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2015年1月 1日 (木)

『インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌』

2015年の1作目を何にしようか迷ったんやけど、やっぱり最初はおススメできる作品をってことで、コーエン兄弟の最新作をひとつ、ご紹介♪

この作品、カンヌ国際映画祭で審査員特別賞を受賞して注目され、その後、全米批評家協会賞で作品賞、監督賞、主演男優賞を受賞してオスカーもって言われたものの、結局、主要部門ではノミネートがなかったんよね。

コーエン兄弟は、『ノーカントリー』でようやく監督賞と脚色賞を受賞したものの、もともとアカデミー会員にはどういうわけかウケが良くないもんやから、しょーがないんかもしれんけどなぁ。

というわけで、そんな作品の感想は......................?!

インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌 / Inside Llewyn Davis   ★★★★☆   (2013年)

監督:ジョエル・コーエン、イーサン・コーエン
出演:オスカー・アイザック、キャリー・マリガン、ジャスティン・ティンバーレイク、ギャレット・ヘドランド、スターク・サンズ、ジョン・グッドマン、F・マーレイ・エイブラハム、アダム・ドライバー

ニューヨークでフォーク歌手として活動する男は、鳴かず飛ばずで金も住むところもなく、知り合いの家を転々とし、その家のソファーで寝泊まりするような暮らしをしていたのだが.................ってな、実在したフォーク歌手をモデルにした音楽ドラマ?!

ソロでレコードを1枚出したが売れず、才能はあるものの世間には認められない辛い日々、微かな希望にすがるが思い通りにはいかない人生、なんや哀愁がにじみ出たドラマやった。

これ、何が秀逸かっていうと、主役のオスカー・アイザックのレイドバックした立ち振る舞いと、憂いのある歌声が見事なんよなぁ。

そんな男の姿を60年代初頭の燻った雰囲気を前面に出しながら、さりげなく映し出してみせるコーエン兄弟の映像センスっても素晴らしかった。

フォーク・ミュージックがネタのドラマだけに、音楽的な興味がないと楽しめないかもってことで、ちょっと観る人を選ぶ作品なのかもしれんけど、この映像と音楽のクオリティは、賞賛に値すると思うよね。

商業音楽には乗らない、ひとりの男の内から絞り出される哀愁を帯びた歌声は、じんわりと胸に響くんよなぁ♪

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