« 2015年12月 | トップページ | 2016年2月 »

2016年1月

2016年1月31日 (日)

『雪の轍』

今日は、世界中で評価されたトルコ映画をひとつ、ご紹介♪

この作品、カンヌ映画祭でパルム・ドールを受賞したもので、監督のヌリ・ビルゲ・ジェイランくんは、ちょっと前に紹介した『昔々、アナトリアで』って作品で、すでにカンヌ映画祭のグランプリを受賞したってくらい、評価されてるひとなんよ。

本国トルコで数々の賞に輝いただけやなく、アメリカやイタリア、フランスやイギリスでも賞を受賞したりノミネートされたりで、この作品はどうやら世界中のひとを虜にしたらしい。

というわけで、そんな作品の感想は..............................?!

雪の轍 / Kis Uykusu   ★★★★☆   (2014年)

監督:ヌリ・ビルゲ・ジェイラン
出演:ハルク・ビルギナー、メリッサ・スーゼン、ネジャト・イスレーシュ、デメット・アクバック

トルコのカッパドキアで、親の遺産を継いでホテル経営等をして暮らしている元舞台役者の男は、金には不自由のないものの、保有する不動産の賃借人の賃料未納や、離婚して出戻った妹、歳の離れた妻との関係などで悩んでいたのだが...............ってなドラマ?!

世界遺産にもなっている美しいロケーションのなか、気難しい初老の男を中心にした人と人の関係を繊細に描くってとこなんかな。

この作品、尺が実に3時間以上もあって、ざっくりと3つくらいにエピソードが分かれてるんやけど、そこで登場人物の会話を中心に人間の内面が言葉で語られるんよ。

何かドラマチックで派手な展開があるわけやなく、ひたすらジックリと語り合うってのは、今どきの作品としては、ある意味ちょっと異色な作りなのかも。

ただ、その紡ぎだされた会話から、人間の驕りや威厳、弱さや苦悩といったものが滲み出てるところが、この作品の良さで、それは観終わってしばらくしてから、ジワジワと頭の中に残るんよ。

こうして絶賛されてるわけやけど、やはり“専門家”と言われるひとが好むタイプの作品で、ちょっと万人ウケするとは思えんのやけど、ジックリと腰を据えて見入ると、人間について考えさせられるかもなぁ................?!

2016年1月30日 (土)

『ザ・ウォーク』

今日は、劇場で公開中の作品のなかから、今年の目玉作品のひとつ(?)を、ご紹介♪

この作品、実際にあった、高層ビルの間にロープを掛けて綱渡りしたっていう“事件”を描いたもので、アメリカで公開した際に、IMAX3Dで観た観客が、思わず気分が悪くなって退場したってエピソードが話題になってたんよ。

恐いモノ見たさで3Dにしようか迷ったんやけど、あまり高い所が得意な方ではないもんやから、結局、2Dで鑑賞することに(苦笑)

ちなみに、この作品よりも前に、本人や関係者のインタビューを使ったドキュメンタリー『マン・オン・ワイヤー』ってのが作られてて、アカデミー賞の長編ドキュメンタリー賞を受賞してるんよ。この作品でプティさんに興味を持ったひとは、是非、そちらも試して欲しいなぁって思うんよね。

というわけで、そんな作品の感想は................................?!

ザ・ウォーク / The Walk   ★★★☆☆   (2015年)

監督:ロバート・ゼメキス
出演:ジョセフ・ゴードン=レヴィット、シャルロット・ルボン、ジェームズ・バッジ・デール、ベン・シュワルツ、ベン・キングスレー、クレマン・シボニー、ベネディクト・サミュエル、マーク・カマチョ

できたばかりのニューヨークのワールドトレードセンターのツインタワーを、ひとりの若いフランス人の大道芸人がワイヤーづたいに綱渡りをした、そんな衝撃の出来事を描いたドラマ?!

幼い頃に見たサーカスの綱渡りに影響され、大道芸人となった青年の夢は、世界一のビルで綱渡りをすること。芸術でクーデターを起こそうとする彼のもとに、そんな彼の夢を応援するひとたちが集まり.............ってなことで、困難なミッションをいかに実現させたかが語られるんよ。

実際のプティさんが子どものような心を持ったひとで、主演のジョセフくんには、そんな本人を上手く体現する飄々とした“軽さ”があって、まさに当たり役やったんと違うかな。

見どころは綱渡りをするシーンなわけで、これがかなり壮観で、チキンハートなハゲおはじには3Dで鑑賞する勇気がなくて2Dやったんやけど、それでも高い所が得意とはいえない者には、みぞおちをグッと掴まれるような、そんな落ち着かない気分にさせられてもうた(笑)

少しメッセージが弱いのが残念やったんやけど、“史上、最も美しい犯罪芸術”と言われた彼の偉業には、夢を諦めない気持ちの大切さってのがあるんよなぁ?!

2016年1月29日 (金)

『日本のいちばん長い日』

今日は、昨年の夏に公開された邦画の大作をひとつ、ご紹介♪

戦争が終わって70年、激動の昭和という時代のなかで、この国のターニング・ポイントになった8月15日を描いたノンフィクション作品の2度目の映画化で、知ってるようで知らない、“その日”の出来事をドラマにしてあるんよね。

もし、この国が無条件降伏を拒否して、そのまま戦争を続けていたら、今頃、もっと違う世界になってたのかもしれんなぁ、なんて思いながら、そんな歴史的な決断の裏にある真実を語り継ぐことは、大切なことなんやろうと思う。

というわけで、そんな作品の感想は...........................?!

日本のいちばん長い日   ★★★☆☆   (2015年)

監督:原田眞人
出演:役所広司、本木雅弘、堤 真一、山﨑 努、松坂桃李、麿 赤兒、キムラ緑子、中村育二、神野三鈴、蓮佛美沙子、大場泰正、野間口 徹、山路和弘、中村靖日、渡辺 大、小松和重、戸田恵梨香、井之上隆志、高橋耕次郎

戦況が悪化するなか組閣された内閣だったが、ハゲしさを増す連合国による空爆とふたつの原爆投下により、いよいよ降伏を決断しようとするのだが..............ってな、終戦までの混乱を描いた歴史ドラマ?!

勝ち目のない戦のなかで、国を焦土としないために降伏を受け入れようとするも、本土決戦を叫ぶ陸軍の若手将校は納得せず、クーデターも辞さない様相となるのだが..........ってなことで、8月15日の天皇による玉音放送までの騒動の話なんよ。

何といっても役所さんや山﨑さんの絶対的な安定感と、意外にハマった本木くんの昭和天皇とで、重厚ななかにも人間臭さのあるドラマに仕上がってた。

そんな中、青筋たてて突っ走ってた松坂くんは、その頑張りは評価できるんやけど、ちょっと演技が力み過ぎで、イメージが違うんよなぁ................(苦笑)

終戦の瞬間までの混沌とした緊迫感、そして歴史の裏側にある真実を知るという点では、それなりに意義のある、悪くない作品やったんと違うかな?!

2016年1月28日 (木)

『ターナー、光に愛を求めて』

今日は、ちょっとアートな(?)作品をひとつ、ご紹介♪

監督のマイク・リーってひとはイギリスの人なんやけど、これまでにヴェネチア国際映画祭で金獅子賞を受賞し、カンヌ映画祭ではパルム・ドールを受賞し、アカデミー賞では監督賞や脚本賞に何度もノミネートされてるんよ。

でもって、そんな監督さんの作品によく出てくる俳優が主役のティモシー・スポールで、名前でピンとこないひとも、彼の顔を見れば「あぁ~、この俳優か」ってなるくらい、個性的な風貌の役者さんなんよね。

普段は脇役でキラリと光る演技をみせてくれるんやけど、そんな彼がこの作品でカンヌ映画祭の男優賞を受賞し、全米批評家協会賞なんかでも主演男優賞に選ばれたってのは、ちょっとウレシイ話やった。

というわけで、そんな作品の感想は............................?!

ターナー、光に愛を求めて / Mr. Turner   ★★★☆☆   (2014年)

監督:マイク・リー
出演:ティモシー・スポール、ポール・ジェッソン、ドロシー・アトキンス、マリオン・ベイリー、レスリー・マンヴィル、ルース・シーン、ピーター・ワイト、トム・エデン、フレッド・ピアソン、マーティン・サヴェッジ、カール・ジョンソン、ケイト・オフリン、サイモン・チャンドラー

18世紀末から19世紀にかけて活躍したイギリスの画家ターナー。美しい風景を求めて旅をし、いくつかの出会いと別れを経て名作を描き続けた巨匠の晩年をってな伝記ドラマ?!

ダイナミックな空間のなかに光を取り入れ、印象的な風景画を世に送り出した画家の、絵に対する熱情や苦悩、そんなものを描いてるんかな。

この作品での演技を絶賛されてるティモシーおじさんは、なるほど気合いの入ったパフォーマンスやった。この監督さんの作品らしく、あまり派手な演出がないために、どこか淡々とした流れのなかで人物が描かれるもんやから、2時間半の尺は少し長すぎる感はあったかもなぁ。

ただ、時折挟みこまれる美しい景色の映像は、思わず見入ってまうほどで、そんな景色からターナーが光の溢れる情景をカンバスにぶつけたっていう説得力を感じられたね。

画家の半生に興味がないと少し辛いかもしれんけど、個人的にはターナーの作品を見てみたいなぁって思わせるものがあったかなぁって思うんよ?!

2016年1月27日 (水)

『恋人まで1%』

今日は、今どきニューヨーク的な(?)恋愛ドラマをひとつ、ご紹介♪

ザック・エフロンといえば、ディズニーの“ハイスクール・ミュージカル”シリーズでブレイクしたイケメンくんで、マイルズ・テラーといえば、鬼教官J・K・シモンズにシゴかれるドラム・ボーイを演じてた若者で、マイケル・B・ジョーダンといえば、ロッキーに弟子入りしたアポロの息子。

女優陣もそれぞれ話題作に出演し、新作が目白押しの面々が揃って、そんな彼らが恋愛ドラマをやるとなれば、少しは注目されるんやろか?

ちなみに、ザックくんは、この作品の演技でMTVムージー・アワードで“シャツなし演技賞”なるものを受賞したらしい.....................本人的に果たしてどれだけ嬉しかったかは、よう分からんのやけど............(笑)

というわけで、そんな作品の感想は........................?!

恋人まで1% / That Awkward Moment   ★★★☆☆   (2014年)

監督:トム・ゴーミカン
出演:ザック・エフロン、マイルズ・テラー、マイケル・B・ジョーダン、イモージェン・プーツ、マッケンジー・デイヴィス、アディソン・ティムリン、ジェシカ・ルーカス、カレン・ルドウィグ、ティナ・ベンコ、ジョシュ・パイス、ジョセフ・アダムス

大学からの親友3人組は、30歳を目前にして、それぞれ恋愛に悩みを抱えていて..............ってな、ニューヨークを舞台にした恋愛ドラマ?!

特定の相手は作らないつもりが、気になる女と出会い戸惑う男、女友達を好きになってしまった男、不倫した妻に離婚を迫られるものの諦めきれない男、そんな彼らの恋の結末は..............ってなことで、20代のリアルな恋愛模様をコミカルに、かつロマンチックにってとこなんやろうけど.............なんや、あまり入り込めんかった感じやね。

カジュアルな恋愛に興じる男が、ある日、突然に真剣に誰かを好きになって、どうするってのをイケメンが演じて苦悩してみせても、どうにもハゲおやじには付き合いきれんかったようで.........(苦笑)

男女ともに若手の注目の俳優を集めて、彼らの魅力を引き出しつつってのは分かるんやけど、男目線でいうと、女優陣が好みやなくてなぁ................あきませんわ?!

2016年1月26日 (火)

『ゼウスの法廷』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

実は密かに小島 聖のファンやったとか、ちょっと前にワイドショーを賑わせた塩谷くんの近況と頑張りをチェックしたいとか、そんなことはあるわけもなく、この作品に興味を持った理由は、監督が高橋 玄やったからなんよ。

この監督さんの作品で、以前に紹介した『ポチの告白』ってのがあって、警察組織の暗部を描ききった作品があまりにも衝撃的やったから、そんな監督さんの新作と聞いて、思わずレンタル屋で手に取ってもうたってわけ。

ということで、そんな作品の感想は.........................?!

ゼウスの法廷   ★★☆☆☆   (2013年)

監督:高橋 玄
出演:小島 聖、塩谷 瞬、野村宏伸、風祭ゆき、仙波敏郎、吉野紗香、速水今日子、川本淳市、出光 元、宮本大誠

将来を嘱望される若いエリート判事と婚約した女は、キャリア優先の彼にどこか不安を感じていた時、久しぶりに大学の仲間との集まりで昔の恋人と出会い...........ってなドラマ?!

結婚への迷いから引き起こされた事件により、法廷で向かい合う男と女、罪を問う場での審理の先に導かれる結論とは..............ってなことで、う~ん、話の設定としては意外性があるんやけど、演じる側の問題なのか、シックリとこんかった。

深いテーマ(?)としては、日本の裁判制度や判事のあり方を問うってな、ずいぶんと社会派な問題提起があるのは分かるんやけど、それが話に馴染んでないようで、どこか模擬法廷を使った教育ビデオ的なテイストが漂ってもうてるところがちょっとね(苦笑)

クライマックスへの盛り上げ方や結末が、あまりにも作為的なもんやから、どうにもすべてが茶番に思えてもうてなぁ................。もっと骨太な、ゴリゴリな作品を期待しただけに、ちょっと期待ハズレやったね?!

2016年1月25日 (月)

『ノンストップ・バディ 俺たちには今日もない』

今日は、劇場で未公開の作品のなかから、コメディ系のドイツ映画をひとつ、ご紹介♪

この作品の監督をしてるペーター・トアヴァルトってひと、役者や脚本も書いたりしてるみたいなんやけど、以前に紹介した『THE WAVE ウェイヴ』っていう、かなりシリアスな作品の脚本を監督さんと一緒に共同で書いてたひとなんよ。

主演のふたりのうち、モーリッツくんはドイツ国内にとどまらず、ベルリン国際映画祭で賞を受賞してたりして、結構、ハリウッド作品にも顔を出してるし、そこそこ世界的に有名な役者なんよね。

というわけで、そんな作品の感想は....................?!

ノンストップ・バディ 俺たちには今日もない / Nicht Mein Tag   ★★★☆☆   (2014年)

監督:ペーター・トアヴァルト
出演:アクセル・シュタイン、モーリッツ・ブライブトライ、ヤスミン・ゲラート、ネレ・キッパー、ベン・ルェディンガー、アンナ・マリア・ミューエ

銀行で融資担当として働いていた男は、逃走する銀行強盗の人質となったことで、自らの人生を大きく変えることに.............ってな、コメディ調の犯罪ドラマ?!

勤めている銀行に強盗が入ったことで、それまでの退屈な日常が突如として変わり、平凡な人生が音を立てて転がり始める様をオモシロおかしくってとこなんかな。

いやぁ、ちょっとヤリ過ぎ感アリアリなんやけど、そこそこに勢いのある展開に、なぜかノセられてまう、そんな作品やったね(笑)

心の中に封印してた“ロック”な魂を解き放つとき、男は新たな人生を............って、ちょっと弾けすぎなところがアホらしくも、どこか息の詰まる自分の日常と重なって、共感(?)してまうんかもなぁ。

ちなみに、原題は“ツイてない日”って意味で、主人公の波乱に満ちた非日常を表してるんやけど、そこからすると“バディ・ムービー”感を意識しすぎた邦題は、ちょっと内容からすると、ビミョーにズレてる気がするんやけどね(苦笑)

2016年1月24日 (日)

『白鯨との闘い』

今日は、劇場で公開中の作品のなかから、海の話をひとつ、ご紹介♪

この作品は、有名なメルヴィルの「白鯨(Moby-Dick)」って小説が書かれるキッカケの部分をドラマにしたものなんやけど、小説は中学か高校の頃に読んだ気がするんやけど、あまり内容は覚えてないんよね。

そんな話を事実に基づくネタで映画を作るのが好き(?)なロン・ハワードが監督するってところが、注目のポイントなんかもね。

ガンガンとTVでCMを打ってたワリに、もうひとつ評判が盛り上がってない感があるところが気になりつつも、とりあえず映画館のスクリーンで観た作品の感想は....................?!

白鯨との闘い / In The Heart Of The Sea   ★★★☆☆   (2015年)

監督:ロン・ハワード
出演:クリス・ヘムズワース、ベンジャミン・ウォーカー、キリアン・マーフィー、ベン・ウィショー、トム・ホランド、ミシェル・フェアリー、ブレンダン・グリーソン、ポール・アンダーソン、サム・キーリー、フランク・ディレイン、シャーロット・ライリー

若き小説家メルヴィルは、小説「白鯨」を書くために捕鯨船エセックス号に起きた悲劇の話を取材しようと、最後の生き残った元船員のもとを訪れた。話すことを渋る男を説得し、聞き出した話とは..............ってな、海洋アドベンチャーもの?!

鯨油のためにクジラの群れを追いかける捕鯨船、しかし、船長と一等航海士は反発し、クジラにも会えずに困難続きの航海となったが、上陸した港で巨大なクジラの話を聞き、その“怪物”を追うことになったのだが................ってなことで、大海原でのサバイバルが描かれてるんよ。

クリスくんは、いかにもマッチョで男気な海の男のイメージにハマってて、なかなかの適役やったね。個人的には、久々のキリアン・マーフィーが脇でエエ感じやった。

当然のことながら、なんとなく常に白いクジラとのガチバトル繰り広げ、その様子を描いてる印象を与える、この邦題よりも、大海原で起きた事件、そしてそこで苦闘する人間を描くという点で、原題のニュアンスが的確に作品を表してるんよなぁ。

そんな邦題からの違和感を忘れてしまえば、2時間飽きさせることなく、グイグイと引っ張るドラマは、さすがロン・ハワードと納得するものがあって、意外と悪くなかった気がするんよね?!

2016年1月23日 (土)

『チャイルド44 森に消えた子供たち』

今日は、今年のアカデミー賞で助演男優賞にノミネートされた“ノッてる男”、トム・ハーディ―の主演作をひとつ、ご紹介♪

この作品、原作の小説が「このミステリーがすごい!」ってので第1位になって注目された、世界的なベストセラーで、そいつをトムくんやゲイリーおじさんらで作ったってことで話題になってたんよね。

監督をしてるダニエル・エスピノーサってひとは、デンゼル・ワシントンとライアン・レイノルズが共演した『デンジャラス・ラン』のひとで、スウェーデン出身の期待の若手監督ってとこなんかな。

というわけで、そんな作品の感想は........................?!

チャイルド44 森に消えた子供たち / Child 44   ★★★☆☆   (2014年)

監督:ダニエル・エスピノーサ
出演:トム・ハーディ、ノオミ・ラパス、ジョエル・キナマン、ジェイソン・クラーク、パディ・コンシダイン、ゲイリー・オールドマン、ヴァンサン・カッセル、グザヴィエ・アトキンズ、ファレス・ファレス、アグニェシュカ・グロホフスカ、マーク・ルイス・ジョーンズ

飢饉で両親を亡くし、孤児として育った男は、第二次大戦で英雄となり、国家保安省の捜査官としてスパイを追っていた。戦友で部下の男の息子が何者かに殺された“事件”を上司の命令で事故死とした彼だったが、一方で彼の妻にスパイ容疑がかかり..........ってなスターリン政権下のソ連を舞台にしたサスペンスもの?!

理不尽がまかりとおる社会のなかで、事件の真相を解明しようとするが、それを快く思わない者によって追いつめられ.........ってなことで、なかなかスリリングな話が展開するんよ。

主演のトムくんは、相変わらずの存在感で悪くないんやけど、そもそものところでロシアの話をロシア人やないキャストで作ったハリウッド映画ってことで仕方ないと分かりつつ、なんでロシア語訛りの英語で終始しゃべるのかっていう違和感が、最後まで拭えんかったよ(苦笑)

ただ、単純な犯人探しのサスペンスというだけやなく、そこに統制社会の階級闘争が描かれてるってところは、なかなかのアイデアやったけどね?!

2016年1月22日 (金)

『エイプリルフールズ』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品、ただいま絶好調(?)のフジテレビが作った映画らしいんやけど、堺 雅人が主演してた人気(?)ドラマ「リーガルハイ」の演出をしてたひとが監督で、同じ脚本家を起用して作ってるってあたりがウリなんやって。

まぁ、最近はフジにチャンネル合わせることはほとんどないし、そんな“人気”ドラマも見たことがないんで、サッパリそこらあたりの盛り上がりは理解できんのやけど.................(苦笑)

というわけで、なんとなく暇つぶしに手に取った作品の感想は.................?!

エイプリルフールズ   ★★★☆☆   (2015年)

監督:石川淳一
出演:戸田恵梨香、松坂桃李、寺島 進、高橋 努、りりィ、高嶋政伸、滝藤賢一、窪田正孝、矢野聖人、富司純子、里見浩太朗、ユースケ・サンタマリア、菜々緒、小澤征悦、戸次重幸、大和田伸也、山口紗弥加、千葉真一、岡田将生、生瀬勝久、木南晴夏、小池栄子、浜辺美波

4月1日のエイプリルフールの日についた嘘によって巻き起こる人情ドラマと、ちょっとした奇跡を描いた、豪華キャストで贈るコメディ・ドラマ?!

医者と身分を偽ってナンパしまくるチャラ男と、そんな彼の子どもを出産しようとする女、自分を宇宙人だと信じる中学生、妻と一緒にセレブな一日を楽しむ老夫婦、離婚した妻と暮らす娘に会いに来たチンピラ等、それぞれの理由でついた嘘が思わぬ結果を招き...........ってなことで、いくつかのエピソードがゆる~く絡み合って、ひとつのドラマにってなとこかな。

ドタバタやりながら、いろんな形の愛を描くってな感じなんやろうけど、こうやって豪華な面々がワサワサ出てくると、それぞれに見せ場がないとアカンってことになって、どうしても散漫な作りになってまうよなぁ(苦笑)

さして新鮮味のない話を組み合わせたドラマなんやけど、個人的な見どころとして敢えて押すとしたら、寺島くんのオヤジっぷりと、戸田くんのスッピン調のメイクかなぁ................あとはどーでもいい感じやった?!

2016年1月21日 (木)

『しあわせはどこにある』

今日は、ちょっとコメディ系の作品をひとつ、ご紹介♪

この作品の原作は、フランスの精神科医が書いた小説なんやけど、ちょっと前に本屋の洋書コーナーをのぞいた時に置いてあったのを手に取って、妙に気になって衝動買いしてもうたんよ。

まぁ、なんというか、完全に幸せを見失ってるハゲおやじにとっては、幸せを探す旅にでる主人公の冒険ってのが、気になってもうて、どうしても読まずにはおれんかったってことなんかな(笑)

というわけで、そんな作品の感想は.................................?!

しあわせはどこにある / Hector And The Search For Happiness   ★★★☆☆   (2014年)

監督:ピーター・チェルソム
出演:サイモン・ペッグ、ロザムンド・パイク、ステラン・スカルスガルド、ジャン・レノ、ヴェロニカ・フェレ、クリストファー・プラマー、トニ・コレット、バリー・アストマ

仕事も私生活も順調な精神科医だったが、不幸せな日々をおくる患者の悩みをただ聞く毎日に疑問を感じ、“幸せについての調査”をするために、旅に出ることを決意するのだが.............ってなコメディ調のドラマ?!

幸せとは何か、どうやったら幸せになれるか、そんな問いかけをしながら、旅先で様々な人と出会い、いろんな経験をし、真実を追究していく男の旅をコミカルに描いてるんよ。

この作品は、主役にサイモン・ペッグをキャスティングできた時点で成功やったのかもね。彼の持つユーモアのセンスが上手い具合に主人公のキャラを体現してて、まるで原作を“アテ書き”したんと違うかってくらいに、気がつけばサイモンくんのための作品に仕上がってた。

まぁ、実のところ、原作とは少し内容が違ってるんやけど、それでもサイモンくんの頑張りを見てると、これはこれでOKかなぁって思ったよ?!

幸せ探しをしながら、自分探しをする、自分も少し人生を考えんとアカンよなぁ................反省♪(苦笑)

2016年1月20日 (水)

『フレンチアルプスで起きたこと』

今日は、北欧系の映画をひとつ、ご紹介♪

この作品、劇場で公開されてたときに、オモシロいってことで話題になってたんやけど、公開劇場が限られてた関係で、結局、観られへんかったんよなぁ。

スウェーデンの監督さんの長編4作目ってことらしいんやけど、本国スウェーデンではアカデミー賞にあたるゴールデン・ビートル賞ってので作品賞、監督賞、助演男優賞、脚本賞なんかを受賞したらしく、カンヌ映画祭で注目された後、アメリカでヒットして、ゴールデン・グローブ賞の外国語映画賞にもノミネートされたんやって。

というわけで、そんな作品の感想は.............................?!

フレンチアルプスで起きたこと / Force Majeure   ★★★☆☆   (2014年)

監督:リューベン・オストルンド
出演:ヨハネス・バー・クンケ、リーサ・ローヴェン・コングスリ、クララ・ヴェッテルグレン、ヴィンセント・ヴェッテルグレン、クリストファー・ヒヴェ、ファンニ・メテーリウス

5日間の予定で家族で訪れたフレンチアルプスのスキーリゾート。楽しい休暇になるはずが、ひとつの出来事をキッカケに家族崩壊の危機に...........ってなドラマ?!

人工的に起こされた雪崩が想定より大きくなり、レストランに迫ったとき、家族を残して真っ先に逃げた夫に戸惑う妻は、不信感を拭えず........ってなことで、夫婦間の修羅場を描いてるんよ。

「言うは易し、行うは難し」とはよく言ったもんで、“家族を守る”と言ったところで、実際にそんなシチュエーションになったときにどうするか、夫婦の信頼を問いかけるんよ。

話としては、それを逃げ場のない、楽しいはずの家族旅行でっていう設定にしてるところが秀逸やと思う。ちょっと終いがシックリとこないのはあるんやけど、話の着想はオリジナリティがあって、良かったかな。

まぁ、独り身のハゲおやじには、それほど身につまされるものはないんやけど、これを夫婦やカップルで観ると............プチ修羅場になる?(笑)

2016年1月19日 (火)

『心が君を、探してる。』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品、どうやら若手の監督さんを使って作品を作るっていう企画モノの一本みたいなんやけど、レンタル屋で手にしたDVDのパッケージに“約200万人・・・読者が増え続ける愛の衝撃作”ってウリ文句が気になってもうたんよ。

主演の外岡くんは、よう知らんのやけど“アイドリング”っていうアイドルグループに属してたらしく、22歳で女子高生をやるとは.....っていうのが記事になってた。

でもって、お相手の冨森くんは、どうやら仮面ライダーをやってたみたいで、ライダーから人気俳優へっていう流れに乗っかろうってことらしい(笑)

というわけで、そんな作品の感想は.....................?!

心が君を、探してる。   ★★☆☆☆   (2013年)

監督:宮坂武志
出演:外岡えりか、冨森ジャスティン、田中大地、大鶴義丹、蝶野正洋、小林かれん、恒吉梨絵

絵を描くのが大好きな女の子と、プロの歌手を目指す男の子、お互いに相手の存在を知りながらも、ただの同級生でしかなかったふたりが、ふとしたキッカケで知り合い、惹かれあうのだが..............ってな、高校生の恋愛を描いたドラマ?!

話をしてみると、なぜか好みが合うふたりは、互いに惹かれあい、いつしか恋人になるが、彼には大きな夢があり、ふたりには決断のときが.............ってなことで、甘く切ない恋物語をってとこなんやろね。

ヒロインを演じる外岡くんはアイドルだけに、なるほどキュートで、相手役も流行りのライダー系のイケメン冨森くんってことで、キャスティング的には注目なのかもなぁ。

しかし、撮る方も撮られる方も未熟さが満載で、どうにも“映画”と言えるかどうか、ビミョーな感じやったよ(苦笑)

使ってる器材も照明も、低予算のなかでやってる風で、チープな感じになるのは仕方ないんやろうけど、お金出して観るひとがいる以上は、もう少し頑張って欲しかったかな。

まぁ、インパクト勝負やったのかもしれんけど、いかついグラサンして教師役をやる蝶野くんがいる時点で、ちょっとどうかと思うんよ(笑)

2016年1月18日 (月)

『ザ・タイガー 救世主伝説』

今日は、南米で作られた映画をひとつ、ご紹介♪

監督さんは、どうやらアルゼンチンのひとのようで、この作品もアルゼンチンのアカデミー賞で作品賞や監督賞をはじめ10部門にノミネートされたらしく、過去の作品ではカンヌ映画祭で新人監督に贈られる賞を受賞したこともあるんやって。

そんな作品でギラギラと主役を演じるのがメキシコ出身の“ラテンの貴公子”(?)ガエルくんで、ちょっと濃いめの顔で相変わらずの存在感を発揮してるよ(笑)

というわけで、そんな作品の感想は.....................?!

ザ・タイガー 救世主伝説 / El Ardor   ★★★☆☆   (2014年)

監督:パブロ・フェンドリク
出演:ガエル・ガルシア・ベルナル、アリシー・ブラガ、チコ・ディアス、ジュリアン・テロ、ホルヘ・セサン

アルゼンチンの森林地帯で、川の流域の土地を地上げするために、銃を持って地権者を脅す集団と、彼らと戦う男の攻防を描いたドラマ?!

苦労して切り開いた土地を守ろうとする親子と、そんな彼らを助けるためにやって来た一人の男。トラ(ヒョウ?)が生息する森のなかで、大切なモノを守るため、命がけの攻防が展開し..............ってなことで、ハゲしいサバイバルが繰り広げられるんよ。

主演のガエルくんは、密林のなかの野生児といった風貌の役柄が実にフィットしとったね。でもって、ヒロイン役のアリシーくんも、なかなかキュートな魅力を振りまいてたかな。

あまりに余計な説明はせずに、っていうスタンスで語られてるだけに、物語の背景がイマイチ掴みきれず、少し分かりづらくて、盛り上がりきらんかったかも。

まぁ、ガエルくんの“つぶらな瞳”があれば、取りあえずはOKかもしれんけどねぇ...............?!(笑)

2016年1月17日 (日)

『キングスマン』

今日は、久しぶりに心踊らされたアクション映画をひとつ、ご紹介♪

この作品、劇場で公開されたときも結構な話題になってて、観たいなぁって思いながらも、結局は時間が合わなくて見逃してもうてたんやけど、ようやくレンタル開始になったんで、早速、鑑賞してみたんよ。

監督のマシュー・ヴォーンと脚本のマーク・ミラーのコンビと言えば、あの傑作のアクション映画『キック・アス』を世に送り出したことで有名(?)やんね。

世界的にも大ヒットした作品は、来年の公開の予定で、すでに続編の製作が決定したらしく、今のところマシューくんが引き続き監督を務めるのでは、ってことらしいんよ。

何はともあれ、作品の感想を............................?!

キングスマン / Kingsman: The Secret Service   ★★★★   (2014年)

監督:マシュー・ヴォーン
出演:コリン・ファース、マイケル・ケイン、サミュエル・L・ジャクソン、タロン・エガートン、マーク・ストロング、ソフィー・クックソン、ソフィア・ブテラ、マーク・ハミル、ハンナ・アルストロム

国家権力と距離を置き、正義のために活動する独立系の諜報機関“キングスマン”。組織のトップエージェントの男は、かつて仲間の命を守るために死んだ男の息子を、新たな仲間を選ぶセレクションに推薦するのだが.................ってなスパイ・アクションもの?!

いやぁ、やっぱりコレよ。世界を危機に陥れることを企む悪を、クールにかつ過激にブチのめすんやけど、そこにユーモアや粋(イキ)がある、そう、かつてのジェームズ・ボンドのように!

そんな懐かしさとワクワク感のあるスパイをお茶目に演じるコリンくんが、渋いイギリス紳士風でありながら、キレキレでクールなアクションを見せてくれてるんよ(笑)

ベテランが気を吐けば、若手も頑張る、そんな楽しさ溢れるアクション映画ってのは久しぶりかもなぁ。

昔の007の良さをリスペクトしながら再現し、娯楽の王道を突き進む、適度な軽さと勢いのある作品は、最近のシリアス路線のボンド映画がもてはやされる現状にハゲしく違和感を感じる者にとっては、最高に幸せなひとときやったよ!?(笑)

2016年1月16日 (土)

『ブリッジ・オブ・スパイ』

今日は、劇場で公開中の作品のなかから、アカデミー賞の作品賞にもノミネートされた、今年最初の注目作をひとつ、ご紹介♪

スピルバーグの監督作というと、2012年に作られた(日本公開は2013年)『リンカーン』以来ってことで、賞レースも盛り上がってくる時期で、しかも主演がトム・ハンクスとなれば、そりゃ注目されるわな(笑)

そんでもって、今回は脚本にジョエル&イーサンのコーエン兄弟が加わってると聞けば、例えスピルバーグ&トム・ハンクスのコンビで作られた『ターミナル』で辛い思いをしたとしても、少しは期待するやないですか!

というわけで、そんな作品の感想は.......................?!

ブリッジ・オブ・スパイ / Bridge Of Spies   ★★★☆☆   (2015年)

監督:スティーヴン・スピルバーグ
出演:トム・ハンクス、マーク・ライアンス、アラン・アルダ、スコット・シェパード、セバスチャン・コッホ、エイミー・ライアン、ウィル・ロジャース、ノア・シュナップ

50年代後半の東西冷戦のさなか、アメリカでソ連のスパイ容疑でひとりの男が逮捕される。彼の弁護人として選ばれた男は、例えスパイであっても、法の下に平等に裁かれるべきという信念のもと、彼を弁護し、死刑を回避することに成功するのだが...............ってな、実際にあった米ソのスパイ交換事件を基に描いたサスペンス?!

身の安全を誰も保障してくれないなかで、民間人である一弁護士としてソ連と東ドイツを相手に交渉した男の苦悩をってことなんやろね。

歴史的な出来事を描くってことで、話としてはなかなか興味深いものがあったんやけど、映画の作品としてどうかと言われると、正直、ちょっと期待どおりとは言えんかったかも。

主演のトム・ハンクスは、良くも悪くも“トム・ハンクス”で、スピルバーグの演出にも責任はあるんやろうけど、思ったほど主人公のキャラクターが“トム・ハンクスであること”以上に出てこんかった気がするんよね。

まぁ、何を言ってるのかよう分からんかもしれんけど、要するに、あまり主人公に共鳴するものがなく、深い感動を呼ぶほどの“何か”が感じられんかったってわけ。

ただ、いくつかの賞で評価されているソ連のスパイ役を演じてたマーク・ライアンスの抑えた演技は地味ながら秀逸で、彼については、アカデミー賞で助演男優賞にノミネートされてて、顔ぶれを見ると激戦ではあるんやけど、仮に受賞となったとしても、文句は出ないんと違うかな。

2016年1月15日 (金)

『人生の約束』

今日は、劇場で公開中の作品のなかから、邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品の監督をしてる石橋さんってひとは、80年代に流行った「池中玄太80キロ」ってドラマを撮ってたひとで、そのドラマで主役を演じてた西田敏行と久しぶりにタッグを組むってことで、ちょっと話題になってたんよね。

ドラマは、やってたのは何となく覚えてるんやけど、それほどハマった記憶はなくて、あまりピンとこないんやけど、実は、予告編を観たときに、ちょっとウルっとくるものがあって、それで感動するかもってことで試してみたってわけ。

ということで、そんな作品の感想は..........................?!

人生の約束   ★★★☆☆   (2015年)

監督:石橋 冠
出演:竹野内 豊、江口洋介、優香、小池栄子、西田敏行、高橋ひかる、松坂桃李、室井 滋、柄本 明、ヒートたけし、市川実日子、美保 純

IT企業の社長をする男は、会社を大きくする過程で、一緒に起業した親友をクビにしていた。そんな別れた親友から携帯に着信があり、気になって彼の住む富山の新湊に行ってみると、彼は病死していた.............ってなドラマ?!

亡くなった親友の娘からの頼みごと、それは地元の祭で使う山車を取り戻すこと。そんな願いを知ったとき、彼の会社は架空取引で捜査が入り、危機を迎えようとしていた..........ってなことで、人生で亡くしたもの、失ってはいけない大切なものを描くってとこなんやろなぁ。

う~ん、竹野内くん、セリフをしゃべらないと男前で様になるんやけど、役者として薄っぺらすぎて、まったく伝わるものがなかったね(苦笑)

監督さんの演出も、音楽の使い方なんかで、ところどころ古臭さが出すぎてもうて、ちょっとシックリとこんかった。細かなエピソードの挟みかたをみても、やっぱりドラマ向きで映画とは違うのかも。

それでも、伝統的な新湊の祭で伝えたいことってのは胸にくるものがあって、こういったものは大事に守っていかんとアカンよなぁって思ったよ。

グッと胸にくる感動を期待しただけに、その点ではガッカリやったんやけど、人と人の“つながり”の大切さってのは、ちょっと考えさせられてもうたかな。まぁ、独り寂しく暮らしてるハゲおやじが言うのもなんやけど.............(苦笑)

2016年1月14日 (木)

『ドレスデン、運命の日』

今日は、ドイツ映画をひとつ、ご紹介♪

この作品、本国ドイツではテレビ映画として製作されたものらしく、German Television Awards って賞で、TV映画の作品賞ってのを受賞してるんやって。

以前に『トンネル』っていう、ベルリンの壁の下にトンネルを掘って脱出したって話を映画化した作品で注目されてたひとで、ドイツでは名前の知れた監督さんなんやって。

というわけで、そんな作品の感想は.........................?!

ドレスデン、運命の日 / Dresden   ★★★☆☆   (2006年)

監督:ローランド・ズゾ・リヒター
出演:フェリシタス・ヴォール、ジョン・ライト、ハイナー・ラウターバッハ、ベンヤミン・サドラー、カイ・ヴィージンガー、カタリーナ・マイネッケ、ユルゲン・ハインリッヒ、マリー・ボイマー

病院の院長の娘で、看護士をしていた彼女には、将来を誓った優秀な医師の恋人がいた。戦火が街にせまるある日、彼女は偶然に傷を負った敵の逃亡兵と知り合い、運命が変わることに..............ってな、第二次世界大戦末期のドイツのドレスデンを舞台にした人間ドラマ?!

この作品、戦時下の街の様子や、戦争によって苦しむ人々の様子がよく描かれてるんよ。特に、大規模な空爆を受けて逃げ惑う人々や命を絶つ人々の様子を見てると、なんや心が締め付けられてもうたね。

燃え上がる炎の下では、罪もなく苦しむ善良な人々の嘆きが溢れてるわけで、果たして戦争がもたらすものが何なのか、強い疑念と憤りが湧いてくるんよ。

これまでのナチスを描いたドイツの戦争映画とは違って、無益な争いに巻き込まれた人々の姿をメインにして描くことで、観る側に問いかける感じやった。

主演のフェリシタス嬢の鼻っ柱の強いキュートさに見とれながらも、なんや色々と考えさせられる作品やったなぁ..................!?

2016年1月13日 (水)

『ターミネーター:新起動/ジェニシス』

今日は、人気シリーズの久々の続編ってことで昨年、話題になってた作品をひとつ、ご紹介♪

“ターミネーター”の新作と聞いて、ちょっと気になるものもあったんやけど、何となく“今更”感ってのがあって、結局のところ映画館で公開してるときは腰痛に苦しんでたこともあって、観に行かんかったんよ。

公開時の評判では、賛否が分かれてる感じやったんやけど、今回は監督さんもあまりメジャーやないし、前作に比べると出演者も小粒感は否めない感じやよね。

ちなみに、ヒロイン役のエミリア・クラークって女優さんは、監督さんのTVドラマに出演してたらしく、そのつながりでの抜擢なんかな。でもって、ジェイ・コートニーくんは、『ダイ・ハード/ラストデイ』でブルースおじさんの息子役をやってたんよ。

というわけで、そんな作品の感想は.........................?!

ターミネーター:新起動/ジェニシス / Terminator : Genisys   ★★★☆☆   (2015年)

監督:アラン・テイラー
出演:エミリア・クラーク、ジェイ・コートニー、アーノルド・シュワルツェネッガー、ジェイソン・クラーク、J・K・シモンズ、イ・ビョンホン、マット・スミス、マイケル・グラディス

マシーンに支配された未来で、抵抗軍を指揮するジョン・コナーは、勝利を手にしようとしていた。窮地に陥ったマシーンが、自分の母親を暗殺するために過去に刺客を送り込んだことを知り、志願したカイル・リースをタイムトラベルさせるのだが...............ってな、人気シリーズの新作?!

辿りついた過去は別の時間軸にあり、すでに戦士となっていたサラ・コナーと、未来を変えるために戦うのだが............ってなことで、なんや、未来と過去を行ったり来たりするなかで、すでに何でもアリな感じになってるやんね(笑)

そんな中、カリフォルニア州知事を辞めて、本格的にシリーズにも復帰を果たしたシュワちゃんが、お笑い専門(?)として楽しませてくれるんよ。

まぁ、正直、話のスジはどうでもエエよなぁって思いつつ観てたんやけど、展開そのものはサクサクと進み、飽きさせることなく、十分に娯楽作品として仕上がってたね!?

2016年1月12日 (火)

『脳漿炸裂ガール』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

すでに“ボカロ”って言われて“ボレロ”と区別がつかん、そんな世代なんやけど、どうやら歌声を合成できるソフトウェア“ボーカロイド”で作られた、タイトルと同じ曲があって、それがニコニコ動画なんかで大人気になって、更に小説が作られてるらしく、それらを基にして作られた映画ってのが、どうやらこの作品なんやって。

主演の柏木くんはどこぞのアイドルらしく、竹富くんは若手女優のなかでボチボチ注目されてて、それにNHKの朝ドラで人気になったイケメンの浅香くんが加わり、さらに姉ほど人気になってない上白石くんや、お台場テレビの胡散臭い番組に出てた役者志望のひとやらが出演してるらしい(苦笑)

まぁ、そんなわけで、ひょっとしたらマニアなひとたちに訴えるものがあるのかもしれない(?)作品の感想は.........................?!

脳漿炸裂ガール   ★★☆☆☆   (2015年)

監督:アベ ユーイチ
出演:柏木ひなた、竹富聖花、浅香航大、荒井敦史、上白石萌歌、岡崎紗絵、菅谷哲也、志田友美

憧れていたお嬢様学校に入ったものの、生活格差で周囲に馴染めず、孤独な毎日を過ごしていたが、ある日の放課後に、謎解きサバイバル・ゲームに巻き込まれるのだが..........ってなサスペンス??

回答を間違えたり、他の生徒に負けると銃で撃たれる、そんな理不尽なゲームを強いられる女子高生は、クラスの優等生で憧れていた女の子と一緒に、必死に答えるのだが.............ってなことで、かなり強引な話が展開するんよ。

相当チープな作りになってるんやけど、その上、さらに主人公が個人的に“とってもビミョー”なところが痛かったね(苦笑)

若手の注目株(?)だけで作ってるだけに、目的としては売り込みメインなんやとは思うんやけど、作品の程度を見てると、むしろこれでプラスになる要素があるんかどうか、なんやちょっと心配になてもうたりして..............?!(笑)

2016年1月11日 (月)

『MI5:灼熱のコンスパイラシー』

今日は、イギリスBBC製作のテレビ映画のシリーズ第2弾を、ご紹介♪

この作品、以前に紹介した『MI5:消された機密ファイル』の3作あるシリーズの第2弾なんやって。今回もデヴィッド・ヘアくんが監督&脚本を担当し、ビル・ナイおじさんをはじめ、BBCが気合いのキャスティングで贈る、ってことらしい(笑)

ちなみに、原題であり話の舞台になってるターコス・カイコス諸島(Turks & Caicos Islands)ってのは、マイアミ沖のバハマやキューバのそばにある小さな島で、イギリス連邦に含まれてて、なんや美しい島として世界的に有名な、リゾート感たっぷりの場所なんやって。

というわけで、そんな作品の感想は.........................?!

MI5:灼熱のコンスパイラシー / Turks & Caicos   ★★★☆☆   (2014年)

監督:デヴィッド・ヘア
出演:ビル・ナイ、クリストファー・ウォーケン、ウィノナ・ライダー、ヘレナ・ボナム=カーター、レイフ・ファインズ、ユエン・ブレムナー、ルパート・グレイヴス、ディラン・ベイカー、ジェームズ・ノートン、ザック・グルニエ、マリク・ヨバ

政府に追われ、タークス・カイコス諸島で身を隠していた元 イギリス諜報部のベテラン分析官は、CIAの捜査官の男と出会い、彼らが追いかけるターゲットに接近するのだが..............ってなサスペンス?!

マイアミ沖にある小さな島国を舞台に、英米による諜報活動と経済犯罪を追うってな感じで、ウォーケンおじさんをキャスティングしてくるBBCの本気度に“びっくりポン”ってね(笑)

南の島で少しは開放的な気分でお茶目さを発揮するかと思いきや、今回も笑いに走ることなく渋くキメてるビルおじさんが、味のある演技を見せてくれてたよ。

ビルおじさんの年齢に合わせて、誰もが知ってるベテランを配してって気持ちは十分に分かるんやけど、ちょっとウォーケンおじさんに年齢的に“現役のエージェント”感がないあたりが、もうひとつ乗りきらんところかも。

ある種のスパイ映画でありながら、まったくアクションのない、静かな攻防を描いたドラマは、地味すぎるのかもしれんけど、いかにもBBCらしい丁寧な作りは、個人的には嫌いやないんよね?!

2016年1月10日 (日)

『酔いどれ詩人になるまえに』

今日は、10年ほど前の作品でアメリカ/ノルウェーの合作映画をひとつ、ご紹介♪

この作品でフィーチャーされてる“チャールズ・ブコウスキー”ってひとは、アメリカの作家であり詩人なんやけど、酒浸りの日々をおくり、破天荒な人生を歩んだひとらしいんやけど、そんな不器用で飾らない彼の“言葉”は、多くのひとたちを魅了したんやって。

監督をしているベント・ハーメルくんは、ノルウェーの監督さんで、この作品の前に作られた『キッチン・ストーリー』って作品で自国ノルウェーのアカデミー賞にあたるアマンダ賞で作品賞に選ばれて、その作品はミニシアター系で日本でも少し注目されたんよ。

というわけで、そんな作品の感想は.........................?!

酔いどれ詩人になるまえに / Factotum   ★★★☆☆   (2005年)

監督:ベント・ハーメル
出演:マット・ディロン、リリー・テイラー、メリッサ・トウメイ

熱狂的なファンを持つ、作家であり詩人のブコウスキーが、作家を目指してもがいてた自らのグタグタな日常を語った自伝的小説を映画化した作品?!

浴びるように酒をあおり、仕事をしてもすぐクビになる。女にはだらしなく、ペンを走らせるとき以外は無気力に生きる、そんな自堕落で破天荒な人生を歩む男の姿を、彼が出会った人々とのやりとりを交えて描くってな感じかな。

誰が見ても“どうしようもなくダメ人間”でありながら、あまりにも人間臭く、どこか憎めないキャラクターってのを、主演のディロンくんが味わい深く演じてるんよ。

何とも言えない孤独や寂しさ、哀愁を漂わせながらも、そんな彼の周りには何かに引き寄せられるようにそばに誰かがいる、不思議な魅力を放つ男の姿ってのが、うまく表現されてるんかな。

作品としては、細かいエピソードを区切ってつなぐというスタイルで、日常を切り取るという雰囲気はあるものの、そういった手法を取ることで、少し途切れ加減が気になってもうたかも。

あと、せっかく詩人を主人公にしてるんやから、もう少し“言葉”が生きるとよかったかなぁ..................まぁ、ちょっと字幕の翻訳に問題があるんかもしれんけどね?!

2016年1月 9日 (土)

『オズの魔法使』

今日は、ミュージカル&ファンタジー映画の名作をひとつ、ご紹介♪

この作品を監督してるヴィクター・フレミングというひとは、実はあの名作『風と共に去りぬ』でアカデミー賞の作品賞と監督賞を受賞してるんよ。でもって、同じ年のアカデミー賞の作品賞には、この作品もノミネートされてて、ひとりの監督さんが作った作品が、作品賞を争ったんやって。

主演のジュディ―・ガーランドくんは、この作品で脚光を浴びて、アカデミー賞の特別賞を受賞したらしいんよ。でもって、彼女の娘ってのが、これまた有名なライザ・ミネリなんやって。

というわけで、そんな作品の感想は.............................?!

オズの魔法使 / The Wizard Of Oz   ★★★☆☆   (1939年)

監督:ヴィクター・フレミング
出演:ジュディ・ガーランド、バート・ラー、レイ・ボルジャー、ジャック・ヘイリー、ビリー・バーク、チャーリー・グレープウィン、マーガレット・ハミルトン

竜巻に飲み込まれて、気がつくと“オズ”と呼ばれる別の世界に辿りついていた女の子は、なんとか家に帰るために強力な力を持つという魔法使いに会いに行くのだが...............ってなファンタジーもの?!

目的に向かって旅を始める女の子は、脳が欲しい案山子や、勇気が欲しい臆病なライオン、心が欲しいブリキの男と出会い、評判の魔法使いに会いに行き、その力で、それぞれの願いを叶えてもらうために、一緒に旅をするのだが............ってなことで、冒険旅行を通して成長する女の子を描くってところなんやろね。

出だしの主人公のKY気味なキャラに、子供とは言え、かなりイライラしてもうたんやけど、作品全体としては、名作と言われるだけに、それなりに上手くまとまってたかな。

まぁ、何といっても、有名な主題歌“Over The Rainbow”は名曲やもんなぁ...............思わず一緒に口ずさみたくなるもんね♪

いま観ると、さすがに古さは感じてまうんやけど、でも30年代後半に、このクオリティで作られたと考えると、やっぱり名作なのかもなぁ?!

2016年1月 8日 (金)

『風に立つライオン』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

かつては“MCの上手い歌手”やったのが、いつのまにやら“歌のうまい喋くり芸人”になったかと思ったら、作家としてもヒットを飛ばしてる、そんな(?)“さだまさし”なわけやけど、ある意味マルチな才能は、なかなか侮れんよなぁって思うんよ(笑)

この作品も、実際にアフリカで医療に従事する日本人医師の話にインスパイアされて、書き下ろしたものなんやってね。それを、『解夏』以来、さだ作品によく顔を出す大沢くんが企画として持ち込んで、映画になったらしい。

というわけで、そんな作品の感想は.........................?!

風に立つライオン   ★★★☆☆   (2015年)

監督:三池崇史
出演:大沢たかお、石原さとみ、真木よう子、石橋蓮司、鈴木亮平、萩原聖人、山崎 一、中村久美、藤谷文子

アフリカのケニアにある医療研究施設で働く医師の男は、紛争地帯に近くにある赤十字の医療施設からの要請を受けて手伝いに行く。そこで銃で撃たれたり、地雷でケガをした子供たちの治療をするのだが...........ってな、ひとりの青年医師と彼の周りの人を描いたドラマ?!

悲惨な現実と向き合いながらも、必死に治療にあたり、傷ついた子供たちと触れ合うなかで、芽生える希望、そういったものを描いてるんやろね。

いやね、さだくんの情感タップリな曲のイメージからも、当然ながら感動のストーリーを期待するわけで、実際に話そのものが意図するのは、そのスジやと思うんよ。それならなぜ“三池崇史”に監督させたのかってのが、まったく理解できのよなぁ..........(苦笑)

これまで、“ほぼB級の娯楽映画”を垂れ流してきたひとに、そんな感動のドラマが描けるわけないやんか。日テレ絡みなのか、一体どういった経緯で監督を決めたのか知らんけど、普通に考えれば“ありえない”レベルやと思うんよ。

挙句に、最も“アフリカで逞しく頑張る”イメージからかけ離れた所に位置する石原くんをキャスティングするとは..........確かに、色白なところに意外性があったんやけど...............(笑)

散漫な語り口に深みのない人物描写では、なかなか気持ちも入らんよなぁ..........見どころは“漁師姿の鈴木亮平”だけ(?)といった、そんな作品やったよ?!

2016年1月 7日 (木)

『ナイロビの蜂』

今日は、少し前の.........って、もう10年前かぁ.......なんて思ってしまった作品をひとつ、ご紹介♪

この作品、ブラジルのフェルナンド・メイレレス監督が、あの衝撃作『シティ・オブ・ゴッド』の次に撮った作品で、出演したレイチェル・ワイズがアカデミー賞で助演女優賞を受賞したんよね。

メイレレスくんは、以前に紹介した『360』は豪華キャストを集めながら、まさかの劇場未公開の扱いになってたりで、最近は新作の話が聞こえてこないんやけど、どうやらプロデューサー業に専念してるようで、ちょっと個人的には残念やなぁって思うんよ。

というわけで、そんな彼の作り出した傑作サスペンスの感想は....................?!

ナイロビの蜂 / The Constant Gardener   ★★★★   (2005年)

監督:フェルナンド・メイレレス
出演:レイフ・ファインズ、レイチェル・ワイズ、ビル・ナイ、ダニー・ヒューストン、ユベール・クンデ、ピート・ポスルスウェイト、ジュリエット・オーブリー、ジェラルド・マクソーリー

妻を連れてアフリカにやって来たイギリスの外交官、そこで妻は貧困とHIVに苦しむ人々の支援活動にのめり込む。やがて彼女は夫に何も告げぬまま、奥地で何者かに殺されてしまい、残された夫は事件の真相を知ろうとするのだが..............ってなサスペンス?!

なぜ妻が殺されてしまったのか、事件を調べるうちに、その背後にうごめく陰謀に気がつくのだが..................ってなことで、単なる夫婦の絆を描く恋愛映画の一種かと思いきや、確かにそんな要素をもちつつも、その裏にあるのは悲惨なアフリカの実情と、そのなかで問われる“命の価値”なんやね。

レイチェルくん演じる激情型の妻の死を、レイフおじさんが演じる“もの静か”な夫が追いかける、そんな対比のなかで謎解きのサスペンスがスリリングに展開するんよ。

広大なアフリカの自然を使いながら、貧しい国の現実をまっすぐに捉える映像、有名な俳優を起用して作られたこの作品と、ブラジルのスラムを描いた前作では趣が違うものの、この監督がカメラを通して見つめているものは同じなんかもしれんなぁって感じさせられたかな。

何とも言えない切なさと虚しさが、観終わってズシリと胸に響く、そんな作品やったよ!?

2016年1月 6日 (水)

『妻への家路』

今日は、中国の巨匠(?)チャン・イーモウ監督の新作をひとつ、ご紹介♪

チャン・イーモウといえば、初監督作品である『紅いコーリャン』でベルリン国際映画祭で金熊賞を受賞して以来、3作品がヴェネチア国際映画祭で賞を受賞したり、カンヌ映画祭でパルム・ドールはノミネート止まりではあるんやけど、審査員グランプリを受賞したり、世界的に認められた監督さんやんね。

主演女優のコン・リーも『紅いコーリャン』でデビューして以来、監督さんの作品には何度も出演してて、なんやかやで20年以上の付き合いになってるんよなぁ。

というわけで、そんなふたりのタッグで実現した作品は、あのスピルバーグが涙したってのが謳い文句になってたんやけど......................?!(笑)

妻への家路 / 歸来   ★★★☆☆   (2014年)

監督:チャン・イーモウ
出演:コン・リー、チェン・ダオミン、チャン・ホエウェン、リウ・ペイチー、グォ・タォ、ズー・フォン、シン・バイチン、ヤン・ニー、チェン・シャオニー

文化大革命によって大学教授だった夫は強制労働のために家族と引き離され、妻は娘を育てながら夫の帰りを待っていた。ある出来事がキッカケで、妻は記憶障害となり、名誉回復で夫は戻ってきたが、彼女には自分だと分かってもらえず................ってな、時代に翻弄された一組の夫婦の物語?!

自分のことを思い出させようと必死に手を尽くす夫、しかし20年前の夫を追いかける妻には、彼のことが分からず............ってな感じで、切ない夫婦のドラマが展開するんよ。

お互いに愛しているがゆえに、こじれてしまった糸を、何とかたぐりよせようとする夫の献身ってのがポイントなんかな。

話のスジとしては、いかにも感動を呼ぶ内容で、主役のふたりの演技も確かなものがあったんやけど、どこか盛り上がりきらない、消化不良な感じなんよね。

確かに安易な“お涙頂戴”的なドラマを避けたかったんやろうけど、あまりにも刹那さを引っ張り過ぎたために、話の落としどころを見失ってもうた気がするんやけどなぁ..............?!

2016年1月 5日 (火)

『海のふた』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品、元ネタが吉本ばななの小説らしいんやけど、挿入歌として使われてる原マスミって歌手の曲にインスパイアされてできた話らしく、ロケ地の西伊豆は吉本くんが良く家族で行ってた場所なんやって。

出演してる三根くんといえば、以前に紹介した『シグナル~月曜日のルカ~』って作品で映画初主演をはたし、その後、TVドラマなんかに出演をしてたらしいんやけど、モデルから女優ってことで売り出してはいるんやろうけど、思ったほどブレイクできてない感じなんかな。まぁ、余計なお世話なんやろうけど.............(笑)

というわけで、そんな作品の感想は............................?!

海のふた   ★★★☆☆   (2014年)

監督:豊島圭介
出演:菊池亜希子、三根 梓、小林ユウキチ、鈴木慶一、天衣織女、吉岡睦雄、重田裕友樹、羽場睦子

西伊豆にある廃れた故郷に戻ってきた女の子は、かき氷の店を開くことに。その頃、母親の大学時代の親友の娘を、事情があってしばらく預かることになったのだが..................ってな“癒し”(?)のドラマ?!

顔にやけどの跡があり、大切なひとを失って、心のなかの埋められない空間に戸惑う、そんな女の子が、かき氷屋の開店準備で忙しい主人公と一緒に時間を過ごしながら、少しずつ変わっていく様をってとこなんかな。

田舎町の“のんびり”した時間のなかで、傷ついた心を休めながら、自分らしく生きることについて、ゆっくりと答えを探していく、そんなドラマなんやろね。

過疎化の進む地方で、商売をしていく難しさなんてのも垣間見えたりして、少し考えさせられるものもあったかな。

作品としては、マッタリとした雰囲気は悪くないんやけど、盛り上がりという点では、少しメリハリに欠けた感じやったかなぁ.................?!

2016年1月 4日 (月)

『エレファント・ソング』

今日は、カナダ映画をひとつ、ご紹介♪

この作品、もともとは舞台で上演されたものらしく、映画化するにあたっては、原作者本人が脚本の執筆にあたってるんやって。そんな、ニコラス・ビヨンってひとは、本国カナダでは有名な書き手やそうで。

でもって、そんな原作を読んで出演を希望したっていうグザヴィエ・ドランと言えば、20代半ばにして監督としてセザール賞やカンヌ映画祭で絶賛をされてる注目の若手なんやけど、役者としてのキャリアは、なんと4歳からなんやって。

というわけで、そんな作品の感想は.....................?!

エレファント・ソング / Elephant Song   ★★★☆☆   (2014年)

監督:シャルル・ビナメ
出演:ブルース・グリーンウッド、グザヴィエ・ドラン、キャサリン・キーナー、キャリー=アン・モス、ギィ・ナドン、コルム・フィオール

とある精神病院で医師が行方不明となる事件が発生する。医院長は、真相を知っている可能性のある、ひとりの患者と面談し、姿を消した医師の行方を探ろうとするのだが...............ってなドラマ?!

精神的に不安定な青年と、そんな彼の言動に戸惑いながらも、何とか彼から話を聞き出そうとする男、そんな二人のやり取りを中心に、話が展開していくんよ。

何となく話の内容が見えづらい構成で、含みのある流れで進みながら、クライマックスに向かうわけやけど、グザヴィエくんが役者としてインパクトのある演技を見せてくれてたね。少し心を病んでいながらも、挑発的でかつ頭のキレる繊細な若者の役を、透明感のある演技で魅せてくれてた。

どちらかというと淡々とした作りのドラマのなかで、監督としても注目を浴びるグザヴィエ・ドランの役者としての才能を思い知らされる、そんな作品やったかなぁ....................?!

2016年1月 3日 (日)

『巴里のアメリカ人』

今日は、ちょっと懐かしの名画をひとつ、ご紹介♪

この作品、ミュージカル映画としての評価が非常に高く、アカデミー賞で作品賞、脚本賞など6部門を制したらしいんよ。ジーン・ケリーは、この作品の翌年に、監督&主演で『雨に唄えば』をヒットさせてて、この頃、ミュージカル映画がブームになってたらしい。

ちなみに、この作品を監督してるヴィンセント・ミネリは、女優のジュディ・ガーランドと結婚し、そんな二人の娘が、あのライザ・ミネリなんやってね。

というわけで、そんな作品の感想は.......................?!

巴里のアメリカ人 / An American In Paris   ★★★☆☆   (1951年)

監督:ヴィンセント・ミネリ
出演:ジーン・ケリー、レスリー・キャロン、ニナ・フォック、ジョルジュ・ゲタリ、オスカー・レヴァント

第二次大戦後、そのままパリに残り画家になるための修行をしている男は、ひとりの富豪の女性に才能を認められ、サポートを受ける一方、バーで出会った若い娘に恋をし、口説くのだが................ってな歌と踊りをフィーチャーしたドラマ?!

貧しい暮らしながらも、子どもたちと打ち解け、芸術の街パリで楽しい日々を送っている男が、ひとりの女性と恋に落ち、悩みながらも思いを伝えるってなことで、歌よりも踊りを表現に多用した、そんな作りやった。

話の展開としては、大方の予想を裏切らない、ある意味、安心感のある流れやったんやけど、個人的にダンスへの興味がそれほどないのと、ヒロインが好みやないので、思ったほど入り込めんかったよ(苦笑)

ジーン・ケリーは男前でダンスが上手いってことで、その活躍ぶりを見るだけで価値アリって言われると、その通りかもしれんけど、少し期待してたのとは違ったかもなぁ.................?!

2016年1月 2日 (土)

『再見<ツァイツェン> また逢う日まで』

今日は、少し前に作られた中国の映画をひとつ、ご紹介♪

この作品を監督したユイ・チョンってひとは、これが長編映画デビューやったらしく、その後、ディズニー映画でパンダと少年の映画と撮ってるみたいで、そのキャストを見ると、日本人っぽい名前の男の子が主役の少年をやってるみたいなんよね。

公開当時は、ちょうど中国映画で感動を呼んでるものがあって、それに続く“泣ける映画”ってことで、この作品もなんや注目されてたっけ(笑)

というわけで、新年早々、少し心を洗われる(?)映画ってことで、その感想を..................?!

再見<ツァイツェン> また逢う日まで / 我的兄弟姐妹   ★★★★☆   (2001年)

監督:ユイ・チョン
出演:ジジ・リョン、ジャン・ウー、シア・ユイ、チェン・シー、デヴィッド・リー、ツイ・ジェン

音楽教師をしていた父と優しい母、貧しいながらも兄弟4人、仲良く暮らしていたが、ある日、両親が突然の事故死となり、それぞれ別の家庭で暮らすことに。20年後に海外で人気指揮者となった長女は、コンサートで久しぶりに帰国し、離れ離れとなった兄や弟、妹を探しだそうとするのだが.............ってな、家族の絆を描いたドラマ?!

仕方なく別れて暮らさなければならなかった“家族”、しかし忘れることができず、ずっと会いたいと願っていた、そんな彼らの再会のドラマってことで、まさに“それ系”のメロ・ドラマなんやけど、分かってても涙をおさえることはできんのやね(笑)

かつての幸せな日々や、別れの悲しみ、そんなもののなかに、しっかりと繋がる絆、なんや家族について考えさせられるんよなぁ。

まだ幼いながらも、大切な妹や弟たちを想う兄の気持ち、そしてそれを忘れない妹と弟、「兄弟は雪のようなもの。別々のところからやって来て、やがて氷となり水となり、一つになる」、なんとも素敵な表現やないですか。

あまりシリアスにし過ぎないように狙ったのか、大人になってから部分が、ちょっと安っぽかったりするんやけど、そんなマイナスを差し引いても、グッと胸に伝わる家族の温もりってのは、涙なしには観れんかったね?!

2016年1月 1日 (金)

『クリード チャンプを継ぐ男』

いやぁ~、新年の一発目になにを紹介しようかと思ってたら、ちょうど気合いを入れるのにピッタリ(?)な作品があったんで、そいつをひとつ、ご紹介♪(笑)

タイトルだけを見ると、まぁ、分かるひとには分かるんやけど、なんとなくボクシング映画かなぁってくらいしか伝わらんと思うんやけど、これ、実は“ロッキー”のスピンオフ映画なんよね。

スタローンはロッキーとして出演はしてるものの、この作品では監督も脚本もせず、すべてをライアン・クーグラーくんに託してるんよ。でもって、そのライアンくんと言えば、この作品で主演を務めるマイケル・B・ジョーダンと組んだ『フルートベール駅で』って作品で、注目を浴びたひとなんよなぁ。

製作には、“ロッキー”シリーズでスタローンを支えてきたアーウィン・ウィンクラーと、彼の息子ふたりも加わり、世代交代をしながら、新たなスタートをって言うのを感じるね。

というわけで、そんな作品の感想は..........................?!

クリード チャンプを継ぐ男 / Creed   ★★★★   (2015年)

監督:ライアン・クーグラー
出演:マイケル・B・ジョーダン、シルヴェスター・スタローン、テッサ・トンプソン、アンソニー・べリュー、フィリシア・ラシャド、グレアム・マクタヴィッシュ

ロッキーのライバルであり、親友だったアポロ・クリードの息子が、ロッキーのもとにトレーナーになって欲しいと現れる。ボクシングとは距離を置いていたロッキーだったが、青年の熱意に応えるように、彼にボクシングを教えるのだが.............ってな、“ロッキー”シリーズのスピンオフ作品?!

父親の影を追うようにボクシングの世界に足を踏み入れた若者に、アポロの面影を重ねつつ、ロッキーは彼の父親との特別な絆に後押しされるようにトレーニングを始めるのだが............ってなことで、シリーズへのリスペクトを出しつつ、新たな展開をってとこなんやろね。

これまでのシリーズでは、ハードなトレーニングを経てビックマッチに挑むっていう流れやったことを思うと、少し“トレーニング感”が足らん気もするんやけど、それでも様々なモノを背負ってリングに立つ若者と、それを見守るロッキーってのを見せられると、やっぱり熱いものがこみ上げ、ウルウルとなってまうやんか(笑)

この作品で初めて“ロッキー”を知るひとには、そこまでグッとくるもはないかもしれんけど、ここまでのシリーズでロッキーの生き様を見てきて、アポロとの関係を知ってる者からすると、たまらんくらいこみ上げるものがあるんよなぁ..................もう、熱スギますわ!?

2016年 新年のご挨拶♪

みなさま、新年あけましておめでとうございます♪

もはや何がめでたいのかもサッパリ分からない年になって、惰性のように年を越してもうた自分に、今年こそはカツを入れんと.............なんて、例年どおりの意味不明な挨拶はこれくらいにして.........(苦笑)

1月になると、ボチボチ今年のアカデミー賞の候補が気になりつつ、どんな作品が待ち構えてるのかをチェックするのが楽しみだったりするんよね(他に人生に楽しみがないと言ってみたりして.....................あぁ、寂しいハゲおやじ、ここにあり..................)?!

というわけで、今年の注目は....................。

まずはスピルバーグの新作『ブリッジ・オブ・スパイ』かな。

冷戦下の米ソの攻防をスリリングに描いたサスペンスものらしいんやけど、ゴールデン・グローブで助演男優賞にノミネートされてるんやって。トム・ハンクスとのコンビは、『ターミナル』以来とのことで、あの作品を思い出すと..............ちょい不安?!(笑)

お次はロバート・ゼメキス監督の新作『ザ・ウォーク』

すでに公開されてるアメリカで、3Dで鑑賞した客が気持ち悪くなって途中退場が続出したってくらい、高所恐怖症にはおススメできん作品らしい(苦笑)

これ、実際にワールド・トレード・センターをワイヤーでつないで、命綱なしに渡った男の話で、実はドキュメンタリー作品として『マン・オン・ワイヤー』ってのがあって、アカデミー賞の長編ドキュメンタリー賞を受賞してるんよね。

お次は白塗りをやめたジョニー・デップが、ハゲに挑戦したっていう『ブラック・スキャンダル』

実話を基にした犯罪ドラマらしく、ジョエル・エドガートンにベネディクト・カンバーバッチというオーストラリアとイギリスの期待の役者が共演するのも見ものかな。

個人的に、前半戦で最も期待してるのが『オデッセイ』なんよ。

まさかマット・デイモンの主演作を自分が心待ちにするなんて日が来るとは............ってのが驚きなんやけど、前評判といいストーリーといい、かなり気になってもうてるんよね。まぁ、リドリー・スコットのSFでは、『プロメテウス』で痛い目にあってるんやけど............(笑)

ダニー・ボイルが描く『スティーヴ・ジョブス』も話題になってるらしい。

聞くところによると、デヴィッド・ボウイの伝記ものを企画してたダニーくんやったんやけど、ボウイから楽曲の使用許可が出ずに暗礁に乗り上げてもうてるらしく、その憂さ晴らしでジョブスの伝記ものにのめり込んだとか?!マイケル・ファスベンダーの演技が絶賛されてるらしく、ゴールデン・グローブの男優賞にノミネートされてるんやって。

ヒーロー&アクション系では、マーベル・コミックに対抗すべく、DCコミックの『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』が注目か。

すでに、ちょっとダークなスーパーマンの予告編映像が流れてるけど、アヴェンジャーズと勝負できるくらいのデキになってるかが気になるね。クリストファー・ノーランが製作総指揮に名を連ねてるあたりに期待かな。

役者に注目という点では『リリーのすべて』も気になるね。

主役のエディ・レッドメインの女装がスゴイらしく、こちらもすでにゴールデン・グローブの男優賞にノミネートされてて、アカデミー賞にもノミネートされるのではって言われてるらしい。

タランティーノの新作『ヘイトフル・エイト』も前半戦の公開らしい。

ティム・ロスやマイケル・マドセンといったタランティーノ組の面々に、サミュエル・L・ジャクソンやカート・ラッセルが加わるキャスティングを見ると、今回もクセのあるドラマが展開しそうで、楽しみやね。

少しマニアック気味なところでは、『ボーダーライン』って作品が気になるんよ。

カナダ出身の監督ドゥニ・ヴィルヌーヴってひとは、これまで『灼熱の魂』『プリズナーズ』といった衝撃的な作品を世に送り出してるひとで、麻薬カルテルとの戦いを描いた今作は、ベニチオ・デル・トロやジョシュ・ブローリン、エミリー・ブラントが出演してて、なかなかの評判らしいんよね。

邦画は...........というと、なんや相変わらずの期待薄な感じで、強いて挙げれば、109シネマで予告の前に挨拶映像が流れてる『残穢【ざんえ】-住んではいけない部屋-』の橋本 愛が、なぜ、あの髪型で挨拶してるのかってのが気になるくらいかなぁ............(苦笑)

というわけで、今年も映画とのステキな出会いがあるとエエなぁ、なんてことを願いつつ、新たな1年を始めたいと思います。

 

« 2015年12月 | トップページ | 2016年2月 »