅人たち』なんかで、監督として非凡な才能を発揮してるんよ。

というわけで、そんな作品の感想は......................?!

ボビー / Bobby   ★★★★   (2006年)

監督:エミリオ・エステヴェス

出演:アンソニー・ホプキンス、イライジャ・ウッド、リンジー・ローハン、デミー・ムーア、シャロン・ストーン、ウィリアム・H・メイシー、クリスチャン・スレイター、ローレンス・フィッシュバーン

1968年6月5日、アンバサダー・ホテルで起こった大統領選の候補者ロバート・F・ケネディの暗殺事件、その日その場所に居合わせた人々の、それぞれのドラマを綴った群像劇?!

ホテルの従業員やケネディ陣営の支援者、ワケあってその日に結婚式を挙げることになった若いカップル...........様々な人々の、それぞれの人生のなかの一瞬をつなぎながら、“その時”がやって来る様子を描いてるんよね。

いやぁ、実に作り方がうまいんよ。2大政党制のアメリカでは、きっとこの作品は民主党びいきの政治的プロパガンダと捉えられるのかもしれんけど、政治抜きに純粋に映画として観ると、丁寧にドラマが語られてて、素晴らしいデキやと思う。

ひとつの歴史的な事件を軸にして、登場人物それぞれが抱える夫婦や老いの問題、人種差別や不倫など、様々なエピソードが上手く絡み合っていくんやね。

もちろん、メッセージとして、ベトナムとイラクを重ね、ケネディと当時の大統領だったブッシュを比べ、国のありかたを問うてるワケなんやけどね。

“この作品に出会えてよかった”、そう思える映画ってこれだけ数を観てても、そうはないんやけど、これはまさに、自分にとってはそんな1本やった!?

2014年12月13日 (土)

『ワン チャンス』

今日は、実話を基にしたドラマをひとつ、ご紹介♪

この作品の主人公ポール・ポッツってひとの話は、どっかのニュースで見たことがあって、オーディション番組での圧倒的なパフォーマンスで、本当にオペラ歌手になったって知ってたんよ。

それでも、彼が乗り越えてきた数々の困難ってのは知る由もなく、いかにも感動しそうな宣伝に乗せられ、泣けることを期待して、レンタル開始を楽しみにしてたんよね。

というわけで、そんな作品の感想は....................?!

ワン チャンス / One Chance   ★★★☆☆   (2013年)

監督:デヴィッド・フランケル

出演:ジェームズ・コーデン、アレクサンドラ・ローチ、ジュリー・ウォルターズ、コルム・ミーニイ、マッケンジー・クルック、ヴァレリア・ビレロ、ジェミマ・ルーパー、アレックス・マックイーン、スタンリー・タウンゼント

子どもの頃からイジメられ、大人になっても携帯電話のショップで働く冴えない男が、オペラ歌手になるという子どもの頃からの夢を信じ、オーディション番組に出場して優勝し、本当にオペラ歌手になったっていう実話を描いた伝記ドラマ?!

幾度となく挫折し、打ちのめされても、それでも夢を諦めきれずに挑み、チャンスをその手でつかみ取った男のサクセスストーリーってのは、大したもんやなぁって思うやんね。

この作品、なんか勝手に思い込んでたのか、“感動の実話”ってってことで、相当に泣けるのかと思って観てたんやけど、どちらかというと清々しさってのが勝ってる感じで、涙腺を刺激するっていうような作りではなかったかな。

そういう意味では少し肩すかしをくらったんやけど、それでも、ポール・ポッツの半生はドラマチックなわけで、素直にスゴイなぁとは思うんやけどね!?

2014年12月12日 (金)

『利休にたずねよ』

今日は、邦画の伝記ものをひとつ、ご紹介♪

この作品、中谷くんや成海くんが出演するってことで、ちょこっと興味はあったんやけど、いかんせん主役がエビゾーくんやって時点で気分が萎えてもうて、結局、劇場で公開してるときは足が向かわんかったんよ。

でもって、レンタルが開始されても特に食指は動かんかったんやけど、たまたまTSUTAYAがキャンペーンで100円で観れるって企画をやってたもんやから、その値段ならってことで試してみたってわけ(笑)

監督さんは、さだまさし原作の『精霊流し』やこの作品と同じ山本兼一の小説をネタにした『火天の城』を撮ったひとらしく、先日紹介した、さだくん原作の『サクラサク』の監督でもある..........さだくんと山本兼一のヘビーユーザーか...............。

というわけで、そんな作品の感想は..........................?!

利休にたずねよ   ★★★☆☆   (2013年)

監督:田中光敏

出演:市川海老蔵、中谷美紀、大森南朋、中村嘉葎雄、檀 れい、柄本 明、伊勢谷友介、成海璃子、福士誠治、クララ、黒谷友香、袴田吉彦、市川團十郎、伊武雅刀、大谷直子

“茶聖”とも言われ、戦国時代から安土桃山時代にかけて名を馳せた茶人、千利休の切腹までの出来事を綴った伝記ドラマ?!

独特の美意識を持ち合わせ、織田信長や豊臣秀吉に認められ、茶人に留まらず、次代の寵児となった男の生き様を描くってことなんやろね。

主役を務めるエビゾーくんは、かなり気合いが入ってる風で、カリスマの雰囲気を出そうと必死に頑張ってる感じやったかな。そのゴリゴリのナルシズム全開の演技は、最初で最後の親子共演ってのもあって、エビゾーくんのファンには堪らんのやろなぁ........と思いつつ、まったくの好みの問題ではあるんやけど、個人的にはそんな気取りが素直に受け止められなくて............(苦笑)

期待してた璃子ちゃんは、特に活躍することなく、アッサリとフェードアウトしてまうし、大森家の次男坊の秀吉は、ちょっと空回りギミやし..............。

まぁ、それほど悪い作品ではないんやろうけど、イマイチ千利休の人となりが伝わってこず、個人的な嗜好もあいまって、“日本アカデミー賞”でノミネートしまくるほどのものは...............ん、その賞のレベルって................あぁ、それならアリか(笑)

2014年12月11日 (木)

『ヴィーナス』

今日は、イギリス映画をひとつ、ご紹介♪

この作品で主役を務めるピーター・オートゥールといえば、真っ先にでてくるのは、やっぱり『アラビアのロレンス』のロレンス役なんやろなぁ。そこから80年代までにアカデミー賞で7度も主演男優賞にノミネートされた名優が、最後にアカデミー賞にノミネートされた作品がこれなんよ。

監督は『ノッティングヒルの恋人』で注目された、南アフリカ出身のロジャー・ミッシェルで、その後の作品は興行的にはそれほどヒットはしてないものの、悪い監督さんではないと思うんやけどね。

というわけで、そんな作品の感想は........................?!

ヴィーナス / Venus   ★★★☆☆   (2006年)

監督:ロジャー・ミッシェル

出演:ピーター・オトゥール、レスリー・フィリップス、ヴァネッサ・レッドグレーヴ、ジョディ・ウィッテカー、リチャード・グリフィス、ブロンソン・ウェッブ、アンドレア・ライズブロー、キャスリン・ブラッドショウ

年老いたひとりの役者は、ある日、親友の俳優仲間の家に居候することになった彼の姪の娘と知り合う。妻と別居中の男は、年の差を顧みず、若い彼女にのめり込むのだが.........ってな、ちょっぴりコメディ・タッチの味わい深い人間ドラマ?!

女心ならお手のもの、かつてはプレイボーイやった男がイマドキの娘を相手に一苦労しながら、それでも瞳に若さを取り戻すってなことで、老人の青春ってやつかな............まぁ、要するに弾ける“エロ爺さん”なんやけど(笑)

男の性(さが)ってのは、いくつになっても変わらんのやろなぁ.............なんて自嘲気味にツブヤキつつも、老いの問題や、生きがい、年とともに失うものと失ってはいけないもの、そんなことを深く考えさせられたかな。

ピーター爺さんの小粋なセリフは、ユーモアを振りまきながら、さらりと心に触れたりして。そのプレイボーイぶりは、こんなモテないオヤジにも参考になるかも、なんてね(苦笑)

死ぬ間際まで、誰かを愛し、そして愛されていたいと願うこと、その姿はやっぱり美しく、尊いもんやなぁって思うよね!?

2014年12月10日 (水)

『サプライズ』

今日は、ちょこっとホラー系の作品をひとつ、ご紹介♪

監督をしてるアダム・ウィンガードってひとは、この作品で注目されて、トロント国際映画祭のミッドナイト・マッドネス部門で2位になったらしいんよ。

この秋に公開された『ザ・ゲスト』って作品は、インデペンデント・スピリッツ賞で編集賞にノミネートされたらしく、どうやらホラー系では今後が期待される作り手なんやってね。

というわけで、そんな作品の感想は.........................?!

サプライズ / You're Next   ★★★☆☆   (2011年)

監督:アダム・ウィンガード

出演:シャーニ・ヴィンソン、ウェンディ・グレン、ニコラス・トゥッチ、ジョー・スワンバーグ、エイミー・サイメッツ、ロブ・モラン、バーバラ・クラプトン、タイ・ウェスト、マーガレット・レイニー

両親の結婚記念日を祝うために別荘に集まった4人の兄弟とその妻や恋人たち。一家団欒の楽しいひと時を過ごすはずが、覆面をした何者かに襲撃され、次々と殺されていき..........ってな、ホラー系のサスペンスもの?!

無残に殺されていく人々と残された者たちの恐怖、一体誰が何のために........そんな余りにも理不尽な凶行の結末は..................ってなことで、テンポよくグロなドラマが展開するんよ。

話のスジとしては、最後のヒネリも含めて、ある程度は読めてまうんで、想定内の範囲ってこともあってか、それほどの意外性はなかったかな。

まぁ、それなりに“勢い”があって、そんでもって突然の“ヒロイン”の出現に、観てる側が上手く乗せられてまうってな感じなのかも。

それにしも..........原題は、それなりに話のなかで重要なフレーズなわけで、それを邦題で敢えて直接関係のないカタカナ言葉に置き換える必要性って、一体何なんやろね(苦笑)

2014年12月 9日 (火)

『オー!ファーザー』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品、売れっ子作家の伊坂幸太郎の小説が原作になってるらしく、それを売れっ子のイケメン若手俳優の岡田くんと、同じく売れっ子の若手女優の忽那くんをメインにしつつ、脇を固めて作られてるんよね。

4人の父親役のなかで、パチプロ父ちゃんを演じてる河原雅彦ってひとが妙に気になったんやけど、このひと映画の脚本や舞台の演出で結構、名前が売れてるひとらしい。でもって、女優ともさかりえの元ダンナなんやって。

そんな、どうでもいい(?)情報も交えながら、作品の感想は........................?!

オー!ファーザー   ★★★☆☆   (2013年)

監督:藤井道人

出演:岡田将生、佐野史郎、河原雅彦、村上 淳、宮川大輔、忽那汐里、賀来賢人、古村比呂、駿河太郎、長江英知、柄本 明、矢島健一、橋本マナミ

自分を身籠った母親が、その時に4股をかけていたために4人の父親と同居している高校生は、ある日、目の前で何者かが他人のカバンをすり替えるのを目撃し、そこから事件に巻き込まれ................ってなコメディ調のサスペンス(?)ドラマ?!

元ホストにパチプロ、体育教師に大学の教授、個性的な4人の“父親”に育てられた男子高校生が、彼らに助けられながら、とある事件の真相に迫る様をおもしろ、おかしくってとこなんかな。

始まった瞬間に“吉本興業”って文字を見たときは、正直“やってもうたかぁ.......”って思ったんやけど、くだらないながらも、それなりに楽しめたかな(笑)

父親役の面々が、それなりにキャラ立ちしてることで、程よく話を盛り上げる要素になってるところがエエんかも。自分のところの芸人を混ぜてくるところが吉本やなぁ.......とは思うんやけど。

それと、まったくの脇役なんやけど、なんかね、久しぶりに古村比呂が演技してるのを見て、感慨にふけってもうたよ。若い頃はかわいらしかったんやけどなぁ.............自分も年取ったわ...............!(苦笑)

2014年12月 8日 (月)

『MI5:消された機密ファイル』

今日は、劇場未公開の作品のなかから、イギリスのサスペンスものをひとつ、ご紹介♪

この作品、劇場用の映画やなくて、BBCが製作したテレビ向けのものなんやってね。その割には、大ベテランのマイケル・ガンボンにビル・ナイがいて、華としてレイチェル・ワイズやフェリシティ・ジョーンズも出てるっていう、なかなか金のかかった(?)豪華な面々が出演してるんよ。

監督をしてるデヴィッド・ヘアってひとは、実はニコール・キッドマンやメリル・ストリープが出演した『めぐりあう時間たち』や、ケイト・ウィンスレット主演の『愛を読むひと』の脚本を書いてて、それぞれの作品はアカデミー賞の脚色賞にノミネートされたんよなぁ。

というわけで、そんな作品の感想は.......................?!

MI5:消された機密ファイル / Page Eight   ★★★☆☆   (2011年)

監督:デヴィッド・ヘア

出演:ビル・ナイ、レイチェル・ワイズ、マイケル・ガンボン、ジュディ・デイヴィス、トム・ヒューズ、サスキア・リーヴス、フェリシティ・ジョーンズ、レイフ・ファインズ、ユエン・ビレムナー

イギリス諜報部で分析官をする男は、長年の親友でもある諜報部のボスから、英米間の同盟関係を揺るがすような機密情報を知らされるのだが...............ってなサスペンスもの?!

ひとつの情報を巡って繰り広げられる静かな攻防、自らの信念を問われる決断を迫られた男が導き出した結論は.........ってなことで、抑えたトーンのなかで、良質のサスペンスが展開するんよ。

そんな中、主役のビルおじさんは、今回はまったくおふざけなしで、ひたすらシリアスに渋い男を演じきってるんよね。そこに、いつもながら知的で美しいレイチェルくんと、ドスの利いたガンボンおじさんが程よく絡み、まさにBBCクオリティのドラマに仕上がってた。

テレビ向けということもあって、少し地味すぎるかもしれんけど、イギリスのスパイものは良質なものが多く、これもまた、なかなかの味わいやと思うんやけどね?!

2014年12月 7日 (日)

『100万ドルのホームランボール 捕った!盗られた!訴えた!』

今日は、久しぶりにドキュメンタリー映画をひとつ、ご紹介♪

野球界はシーズンが終わり、まさにストーブリーグ真っ最中って感じで、誰がどこに移籍するとか、誰の年俸がいくらやとか、それはそれで結構盛り上がったりしてね(笑)

贔屓のトラさんチームは、まさかの(?)ポストシーズンでの大躍進で監督、投手コーチが留任してもうて、個人的にはごっついブルーな気分やったんやけど、“洋行帰りの、メジャーリーガーになれなかったひと”を獲りそこなったことで、むしろ未来に希望が............なんて思ったりして。

というわけで、そんな愛するチームへの思い入れは置いといて、作品の感想は.............?!

100万ドルのホームランボール 捕った!盗られた!訴えた! / Up For Grabs   ★★★★   (2004年)

監督:マイケル・ウラノヴィックス

出演:アレックス・ポポフ、パトリック・ハヤシ、バリー・ボンズ

バリー・ボンズの年間最多ホームラン記録、そのシーズン73本目の球を巡って、誰のものかを法廷まで出て争った二人の男を追ったドキュメンタリー。

確かにボールひとつが億万長者への道を切り開くのは分からんでもないんやけど、いい年した大人が眼の色変えて裁判で訴える、なんとも滑稽な姿やったね(苦笑)

混乱の中で起こった出来事の真実は分からないんやけど、ただひとつハッキリと言えることは、人という生き物がいかに強欲かってことかな!

それにしても、こんな争いが正当な裁判の理由になるところが、訴訟社会のアメリカを象徴してるんやろなぁ。所有権がどの時点で発生するかなんて、真剣に論じるあたりが、おもしろいのか、アホらしいのか............?!

もうひとつ言えることは、こんなベタな邦題をつけたひとに、まったくセンスがないってことか。まぁ、確かに“捕って、盗られて、訴えて”ではあるんやけど、もう少しなんとかならんかったんかな...........。

内容的にはスポーツの枠を超えて、人間の本質をある意味突きつつ、ユーモアもあって、秀逸なドキュメンタリーなだけに、ちょっと売り方が残念やったね(苦笑)

2014年12月 6日 (土)

『フリーダム・ライターズ』

今日は、ちょっと金八先生ばり(?)の感動ドラマをひとつ、ご紹介♪

武田鉄矢ばり(?)に熱血教師を演じるのはヒラリー・スワンクで、彼女、実はすでにアカデミー賞の主演女優賞を2回も受賞してたりするんよね。最初は性同一性障害という難しい役を演じた『ボーイズ・ドント・クライ』って作品で、次がクリント・イーストウッドの『ミリオンダラー・ベイビー』やったんよ。

そんな彼女は、常に“戦う女(ボーイズ~は“男”なのかもしれんけど........)”を演じてる印象で、困難に負けないってことを体現できる、稀有な女優さんかもね。まぁ、逆に言うと、どの役をやっても強そうなイメージが先行してもうて、キャスティングとしてどうなのってのはあるんやけど(苦笑)

というわけで、そんな彼女が大活躍の実話を基にした感動ストーリーの感想は.................?!

フリーダム・ライターズ / Freedom Writers   ★★★★   (2007年)

監督:リチャード・ラグラヴェネーズ

出演:ヒラリー・スワンク、パトリック・デンプシー、イメルダ・スタウントン、スコット・グレン、マリオ、ジェイソン・フィン、ハンター・パリッシュ、クリスティン・ヘレラ、アントニオ・ガルシア、ガブリエル・チャバリア

自信と情熱をもつ新米女性教師が赴任した高校は、かつては名門校と言われていたが、人種差別撤廃により学校内でも人種間の対立がある、荒んだ学校だった。教室内でいがみ合う生徒たちを前に、彼女は彼らと真正面から向き合い、そんな姿を見て、やがて教室の中に変化が...........ってな感動物語!?

ギャングに殺人、麻薬に暴力、生活そのものが“戦争”という子供達に希望を与える、この手の教師ものの話はありがちなんやけど、実話を基にしてるからか、このドラマ、かなりの説得力なんよ。

そんななか、主演を務めるヒラリー嬢は、毎度のことながら“意志の強い女性”を演じさせたら抜群の存在感を発揮して、もう無敵やった!(笑)

周りに張り巡らせた心の国境を飛び越えて、仲間がやがて家族となる、なんや胸にグイグイと迫りくる話に、おやじの涙腺は完全にノックアウト状態で、涙があふれてもうたよ。

まぁ、これが教育現場の現実であるアメリカの実情ってのに驚きを感じつつも、誰もが孤独と戦い、支えを求めてるんやってことが出てて、よかったね。

MTV映画だけに、相変わらず音楽がでしゃばって、耳障りなところもあったんやけど、この感動を思えば、そんな蛇足的な演出もご愛嬌ってとこかな(苦笑)

2014年12月 5日 (金)

『KILLERS/キラーズ』

今日は、日本とインドネシアの合作映画をひとつ、ご紹介♪

今、アジアの映画でインドネシアが密かに(?)熱いらしい。そのブームの先駆けとなったのは、以前に紹介した『レイド』っていうアクション映画なんやけど、その監督を務めたイギリス人監督のギャレス・エヴァンスが製作総指揮を務めてるのが、この作品なんよ。

そんな作品に日本から参加してるのが、“目力で勝負する役者”(......と勝手に呼んでるやけど)こと北村一輝くんで、実はエヴァンス監督の作る続編にも、松田家の長男坊と一緒に出演してるらしく、どうやら世界相手に持ち前の目力でニラミを利かそうってことらしい(笑)

というわけで、そんな作品の感想は.......................?!

KILLERS/キラーズ / Killers   ★★★☆☆   (2013年)

監督:ティモ・ジャイアント、キモ・スタンボエル

出演:北村一輝、高梨 臨、オカ・アンタラ、ルナ・マヤ、でんでん、黒川芽以、レイ・サヘタピー

若い女性を拉致し、残虐な方法で殺し、その映像をネットに流す東京の猟奇殺人犯と、そんな彼の動画を偶然目にしたインドネシアのジャーナリスト。正義感の強い彼だったが、たまたま強盗に襲われた際に犯人を殺してしまい、それがキッカケで抑えきれない感情が芽生え..........ってなホラー系のバイオレンスもの?!

東京とジャカルタ、それぞれで殺人に魅せられた男たちが、手を赤く染めていく.........ってなことで、ちょっとエゲツない映像の連続やった(苦笑)

北村くんは、持ち前の“目力”を存分に発揮しつつ、キレキレに暴れまくり、いい具合に狂気を体現してたかな。

もう少しテンポのいい、スタイリッシュな展開を期待したんやけど、どちらかというとグロ優先で、その点が少し惜しかったね。

そんな殺伐としたドラマのなかで、高梨くんがエエ具合に“癒し”やったなぁ................ナイスやった♪(笑)

2014年12月 4日 (木)

『New York 結婚狂騒曲』

今日は、軽~い感じのラブ・コメをひとつ、ご紹介♪

この作品、どうやら2008年に作られたものらしいんやけど、それがどういうわけか今年になって日本で劇場公開になったみたいなんよ。確かに、ユマ・サーマンにコリン・ファースが出てるってことで、それなりに日本で名前の知られてる役者の出演作ではあるんやけど、なんで5年以上も経って、あえて劇場で公開されたんやろね??(苦笑)

監督をしてるグリフィン・ダンってひとは、昨日紹介した『マイ・ブラザー 哀しみの銃弾』にもチョイ役で出演してたりして、役者としてもキャリアのあるひとなんやけど、代表作と言われると.........ちょっと難しいかな。

というわけで、そんな作品の感想は......................?!

New York 結婚狂騒曲 / The Accidental Husband   ★★★☆☆   (2008年)

監督:グリフィン・ダン

出演:ユマ・サーマン、ジェフリー・ディーン・モーガン、コリン・ファース、サム・シェパード、イザベラ・ロッセリーニ、ケア・デュリア

恋人との結婚を間近に控えていた消防士だったが、彼女が人気のラジオの恋愛相談に電話し、結婚をキャンセルした方がいいと言われ、別れることに。納得のいかない彼は、同じく結婚しようとしていたラジオパーソナリティーの女の戸籍を操作し、自分の妻にしてしまい............ってなラブ・コメディ?!

仕返しのつもりでやったことで、会うはずのなかった二人が出会い、一緒の時間を過ごすうちに、互いに相手に惹かれていき.......ってな感じで、まぁ、よくある展開ではあるんやけどね(笑)

恋愛のエキスパートのはずが、突然現れた“夫”に振り回され、迷いながらも真実の愛を見つけ出すってことなんかなぁ?!

ユマ・サーマンのコメディエンヌぶりってのが個人的に少し微妙なのと、長いこと恋愛から遠ざかってるこんなオヤジが言うのもなんやけど、それほどロマンチックやないところが、全体的にビミョーなのかも。

まぁ、特に害のないドラマではあるんやけど..............(笑)

2014年12月 3日 (水)

『マイ・ブラザー 哀しみの銃弾』

今日は、フランスとアメリカの合作映画をひとつ、ご紹介♪

これ、もともとはこの作品の監督をしてるフランス人のギョーム・カネが、自分が出演したフランス映画をハリウッドでリメイクしたってことらしいんよ。

ギョームくんは、どうやらマリオン・コティヤールの彼氏らしく、ハリウッドでも活躍する彼女のために、自分もアメリカで一勝負ってとこなのかもね(笑)

というわけで、そんな作品の感想は.........................?!

マイ・ブラザー 哀しみの銃弾 / Blood Ties   ★★★☆☆   (2013年)

監督:ギョーム・カネ

出演:ビリー・クラダップ、クライヴ・オーウェン、ミラ・クニス、ゾーイ・サルダナ、マリオン・コティヤール、ジェームズ・カーン、ノア・エメリッヒ、マティアス・スーナールツ、リリ・テイラー

警察官の男には、殺人の罪で刑務所に服役する兄がいた。その兄が刑期を終えて出所することになり、堅気になれるよう仕事を世話をするのだが、世間の目は冷たく、昔の仲間のもとに戻ってしまうのだが..............ってな、刑事と犯罪者という正反対の道を生きる兄弟の因縁を描くってとこかな?!

幼い頃から悪事を重ねてきた兄と、そんな兄とは違う生き方をしてきた弟、互いに相容れない兄弟だったが、“血のつながり”は断ち切ることができずってな因縁がポイントのドラマやね。

女優陣も揃え、なかなか豪華な顔ぶれのキャスティングで、骨太なドラマをって期待してたんやけど、どういうわけか思ったほど手ごたえがなかったね(苦笑)

時代設定が70年代なかばってことで、当時の車を使ったり、衣装をそれっぽくしたりして、頑張ってはいるんやけど、ビルなんかの街の景色が今風なもんやから、どこか浮いてもうた感じがしたりして。

兄と弟の複雑な心情をってとこなんやろうけど、ビシビシと伝わってくるというほどのものがなく、どこか漫然と想定内のドラマが展開するって印象で、なんや中途半端やったね(苦笑)

2014年12月 2日 (火)

『かしこい狗は、吠えずに笑う』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

いやぁ~、これ、久々の衝撃やったよ!

この作品、自主製作映画らしいんやけど、その製作費は150万円で、スタッフはネット募集して集めたらしく、主演のひとりは歌手で、もうひとりも役者としての演技経験なしっていう、究極のナイナイづくしで作られたものなんやって。

いやね、そのどこか意味深で挑戦的なタイトルが気になって、レンタル屋で手に取ってみたものの、パッケージを見たら、犬童くんだか誰かが絶賛ってあって、正直、そのレベルで絶賛されても、たかがしれてるって思ったんよ(苦笑)

日本映画プロフェッショナル大賞の新人監督賞って言われても、そもそも“どんだけプロフェッショナルやねん”ってツッコミを入れることが多い賞だけに、眉唾ものやなぁって思ったんやけど、いい意味で完全に予想を裏切られてもうたよ。

というわけで、そんな作品の感想は......................?!

かしこい狗は、吠えずに笑う   ★★★★   (2013年)

監督:渡辺亮平

出演:mimpi*β、岡村いずみ、もりこ、石田剛太、ほりかわひろゆき、瀬古あゆみ、中澤 功、筧 十蔵、坂本なぎ

外見に自信が持てず、クラスでも目立たないようにしていた女子高生、そんな彼女は、ある日、同じクラスのカワイイ子から友だちになろうと言われる。彼女もまた、イジメを受けてて、自分と同じように孤独だと知り、次第にふたりは親友として仲良くなっていくのだが...............ってな学園ドラマ?!

いやぁ~、製作費150万円でこのクオリティとは................恐るべしやね。無駄のない映像とさりげない工夫、とてつもない緊迫感で狂気の結末へと徐々に突き進む............その圧倒的な世界観に完全にKOされてもうたよ(笑)

主演のふたりは演技経験がないらしいんやけど、そんなことを全く感じさせない演出は、うまく演じ手の個性を引き出してて、見事やったね。

屈折した感情のなかに芽生える純真な気持ち、その下に潜む心の闇と凶暴な牙、切なくも恐ろしい狂気の世界に、ぐさりと胸を刺される気分やった。

すでに犬童くんあたりのレベルを軽く超越してる(?)この監督さんの次回作、ちょっと注目やね!?

2014年12月 1日 (月)

『エグザイル』

今日は、劇場で未公開の作品のなかから、ロバート・デーニーロが出演した作品をひとつ、ご紹介♪

この作品の監督をしてるポール・ワイツってひとは、弟のクリス・ワイツと一緒に、ヒュー・グラントが主演の『アバウト・ア・ボーイ』を監督してたんよ。

でもって、この作品でデ・ニーロと共演してるポール・ダノってひとは、何気に今、ちょっとホットな役者で、もともとは『リトル・ミス・サンシャイン』って作品でエキセントリックなお兄ちゃんを演じて注目されたんやけど、最近ではアカデミー賞の作品賞を受賞した『それでも夜は明ける』での演技や、ヒュー・ジャックマン主演の『プリズナーズ』での演技など、脇役として強烈な印象を残してるんよね。

というわけで、そんな作品の感想は.........................?!

エグザイル / Being Flynn   ★★★☆☆   (2012年)

監督:ポール・ワイツ

出演:ロバート・デ・ニーロ、ポール・ダノ、オリヴィア・サールビー、ジュリアン・ムーア、リリ・テイラー、エディ・ローズ、スティーヴ・サーバス、ウェス・ステューディ、デイル・ディッキー、ウィリアム・サドラー

自称小説家の父親は、タクシー運転手をしていたが、事故で免許証を取り上げられ、ホームレスに。そんな父親とは18年間音信不通だった息子もまた、小説家を目指していたが、友人の紹介でホームレスのためのシェルターで働くことになるのだが.............ってな、父と子の関係を描いたドラマ?!

突然現れた父親に戸惑い、更に、シェルターに毎日泊まりに来るようになり、動揺するのだが........ってなことで、親子のもつれた感情を描いてるんよね。

関係が途絶えていた父親の出現により、胸の奥にしまってあった父親への複雑な心情が交錯し、苦悩するなかで、父との関係、そして自分自身を見つめ直すってとこなんかな。

デ・ニーロのダメおやじぶりと、息子役のポールくんの繊細な演技、それにオリヴィアくんのキュートさをちょこっと楽しむって作品かな(笑)

地味な作品ではあるんやけど、消し去ることのできない親子の絆みたいなものが描かれてて、それほど悪い作品ではなかったね。

ただ、この邦題はヒドすぎると思うんやけど......................(苦笑)

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