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2015年2月 7日 (土)

『チョコレートドーナツ』

今日は、ちょっと感動のドラマをひとつ、ご紹介♪

この作品、昨年の春に劇場で公開されてたときは、密かに評判になってて、シネコンでもやってはいたものの、1日に何度もやってるわけやなく、行くといつもチケットが売り切れで、結局、映画館では観れなかったんよ。

インディーズ系の作品ってことで、それほどメジャーな映画賞には引っかかってないんやけど、トライベッカ映画際では観客賞を受賞したらしい。

主演のアラン・カミングは、イギリス出身の俳優さんなんやけど、そこそこ名前の知られてはいるものの、あまり主役を張って注目を浴びるという感じではなかったんで、この作品での彼の演技は、ちょっと意外で驚かされてもうたかな。

というわけで、そんな作品の感想は........................?!

チョコレートドーナツ / Any Day Now   ★★★★   (2012年)

監督:トラヴィス・ファイン
出演:アラン・カミング、ギャレット・ディラハント、アイザック・レイヴァ、ドン・フランクリン、フランシス・フィッシャー、グレッグ・ヘンリー、ケリー・ウィリアムズ、ミンディ・スターリング、ダグ・スピアマン、ランディ・ロバーツ、ジェイミー・アン・オールマン、ジェフリー・ピアース

ゲイ・バーでダンサーとして働く男は、アパートの隣室に住む麻薬中毒者の息子のことが気になっていた。ある日、母親が逮捕され、その息子は施設に入れられるが、そこを抜け出して街を彷徨ってるところを見つけ、家に連れて帰り、彼に気のある出会ったばかりの弁護士に助けを求めるのだが..........ってな、ダウン症の少年と一組のゲイ・カップルの絆を描いたドラマ?!

ゲイであることに今ほど寛容やなかった70年代の終りに、自分たちの実の息子のように愛を注いだ少年との絆とそしてそれを阻む社会の偏見、困難に挑む男たちの姿がそこにあるんよ。

正しいことをしようとしても、それを許さない理不尽な理屈、本当に少年を愛する男たちの心の叫びがグッと胸に響いてくるんよなぁ。特に、アラン・カミングの歌声が、あまりにも切なく締め付けるんよ。

特にBob Dylan の "I Shall Be Released" って曲のカバーなんやけど、オリジナルとはアレンジが違うものの、どんなセリフよりも気持ちが伝わる歌になってるんよなぁ。

邦題の“チョコレートドーナツ”も確かに主人公たちと少年の絆を表すものではあるんやけど、カミングの歌がすばらしく、それがこの話を雄弁に物語ってるだけに、やっぱりタイトルは曲の歌詞のフレーズでもある“Any Day Now”にこだわって欲しかったなぁ.............?!

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