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2015年5月25日 (月)

『ロンドン・リバー』

今日は、劇場で未公開の作品のなかから、イギリス映画(監督さんはフランス人で、正確には英仏アルジェリアの合作ということらしいんやけど)をひとつ、ご紹介♪

この作品、劇場未公開といっても、実はベルリン国際映画祭で作品賞にあたる金熊賞にノミネートされ、主演男優賞である銀熊賞を受賞した作品らしいんよ。

賞を受賞したのはマリ共和国出身のソティギ・クヤテって俳優さんなんやけど、同じく主演のブレンダ・ブレシンって女優さんは、いつもながらの“イギリス人のおばちゃん”キャラで熱演してたんやけどね。

というわけで、そんな作品の感想は..............................?!

ロンドン・リバー / London River   ★★★☆☆   (2009年)

監督:ラシッド・ブシャール
出演:ブレンダ・ブレシン、ソティギ・クヤテ、サミ・ブアジラ、フランシス・マギー、ロシュディ・ゼム、ベルナール・ブランカン

2005年にロンドンで起きた爆弾テロ事件、TVでニュースを見た母親は、大学に通う娘のことが気になり、連絡を取ろうとするがつかまらず、ロンドンの娘の住まいを訪ねるのだが.............ってなドラマ?!

誰 も知り合いのいない都会で、必死に娘を探す母親と、同じく連絡のない、6歳の時から別れて暮らす息子を探すアフリカ系のイスラム教徒の父親、そんな二人に は意外な接点があり..............ってなことで、事件をキッカケに出会った、ふたりの年老いた親の姿を映し出すんよね。

海辺の片田舎で農業をしてるおばちゃんが、流暢にフランス語を話すっていう強引さが気にはなるものの、人種や宗教の違いによる偏見なんかを背景に、子を持つ親の苦悩ってのを描いてるところは、なかなかやったね。

交わることのない、別の世界に生きるふたりが、皮肉にも事件によってめぐり逢い、支え合う、そんな姿には、子を心配する親に宗教や肌の色は関係ないってことを語りかけてるんかな。

それにしても、無差別に人の命を奪うテロの非情さ、それにより犠牲となる本人だけやなく、家族や関係者が心に負う傷ってのを考えると、なんともやりきれんよなぁ............?!

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