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2015年11月

2015年11月30日 (月)

『45歳からの恋の幕アケ!!』

今日は、劇場未公開の作品のなかからひとつ、ご紹介♪

この作品の監督をしてるクレイグ・ジスクってひとは、兄弟がいるらしく、ふたりで主にTVドラマ畑で活躍してるみたいで、映画としては今回が初監督作品ってことになるらしい。

主演がジュリアン・ムーアってことで、パッケージに書いてあったウリ文句が「アカデミー賞主演女優賞に輝いたジュリアン・ムーア主演最新作」ってあるんやけど、これってどうなんやろね。

素直に読むと、アカデミー賞を獲って、ジュリアン・ムーアがこの作品に挑んだみたいになるんやけど、賞に輝いた『アリスのままで』のアメリカでの公開はこの作品よりも1年後なんよなぁ.....................(苦笑)

というわけで、劇場未公開ってことで、例によって“テキトー”に売り込まれた作品の感想は..............................?!

45歳からの恋の幕アケ!! / The English Teacher   ★★★☆☆   (2013年)

監督:クレイグ・ジスク
出演:ジュリアン・ムーア、マイケル・アンガラノ、リリー・コリンズ、グレッグ・キニア、ネイサン・レイン、ジェシカ・ヘクト、チャーリー・サクストン、ニッキー・ブロンスキー、(声の出演)フィオナ・ショウ

高校で英語を教えている女教師は、劇作家を目指してニューヨークの大学に行った教え子と久しぶりに再会する。プロになる夢に挫折した、彼の書いた作品に感動した彼女は、自分の高校の演劇部の公演会の演目にしようと提案するのだが.............ってなコメディ調の恋愛ドラマ?!

45歳で独身、慎ましい生活を送っていた彼女が、元教え子の才能に惚れて、舞台の準備を手伝ううちに、あれやこれやと騒動が巻き起こり.........ってなことで、ちょっとドタバタぎみの恋のバトル(?)をってな感じかな。

主役のジュリアンくんが、金縁メガネでいかにもって雰囲気を醸し出しつつ、思わずハジけて大慌てな中年女性を演じてるんよ。でもって、アンガラノくんにキニアおじさんと、キャスティングに関しては適材適所で、安心感のある顔ぶれやったかな。

ちょっと“ありきたり”な展開に、お決まりのオチがついて、ボチボチなデキではあるんやけど、完全にB級になりきらないところが悪くなかったかもね?!

2015年11月29日 (日)

『ミケランジェロ・プロジェクト』

今日は、劇場で公開中の作品のなかから、ジョージ・クルーニーの監督&主演作をひとつ、ご紹介♪

この作品の元ネタは、実際に第二次大戦の末期に結成された略奪された美術品の奪還チーム“モニュメンツ・マン(The Monuments, Fine Arts, and Archives = MFAA)”の話らしいんよ。

ヒトラーが美術大学に入れなかった、芸術家くずれやって話はそこそこ有名なわけやけど、そんな彼が侵略先で美術品を集めまくって、敗色濃厚となった際に、それらをすべて破壊するように命じたって話は、この作品で初めて知ったんよね。

戦争によって行方が分からなくなった作品ってのが、実はまだまだ無数にあるらしく、アメリカ軍には、今なおMFAAとして活動してるひとがいるんやって。

ちなみに、この作品のことをネットで調べてたら、オクラホマ批評家協会賞ってので、"Not-so-obviously worst firm" っていう、直訳すると「それほど明らかに最悪ではない映画」賞ってのを受賞してたんやけど、ジョージくん、嬉しかったんかな?(笑)

というわけで、そんな歴史の意外な一面を描いたドラマの感想は.........................?!

ミケランジェロ・プロジェクト / The Monuments Men   ★★★☆☆   (2013年)

監督:ジョージ・クルーニー
出演:ジョージ・クルーニー、マット・デイモン、ジョン・グッドマン、ビル・マーレイ、ボブ・バラバン、ヒュー・ボネヴィル、ジャン・デュジャルダン、ケイト・ブランシェット、ディミトリー・レオニダス、アレクサンドル・デスプラ、ウド・クロシュヴァルト

第二次大戦でドイツの敗戦が濃厚となった頃、ヒトラーの命によって略奪された数々の美術品を奪還すべく、7人の男たちが戦地へ赴くことに..........ってな、実際に行われた美術品の救出作成を描いたドラマ?!

ナチスが強奪した絵画や彫像を取戻し、連合国の一員でありながら、それらを横取りしようとするソ連から守るため、戦闘員ではない中年のオヤジたちが美術品の行方を追うってな、実話を基にしたドラマをスリリングにってことなんやろね。

「モナリザ」や「ひまわり」、フェルメールの作品等、当たり前のように知られてる作品が、実はナチスによって処分されそうやったって話を聞くと、ちょっとビックリやよね。もし彼らの活躍がなければ、ルーヴルの展示室で行列して名画を眺めることすらできんかったってことやもんなぁ.......。

そんな話は、歴史の事実を知るという点では興味深かったんやけど、映画の作品としては、ちょっと中途半端やったかな。これだけの芸達者なメンツを集めれば、コメディ寄りに、おもしろおかしく痛快にかっ飛ばしてくれるものと思ったら、笑いを取るわけでもなく、シリアスにもなりきれず、どっちつかずに最後まで一本調子に行ってもうたってとこなんかな(苦笑)

お友だちを集めて、作ってる側は楽しんでる風なんやけど、作品としてはインパクトと盛り上がりに欠ける、そんな感じやったよ?!

2015年11月28日 (土)

『ブラザー・サン シスター・ムーン』

今日は、久しぶりにクラシックな作品をひとつ、ご紹介♪

この作品、監督さんがイタリア人ってこともあってか、英語の作品ではあるんやけど、イタリアのアカデミー賞であるダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞で監督賞を受賞してて、アカデミー賞でも技術系の賞にノミネートされたんやって。

ゼフィレッリ監督といえば、オリヴィア・ハッセーがヒロインを演じた『ロミオとジュリエット』が代表作なわけやけど、個人的には何度観ても泣ける『チャンプ』が印象的なんよね。

というわけで、そんな作品の感想は.........................?!

ブラザー・サン シスター・ムーン / Brother Sun, Sister Moon   ★★★★   (1972年)

監督:フランコ・ゼフィレッリ
出演:グレアム・フォークナー、ジュディ・バウカー、アレック・ギネス、ケネス・グレアム、リー・ローソン、ヴァレンティナ・コルテーゼ、アドルフォ・チェリ、ピーター・ファース、ジョン・シャープ、リー・モンタギュー

戦争に行き、重い病気になって帰って来た青年は、清貧な暮らしにこそ信仰は宿ると信じ、俗世間から距離を置いた暮らしを始めるのだが...............ってな、聖フランチェスコの信仰への目覚めを描いたドラマ?!

いかにして幸せになるのか、そんな疑問に対する答えとして、富を捨て、あるがままを受け入れてシンプルに暮らすことだと信じ、実践する若き日の聖フランチェスコを描いてるんやけど、主演のグレアムくんの曇りのない瞳が印象的やった。

当然のことながらキリスト教が話のネタになってるわけで、コテコテの宗教的な話ではあるんやけど、欲を捨てて清貧を良しとする生き様を見せられて、なんや考えさせられてもうたよ。

旅行で行ったバチカンの教会で感じた大きな違和感をロッセリーニも語ってるようで、平等を説くキリスト教のなかに蔓延る(はびこる)権力や政治へのアイロニーが含まれてるように思うんやけどね。

お金で欲しいものを手に入れても、必ずしも心が満たされるわけやないと分かってても、欲深さを捨て去ることができない凡人な自分を、ちょっと恥じてみたりして..................?!

2015年11月27日 (金)

『映画 暗殺教室』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品、最近よくある“大人気コミックの実写化作品”なんやってね。いやぁ~、ハゲおやじにはサッパリ馴染みがなくて、まったく知らんのよね。

では、なんてレンタルしてみたかっていうと、ちょっと前に紹介した『劇場版 MOZU』を観に行ったときに、予告で続編を来年にやりまっせってのを見かけて、続編が作られるくらいやったらオモロイんかいって思ったわけ。

後で気づいたんやけど、監督さんが一緒のひとやったんやね..................なるほど(苦笑)

というわけで、そんな作品の感想は......................?!

映画 暗殺教室   ★★★☆☆   (2015年)

監督:羽住英一郎
出演:山田涼介、菅田将暉、椎名桔平、高嶋政伸、山本舞香、竹富聖花、橋本環奈、上原実矩、加藤清史郎、知英、優希美青、武田玲奈、佐藤ありさ、(声の出演)二宮和也

名門中学校の落ちこぼればかりが集められたクラスの担任は、地球を破壊すると宣言する謎の生命体で、生徒たちは国の命令で、その“先生”を暗殺することに.................ってなお話?!

ダメな生徒たちに勉強を教える“先生”と、授業を受けながらも殺して報奨金を手にしようとチャンスを窺う生徒たち、緊迫した(?)教室で日々を過ごすが、次第に不思議な絆が.............ってなことで、ちょっと変形した学園ものってとこなんかな。

漫画の実写化ってことで、例によって元ネタをまったく知らんもんやから、原作と比較してどうとかは分からんのやけど、話の設定としては意外性があると思いつつも、映画の作り方が完全に“某事務所のための作品”になってもうてるやんね(苦笑)

普通、この手の学園ものやと、生徒のキャラを立たせて、若手の売り込みも兼ねたものにするんやろうけど、先輩の声のサポートを受けた某事務所のイチオシくん(?)や何チャラすぎるアイドル、ビミョーになりつつある元有名子役といった特定の役しか目立たず、“目的はただひとつ”、そんな作品やったよ。

まぁ、製作からガチガチに某事務所が入り込んでるだけに、分かりやすいと言えばそれまでなんやけど..................“その他大勢”で出てるひとたちが不憫でなぁ...................!?(笑)

2015年11月26日 (木)

『グッド・ライ ~いちばん優しい嘘~』

今日は、ちょこっとエエ話をドラマにした映画をひとつ、ご紹介♪

アフリカでの部族間の闘争やらで、大量の難民が生まれて、ずっと問題になってるやんね。自分がイギリスにちょこっと居たときに、スーダンから来てるひとがいて、彼は裕福な家庭の出身やって言ってたけど、悲惨なニュースを聞くと、ふと、どうしてるんかなぁって心配になったりするんよね。

この作品に出演してる4人も、実際にスーダンからの難民らしく、男のひとはみんな少年兵として銃を持って紛争に巻き込まれてたんやって。

あまりにも平和なこの国にいると、そんな過酷な現実を目の前にしてる人たちのことは、よく分からん部分も多いんやけど、自分自身の無知を知らしめてくれる、こんな作品に出会えたことに感謝しつつ、作品の感想は....................?!

グッド・ライ ~いちばん優しい嘘~ / The Good Lie   ★★★★   (2014年)

監督:フィリップ・ファラルドー
出演:アーノルド・オーチェン、ゲール・ドゥエイニー、エマニュエル・ジャル、リース・ウィザースプーン、コリー・ストール、リンジー・ギャレット、サラ・ベイカー

内戦により武装集団に村を焼かれ、両親を殺された兄弟は、生き延びるために歩いてケニアの難民キャンプに辿りつく。そこでの希望のない暮らしから、彼らにアメリカ行きのチャンスが巡って来て..............ってな、実際にアメリカに渡った難民の若者たちをモデルにしたドラマ?!

貧しい難民キャンプから、大都会のカンザスシティにやって来た彼らの戸惑いと、仕事を斡旋するアメリカ人女性との交流を軸に、深いトラウマを抱えた若者たちの苦悩と家族の絆をってとこなんかな。

あまりにも過酷すぎる人生を送ってきた彼らのことを考えると、なんや胸にグッとくるものがあるんよなぁ。故郷を離れてやっとたどり着いた“自由の国”アメリカで、新しい生活に馴染もうと奮闘する彼らの複雑な胸の内を思うと、なんや“やるせなさ”を感じてまうやんね。

大人たちの無益な争いに巻き込まれ、大切なものを失った彼らにある、誰にも奪えない強い絆、そんなものを描いたドラマは、抑えた演出ながら、なかなかの味わいやった?!

2015年11月25日 (水)

『リピーテッド』

今日は、洋画のサスペンスものをひとつ、ご紹介♪

ニコール・キッドマンとコリン・ファースの共演は、以前に紹介した『レイルウェイ 運命の旅路』以来、2度目らしいんやけど、やっぱりこの二人の名前をキャストとして見ると、ちょっと期待するものがあるやんね。

でもって、監督の“ジョフィ”って名前が気になって調べたところ、あのカンボジアの内乱を描いた『キリング・フィールド』や、デ・ニーロが主演の『ミッション』といった名作を撮ったローランド・ジョフィの息子さんなんやって。

というわけで、そんな作品の感想は.....................?!

リピーテッド / Before I Go To Sleep   ★★★☆☆   (2014年)

監督:ローワン・ジョフィ
出演:ニコール・キッドマン、コリン・ファース、マーク・ストロング、アンヌ=マリー・ダフ、アダム・レヴィ、ディーン・チャールズ・チャップマン、ベン・クロンプトン

過去の出来事がキッカケで、眠ってしまうと記憶が消えてしまう女性は、目覚めたときに横にいた男に、自分は夫だと言われて戸惑うのだが...............ってなサスペンスもの?!

自分のことを気遣う夫と名乗る男と、無償で治療を引き受ける医師、何を信じていいのか分からない彼女は、必死に記憶を辿ろうとする............ってなことで、記憶をネタにした、この手の作品は、既知感があって、それほどの目新しさはなかったかな。

ただ、主演のふたりの演技はサスガで、なんとなく読める展開のなかでも、緊張感をうまく出してて、その頑張りを楽しむってのはアリかなぁって思うんよ。

しかし、毎度のことながら、原題とまったく違うタイトルをカタカナで付ける意味ってなんなんやろ。確かに“繰り返してる”んやけど、それをタイトルにされると、えらくチープに思えてまうんよね。

しかも、この作品の原作本は「わたしが眠りにつく前に」って、原題を忠実に訳してるらしく、この配給元のセンスがよう理解できんかった(苦笑)

2015年11月24日 (火)

『さいはてにて ~やさしい香りと待ちながら~』

今日は、台湾の女性監督が作った邦画をひとつ、ご紹介♪

監督のチアン・ショウチョンってひとは、台湾の有名な監督であるエドワード・ヤンの下で修行し、これまで作った短編やドキュメンタリーが地元の台湾で高評価を得ていて、かなり注目の女性監督なんやって。

そんな作品で主役を務める永作くんといえば、最近はスッカリ演技派の女優っていうイメージで、若い頃にアイドルグループに属してたなんていったら、驚かれるんかもしれんね(笑)

というわけで、そんな作品の感想は.........................?!

さいはてにて ~やさしい香りと待ちながら~   ★★★☆☆   (2014年)

監督:チアン・ショウチョン
出演:永作博美、佐々木 希、臼田あさ美、村上 淳、浅田美代子、桜田ひより、保田盛凱清、イッセー尾形、永瀬正敏

行方不明の父が遺したボロボロの舟小屋を改修し、奥能登の海辺でコーヒー店を開くことにした娘。近所に住むシングルマザーは育児放棄の状態で、ふたりの子どもは寂しい日々を過ごしているのだが...............ってなドラマ?!

早くに両親が離婚し、父と過ごした少ない時間のなかでの思い出の場所、そこで帰りを待つ娘と、崩壊しかけの家族の交流をってとこなんかな。

永作くんの役柄や佐々木くんのキャバ嬢と、キャスティング的には上手く当て込んでる感じやったかな。まぁ、出演者が少ない作りなだけに、どうしても佐々木くんと臼田くんの演技にビミョーな感じはあるんやけど(苦笑)

話としては、どことなく切ない雰囲気がありつつも、人間関係の温かみもあったりして、悪くはなかった。ただ、あまりにも“あっけない”終わりに、少し無責任さを感じてまうあたりがマイナスやったかもね........................?!

2015年11月23日 (月)

『青い果実』

今日は、劇場未公開の作品のなかから、フランス、ベルギー、スイスとルクセンブルグの合作ものをひとつ、ご紹介♪

この作品、スイスやベルギーの映画賞でノミネートされてたみたいで、それなりに注目されたらしいんよ。監督さんは、これが一応は長編デビュー作ってことになるみたいで、以前にサッカーのレフェリーにスポットを当てたドキュメンタリー作品で共同で監督を務めたりしてたんやって。

主演の若手のふたりは、それぞれ出演作が続いてるみたいで、ソレーヌくんはジェラルド・ドパルデューの新作に出てたりして、将来を嘱望される女優さんなんかもね。

というわけで、そんな青田買い的な(?)作品の感想は..........................?!

青い果実 / Puppylove   ★★★☆☆   (2013年)

監督:デルフィーヌ・ルエリシー
出演:ソレーヌ・リゴ、オドレイ・バスティアン、ヴァンサン・ペレーズ、ヴァレリー・ボドソン、トーマ・クマン、ジョエル・バズマン

性に興味深々だが、なかなか思い切って前に進めずに悶々とした日々を過ごす14歳の女の子だったが、隣に引っ越してきた、自由奔放な同年代の女の子と遊ぶうちに、新たな世界に足を踏み入れるのだが............ってな、青春もの??

優しい父親と歳の離れた弟と暮らす女の子は、初体験を済ませたいと思いつつも、キッカケがつかめずにいたが、ひとりの女の子との出会いが彼女を変え............ってなことで、ティーンの悩みをテーマにしたドラマ。

子どもと大人の間で、ちょっと背伸びしたい、そんな年頃の女の子たちの性へのチャレンジをってことなんやけど、ヨーロッパってのは、この種の話では大胆やよね(苦笑)

結局のところ、主演の若手女優ふたりの露出ってのがポイントになってる、エロ要素を爽やかな(?)青春ドラマにってとこなんやろうけど、う~ん、あまり“愛”のない話に、個人的にはどうかと思うんやけどね?!

2015年11月22日 (日)

『シュリ』

今日は、ちょっと今更な感もある韓国映画をひとつ、ご紹介♪

この作品、劇場で公開されてた頃は、本国であの“プリオくん”ことレオナルド・デカプリオ主演の『タイタニック』を超えたとかで騒いでて、その勢いのまま日本でもヒットしたんやけど、なぜか観る気にならずに、ずっと個人的にスルーしてきたんよね。

これ、出演者を見てみると、今や韓国を代表する役者になってるハン・ソッキュにソン・ガンホ、なんとなく役所広司とかぶるものを感じるチェ・ミンシクなんかが出演してて、それぞれのその後のキャリアの礎になった作品やったって言えるんと違うかな。

というわけで、そんな作品の感想は........................?!

シュリ / Swiri   ★★★☆☆   (1999年)

監督:カン・ジェギュ
出演:ハン・ソッキュ、キム・ユンジン、ソン・ガンホ、チェ・ミンシク、パク・ヨンウ、ユン・ジュサン

南北の緊張が続く朝鮮半島で、韓国の諜報部に所属する男は、暗躍する北の女性工作員を追いかけていた。ある日、武器商人の男が諜報部との接触を試みたものの、何者かに殺され、女工作員の仕業とみた彼は、必死に事件の背後を探るのだが.................ってなサスペンス&ラブ・ストーリー?!

南の新型兵器を利用して陰謀を巡らす北の工作員と、そんな敵から国を守ろうとする南の諜報部員、ハゲしい南北の対立と、切ない一組の男女の愛憎、そんなものを上手くミックスしながらドラマが作り上げられてるんよ。

ビルの爆破シーンなんかで、明らかに“ミニチュアセット感”が出まくりなところにツッコミを入れつつも、話としてはテンポよく、なかなかの緊迫感やったかな。

分断された国家間の攻防と翻弄される愛、オイシイところをうまく盛り込んだ、そんな作品なんかもね?!

2015年11月21日 (土)

『コードネーム U.N.C.L.E.』

今日は、劇場で公開中の作品のなかから、ちょっと話題になってる(?)作品をひとつ、ご紹介♪

この作品、元ネタは60年代に人気やった「0011ナポレオン・ソロ」っていうTVシリーズらしく、それを久々にスクリーンに戻ってきたガイ・リッチーが監督するってところが注目やったんよ。

ちなみに、今回のヒロイン役を演じてるアリシア・ヴィカンダーって女優さんはスウェーデンのひとなんやけど、マッツ・ミケルセンと共演した『ロイヤル・アフェア 愛と欲望の王宮』って作品で王妃役をキュートに演じてたっけ。

というわけで、そんな作品の感想は.........................?!

コードネーム U.N.C.L.E. / The Man From U.N.C.L.E.   ★★★☆☆   (2015年)

監督:ガイ・リッチー
出演:ヘンリー・カヴィル、アーミー・ハマー、アリシア・ヴィカンダー、ヒュー・グラント、ジャレッド・ハリス、エリザベス・デビッキ、ルカ・カルヴァーニ、クリスチャン・ベルケル、ミシャ・クズネツォフ

冷戦が続く60年代はじめ、ナチスの残党によって核爆弾の開発が進んでいることを知った米露は、協力して計画を阻止することにしたのだが...............ってなアクション&サスペンスもの?!

ひょんなことから手を組むことになったCIAの腕利きエージェントとKGBのスゴ腕スパイは、いがみ合いながらも敵に近づくのだが...............ってなことで、ガイ・リッチー版のスパイものってね。

なかなか小洒落た粋な男とガチガチの肉体派の男、メリハリの利いたコンビニ美女が絡みってところが、なかなかバランスの良さやったかな。

さりげなく音楽で乗せながら、小気味よく話が展開していくあたりは、さすがは“ガイ・リッチー節”健在ってとこやったね。

出だしのツカミのセンスの良さから、かなり期待させられたんやけど、正直にいうと、作品全体としては、もうひと盛り上がり足らん感じがしてもうたんよ。悪役がイマイチ手ごたえない当たりが、押しの弱さになってもうたんかもなぁ?!

それでも、シリーズ化を予定してるかのような流れを見ると、リッチーくんの更なる弾けっぷりを期待してまうわけで、そう思わせてくれる程度の質はあったかな。

まぁ、同じスパイものでも、最近、007は妙にシリアスになりすぎて、まったく“遊び”がないだけに、かつてのジェームズ・ボンド好きには、こっちの方が合う気がするんやけど....................好みの問題か?!

2015年11月20日 (金)

『夫婦フーフー日記』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品、原作は実在の夫婦の闘病ブログらしく、その話をベースにして作られてるんやって。でもって夫婦を演じる佐々木くんと永作くんは、10年ほど前のTVドラマで夫婦になる役を一緒に演じてたらしく、久々の夫婦をやることになったんやって。

監督をしてる前田くんは、来年に公開を予定してる、なんちゃらすぎるアイドルが主演の“セーラー服と機関銃”モノの監督をしてるひとらしく、以前に紹介した吉高くん主演の『婚前特急』や榮倉くん主演の『わたしのハワイの歩きかた』のひとでもあるんやね。

というわけで、そんな作品の感想は...........................?!

夫婦フーフー日記   ★★★☆☆   (2014年)

監督:前田弘二
出演:佐々木蔵之介、永作博美、佐藤仁美、杉本哲太、小市慢太郎、宇野祥平、高橋周作、並樹史朗、大石吾朗

長い期間の友人関係を経て結婚した夫婦だったが、妻の妊娠が判明した直後にガンの宣告を受け、出産後しばらくして妻は亡くなってしまう。赤ん坊と取り残され、失意の夫の前に死んだはずの妻が現れ.............ってなコメディ調のドラマ?!

作家志望の夫が書き溜めた妻との思い出ブログに出版の話が来て、妻の幻影とふたりの歩みを振り返り.........ってな感じで、佐々木くんと永作くんの掛け合いでコミカルに、切なくってとこなんかな。

ちょっとダメな夫と、それを支える妻っていう構図のなかで、永作くんの明るさとサバサバした演技が活きた作りやった。

難病ものを題材にしながら、暗くなることなく、笑いを前面に出しながら、夫婦の絆の深さってのも十分に出てて、悪くなかったかもしれんね。

感情的な盛り上がりって言われると、実体験がないだけに、共感するには独り身のハゲおやじには少しハードルが高かったかもしれんなぁ..............(苦笑)

2015年11月19日 (木)

『NO』

今日は、南米のチリを舞台にしたドラマをひとつ、ご紹介♪

この作品、アカデミー賞の外国語映画賞でチリ代表としてノミネートされたらしく、カンヌ映画祭で監督さんが賞をもらったり、世界各地の映画祭で上映されて、評価されたんやって。

70年代から続いたピノチェトによる独裁政権の終りを題材にしてるんやけど、このピノチェトってひとは、大胆な民営化で経済を活性化させて賞賛される一方で、言論統制やら人権弾圧で国を統治してたらしく、いろいろと問題があったらしい。

というわけで、そんな歴史的な出来事を描いたドラマの感想は.....................?!

NO / No   ★★★☆☆   (2012年)

監督:パブロ・ラライン
出演:ガエル・ガルシア・ベルナル、アルフレド・カストロ、ルイス・ニェッコ、マルシアル・タグレ、アントニア・セヘルス、ハイメ・バデル、パスカル・モンテーロ、ネストル・カンティジャーナ

軍事独裁を続けていたチリのピノチェト政権は、世界からの批判を受けて、政権の信任投票をするために選挙を行うこととし、反対する政党にも1日15分間だけTVでのアピールの時間を与えることに。CM業界で活躍する男は、反対派の陣営からキャンペーンを手伝って欲しいと頼まれるのだが................ってな歴史的な出来事の裏側を描いたドラマ?!

選挙で勝つことは、ほぼ不可能と誰もが思っていたが、CM的手法で投票を躊躇っていたひとたちの心に訴え、不可能を可能にした話をドラマにしてるんよ。

権力者サイドからの脅迫や困難にも負けることなく、アイデアで権力に挑む、そんな男たちの戦いってのが、歴史を動かしたんやって事実は、なかなか興味深いものがあったかな。

作品としては、映像的にどういうわけか逆光を取り入れてるシーンが多く、ちょっと見づらくて落ち着かんかったね。まぁ、演出の意図があるんかどうかは知らんけど、あまり見映えのエエ感じやなかったかな。

主演のガエルくんは、相変わらず澄んだ瞳の奥にメラメラとしたものを秘めてて、それでいて押えぎみの演技が秀逸やったよ。ラテン系のこの年代の役者では、ホンマにピカイチやね。

なかなかチリの歴史なんてのは知らないだけに、ちょっと勉強になったのと、政治学的に言うと、メディアが生活の一部になってる現代においては、いかにイメージを作っていくかってのが重要になってるってことの表れってことなんやろうと思うんよね............まぁ、そこまで考えて映画を観賞するのもどうかとは思うんやけど(笑)

2015年11月18日 (水)

『キャノンレース』

今日は、珍しいところでノルウェーの映画をひとつ、ご紹介♪

これ、てっきり劇場未公開なんやろうって思ったら、今年の5月にどこぞの劇場で上映してたらしい。公式HPを見ると、本国ノルウェーでは興行収入が年間1位になったらしく、さらに続編の製作も決定したんやって。

なるほど、ノルウェーのアカデミー賞にあたるアマンダ賞で作品賞と助演男優賞を受賞してるみたいで、年間1位ってのもどうやら嘘ではないらしい。

そんなノルウェー国民が熱狂した(?)作品の感想は.........................?!

キャノンレース / Borning   ★★★☆☆   (2014年)

監督:ハルヴァルド・ブレイン
出演:アンドレス・バースモ・クリスティアンセン、オットー・イェスパーセン、スヴェーン・ノルディン、ヤニ・スカヴラン、トロンド・ハルボ、ヘンリク・メスタド、カミーラ・フレイ

自動車の修理工場を経営し、車に人生をかけてきた男は、別れた妻に頼まれて、彼女と暮らす娘をしばらく預かることに。そんな時、長年のライバルとオスロからノール岬までの2,200キロで勝負をすることに............ってなカーアクションもの?!

チューンアップされたマスタングにトランザム、カマロやらコルベットやら、まぁ豪華なマシンがスカンジナビア半島の美しい景色のなかを、時にドリフトをキメながら疾走するんよ。

そんなわけで、もちろん車がメインではあるんやけど、そこに程よく一緒に旅する父娘の関係や、男同士の友情といったドラマを組み込みながら、コメディ調に盛り上げるんよ。

もう少し盛り上がればっていう気もするんやけど、ただ、この手の作品にありがちな、ただ車でブイブイ走り回って終わりってわけではないところに、好感が持てたかな。

それにしても、海岸線の道が気持ちよさそうやったなぁ....................行ってバイクで走りたくなってもうたよ?!(笑)

2015年11月17日 (火)

『ライアの祈り』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品、青森県の八戸市を舞台にしたご当地もので、主人公たちが回る市内のスポットのひとつにウミネコの繁殖地として有名な蕪島神社ってのが出てくるんやけど、ちょうど今月初旬に火事で全焼ってニュースが流れてたのを思い出してもうたよ。

主人公を演じてる鈴木くんは、若い頃の人気(?)に陰りが見えて、消えかかってたところを、TVの“相棒シリーズ”で小料理屋の女将役をやるようになって、若い頃とは違う魅力が認められてきた感じやね。

そんな彼女の相手役を務める宇梶くんといえば........................腹筋マシーンっすか!(笑)

というわけで、そんな作品の感想は..................?!

ライアの祈り   ★★★☆☆   (2015年)

監督:黒川浩行
出演:鈴木杏樹、宇梶剛士、武田梨奈、藤田弓子、秋野太作、宅間孝行、村田雄浩、中本 賢、大島蓉子、岩本多代

離婚して故郷の青森に戻ってきた女性は、職場の後輩に誘われて参加した“街コン”で縄文時代に夢中な遺跡発掘をする市の職員の男と出会うのだが................ってな、大人の恋をホノボノと描いたドラマ?!

過去のトラウマから、人を好きになることに臆病になっている女性と、真っ直ぐで不器用な男の、ちょっと“もどかしい”関係を、縄文文化を使ってドラマチックにってな感じなんかな(笑)

こんな説明だけを読むと、どこか“イロモノ”な印象を与えてまうかもしれんけど、これ、主演のふたりの独特な雰囲気がエエ具合に噛みあった、なかなかのデキやった。

若い頃は、気持ちをストレートにぶつけるのが恋愛やったりするんやけど、歳を重ねることで、いろいろと素直になれない事情が出てくる、そんな男女の関係を上手く描いてるところが良かったかなぁ?!

あと、久々の武田くんの黒帯姿と見事な飛び蹴り、サスガやわぁ.................(笑)

2015年11月16日 (月)

『ソング きみに捧ぐ愛の歌』

今日は、劇場未公開の作品のなかから、音楽をネタにしたドラマをひとつ、ご紹介♪

監督のラムジーくんは、これまで短編映画でそこそこ注目されてたらしく、この作品が長編デビューってことになるんやって。どうやら子どもが4人いるらしく、それぞれビートルズの曲にちなんで名前を付けてるってことらしく、きっと音楽が好きなんやろなぁ。

でもって、この作品で主役のシンガーを演じてるアラン・パウエルってひとは、“ANTHEM LIGHTS”ってバンドを組んで実際にミュージシャンとして活動してるらしく、よく知らんのやけど、キリスト教的な要素を音楽に取り入れて歌ってるみたいやね。

というわけで、そんな作品の感想は..........................?!

ソング きみに捧ぐ愛の歌 / The Song   ★★★☆☆   (2014年)

監督:リチャード・ラムジー
出演:アラン・パウエル、アリ・フォークナー、ケイトリン・ニコール=トーマス、ゲイリー・ジェンキンス、ダニー・ヴィンソン、アーロン・ベンワード、ランドン・マーシャル、ゲーリー・ジェンキンス

有名なミュージシャンを父に持ち、自らも歌を歌うものの鳴かず飛ばずの男は、ある日、ワイナリーでのイベントで歌うことになり、そこでオーナーの娘と出会い恋に落ち、結婚するのだが..................ってな、ひとりのミュージシャンとその妻の関係を描いたドラマ?!

ひとつの出会いから愛の歌が生まれ、人気が出るが、ツアーに明け暮れる日々で家族との間に埋められない溝ができ...............ってなことで、ひとりのミュージシャンの波乱に満ちた愛を描くってとこなんかな。

話としては、なんとなく“ありがち”な展開とオチではあるんやけど、主役をやってるのがミュージシャンってことで、なんとなくリアリティがあるんかもね。それに、なるほど歌はなかなか上手くて、音楽で楽しめるってのはあるかな。

名声を取るか愛を取るか、そんなミュージシャンの苦悩のドラマは、それなりに楽しめるんやけど、どうも伸びきったヒゲと、宗教色の強さが個人的には合わんかった(苦笑)

2015年11月15日 (日)

『劇場版 MOZU』

今日は、劇場で公開中の作品のなかから、興収でトップに立ってるらしい邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品、最初のシリーズをTBSで放送して、次のシリーズをWOWOWでやってたんやってね。まったく見たことがなくて、そもそもWOWOWなんて見れるような“ブルジョワな生活”なんてしてへんし、なんて少しイジケた気持ちを虚勢を張って、隠してみたりして............(笑)

そんな、よう分からんドラマを敢えて映画館で試してみようと思ったのは、予告編でなかなか派手なアクションをやってる風な感じやったのが、妙に気になってもうたのと、西島くんや香川くんといったキャスティングに惹かれたからなんよね。

というわけで、シリーズをまったく理解せずに挑んだ作品の感想は.....................?!

劇場版 MOZU   ★★★☆☆   (2015年)

監督:羽住英一郎
出演:西島秀俊、香川照之、真木よう子、伊勢谷友介、松坂桃李、長谷川博己、小日向文世、ビートたけし、池松壮亮、杉咲 花、伊藤淳史、阿部 力

高層ビルでの立てこもり事件とペナム共和国の公用車の襲撃事件が起こり、テロ集団は大使の娘を狙っていた。娘の死の謎を追いかける公安警察官は、犯行グループに導かれてペナム共和国へ向かうのだが...............ってなクライム・アクション?!

強大な悪の存在を突き止めようと必死の男と、そんな彼を挑発するように追いつめる犯人グループ、そして事件に巻き込まれるひとたちの戦いを描くってとこなんかな。

ドラマとしては、サクサクと展開していって、小気味はエエんやけど、ドラマを知らずに観てる者にとっては、人物の背景を知らんだけに、なんや、ちょっと呆気にとられてもうたかも。

えらい豪華な顔ぶれが次々と出てきて、長谷川くんのようにキレキレのひともいるんやけど、どう見ても気合いが空回りして、ムダに暴れてるようにしか見えない松坂くんは、ちょっと可哀そうに思えてもうたよ(苦笑)

ドラマを知らんだけに、あまり口出しすることでもないんやろうけど、ずっと見てきた人たちは、どこか安直な終わり方で納得なんやろかって、少し心配になってもうたりして。

どこか、含みを持たせて、次の展開を狙ってるような雰囲気すら感じるところに、ちょっとズルさを感じてもうたんやけど............考え過ぎ??

2015年11月14日 (土)

『エベレスト 3D』

今日は、劇場で公開中の作品のなかからひとつ、ご紹介♪

この作品、邦題に“3D”と付いてもうてるもんやから、やっぱり3Dで鑑賞せんとアカンのかと思って、ちょっと奮発して、行きつけのシネコンでIMAX3Dで挑戦してみたんよ。

監督をしてるバルタザールくんは、もともとアイスランドの出身の役者で、最近はハリウッドでも監督として起用されてて、マーク・ウォルバーグが主演の『ハード・ラッシュ』や、デンゼル・ワシントンが出てた『2ガンズ』なんて作品を作ってて、どちらかというとアクション系の監督さんって印象かな。

というわけで、そんな作品の感想は..................?!

エベレスト 3D / Everest   ★★★☆☆   (2015年)

監督:バルタザール・コルマウクル
出演:ジェイソン・クラーク、ジェイク・ギレンホール、ジョシュ・ブローリン、ロビン・ライト、キーラ・ナイトレイ、サム・ワーシントン、ジョン・ホークス、マイケル・ケリー、エミリー・ワトソン、マーティン・ヘンダーソン、エリザベス・デビッキ、森 尚子、ヴァネッサ・カービー

エベレスト登頂のツアーに集まった登山家たちとツアー・ガイドの男は、世界最高峰の頂を目指してアタックするのだが...............ってな、実際に1996年にあった遭難事故をモチーフにした山岳ドラマ?!

いやぁ~、さすがに映像へのこだわりがハンパなく、壮大な山の風景は迫力があって、スゴイなぁって素直に思ったよ。過酷な状況のなか、必死に頂上を目指す一行の様子を追った映像は、大画面で観るとインパクト十分やった。

実際の出来事がベースになってるだけに、話の内容をとやかく言うもんでもないんかもしれんけど、ただ、映像ほど話には乗り切らんかった。

個人的にエミリー・ワトソンが好きになれず、そんな彼女が“したり顔”で演技をしてるのにイラッとしてもうたってのもあるんかもしれんけど(苦笑)

いくつかの判断ミスがあって、取り返しのつかない事態に陥る、そんな自然を相手にした攻防に、人間の無力さを感じつつも、極限に挑むってところに登山家のロマンってのがあるんかもね?!

間違いなく映画館の大きなスクリーン向きの作品ではあるんやけど、あまり話の内容に期待しすぎると、少し違うって思うんかもなぁ................。  

2015年11月13日 (金)

『トイレのピエタ』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品、原案はあの漫画家の手塚 治が病床で書いてた日記の最後のページにあった“トイレのピエタ”ってのを見て、監督さんがインスピレーションを受けて脚本を書いたんやって。

主役に抜擢された野田洋次郎ってひとは、RADWIMPSってバンドでボーカル&ギターをやってるらしく、本作でも主演&主題歌を担当してるんやけど、なんとなくバンド名はどこぞで目にしたことはあるものの、残念ながらよう知らんのよね。

でもってヒロイン役をやってるのが、あの味の素(Cook Do) のCMで、スローモーションで回鍋肉を頬張ってた女の子なんよ。すでに来年公開の作品も2本決まってるようで、事務所としても“演技派の若手女優”ってことで売ってくんやろなぁ。

というわけで、そんな作品の感想は.................................?!

トイレのピエタ   ★★★☆☆   (2015年)

監督:松永大司
出演:野田洋次郎、杉咲 花、リリー・フランキー、古館寛治、市川沙椰、大竹しのぶ、岩松 了、宮沢りえ、森下能幸、MEGUMI

絵描きを目指していたが挫折し、今はビルの窓ふきのバイトをしている男は、仕事中に倒れ、精密検査の結果、胃がんで余命3ヶ月と宣告されてしまう。たまたまその診断に立ち会った女子高生は、そんな彼に一緒に死のうと提案するが.............ってなドラマ?!

突然に人生の終りを告げられた男と、辛い日常にどうしていいか分からない女子高生、そんな二人の交流を軸に、“生きる”ということを描くってとこなんかな。

主演の野田くんは本業が歌手ってことで、役者やないところが逆に素人っぽさが溢れてて良いっていう狙いなんやろうけど、対する杉咲くんが若いわりにゴリゴリに“演技してます”っていう体(てい)なもんやから、ちょっとバランスが取れてない感じやったかなぁ(苦笑)

まぁ、中途半端にイケメンを持ってきて、小奇麗にまとめてまうよりは、どことなくリアリティやインパクトがあるのかもしれんけど。

脇役で出てるリリーくんは、“脱力系のオヤジ”役をやらせると、エエ具合にはまるんよね。その他、古館くんや岩松くんあたりのさりげない演技が秀逸なだけに、余計にキャスティングのバランスが.....................?!

ところで、演技は置いといて、元カノ役で出てる市川沙椰ってひと、なかなか印象的な顔立ちやった。モデルさんらしく、脱ぎっぷりもエエしね..........なんてプチ・エロオヤジ目線で楽しんでみたりして(笑)

2015年11月12日 (木)

『シグナル』

今日は、ちょっと個性的(?)なSFものをひとつ、ご紹介♪

この作品、B級映画の祭典(?)シッチェス・カタロニア国際映画祭で賞を受賞したらしく、その筋ではそこそこ注目されてるひとらしいんよ。

でもって、主演のイケメンのブレントン・スウェイツくんは、オーストラリア出身の若手らしく、今後の作品ではジェラルド・バトラーの新作に参加したり、あの“パイレーツ・オブ・カリビアン”の新作に出演してるみたいで、こちらはかなり注目みたいやね。

というわけで、そんな“次世代青田買い”的な作品の感想は..........................?!(笑)

シグナル / The Signal   ★★★☆☆   (2014年)

監督:ウィリアム・ユーバンク
出演:ブレントン・スウェイツ、オリヴィア・クック、ボー・ナップ、ローレンス・フィッシュバーン、ロバート・ロングストリート、リン・シェイ

彼女の引越を手伝うため、親友と一緒に車でアメリカ大陸を横断する旅をしていた大学生は、執拗に挑発するハッカーを突き止めるため、旅の途中でネバタ州のとある場所に立ち寄るのだが................ってなSFもの?!

廃墟で何かに遭遇し、意識を取り戻すと謎の政府施設で隔離されていた。地球外生物との接触で感染を疑われるのだが.................ってなことで、突然に理不尽な状況に追い込まれた若者の葛藤をってとこなんかな。

なるほど、いろいろと小道具にも“こだわり”が見えて、なかなか工夫して作られてるのは分かるんやけど、う~ん、オチがイマイチよう分からんかった(苦笑)

SF作品としては、ワケの分からんところも含めて、ポテンシャルを感じさせるんやけど、作品としてどうかって聞かれると、ちょっと答えに困る、そんな作品やったね。

2015年11月11日 (水)

『ラスト5イヤーズ』

今日は、ミュージカル映画をひとつ、ご紹介♪

この作品、元ネタはオフ・ブロードウェーで人気になったミュージカルで、それを映画化したものらしく、作者のジェイソン・ロバート・ブラウンってひとは、トニー賞の常連なんやって。

監督のリチャード・ラグラヴェネーズといえば、ロビン・ウィリアムズが主演した『フィッシャー・キング』やクリント・イーストウッドの『マディソン郡の橋』の脚本で注目されて、その後、監督としてもヒラリー・スワンク主演の『フリーダム・ライターズ』なんかで話題になったひとやんね。

というわけで、そんな作品の感想は..........................?!

ラスト5イヤーズ / The Last Five Years   ★★★☆☆   (2014年)

監督:リチャード・ラグラヴェネーズ
出演:アナ・ケンドリック、ジェレミー・ジョーダン、タマラ・ミンツ、カサンドラ・インマン

小説家を目指す青年と女優を夢見る女性、出会ってから5年で破局を迎えた一組の夫婦の出会いから別れの軌跡を歌で綴ったミュージカル映画?!

出会った頃から結婚、そして別れまでを、男性側は時間にそって、女性側は逆行しながら、それぞれの心情を語るセリフを歌にして、物語をつないでるんよ。

あえて時間軸を切りながら構成することで、話に複雑さをもたせ、お互いにとって幸せやった時を際立たせようって演出なんやとは思うんやけど、正直、どっちがどっちなのかがイマイチ分からずに、グチャグチャになってもうて...........(苦笑)

それに、そこまで楽曲に惹かれるものがなくて、特にジェレミーくんの歌声にピンとくるものがなくて、ほとんど心に響かんかったんよなぁ。

恋に落ちて愛し合い、大好きなはずなのに、噛みあわずに距離ができてしまう、そんな切ない愛の話をドラマチックに歌に乗せてってことなんやろうけど、ちょっと期待ハズレやったかな?!

2015年11月10日 (火)

『マンゴーと赤い車椅子』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品、世間的な注目は、元A○Bのひとが主役で、相手役が某レーベルが押しまくってるグループのメンバーってところで、そこいら辺のファン層をターゲットにってな感じなんやろうと思うんよ。

個人的には、ちょっと前に紹介した『明烏 あけがらす』に出演してた、ちょっと不思議な雰囲気を持った吉岡里帆って子が気になって、彼女の映画デビュー作をチェックってことで、レンタル屋で手にしたってわけ。

というわけで、見どころは人それぞれな作品の感想は.........................?!

マンゴーと赤い車椅子   ★★★☆☆   (2014年)

監督:仲倉重郎
出演:秋元才加、吉岡里帆、松金よね子、ベンガル、NAOTO、杉田かおる、愛華みれ、三田佳子、榎木孝明、仁科 貴、石井貴就、森宮 隆、里見要次郎

脊髄損傷により下半身が不随となってしまった女の子は、リハビリのために転院した病院で、同じように車椅子での生活をしている人たちと出会い、少しずつ前向きに生きようとするのだが..............ってなお話?!

最初は周囲に当たり散らしていたものの、同室の明るい女の子や祖母とのメールでのやり取りで、次第に心を開いていきってな感じで、困難に立ち向かって生きる主人公の様子を描くってとこなんかな。

主役の秋元くん、なるほど元アイドルグループ出身としては、なかなか演技を頑張ってる風ではあるんやけど、どうにも“鼻”が気になってもうて..............。それと、イケメンのミュージシャン風の役どころの某事務所のパフォーマーくん.................よう分からんわ(苦笑)

個人的には吉岡くんの爽やかな明るさに癒されつつ、川谷拓三の息子の仁科くんの“キクタク”(“タク”はお父さんの“拓”でもあったりして......)の陽気な理学療法士ぶりを楽しんでたんやけどね。

車椅子生活をしている監督さんが作ったドラマってことで、病気と向き合う苦悩と、それに負けずに生きる喜びってのは伝わってくるんやけど、最後のグルーピー的なオチにドン引きしてもうて、ちょっと後味が悪かったかもね?!

2015年11月 9日 (月)

『ハン・ゴンジュ 17歳の涙』

別に月曜は韓国映画の日と決めたわけやないんやけど、なんとなく先週に引き続き、今週も韓国映画をひとつ、ご紹介♪

この作品、実際に起こった事件をモチーフにしてるらしく、韓国社会における女性の地位や性犯罪に対する対応について問題提起をする内容になってるんよね。

監督さんは、これが長編デビューになるらしいんやけど、釜山国際映画祭をはじめ、ロッテルダム国際映画祭なんかでも賞をもらったみたいで、注目されたんやって。

というわけで、そんな作品の感想は...........................?!

ハン・ゴンジュ 17歳の涙 / Han Gong-Ju   ★★★☆☆   (2013年)

監督:イ・スジン
出演:チョン・ウヒ、キム・ソヨン、チョン・インスン、イ・ヨンナン

ある事件に巻き込まれ、別の高校に転入することになった高校生の女の子は、心に負った傷を抱えて、怯えながら新しい暮らしを始めるのだが.....................ってな、性犯罪の被害者を描いた韓国ドラマ?!

両親とも疎遠になり、頼れる身内もいないなか、元の学校の教師の実家で静かに新しい生活を始めるが、“事件”は彼女をソッとしておいてはくれず...............ってなことで、事件の後の被害者と社会の関係を描いてるんよ。

何とも“やるせない”内容で、韓国社会の抱えるジレンマのようなものが伝わってはくるんやけど、作品の作りとして、最初にズバリと背景を語るんやなくて、状況を匂わせながら、徐々に全体を語る風なもんやから、少し観ててスッキリせんのよね(苦笑)

あと、主人公の女の子の抑えた演技ってのは評価されるところなんかもしれんけど、悲惨な経験をした10代の女の子ということを考えたときに、感覚的に深みが足らんように思えて、違和感があったかなぁ。

いずれにしても、性犯罪の被害者である女の子を追いつめる“社会”、そんな、あってはならない現実に、悲しい気持ちになってもうたかな?!

2015年11月 8日 (日)

『俺物語!!』

今日は、劇場で公開中の作品のなかから、邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品で中学生から高校生を演じてる主役の鈴木亮平くん、直前に出演してたドラマで20kg減量し、この役のために30kgも体重を増やし、なんや合計で50kgも体重を変動させたって、ウソみたいな話が話題になってたやんね。

鈴木くんの存在は、財津一郎と共演した『ふたたび swing me again』って作品で認識したんやけど、その後、『HK/変態仮面』での弾けっぷりで度肝を抜かれて(?)、その後、世間的にもNHKの朝ドラやらTBSのドラマやらで随分と注目されるようになって、かなり役者としてもノッテ来た感じかなぁって思うんよ。

というわけで、そんな鈴木くんが大活躍(?)の作品の感想は.........................?!

俺物語!!   ★★★★   (2015年)

監督:河合勇人
出演:鈴木亮平、永野芽郁、坂口健太郎、寺脇康文、鈴木砂羽、森高 愛、恒松祐里、高橋春織、篠田 諒、小松直樹、渋川清彦、中尾明慶

ゴツイ顔と体をしてても、気は優しくて力持ち、同性からは頼られ人気者だが、女子からはまったく相手にされない、そんな男の純愛をコミカルに描いたラブコメディ!?

街でナンパ男に絡まれてるところを助けたことで知り合った女子高生、あまりのカワイさに恋をするが、彼女が一緒にいるイケメンの大親友のことが好きだと思った彼は、ふたりを応援しようと決心するのだが..............ってなことで、純情で不器用な男の恋の物語を笑い満載でってとこなんかな。

いやぁ~、もう何といってもキャラの勝利やよね。この役のために増量して臨んだ主役の鈴木くんの役者根性と、突きぬけたキャラ作りが見事にハマってるんよ。

でもって、ヒロイン役の永野くんの嫌味のないキュートさが、これまたエエ塩梅にアクセントになってて、完全にハゲおやじの心は持ってかれてもうた(笑)

一途な乙女の恋心と、恋に不慣れな男のドタバタ勘違い、なんや強烈なビジュアルでインパクト勝負に出ながら、それでいてどこか爽やかな、そんな恋の話は、笑いながら楽しめる、なかなかのデキやったね?!

2015年11月 7日 (土)

『エール!』

今日は、劇場で公開中の作品のなかから、なかなかの高評価になってるフランス映画をひとつ、ご紹介♪

この作品、フランスのアカデミー賞にあたるセザール賞で主演の女の子が有望若手女優賞を受賞して、作品賞や主演男優賞、主演女優賞に助演男優賞なんかでノミネートされて、本国でもかなりヒットしたらしい。

監督さんは、以前の作品でもセザール賞で脚色賞にノミネートされたことがあるらしく、その時の作品に出演してたマリナ・フォイスっていう女優さんが奥さんなんやって。

というわけで、そんな作品の感想は...................................?!

エール! / La Famille Belier   ★★★☆☆   (2014年)

監督:エリック・ラルティゴ
出演:ルアンヌ・エメラ、カリン・ヴィアール、エリック・エルモスニーノ、ロクサーヌ・デュラン、イリアン・ベルガラ、フランソワ・ダミアン、ステファン・ヴォイトヴィッチ、リュカ・ゲルベルグ

両親と弟、みんな耳が不自由な家庭に育った女の子は、酪農を営む親の手伝いをしながら高校に通っていた。ある日、コーラスの授業で歌ったところ、その才能を音楽教師に見込まれ、パリの音楽学校に入るための試験を受けるよう勧められるのだが................ってなコメディ調の家族ドラマ?!

家族で唯一耳が聞こえる女の子は、家の手伝いやら勉強やらで毎日忙しくしてるが、歌と出会い、夢を持つのだが............ってなことで、家族と夢の間で葛藤する女の子を描くってとこなんかな。

ちょっと特異な設定を上手く活かしながら、コミカルに(少し下世話に?)エピソードをつなぎつつ、家族の絆や愛情、そして子どもの成長を力強く描いてるところが、なかなか味わい深かったね。

正直にいうと、途中までは結構グタグタな感もあったんやけど、クライマックスへの持って行き方と、気持ちのこもった歌声ですべてOKって気分にさせられてもうた(笑)

子供のことを思う親の深い愛情と、それを受け止めて家族を愛する子どもの素直な気持ち、そんなものが溢れだすドラマは、適度に涙腺を刺激して、なかなか良かったね?!

2015年11月 6日 (金)

『新宿スワン』

今週は火曜が“原宿”やったから、今日は“新宿”でってわけでもないんやけど、歌舞伎町を舞台にした邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品、大好きな園 子温が監督ってことで、劇場で公開してるときも観たいなぁって思ったんやけど、ワンパターンな綾野くんに、いつまでたっても軽い伊勢谷くん、更に演技そっちのけでエロ路線を邁進中の勘違い女優(?)まで加わってるってことで、結局、二の足を踏んでもうたんよ。

園くんの尖った作品が好きなんやけど、最近はメジャーになり過ぎたのか、どうもエンタメ系に走ってるようで、ちょっと心配というか、作品を観るたびにモヤモヤしたものが残ってもうて...................。

というわけで、いろいろと不安な気持ちでレンタルした作品の感想は.....................?!

新宿スワン   ★★☆☆☆   (2014年)

監督:園 子温
出演:綾野 剛、山田孝之、伊勢谷友介、金子ノブアキ、豊原功補、深水元基、村上 淳、安田 顕、山田 優、吉田綱太郎、沢尻エリカ、真野恵里菜、久保田悠来、丸高愛実

帰りの電車賃もない男は、歌舞伎町を当てもなく歩いてるときにチンピラに絡まれ、ケンカをしたときに、ひとりの男に気に入られてスカウトに。同じ歌舞伎町でライバル関係のスカウト会社との抗争が始まり...............ってな、歌舞伎町を舞台にしたアクションもの??

欲望と陰謀の渦巻く街で、頂点を目指してハゲしく争う男たち、そんな男たちの熱いバトルに恋バナを混ぜ込んでってなとこなんかなぁ............う~ん、園くんらしからぬ、まったく“毒”のない作りで、まるで“三池作品”を見てるようやった(苦笑)

まったく気合いの入らない、見かけだけの音楽をバックに喧嘩のシーンを撮ったところで、何をしたいのかサッパリ伝わってこんのよ。

これまで、自身の監督作では必ず脚本に加わってた監督さんが、監督業のみに専念するって時点で、なんや“作らされてる”感がアリアリな気がして.................。

まぁ、ことの真相はよう分からんけど、まったく“誰トク”な作品なのか、サッパリ理解できんシロモノに仕上がってもうてるようで?!

2015年11月 5日 (木)

『物語る私たち』

今日は、昨日に引き続き“カナダつながり”で、ドキュメンタリーをひとつ、ご紹介♪

この作品、サラ・ポーリーの家族の話を作品にしたもので、とても私的な内容ながら、NY批評家協会賞やLA批評家協会賞でドキュメンタリー賞を受賞したのをはじめ、ナショナル・ボード・オブ・レヴューやカナダのアカデミー賞に当たるジニー賞で賞を獲ったりして、かなり評価されたらしい。

サラ・ポーリーと言えば、同じカナダ出身のアトム・エゴヤン監督の作品での印象が強くて、『スウィート ヒアアフター』なんかの演技は、当時かなり話題になってたんよなぁ。

というわけで、そんな作品の感想は.........................?!

物語る私たち / Stories We Tell   ★★★☆☆   (2012年)

監督:サラ・ポーリー
出演:サラ・ポーリー、マイケル・ポーリー、ダイアン・ポーリー、マーク・ポーリー、ジョアンナ・ポーリー、ハリー・ガルキン、レベッカ・ジェンキンス

女優であり、監督としても評価されているサラ・ポーリーは、幼い頃に他の兄弟から父親に似ていないと冗談を言われ、それを気にしていた。自分の父親が誰なのか、そして幼い頃に亡くなった母親を知るべく、家族の他のメンバーや知人にインタビューをするのだが.................ってなドキュメンタリー?!

舞台女優として、自由奔放な生き方をしていた母親と、同じく舞台俳優だった父親のもと育った彼女が、自分の生まれる前後に何があったのかを知ろうと、自分探しの旅に出る、そんな様子を追いかけるってとこなんかな。

事実は小説より奇なりって言うけど、思いもよらない真実ってのが、家族それぞれに影響を与えて、そしてそれぞれの人生に少なからず変化を与える、そんな話が語られるのを眺めながら、ちょっと人生について考えさせられてもうたりしてね。

彼女の家族の話は、他人には関係ないんやけど、彼らの人生を見ながら、人がそれぞれの人生を歩み、互いに影響し合いながら、またその子どもも、それぞれの人生を歩む、そんな命のリレーが感じられるところに、この作品の評価があるんかもなぁって思ったよ?!

2015年11月 4日 (水)

『トム・アット・ザ・ファーム』

今日は、作品を作るたびに世界が注目する、そんな若手監督の作品をひとつ、ご紹介♪

デビュー作の『マイ・マザー』でセザール賞にノミネートされ、『胸騒ぎの恋人』『わたしはロランス』と続けて賞レースで話題になり、『Mommy/マミー』でカンヌ映画祭の審査員賞を受賞したグザヴィエ・ドランは、最もホットな若手監督なんよ。

これまで、ほとんどの作品がオリジナルの脚本やったのが、これが初めての原作ものらしく、共演のふたりは、オリジナルの舞台にも出演してたらしい。

というわけで、ヴェネチア国際映画祭で賞を受賞したりしてる作品の感想は......................?!

トム・アット・ザ・ファーム / Tom A La Ferme   ★★★☆☆   (2013年)

監督:グザヴィエ・ドラン
出演:グザヴィエ・ドラン、リズ・ロワ、ピエール=イヴ・カルディナル、エヴリーヌ・ブロシュ、ジャック・ラヴァレ、アンヌ・カロン、エマニュエル・タドロス

事故で亡くなった恋人の葬儀に出席するために、彼の実家を訪れた男は、息子がゲイだったと知らない母親のために、ただの友人のフリをするよう彼の兄に強制され、演技をするのだが..............ってなサスペンスもの?!

恋人の死にまだ動揺する男は、彼の兄に暴力を振るわれ、強制的に家に滞在させられるが、そこで暮らすうちに彼の心に変化が...............ってなことで、田舎町の農場を舞台に、微妙に変化していく人間関係を映し出してるんやね。

監督 兼 主演のグザヴィエくんは、繊細で複雑な感情を秘めた同性愛者の青年の役を見事に演じ、抑圧と服従という、人の心のなかのある種の狂気を映像でうまく表見してたんと違うかな。

20代前半にして、この大胆かつ繊細なタッチってのは、世の中が驚きをもって評価するのが分かる気がするよ。

作品として“おもしろい”かどうかは別にして、しっかりと主張する、彼らしい作品であることは間違いないってね?!

2015年11月 3日 (火)

『原宿デニール』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品に主演と主題歌でからんでるBEE SHUFFLEなるグループは、アイドル発掘番組で選ばれた日韓の5人で結成されたものらしく、CDの手売りやオリコン順位など、これまでに課されたミッションをクリアして、この作品での主演にこぎつけたんやって。

まぁ、何となく作られた感が満載ではあるんやけど、この作品で観客動員で3万人をクリアってのが新たなミッションやったらしく、結果的に2万人ちょっとでクリアできず、罰ゲームで原宿を武田くんと一緒に全身タイツ姿で闊歩するってのがニュースになってたっけ(苦笑)

というわけで、そんな作品の感想は.........................?!

原宿デニール   ★★★☆☆   (2015年)

監督:タカハタ秀太
出演:武田梨奈、麻宮彩希、BEE SHUFFLE(ミンス、ジュノ、ジュン、シュウタ、ギュミン)、平田 薫、小山莉奈、椎名もも、三宅ひとみ、木下ほうか、山本浩司、野添義弘、今野浩喜

映画監督を目指す女は、原宿を舞台に5本の脚本を書くことを決め、街を行き来する人たちを主人公に、物語を考えるのだが.................ってなドラマ?!

ストッキングの厚さ(デニール)を見ただけで判別する韓国人の男、交通課の婦人警官、アイドル志望の女子高生など、東京で人気スポットの原宿に集まる人たちの人間模様をってとこなんやろね。

“黒帯ガール”こと武田くんの回し蹴りが炸裂したりして、それなりに個人的な“見どころ”(?)はあるんやけど、なんとなく“グタグタ感”ってのは拭えんかったかな。

原宿に対する興味ゼロな田舎者のオヤジには、そもそものストーリーテラー役のモデルさんが鼻についてもうて、サッパリ乗りきらんかった。

まぁ、男性企画モノアイドルのための映画ってところもあるんやろうけど、そこに興味がないと、ど~でもエエ感じかもね?!

2015年11月 2日 (月)

『ウエイト 呪われし存在の重さ』

今日は、劇場で未公開の作品のなかから、ちょっと異色(?)の韓国映画をひとつ、ご紹介♪

この作品、ちょっと印象的なトーンのパッケージが気になって、レンタル屋で手に取ったんよ。どうもヴェネチア国際映画祭で、性的マイノリティーをテーマにした優秀な作品に与えられるクィア獅子賞なるものを受賞したんやって。

製作を担当してるキム・ウテクってひとは、あの韓国映画界の異才キム・ギドクの作品で製作総指揮をしたりしてるひとみたいで、そんなところからも個性的な作品をプロデュースって流れなのかも。

というわけで、そんな作品の感想は.........................?!

ウエイト 呪われし存在の重さ / The Weight   ★★☆☆☆   (2012年)

監督:チョン・ギュファン
出演:チョ・ジェヒョン、パク・チア、ラ・ミラン、イ・ジョンヒョク

死体安置所で働く男は、死人の体をキレイにし、遺族に引き渡す仕事をしていた。寡黙に働く男には、兄弟のように育った性同一性障害の男がおり、それぞれに悩みを抱えているのだが................ってなドラマ?!

女になれないことで心のバランスを失っていく男と、そんな彼のことを気に掛けながらも、何もできずに自分の世界に籠る男、そんな彼らの人生の結末とは..............ってなことで、ちょっと異色のドラマが展開するんよね。

ちょっとダークなファンタジーのテイストを入れたりしながら、ドンヨリした話のなかで変化を付けようと工夫してるのは分かるんやけど、どうにも取っつきにくかった(苦笑)

皮肉を利かした演出で、世の中の滑稽さと悲哀みたいなものを、別の角度から描こうってことなんかもしれんけど、作品として観たときに、どうにも好きになれんかった。

登場人物にシンクロできるもんでもあれば、また見方も違ってくるんやろうけど、ジメジメ感と後味の悪さばかりが残ってもうて、スッキリせんかったよ。

2015年11月 1日 (日)

『ピッチ・パーフェクト2』

今日は、劇場で公開中の作品のなかから、木曜日に紹介した『ピッチ・パーフェクト』の続編を、ご紹介♪

ちょうど1作目が2作目の公開に合わせてレンタル開始になったのを鑑賞して、たまたまカードのポイントの景品交換でシネコンのタダ券をもらってたのを思い出して、チケットの有効期限ギリギリに川崎のシネコンに走ったってわけ。まぁ、要するに、配給の戦略にハマってみたってとこかな(笑)

このシリーズ、2作目もティーン・チョイス・アワードで絶大なる支持を得たらしく、作る側もそれほど金をかけずに、本国アメリカだけで製作費の3倍を軽く稼ぐってことで、なかなか旨味のあるシリーズになったみたいやね。

新たに加わったヘイリースタインフェルドと言えば、コーエン兄弟の『トゥルー・グリット』で天才子役として評価され、最年少でアカデミー賞助演女優賞にノミネートされて話題になったんやけど.................成長した彼女は...........................(苦笑)

まぁ、そんなこんなで、作品の感想は...........................?!

ピッチ・パーフェクト2 / Pitch Perfect 2   ★★★☆☆   (2015年)

監督:エリザベス・バンクス
出演:アナ・ケンドリック、レベル・ウィルソン、ブリタニー・スノウ、アダム・ディヴァイン、スカイラー・アスティン、アンナ・キャンプ、ケイティ・セイガル、ヘイリー・スタインフェルド、クリッシー・フィット、ハナ・メイ・リー、ジョン・マイケル・ヒギンズ、エリザベス・バンクス、ベン・プラット、エスター・ディーン

前作で大学の全米アカペラ大会で初優勝した面々は、その後、大会3連覇を果たして絶好調だったが、大統領の記念式典でのパフォーマンスで大失態を演じ、活動停止に。名誉挽回のためにアカペラの世界大会に出場し、優勝を目指すが.................ってなアカペラを使ったコメディの第2弾?!

失意のなか復活を期して活動するが、強力なライバルやら将来のことやらでチームがまとまらず.........ってな感じで、山あり谷ありのなか女の友情で固く結ばれた彼女たちが、勝利に向けてドタバタと.............ってね。

今回は監督までして出しゃばるエリザベス・バンクスの意味不明な感じや、下品でまったく笑えないアメリカンな“ジョーク”など、王道のように安直なストーリーとあいまって、オイオイってツッコミを入れずにはおれんのやけど、この作品が成功してる理由は、音楽が抜群にエエところやろと思うんよ。

くだらんコメディの体(てい)でありながら、クライマックスの音楽ですべてが帳消しになって、なぜか爽やかな気分にさせられる、なんともズルい作品やなぁってね。

新メンバーにヘイリーくんを迎え、その他のメンバーが卒業で続編への足掛かりをってところなんやろうけど、天才子役と呼ばれた彼女の“ビミョーな成長具合”からすると、次はどうやろなぁ............なんて、余計な心配をしてみたりして?!(笑)

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