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2015年8月15日 (土)

『君が生きた証』

今日は、思わずサントラを即買いしたくなってもうた音楽ドラマをひとつ、ご紹介♪

この作品の注目は、あのウィリアム・H・メイシーが初監督したものやってとこかな。なんて言っても、ひょっとすると「それ誰やねん?」てツッコミが入るのかもね(笑)

映画のキャリアでいうと80年代初めから出演しだして、主に脇役でちょこっとクセのある顔で出てくるひとなんよ。名前と顔が一致しなくても、顔を見れば「知ってるかも....」ってなるんかな。コーエン兄弟の『ファーゴ』あたりの出演で、日本でもメジャーになったのかも。

というわけで、そんな彼がビシッと世に送り出した作品の感想は...................?!

君が生きた証 / Rudderless   ★★★★☆   (2014年)

監督:ウィリアム・H・メイシー
出演:ビリー・クラダップ、アントン・イェルチン、ローレンス・フィッシュバーン、フェリシティ・ハフマン、ジェイミー・チャン、マイルズ・ハイザー、ウィリアム・H・メイシー、セレーナ・ゴメス

大学で起きた銃乱射事件でひとり息子を失い、2年間、飲んだくれの生活を送っていた父親は、別れた妻から息子が生前に作成したCDを渡される。何枚かのCDに入ってた曲のひとつをバーで演奏したところ、ひとりの青年が一緒に音楽をやろうと声をかけてくるのだが.................ってな音楽ドラマ?!

息子が残した言葉とメロディーに、深い悲しみと心の癒しを見出した父親だったが、そんな彼には過去と向き合う必要が.........ってな感じで、なかなか胸にグッとくる話に仕上がってるんよ。

なにが素晴らしいって、音楽が最高にエエんよ。音楽をネタにしてて、それがサエないとどうしようもないんやけど、この作品で奏でられる音は、センチメンタルでそれでいて胸の奥にしっかりと響くんよなぁ。

実は重いテーマを扱いながらも、シリアスになりすぎず、安易に軽く流すことなく、音楽を通して交される父と息子の心の絆みたいなものが伝わってくるところがナイスやった。

決して戻らない過去と、親として子どもを慈しむ無償の愛、ひとりで舞台に立ち、そして息子と歌う曲には、悲しみだけやなく、深い愛情がこもってるかもしれんね................!?

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