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2015年5月

2015年5月31日 (日)

『イニシエーション・ラブ』

今日は、劇場で公開中の作品のなかから、話題の(?)邦画をひとつ、ご紹介♪

「あなたは騙される」とか、「絶対にタネをばらさないで」とかって勢いよく宣伝してる映画って、これまでの経験からすると、大概はハズすんよね(笑)

煽りすぎると自然と期待値があがってもうて、実際の観終わった後の実感とのズレが、きっとそういう気分にさせるんやろうと思う。そういう意味では、あえて挑戦的に宣伝を打つということは、よっぽど自信があるのか、それとも学習せんアホかのどっちかってことなんかも。

というわけで、原作はベストセラーらしいんやけど、毎度のごとく未読で、“原作とは違うエンディング”なんて言われても、そもそもを知らんのやけど.............って勝手にツッコミを入れつつ鑑賞した作品の感想は.......................?!

イニシエーション・ラブ   ★★★☆☆   (2015年)

監督:堤 幸彦
出演:松田翔太、前田敦子、木村文乃、三浦貴大、前野朋哉、山西 惇、片岡鶴太郎、手塚理美、森岡 龍、矢野聖人、松浦 雅、佐藤 玲、八重樫琴美、吉谷彩子、木梨憲武

人数合わせで参加した合コンで出会った女の子に夢中になり、なぜか彼女もイケてない自分を好きだと言い、付き合うことに。彼女とラブラブな日々を送っていたが、仕事が転勤になり、静岡と東京で遠距離恋愛をすることになった二人の関係は次第にギクシャクし、代わりに会社の同僚と付き合うようになり...............ってな恋愛ミステリー??

出会いからウブな男女の恋愛の過程を追いかけながら、そこにアッと驚く仕掛けを用意して、男と女の少し“痛い”関係を描くってなことなんやろうけど...................なんや言うほど驚くようなネタでもなければ、そもそもヒロインの前田くんに興味がないもんやから、ネタばらしされた時点で、“ふ~ん、あっそ”って思ってもうたよ.........なんて、身も蓋もないコメントしてもうたりして(笑)

てゆうか、前半から1986オメガトライブやCCBといった80年代ネタが話の内容以上に気になってもうて、まったく本筋に集中できんかったんよね。

ひとつ言えることは、まったく“騙された”って思うほどのものやないし、“絶対にもう1回観たくなる”ような、金をドブに捨てる気分には、心配せんでもならんってことかな!?(苦笑)

2015年5月30日 (土)

『チャッピー』

今日は、劇場で公開中の作品のなかから、SFものをひとつ、ご紹介♪

この作品、監督をしてるニール・ブロムカンプくんが、『第9地区』を作ったひとやってことで大々的に宣伝をしてて、個人的には結構ハマってもうて、お気に入りの作品やっただけに、ジッとしてられずに劇場に走ったんよ(笑)

監督さんの作品には必ず出てくるシャールト・コプリーくんは、今回は姿が見えないと思ったら、主人公のロボット“チャッピー”の声とモーション・キャプチャーで出演てるんやって。

というわけで、そんな作品の感想は...........................?!

チャッピー / Chappie   ★★★☆☆   (2015年)

監督:ニール・ブロムカンプ
出演:デヴ・パテル、ヒュー・ジャックマン、シガーニー・ウィーヴァー、ニンジャ、ヨ=ランディ・ヴィッサー、ホセ・パブロ・カンティージョ、(声の出演)シャールト・コプリー

警察向けのヒト型ロボットを開発する青年は、感情を持つ人工知能(AI)の開発に成功し、ロボットにAIを搭載することを会社に提案するが却下され、内緒で廃棄処分の決まったロボットを使って実験を試みるのだが............ってなSFもの?!

ひょんなことからギャングの一味のアジトで誕生した人工知能を持つロボットは、自ら考え、成長していくが、周囲の影響をうけて、気がつくと犯罪の手助けをし...............ってなことで、一台のロボットと“彼”を取り巻く人たちとの関係を描いてるんかな。

科学の進歩により広がる無限の可能性と、その一方で機械によって支配される恐怖、そんなテーマを背景にしながら、感動のドラマをってといころが狙いなんやろうけど、う~ん、ちょっとツメの甘い仕上がりになってもうてた感じやね。

結末への持って行き方が少し強引すぎるもんやから、いろいろとシックリとこなくて、ダメなSFにありがちな、何でもアリなご都合主義の流れからは、残念ながら思ったほどの感動は生まれんかったかな(苦笑)

この監督さんらしく、それなりにアイデアで勝負しようっていう気概のようなものは、伝わらんこともなかったんやけどね...............?!

2015年5月29日 (金)

『脳内ポイズンベリー』

今日は、劇場で公開中の作品のなかから、邦画をひとつ、ご紹介♪

この元ネタは、人気の少女マンガなんやって。まぁ、当然のことながら、まったく知らないんやけど、他の作品も映像化されたりしてるらしく、人気があるんやろね。

監督をしてるのが、加藤ローサが主演した『シムソンズ』や、小栗 旬や小出恵介が主演の『キサラギ』、カンニング竹山主演の『守護天使』を作った佐藤祐市ってひとで、どちらかと言うとコメディ系に強そうな感じかな。

というわけで、そんな作品の感想は........................?!

脳内ポイズンベリー   ★★★☆☆   (2015年)

監督:佐藤祐市
出演:真木よう子、西島秀俊、神木隆之介、古川雄輝、吉田 羊、浅野和之、桜田ひより、成河

30歳になったばかりの女の子は、飲み会で知り合った年下の男の子と駅のホームで偶然に再会し、思い切って声をかけるのだが...................ってな恋愛コメディもの?!

イケメンに恋をした現実世界の女の子と、そんな彼女の脳のなかで繰り広げられる人生の選択、幸せな人生を送るためには果たしてどうすれば.....................ってなことで、“理性”と“衝動”、“ポジティブ”と“ネガティブ”、そして過去の“記憶”、頭のなかではそれぞれがハゲしくぶつかり合いながら、決断を下すってね。

心の葛藤が、実は会議で決まってた、そんなナンセンスでありながら、分からんでもないっていう設定が、なかなか妙味があるよなぁ。

基本的には、確かな演技力に裏打ちされた、真木くんの“ビミョーな”かわいさと、西島くんの意味不明な割れるメガネを堪能するってことなんかな(笑)

まぁ、個人的には、そこよりも神木くんの頑張る演技を見つつ、伊達にキャリアを重ねてないなぁって思わず感心させられてまうあたりがツボやったんやけどね。

作品としては、ちょっと前半がガチャガチャしすぎて疲れてもうたんやけど、後半のまとめ方は恋愛ドラマとしても、それなりにヒネリがあって悪くなかったね。

“誰が好きかやなくて、誰と一緒にいる自分が好きか”そんな問いかけは、殺伐としたシングルライフをおくるハゲおやじの心にも、少し感じるものがあったよ(笑)

それにしても、俺の頭のなかの“会議”は、いつまでたってもサッパリ収拾がつかへんもんやよなぁ.............一体どこへ向かってるやら..................(苦笑)

2015年5月28日 (木)

『イフ・アイ・ステイ 愛が還る場所』

今日は、クロエ・グレース・モレッツが主演の作品をひとつ、ご紹介♪

クロエくんと言えば、ご存じの『キック・アス』でのヒット・ガールで胸ぐらを鷲づかみ(?)にされて以来、ずっと気になって出演作を追いかけてるんよ。

公開当時が13歳くらいやから、ちょうどこの作品の役と同じくらいの18歳なんやねぇ.........そっか、まだティーンエイジャーなんやね(笑)

というわけで、そんな彼女が頑張る作品の感想は................って、なんかミーハーな前フリになってもうた?!

イフ・アイ・ステイ 愛が還る場所 / If I Stay   ★★★☆☆   (2014年)

監督:R・J・カトラー
出演:クロエ・グレース・モレッツ、ジェイミー・ブラックリー、ジョシュア・レナード、ミレイユ・イーノス、リアナ・リベラト、ステイシー・キーチ、ガブリエル・ローズ、アイシャ・ハインズ、ローレン・リー・スミス、アリ・ミルナー

元ロッカーの父親とパンク・ロッカーだった母親の間に生まれ、チェロ奏者を目指す高校生の女の子は、ある日、家族でドライブをしている際に、雪道でスリップして対向車と衝突する事故に遭い、気がついたら意識が肉体を離れ...............ってなドラマ?!

昏睡状態に陥った自分の肉体に戸惑う彼女が、事故に遭うまでの日々を恋人との関係を軸に、最愛の家族との日々、恋人との出会いとその後、悲しむ親族や友人たちの姿を見つめながら、生と死の間で生きる理由を考えるってとこなんかな。

“大人な”演技をするクロエくんに、ちょっと複雑な気持ちになりつつ、切ないストーリーのなかで悲しみに暮れる主人公を熱演するのを楽しませてもらったよ。

話としては、ところどころグッと胸にくるところもあるんやけど、どこか想定内で、正直、感動するってところまでの盛り上がりはなかったかも。

それでも、孤独なようでいて、いろんな人とつながりながら、みんな生きてるんやなぁって思ったよ。まぁ、こうやって独り暮らしを長くしてると、もし自分やったら誰がそう感じてくれるんやろうって、ちょっと不安になったりもするんやけどね...............(苦笑)

2015年5月27日 (水)

『暮れ逢い』

今日は、フランスとベルギーの合作で、演じてるのが主にイギリスの俳優さんで、ドイツを舞台にした映画ってのをひとつ、ご紹介♪(笑)

この作品、監督をしてるのが個人的に大好きなパトリス・ルコント先生なんよ。ここ最近はアニメをやってみたり、コメディ調の作品をやってみたりで、恋愛ものを撮ってなかったんで、久々のロマンスものってことで、かなり期待してたんよ。

ルコント作品の定番といえば、やっぱり『髪結いの亭主』なわけで、このブログでも以前に取り上げた『橋の上の娘』『歓楽通り』といった作品等、個人的に勝手に“恋愛映画のマエストロ”と呼んでしまうくらい、エスプリの効いた恋愛ドラマを得意としてるんよなぁ。

というわけで、そんな監督さんの最新作の感想は.....................?!

暮れ逢い / A Promise   ★★★☆☆   (2013年)

監督:パトリス・ルコント
出演:レベッカ・ホール、リチャード・マッデン、アラン・リックマン、トビー・マーリー、マギー・スティード、シャノン・タルベット

製鉄会社に就職した青年は、その能力を認められ、社長に重用されることに。体調を崩し、自宅療養をする社長の元を訪れるうちに、その若き妻と知り合いになり、ふたりは互いを意識するようになるのだが................ってな文芸ロマンを描いた作品?!

若く魅力的な社長の妻への気持ちを抑えきれない男と、歳の離れた夫を愛しながら、それ以上に夫の部下である青年を好きになる女、ふたりの禁断の愛の行方は............ってなことで、切ない恋の物語をってとこなんかな。

大好きなルコント先生の久々のロマンスものってことで、ちょっと期待してたんやけど、展開も少し雑で、終始ありがちな流れのドラマになってて、残念なデキやった。

例えば静かななかに、燃えるような愛のドラマがあったり、そんなものを期待したんやけど、ただ、レベッカ・ホールがベッピンさんやなぁって感想で終わってまうような、もうひとつ盛り上がりに欠ける作品やったね?!

とりあえず次に期待ということで.................(笑)

2015年5月26日 (火)

『はなればなれに』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

監督さんは、これが長編初監督作品ってことらしいんやけど、公式ホームページを見ると、海外の数々の映画祭に招待されて、結構な評判やったって出てるんよ。ちなみに、大学で小津安二郎を研究してたって書いてあった。

でもって、主演のひとり、斉藤 悠って役者さんは、個性派俳優の斉藤洋介の息子さんみたいで、ホームページではオヤジさんの絶賛コメントが載ってて、ちょっと微笑ましかったかな(笑)

というわけで、そんな作品の感想は.....................?!

はなればなれに   ★★★☆☆   (2012年)

監督:下手大輔
出演:城戸愛莉、斉藤 悠、中泉英雄、我妻三輪子、松本若菜、梶原ひかり、諏訪太朗

パン屋を辞めた女の子と同棲中の彼女とケンカしたカメラマン、そして主演女優に降板された舞台脚本家、そんな3人がめぐり会い、廃業した海辺の旅館でしばらく一緒に暮らすことに.................ってなお話?!

なんとなく日常に行き詰った3人の男女が、気ままな時間を一緒に過ごし、未来に向けて新たな一歩を踏み出すまでを描くってとこなんかな。

とことんマッタリで、どことなくコメディ調のゆる~いドラマってな感じで、確かに個性的ではあるものの、正直、よう分からんかった(苦笑)

曖昧なところに、いろいろと想像を巡らせる余地があって、何を感じてどう考えるかは観る側の自由ってことなのかなぁ。気まぐれでエキセントリックな彼女を中心に展開していくんやけど、あまりにも捉えどころがなくて、その魅力がよう分からんだけに、さして興味がわくこともなく、なんや淡々とした流れで終わってもうたって感じやったね(笑)

海外のメディアも絶賛ってことらしいんやけど、いったいこの作品のどこが響いたんやろなぁ.................う~ん、ちょっと謎やわ................?!

2015年5月25日 (月)

『ロンドン・リバー』

今日は、劇場で未公開の作品のなかから、イギリス映画(監督さんはフランス人で、正確には英仏アルジェリアの合作ということらしいんやけど)をひとつ、ご紹介♪

この作品、劇場未公開といっても、実はベルリン国際映画祭で作品賞にあたる金熊賞にノミネートされ、主演男優賞である銀熊賞を受賞した作品らしいんよ。

賞を受賞したのはマリ共和国出身のソティギ・クヤテって俳優さんなんやけど、同じく主演のブレンダ・ブレシンって女優さんは、いつもながらの“イギリス人のおばちゃん”キャラで熱演してたんやけどね。

というわけで、そんな作品の感想は..............................?!

ロンドン・リバー / London River   ★★★☆☆   (2009年)

監督:ラシッド・ブシャール
出演:ブレンダ・ブレシン、ソティギ・クヤテ、サミ・ブアジラ、フランシス・マギー、ロシュディ・ゼム、ベルナール・ブランカン

2005年にロンドンで起きた爆弾テロ事件、TVでニュースを見た母親は、大学に通う娘のことが気になり、連絡を取ろうとするがつかまらず、ロンドンの娘の住まいを訪ねるのだが.............ってなドラマ?!

誰 も知り合いのいない都会で、必死に娘を探す母親と、同じく連絡のない、6歳の時から別れて暮らす息子を探すアフリカ系のイスラム教徒の父親、そんな二人に は意外な接点があり..............ってなことで、事件をキッカケに出会った、ふたりの年老いた親の姿を映し出すんよね。

海辺の片田舎で農業をしてるおばちゃんが、流暢にフランス語を話すっていう強引さが気にはなるものの、人種や宗教の違いによる偏見なんかを背景に、子を持つ親の苦悩ってのを描いてるところは、なかなかやったね。

交わることのない、別の世界に生きるふたりが、皮肉にも事件によってめぐり逢い、支え合う、そんな姿には、子を心配する親に宗教や肌の色は関係ないってことを語りかけてるんかな。

それにしても、無差別に人の命を奪うテロの非情さ、それにより犠牲となる本人だけやなく、家族や関係者が心に負う傷ってのを考えると、なんともやりきれんよなぁ............?!

2015年5月24日 (日)

『Mommy/マミー』

今日は、劇場で公開中の作品のなかから、世界で注目を浴びる若手監督の最新作をひとつ、ご紹介♪

劇場公開から数週遅れの時間差ながら、隣駅の行きつけのシネコンでこの作品が上映されるとは、ちょっと驚きやったんよ。まぁ、カンヌ映画祭でジャン=リュック・ゴダールと一緒に審査員特別賞を受賞したってところが話題やったんやとは思うんやけど。

これまでにも、『マイ・マザー』『胸騒ぎの恋人』『わたしはロランス』といった、この1989年生まれの若い監督さんの作品を紹介してきたわけやけど、これから先、どんな成長を遂げるのか、楽しみやし、とっても気になるところやね。

というわけで、そんな作品の感想は...........................?!

Mommy/マミー / Mommy   ★★★☆☆   (2014年)

監督:グザヴィエ・ドラン
出演:アンヌ・ドルヴァル、アントワーヌ・オリヴィエ・ピロン、スザンヌ・クレマン、アレクサンドル・ゴイエット、パトリック・ユアール

発達障害の子どもを持つ親は、申告さえすれば養育権を放棄できるようになった世の中で、障害を持つ子どもと暮らしはじめた母親の苦悩を描いたドラマ?!

感情を抑えることができず、施設で問題を起こして一緒に暮らすことになった息子。ちょうど仕事をクビになり、途方にくれる母親だったが、近所に住む休職中の女性教師と知り合い、何とか落ち着いた暮らしを送ろうとするのだが...............ってなことで、母と子の愛情と苦悩を描いてるんかな。

いろんな賞を受賞したことで絶賛された作品ってことなんやけど、ぶっちゃけ、この作品は評論家や“通ぶった映画好き”が好む映画で、あまり万人ウケはせんと思うんよ。なので、あまり偏ったことは言いたくないんやけど、ただ、それでも才能を感じさせる、個性的な作品やってことは言っておきたいんよ。

まず、通常とは違う画面サイズで、どこか閉塞的な状況を表現してみたり、前例に捉われない自由奔放なカメラワークで瑞々しい感性を前面に押し出し、“眩い瞬間”を映し出すあたり、見事やと思うんよね。

そんな映像からは、言葉として表現されなくても、息子を愛する母親の苦悩や、どうにもならない悲しみが感じられるし、この監督さんのなかにある感性が伝わってくる気がするんよなぁ。

淡々と観てると、特に盛り上がりのないドラマとも言えるんやけど、瞬間、瞬間で登場人物の感情を的確に映し出した映像は、やっぱり監督さんの才能やと思う。

というわけで、世界的に展開してる(?)“グザヴィエ・ドラン祭り”に、この作品で乗っかるかどうかは別にして、いずれ更に注目される作品を作り出すであろう監督さんの現在点を確認するってことで、観てみてもエエかもね?!

2015年5月23日 (土)

『ラン・オール・ナイト』

今日は、劇場で公開中の作品のなかから、すっかり定番となった(?)リーアム・ニーソンの“おやじアクション”ものをひとつ、ご紹介♪

実はジャウマ・コレット=セラ監督とリーアム・ニーソンのコンビは、『アンノウン』『フライト・ゲーム』に続き、これが3作目になるんよね。リュック・ベッソンが繰り出した思わぬヒットの流れに、ドップリと便乗してる感じかな(笑)

個人的には、この監督さんの代表作は依然として『エスター』なわけで、あまりアクションにこだわらず、もうちょっとドラマ性の高い作品に挑んで欲しいって思うんよなぁ。

というわけで、そんな作品の感想は........................?!

ラン・オール・ナイト / Run All Night   ★★★☆☆   (2015年)

監督:ジャウマ・コレット=セラ
出演:リーアム・ニーソン、エド・ハリス、ジョエル・キナマン、ヴィンセント・ドノフリオ、ブルース・マッギル、ジェネシス・ロドリゲス、ニック・ノルティ、コモン、ボイド・ホルブルック

かつては凄腕のマフィアの殺し屋だった男は、年老いて飲んだくれの日々だった。そんな時、父親を憎み、リムジンの運転手として堅気の仕事をする息子が、マフィアのボスの息子が人を殺すのを目撃し、命を狙われることに............ってなバイオレンス・アクション?!

親友だったボスや、彼が送り込む殺し屋、そして悪徳警官も巻き込み、次第に追い込まれていく親子の戦いを描くってとこなんかな。

飲んだくれオヤジが、大切な息子の命を守るため、怒りを爆発させながら暴走するってなことで、すっかりアクション俳優になってるニーソンおじさんが、少し息をきらせながら走り回るんよ(笑)

きっとニーソンくんに絡めて、ハリスおじさんやドノフリオくんあたりも入れて、渋く男臭い犯罪ドラマをって狙いやったんやと思うけど、期待したほどにその辺りが盛り上がりきらんかった。

全体的なデキとしては、ボチボチ楽しめるものには仕上がってるんやけど、あまりにもユルすぎる警察の捜査や、アッサリ目の展開などもあって、残念ながら特に押すほどのインパクトはなかったかな?!

2015年5月22日 (金)

『映画 ビリギャル』

今日は、劇場で公開中の作品のなかから、話題になってる(?)邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品、NHKの朝ドラ以降、すっかり人気になって、CMやらで引っ張りだこになってる有村くんが、金髪のギャル姿で頑張ってるってことで話題になってるやんね(笑)

聞くところによると、実際にあった話を綴った本が元ネタになってるってことらしく、映画の方も公開時から評判がすこぶる良くて、最初の週末は連休中ってこともあってか、行きつけのシネコンでもチケット完売で2度もカラぶりしてもうて、このあいだの週末に、ようやく鑑賞できたんよ。

というわけで、そんな作品の感想は.........................?!

映画 ビリギャル   ★★★★☆   (2015年)

監督:土井裕泰
出演:有村架純、伊藤淳史、田中哲司、吉田 羊、野村周平、大内田悠平、奥田こころ、安田 顕、あがた森魚、松井愛莉、蔵下穂波、阿部菜渚美、中村靖日

中学から大学までの一貫教育の女学校に入った女の子は、まったく勉強せずに高校2年時の偏差値は30だった。喫煙がバレたことでエスカレーターで大学に行けなくなり、一念発起して大学受験、しかも慶応合格を目指すのだが................ってなお話?!

小学4年生レベルの学力の女の子が、1年半のあいだ死にもの狂いで勉強し、“奇跡”を起こす様を、家族や友人、恩師である塾講師とのかかわりを軸に描くってとこなんかな。

絶望的な状況から、挫折や失敗を繰り返しつつも、“可能性”を信じて、少しずつ前に進む、そんな諦めないことの大切さを教えてくれるドラマは、実話を基にしてるだけに、なかなか説得力があるんやけど、これ、単純なサクセスストーリというだけやなく、彼女を支える家族の愛情や友情が描かれてることろに、作品の良さがあるんやろね。

主演の有村くんは、なかなかのギャルっぷりで、キュートな魅力を振りまいてるところがナイスやった。まぁ、個人的な好き嫌いではあるんやけど、いつも同じような演技をしてる伊藤くんのキャスティングがなぁ.............今回はキャラに合ってたから、これはこれでってことなんやろうけどね(苦笑)

しかし、なんか久しぶりに、同じように必死に受験勉強してた頃のことを思いだしてもうたよ。そういえば、高校受験に失敗して、長渕 剛の「Stay Dream」って曲を聴きながら、ひとり部屋で涙したこともあったなぁ..........♪(笑)

2015年5月21日 (木)

『ライフ -いのちをつなぐ物語-』

今日は、ドキュメンタリー作品をひとつ、ご紹介♪

この作品、イギリスのBBCのネイチャー・ドキュメンタリーの製作チームが、総力を挙げて作ったもので、地球上のあらゆる場所に繰り出して、膨大な時間と金を費やして完成させたものなんやって。

そんな気合いは映像を見ればヒシヒシと伝わってくるものがあって、まさに圧巻やったんやけど、日本での公開時には、どういうわけか、どこぞの親子が声で共演ってのがウリになってもうて、ほとんど吹替えでしか公開されなかったんよ。

まぁ、子どもに観てもらうために、吹替えの方がいいってのは十分に理解できるんやけど、子ども向けってわけではないんやから、そんな蛇足のような企画に専心せずに、純粋な映画好きを満足させて欲しいって、いつも思うんやけどね(苦笑)

というわけで、そんな作品の感想は.......................?!

ライフ -いのちをつなぐ物語- / One Life   ★★★☆☆   (2011年)

監督:マイケル・ガントン、マーサ・ホームズ
出演:(声の出演)ダニエル・クレイグ

地球上の様々な生物の親子の様子を追いかけながら、大切に育まれていく“命”の様子を描いたBBC製作の感動の(?)ドキュメンタリー?!

植物、昆虫、魚類、両生類、爬虫類、鳥類、哺乳類と、種の保存のためにつながれていく様々な生き物たちの命のリレーを見事な映像で綴ってるんよ。

見たこともないような生物の生態や、よく知られてる動物たちの意外な素顔が捉えられてて、とにかく映像に驚かされてもうた。ずっと鑑賞しながら、一体どうやって撮影したんやろうって、そっちの方が気になってもうたりして.............(笑)

これを映画館の大スクリーンで観てたら.........って思ったんやけど、確か劇場で公開してたときは、ほとんど吹替え版でしかやってなくて、その気にならんかった。せっかくダニエルくんが007よろしくってな感じ(?)で、渋い声を駆使して解説してくれたのに、惜しかったよなぁ.........(苦笑)

しかし、親子の絆や無償の愛、確かにこうやって命がつながっていくんやと思うと、スゴく感じるものがあるし、神秘やよなぁって思うよね?!

2015年5月20日 (水)

『ラストミッション』

今日は、“リュック・ベッソン印”の作品をひとつ、ご紹介♪

この作品、原案&共同脚本でベッソンくんが絡んでて、それをTVシリーズの“ニキータ”を監督したりしてる、彼のお友だち(?)のマックGが監督するってな感じで作られてるんよ。

ケヴィン・コスナー演じる父親の娘を演じてるヘイリー・スタインフェルドって若い女優さんは、コーエン兄弟が監督した『トゥルー・グリット』で注目されて、史上最年少でアカデミー賞の主演女優賞にノミネートされたってことで話題になってたんよなぁ。

というわけで、そんな作品の感想は......................?!

ラストミッション / 3 Days To Kill   ★★★☆☆   (2014年)

監督:マックG
出演:ケヴィン・コスナー、アンバー・ハード、ヘイリー・スタインフェルド、トーマス・レマルキス、ブルーノ・リッチ、コニー・ニールセン、マルク・アンドレオーニ、リヒャルト・サメル、ブルーノ・リッチ

長年、CIAのトップ・エージェントとして活躍してきた男は、脳腫瘍で余命宣告され、妻子の暮らすパリに戻ってきた。ある大物の黒幕を消すため、彼の力が必要なCIAは、高価な新薬の投与を条件に、彼に仕事を依頼するが...............ってなアクションもの?!

反抗期の娘に振り回されながら、ターゲットを追いつめるべく、パリの街を駆け回るのだが.............ってなことで、アクションがメインというよりは..............家族ドラマにアクションとコメディをブレンドしたような感じやったかな。

エージェントとして、父親として奮闘するケヴィンくんは、フサフサの髪でご機嫌(?)なのか、なかなかの頑張りではあったんやけど、どうもソフトすぎて、ベタすぎる笑いもあってか、アクションを期待すると、かなり肩すかしをくらってもうたよ。

アンバー・ハードのキャラも、どこか中途半端で、CIAエージェントというよりは、単なるスピード狂の、どこか怪しい謎の女的な扱いで、イマイチ話にフィットしてない気がするんよ。

まぁ、おそらく話のポイントは家族の絆なんやろうから、ファミリー映画と思って観れば、それほど悪くないのかもしれんけどね?!

2015年5月19日 (火)

『小川町セレナーデ』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品の監督さんは、これが劇場映画デビュー作ってことらしいんやけど、これまではいろんな監督さんの元で、助監督として修行してたらしい。

そんな新米監督さんで、オリジナル脚本で勝負するってところは、なかなか気概を感じるわけやけど、製作プロダクションもあまり名前を聞かない(?)ところみたいで、おそらく結構な低予算なんと違うかなって思うんよ。まぁ、どうやら川崎市が町おこしの一環で協力してたらしいんやけど。

ただ、低予算でも(って、勝手にそう決めつけてもうてるんやけど)、それなりのアイデアやキャスティングでツボを突けば、案外よくデキた作品が完成することもあるんよなぁ。

というわけで、そんな作品の感想は........................?!

小川町セレナーデ   ★★★★   (2014年)

監督:原 桂之介
出演:須藤理彩、藤本 泉、安田 顕、小林きな子、濱田ここね、金山一彦、高橋 洋、阿部進之介、大浦龍宇一、大杉 漣

大親友だったオカマのショーダンサーとの間で、うっかり(?)デキてしまった娘を育てるため、女手ひとつでスナックを切り盛りしてきたが、不景気で借金がかさみ、閉店することに。大人になって、しばらく東京で暮らしていた娘は、そんな母の店を潰さないための、ある計画を立てるのだが..............ってな、コメディ調の人情ドラマ?!

隣町で人気のオカマバーを真似て、偽のオカマバーをやることにした娘が知らずに頼ったのは、“母の友だち”の実の父だった..........ってなことで、潰れかけスナックを舞台に、ちょっとイビツな親子ドラマが展開するんよ(笑)

なんや須藤くんも老けたよなぁ........なんてことは置いといて、この作品のポイントは、何と言っても安田くんの、性同一性障害で苦悩の人生を送るオカマにナリキった演技やろね。どこか哀愁を漂わせながら、それでいて女(男)の意地をビシビシと出してくるあたり、見事やった。

正直、途中までは少しかったるかったんやけど、このキャスティングで救われてて、終わりよければ何とやらってやつで、ちょっと胸にグッとくるようなセリフもあったりで、なんや観終わったときに、不思議と清々しい気分にさせられるんよね!?

正直、是非、是非ってな感じでおススメしていいのかは迷いがあるんやけど、安田くんの迷いのない(?)演技は、一見の価値ありやとは思うんよなぁ。

2015年5月18日 (月)

『恋するふたりの文学講座』

今日は、劇場で未公開の作品のなかからひとつ、ご紹介♪

この作品の監督、脚本&主演をしてるのは、以前に紹介した『ハッピーサンキューモアプリーズ ニューヨークの恋人たち』のジョシュ・ラドナーくんなんよ。デビュー作やった前作で、サンダンス映画祭の観客賞を受賞して注目された彼の2作目ってことらしい。

今回は、オルセン姉妹の三番目がヒロインを務めてて、そこにリチャード・ジェンキンスおじさんが加わったり、さりげなく(?)ザック・エフロンが出てきてたりで、今回もなかなかのキャスティングをしてるってことは、監督さんの人気もソコソコってことなんやろね..........日本では劇場未公開やけど................。

てなわけで、そんな作品の感想は...........................?!

恋するふたりの文学講座 / Liberal Arts   ★★★☆☆   (2012年)

監督:ジョシュ・ラドナー
出演:ジョシュ・ラドナー、エリザベス・オルセン、リチャード・ジェンキンス、ザック・エフロン、アリソン・ジャネイ、エリザベス・リーサー、ジョン・マガロ、ケイト・バートン、ロバート・デシデリオ、クリステン・ブッシュ、アリ・アン、グレッグ・エデルマン

大学の恩師が引退することになり、そのパーティーに出席するために久しぶりに母校を訪れた30代半ばの男は、恩師の知人の娘と出会い、意気投合する。気の合う二人は文通し、惹かれあうのだが..............ってな、恋愛&人生ドラマ?!

ふとしたキッカケで始まった、少し年の離れた男女の手紙のやり取り、音楽の話題で盛り上がり、互いに相手を意識するようになるが........ってな感じで、年上の男性に惹かれる女子大生と、年齢差に戸惑いながらも、真っ直ぐな若い女性と恋に落ちる男、そんな二人の“ぎこちない”関係を軸にしながら話は展開するんよ。

このドラマ、単なる歳の差カップルの安っぽいラブコメディにすることなく、恋愛よりも少し踏み込んで、周囲の人たちの人間模様を差し込みながら、人生について問いかけてるところがエエんかも。

人生をいかに充実したものにするのか、そんでもって、そのために誰と一緒に歩いていくのか、ちょっと考えさせられてもうたかな。まぁ、個人的にはエリザベスくんみたいなキュートな子に真っ直ぐ見つめられてもうたら、簡単に突っ走ってまいそうなんやけど.............我ながら、いくつになっても成長せんガキやよなぁ.............?!(笑)

2015年5月17日 (日)

『セッション』

今日は、劇場で公開中の作品のなかから、今年のアカデミー賞を受賞した作品をひとつ、ご紹介♪

この作品、比較的に低予算で作られた、マイナー作品でありながら、公開されるや、あっという間に注目されて、アカデミー賞の作品賞の候補にまでなってもうたんよ。

出演したJ・K・シモンズがアカデミー賞をはじめ、様々な映画賞で助演男優賞を受賞したわけやけど、根っからのシニカルな“悪人顔”(?)で、顔を見れば“どっかで見たことある”と思いつつも、あまり注目されることのなかったシモンズおじさんが、こうして脚光を浴びたってのが、ちょっと嬉しかったんよ(笑)

というわけで、そんな作品の感想は......................?!

セッション / Whiplash   ★★★★   (2014年)

監督:デイミアン・チャゼル
出演:マイルズ・テラー、J・K・シモンズ、メリッサ・ブノワ、オースティン・ストウェル、ネイト・ラング、ポール・ライザー、ジェイソン・ブレア、クリス・マルケイ、デイモン・ガプトン

プロのジャズ・ドラマーになることを夢見る青年は、名門の音楽学校に入学し、有名な教授に認められて、学内の優秀な学生を集めて結成されるスタジオ・バンドに入るのだが...............ってな、ちょっと異色の音楽ドラマ?!

鬼教授の徹底した挑発とシゴキにひたすら耐えながら、夢の実現のために必死にスティックを打ち下ろすのだが..............ってなことで、音楽をネタに男同士の愛憎を描き出すってとこなんかな。

いやぁ~、ほとんど嫌がらせのイジメとしか思えないシモンズおじさんの攻撃に、ひたすら耐え忍ぶナイーヴな青年役のマイルズくんっていう図は、凄まじいものがあったね(笑)

この作品のスゴイところは、ひたすら鬼気迫る表情でドラムを打ち鳴らす映像のなかに、ふたりの感情の“せめぎ合い”が映し出されてるところなんやろうと思う。

主役の彼のドラムテクが、実際のプロの目から見てどうなのかってのは、よう分からんのやけれど、ただ、ひとつひとつの音に込められる心の叫びってのが伝わってくるようで、それをこうして映像化してるところに観てる方も心を動かされるんと違うかな。

ノーマークからアカデミー賞での注目を集めるまで、いろいろと賛否のあった作品ではあるんやけど、緊迫感をここまでリアルに映像化したところは、十分に評価できると個人的には思うんやけどね?!

2015年5月16日 (土)

『NY心霊捜査官』

今日は、ちょこっと怖いやつをひとつ、ご紹介♪

この作品、誰が監督してるのか気にすることなく、犯罪ドラマやろうって軽い気持ちでレンタルして鑑賞したら、実は相当なホラーで、後で監督さんの名前をチェックして、そのクオリティに妙に納得してもうた。

スコット・デリクソンってひとは、こちらも実話を基にして作られた『エミリー・ローズ』って作品を監督したひとで、当時、フィギュアスケートで荒川静香が活躍してて、憑りつかれた女の子の背中のソリ具合がハンパなかったんで、それにちなんで“悪魔のイナバウアー”って口コミが広がってたんよね(笑)

そんな監督さんは、調子に乗って作ったキアヌ・リーヴス主演のリメイクもののSF映画『地球が静止する日』で大コケして、その時点で監督さんの名前は完全に記憶から消し去られてたんやけど、いやぁ、またこうしてめぐり会えるとは、ちょっと感慨深いかも。

というわけで、そんな作品の感想は.............................?!

NY心霊捜査官 / Deliver Us From Evil   ★★★★   (2014年)

監督:スコット・デリクソン
出演:エリック・バナ、エドガー・ラミレス、ショーン・ハリス、ジョエル・マクヘイル、オリヴィア・マン、クリス・コイ、オリヴィア・ホートン、ドリアン・ミシック、マイク・ヒューストン

他人とは違い、特殊な感覚を持ったNY市警の刑事は、DVや児童虐待、地下室での自殺等のケースを捜査するが、それらの関係者に共通点があることに気づき...............ってな、実在の刑事の体験を基に作られたサスペンス&ホラー?!

事件の関係者の友人だと名乗る神父から、悪霊の存在を告げられ、最初は相手にしなかったが、捜査の過程で不可解なことが重なり、やがて疑念が確信へと変わり...............ってなことで、事件の解決に向けて悪霊と対峙するんよね。

いやぁ~、軽い気持ちで観始めたんやけど、あまりのテンションに圧倒されてもうたよ(笑)

ホラーの“小道具”のなかでは虫系(特に黒いやつ)が苦手で、その時点でKOされそうなくらいゾッとしたんやけど、その後も結構なグロやった。ただ、この作品、そんなホラー要素だけやなくて、ドラマの部分に惹きつけられるものがあるんで、気がついたら夢中にさせられてるんよ。

作品としては、主役のバナくんの渋味と、クライマックスの迫力で、単なる怖がらせるだけのホラーでは終わらない質があるんと違うかな。

それにしても、これが実在の刑事の実体験がベースになってるっていうのが、ホンマの驚きやね?!

2015年5月15日 (金)

『近キョリ恋愛』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

いやぁ、この作品が劇場で公開されてるときに、“若者”たちで盛り上がってる風な感じがあって、最近、流行りの“壁ドン”系(勝手にそんなジャンル分けをしてみたりして...)で、オヤジ心にジェラシーが芽生えたわけでもないんやけど、少しだけ気になってたんよ。

どうやら人気の少女マンガが元ネタになってるらしいんやけど、当然のことながら、そんなものに縁もゆかりもないもんやから、まぁ、原作がどうのってのはサッパリ分からんのやけどね。

というわけで、その壁ドンでオヤジ心もときめかせてみるよってくらいの挑戦的(?)な気持ちでレンタル屋で手にした作品の感想は..........................?!(苦笑)

近キョリ恋愛   ☆☆☆☆   (2014年)

監督:熊澤尚人
出演:山下智久、小松菜奈、山本美月、新井浩文、水川あさみ、佐野和真、小瀧 望、古畑星夏、利重 剛、春海四方、矢柴俊博

成績優秀でありながら、人付き合いが苦手で感情をうまく出せない女子高生は、新任の英語教師に唯一苦手な英語の補習を命じられ、嫌々ながらも従うことに。イケメンで人気の先生に反発しながらも、今まで感じたことのない気持ちに戸惑うのだが................ってな、恋愛ドラマ??

う~ん、なんなんやろ。このあまりにも程度の悪いドラマに怒りすら覚える時点で、ひょっとして自分は完全なオヤジの域に達してしまってるのかっていう不安を感じてもうたよ。これを純愛やとか、ロマンチックな恋愛ドラマとは、とても言えないシロモノやった。

要するに教師と生徒の“禁断の愛(?)”を、適当な生ぬるさで某事務所タレントを使って美化してみせてるだけで、冷静に考えたら、金髪に近い茶髪のチャライ英語教師が、イタすぎるくらい自分大好きで、理不尽に恋を女子高生に押しつけてるだけで、これにキャ~キャ~言う心が理解できんかったよ(苦笑)

まぁ、冴えないハゲおやじのボヤキなのかもしれんけど、主演のふたりの演技の拙さは、目も当てられんくらいやし、こんな学芸会レベルのもので客から金を取れるってのは、観る側も作る側もホンマに邦画の将来を心配した方がエエんと違うかとって思ってもうた。

しかし、英語の発音が悪いって生徒に言ってる先生の英語が、モロにジャパニーズ・イングリッシュなところが笑えたね。ナイスなジョークやったよ(笑)

2015年5月14日 (木)

『バルフィ! 人生に唄えば』

今日は、ハリウッドならぬ、インドの“ボリウッド”映画をひとつ、ご紹介♪

この作品、インドのアカデミー賞と言われるフィルムフェア賞で作品賞と主演男優賞を受賞し、本家アカデミー賞のインド代表に選出された話題作らしく、本国で大ヒットしたんやって。

そんな作品で自閉症の女の子を演じてる女優さんは、どうやらミス・インドとして世界大会に出場し、ミス・ワールドになったいたいやね。どちらかと言うと、もうひとりの女優さんの方が正統派のインド美人な気はするんやけど.................(笑)

というわけで、そんな作品の感想は...............................?!

バルフィ! 人生に唄えば / Barfi !   ★★★☆☆   (2011年)

監督:アヌラーグ・バス
出演:ランビール・カプール、イリヤーナ・デクルーズ、プリヤンカー・チョープラ、サウラブ・シュクラ

生まれながら耳が聞こえず、話すことができない男は、ある日、父親の仕事の関係で町に越してきた美女にひと目惚れする。言葉で気持ちを伝えられない彼は、あの手この手で口説こうとするが、彼女はすでに婚約中で................ってなコメディ調のドラマ?!

しゃべれないが気持ちの真っ直ぐな男と、ちょっと型破りな彼に心を奪われる美女、そして自閉症の女の子、絡み合う3人の人生の行方は...............ってな感じで、ちょこっと切なく、基本は陽気な人間模様を描いたドラマが展開するんよ。

歌や踊りを途中でハサミながら、随所に“ボリウッドらしさ”を前面に出しつつも、恋愛にミステリー要素なんかも加えて、少しヒネリの効いた話になってたかな。

女優さんがベッピンさんやったりで、全体的にも悪くはないんやけど、2時間半という尺はやや長すぎたかも。途中で休憩を入れたりといったインドならではの事情があるんやろうけど、もう少しコンパクトにして、流れに勢いがあると、より楽しめたかなぁって思ってもうたよ?!

2015年5月13日 (水)

『アバウト・タイム ~愛おしい時間について~』

今日は、ちょっと素敵(?)なイギリス映画をひとつ、ご紹介♪

この作品の監督をしてるリチャード・カーティスくんと言えば、『フォー・ウェディング』『ノッティングヒルの恋人』なんかの脚本を書いたひとで、『ラブ・アクチュアリー』が初監督作品やったんよね。

この作品にも出てるビル・ナイが出演した『パイレーツ・ロック』が監督2作目で、今回が3作目になるんやけど、残念なことに、こう監督業は終わりにするらしいんよなぁ。まぁ、今年はじめにおススメした『トラッシュ!-この街が輝く日まで-』での脚本もすばらしかったし、そっち方面で期待するしかないんかな。

ちなみに、この作品で主役を務めてるドーナル・グリーソンくんは、いよいよ始まるスター・ウォーズの新シリーズで重要な役をもらってるらしい。そんな彼のパパさんは、『ヒットマンズ・レクイエム』でプッシュさせてもらったブレンダン・グリーソンなんやって。に、似てる??(笑)

というわけで、そんな作品の感想は..............................?!

アバウト・タイム ~愛おしい時間について~ / About Time   ★★★★   (2013年)

監督:リチャード・カーティス
出演:ドーナル・グリーソン、レイチェル・マクアダムス、ビル・ナイ、マーゴット・ロビー、リンゼイ・ダンカン、トム・ホランダー、リディア・ウィルソン、ヴァネッサ・カービー、トム・ヒューズ、ジョシュア・マクガイア、ウィル・メリック

何をやってもうまく行かない、そんな冴えない人生を送っている青年は、ある日、父親から一家の男にはタイムトラベルで過去に行ける能力があると伝えられる。その力を使って、理想の恋人を探そうとするのだが...............ってなドラマ?!

あの時、もう少し上手くできていたら...........そんな瞬間をタイムトラベルで取戻し、恋も幸せも手に入れて........なんて、なんや羨ましいやんね(笑)

タイムトラベルものというと、どうしても強引さやご都合主義な展開に陥って、ツッコミ倒して終わるってパターンが多いんやけど、この作品のいいところは、安っぽい恋愛ドラマにすることなく、人生における“時間”の尊さ、家族との絆を描いてるところなんよ。

男目線で言うと、もちろんレイチェルくんのキュートさが大きなポイントのひとつではあるんやけど、それ以上に、父親役のビルおじさんの味のある演技や、“タイムトラベル”という反則技を使いながら、人生について学ぶ主人公に共感できるところかな。

ロマンチックなラブ・ストーリーを期待すると少し物足りないのかもしれんけど、監督さんが軽妙に語る人生讃歌ってのは、心温まるナイスなドラマになってた。

しかしなぁ...........これまでの人生のあの瞬間をやり直すことができたなら............なんや考えてまうやんね?!(笑)

2015年5月12日 (火)

『ワルボロ』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

これ、原作はゲッツ板谷ってひとの半自伝的小説らしく、実はその続編の『ズタボロ』ってのが週末から公開されるっていうことで、ちょっと気になって1作目をレンタルしてみたんよ。まぁ気になってる理由ってのは、『HK/変態仮面』でヒロインを演じてた清水富美加くんが出演してるからなんやけど、彼女、最近はNHKの朝ドラでも頑張ってるしね。

ちなみに、この1作目が劇場で公開されてた当時は、ガッキーこと新垣くんに興味がなかったせいか、まったくのノーマークやったんやけど、よく見ると、松田家の次男坊の初主演映画がこれってことになるらしい。

というわけで、そんな作品の感想は.....................?!

ワルボロ   ★★★☆☆   (2007年)

監督:隅田 靖
出演:松田翔太、福士誠治、木村 了、城田 優、新垣結衣、古畑勝隆、途中慎吾、武田航平、弓削智久、高部あい、温水洋一、ピエール瀧、戸田恵子、塩見三省、仲村トオル

勉強一筋で頑張ってきた中学生の男の子が、受験を控えた3年生の夏休みを前にしたある日、授業中に幼なじみとケンカしたことをキッカケに、突然の不良宣言をして.................ってな、コメディ調の青春ドラマ?!

優等生がワルになって、他行の不良中学生と小競り合いをしながら、仲間とケンカに明け暮れて大騒ぎってな感じで、なかなかの弾けっぷりやったよ。

時代設定が80年代ってことで、ちょうど荒れてた中学校をリアルタイムで体験してるだけに、そんなところでも楽しめてもうた。もちろん、自分なんかはヤンチャな学ランを着てる人たちを眺めてただけやったんやけど(笑)

これ、テーマは友情やら青春ってのがあって、そこにコメディ要素や淡い恋心なんかをツメ込んでて、アホらしいと思いつつ、何気に結構、盛り上がるんよ。

主演の松田家の次男坊は、出だしはイキがってる風を前面に、どこか調子のハズれたワルぶりなんやけど、ラストに向けてビシッと決めるところでは、なんや妙に突きぬけた表情を見せてくれて、そのカッコよさにドキっとさせられてもうた。

しかし..........未成年の喫煙を助長するものやないって言いながらも、あまりにもヘビー・スモーカーな中学生やったね(苦笑)

2015年5月11日 (月)

『もしも君に恋したら。』

今日は、劇場未公開の作品のなかから、恋愛ものをひとつ、ご紹介♪

主演は言わずと知れた“ハリー・ポッター”のダニエル・ラドクリフくんで..........って、いつまでたってもそう言われてまうのは、ちょっと可哀そうな気もするんやけど、それだけメジャーでもあるわけやんね。

シリーズ終了後は、無精ひげを生やしてみたり、まったく違ったテイストの作品に出演してみたりと、イメージを払しょくしようと必死な感じは伝わってくるわけやけど、もともと演技力はある方やと思うし、温かく見守ってあげたいと思うんよ。

ちなみに、この作品の監督さんは、『フランキー・ワイルドの素晴らしき世界』っていう耳が聞こえなくなったDJを描いた、なかなかナイスな音楽ドラマを作ったひとで、ダニエルくん以上に、その点が個人的には気になってたんやけど。

というわけで、そんな作品の感想は.................?!

もしも君に恋したら。 / What If   ★★★☆☆   (2013年)

監督:マイケル・ドース
出演:ダニエル・ラドクリフ、ゾーイ・カザン、アダム・ドライバー、マッケンジー・デイヴィス、ミーガン・パーク、レイフ・スポール

元カノとの恋愛を引きづり、新しい出会いに消極的だった男は、ある日、パーティーで親友のいとこの女の子と出会う。彼女のことが気になったものの、同居する彼氏がいることを知り、とりあえず友だちになるのだが...............ってな恋愛ドラマ?!

なぜか気が合うふたり、しかし彼女には愛する彼氏がいて、なかなか素直に気持ちを伝えることができずに悩む彼だったが.............ってなことで、互いの気持ちに気づきながらも、それぞれの事情で向き合えない男女の恋の行方を描いた恋愛ドラマ。

気持ちを伝えるべきか、それとも黙って友人関係を続けるか、それとも距離を置いて忘れさるのを待つのか、そんな恋の選択に悩む男をダニエルくんが“魔法”を使わずに熱演してるんよ(笑)

好きなひとに相手がいて、どうにもならないと分かっていても、抑えきれない感情、なんやよう分かるんよなぁ。恋愛ベタにはありがちな展開で、まぁ、個人的な経験を思い起こすと、“しょっぱい”記憶しかないんやけど、そんな不器用な恋の話を、嫌味なく上手くまとめてるところが、これ、恋愛ドラマとして悪くないんよね。

ドラマを彩る音楽のチョイスも良くて、Patric Watson の切ない歌声が印象的にバックで響いてたりして、なかなかロマンチックな作品やったね!?

2015年5月10日 (日)

『罪の手ざわり』

今日は、中国と日本の合作映画をひとつ、ご紹介♪

これ、基本的には中国の監督さんによる、中国の俳優さんを使った、中国を舞台にしたお話なんやけど、どういうわけか、オフィス北野や日本の製作会社が参加してるんよ。

そんな作品は、カンヌ映画祭でパルムドールの候補になり、脚本賞を受賞してるらしい。その他にもトロント映画批評家協会賞やフランス映画批評家協会賞で賞を受賞したりして、世界的にも(特に批評家ウケがいい?)評価されてるんやって。

監督のジャ・ジャンク―ってひとは、以前から中国の監督さんとしては名前の知れてるひとで、個人的には『長江哀歌(エレジー)』(2006年)ってのを観たことがあるんやけど、実はそれほど良い印象ではないんよね。

というわけで、そんな作品の感想は........................?!

罪の手ざわり / 天注定   ★★★☆☆   (2013年)

監督:ジャ・ジャンク―
出演:チアン・ウー、チャオ・タオ、ルオ・ランシャン、ワン・バオチャン、チャン・ジャーイー、ハン・サンミン、ワン・ホンウェイ、リー・モン

炭坑の町で暮らす男、旅をしながら強盗を繰り返す男、不倫相手との恋に傷つく女、職を転々としながら働く青年、それぞれの人生模様を描いた...........バイオレンスもの?!

4つの実際に起こった“事件”をモチーフにして、現代の中国社会が抱える問題を鋭い視点でえぐった作品ってことらしいんやけど.................(苦笑)

確かに社会的な弱者となったひとたちの怒りや、満たされることのない、どうにもならない感情が暴力なりに形を変えてってことなんやろうけど、なんか観ててスッキリせんのよなぁ。

なんで日本の資本が入ってるのかって疑問は、中国映画でありながら、かなり暴力的なシーンを含んでるってところで、このオフィス北野が絡んでる理由になってるんやろかね(笑)

確かに香港ではない中国の本土系の作品としては、これまでとは違う、異質なドラマではあるんやけど、不思議と深みを感じない、表面をなぞっただけの作品に感じてもうたね。

まぁ、“北野映画”と同じで、結局のところ“好み”の問題ってことなんかもしれんけど...............?!

2015年5月 9日 (土)

『フォーカス』

今日は、劇場で公開中の作品のなかから、犯罪ドラマ(?)をひとつ、ご紹介♪

この作品を監督してるグレン・フィカーラ&ジョン・レクアのコンビは、ジム・キャリーとユアン・マクレガーが共演した『フィリップ、きみを愛してる!』って作品で注目されて、スティーヴ・カレルとライアン・ゴズリングが共演した前作『ラブ・アゲイン』でもソコソコ評価されてたんよね。

ちなみに、今回ヒロイン役を演じてるマーゴット・ロビーって女優さん、オーストラリア出身のひとらしいんやけど、デカプリオの『ウルフ・オブ・ウォールストリート』で抜擢されて注目され、来年にかけて、更に話題作への主演が決定してるみたいやね。

というわけで、そんな作品の感想は..................?!

フォーカス / Focus   ★★★☆☆   (2015年)

監督:グレン・フィカーラ、ジョン・レクア
出演:ウィル・スミス、マーゴット・ロビー、ジェラルド・マクレイニー、ロドリゴ・サントロ、アドリアン・マルティネス、ロバート・テイラー、B・D・ウォン

スゴ腕の詐欺師の男は、素人同然の女詐欺師と出会い、弟子入りを懇願する彼女をチームに加え、アメフトの大試合で荒稼ぎをするのだが..................ってな、犯罪サスペンス&恋愛ドラマ?!

天才的な詐欺師と魅力的な若い女詐欺師、一緒に“仕事”をしながら、淡い恋愛感情が生まれるが、そんな二人の関係は...............ってなことで、ウィルくんが持ち前の“軽さ”を駆使して、コミカルさを加えながら詐欺師の大勝負を演じるってところなんかな。

出だしから妙にムーディーな感じで滑り出して、小洒落たテイストでいくのかと思いきや、そこらへんも含めて、ちょっと中途半端やったね(笑)

なんとなくやりたいことは分かるんやけど、この手の作品ってのは、都合が良すぎると、作る側が“ヒネってやったでっ”って思ってるところが、それほどスカッと素直に伝わってこないんよなぁ。

個人的な意見としては、結局のところウィルくんの軽薄さが話を軽くしすぎて、さして話にも驚きはなく、むしろ恋愛ドラマと笑えないコメディ部分が際立ってもうてるようで、全体的には、ごく普通のボチボチな作品って印象になってもうたかな?!

2015年5月 8日 (金)

『海を感じる時』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品、劇場での公開当時は、かなり話題先行な感じやったよね。主役を務める市川由衣ってのは、どうやら世間的に“清純派”ということらしく、そんな彼女が大胆な濡れ場を演じるってところに注目が集まってたらしい。なんて言いつつ、そんな“話題性”にツラれて、いそいそとレンタルしてるハゲおやじな自分が、ちょっとかわいく感じてたりして.............(笑)

そんな彼女の相手をするのは、今やスッカリ“前バリ男優”として有名(?)になった池松くんで、『愛の渦』で門脇 麦と絡みまくり、『紙の月』では宮沢りえと、そして今度は市川由衣ってな感じで、なぜかオイシイ(?)役ばかりが巡ってくるってね。

そんなわけで、日本映画プロフェッショナル大賞の第7位に選ばれたらしい.....................って、なんのプロフェッショナルやねんって、ツッコミを入れつつ、感想は.......................?!(苦笑)

海を感じる時   ★★☆☆☆   (2014年)

監督:安藤 尋
出演:市川由衣、池松壮亮、三浦誠己、阪井まどか、高尾祥子、中村久美

恋愛感情はまったくなく、ただ彼女の体だけが目的だと言い放つ男と、そんな彼への愛情から、体だけの関係を受け入れて、彼のそばにいようとする女、そんな男女の歪んだ関係の行方は...............ってなドラマ??

高校の新聞部の部室で始まった関係が、数年の歳月を経て、どう変わっていくかってところに、主人公の成長を重ねてってことなんやろか。

出だしの“濃厚さ”から、どないなるんやろうって思ったら、う~ん、予想どおりの“マッタリ”した、スッキリしない尻すぼみなドラマやったなぁ(苦笑)

そもそものところで、セリフ回しの白々しさから、“言わされてる感”ってのが強すぎて、ボソボソと聞き取りにくいところもあったりで、イライラしてもうて..........。

まったく共感する余地もない展開と、ただ適当にエロいだけの印象しか残らんような話に、どうリアクションしたらエエんか、よう分からんわ(苦笑)

女の情愛みたいなものを描きたいのかもしれんけど、エロ以外の部分で、この内容からオヤジの心に伝わってくるものは、まったくなかったね?!

2015年5月 7日 (木)

『ローマの教室で ~我らの佳き日々~』

今日は、イタリア映画をひとつ、ご紹介♪

この作品、イタリアのアカデミー賞にあたるダヴィド・ディ・ドナテッロ賞の主演男優賞にロベルト・ヘルリッカおじさんがノミネートされたらしい。70年代から活躍してるベテランの俳優さんで、ドナテッロ賞では助演男優賞を受賞したことがって、ベネチアでも賞をもらったことがあるんやって。

共演してるマルゲリータ・ブイなんかは、ドナテッロ賞で主演女優賞を4度、助演女優賞を2度も受賞してる演技派女優さんで、ジュゼッペ・トルナトーレ監督の『題名のない子守唄』なんかにも出演してたんやね。

というわけで、そんな役者のみなさんが出演してる作品の感想は...........................?!

ローマの教室で ~我らの佳き日々~ / Il Rosso E Il Blu   ★★★☆☆   (2012年)

監督:ジュゼッペ・ピッチョーニ
出演:リッカルド・スカマルチョ、マルゲリータ・ブイ、ロベルト・ヘルリッカ、ルチア・マシーノ、ニナ・トレーシ、シルヴィア・ダミーコ、ジェネ・ニョッキ、ダヴィデ・ジョルダーノ

国語の補助教員として着任した男は、情熱をもって生徒たちと接しようとするが、そんな姿を美術史を担当する老教師は醒めた目で見ていたのだが.............ってな、ローマのとある高校を舞台に、教師と生徒の様子を描いたいドラマ?!

不登校ぎみの女生徒に手を差し伸べようとする教師、生徒や親に失望し、熱意を失った老教師、母親に放置され、学校で寝泊まりする生徒の面倒をみる女校長、教師たちそれぞれの複雑な心情を描いた教育ドラマってとこなんかな。

教師とはいかにあるべきか、そんな問いを前にして、教育に携わる者たちのジレンマってのを、3つのケースを使って表現しようとしてるのかもね。

どこか熱血教師が生徒たちを変えて奇蹟を起こす的な、ドラマチックな感動ドラマを期待してたんやけど、現場で生徒たちと向き合う教師の姿といった、よりリアルなところがテーマになってるみたいやね。

子供たちの将来のために、そんな気持ちと、不真面目で無気力な子どもたちとどう接するかっていう難しさ、教育の理想と現実ってのを考えさせられるかな。

背伸びをせずに、教師の苦悩を真摯に描いてるってことで、期待したものとは違ったんやけど、良心的なドラマになってるのかもね?!

2015年5月 6日 (水)

『不機嫌なママにメルシィ!』

今日は、コメディ調(?)のフランス映画をひとつ、ご紹介♪

この作品、フランスのアカデミー賞にあたるセザール賞で作品賞、主演男優賞、脚色賞、新人監督賞、編集賞の5部門を受賞し、監督賞や助演女優賞にもノミネートされたっていう、本国フランスでは相当に話題になったらしいんよ。

監督、脚本そして主演を務めたギョーム・ガリエンヌってひとの才能が評価されたってことらしいんやけど、このひと、フランスの名門の劇団コメディ・フランセーズの人気俳優なんやって。

というわけで、そんな作品の感想は........................?!

不機嫌なママにメルシィ! / Les Garcons Et Guillaume, A Table!   ★★★☆☆   (2013年)

監督:ギョーム・ガリエンヌ
出演:ギョーム・ガリエンヌ、フランソワーズ・ファビアン、ダイアン・クルーガー、レダ・カテブ、アンドレ・マルコン、チャーリー・アンソン、ブリジット・カティヨン、ナヌー・ガルシア、キャロル・ブレネール

とある一家の三男として生まれ、娘が欲しかった母親に女の子のように育てられたことで、いつしか女性らしさを求めるようになった男だったが、心配した父親により寄宿学校に入れられ..........ってな、ちょっと変わった自分探しのドラマ?!

自分は男なのか、それとも女なのか、ゲイなのか.............様々な境遇のなかで必死に自分自身のアイデンティティを見つけようとする男の心の旅を、本人の独白で綴るってとこなんかな。

この作品の驚きは、ある意味マザコンの中性的な主役を演じつつ、同時に母親役も一人二役で演じてるギョームくんの芸達者ぶりで、見事に演じ分けてるあたりはスゴイと思う。

ただ、内容としては、ちょっと万人ウケはせんやろね。コメディと言われても、特に笑えるようなところはないし、小粋で軽妙なフレンチらしさを期待したものの、どちらかと言うと、ちょっと一本調子で想定できる範囲で話が進むもんやから、どうしても“マッタリ感”があって、個人的には苦手な感じやった。

ただ、本当の自分を知るってことの大切さのようなものと、母子の愛情ってのは伝わってくるところはあるんやけどね?!

2015年5月 5日 (火)

『陽気なギャングが気球を回す』

今日は、邦画のコメディものをひとつ、ご紹介♪

これ、人気作家の伊坂幸太郎の原作を映画化したものらしいんやけど、どうやらこの作品が映画になった最初みたいやね。まぁ、毎度のことながら、原作は未読なんで、原作のヒット具合はよう知らんのやけど。

中村義洋監督とのコンビで映画になった『アヒルと鴨のコインロッカー』『フィッシュストーリー』『ゴールデンスランバー』『ポテチ』あたりは、なかなかのデキやったんやけど、『重力ピエロ』みたいに他の監督さんの場合、ビミョーなところもあったりで、どうなんやろね。

というわけで、そんな作品の感想は...........................?!

陽気なギャングが気球を回す   ★★★☆☆   (2006年)

監督:前田 哲
出演:佐藤浩市、大沢たかお、鈴木京香、松田翔太、大倉孝二、古田新太、加藤ローサ、光石 研、木下ほうか、三浦知紘、大杉 漣、松尾スズキ

たまたま銀行強盗事件の現場に居合わせたことで知り合った4人は、自ら銀行強盗となり銀行から奪った金を、何者かに強奪されてしまうのだが.............ってな犯罪コメディ?!

他人のウソを見抜ける男、完璧な体内時計を持つ女、天才スリ師、そして演説の得意な男、それぞれに一芸を持った個性派集団は、自分たちの戦利品を奪った相手に勝負を仕掛けるのだが...........ってなことで、ドタバタのコメディが展開するんよ。

なかなか豪華な顔ぶれの出演に、ちょこっと期待する部分もあったんやけど、なんかクダラナイ内容に笑えないコメディと、サッパリ冴えんかった(苦笑)

むしろ舞台なんかでやるとオモロイのかもしれんけど、映画でこれをやられると、あまりにもアザとすぎて、シラケてまうんよなぁ。

そもそも、エンディングで流れる曲で和田アキ子をフィーチャーしたらアカンやろう..........なんて、本編とまったく関係のないところでツッコミを入れてみたりして(笑)

2015年5月 4日 (月)

『グランド・セントラル』

今日は、劇場で未公開の作品のなかから、フランス映画をひとつ、ご紹介♪

この作品、カンヌ映画祭で監督さんを賞をもらったらしく、また、フランスのアカデミー賞にあたるセザール賞でオリヴィエ・グルメくんが助演男優賞にノミネートされたりして、その他の世界各国の映画祭でも賞を獲ったりノミネートされたりで、そこそこ注目されたみたいやね。

監督のレベッカ・ズロトヴスキくんと主演のレア・セドゥとは、すでに『美しき棘』って作品でタッグを組んだことがあって、その時にレアくんがセザール賞の新人女優賞にノミネートされて売れっ子になるキッカケを作っただけに、きっと仲良しなんやろうと思う。

というわけで、そんな作品の感想は.............................?!

グランド・セントラル / Grand Central   ★★★☆☆   (2013年)

監督:レベッカ・ズロトヴスキ
出演:タハール・ラヒム、レア・セドゥ、オリヴィエ・グルメ、ドゥニ・メノーシェ、ジョアン・リベロ―、ノーツァ・クーアドラ

原子力発電所で働くことになった男は、そこで同じ原発で働くひとりの女性と出会い、好きになるのだが、彼女はチームの先輩と付き合っており.............ってな、フランスの恋愛ドラマ?!

放射線という目に見えない恐怖に曝される仕事をしながら、好きになってはいけない相手と恋に落ちてしまう、そんな男の苦悩を描くってところなんかな。

日本では、依然として原発の内部での出来事を映画のネタにするのはアンタッチャブルな感じやけど、同じように原発に依存してるフランスでは、こうやって恋愛もののなかで、原発の恐怖をさりげなく扱ってるんやね。

あえて原発を舞台にした恋愛ドラマにしたワケは、常に危険のなかに身を置きながら、どこか破滅的な愛に身を捧げようとする男の悲哀ってのが出てるってところにあるのかも。

この作品、本国フランスだけやなくて、今や“ミューズ”としてハリウッドでも存在感を出しつつあるレア・セドゥの出演ってのが話題なんやろうけど、この作品でのインパクトは、個人的にはもう一息やったかなぁ...........いわゆる“大胆な(=エロ)”な演技はしてたんやけど(笑)

2015年5月 3日 (日)

『薄氷の殺人』

今日は、中国のサスペンスものをひとつ、ご紹介♪

この作品、ベルリン国際映画祭で作品賞にあたる金熊賞と主演男優賞で銀熊賞を受賞したってことで、話題になったらしい。まぁ、最も競った相手がウェス・アンダーソン監督の『グランド・ブタペスト・ホテル』やリチャード・リンクレイター監督の『6才のボクが、大人になるまで。』やったって言われると、ちょっと“ホ~っ!”って言いたくもなるかな(笑)

監督をしてるディアオ・イーナンってひとは、これが長編3作目らしいんやけど、元々は90年代後半に注目された『スパイシー・ラブスープ』『こころの湯』って作品の脚本を書いてたんやって。

というわけで、そんな作品の感想は.........................?!

薄氷の殺人 / 白日焔火   ★★★☆☆   (2014年)

監督:ディアオ・イーナン
出演:リャオ・ファン、グイ・ルンメイ、ユー・アイレイ、ワン・シュエビン、ワン・ジンチュン

工場に運び込まれた石炭の中にあった切断された腕、そんなバラバラ殺人の容疑者を逮捕する際に銃撃となり、同僚を失った刑事はアル中に。5年後、同じような殺人事件が起こり、関係者を張り込んでいた、かつての後輩と出会い、5年前の事件の被害者の妻が関係していると聞き、男は興味を持つのだが.............ってなサスペンス?!

どこか謎めいた女が抱える心のなかの闇、そして事件の真相は.............ってな感じで、凍てついた中国北部の街を舞台にして、ジワジワと話が展開していくんよ。

なるほど、途中でちょっと意外なカメラアングルで映像をつないだりして、映像的にも個性を出そうとしてるところは伝わってきたね。話にもヒネリがあって、悪くはないんやけど、ちょっと重苦しすぎて、かつ話の進みがゆっくりめなもんやから、途中で少し疲れてもうたよ(苦笑)

それでも主演のふたりは、なかなか渋い演技をしてたし、好きになったらアカン相手に惹きつけられる、そんな“やるせない”感情ってのが出てたかな。

せっかく重厚なテイストのドラマにしたんやったら、最後のエンドロールまで同じノリで行けばエエのに、なんて、ちょっと余計なことを言ってみたりして...............?!

2015年5月 2日 (土)

『ジュピター』

今日は、ボチボチ劇場での公開が終了しそうなSF映画をひとつ、ご紹介♪

ウォシャウスキー姉弟と言えば、ご存じのとおり、あの“マトリックス”のシリーズを作り上げたひとたちで(最もその当時は“兄弟”やったんやけど..........)、その独創的な世界観や、優れた映像技術で、映画の新たな可能性を示したひとたちやと思うんよ。

前作の『クラウド アトラス』は、世間的には賛否両論ではあったんやけど、個人的には作品のスケールとクリエイティブな作風に心を動かされ、“さすがやなぁ”って感心してもうたんよね。

そんなわけで、かなりネガティヴな前評判が気になりながらも、やはり期待して鑑賞した作品の感想は........................?!

ジュピター / Jupiter Ascending   ★★★☆☆   (2015年)

監督:ラナ・ウォシャウスキー、アンディ・ウォシャウスキー
出演:ミラ・クニス、チャニング・テイタム、ショーン・ビーン、エディ・レッドメイン、タペンス・ミドルトン、ダグラス・ブース、ペ・ドゥナ、ジェームズ・ダーシー、ティム・ピゴット=スミス

ロシアからの移民の子として生まれ、母親と一緒にアメリカで家政婦の仕事をしながら暮らしている女は、ある日、何者かに殺されそうになったところを、謎の男に助けられるのだが..............ってなSFもの?!

宇宙を支配する有力な王族の女王と同じDNAを持つために、その生まれ変わりとして彼女を利用しようとする王家の者たちの権力闘争に巻き込まれたヒロインだったが............ってな感じで、宇宙を舞台にハゲしいアクションで大騒ぎってなとこなんかな。

いやぁ~、なんでこんなかなぁ..............普通のB級SF映画と思って観れば、それなりのデキに思えるのかもしれんけど、これをウォシャウスキー姉弟が作ったって言われると、そのクオリティの低さが残念に思えてならんのよ(苦笑)

映像的に気合いを入れて、宇宙船のデザインなんかも凝ったものにしてってことなんやろうけど、まったくもって平凡なSFの域を出んのよ。

ストーリーを簡単に言うと、要するに“宇宙を舞台に繰り広げられる壮大な(?)兄弟喧嘩に巻き込まれる普通の家政婦”ってことで、そこに恋愛要素を付け加えられても、まったく深みも薀蓄の欠片もないドラマなんよなぁ。

使われてる音楽も、安っぽいSFものにありがちな、オーケストラを使ったオーソドックスなもので、気分が高揚するどころか、逆に“古さ”でシラケてもうて...........(苦笑)

ヒロインを演じるミラくんも、かつての小悪魔な雰囲気はすでになく、ホンマにオーラのない家政婦な感じで.........あぁ、ある意味、役を体現してるのか!

というわけで、前評判どおりの、何も特筆するようなものもない、普通のSFものやった。とりあえずウォシャウスキー姉弟に敬意を払って3つをつけつつも...................?!

2015年5月 1日 (金)

『寄生獣 完結編』

今日は、劇場で公開中の邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品、去年の11月末に劇場で公開された『寄生獣』の後編なんよね。前編の公開から少し時間が経ってもうてて、シネコンでは“復習”として、後編の公開前に再上映してたけど、そうやって金稼ごうとせんと、間をおかずに後編を上映してくれたほうが、よっぽど好感が持てると思うんやけどね。

なにはともあれ、原作をまったく知らないものの、たまたま前編を鑑賞して、“ちょいハマり”してもうたために、何気にこの完結編ってのが気になって、楽しみにしてたんよ。

というわけで、そんな作品の感想は......................?!

寄生獣 完結編   ★★★☆☆   (2014年)

監督:山崎 貴
出演:染谷将太、深津絵里、橋本 愛、國村 隼、浅野忠信、北村一輝、大森南朋、豊原功輔、ピエール瀧、新井浩文、山中 崇、岩井秀人、(声の出演)阿部サダヲ

人間を捕食するパラサイトは着実に勢力を拡大し、やがて市庁舎は彼らのアジトと化してしまった。右手に寄生したパラサイトと一緒に戦う高校生は、必死の抵抗を試みるのだが.............ってなSFドラマの完結編?!

母親を失った悲しみにも耐え、人間の姿をしたパラサイトを抹殺する高校生だったが、そんな彼を敵が放っておくはずもなく、対決の時が迫って来ていた.............ってな感じで、決着にむけてドラマが展開するんよ。

原作は知らんだけに、その世界と比べてどうのってなことは言えんのやけど、こうやって作品として楽しめてまうのは、キャスティングが上手くハマってるからなんやろうと思う。

主役の染谷くんは、どこか頼りない、気弱な高校生から、思いもよらない体の変化で、現実に必死に向き合おうとするっていう役どころを、いい具合に脱力しながら演じてるし、そこに絡む脇役が、それぞれいいスパイスになってるんよ。

母性に目覚めるパラサイトを演じた深津くんや、濃すぎる顔を存分に活かした北村くん、そこにベテランの國村おじさんがいて、大森くんや新井くんがさりげなく個性を出す、そんな“サラリとした贅沢さ”が上手く作品の雰囲気を作ってるんと違うかな。

もう少しプラスαがあれば、っていうのが正直なところなんやけど、それでも十分、及第点の娯楽作品になってたと思うんよね?!

しかし、この地球をダメにしてるのは、人間自身やっていうのは、今の環境破壊や紛争を見てると、確かに的を得てるかもなぁって気もするよなぁ........。

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