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2015年2月 4日 (水)

『アクト・オブ・キリング』

今日は、ドキュメンタリー作品をひとつ、ご紹介♪

この作品、ちょっとショッキングな内容と斬新な手法から、かなり話題になってたもので、アカデミー賞の長編ドキュメンタリー賞にノミネートされ、全米批評家協会賞をはじめ、数々の映画祭などで賞を受賞したんよね。

製作総指揮には、自らもドキュメンタリー作品で評価されてるヴェルナー・ヘルツォーク監督や、『フォッグ・オブ・ウォー マクナマラ元米国防長官の告白』でアカデミー賞を受賞しているエロール・モリス監督が名を連ねてるんよなぁ。

というわけで、そんな作品の感想は.......................?!

アクト・オブ・キリング / The Act Of Killing   ★★★★☆   (2012年)

監督:ジョシュア・オッペンハイマー
出演:アンワル・コンゴ、ヘルマン・コト,アディ・ズルカドリ、イブラヒム・シニク、ソアドゥオン・シレガル

1965年の軍部によるクーデターをキッカケに行われたとされる100万人規模の大虐殺、その実行者は罪に問われることなく、街の権力者として今もなお生活している。そんな彼らに、かつて自らが行った行為を再現してもらい、その映画を作らせて欲しいと頼んだのだが............ってなドキュメンタリー?!

共産主義者を撲滅したとして、自らを正義だと主張し、歴史を後世に残すために快諾した彼らだったが、拷問を再現し、演じることで心のなかに変化が..........ってなことで、加害者が見せる罪の意識の芽生えを映しだしたという点で、見事なドキュメンタリーやったね。

最初は嬉々として、どう殺したかを語り、自慢話を繰り返す男たち、それが次第に自らの犯した罪の大きさに気づく、そんな結末は、なんとも皮肉に溢れてるんよなぁ。

今なお、人を殺した者たちが権力の中枢にいて、強大な民兵組織を率いて、守られている、そして、この作品に携わった多くの人たちが彼らを恐れ、エンドロールで“Anonimous (匿名)”としか記せないという事実が、この問題の大きさを語ってるんやろね?!

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