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2015年5月 2日 (土)

『ジュピター』

今日は、ボチボチ劇場での公開が終了しそうなSF映画をひとつ、ご紹介♪

ウォシャウスキー姉弟と言えば、ご存じのとおり、あの“マトリックス”のシリーズを作り上げたひとたちで(最もその当時は“兄弟”やったんやけど..........)、その独創的な世界観や、優れた映像技術で、映画の新たな可能性を示したひとたちやと思うんよ。

前作の『クラウド アトラス』は、世間的には賛否両論ではあったんやけど、個人的には作品のスケールとクリエイティブな作風に心を動かされ、“さすがやなぁ”って感心してもうたんよね。

そんなわけで、かなりネガティヴな前評判が気になりながらも、やはり期待して鑑賞した作品の感想は........................?!

ジュピター / Jupiter Ascending   ★★★☆☆   (2015年)

監督:ラナ・ウォシャウスキー、アンディ・ウォシャウスキー
出演:ミラ・クニス、チャニング・テイタム、ショーン・ビーン、エディ・レッドメイン、タペンス・ミドルトン、ダグラス・ブース、ペ・ドゥナ、ジェームズ・ダーシー、ティム・ピゴット=スミス

ロシアからの移民の子として生まれ、母親と一緒にアメリカで家政婦の仕事をしながら暮らしている女は、ある日、何者かに殺されそうになったところを、謎の男に助けられるのだが..............ってなSFもの?!

宇宙を支配する有力な王族の女王と同じDNAを持つために、その生まれ変わりとして彼女を利用しようとする王家の者たちの権力闘争に巻き込まれたヒロインだったが............ってな感じで、宇宙を舞台にハゲしいアクションで大騒ぎってなとこなんかな。

いやぁ~、なんでこんなかなぁ..............普通のB級SF映画と思って観れば、それなりのデキに思えるのかもしれんけど、これをウォシャウスキー姉弟が作ったって言われると、そのクオリティの低さが残念に思えてならんのよ(苦笑)

映像的に気合いを入れて、宇宙船のデザインなんかも凝ったものにしてってことなんやろうけど、まったくもって平凡なSFの域を出んのよ。

ストーリーを簡単に言うと、要するに“宇宙を舞台に繰り広げられる壮大な(?)兄弟喧嘩に巻き込まれる普通の家政婦”ってことで、そこに恋愛要素を付け加えられても、まったく深みも薀蓄の欠片もないドラマなんよなぁ。

使われてる音楽も、安っぽいSFものにありがちな、オーケストラを使ったオーソドックスなもので、気分が高揚するどころか、逆に“古さ”でシラケてもうて...........(苦笑)

ヒロインを演じるミラくんも、かつての小悪魔な雰囲気はすでになく、ホンマにオーラのない家政婦な感じで.........あぁ、ある意味、役を体現してるのか!

というわけで、前評判どおりの、何も特筆するようなものもない、普通のSFものやった。とりあえずウォシャウスキー姉弟に敬意を払って3つをつけつつも...................?!

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