« 2015年8月 | トップページ | 2015年10月 »

2015年9月

2015年9月30日 (水)

『フォックスキャッチャー』

今日は、アカデミー賞でもノミネートされた作品をひとつ、ご紹介♪

この作品、アカデミー賞の主演男優賞、助演男優賞、監督賞、脚本賞なんかにノミネートされてたんよ。批評家のウケがかなりよかったみたいで、昨年の賞レースの序盤では、アカデミー賞の本命って声が聞かれたんやけど、アメリカでの劇場公開が始まると、思ったよりも客が入らなくて、結局のところ興収が上がらなかったことが尾を引いた感じやったんかな。

そんな作品を監督したベネット・ミラーは、フィリップ・シーモア・ホフマンにアカデミー賞主演男優賞をもたらした『カポーティ』や、ブラッド・ピットが主演して話題になった『マネーボール』を撮ったひとで、ハリウッドでは人気の監督さんみたいやね。

というわけで、そんな作品の感想は...........................?!

フォックスキャッチャー / Foxcatcher   ★★★☆☆   (2014年)

監督:ベネット・ミラー
出演:スティーヴ・カレル、チャニング・テイタム、マーク・ラファロ、ヴァネッサ・レッドグレーヴ、シエナ・ミラー、ガイ・ボイド、ブレット・ライス、アンソニー・マイケル・ホール

アメリカの三大財閥のひとつとされるデュポン一族の男が、オリンピックの金メダリストを射殺するという、実際に起こったショッキングな事件を描いたドラマ?!

レスリングが好きな富豪の男は、広大な農場の一角に練習施設を作り、そこで金メダリストを育てることに。ロス五輪で金メダルを獲った兄弟は、そんな彼の誘いにまず弟が応じ、やがて兄もそのプロジェクトに参加することになるのだが...........ってなことで、デュポンと兄弟の関係から、事件の背景を描いてるんよ。

この作品、ポイントは役者の演技で、大富豪の男を演じるカレルくんは、普段のコメディでのオチャラケ演技を封印し、複雑な内面を抱えるキャラを迫真の演技で演じてた。

でもって、さりげないところでラファロくんが兄弟の兄役で上手くバランスを取ってて、その存在が他のキャラをエエ具合に引き立たせてるんよね。

実際に起こった事件とはいえ、作品全体のトーンが暗くて、少し気分が滅入ってまう感じが一般の観客にはウケなかったんやと思うんやけど、主役3人の演技に関しては見事やったし、それを引き出す監督さんは、さすがやったなぁ?!

2015年9月29日 (火)

『おんなのこきらい』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品で主演してる森川 葵って子、なんや注目されてる(?)んやってね。たまたま実家に帰った際に、母親が“表参道高校合唱部!”ってドラマを見てるのを一緒に眺めてて、その出演者に入ってるのが頭に残ってて、その名前を見てレンタル屋でこの作品を手にしたってわけ。

ただ、ドラマで主人公を演じてるのがそうなのかと思ったら、この作品を鑑賞した後に、どうも違うと思って調べたら、そっちは芳根京子って子らしく、がっかりしてもうたよ(苦笑)

というわけで、そんな作品の感想は.........................?!

おんなのこきらい   ★★☆☆☆   (2014年)

監督:加藤綾佳
出演:森川 葵、木口健太、井上早紀、谷 啓吾、加弥乃、巴山祐樹、松澤 匠

“女の子はかわいくなくちゃ”ってことで、男にチヤホヤされてナンボの、性格の悪い女の子は、大好きな男との関係がうまくいかず、どん底に................ってな、ちょっと“イタイ”女の子の恋愛&自分探しドラマ?!

同性に嫌われても気にせず、男に媚びを売って、自分の中のカワイイを突き進むも、次第に自己崩壊していく様子を描いてるんかな。

世の中が自分中心に回ってると思ってたのに、それが足元から崩れさり、どん底まで落ちる、そんな、ちょっとデフォルメした外見だけを気にするような子の葛藤をって言われても、こんなハゲおやじにはハードルが高すぎたわ(苦笑)

基本的には、某事務所が押してる若い女優の卵をメインに、彼女の魅力を前面にだしてってことなわけで、そういう意味ではアリなわけやけど、ちょっとこの作品観て、演技力も含めて、この子エエなぁって思うかって言われると................微妙かなぁ?!

作品のなかでもフィーチャーされてる音楽も含め、かなり趣味やなかったかも..............。

2015年9月28日 (月)

『少女が大人に変わる夏』

今日は、劇場で未公開の作品のなかからひとつ、ご紹介♪

この作品の監督をしてるナオミ・フォナーって誰なんやろうって思ったら、フルネームがナオミ・フォナー・ギレンホールって言うらしく、そう、あのマギー・ギレンホールとジェイク・ギレンホールのお母さんなんやって。

ちなみにお父さんのスティーヴン・ギレンホールってひとは、あの“ツイン・ピークス”のTV版の監督をしてたらしい。お母さんは脚本家として名が通ってるらしく、リバー・フェニックスが主演して話題になった『旅立ちの時』では、ゴールデングローブ賞を受賞したこともあるみたいやね。

ところで、この作品に出演してるエリザベス・オルセンは、共演してるボイド・ホルブルックと婚約してたみたいなんやけど、彼が遊び人やったせい(?)で、今年のはじめに婚約解消ってニュースが出てたっけ。

というわけで、そんな作品の感想は.......................?!

少女が大人に変わる夏 / Very Good Girls   ★★☆☆☆   (2013年)

監督:ナオミ・フォナー
出演:ダコタ・ファニング、エリザベス・オルセン、ボイド・ホルブルック、エレン・バーキン、ピーター・サースガード、クラーク・グレッグ、レニー・プラット、クレア・フォーリー、リチャード・ドレイファス、デミ・ムーア

大学への入学を前に、最後の夏を親友と過ごす女の子は、ひとりの青年と恋に落ちる。親友も彼に気があることを知りながら、彼と親しくなっていくのだが.................ってな、青春ドラマ?!

なんとも分かりやすい邦題のとおり、要するにゲスな言い方をすれば“やる”“やらん”の話なわけで、そこに多感な10代の青春の1ページの思い出的なストーリーを織り込みってところで、“ありがち”な話が展開するわけよ。

それでも主人公がキュートやったり、少しでも魅力があれば楽しめるんやけど、よりによってダコタくんでは、気分も盛り上がらんやんか...........個人的な趣味が前提のコメントではあるんやけど...............(苦笑)

先入観がアリすぎのせいか、主人公のキャラがまったくと言っていいほど共感できなくて、ただ自意識過剰なワガママな女の子の勝手なナルシズムと癇癪をぶつけられても、勝手にどうぞって思ってまうって。

むしろ、主人公よりは魅力的なオルセン姉妹の最終兵器(まだ下に妹がいるんやったっけ..........?)こと、エリザベスくんのキュートさばかりが際立って、主人公の親友を応援してもうた(笑)

というわけで、ダコタくん押しな作品ではあるんやけど、押されて迷惑、とにかく勘弁って感じやったね?!

2015年9月27日 (日)

『ピース オブ ケイク』

今日は、劇場で公開中の作品のなかから、邦画のラブコメをひとつ、ご紹介♪

これ、原作は人気になった少女マンガらしんやけど、毎度のことながら、この手の元ネタはサッパリ知らんのよね。まぁ、逆にこんなハゲオヤジがそこを熱く語り出したら、それはそれでどうかと思うんやけど(笑)

想像どおり女性かまたはカップルの観客が大半を占めるシネコンで、オヤジひとりで鑑賞しようと思った理由は、たまたまシネコンのサービスデーやったってことも少しありつつも、主演の多部ちゃんに期待ってのが大きかったんよね。

ちょっと個性的(?)な目元のせいか、かわいいのか、そうでもないのか、微妙な感じがして、世間的にどこまで人気があるのかは分からんのやけど、女優として見たときに、他にない独特の存在感を持ってる点では、なかなかオモロイと思うんよ。

でもって、映画で彼女を観てると、どういうわけか気になって、いつのまにか引きこまれてまうようで、地味な佇まいの中に、妙に気になるものを秘めてる、なんとも不思議な魅力を持った女優さんなんやろね。

というわけで、そんな彼女のキュートさが出まくり(?)の作品の感想は......................?!

ピース オブ ケイク   ★★★☆☆   (2015年)

監督:田口トモロヲ
出演:多部未華子、綾野 剛、松坂桃李、木村文乃、菅田将暉、柄本 祐、光宗 薫、安藤玉恵、森岡 龍、中村倫也、山田キヌヲ、峯田和伸

ダメな恋愛を繰り返し、仕事もやめて再出発することになった女の子は、引っ越したアパートの隣人の男に心惹かれてしまう。バイトの面接で友人の働くレンタルビデオ店に行くと、その隣人が店長で.............ってな恋愛ドラマ?!

相手に流されない恋愛をしようと、慎重になる一方で、店長のことが気になってしょうがなく、次第に気持ちが抑えきれなくなり................って、多部ちゃん、結構な肉食系やないですか(笑)

社会に出てみたものの、恋も仕事も思い通りにいかず、ちょっと人生に迷った25歳の女の子の甘くて切ない等身大の恋の物語をってことなんかな。

当然のことながら、こんなオヤジに乙女心を理解するのはハードルが高すぎる(?)わけやけど、そんなオヤジから見た作品のポイントは、何と言っても“キュートな多部ちゃん”の魅力満載なところやろなぁ。

これまでのイメージを飛び越え、監督の田口くんのエロ心を満たす(?)、かなり大胆な濡れ場やら露出やらで思い切った演技を見せてくれてるんやけど、そこまで世間で話題になってないんよね。
まぁ、確かにエロさを感じさせないってのはあるんやけど..............(笑)

ウブ(?)なオヤジは、そんなキュートな多部ちゃんに共感して、思わず応援してまう気分になるんやけど、その相手が綾野くんってところがねぇ...............腫れぼったい目をした............ハッキリしない、中途半端なイケメン(?)との恋って言われても、どうもハッピー・エンドな感じがしないのは、なんでやろ(苦笑)

それでも、同性から見れば、胸キュンなラブストーリーなんかなぁ............オヤジからすれば、多部ちゃんが全てやったね?!

2015年9月26日 (土)

『アントマン』

今日は、劇場で公開してる作品のなかから、マーベル・コミックが贈る新たなヒーローものをひとつ、ご紹介♪

この作品で監督をしてるペイトン・リードってひとは、かつてキルステン・ダンストが注目されるキッカケになった『チアーズ!』って作品を作ったひとで、他にはユアン・マクレガーとレニー・ゼルウィガーが共演した『恋は邪魔者』なんかも彼の作品なんよ。

主演のポール・ラッドは、どちらかと言うとコメディよりの役者さんで、個人的には嫌いではないんやけど、アメリカのコメディと言うと、どうしても笑えないものが多く、そういう意味では、劇場未公開の作品ばかりで、日本ではイマイチ知名度が高くないのかも。

というわけで、そんな作品の感想は........................?!

アントマン / Ant-Man   ★★★☆☆   (2015年)

監督:ペイトン・リード
出演:ポール・ラッド、エヴァンジェリン・リリー、マイケル・ペーニャ、マイケル・ダグラス、コリー・ストール、ボビー・カナヴェイル、ティップ・“T.I.”・ハリス、ウッド・ハリス、ジュディ・グリア、ヘイリー・アトウェル、スタン・リー

窃盗で逮捕され、3年の刑期を終えて出所したばかりの男は、盗みに入った家の主である科学者に依頼され、彼が開発した特殊なスーツを着て戦うことになるのだが..............ってなマーベル・コミックのヒーローもの?!

究 極の兵器を開発し、大金を手にすることを目論む男を止めるため、体長1.5センチのヒーローが、仲間のアリたちを引き連れて立ち向かうのだ が..............ってなことで、どん底の人生を送る男が、最愛の娘のために、再起をかけて、ヒーローになって悪と戦うってね。

この作品、主役にポール・ラッドを抜擢したところがプラスやったね。彼の持つ2枚目半な感じが、たまたまヒーローになることになって、ちょっと戸惑ってる普通の男っていう体をうまく臭わせてて、共感しやすい身近な存在になってるんよ。

ちょっと“虫系”が苦手な者にとっては、背筋がサワサワするような場面もあるんやけど、テンポよく軽快に悪をブッ倒す“ちっちゃなヒーロー”は、なかなか楽しめる娯楽作に仕上がってたかな?!

2015年9月25日 (金)

『繕い裁つ人』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

監督の三島くんの過去の作品と言えば、大泉 洋と原田知世が主演した『しあわせのパン』や、同じく大泉くんと染谷将太が共演した『ぶどうのなみだ』で、ついでに脚本を書いた『二流小説家 シリアリスト』も含めて、“そりゃアカンわ”でバッサリと切り捨ててきたんよ。

正直、この監督さんの作品を進んで観ることはないやろうって思ってたんやけど、この作品は劇場で公開してるときも、そこそこ評判が良かったこともあって、レンタル開始になったところで、とりあえず借りてみたってわけ。

この作品、舞台は港の見える神戸の町なんやけど、エンドロールを見てたら、どういうわけか作品の協力者として、故郷の川西市とその郷土博物館の名前が出てて、泣き叫ぶ議員を輩出(排出)した町って以外でも、こんな貢献(?)もあるんやって、ちょっと驚いてもうた(笑)

というわけで、ほとんど一般のひとには関係のないサプライズねたを披露しつつ、作品の感想は.........................?!

繕い裁つ人   ★★★☆☆   (2014年)

監督:三島有紀子
出演:中谷美紀、三浦貴大、余 貴美子、片桐はいり、杉咲 花、中尾ミエ、黒木 華、伊武雅刀

先代の祖母が営んでいた店を継ぎ、古い付き合いの常連さんの洋服の手直しをして暮らしている二代目の女性。そんな彼女の洋服のトリコになり、ブランド展開しようと百貨店に勤める男が足しげく説得に通うものの、顔の見えない相手に服は作れないと断られるのだが.............ってな洋服にまつわるドラマ?!

一生着られる洋服を作りたい、そんな先代の意思も継いで、頑固にやり方を変えない女主人と、魅力的な洋服を売りたいと思う男、そんなふたりを軸に、周囲のひとたちとの関係を描いてるんよ。

ファッションのことには全く詳しくないハゲおやじからすると、洋裁店が物語の舞台やって言われると、なんや地味やなぁって思うんやけど、ただ、着てる洋服次第で気分が変わるとか、簡単に捨てたり売ったりする洋服やなくて、ずっと大事に着続けるものをってのは、なんや伝わってくるものがあったよ。

大量消費の社会のなかで、変わらずに大切に守られるもの、そんな洋服とそれを着る人たちの心の豊かさってのを感じたかな。

変わりゆくもの、変わらないもの、そして失われるものと育つもの、洋服から人生の奥深さを垣間見た気がしたね?!

2015年9月24日 (木)

『カフェ・ド・フロール』

今日は、カナダとフランスの合作映画をひとつ、ご紹介♪

この作品、監督をしてるのがマシュー・マコノヒーにアカデミー賞をもたらした『ダラス・バイヤーズクラブ』作ったジャン=マルク・ヴァレなんよ。現在、一部の劇場で公開してるリース・ウィザースプーン主演の『わたしに会うまでの1600キロ』もアカデミー賞の主演女優賞と助演女優賞にノミネートされ、この作品の前に作られたエミリー・ブラント主演の『ヴィクトリア女王 世紀の愛』って作品も衣装なんかでノミネートされてて、彼の作品はかなりの確率でアカデミー賞の何かしらの賞に絡むってくらい、注目されてるんやろなぁ。

ちなみに、この作品も“カナダの”アカデミー賞にあたるジニー賞でヴァネッサ・パラディが主演女優賞を受賞してたりして、それなりに評価を受けてたんやって。

というわけで、そんな作品の感想は.........................?!

カフェ・ド・フロール / Cafe De Flore   ★★★☆☆   (2011年)

監督:ジャン=マルク・ヴァレ
出演:ケヴィン・パラン、エレーヌ・フォロラン、ヴァネッサ・パラディ、マラン・ゲリエ、エヴリーヌ・ブロシュ、アリス・デュボワ、ミシェル・デュモン、リンダ・スミス

60年代のパリの街で、美容師をしながらダウン症の息子を女手ひとつで育てるシングル・マザーは、困難にもめげず、息子への愛情を支えに頑張っていた。一方で、モントリオールで美しい恋人とふたりの娘と暮らすDJの男は、長年連れ添った妻との関係に悩んでいたのだが..............ってなドラマ?!

時代も場所も異なる2つのストーリーを並行して展開させながら、運命に翻弄される人たちを描くってとこなんやろね。まったく内容を知らずに、タイトルから小洒落たカフェの話なんかなって思いながら観てると、かなり異質な2つのドラマが繰り広げられて、途中まで違和感ありまくりやった(笑)

ただ、そこからクライマックスに向けての持って行き方は、なかなかダイナミックで、多少のムリを押し切るだけの“勢い”があったね。

ちょっとヒネリを利かせすぎたところに“取っつきにくさ”を感じるものの、センスのいい音楽の使い方とアイデア勝負で語られる“魂の宿命”を描いたドラマは、興味深い仕上がりやったかな?!

しかし、セル&レンタル用の邦題にくっついてきた“愛が起こした奇跡”ってのは................なんか余計なお世話やったように思うんやけどね。こういうのを、まさに“蛇足”って言うんやろなぁ.................!(苦笑)

2015年9月23日 (水)

『フェーム』

今日は、少し懐かしめの作品をひとつ、ご紹介♪

この作品の監督をしてるアラン・パーカーってひと、好きなんよ。世間的には、きっとミッキー・ロークの第一次ブレイク期の傑作ミステリー『エンゼル・ハート』の脚本を書き、監督をしたひとっていうのが分かりやすいんやろうけど、自分の場合、本格的に好きになったのは、以前に紹介した音楽をネタにした『ザ・コミットメンツ』って作品やったんよ。

2003年にケヴィン・スペイシーとケイト・ウィンスレットが共演した『ライフ・オブ・デヴィッド・ゲイル』って作品を撮って以降、ずっと監督さんの新作を心待ちにしてたんやけど、どうやら映画監督としてのキャリアは終わりにしてもうたみたいで、残念ながら“次”の予定はないんやって。

というわけで、そんな監督さんの初期の作品の感想は...................................?!

フェーム / Fame   ★★★☆☆   (1980年)

監督:アラン・パーカー
出演:エディ・バース、アイリーン・キャラ、ローラ・ディーン、バリー・ミラー、リー・キュレーリ、ポール・マクレーン、ジーン・アンソニー・レイ、アルバート・ヘイグ、ジョアンナ・マーリン

ニューヨークにある芸術学校に入学してきた若者たちは、“明日のスター”を目指して歌や踊り、演技や演奏を学んでいくのだが...............ってな青春ドラマ?!

様々な人種の、異なるバックグラウンドを持つ若者たちが、それぞれの悩みを抱えながら、夢を追いかけて頑張る様を映し出すってところなんやろね。

出だしの入学試験の時の野暮ったい感じから、学年を重ねて洗練されていく様が、学生たちの成長をリアルに表現してて、時間の流れを上手く表現してた。

ただの単純なサクセス・ストーリーにしてハッピー・エンドにするんやなくて、むしろ挫折を描きながら現実の厳しさを映し出すあたりが、イギリス人監督であるアラン・パーカーのシニカルでリアリスティックな一面が出てるんよ。

役者、ダンサー、ミュージシャン、コメディアン、大きな夢を純粋に追いかける若者たちの、ちょっとビターな青春の日々は、アカデミー賞を受賞した楽曲のクオリティもあってか、控えめながら印象的に盛り上げられてたね!?

2015年9月22日 (火)

『忘れないと誓ったぼくがいた』

今日は、注目の(?)若手が主演してる邦画をひとつ、ご紹介♪

村上虹郎くんと言えば、俳優の村上 淳と歌手のUAの息子さんで、河瀬直美が監督した『2つ目の窓』って作品では、父子の共演ってのもあってか、随分と話題になってたやんね。

その相手役を演じる早見あかりと言えば、元ももクロで、『百瀬、こっちを向いて。』での瑞々しい演技で注目されてたんかな。最近、たまにCMで見かけるんやけど、何となくビミョーな感じがしてるんよ。この作品でも、むしろ事務所のバーターで出演してる大沢ひかるって子の方が気になったりして.....................(笑)

というわけで、そんな芸能プロの押しとハゲオヤジの好みの話は置いといて、作品の感想は.................................?!

忘れないと誓ったぼくがいた   ★★★☆☆   (2014年)

監督:堀江 慶
出演:早見あかり、村上虹郎、西川喜一、大沢ひかる、渡辺佑太朗、ちはる、二階堂 智、池端レイナ、ミッキー・カーチス、山崎樹範

たまたま出会った女の子を学校で見つけ、気がつくと好きになっていた男子高校生。みんな自分のことを忘れてしまうと告白する彼女の話に戸惑いながらも、自分だけは彼女のことを決して忘れないと誓うのだが..............ってな、ファンタジー恋愛ドラマ?!

少し謎めいた彼女に惹かれながらも、自分もすぐに彼女のことを忘れてしまい、戸惑う彼は、必死に彼女のことを記憶に留めようとするのだが...........ってな感じで、ちょっと切ない青春のラブストーリーが展開するんよ。ファンタジーやから何でもアリということで、奇抜すぎる感がありすぎるものの、話としてはギリギリ“セーフ”やったかなぁ。

ただ、作品としては、要するに話題の若手ふたりが主演ってのがウリなわけで、正直に言って、評価はそれ以上でもそれ以下でもないってところやった。

例によって所属事務所が激烈にプッシュしてる(?)風な早見くんは、極太な眉毛もあってか、確かに雰囲気は個性的なものを持ってて、期待したくなる気持ちは分かるんやけど、劇団出身の監督の演出なのかもしれんけど、演技があまりにも芝居がかってて、このまま勘違いして行くと、少ししんどくなりそうやったよ。

まぁ、青春の甘酸っぱい恋の話を、こんなオヤジがとやかく言うもんでもないんやけど、新進女優のプロモーションのためのイメージビデオとしては成功で、映画としてはもうひとつ、そんな所かもなぁ...............?!

2015年9月21日 (月)

『スマート・アス』

今日は、劇場で未公開の作品のなかから、フランス映画をひとつ、ご紹介♪

この作品で主役を務めてる3人の若手俳優は、フランスのリュミエール賞ってので、将来有望な若手俳優に与えられる賞にノミネートされてたんやって。

監督のキム・シャピロンってひとは、お父さんがキキ・ピカソっていう有名なグラフィック・デザイナーらしく、SWATCHのデザインなんかで人気みたいで、そんな父親の芸術センスを引き継いでってことなんかな。

ちなみに監督さんのデビュー作は『変人村』っていうホラーものらしいんやけど、邦題の奇抜さとは裏腹に、主演をフランスで人気のヴァンサン・カッセルが務めてて、モニカ・ベルッチも出演してたらしい。

というわけで、そんな作品の感想は........................?!

スマート・アス / La Crème De La Crème   ★★★☆☆   (2014年)

監督:キム・シャピロン
出演:トマ・ブルメンタル、ジャン=バプティスト・ラファルジュ、アリス・イザーズ、マリーヌ・サンシー、カリム・エト・ムアン

フランスの有名なビジネス・スクールで学ぶ3人の学生が、経済の市場理論を駆使して、娼婦斡旋業を始めるのだが............ってな青春(?)ドラマ?!

女の子の数が多くても、一部のモテ男たちに彼女たちは群がり、モテない男たちは相手にもされない、そんな現実を変えるにはどうすればいいか、そんな疑問から始めたことが、次第にビジネスとして金になり.............ってなことで、3人の若者のちょっと複雑な心情を描くってなところなんかな。

同じ“モテない男”としては、世の中の構造を解説するくだりは“そうやんなぁ.....”って納得できるんやけど、全体のドラマとしては、ちょっと盛り上がりに欠ける感じやったね(苦笑)

モテない男と幸せになれない女を結びつけるなんて言うと、ちょっとキレイな話にも聞こえるけど、実際にやってることは......やからなぁ。

頭のいい学生が他人を利用して儲ける、そんな話に純愛を持ち込まれても、そこまで感じるものはないやんね?!

2015年9月20日 (日)

『天空の蜂』

今日は、劇場で公開中の作品のなかから、話題の(?)邦画をひとつ、ご紹介♪

実はいきつけの散髪屋のご主人が本好きで、よく読み終わった文庫本をくれるんよ。でもって、一時、東野圭吾ものを連続して試した時期があって、いろいろとタダでもらった本を読ませてもらった結果、東野圭吾の小説は、どうもハズレが多い、ってのが個人的な評価なんよ。

まぁ、いきなりこんなことを言うと、各方面から批判を受けそうなんやけど、まぁ、趣味が合わないってことで、しゃぁないよね。そんなこともあって、この作品も原作者の名前を聞いて、ちょっとなぁって思ったんやけど、あまりにも“世間”が絶賛してることもあって、シネコンのサービスデーに鑑賞してみたってわけ。

ということで、そんな作品の感想は...........................?!

天空の蜂   ★★☆☆☆   (2015年)

監督:堤 幸彦
出演:江口洋介、本木雅弘、綾野 剛、國村 隼、柄本 明、仲間由紀恵、光石 研、やべきょうすけ、佐藤二朗、落合モトキ、石橋蓮司、竹中直人、向井 理、石橋けい、手塚とおる、松島 花

完成したばかりの最新鋭の巨大ヘリコプターが何者かに乗っ取られ、福井県敦賀にある原子力発電所の上空でホバリングを始める。すべての原発を直ちに廃棄しなければ、ヘリを原発に落とすとの犯行声明があり、ヘリの開発者の男は、原発関係者や警察と一緒に事態の対応に追われるのだが..................ってなサスペンスもの?!

いやぁ~、出だしからツッコミどころ満載で、あまりにも現実離れした都合の良すぎる展開に、どうにも失笑が止まらなくて、ちょっと焦ってもうたよ(苦笑)

テーマとしては、原発の問題を、ちょっとセンセーショナル(?)な設定を使ってオープンに問いかけるってことなんやろうとは思うんやけど、そんな社会派(?)ドラマってことで、いつもの“悪ノリ”のできない堤作品ってのは、どうにも窮屈そうで、それでいて、いつもはプラスになる“チープさ”が、シリアスなドラマでやけに鼻についてもうて.........。

役者の技量の問題なのか、演出のせいなのかは微妙なところなんやけど、どうにもセリフを言わされてる感が出すぎてる演技を延々と見せられると、もうどない受け止めてええんか、こっちも困ってまうやんか(笑)

もちろん、個人的には、昔から原発反対の立場やから、そういった観点で言いたいことはイロイロあるんやけど、それをひとまず置いといて、映画としてこの作品を評価するなら、ちょっと勘弁して欲しいって思うレベルやったよ。

Yahoo!の絶賛コメントや公式サイトの名を連ねてる有名人のコメントなんかを見てると、世間様の評価と自分の感覚のズレを非常に感じてまうんやけど、正直、これを映画として絶賛されてもって思うんやけどね?!

2015年9月19日 (土)

『ギリシャに消えた嘘』

今日は、サスペンスものをひとつ、ご紹介♪

この作品、注目は何と言っても、愛犬とのスクリーンでの共演を果たしたヴィゴ・モーテンセンで............なんてことはなく、賞レースでも注目されたコーエン兄弟の監督した『インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌』で主演し、全米批評家協会賞で主演男優賞を受賞したオスカー・アイザックなんやろね。

実はグアテマラ人の母親とキューバ人の父親から生まれた南米系らしいんやけど、その風貌からアラブ人の役を演じることもあったりして、独特の雰囲気が使う側からするとエエんかも。今年から始まる“スター・ウォーズ”の新シリーズでも、重要な役柄で出演が決定してるみたいやしなぁ。

というわけで、そんな作品の感想は......................?!

ギリシャに消えた嘘 / The Two Faces Of January   ★★★☆☆   (2014年)

監督:ホセイン・アミニ
出演:ヴィゴ・モーテンセン、オスカー・アイザック、キルステン・ダンスト、デイジー・ビーヴァン

父親に反発し、異国の地ギリシャで観光ガイドをしているアメリカ人の青年は、アテネを訪れていた金持ちのアメリカ人の紳士とその妻と出会う。ふとしたキッカケで、ワケありな夫婦の起こした事件に巻き込まれ...................ってなサスペンス?!

逃亡を余儀なくされる夫婦とそんな彼らを助けることになった青年、何かに導かれるように出会った彼らの逃避行の行方は............ってなことで、60年代のギリシャを舞台にドラマが展開されるんよ。

好みの問題なんやろうけど、キルステンくんが“美貌を備えた魅惑の人妻”って言われると違和感がアリアリで、どうも気乗りせんなぁなんて思いつつも、メインを張るヴィゴくんの、相変わらず渋みが漂いまくる存在感と、役者としてブレイク中のオスカーくんの頑張りは、なかなか見応えがあったかな。

どちらかと言うと“アッサリ系”の演出で、盛り上がりという点では物足りなさはあるんやけど、それでも微妙な駆け引きや心理戦を丁寧に映してて、全体としても悪くはないかもね?!

2015年9月18日 (金)

『深呼吸の必要』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品、キャストの紹介順なんかを見ると、香里奈のデビュー作ってのが本来のポイントやったと思われるんやけど、実は若かりし頃(?)の成宮くんや、東宝シンデレラガールで“ブイブイ”言わせてた頃の、まだウブ(?)な長澤まさみが出演してたんよね。

監督の篠原くんは、この作品がちょっと気に入ったこともあって、その後、堤 真一が主演した『地下鉄(メトロ)に乗って』や八嶋智人が主演した『つむじ風食堂の夜』、東山紀之が主演した時代劇『小川の辺』なんかを観たんやけど、なんとなく期待をハズされてもてる感じかなぁ(苦笑)

というわけで、そんな作品の感想は................................?!

深呼吸の必要   ★★★☆☆   (2004年)

監督:篠原哲雄
出演:香里奈、谷原章介、金子さやか、長澤まさみ、大森南朋、成宮寛貴、久遠さやか、北村三郎、吉田妙子

沖縄の離島で、約1ヶ月間のサトウキビの刈り入れの住み込みバイトをするために集まった若者達。それぞれの“理由”を引きずりながら働く彼らは、寝食を共にするなかで、次第に打ち解けていくのだが............ってなドラマ?!

暑い日差しのなか、朝から晩までひたすらサトウキビを刈る、全編そんな汗流しながらの作業を軸に淡々とっていうと、確かにちょっと退屈な感はあるかもね(苦笑)

でも、そんな毎日のなかで、それぞれが自分自身と向き合い、不器用にもひとつになって目標に向かって一生懸命に打ち込みながら、徐々に笑顔を取り戻していくっていう姿を見てると、なんやちょっとうらやましいんよ。

人生に行き詰り、たどり着いた先でオジイとオバアの優しさに触れ、沖縄の美しい自然のなかで少しずつ何かが変わっていく、そんな様子にホコッとしたりして。

ひとつのことに打ち込み、自分のため、大切なひとのため、目標に向かって“仲間”と一緒に一歩ずつ前に進む.........マッタリと映像を眺めながら、日常に縛られて、何の目的もなく時間を過ごしてる自分自身を考えてもうたりしてなぁ............(苦笑)

“なんくるないさ”って少し肩の力を抜いて、ゆっくりと深呼吸でもしてみれば、どんな苦しいときでも少し楽しくなる、そうなもんなのかもね。

それにしても..............沖縄の空が無性に眩しかった.............(笑)

2015年9月17日 (木)

『君の涙 ドナウに流れ ハンガリー1956』

今日は、ちょっとマニアックなところでハンガリー映画をひとつ、ご紹介♪

この作品のネタになってるのは、戦後ソ連の支配下にあったハンガリーで、1956年に実際に起こった市民による蜂起である“ハンガリー動乱”と、その直後に開催されたメルボルンでのオリンピックの水球競技で、ハンガリーとソヴィエト連邦が対戦した際に乱闘になり、選手が流血したことで“メルボルンの流血戦”って言われてる歴史的な試合なんやって。

オリンピックは国の威信をかけた戦いやっていうことがあるけど、支配する側と抑圧される側が、オリンピックという舞台で、様々な想いを背負って戦った、そんな試合やったらしい。

というわけで、そんな作品の感想は............................?!

君の涙 ドナウに流れ ハンガリー1956 / Szabadsag, Szerelem   ★★★☆☆   (2006年)

監督:クリスティナ・ゴダ
出演:イヴァーン・フェニェー、カタ・ドボー、シャーンドル・チャーニ、タマーシュ・ヨルダーン、カーロイ・ゲステシ、ペーテル・ホウマン、ツェルト・フサール、ヴィクトーリア・サーヴァイ

1956年のハンガリー動乱による、圧倒的な軍事力を背景としたソ連軍の統制下での抑圧された生活に耐えられず、祖国のために立ち上がった若者たちの姿を、水球チームのオリンピック出場を絡めて描いた、戦争&恋愛映画?!

自由を求めて、強大な敵にひるむことなく先頭に立って闘う女学生と、そんな彼女に惚れた水球チームのスター選手、オリンピックへの夢と、燃え上がる愛情、国への誇りといった感情が入り交じる、そんな若者の心のなかの葛藤や揺れる気持ちを考えると、なんや観てて胸が痛くなってもうたよ。

歴史のなかで、無差別に罪もない人々が武力でねじ伏せられてもうたっていう事実が、何にもまして悲しすぎるんよなぁ。

確かに映画としては、ハリウッド作品のような派手さもなく、盛り上がりも中途半端な感は否めないんやけど、歴史の事実がそこにあるだけに、話に説得力があるし、時代の流れに翻弄される若者たちの姿は、ぐっと心に響いてくるってね。

“自由”というものの本当の価値や、国を取り上げられ、人としての誇りを踏みにじられる苦しみってのを考えると、平和ボケした暮らしのなかで、無気力に生きてる自分がちょっと情けなく思えてまうたよ.....................?!(苦笑)

2015年9月16日 (水)

『題名のない子守唄』

今日は、イタリアの名匠ジュゼッペ・トルナトーレ監督の作品をひとつ、ご紹介♪

トルナトーレ監督と言えば、あの『ニュー・シネマ・パラダイス』で映画好きの心を虜にし、『海の上のピアニスト』では切ないドラマを繊細に作り上げ、最近では『鑑定士と顔のない依頼人』でヒネリの効いたサスペンス調のドラマを仕立てたひとやんね。

その作品は、必ず盟友のエンニオ・モリコーネの音楽で彩られ、気がついたらドップリとその世界に入りこんでもうて、音と映像で何とも言えない雰囲気に誘われるんよなぁ。

というわけで、当時イタリアのアカデミー賞で主要部門を総なめにした作品の感想は.................?!

題名のない子守唄 / La Sconosciuta   ★★★☆☆   (2006年)

監督:ジュゼッペ・トルナトーレ
出演:クセニア・ラパポルト、ミケーレ・プラチド、ピエラ・デッリ・エスポスティ、クラウディア・ジェリーニ、アンヘラ・モリーナ、マルゲリータ・ブイ、アレッサンドロ・アベル

過去を引きずりながら生きるウクライナ人女性は、とある家族に近づくために近所に移り住んできたのだが................ってな、サスペンス調の人間ドラマ?!

目的の家族に近づき、計画どおりに家政婦となり、家のなかに入り込む彼女の目的は.................消えない過去の記憶に悩まされながら、必死に何かにすがる女の姿を描くってとこなんかな。

単純な代理母が産んだ子供に会いに行くぐらいのメロドラマかと思ったら、さすがはトルナトーレで、思った以上に深~い展開になってるんよ。

主人公の存在が作品のすべてなんやけど、その道理を越えて、目的に突き進む姿ってのに、母性の持つ強さが表現されてるんやろうと思う。

拭い去ることのできない過去の暮らしの中で、唯一残る希望のひかり、それが愛のカタチであり、彼女にとっての救いってことなんやろね。

エンニオ・モリコーネの叙情的なメロディーをバックに語られる物語は、時に激しく、時に切なく、そして最後にやさしさを感じさせるんやなぁ。でもって、じっくり丁寧に練られたストーリーは、なかなかの味わいやったよ!?

2015年9月15日 (火)

『あしたになれば。』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品の監督をしてる三原くんといえば、中谷美紀と藤 竜也が共演した『しあわせのかおり』や、同じく藤 竜也をフィーチャーした『村の写真集』といったところで有名かな。

なんて話をしたところで、この作品のウリは主役の若手なんやろね。なかでもヒロイン役の黒島結菜って子は、かなり注目されてるらしく、個人的にはNHKの朝ドラ「マッサン」の後半で出てきて、成長した娘役がかなりイマイチやったこともあってか、ちょっと気になってたんよ。

葉山くんも同じく、今やってる、かなりイマイチな朝ドラで主人公の弟役で、かなり知られてた存在なんと違うかな。この後も出演作が目白押しらしく、要チェックなのかもなぁ。

小関くんは天下のアミューズのイチオシ(?)みたいで、子役からキャリアをスタートしてるらしく、これが初主演とのことなんやけど、今後はどう成長してくんやろね。

というわけで、そんな作品の感想は..........................?!

あしたになれば。   ★★★☆☆   (2015年)

監督:三原光尋
出演:小関裕太、黒島結菜、葉山奨之、赤井英和、清水美砂、小川光樹、山形 匠、富山えり子、赤間麻里子

夏休みに校長に呼び出された仲良し4人組の男子校生は、市のイベントに出品するご当地グルメの開発を依頼され、最初はまったく気乗りしなかったが、近所の女子高から来たふたりの女の子と一緒と聞き、一気にテンションが上がるのだが.............ってな青春ドラマ?!

高校生たちのひと夏の恋と青春をってなことで、ポイントは赤井英和の“滑舌”と清水美砂の“枯れ具合”で....................なんて言うたら、誰も観る気にならんよね(笑)

まぁ、よくある若手俳優を前面に出して、未来の売れ筋を青田買いっていう目的で作られた作品なんやろなぁ。そういう意味では、メインの3人の若手は、それぞれ必死にアピールしてる感があって、映画を作った目的は達してるんかもね。

話の方はといえば、少し軽めのテイストで、甘酸っぱい青春の初恋ってやつを描いてる風ではあるんやけど、話自体でなにか感じるとか、ドラマチックやわぁなんてことにはならんかった。

しかし、南河内ってブドウが有名なんや....................知らんかったわ?!

2015年9月14日 (月)

『エレクトリック・チルドレン』

今日は、劇場で未公開の作品のなかからひとつ、ご紹介♪

監督のレベッカ・トーマスくんは、この作品が長編デビューらしいんやけど、インデペンデント・スピリット賞でノミネートされたりして、ちょこっと注目されてるらしい。

少し気になって今後の作品の予定をチェックしたら、お気に入りの小説でJohn Green って作家さんが書いた“Looking for Alaska”ってのがあるんやけど、その映画化作品で監督をすることになってるらしく、ちょっと驚いてもうた。

というわけで、そんな作品の感想は......................?!

エレクトリック・チルドレン / Electrick Children   ★★★☆☆   (2012年)

監督:レベッカ・トーマス
出演:ジュリア・ガーナー、ロリー・カルキン、ビル・セイジ、シンシア・ワトロス、リーアム・エイケン、ビリー・ゼイン

敬虔なクリスチャンの家庭で育った15歳の女の子は、ある日、カセットテープの音楽を聴いたことで妊娠してしまう。そんな話を信じない両親は、娘をすぐに結婚させようとするのだが............ってな、ちょっとエキセントリックなお話?!

カセットに録音された曲を歌っている人が自分が授かった子供の父親だと信じ、探し出そうとする女の子は、街で偶然出くわしたロックバンドについて行き............ってな感じで、キリスト教の処女懐胎を現代風にアレンジしつつ、“奇跡”がもたらす親子の絆を描くってところなんかな。

話の内容は、あまりにも現実離れしてて、正直、どうなんやろうって思うんやけど、この作品で主役を務めてるジュリア・ガーナーっていう若手女優さんは、ちょっと注目かも。

透明感があって印象的な雰囲気があって、目力が強く、そんでもって繊細さを持ち合わせてて、今後が楽しみやなぁって思わせるだけのポテンシャルを感じさせられてもうたよ。

作品としては、ストーリーの独創性をどこまで評価するかってことやと思うんやけど、少なくとも、若手女優の青田買い的な意味合いでは、興味深いものがあったかな?!

2015年9月13日 (日)

『テッド2』

今日は、劇場で公開中の作品のなかから、コメディーものをひとつ、ご紹介♪

癒し系のぬいぐるみが、まさかのブラックな振る舞いで、すっかりそのギャップが話題となって人気になった前作『テッド』の続編が公開ってことで、今回も興収1位になって、エライ盛り上がってまんなぁ(笑)

なかなかアメリカのコメディは日本ではウケないと言われるなか、ここまでヒットしたのは、ちょっとした奇跡なのかもね。しかも、とことん下品な下ネタオンパレードで、興ざめするようなことを言うようやけど、正直、個人的には少し引いたぐらいで騒動を眺めてる感じなんやけどね。

とにもかくにも、今回も世間的には絶好調の作品の感想は.............................?!

テッド2 / Ted 2   ★★★☆☆   (2015年)

監督:セス・マクファーレン
出演:マーク・ウォールバーグ、アマンダ・セイフライド、ジェシカ・バース、ジョヴァンニ・リビシ、ジョン・スラッテリー、パトリック・ウォーバートン、マイケル・ドーン、トム・ブレディ、デニス・ヘイスバート、モーガン・フリーマン、リーアム・ニーソン、(声の出演)セス・マクファーレン

アルコールにドラッグと、ダメな中年のテディベアは、最愛の人と結婚し、新婚生活をスタートさせるが、1年もすると喧嘩が絶えなくなり、結婚を維持するために子供を持つことを計画するのだが.................ってな、どうしようもなく下品なコメディの続編?!

子供を持つために、まずは精子提供者を探すことから始まり、スッタモンダしてるうちに、テッドが“人間”と同じであることを証明しなければならなくなり...............ってなことで、今回も下世話にドタバタとってね(笑)

かわいいハズのテディベアが、まさかのワルやったっていうギャップで予想以上にヒットした前作を更にパワーアップってことで、より過激にって意気込みは分かるんやけど、正直、空回り感が出てもうてて、まぁ、観る側にすでに新鮮な驚きがないだけに、難しいところではあるんやろうけど、ちょっと間延びしてもうてたかなぁ。

脱ぎたがりのアマンダくんが出てくる時点で、それなりのセクシー担当を期待したものの、そこはなぜかスルーしてまうところも、逆に違和感があったりして(苦笑)

他の観客のリアクションをみれば、それなりにウケてたんで、まるっきりの失敗ではないんやろうけど、さすがに1作目ほどの衝撃はなかったね。おそらくシリーズは続くんやろうから、次が正念場かもなぁ?!

あと、今回は町山くんの意味不明な出しゃばった“字幕監修”が控えめやったのだけは好印象やったよ(笑)

2015年9月12日 (土)

『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』

今日は、久々に劇場で公開中の作品をひとつ、ご紹介♪

いやぁ~、腰痛を悪化させてから2ヶ月近く、週末は外出する気力すらなく、ずっと家で引きこもり生活をしてたんやけど、ようやく映画館に行けるようになったんよ。長かった..........(苦笑)

久々のスクリーンでの鑑賞で何を選ぶかってので、少し悩みつつ、とりあえずは無難(?)にトム・クルーズの“ライフワーク”になってる作品でも観てみるかってことで、お馴染みのテーマ曲でまだ痛みの残る腰をフリフリ(?)しつつ、(心のなかで)スキップしながらシネコンへGOってね。

というわけで、そんな作品の感想は..........................?!

ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション / Mission: Impossible Rogue Nation   ★★★☆☆   (2015年)

監督:クリストファー・マッカリー
出演:トム・クルーズ、サイモン・ペッグ、ジェレミー・レナー、ヴィング・レイムス、レベッカ・ファーガソン、ショーン・ハリス、サイモン・マクバーニー、アレック・ボールドウィン、トム・ホランダー、イェンス・フルテン

イーサン・ハントと仲間が属するIMFの存在に懐疑的なCIA長官により、組織の解体が決まり、国家に追われることになった彼は、独自に謎の闇組織“シンジケート”に迫ろうとするのだが...................ってな、トム・クルーズ主演のアクションものの最新作?!

姿を見せない謎の敵と、その関係者とおぼしきミステリアスな美女、国家からも追われるイーサンと仲間たちは、困難に立ち向かいながら、迫りくる危機をどう防ぐのか..........ってなことで、今回も世界をマタにかけて大暴れやったね(笑)

次々とやってくるピンチを、例によって華麗なアクションで乗り切るあたり、まぁ、お決まりではあるんやけど、見応えはあったかな。

今回のヒロインを演じてるレベッカくんが、なかなか知的でかつスマートな美しさで魅せてくれるあたりも、なかなか楽しませてくれたね。

まぁ、結局のところ不可能なミッションはないわけで、そういう意味での安心感と勧善懲悪なオーソドックスさを背景に、飽きさせないアクションで攻めまくるってところは、期待を裏切らないクオリティで悪くなかったよ。

ツッコミを入れようと思えば、イロイロとデキすぎな部分もあるんやけど、一種のノリで勝負な作品だけに、そこは不問で、楽しんだもの勝ちかもね!?

それにしても、トムくんの毛根......................たいしたもんやでぇ(笑)

2015年9月11日 (金)

『映画 深夜食堂』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品、もともとは人気漫画がネタになってるらしく、それをTBSで深夜枠の30分ドラマでやってたのを、今回、劇場版ってことで公開されることになったんやって。

TVドラマは断続的に3シーズンやってるみたいで、コアメンバーに加えて、毎回、ベテランから若手まで、いろんなゲスト出演者が出てきて、人情ドラマを繰り広げてたらしい。

劇場で公開されてたときも、そんなドラマのファンが多かったのか、なかなかの評判で気にはなってたんやけど、結局、タイミングが合わずに観逃してもうてたので、レンタル開始で早速試してみたってわけ。

ということで、そんな作品の感想は.....................?!

映画 深夜食堂   ★★★☆☆   (2014年)

監督:松岡錠司
出演:小林 薫、多部未華子、高岡早紀、筒井道隆、菊池亜希子、余 貴美子、オダギリジョー、松重 豊、不破万作、柄本時生、光石 研、須藤理彩、山中 崇、宇野祥平、谷村美月、平田 薫、安藤玉恵、渋川清彦

繁華街の裏路地で、深夜から朝まで営業している小さな食堂、客のリクエストで作れる料理を出すその店には、常連がいて、そしてワケありな客もやって来て............ってな、店に集う人たちの人間模様を描いたドラマ?!

パ トロンを亡くしたばかりの愛人や、金に困って無銭飲食をする女の子、ボランティアで福島に来た女性に会いに東京に出てきた男、人生にちょっと迷った人たち が来ては、マスターの料理を食べ、そして去って行く、そんな小さな店を舞台にした人生の悲喜こもごもをってとこなんかな。

TVドラマシリーズは観たことがないんやけど、要するに小林 薫の存在感を活かしつつ、味わいのある人生ドラマをってところなんやろなぁ。

派手な立ち回りをして大騒ぎするような作品ではないんで、盛り上がりって部分で物足りなさはあるかもしれんけど、それなりに豪華なキャスティングに、さりげない作りかたで、なかなか雰囲気のある作品に仕上がってるんと違うかな。

各エピソードのメインを張る役者さんたちも、若手からベテランまで、それぞれに印象的な演技をしてるところがオツやったね!?

2015年9月10日 (木)

『パリよ、永遠に』

今日は、フランスとドイツの合作映画をひとつ、ご紹介♪

この作品、フランスのアカデミー賞にあたるセザール賞で脚色賞を受賞し、主演男優賞にノミネートされたんやって。もともとは舞台で演じられてた戯曲を、監督さん自ら脚本を書いて映画化したらしい。

そんな作品で主役を演じてるベテラン俳優ふたりは、それぞれ3回ずつセザール賞で主演男優または助演男優賞を受賞した経歴をもってて、しかも、ふたりとも歳を取ってからの演技を評価されてるってところが共通してるんよ。

というわけで、そんな名優ふたりが共演した作品の感想は.........................?!

パリよ、永遠に / Diplomatie   ★★★☆☆   (2014年)

監督:フォルカー・シュレンドルフ
出演:ニエル・アレストリュプ、アンドレ・デュソリエ、ロバート・スタッドローバー、チャーリー・ネルソン、ブルクハルト・クラウスナー、ジャン=マルク・ルロ

第二次世界大戦の末期、ノルマンディーに上陸した連合国軍がパリに迫ってきたとき、パリの占領するドイツ軍を指揮する将軍は、ヒトラーからパリを破壊するように命じられる。作戦を実行しようとする彼の前に、中立国のスウェーデン総領事が作戦を中止するよう説得しに来るのだが.................ってなドラマ?!

緊迫した戦況のなかで、ヒトラーの指令に背けない将軍と、そんな彼を何とか説得しようと試みる領事、そんな二人のハゲしい言葉の攻防を描いてるんよ。

ひょっとしたら、今こうして存在している、歴史的な建物や芸術が残るパリが、まったく違ったものになっていたかもしれない、そんなパリの命運が、こうやって決められたんやっていわれると、とっても興味深いし、なんや感慨深いものがあるやんね。

シーンのほとんどを演じるフランスの名優ふたりの駆け引きは、静かで地味なドラマながら、なかなかの見応えやったかな?!

2015年9月 9日 (水)

『陽だまりハウスでマラソンを』

今日は、ドイツの映画をひとつ、ご紹介♪

この作品、ドイツのアカデミー賞にあたるドイツ映画賞ってので主演男優賞に輝いたらしんよ。そんな主役を務めるディーター・ハラーフォルデンってベテランの役者さんは、70年代から80年代にかけてコメディ・ドラマで人気になったひとらしく、“ノンストップ・トラブル”ってシリーズで映画にもなってるんやって。

マラソンをネタにしたドラマは、実際のベルリン・マラソンの大会で撮影を行ってるらしく、主演のディーターさんは、役作りのために9キロほど減量したんやって....................それほどランナー体型になったって風ではないんやけど(笑)

というわけで、そんな作品の感想は.............................?!

陽だまりハウスでマラソンを / Sein Letxtes Rennen   ★★★★   (2013年)

監督:キリアン・リートホーフ
出演:ディーター・ハラーフォルデン、タチア・ザイプト、フレデリック・ラウ、カトリーン・ザース、ハイケ・マカッシュ、オットー・メリース、カタリーナ・ローレンツ、ヨルク・ハートマン、メーディ・ネブー

かつてオリンピックのマラソンで金メダルを獲ったこともある“伝説のランナー”も歳を取り、体が弱ってきた妻と一緒に介護施設に入所することに。好きなこともできない環境に馴染めない彼は、ベルリン・マラソンに再挑戦することを宣言し、トレーナーの妻のサポートを受けて、施設の庭でトレーニングを開始するのだが.................ってなコメディ調の人生ドラマ?!

年老いて死を待つだけの周囲と合わず、妻を元気づけるためにも再び走ることを決意するが、周りからは反対され、いろいろとトラブルが..........ってなことで、人生の終りをどう迎えるか、そして夫婦の愛情の深さを描くってところなんやろね。

いやぁ、わがままで頑固なじいさんなんやけど、妻への溢れんばかりの愛情と、挑戦し続ける姿ってのが、なんや熱いんよ。演出としては、ちょっとクサすぎる部分もあったりで、多少のヤリすぎ感ってのはあるんやけど、それでも尽きないバイタリティと前進する力強さってのは、心に響くものがあるんよね。

今更ながら“人生はマラソンや”って言うのを見て、ホンマやなぁって思ったよ。スタートラインでは、誰もが走り切ることを考えてるものの、途中で様々な困難に遭って、やめたいと思っても、それでも走り続ける先に、必ずそれぞれのゴールがある、なんや単純なんやけど、人生もマラソンも深いよなぁ。

なんや、膝にメスを入れてから、いつの間にか走るのを諦めて、ブヨブヨになった自分を反省してもうた(苦笑)

よし、もう一度、自分も前に一歩、走り出そうか...........そんな気持ちにさせてくれた作品に感謝の気持ちを込めて4つやね?!

2015年9月 8日 (火)

『百円の恋』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品、このブログで邦画を紹介する際にたまに出てくる“日本映画プロフェッショナル大賞”なる、どこまでプロフェッショナルなのか、個人的には怪しいと思ってる賞で、作品賞と監督賞を受賞したんやって。

主演の安藤サクラといえば、最近の活躍で、もう“奥田瑛二の娘”って言わなくても、十分に女優として名前が知られつつあるよね。ちなみに彼女の姉は映画監督をやってて、ダンナは“柄本 明の息子”の柄本 祐ってことで、輝かしい(?)芸能一家の生まれってことなんかな。

というわけで、そんな作品の感想は..........................?!

百円の恋   ★★★☆☆   (2014年)

監督:武 正晴
出演:安藤サクラ、新井浩文、早織、宇野祥平、稲川実代子、根岸季衣、坂田 聡、重松 収、伊藤洋三郎

30歳を過ぎて仕事もせずに、実家で怠惰な日々を過ごす女は、ある日、離婚して出戻ってきた妹と大ゲンカをし、家を出て独り暮らしを始める。コンビニで深夜バイトをしながら、知り合った男の影響で近所のボクシングジムに入会するのだが.............ってな、人生立て直しドラマ?!

社会に背を向けて生きてきた人間が、仕方なしに社会に出て、いろんな経験をしながら、新たな人生を掴みとる、そんな様子を描いてるんかな。

この作品、主演の安藤サクラの演技に注目が集まってるわけやけど、そんなにスゴイ演技をしてるかって言われると、個人的にはちょっと懐疑的ではあるものの、確かに個性的ではあると思うんよ。

自堕落な生活からボクサーのストイックな暮らしへ、そんな描写に合わせて体を変化させるってあたりは、なかなか役者としての根性を感じるしね。

不格好に格好よく、そんなひとりの女性の人生の再出発ドラマは、絶賛という感じではないんやけど、それなりに見どころのある作品やったかも?!

まぁ、これを年間1位に選ぶプロフェッショナル大賞ってのは..................(苦笑)

2015年9月 7日 (月)

『殺し屋チャーリーと6人の悪党』

今日は、オーストラリア系のコメディ調の犯罪ドラマをひとつ、ご紹介♪

この作品、新宿にあるシネマカリテでやってる期間限定でマニアックな作品を紹介するって企画(?)=通称“カリコレ”で取り上げられた一品ってことらしい。

湘南から直通電車で1時間ちょっとあれば新宿まで行けるとはいえ、そんなハイカラな街に足を踏み入れるような前向きな暮らしはしてないんで、そんな企画をやってることすら知らんかったんやけどね(笑)

というわけで、そんな作品の感想は.....................?!

殺し屋チャーリーと6人の悪党 / Kill Me Three Times   ★★★☆☆   (2014年)

監督:クリフ・ステンダーズ
出演:サイモン・ペッグ、アリシー・ブラガ、テリーサ・パーマー、ルーク・ヘムズワース、スティーヴ・ル・マルカンド、サリヴァン・ステイプルトン、ブライアン・ブラウン、カラン・マルヴェイ

ギャンブルで作った借金返済のために保険金目当ての殺人を計画する歯科医師とその妻、そんな二人に殺されそうな女は不倫相手との駆け落ちを計画中で、その夫は妻の不貞に怒り、殺し屋を雇って彼女の命を狙うのだが..............ってな犯罪ドラマ?!

恐喝する悪徳警官に恋人のために逆上して人を殺す男まで加わり、悪人が入り乱れて大暴れってなことで、どこかコメディ調の流れのなかで、悪人たちの殺し合いを描いてるんよ。

それなりに練られた展開で、ボチボチとテンポよくスリリングにコトの顛末をってことなんやけど、どこか結末が読めてまうところが、ヒネッた割には想定内でオチるって感じで、もう一息かもなぁ。

それにハッピー・エンドって言われても、善人は登場してないわけで、なんやスッキリせん気もするしねぇ................(苦笑)

2015年9月 6日 (日)

『おみおくりの作法』

今日は、イギリス系の作品をひとつ、ご紹介♪

この作品、ヴェネチア国際映画祭でメインではないんやけど、作品や監督に対して4つほど賞を受賞したことで注目されたらしく、それ以外でも、世界のいろんな映画祭で賞を獲ったり、ノミネートされたりで話題になったんやって。

主演のエディ・マーサンって役者さんは、イギリスの映画では、結構、よく出てくるひとで、鼻筋が印象的なせいか、なかなかインパクトのある脇役として、本国では人気なんと違うかな。まぁ、あまり主役というタイプやないだけに、まさかの主演ってとこなんやろうけど(笑)

というわけで、そんな彼が大活躍(?)する作品の感想は.......................?!

おみおくりの作法 / Still Life   ★★★☆☆   (2013年)

監督:ウベルト・パゾリーニ
出演:エディ・マーサン、カレン・ドルーリー、ジョアンヌ・フロガット、アンドリュー・バカン、キアラン・マッキンタイア、ティム・ポッター、ポール・アンダーソン

民生委員として、身寄りもなく亡くなった人たちの親族を探し、見つからない場合は葬式をあげて弔辞を書いて見届ける、そんな仕事をしている男は、ある日、自分のアパートの向かいの部屋に住む男が孤独死したことを知る。ちょうど合理化によりクビを言い渡された彼は、最後の仕事として、亡くなった男を知る人を調べるのだが....................ってなドラマ?!

誰にも見送られることなく人生を終えた人たちを弔い続きてきた実直な男は、知らない男の人生を調べながら、なんとか故人を偲ぶひとを探しだそうとするのだが.............ってなことで、地味なテーマながら、なかなか印象的なドラマに仕上がってたね。

見るからに公務員風なエディくんが、生真面目で心優しい主人公を演じると、エエ具合に役にハマるんよ。この役は彼やないとって思わせるってことは、やっぱりエエ役者ってことなんやろなぁ。

というわけで、どちらかというと淡々とした流れに、イギリス映画らしい(監督さんはイタリア出身ではあるんやけど........)シニカルなオチもあったりで、小粒ながら心に引っかかる、そんな作品なのかも。

しかし、誰にも知られずに、ひとり寂しくこの世を去って行く...............そんなことをフッと考えてまう歳に、自分もなってきたんかなぁ...................自分の将来を重ねてもうたハゲおやじの心には、ちょっと必要以上に沁みるようで................(苦笑)

2015年9月 5日 (土)

『インヒアレント・ヴァイス』

今日は、個性的な作品を撮りつづけてるポール・トーマス・アンダーソン監督の新作をひとつ、ご紹介♪

ポール・トーマス・アンダーソン、通称 “P.T.A.” と言っても、決して保護者ウケするような作品は作らない...............なんて、どうでもエエような笑えないボケは置いといて、この監督さん、作品を作ればアカデミー賞にノミネートされて(まだ受賞はないんやけど.......)、こいつも今年のアカデミー賞で脚色賞にノミネートされてたんよね。

そんな彼、かつては“やたらと長ったらしいタイトルのアルバムを発表した”フィオナ・アップルと同棲してたらしいんやけど、今はこの作品にも出演してるマーヤ・ルドルフがパートナーで、彼女との間に娘がいるんやって。

そんな監督さんのどうでもエエようなプライベートも押えつつ、作品の感想を................?!

ちなみに、この作品で謎めいた女をセクシーに演じてるキャサリン・ウォーターストンって女優さん、あの『キリング・フィールド』で主役の記者を演じてたサム・ウォーターストンの次女なんやってね。ちょっと驚いてもうた!

インヒアレント・ヴァイス / Inherent Vice   ★★★☆☆   (2014年)

監督:ポール・トーマス・アンダーソン
出演:ホアキン・フェニックス、ジョシュ・ブローリン、キャサリン・ウォーターストン、ベニチオ・デル・トロ、リース・ウィザースプーン、オーウェン・ウィルソン、ジェナ・マローン、マーヤ・ルドルフ、エリック・ロバーツ

私立探偵をしているヒッピー崩れの男は、ある日、元カノから愛人である不動産王の妻から、夫を騙して金をせしめるのを手伝って欲しいと言い寄られていると相談される。その後まもなく、不動産王と元カノは姿を消し、警察とFBIが捜査を開始するのだが...........ってなサスペンスもの?!

サスペンスものと言っても、この監督さんだけに、ちょっと普通とは違うテイストに仕上がってるんよ。基本的に登場人物はラリってて、70年代という時代設定のなか、どことなくユルい雰囲気でドラマが展開するんよね。

主役のホアキンくんは、もみあげバリバリで、なかなか見事な脱力演技を見せてくれてて、“ヤサグレ感”が前面に出てて悪くなかったかな。

2時間を超える尺で、少し中盤がマッタリしすぎてもうてる感は否めないんやけど、それでもP.T.A.らしく、小洒落た音楽でさりげなく盛り上げたりして、さすがって思わせる部分もあったしね。

まぁ、ドラッグやらエロやらで、例によって万人ウケするような作品ではないんやけど、監督さんの“らしさ”の出てるところは、好きなひとには堪らんかもなぁ?!

2015年9月 4日 (金)

『幕が上がる』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品、ももいろクローバーZが主演ってことで話題と思いきや、実は志賀廣太郎おじさんの壁ドンが迫力 で..................なんてことはなく、(某大手芸能プロ所属の)人気アイドルとフジTV、それに電通がタッグを組んで、ってことで、 なんとなく個人的にはマイナスイメージがあったんよ。

“ももクロ”ってのが紅白に出るような人気アイドル(?)ってくらいしか知らず、友人が「ももクロの歌って俺たちと同世代が曲作ってるから、共感できるんよ」ってつぶやくのを、そうなんや...って少し冷めた視線で眺めてたくらいで、正直よう分からんのよ。

路上ライブから地道にファンを作り、苦労して登りつめたってことらしいんやけど、そんな彼女たちのこれまでの軌跡が、他のアイドルと一線を画す人気なんかな。

というわけで、そんな彼女たちが主演した作品の感想は....................?!

幕が上がる   ★★★☆☆   (2015年)

監督:本広克行
出演:百田夏菜子、玉井詩織、有安杏果、高城れに、佐々木彩夏、ムロツヨシ、黒木 華、清水ミチコ、志賀廣太郎

とある高校の演劇部は、年に一度の高校生の演劇大会で負け、引退した3年生に代わって2年生が中心となって、翌年の大会にむけた新たな1年をスタートさせるのだが................ってな高校生の青春ドラマ?!

仲 間に押されて新部長になったものの、どうやって部を引っ張っていけばいいか分からず迷っていると、新任の美術教師が実は演劇をやっていたことを知り、その 指導を受けながら、次第に部員たちも大きな目標に向かって歩きだした...........ってな感じで、カベにぶち当たって悩みながらも頑張る女子高生 たちの青春の日々を描いてるんよ。

“ももクロ”主演ってことで、どこかで“しょせんアイドル映画”って思いつつ観てたんやけど、さすが本 広くん、真面目に青春ドラマを作ってるし、それに彼女たちも一生懸命応えようっていう姿勢が見えて、別に“隠れモノノフ(?)”で彼女たちのPRしような んてことでは全くないんやけど、どこぞの大人数のアイドルグループの売り方とは違った、本気さってのは伝わってきたように思う。

将来に対する漠然とした不安を抱えながらも、大切な仲間たちと一緒に、大事に思うことに必死に打ち込む、そんな“青春の美しさ”ってのを、うまく切り取ってたね?!

ちょっと残念なのは、ももクロの歌に興味がないために、盛り上がる部分で彼女たちの曲がかかっても、ハゲおやじには乗り切れないってことかな。

それと、これ見よがしにウロチョロする、製作に加わってる某お台場のテレビ局のアナウンサーが、ヒジョーに目障りやったよ(苦笑)

2015年9月 3日 (木)

『王の涙 イ・サンの決断』

今日は韓国の歴史ものをひとつ、ご紹介♪

イ・サンって確かNHKでも連続ドラマで放映してたと思うんやけど、実在の王は18世紀後半の李氏朝鮮の第22代君主やったらしく、ドラマや映画でネタになるくらい、ハゲしい権力闘争のなかで国を治めたんやって。

父親が政争の果てに命を失ったことで、宮廷の改革を進めたり、教育や文化の育成に尽力したらしいんやけど、病気(毒殺されたという説もあるとのこと... )になって40代後半で亡くなり、彼の死後はまた権力を巡る争いが繰り広げられたらしい。

というわけで、そんな作品の感想は.....................?!

王の涙 イ・サンの決断 / The Fatal Encounter   ★★★☆☆   (2014年)

監督:イ・ジェギュ
出演:ヒョンビン、チョン・ジェヨン、ハン・ジミン、パク・ソンウン、キム・ソンニョン、チョ・ジョンソク、チョン・ウンチェ、チョ・ジェヒョン、ソン・ヨンチャン

名君と言われた実在の王イ・サン、王位に就いて間もない彼を暗殺しようとする計画が、まさに遂行されようとするのだが..............ってな、韓国の歴史ドラマ?!

実の父を先代の王に殺され、その流れをくむ先代の後妃とその一派に命を狙われながらも、王位を守る男の苦悩を描くってなとこなんかな。

策略の渦巻く王宮のなかの権力闘争、心許す相手の少ないなか、必死に政治を正そうと苦心するってなことで、なかなか主役が魅力的に描かれてて、ちょっと見入ってもうたよ。

韓国の歴史ものによくあるドロドロ加減も程よいようで(笑)

流れのテンポを変えるためには仕方ないんかもしれんけど、途中ちょっとアクション重視になってもうたことで、全体が軽くなってもうた気がするね。

それでも、周りが敵だらけのなかで、王として国を治めなければならない、そんな覚悟と決断を描いたドラマは、韓国ものらしい重厚感は出てたかな。

まぁ、どうでもエエことなんやけど、王の側近が遠藤憲一に見えてもうて、気なって、気になって...............?!(笑)

2015年9月 2日 (水)

『GF*BF』

今日は台湾の映画をひとつ、ご紹介♪

この作品、台湾のアカデミー賞にあたる金馬奨で観客賞と主演女優賞を受賞したらしく、その他のアジアの映画祭で高評価を得たみたいやね。

そんな主演女優賞を受賞したグイ・ルンメイといえば、どっかで見たことのある女優さんやなぁって思ったら、デビュー作の『藍色夏恋(藍色大門)』でヒロインを演じてた子やった。あの時は高校生を等身大で演じてて、今回は10年後の作品で高校生を演じて、ふと最初の作品の面影がよぎるってことは、それほど変わってないってことなんかも(笑)

というわけで、そんな作品の感想は.........................?!

GF*BF / 女朋友。男朋友   ★★★☆☆   (2012年)

監督:ヤン・ヤーチェ
出演:ジョセフ・チャン、グイ・ルンメイ、リディアン・ヴォーン

同じ高校に通う3人は、校則の厳しい学校に対して一緒に抗議活動をしたり、悪ふざけをしながら青春の日々を送っていた。年頃の彼らは互いの気持ちを胸に秘めながら過ごしていたのだが............ってなことで男2人女1人の恋と友情を描いたドラマ?!

高校から大学、そして社会人へと、縺れた3人の関係を、民主化運動といった時代背景を映しながら、ちょっと切なくってところなんかな。

好きなのに伝えられない、好きなのに相手は他の誰かを見ている、そんな“やるせない”気持ちを抱えながら、友情なのか愛なのか、心に迷いを抱えながら生きいる微妙な男女の関係が描かれてるんよ。

主演の3人は、それぞれに難しいキャラ設定のなかで繊細に役を演じてて、なかなかの頑張りやったかな。

単純なハッピーエンドではない、ちょっと切ない恋の物語には、それでも彼らなりの幸せな結末があるんかもね?!

2015年9月 1日 (火)

『禁忌』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

火曜日はいつも、少しマイナー系の邦画を取り上げるようにしてるんやけど、杉野希妃の関連作品ってのは、スッカリそんなシリーズの定番(?)になってきた感があるね(笑)

この作品は、杉野くんが初めて監督した『欲動』って作品で脚本を書いてた和島くんが、初めての監督に挑戦ってことらしく、当然のことながら杉野くんがプロデューサーとして名を連ねてるんよ。

今年は監督2作目として、三浦貴大と徳永えり出演の新作の公開が控えてるらしく、女優としても佐々部 清監督の作品に出演したり、自らプロデュースした作品が公開されたりと、精力的に活動してるみたいやね。

ところで、この作品で監禁された少年を演じてる太賀くんは、あの中野英雄の次男坊らしく、ちょっと前に門脇 麦との熱愛で話題になってたんやって。その前は二階堂ふみとも噂になってたみたいで、イロイロと“チョロチョロ”してるらしい..........(笑)

というわけで、そんな作品の感想は........................?!

禁忌   ★★★☆☆   (2014年)

監督:和島香太郎
出演:杉野希妃、太賀、佐野史郎、森岡 龍、月船さらら、藤村聖子、山本剛史、松崎 颯、山内健司、兵藤公美

20年近く会っていない父親が、暴行事件に巻き込まれて入院し、自分を呼んでいると知らされ病院に向かった高校の数学教師は、父の家で監禁されている少年を見つけるのだが..............ってな、ひとりの女教師と少年の歪んだ愛情を描くドラマ?!

婚約者がいながら、学校の女生徒にも手を出し、満たされない心を抱えるひとりの女が、父親の小児性愛を知り、動揺しながら、自らも抑えきれない欲望に身を任せ.........ってな感じで、禁断の愛をってなことなんやろね。

無垢なモノに対する支配欲、そこから歪んだ愛情がってなことで、センセーショナルな内容でキワモノ勝負のようなところもあるんかな。

主演の杉野くんは、確かに満たされない気持ちに苦悩する女ってのを、どんよりした雰囲気で、よく演じてたかなぁとは思う。

それにしても、事件があった後に、偶然にも、最近どうもこの手のオチの作品を続けて観るんやけど、男としては背筋がサワサワしてもうて、どうにも落ち着かんよなぁ................(笑)

« 2015年8月 | トップページ | 2015年10月 »