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2016年1月 7日 (木)

『ナイロビの蜂』

今日は、少し前の.........って、もう10年前かぁ.......なんて思ってしまった作品をひとつ、ご紹介♪

この作品、ブラジルのフェルナンド・メイレレス監督が、あの衝撃作『シティ・オブ・ゴッド』の次に撮った作品で、出演したレイチェル・ワイズがアカデミー賞で助演女優賞を受賞したんよね。

メイレレスくんは、以前に紹介した『360』は豪華キャストを集めながら、まさかの劇場未公開の扱いになってたりで、最近は新作の話が聞こえてこないんやけど、どうやらプロデューサー業に専念してるようで、ちょっと個人的には残念やなぁって思うんよ。

というわけで、そんな彼の作り出した傑作サスペンスの感想は....................?!

ナイロビの蜂 / The Constant Gardener   ★★★★   (2005年)

監督:フェルナンド・メイレレス
出演:レイフ・ファインズ、レイチェル・ワイズ、ビル・ナイ、ダニー・ヒューストン、ユベール・クンデ、ピート・ポスルスウェイト、ジュリエット・オーブリー、ジェラルド・マクソーリー

妻を連れてアフリカにやって来たイギリスの外交官、そこで妻は貧困とHIVに苦しむ人々の支援活動にのめり込む。やがて彼女は夫に何も告げぬまま、奥地で何者かに殺されてしまい、残された夫は事件の真相を知ろうとするのだが..............ってなサスペンス?!

なぜ妻が殺されてしまったのか、事件を調べるうちに、その背後にうごめく陰謀に気がつくのだが..................ってなことで、単なる夫婦の絆を描く恋愛映画の一種かと思いきや、確かにそんな要素をもちつつも、その裏にあるのは悲惨なアフリカの実情と、そのなかで問われる“命の価値”なんやね。

レイチェルくん演じる激情型の妻の死を、レイフおじさんが演じる“もの静か”な夫が追いかける、そんな対比のなかで謎解きのサスペンスがスリリングに展開するんよ。

広大なアフリカの自然を使いながら、貧しい国の現実をまっすぐに捉える映像、有名な俳優を起用して作られたこの作品と、ブラジルのスラムを描いた前作では趣が違うものの、この監督がカメラを通して見つめているものは同じなんかもしれんなぁって感じさせられたかな。

何とも言えない切なさと虚しさが、観終わってズシリと胸に響く、そんな作品やったよ!?

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