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2016年1月31日 (日)

『雪の轍』

今日は、世界中で評価されたトルコ映画をひとつ、ご紹介♪

この作品、カンヌ映画祭でパルム・ドールを受賞したもので、監督のヌリ・ビルゲ・ジェイランくんは、ちょっと前に紹介した『昔々、アナトリアで』って作品で、すでにカンヌ映画祭のグランプリを受賞したってくらい、評価されてるひとなんよ。

本国トルコで数々の賞に輝いただけやなく、アメリカやイタリア、フランスやイギリスでも賞を受賞したりノミネートされたりで、この作品はどうやら世界中のひとを虜にしたらしい。

というわけで、そんな作品の感想は..............................?!

雪の轍 / Kis Uykusu   ★★★★☆   (2014年)

監督:ヌリ・ビルゲ・ジェイラン
出演:ハルク・ビルギナー、メリッサ・スーゼン、ネジャト・イスレーシュ、デメット・アクバック

トルコのカッパドキアで、親の遺産を継いでホテル経営等をして暮らしている元舞台役者の男は、金には不自由のないものの、保有する不動産の賃借人の賃料未納や、離婚して出戻った妹、歳の離れた妻との関係などで悩んでいたのだが...............ってなドラマ?!

世界遺産にもなっている美しいロケーションのなか、気難しい初老の男を中心にした人と人の関係を繊細に描くってとこなんかな。

この作品、尺が実に3時間以上もあって、ざっくりと3つくらいにエピソードが分かれてるんやけど、そこで登場人物の会話を中心に人間の内面が言葉で語られるんよ。

何かドラマチックで派手な展開があるわけやなく、ひたすらジックリと語り合うってのは、今どきの作品としては、ある意味ちょっと異色な作りなのかも。

ただ、その紡ぎだされた会話から、人間の驕りや威厳、弱さや苦悩といったものが滲み出てるところが、この作品の良さで、それは観終わってしばらくしてから、ジワジワと頭の中に残るんよ。

こうして絶賛されてるわけやけど、やはり“専門家”と言われるひとが好むタイプの作品で、ちょっと万人ウケするとは思えんのやけど、ジックリと腰を据えて見入ると、人間について考えさせられるかもなぁ................?!

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