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2015年3月 7日 (土)

『バベル』

先週の『21グラム』に続き、イニャリトゥ監督のアカデミー賞監督賞の受賞を祝って(?)、彼の作品をひとつ、ご紹介♪

この作品でも実はアカデミー賞の作品賞や監督賞にノミネートされてて、ついでと言ってはなんやけど、ちょっと前に染谷将太と電撃入籍した菊池凜子がアカデミー賞の助演女優賞にノミネートされたって、当時はかなり話題になってたっけ?!

個人的な意見としては、大した演技もしてないのに、言われるままに一糸まとわぬ姿でカメラの前に出たことで、どういうわけか世界中のひと(男?)が色めきだってもうて、思わず拍手してたら、アカデミー賞にまでノミネートされたっていう、その後の彼女の(演技派女優という)大きな勘違いの始まりになった作品なんやけど(笑)

イニャリトゥ監督にとっては、この作品でカンヌ国際映画祭で監督賞を受賞して、監督としての初の“メジャー・タイトル獲得”ってことやったのかもしれんね。

というわけで、そんな作品の感想は........................?!

バベル / Babel   ★★★☆☆   (2006年)

監督:アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ
出演:ブラット・ピット、ケイト・ブランシェット、役所広司、菊池凛子、ガエル・ガルシア・ベルナル、エル・ファニング、クリフトン・コリンズ・Jr、マイケル・ペーニャ、サイード・タルカーニ、ムスタファ・ラシディ

モロッコの荒地で響き渡った一発の銃弾、それを撃った現地の兄弟と、撃たれたアメリカ人の夫婦、銃の元所有者だった日本人の親子、そして撃たれたアメリカ人夫婦の子供を預かるメキシコ人の乳母................それぞれの物語綴った群像ドラマ?!

ひとつの事件に直接的、間接的に関わる人々の人間模様を、巧みに切り取りながら、綴っていくわけなんやけど、その話がどれもやりきれないくらいに、なんや切ないんよ。

すれ違いの夫婦に、分かり合えない父娘、軽い気持ちで引き起こしたことで引き裂かれる兄弟の関係、前作の『21グラム』と同様に、どこか乾いた映像で、何とも言えない殺伐とした雰囲気で描かれてるんよなぁ。

これまでの監督さんの作品と同様に、常に演じ手の顔をアップにしてとらえ、その表情で感情をにじませる手法は、映像的な技を感じさせるんやけど、群像劇として作品を評価するには、少々まとまりがなかったかもね。

世界をつないでスケール感をってことなんやろうけど、ネタになってるニュースのインパクトがイマイチでピンとこないため、どこか大袈裟さすぎる感があって、スンナリと入ってこんかった(苦笑)

シリアスなブラピは、なかなか悪くなかったんやけど、作品としては全体的にもう一息やったかなぁ..................??

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