« 『鬼灯さん家のアネキ』 | トップページ | 『トラフィック』 »

2015年4月 4日 (土)

『グランド・ブダペスト・ホテル』

今日は、今年のアカデミー賞を賑わせた作品をひとつ、ご紹介♪

アカデミー賞では作品賞や監督賞を含めた9部門にノミネートされ、前哨戦のゴールデングローブ賞で作品賞を受賞したことからも、本命のひとつにも挙げられてたんやけど、結局のところ美術賞や衣装・デザイン賞といったテクニカル系の受賞だけやったんよ。

とはいえ、ベルリン国際映画祭で銀熊賞を受賞したのをはじめ、全米批評家協会賞で脚本賞を受賞したりと、かなり評価を受けた作品であることに、間違いはないんと違うかな。

『ザ・ロイヤル・テネンバウムズ』で虜になって以来、ずっとウェス・アンダーソン監督の作品を追いかけてる者としては、少し残念な気持ちと嬉しい気持ちが入り交じってるんやけどね。

というわけで、そんな作品の感想は...........................?!

グランド・ブダペスト・ホテル / The Grand Budapest Hotel   ★★★★☆   (2013年)

監督:ウェス・アンダーソン
出演:レイフ・ファインズ、トニー・レヴォロリ、エドワード・ノートン、エイドリアン・ブロディ、ウィレム・デフォー、ジェフ・ゴールドブラム、ジュード・ロウ、F・マーレイ・エイブラハム、ジェイソン・シュワルツマン、シアーシャ・ローナン、マチュー・アルマリック、ティルダ・スウィントン、ハーヴェイ・カイテル、レア・セドゥ、トム・ウィルキンソン

オフ・シーズンで閑散とした古びたリゾート・ホテルを訪れた作家は、そのホテルのオーナーである男と知り合い、夕食を共にしながら、彼がオーナーになった経緯を聞くことになるのだが................ってな、コメディ調のミステリー・ドラマ?!

かつて栄華を誇っていたホテルには、伝説のコンシェルジュがおり、彼のもとで修行をしていた新米のベルボーイは、とある富豪夫人の殺人事件に巻き込まれたコンシェルジュとともに、事件の真相に迫るのだが...........ってなお話。

まず目を引きのは、完璧に作り上げられた作品の世界やね。目に鮮やかな色づかいで、ファンタジーを見事に形にしてまうあたり、いつもながら監督さんの緻密で繊細、かつ大胆なタッチがあふれ出てて、思わず引き込まれてまうんよ。

でもって、小刻みな展開でテンポよく突き進むドラマは、馴染みの役者が短い出番のなかで、それぞれに個性を出してて、飽きさせないんよね。

独特のユーモアとヒネリを利かせて、丁寧に描かれたドラマには、ほとんどムダがなく、エンターテイメントが凝縮されてたかな。

多少クセがあるところが必ずしも万人ウケしない要素ではあるんやろうけど、監督さんの作品が好きなものにとっては、なんとも贅沢な時間やったね!?

« 『鬼灯さん家のアネキ』 | トップページ | 『トラフィック』 »

お・ス・ス・メ!」カテゴリの記事