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2015年11月28日 (土)

『ブラザー・サン シスター・ムーン』

今日は、久しぶりにクラシックな作品をひとつ、ご紹介♪

この作品、監督さんがイタリア人ってこともあってか、英語の作品ではあるんやけど、イタリアのアカデミー賞であるダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞で監督賞を受賞してて、アカデミー賞でも技術系の賞にノミネートされたんやって。

ゼフィレッリ監督といえば、オリヴィア・ハッセーがヒロインを演じた『ロミオとジュリエット』が代表作なわけやけど、個人的には何度観ても泣ける『チャンプ』が印象的なんよね。

というわけで、そんな作品の感想は.........................?!

ブラザー・サン シスター・ムーン / Brother Sun, Sister Moon   ★★★★   (1972年)

監督:フランコ・ゼフィレッリ
出演:グレアム・フォークナー、ジュディ・バウカー、アレック・ギネス、ケネス・グレアム、リー・ローソン、ヴァレンティナ・コルテーゼ、アドルフォ・チェリ、ピーター・ファース、ジョン・シャープ、リー・モンタギュー

戦争に行き、重い病気になって帰って来た青年は、清貧な暮らしにこそ信仰は宿ると信じ、俗世間から距離を置いた暮らしを始めるのだが...............ってな、聖フランチェスコの信仰への目覚めを描いたドラマ?!

いかにして幸せになるのか、そんな疑問に対する答えとして、富を捨て、あるがままを受け入れてシンプルに暮らすことだと信じ、実践する若き日の聖フランチェスコを描いてるんやけど、主演のグレアムくんの曇りのない瞳が印象的やった。

当然のことながらキリスト教が話のネタになってるわけで、コテコテの宗教的な話ではあるんやけど、欲を捨てて清貧を良しとする生き様を見せられて、なんや考えさせられてもうたよ。

旅行で行ったバチカンの教会で感じた大きな違和感をロッセリーニも語ってるようで、平等を説くキリスト教のなかに蔓延る(はびこる)権力や政治へのアイロニーが含まれてるように思うんやけどね。

お金で欲しいものを手に入れても、必ずしも心が満たされるわけやないと分かってても、欲深さを捨て去ることができない凡人な自分を、ちょっと恥じてみたりして..................?!

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