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2015年2月13日 (金)

『2つ目の窓』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

監督の河瀬くんの作品は、これまで尾野真千子を世に出した『萌の朱雀』にはじまり、『沙羅双樹』『殯(もがり)の森』『朱花(はねづ)の月』と観てきたけど、なかなか一言で評価しづらいものがあるんよなぁ。

カンヌ国際映画祭でのカメラ・ドールや審査員特別グランプリの受賞など、海外での評価が高いのは分かるんやけど、どちらかと言うと、芸術性の面が評価されて、作品そのものがストレートに伝わるかっていうと、ちょっと個人的には違う気がするんよ。

この作品もカンヌで上映されて、ある程度の評価を得たらしく、ウラジオストク国際映画祭でグランプリを受賞し、サハリン国際映画祭で主演の吉永くんが主演女優賞を受賞したんやって.............なんや寒い場所のひとが南国映画に興味を持っただけのような気も..........なんて(笑)

そんなわけで、“世界的に”話題になった(?)作品の感想は................ちなみに主演の村上虹郎くんは、父親役で出てる村上 淳と歌手のUAの息子で父子共演ってことになってるらしい?!

2つ目の窓   ★★★☆☆   (2014年)

監督:河瀬直美
出演:村上虹郎、吉永 淳、杉本哲太、松田美由紀、村上 淳、渡辺真起子、榊 英雄、常田富士男

美しい自然に囲まれた奄美大島を舞台に、両親の離婚により母子家庭で育った少年と、そんな彼に想いを寄せる少女の恋心と、彼らが学ぶ“生きることと死ぬこと”をテーマにしたドラマ?!

多感な10代を過ごす男の子と女の子、それぞれに悩みを抱えながら、その答えを模索してる、そんな彼らの様子を淡々とした描写で静かに映し出す............ってなところなんかな。

う~ん、よく言えば監督さんらしさが十分にでた作品、悪く言えばピンボケして間延びした平板なドラマかなぁ?!(苦笑)

美しい島の自然を巧みにフレームに収めながら、映像から風を感じさせ、雰囲気を作るあたりは、映像作家としての河瀬くんの良さが出てると思うんよ。ただ、内容に関しては、それが彼女の特徴でもあるんやろうけど、中途半端に哲学的で、その強烈なナルシズムとセンチメンタリズムがどうにも個人的には鼻についてもうて、まったく楽しめないんよなぁ。

終始、凡庸な流れのなかで、センセーショナルなものが欲しかったのか、最後に若い俳優にあそこまでさせる意味が、よう分からんし、それを“芸術”っていう言葉で簡単に片づけてまうのも、少し違うと思うんよね。

あと、即興的なセリフ回しで“リアルさ”を表現したいってのは、監督さんの作品ではこれまでにもあるんやけど、結局のところそれはある程度の技量のある役者が掛け合う時に成立するものであって、素人に求めたらアカンと思うんやけどなぁ...........たとえホンマの親子でもね?!

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