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2016年2月

2016年2月29日 (月)

『ブロークン・ポイント』

今日は、劇場で未公開の作品のなかからひとつ、ご紹介♪

監督のクリスチャン・カマルゴってひとは、アカデミー賞に輝いた『ハート・ロッカー』にチョイ役で出てたりして、同じ監督の『K-19』なんかにも役者として出演してたんよ。

でもって、そんな監督さんの奥さんってのが、この作品に出演してるジュリエット・ライランスって女優さんで、彼女は実はマーク・ライランスの義理の娘なんやって。

そんなわけで、肝心の作品の感想は................................?!

ブロークン・ポイント / Days And Nights   ★★☆☆☆   (2014年)

監督:クリスチャン・カマルゴ
出演:ベン・ウィショー、ウィリアム・ハート、アリソン・ジャネイ、ケイティ・ホームズ、ミカエル・ニクヴィスト、チェリー・ジョーンズ、ジャン・レノ、マーク・ライランス、ジュリエット・ライランス、クリスチャン・カマルゴ

休暇を一緒に過ごすため、湖畔にある家に集まった家族とその友人たちだったが、どこかギクシャクした関係が続き................ってなドラマ?!

楽しい休暇になるはずが、いろいろと問題を抱えた人間関係は、思わぬ波紋をもたらし...............ってなことで、なんともツカミどころのない話が展開するんよ(苦笑)

若手のベンくんや大ベテランのウィリアムおじさん、それにフランスからジャン・レノ、スウェーデンからミカエルおじさんを加え、ついでにトム・クルーズの元妻も参加ってことで、豪華な顔ぶれが揃っていながら、なんやサッパリ活かされてない感じやった。

そもそも、そんなインターナショナルな面々の人物相関図がよう分からん時点で、話に入っていきようがないもんなぁ(笑)

ついでに、原題とまったく関係のない“カタカナ邦題”、ますます観る側を混迷に陥れるとは.................降参やわ?!

2016年2月28日 (日)

『ルック・オブ・サイレンス』

今日は、今年のアカデミー賞発表の前夜祭として、長編ドキュメンタリーでノミネートされてる作品をひとつ、ご紹介♪

この作品、同じくアカデミー賞の長編ドキュメンタリーにノミネートされ、その衝撃的な内容から評判になった『アクト・オブ・キリング』っていう作品と対になってるんよ。

前回がインドネシアで起こった虐殺の加害者側の視点を使って歴史の事実を語ってたのに対し、今回は被害者の視点を使って語るってことで、すでにヴェネチア映画祭で審査員大賞を受賞したり、ベルリン国際映画祭で賞をもらったりと、前作以上に世界中で評価されてるんよね。

というわけで、この作品が受賞できるかどうかは分からんけど、十分に観る価値のある作品やと個人的には思うんで、ちょっとおススメ?!

ルック・オブ・サイレンス / The Look Of Silence   ★★★★   (2014年)

監督:ジョシュア・オッペンハイマー
出演:アディ・ルクン、イノン・シア、M・Y・バスラン、アミール・ハサン、ケマ、アミール・シアハーン

60年代の軍事独裁の時代に行われたインドネシアの大虐殺。自分が生まれる2年前に、兄が被害者として虐殺された男は、兄の死の真実を知るべく、地域の有力者となっている加害者たちと話しをしようとするのだが................ってなドキュメンタリー?!

勝手に“共産主義者”のレッテルを貼り、罪もない人たちを数多く殺しながらも、犯罪者になるどころか、地域の有力者として豊かな暮らしをする加害者たち。そんな彼らと話しをする被害者の弟の姿をとおして、歴史の闇に葬られた事実を明らかにってね。

人を殺した側は誰一人として罪の意識がなく、自分たちを英雄もしくは功労者と思ってるところに驚かされてまうんよなぁ。

時代は変わったとはいえ、依然として権力の座にある彼らに対し、その罪を問うような質問を投げかけることは、相当なリスクなんやろうとは思うんやけど、それでも果敢に向き合う男の姿を見てると、その勇気に心を動かされるんよ。

“客観的な歴史は存在しない”なんて言うひともいるけど、こうして権力者によって作られる歴史の裏で、悲しみ耐えながら生きる人たちがいるってのは、なんとも切ないもんやね。

同じ地域に被害者がいて、加害者がいる。一見すると普通に生活しながらも、そこには決して忘れ去ったらアカン過去がある.............いろいろと考えさせられてもうたよ?!

2016年2月27日 (土)

『クーデター』

今日は、なかなか良質なサバイバル・アクションものをひとつ、ご紹介♪

監督さんは、どうやらホラー系の作品を手掛けてきたひとみたいで、マイケル・ナイト・シャマランが自分のアイデアを若手のクリエーターに作らせるっていう企画の第一弾で起用されたんやって。

今回の作品もそうなんやけど、彼の作品にはドリュー・ドゥードルっていう兄弟が製作に加わってて、一緒に脚本も執筆してるらしい。

というわけで、そんな作品の感想は..........................?!

クーデター / No Escape   ★★★★   (2015年)

監督:ジョン・エリック・ドゥードル
出演:オーウェン・ウィルソン、レイク・ベル、スターリング・ジェリンズ、クレア・ギア、ピアース・ブロスナン、サハジャック・ブーンタナキット

水道会社で働く男は、東南アジアにある国での事業のため、家族を連れて現地に赴任するが、外国企業の進出に反対する勢力による反乱が起き、国は大混乱に.............ってな、サバイバルもの?!

初めての国に到着し、期待と不安の家族を突然に襲った緊急事態、訳も分からないまま反乱軍の標的にされ、妻と幼い娘ふたりを守るため、男は必死に逃げるのだが.............ってなことで、ノンストップのサバイバルが始まるんよ。

実際に起こりそうなシチュエーションで、次々と迫りくる危機から家族を守るってなところが、緊迫感があってエエんよね。でもって、この内容で、さりげなく(?)ピアースおじさんをキャスティングしてくるところが、なかなかオツな演出やったりして(笑)

普通のサラリーマンが不意に巻き込まれた災難のなかで、命がけで家族を守る、う~ん、作品の勢いもあって、手に汗握る展開は、なかなかの見応えやったよ!?

2016年2月26日 (金)

『at Home アットホーム』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

この映画の製作を Katsu-do って会社がやってるんやけど、これ実は吉本興業が作った映画の製作・配給・宣伝を行う会社なんよね。

そんな会社の代表取締役に納まってる奥山和由が、この作品の製作総指揮を務めるってことで、モントリオール世界映画祭に持ってって、上映したらしい。

というわけで、そんな作品の感想は...................................?! 

at Home アットホーム   ★★★☆☆   (2014年)

監督:蝶野 博
出演:竹野内 豊、松雪泰子、坂口健太郎、黒島結菜、池田優斗、國村 隼、板尾創路、千原せいじ、村本大輔

父親と母親がいて、息子二人と娘一人、ごく普通の仲のいい“家族”だが、実はワケありの寄せ集めの疑似家族だった...........ってなドラマ?!

父親は空き巣専門の泥棒で、母親は結婚詐欺師、長男は身分証の偽造をやってる、そんな“家族”は、それぞれワケあって同じ家に集まり、本当の家族のように暮らすのだが...............ってなことで、血の繋がらない家族の絆をってとこなんかな。

なるほど、話の設定としては、ちょっとヒネリがあって意外性はあるんやけど、冷静に考えたら5人家族のうち3人が“立派な”犯罪者やからね(苦笑)

吉本的なセンスでオモロイと思うんかもしれんけど、さすがに小学生の子どもに「大きくなったらお父さんみたいに泥棒になりたい」って言わせたらアカンやろう。

まぁ、血がつながっててもバラバラな家族はあるわけで、一緒に暮らしながらも相手を思う気持ちが大事なんやでって言いたいのかもしれんけど、要所要所で顔を出す吉本芸人の俳優化計画も含めて、少しキツかったかも.............!(苦笑)

2016年2月25日 (木)

『ターボキッド』

今日は、ちょっと異彩を放つカナダのインディーズ系の映画をひとつ、ご紹介♪

この作品、シッチェス・カタロニア国際映画祭やSXSW(サウス・バイ・サウスウェスト)映画祭なんかのマニアックなイベントで賞を獲ってるらしく、チャリンコ版の“マッド・マックス”って言われて人気やったらしい(笑)

主演のふたりは地元のカナダではテレビ中心に人気の若手らしく、ヒロインを演じてるロランス・ルブーフって女優さんは、ちょっと前に紹介した女子自転車レースの裏側を描いた『レーサー/光と影』って作品でも、なかなかキュートなところを見せてくれてたんよ。

というわけで、そんな作品の感想は...........................?!

ターボキッド / Turbo Kid   ★★★☆☆   (2015年)

監督:フランソワ・シマール、アヌーク・ウィッセル、ヨアン=カール・ウィッセル
出演:マンロー・チェンバーズ、ロランス・ルブーフ、アーロン・ジェフリー、マイケル・アイアンサイド、エドウィン・ライト

核戦争で荒野と化した世界で孤独に暮らす青年は、ある日、少し変わった少女と出会い、友達となる。しかし、その地域を仕切る悪の軍団に彼女がさらわれ、助けるためにアジトに向かうのだが.............ってな、究極にユルいアクション&ヒーローもの?!

この作品、なにがどう“ユルい”かっていうと、まず移動手段がチャリンコなんよ。必死にペダルこきながらチェイスする様は、およそ緊迫感というものが微塵も感じられないんよなぁ(笑)

そんでもって、主人公が気弱な青年で、愛するひとのために悪と戦うっていうシンプルな流れのなかで、チープなバトルが展開するんよね。

作風としては、日本を代表する(?)“B級映画の巨匠”こと井口 昇のテイストと同じで、低予算のB級であることを誇りに(?)、割り切って突きぬけた感じで作ってるあたりに、マニア心が揺さぶられるんやろなぁ(笑)

それでも、主人公の作品を通しての成長が見れたり、ヒロイン役のロランスくんの微妙でかつ不思議なキュートさが次第にクセになってきたり、妙に気になる作品やったよ。

金をかけた大作も見応えあるんやろうけど、こういった手作り感が満載な“愛おしきB級映画”ってのも、アイデア勝負で個人的にはスキなんやけどね..............まぁ、万人ウケせんか?!

2016年2月24日 (水)

『共犯』

今日は、台湾の映画をひとつ、ご紹介♪

この作品の監督をしてるチャン・ロンジーってひとは、以前に紹介した『光にふれる』って作品で台湾金馬奨の新人監督賞を受賞した経歴をもつ、注目の監督さんなんよ。

そんでもって、この作品で女優デビューしたヤオ・アイニンって女の子は、もともと広告モデルで有名らしいんやけど、日本公開で来日した際に“台湾の二階堂ふみ”ってキャッチでニュースになってたんやって。なんで、あえて“二階堂ふみ”を出してきたのかは、ちょっと不明なところもあるんやけど................(笑)

というわけで、そんな作品の感想は............................?!

共犯 / 共犯   ★★★☆☆   (2014年)

監督:チャン・ロンジー
出演:ウー・チエンホー、トン・ユィカイ、チェン・カイユアン、ヤオ・アイニン、サニー・ホン、ウェン・チェンリン、アリス・クー

同じ高校に通う女子生徒が死んでいるのを発見した3人は、事件をきっかけに親しくなり、一緒に彼女が死んだ理由を探しはじめるのだが...................ってな青春ミステリー?!

目の前で血を流して亡くなった彼女は、なぜ死んだのか、好奇心に駆られて、SNSや噂話を手掛かりに彼女のこと調べていくのだが.................ってなことで、謎解きにビターな青春ドラマを掛け合わしたような話なんよ。

この作品、まず目を引くのが印象的な映像なんよ。出だしからインパクトのあるカットで興味をもたせ、ドラマの途中でも光をうまく使って、映像で作品の雰囲気をうまく作り出してるんよなぁ。

出演者も演技の経験の浅い若手を使いながらも、さりげなく各人のキャラを持たせ、話を盛り上げてたかな。

話のスジは、ある程度、早い段階で読めてまうあたりに、意外性という点で物足りなさはあるんやけど、若者の屈折した感情が引き起こす“事件”を鮮やかに描ききったあたりは、十分に評価に値すると思うんやけどね?!

それに..................女優陣がなかなかキュートやし..................♪(笑)

2016年2月23日 (火)

『ソレダケ / that's it』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品、bloodthirsty butchers ってバンドが新作アルバムを出す際に、映画とコラボしたいってことで監督の石井くんにオファーをして、企画が立ち上がったんやって。

残念なことに、バンドの中心メンバーやったひとが49歳で亡くなってしまい、映画も一度は頓挫してもうたらしいんやけど、故人の遺志を継ぐってことで、作品の完成にこぎつけたってことみたいやね。

個人的には、染谷くんの主演ってのに加え、渋川くんと村上くんの演技が好きなんで、そんな二人の共演ってところに興味があって、レンタル屋で手に取ったんよ。

というわけで、そんな作品の感想は.........................?!

ソレダケ / that's it   ★★★☆☆   (2015年)

監督:石井岳龍
出演:染谷将太、渋川清彦、水野絵梨奈、村上 淳、綾野 剛

裏社会で調達屋をする男のコインロッカーから財布を盗んだ青年は、お金の他に重要な情報の入ったハードディスクを手にし、それをネタに持ち主とある交渉をしようとするのだが.................ってなドラマ?!

やり場のない怒りを抱えて生きる青年が、因縁にケリをつけるべく勝負に出るが、思い通りにはいかず...............ってなことで、モノクロとカラーを使い分けて描く異色のドラマ?!

オープニングから、かなりロックでアナーキーな雰囲気をプンプンとさせて、どこまで突っ走るんやろうって思ったんやけど、途中からは、ちょっとダレてもうたね(苦笑)

主演の染谷くんは、いつもどおりキレキレやし、渋川くんと村上くんは、期待どおりの存在感で良かったんやけど....................あとがなぁ...............ヒロイン役もかなり微妙やったけど、綾野くんが重宝されう意味が、いまだによう分からんのよなぁ..............?!

音楽とのコラボが目的やったらしく、そういう意味では尖った感じは悪くなかったんやけど、ミュージック・ビデオの延長で、ついでにドラマをくっつけてみましたぐらいのノリやったら、やっぱり映画としては中途半端やよね。

2016年2月22日 (月)

『暴走車 ランナウェイ・カー』

今日は、活きのいいスペイン映画をひとつ、ご紹介♪

この作品“世界で最も危険な映画決定戦”ことモースト・デンジャラス・シネマグランプリ 2015 ってな企画上映のなかの1本やったらしく、あのプロレスラーの長州 力が公式レフリーやったみたいなんよ。

でもって、この作品への長州さんのコメントが、「主人公はオレより不幸な星の下に生まれただろうな!」ってなことやったらしく、そんな作品は残念ながら栄えある(?)“モースト・デンジャラス賞”は逃したものの、長州 力賞なるものを受賞したんやって(パチ パチ パチ)

実は何気にこの作品、今年のスペインのアカデミー賞にあたるゴヤ賞で、主演男優賞、助演女優賞、新人監督賞なんかにノミネートされてて、その他の賞でもいろいろとノミネーションを受けてるんやって。

というわけで、そんな作品の感想は............................?!

暴走車 ランナウェイ・カー / El Desconocido   ★★★☆☆   (2015年)

監督:ダニ・デ・ラ・トレ
出演:ルイス・トサル、エルビラ・ミンゲス、ハビエル・グティエレス、フェルナンド・カヨ、ゴヤ・トレド、パウラ・デル・リオ、アントニオ・モレロス

銀行で支店長をしている男は、ある朝、娘と息子を乗せて車で出勤するが、途中で何者かが車中に置いた携帯に電話が入り、指定した額の金を送金しないと車を爆発させると脅されるのだが..................ってなサスペンス&アクション?!

相手が誰かも分からないまま、子供たちを助けるために、必死に車を走らせながら金を集めるのだが............ってなことで、ノンストップのドラマが展開するんよ。

まぁ、ありがちと言えばありがちな話で、しかもツッコミを入れ出したらキリがないんやけど、ただ、これ、勢いはある!?(笑)

しかも、必死に頑張るハゲ親父を観てると、“ハゲのシンパシー”というか、なんや胸を締めつけられるものがあって、引き込まれてまうんよ..........なんて。

要は、主役のトサルくんの家族愛を前面に出した頑張りがすべてと言ってまえばそれまでの作品ではあるんやけど...................ね(笑)

ちなみに原題は“見知らぬひと”って意味らしく、話のポイントはそこにあるだけに、“暴走車”ってのは少し違和感が.................まぁ、そこも勢いで!?

2016年2月21日 (日)

『人生スイッチ』

今日は、アルゼンチンの映画をひとつ、ご紹介♪

この作品、本国アルゼンチンでは大ヒットしたらしく、アメリカのアカデミー賞で外国語映画賞にノミネートされたんやけど、アルゼンチンのアカデミー賞では、作品賞、監督賞、主演男優賞、主演女優賞、助演男優賞など10部門を制したんやって。

監督さんは、これがまだ長編3作目らしいんやけど、その才能に惚れこんで、スペインの監督ペドロ・アルモドバルとその弟が製作に加わってるらしい。

ちなみに、スペイン語の原題を素人ながら調べてみると、今風なNHKの戦略に乗せられた(?)言い方をすると、“スイッチ”は関係なく、“びっくりポンな話”ってことになるんかな(笑)

というわけで、そんな作品の感想は...........................?!

人生スイッチ / Relatos Salvajes   ★★★☆☆   (2014年)

監督:ダミアン・ジフロン
出演:リカルド・ダリン、エリカ・リバス、オスカル・マルティネス、リタ・コルセテ、レオナルド・ズバラーリャ、フリエタ・ジルベルベルグ、ダリオ・グランディネッティ、ウォルター・ドナド、ナンシー・デュプラ

ある共通点で同じ飛行機に乗り合わせたひとたち、父親の自殺の原因となった男と再会したウェートレス、追い越した車のドライバーともめる男、結婚式で新郎の不倫を知った新婦など、思いがけないキッカケが意外な結末になる、そんなブラックな笑いを描いたドラマ?!

あの時、あんなことをしなければ、こうはならんかたったのに......そんな6つの別々の話をシュールに語るってとこなんかな。

なかなか興味深いのは、“なさそう”で“ありそう”な話で、絶妙にリアリティがあって、もしも自分やったらって想像できるところなんかもね。

そんなドラマをアルゼンチンの名優リカルドおじさんなんかが演じてるってなると、本国での盛り上がりも分からんでもないか。

個人的には、ツカミの最初の話が、なんや意外性があってオモロかったかも。思わず自分の過去を振り返ってみたりして..........................?!(笑)

2016年2月20日 (土)

『ナイトクローラー』

今日は、昨年の賞レースで話題になってた作品をひとつ、ご紹介♪

この作品、昨年のアカデミー賞で脚本賞にノミネートされたのをはじめ、ゴールデン・グローブでは主演のジェイク・ギレンホールが男優賞にノミネートされたり、その他、世界各地の映画祭や賞で高い評価を受けたんよ。

監督さんは、実はこれがデビュー作になるらしいんやけど、脚本家としてはジェレミー・レナー版のジェイソン・ボーン『ボーン・レガシー』の脚本を兄のトニー・ギルロイと共同執筆したりしてるらしく、それなりに有名みたいやね。

ちなみに、この作品に出演してるレネ・ルッソは、監督さんの奥さんなんやって。

というわけで、そんな作品の感想は............................?!

ナイトクローラー / Nightcrawler   ★★★★   (2014年)

監督:ダン・ギルロイ
出演:ジェイク・ギレンホール、リズ・アーメッド、レネ・ルッソ、ビル・パクストン、マイケル・パパジョン、エリック・ラング、アン・キューザック、ケヴィン・ラーム、マイケル・ハイアット

金網やマンホールを盗んで日金を稼いでいた男は、ある日、交通事故の現場を通りかかり、そこで事故の映像を撮影してTV局に売り込む男を見かけ、自分も盗んだ自転車をビデオカメラと無線傍受器と交換し、撮影を始めるのだが..............ってなドラマ?!

ニュースが欲しがる映像をカメラにおさめ、それをTV局に売って金を稼ぐ、そんな世界にはまっていく男は、次第に手段を選ばなくなり..............ってなことで、モラルのはざまを行き来する様を描いてるんよ。

結果だけを求められる仕事のなかで、徐々に常軌を逸する男の“狂気”ってのが、スリリングに映し出されてるところが、この作品の見事なところやと思うんよ。

主役を務めるジェイクくんは、欲に突き動かされ、善悪の判断を捨て去る男の姿ってのを、冷静かつ印象的に演じてるんよなぁ。

華やかなマスコミの世界の裏側で、身ひとつでのし上がっていく男を描いたドラマは、テンポよく、ムダのない、スリリングでスキャンダラスな作品に仕上がっとったね!?

2016年2月19日 (金)

『きみはいい子』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

呉 美保 監督といえば、前作『そこのみにて光輝く』でモントリオール世界映画祭で監督賞を受賞したりして、内外で随分と評価を受けてたやんね。

個人的には、宮﨑あおいの出演ってこともあって、その前の『オカンの嫁入り』のような人情ドラマの方がこの監督さんの作品としては好きやったんやけど。

原作は本屋大賞で4位に選ばれた連続短編小説らしく、それを基にして監督さんが子供とそのまわりの大人たちについての群像ドラマを作ったってことらしい。

というわけで、そんな作品の感想は.............................?!

きみはいい子   ★★★☆☆   (2014年)

監督:呉 美保
出演:高良健吾、尾野真千子、池脇千鶴、喜多道枝、富田靖子、高橋和也、黒川芽以、内田 慈、松嶋亮太、加部亜門

子供たちに手を焼き、学級崩壊になりかけている小学校の新米教師、幼い娘に腹を立てて、いつも手を挙げてしまう母親、子供たちを相手にどうしていいか分からない大人たちを描いたドラマ?!

イジメや幼児虐待、ママ友との付き合いにモンスター・ペアレント、様々な問題を抱え、苦しみながらも、それぞれが新たな一歩を踏み出す、そんな様を語りたいんやろね。

それにしても、育児ストレスを抱えた母親を演じた尾野くんの演技、スゴかった。こういうのを見せられると、つくづく彼女の演技力の高さを再認識させられるよなぁ。

それに比べて高良くんは...................まぁ、頑張ってるんやろうけど、いつもと変わり映えしない演技で、相変わらずやった(苦笑)

それと、最近どうも池脇くんの押しつけがましい演技が苦手で、なんかイラっとしてまうんよね。年齢の割にキャリアが長く、役者としての経験も豊富ってところで、重宝されるのは分かるんやけど、なんか少し違うなぁって思うんよなぁ。

そんなわけで、この監督さんらしい丁寧な作りではあるんやけど、交わらない話をふたつ並行して語るスタイルもあってか、どこか散漫な印象が強くて、イマイチ盛り上がりきらんかった。まぁ、悪い作品ではないんやろうけど......................ね?!

2016年2月18日 (木)

『あの日のように抱きしめて』

今日は、ドイツ映画をひとつ、ご紹介♪

この作品、ドイツのアカデミー賞にあたるドイツ映画賞で助演女優賞を受賞し、主演女優賞にもノミネートされたのをはじめ、世界各国の映画祭や賞で高い評価を受けたんやって。

この監督さんと主演のふたりは、実は監督さんの前作『東ベルリンから来た女』って作品ですでに一度タッグを組んでて、ベルリン国際映画祭で銀熊賞(監督賞)を受賞してるんよ。

というわけで、そんな作品の感想は..............................?!

あの日のように抱きしめて / Phoenix   ★★★☆☆   (2014年)

監督:クリスティアン・ペッツォルト
出演:ニーナ・ホス、ロナルト・ツェアフェルト、ミヒャエル・マールテンス、ニーナ・クンツェンドルフ、イモゲン・コッゲ、キルステン・ブロック

ナチスの強制収容所から奇跡的に生還した女性歌手は、整形外科で顔の修復手術を受け、生き別れたピアニストの夫を探す。場末のクラブで夫を見つけるが、妻が死んだと信じ込む彼は、手術の傷の残る彼女を妻とは信じず、妻の財産を手に入れるために替え玉になって欲しいと依頼するのだが..............ってなドラマ?!

やっと再会できたのに、自分とは分かってもらえず、しかも彼はお金が目的で、そんな辛い現実のなかでも、やはり彼の胸に戻ることを願う彼女だったが..............ってなことで、なんとも切ない話が展開するんよ。

傷ついた心と体で、それでも愛するひとと一緒にいたい、そう願う彼女の心情が、なんともやるせなくて、悲しすぎるんよなぁ。

少し唐突な終わりは、“終わり”なのか“始まり”なのか、ちょっとスッキリせんところもあるんやけど、余韻のなかで観る側に考えさせようってことなのかも。

好き嫌いの別れる作品やとは思うんやけど、いかにもヨーロッパ映画らしい良質なドラマで、悪くないと思うんやけどね?!

2016年2月17日 (水)

『私の少女』

今日は、久しぶりに韓国映画をひとつ、ご紹介♪

この作品で中学生の女の子を演じてるキム・セロンは、ウォンビンと共演した『アジョシ』での演技が評判になってたんやけど、どうやら彼女には妹がふたりいて、それぞれ子役として映画デビューしてるみたいで、どうやら韓国の“ファニング家”(?)状態らしい(笑)

主演のペ・ドゥナは、最近はハリウッド映画なんかにも出演してたりして、すっかり国際派の女優さんになってるやんね。まぁ、日本映画に2本出てるわけやから、その時点で“国際派”やったんかもしれんけど(笑)

というわけで、そんな作品の感想は..............................?!

私の少女 / (ハングル)   ★★★☆☆   (2014年)

監督:チョン・ジュリ
出演:ペ・ドゥナ、キム・セロン、ソン・セビョク、ジャン・ヒジン、キム・ミンジェ

不祥事により左遷され、片田舎の漁村にある警察の所長としてやって来た女は、学校でイジメにあい、家では家族から暴力を受けている中学生の女の子と出会うのだが..................ってなドラマ?!

村社会のなかでわがもの顔の男と、血のつながらない父親である彼から虐待を受ける少女、そんな彼女を守ろうとする女警官にも心の傷が.........ってな感じで、傷ついた大人と少女の関係を描いた話なんかな。

韓国では天才子役として評価されてるらしいキム・セロンの演技ってのは、個人的には苦手なんよなぁ。まぁ、難しい役柄をうまく演じてるってのは分かるんやけどね(苦笑)

一方で、女性警官を演じるペ・ドゥナは、表情や目線で主人公の複雑な心中を表現してて、さりげなく映される表情にドキっとさせられたりして、サスガやなぁって思ったよ。

作品としては、女性監督ならではの繊細さがあって悪くないんやけど、もうひとつ煮え切らないところが物足りんかったかな?!

2016年2月16日 (火)

『種まく旅人 ~くにうみの郷~』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

“種まく旅人”ってタイトル、どっかで見たなぁって思ったら、以前に有機栽培のお茶作りに励む大分のお茶農家を描いた『種まく旅人 ~みのりの茶~』って作品をおススメしたのを思いだしたよ。

どうやらエグゼクティブ・プロデューサーってのが同じひとらしく、この作品が“第2弾”ってことで、作品のホームページを検索すると、どうやら第3弾ってのが岡山を舞台に、すでに撮影を終えてるらしいんよね。

第1弾のキャスティングも良かったんやけど、この作品も.................ってことで、感想をね?!

種まく旅人 ~くにうみの郷~   ★★★☆☆   (2014年)

監督:篠原哲雄
出演:栗山千明、三浦貴大、桐谷健太、谷村美月、根岸季衣、山口いづみ、豊原功補、永島敏行、重松 収、音月 桂

農林水産省のエリート官僚の女は、上司の命令で淡路島で地域調査官として、しばらく働くよう言われる。農業と漁業が盛んな土地で、いろいろと体験しながら、調査をするのだが..............ってなドラマ?!

海で海苔の養殖をする男と、山で玉ねぎ栽培をする男、そんな仲の悪い兄弟と出会い、戸惑いながらも、あるプロジェクトの実現に奔走し..............ってなことで、なかなかオモロイ話が展開するんよ。

これ、キャスティングが絶妙で、栗山くんの少し尖ったキャラと、桐谷くんの暑苦しさ、それに三浦くんのクールさが、エエ具合にハマってた。

そこに、さりげなく根岸のおばちゃんや、豊原くん、谷村くんあたりが脇を固めながら、しっかりと話に安定感を持たせてるんよ。

ちょっとベタなところが惜しいとは思うんやけど、自然のなかでその恵みを糧に頑張る農家と水産業、海と山の調和と人間の絆、そんなものを感じさせてくれる話は、なかなか爽やかで、悪くなかったね。

2016年2月15日 (月)

『インモラル・ガール ~秘密と嘘~』

今日は、劇場未公開の作品のなかから、少し珍しいところで、セルビアの映画をひとつ、ご紹介♪

写真を見ると、まだ若そうな監督さんで、これまでは短編映画やTVドラマを手掛けてるらしく、この作品がどうやら長編第一作ってことになるみたいなんよね。

キャリアは浅いんやけど、短編作品のひとつはカンヌ映画祭で賞を受賞してるらしく、この作品もカンヌ映画祭のカメラ・ドールにノミネートされたんやって。

というわけで、そんな作品の感想は......................?!

インモラル・ガール ~秘密と嘘~ / Panama   ★★★☆☆   (2015年)

監督:パヴレ・ヴコヴィッチ
出演:スラヴェン・ドスロ、ヨヴァーナ・ストイーリコヴィッチ、ミロシュ・ピェヴァッチ、ジェリサヴェータ・オラサニン、タマラ・ドラジチェヴィッチ、ミリアーナ・ポポヴィッチ

親友とナンパしてモノにした女性の数を競っていた青年は、バーで出会った女の子と束縛しない自由な関係を条件に付き合うことに。会うたびに彼女に惹かれる彼は、次第に本気に.................ってな若い男女の恋のお話?!

からだ目的の軽い関係のハズが、気がついたら彼女の行動が気になり、のめり込んでいくのだが...............ってなことで、ヤンチャなイケメンくんと美人な彼女の恋の駆け引きってとこなんかな。

まぁ、自分は他でヤリまくって、彼女は束縛する、そんな“イタイ系”のイケメンくんの恋バナに、こんなハゲおやじが共感するところはないわけで、そういう意味では、どうでもエエような話なんやけどね(笑)

ちょっと可哀そうなのは、この邦題の“インモラル・ガール”っての。このタイトルを見ると、さぞエロくて淫乱な女が出てくるのかって期待してまうと思うんやけど、作品では“必要以上の”エロはなく、原題が“パナマ”って国名になってて、特に“エロ押し”でもないところでの、この売り方は、ヒドイよなぁって思うんよ。

ひとつの恋の始まりと終わりを描いた恋愛ドラマという点では、ボチボチなんと違うかな?!

2016年2月14日 (日)

『オデッセイ』

今日は、劇場で公開中の作品のなかから、アカデミー賞にもノミネートされてる話題作をひとつ、ご紹介♪

この作品、なんやスコブル評判がエエんよね。今年のアカデミー賞の作品賞、主演男優賞、脚色賞をはじめ、視覚効果賞や音響賞なんかにもノミネートされてて、しかも前哨戦のゴールデン・グルーブで作品賞と男優賞を受賞してるんよ。

まぁ、個人的には、そんな前評判がごっつい気になりつつも、新年一発目にも書かせてもらったとおり、監督と主演の顔ぶれを見て、ちょっと不安な気持ちでもあったんやけどね。

というわけで、そんな作品の感想は............................?!

オデッセイ / The Martian   ★★★☆☆   (2015年)

監督:リドリー・スコット
出演:マット・デイモン、ジェシカ・チャスティン、ジェフ・ダニエルズ、マイケル・ペーニャ、クリステン・ウィグ、ショーン・ビーン、キウェテル・イジョフォー、セバスチャン・スタン、ケイト・マーラ、アクセル・ヘニー、マッケンジー・デイヴィス、ドナルド・グローヴァー

火星を探査中のNASAの宇宙飛行士たちは、突然の嵐に襲われる。避難する途中で、クルーのひとりが行方不明となり、残りのメンバーは脱出するが、死んだと思われた男は生きていて、ひとり火星で助けを待つことに..............ってなSFドラマ?!

仲間は地球への帰路につき、残された男は次の調査隊が来る予定の4年後まで、なんとか生き延びようと頑張るのだが..................ってなことで、火星でのひとりぼっちのサバイバルを描いてるんよ。

なるほど確かに設定はユニークで、誰もいない火星でひとり佇む図ってのは、なかなかインパクトがあるとは思うんよ。救出劇としては、それなりに盛り上がりもあるし、娯楽作品としては、それなりのレベルなんやろね。

ただ..............世の中がこぞって評価するのを聞いて期待しすぎたせいもあるんかもしれんけど、個人的には物足りんかった。

かなり先入観があるからかもしれんけど、やっぱりマットくんは演技が軽すぎるし、リドリーおじさんの作り出す作品全体の雰囲気も軽すぎて、どうにもスカスカ感があって..............(苦笑)

なんや賞レースでも絶好調みたいやけど、正直、この作品が今年のアカデミー賞の作品賞で、マット・デイモンが主演男優賞やって言われたら、確実に“そりゃ、ちょっと........”ってツッコミを入れると思う。まぁ、他のノミネート作品を観てないだけに、比較はできんのやけどね。

それにしても、これ、原題と違うカタカナのタイトルが付いてるんやけど、なんでやろね。原作本は“火星の人”らしく、原題の直訳なわけやけど、それを“冒険の旅”という意味の Odyssey にした理由はなんやったんやろか。

海外のひとに「オッデッセイ、良かったよなぁ」なんて話をしたら、「それ、なに?」って言われてまうんやね............まぁ、このデキやと、そんな話は自分からはせんとは思うけど.......?!(笑)

2016年2月13日 (土)

『ラブ&マーシー 終わらないメロディー』

今日は、ミュージシャンの伝記ものをひとつ、ご紹介♪

The Beach Boys (ザ・ビーチ・ボーイズ)といえば、60年代から活躍したアメリカを代表するバンドやんね。ノリノリの音楽にキレイなハーモニーで陽気なカリフォルニアの太陽を感じさせる、そんな音楽は、“イギリスのビートルズに対するアメリカの回答や”なんて言うひともおったくらいの人気やったんよなぁ。

まぁ、個人的には、昔は硬派な音を好んでたこともあって、どちらかというとビートルズやローリング・ストーンズの方が耳触りがよくて、あまりビーチ・ボーイズにハマったっていう感じではなかったんやけどね。

ないはともあれ、曲は聞けば思わず一緒に口ずさむほど有名やし、そんな曲を作った男の人生を描くってことで、作品の感想は...........................?!

ラブ&マーシー 終わらないメロディー / Love & Mercy   ★★★☆☆   (2015年)

監督:ビル・ポーラッド
出演:ポール・ダノ、ジョン・キューザック、エリザベス・バンクス、ポール・ジアマッティ、グレアム・ロジャース、ジェイク・アベル、ブレット・ダヴァーン、ケニー・ウォーマルド、ジョアンナ・ゴーイング、マックス・シュナイダー

ザ・ビーチ・ボーイズの中心メンバーとして、60年代に数々のヒット曲を生み出したブライアン・ウィルソン、しかし曲作りで心を病んだ彼は、80年代にはボロボロになっていた...............ってな、天才ミュージシャンの半生を描いた伝記ドラマ?!

卓越したセンスとアイデアで、後世に残る曲を作った男は、父親との関係や曲作りのプレッシャーから酒やドラッグに溺れ、気がつけば精神科医の監視のもとで薬漬けの日々やった..............ってな、孤高のミュージシャンの苦悩をってとこなんかな。

若い頃を演じるポール・ダノくんと、20年後を演じるジョンくんでは、見た目が違い過ぎるってのがチョットどうかと思うんやけど、ただ、ふたりとも演技では持ち味を発揮してて、頑張っとったね。特に“病んだ”演技をさせるとポールくんは抜群の存在感を出すんよなぁ(笑)

名曲が生まれる瞬間や、天才であるがゆえに心のバランスを崩してしまう男の姿ってのを見ながら、曲の裏側にこんなドラマが..........ってのは、ちょっとした驚きやったかな。

2016年2月12日 (金)

『0.5ミリ』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

監督をしてる安藤桃子といえば、あの俳優の奥田瑛二の娘さんなんよ。そんなわけでパパさんがエグゼクティブ・プロデューサーを務めてるんよ。

でもって、主演の安藤サクラというと、同じく奥田瑛二の娘で、監督の妹になるんよね。そんな彼女のダンナは柄本 祐で、ダンナの父親が柄本 明で母親が角替和枝ってなわけ。

ちなみに安藤家のお母さんは何をやってるかと言うと、どうやら“フードスタイリスト”なる役割で、この作品に参加してるってことで、どうやら“家族”総出に近いメンバーで作った映画みたいやね。

というわけで、そんな作品の感想は...........................?!

0.5ミリ   ★★★☆☆   (2013年)

監督:安藤桃子
出演:安藤サクラ、織本順吉、木内みどり、土屋希望、井上竜夫、東出昌大、ベンガル、坂田利夫、津川雅彦、草笛光子、角替和枝、浅田美代子、柄本 明

介護ヘルパーとして働いていた女は、ある時、派遣先の家から契約外の話を引き受けたことがキッカケで仕事をクビになり、住む場所もなくなってしまう。困った彼女は、街で見かけた老人をつかまえ、利用するのだが...............ってなドラマ?!

高齢者の弱みにつけ込み、寝泊まりする場所を確保しながら、彼らの世話をして、一緒にひと時を過ごし、仲良くなるが...........ってな感じで若者の視点から見つめる高齢者の抱える問題をってとこなんかも。

自分で小説を書き、それを自ら脚本の形にして監督するってところは、なかなか頑張ったなぁって思うんやけど、結果的には少し締まりのない、焦点のボケた作品になってもうてる気がするんよね。

主演の安藤くんは、なるほど個性を出して演じてるものの、個人的にはこのキャラにあまり共感できんもんやから、イマイチ感情的に入り込めんかった。

まぁ、家族の結束の賜物ってことで完成した作品なんやろうけど、結局のところ自己満足に陥ってる感は否めんかったかなぁ................?!

2016年2月11日 (木)

『かけがえのない人』

今日は、ベストセラー作家のニコラス・スパークスの原作を映画化した作品をひとつ、ご紹介♪

ニコラス・スパークスと言うと、結構な確率で映画化されてる作家っていうイメージがあるんよね。ライアン・ゴズリングとレイチェル・マクアダムスが共演した『きみに読む物語』は、個人的には何回観ても泣けてまう映画で、原作も号泣しながら読んだくらいやもんね(笑)

ただ、それ以外の映画化された作品はというと....................人気小説をネタにして、話題のキャストで作ってるのが多いものの、どうもピンとくるのがないのも事実のような気がするんよなぁ。

というわけで、それでも多少の期待をして手にした作品の感想は..........................?!

かけがえのない人 / The Best Of Me   ★★★☆☆   (2014年)

監督:マイケル・ホフマン
出演:ジェームズ・マースデン、ミシェル・モナハン、ルーク・ブレイシー、リアナ・リベラト、ジェラルド・マクレイニー、クラーク・ピータース、イアン・ネルソン、ジョン・テニー、セバスチャン・アーセラス

若い頃の恩人が亡くなり、その遺書により故郷に戻った男は、同じように故人の願いでやって来た昔の彼女と再会する。21年ぶりに会った彼らには、忘れることのできない過去が..............ってな恋愛ドラマ?!

麻薬の売人の息子として育った男と、良家の子女として育った男、そんな彼らは高校生のときに出会い、互いに惹かれあい愛し合ったのだが...............ってなことで、別々に生きてきた男女の忘れられない愛のドラマってとこなんやろね。

現在のふたりと、若い頃のふたりの話が並行して展開するんやけど、う~ん、何が残念って、それぞれの若い頃を演じる役者が似てなさすぎて、大人になってからと完全に骨格が違ってるもんやから違和感がありすぎてもうて........(苦笑)

そんでもって、途中までは“なくはないなぁ”って思いながら観てたんやけど、最後のオチがあまりにもベタすぎて...............。ニコラス先生の原作が、こんな話なのかは読んでないんで分からんのやけど、ちょっと“ヤリすぎ”感がありすぎやったね(苦笑)

2016年2月10日 (水)

『天使が消えた街』

今日は、大好きなイギリスの監督マイケル・ウィンターボトムの、非常に評判の悪かった(?)作品をひとつ、ご紹介♪(笑)

この作品、実際にイタリアのペルージャという街で、イギリス人の留学生が殺されて、ルームメイトやったアメリカ人の女性とそのイタリア人の彼、それとコートジボワールの男性が容疑者として逮捕され、大騒ぎになった事件をモチーフにしてるらしいんよ。

初監督作品の『Go Now』を観て以来、大好きな監督さんではあるんやけど、これほど前評判の悪かった作品は、これまでなかったかもなぁ(苦笑)

それでも、やっぱり気になってまうわけで、世間の意見は気にせず、レンタルした作品の感想は..................................?!

天使が消えた街 / The Face Of An Angel   ★★★☆☆   (2014年)

監督:マイケル・ウィンターボトム
出演:ダニエル・ブリュール、ケイト・ベッキンセイル、カーラ・デルヴィーニュ、ヴァレリオ・マスタンドレア、エイヴァ・エイカース、ジェネヴィーヴ・ゴーント、サイ・ベネット、ジョン・ホプキンス、ピーター・サリヴァン、サラ・スチュワート、アンドレア・ティドナ、アリスター・ペトリ

イタリアのシエナで、イギリス人留学生の女の子が殺され、ルームメイトの女の子とその彼氏が容疑者として逮捕された。そんな事件を映画化しようとする男は、控訴審を傍聴するために街を訪れるのだが.................ってなドラマ?!

美人の容疑者に同情的な世論は無罪を支持し、紛糾する裁判の行方を調べながら、脚本を執筆するために街を訪れる男だったが、この作品で再起をかける彼はプレッシャーで筆が進まず.........ってなことで、犯罪サスペンスやミステリーというよりも、人間ドラマに近いのかもね。

実際の事件をモチーフにって聞くと、真相に迫る犯罪ドラマかって思うもんやから、そんな苦悩する男の話やって分かった時点で、オイオイってなるんやろなぁ(苦笑)

主演のダニエルくんの演技は、いつもどおりの安定やし、途中の意図不明な監督さんの脱線をのぞけば、ドラマとしてはそれほど悪くないとは思うんやけど、敢えてひとに薦めるかって言われると......................そこまでではないかもね?!

ちなみに、この作品で主人公とお友だちになる女の子を演じてるカーラ・デルヴィーニュっていうイギリス人の若手女優さん、今年から来年にかけて公開予定作品が目白押しで、かなり注目のひとらしい♪

2016年2月 9日 (火)

『東京無国籍少女』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品、ちょこっとDVDのパッケージにインパクトがあって、“驚愕のラスト15分”がどうしたこうしたって書かれてるのを見て、ちょっと興味がわいて手にしたってわけ。

監督の押井くんといえば、もともとアニメの製作で有名なひとで、日本のアニメ映画で初めてカンヌ映画祭のコンペティション部門に出展したとか、輝かしい功績を持ってるんよね。

でもって、そんな監督さんが実写映画でヒロインに抜擢した清野くんは、園 子温 監督の『TOKYO TRIBE』でキレキレのアクションを見せて、ちょっと話題になってた女優さんで、高校の部活動でアクションの指導を受けてたんやって。

というわけで、そんな作品の感想は........................?!

東京無国籍少女   ★★☆☆☆   (2015年)

監督:押井 守
出演:清野菜名、りりィ、金子ノブアキ、田中日奈子、吉永アユリ、花影香音

PTSDで心に深い傷を抱えた、美術系の高校に通う女の子は、体の不調に悩まされながらも、巨大なオブジェの製作に打ち込むことで、何とか日々をやり過ごしていたのだが.............ってな学園ドラマ??

学校生活に馴染めずに苦悩する女の子と、彼女に冷たくあたる同級生や担任の教師、どこか違和感のある話は衝撃のラストへ...........ってなことなんやろうけど、う~ん、オモロイかどうかと聞かれると、なんか違う気がするんよね(苦笑)

主演の清野くんをフィーチャーしてってのが目的なんやろうから、その意味では間違ってはないんやと思いつつ、どうでもエエような“衝撃”に、あまり感じるものはなかったかな。

確かに、見事な匍匐前進と回し蹴りを決めるヒロインってのは、見どころなのかもしれんけど.................ね?!(笑)

2016年2月 8日 (月)

『MI5:世界を敵にしたスパイ』

今日は、イギリスのBBCが製作するスパイもののTV映画のシリーズ第3弾を、ご紹介♪

この“MI5”シリーズ、スパイものと言っても、えらい地味やし、主演のビル・ナイおじさんが日本で大人気ってことも考えにくいし、たぶん誰も気にせんのやろうと思ったら、意外と稀に検索してくれるひとがいてるんよね。

第1作目の『MI5:消された機密ファイル』で組織と対決し、続く『MI5:灼熱のコンスパイラシー』ではカリブの島で首相のスキャンダルを暴き、そしてついに対決へ................ってなことで、いつのまにか夢中になってる自分がおったりして(笑)

というわけで、そんな作品の感想は...............................?!

MI5:世界を敵にしたスパイ / Salting The Battlefield   ★★★☆☆   (2014年)

監督:デヴィッド・ヘア
出演:ビル・ナイ、ヘレナ・ボナム=カーター、レイフ・ファインズ、ユエン・ブレムナー、ルパート・グレイヴス、フェリシティ・ジョーンズ、ジュディ・デイヴィス、サスキア・リーヴス、リアン・ベスト、ダニエル・ライアン

カリブの島から逃げた元イギリス諜報部の分析官の男と、彼の元部下の女は、ヨーロッパを転々としながら、諜報部の追跡から逃げていたが、首相の不正を暴くためにイギリスに戻る決意をし...............ってなスパイ・サスペンスの第3弾?!

ビルおじさんとヘレナおばちゃんが、仲間の助けを借りながら首相役のレイフおじさんに勝負を挑む、そんな政治の裏側をスリリングに描いてるんよ。

スパイ・ドラマでありながら、政治の駆け引きなんかも挟み込んであって、グイグイと話しに引きこんでくるあたり、さすがの“BBCクオリティ”やわ。

でもって、今回のビルおじさんも、またこれまで以上に渋いんよ。しかも、少し色恋やら父親っぷりやらでキャラをよりバラエティ豊かに作り上げてて、楽しませてくれるんよなぁ。

必ずしも勧善懲悪な結末ではないものの、そこがかえってリアリティがあって、エエんかもしれんね。なかなかのシリーズやったよ?!

2016年2月 7日 (日)

『残穢【ざんえ】 -住んではいけない部屋-』

今日は、劇場で公開中の作品のなかから、ホラー系の邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品、不動産物件にまつわる話なんやけど、“不動産”と言えば、最近、妙に大東建託の“いい部屋ネット”のCMが気になってて、センターのキュートな女の子は“岡山の奇跡”って言われてるらしく、何気に他の4人もエエんよね....................って、まったくこの映画と関係のない話やった(笑)

ちなみに、この映画の原作は山本周五郎賞を受賞した小説らしく、本を読んだひとの話を聞くと、なかなかオモロイらしい。映画を観る前に読もうかとも思ったんやけど............まぁ、エエかってね。

しかし、出演してる橋本 愛が竹内結子と一緒にやってた109シネマでの宣伝でのビミョーな髪型、きっと作品を観れば理由が分かるんやろうと思ったんやけど.................ナゾすぎる(苦笑)

というわけで、そんな作品の感想は....................?!

残穢【ざんえ】 -住んではいけない部屋-   ★★★☆☆   (2015年)

監督:中村義洋
出演:竹内結子、橋本 愛、滝藤賢一、佐々木蔵之介、坂口健太郎、不破万作、上田耕一、成田 凌、山下容莉枝、吉澤 健

雑誌で読者の体験談の投稿を使った怪談話を連載している小説家は、ひとりの女子大生から住んでいるマンションで起こる怪奇現象について手紙をもらう。以前に同じマンションの別の住人からも投稿があったことに気づき、その場所を調べるのだが................ってなホラー?!

不気味な物音と前の住人の死、そして別の住人の部屋でも怪奇現象が続き、いろいろと調べを進めてみると、思わぬ過去が................ってな感じで話が展開していくんよ。

単に幽霊が出てきて恐怖を煽るってのではなく、謎解きのような要素を絡めてるあたりは、なるほどオモロイ話かなぁとは思ったかな。

でも、賃貸暮らしが長いものからすると、前の住人が.....................なんて言われると、ちょっとリアルに余計な想像をしてもうたりして、なんや後味が悪くなってもうた(苦笑)

ボチボチと豪華なキャストを集め、そこにホラーにぴったりの脇役さんたちを揃えて恐怖を演出するってところは、中村くんの流石な手腕なわけで、うまい具合に盛り上げてるなぁって思ったよ。

どちらかと言うと、ホラー好きをターゲットにしてるというよりは、普段あまりホラーを観ないひとにホラー・タッチのミステリーをって感じがして、そこらあたりが場合によっては中途半端に思えてまうかもしれんね?!

2016年2月 6日 (土)

『ブラック・スキャンダル』

今日は、劇場で公開中の作品のなかから、ジョニー・デップが主演の作品をひとつ、ご紹介♪

これ、実在の人物を描いてるらしく、ギャングとFBIと政治家が絡んだ、“アメリカ史上最悪の汚職事件”ってことらしいんよね。でもって、ついでに“ジョニー・デップ史上、最高の演技”ってことらしい(笑)

放送映画批評家協会賞やサテライト賞をはじめ、チョコチョコした賞でジョニーくんがノミネートされたりで、確かにその演技が評価をされてたみたいやね。

というわけで、そんな作品の感想は......................?!

ブラック・スキャンダル / Black Mass   ★★★☆☆   (2015年)

監督:スコット・クーパー
出演:ジョニー・デップ、ジョエル・エドガートン、ベネディクト・カンバーバッチ、ケヴィン・ベーコン、ダコタ・ジョンソン、ピーター・サースガード、アダム・スコット、ジュノー・テンプル、デヴィッド・ハーバー、ジェシー・プレモンス、ロリー・コクレイン

チンピラから成り上がり、ボストンのサウスサイドを仕切るマフィアの男と、有力な政治家である彼の弟の親友だったFBI捜査官。彼らは対立するイタリア系マフィアを壊滅させるために手を組むのだが........................ってな実話を基にしたギャングもの?!

裏切りを許さず、やるときは徹底的にやる、そんな少しイカレたマフィアの男は、あらゆるものを利用してのし上がろうとするが......................ってなことで、話としては、すでに出尽くした感のある内容で、衝撃の真実というほどの目新しさはなかったね。

主役を演じるジョニーくんは、なるほど気合い十分で悪役を演じてはいるんやけど、彼のイメージで刷り込まれてもうてるせいか、どう見ても“コスプレ感”が強すぎて、ちょっと個人的にはシラけてもうたよ(苦笑)

3人の競演が話題ではあるんやけど、どちらかと言うとジョニーくんとジョエルくんがメインを張ってるようで、カンバーバッチくんがイマイチ話に絡んでこないのも、少し期待してたのとは違ったかも。

それなりに楽しめなくもないんやけど、もっとスリリングな話が展開するのかと思っただけに、少し肩透かしやったかなぁ.........................?!

2016年2月 5日 (金)

『この国の空』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品の元ネタは、芥川賞を受賞したことのある高井有一っていう作家さんの小説らしく、その小説自体も谷崎潤一郎賞を受賞したらしいんよ。

監督をしてる荒井くんは、薬師丸ひろ子が主演した『Wの悲劇』の脚本を書いたひとらしく、最近でも菅田将暉くん主演の『共喰い』や池松壮亮くん主演の『海を感じる時』なんかの脚本も書いてて、どちらかと言うと脚本家として有名みたいやね。

というわけで、そんな作品の感想は.........................?!

この国の空   ★★★☆☆   (2015年)

監督:荒井晴彦
出演:二階堂ふみ、長谷川博己、工藤夕貴、石橋蓮司、富田靖子、奥田瑛二、利重 剛、上田耕一

終戦間近の東京で、母親と二人暮らしの女の子は、隣に住む年上の銀行員の世話をするうちに、次第に彼のことを意識するようになるのだが..................ってな、戦時中の庶民の暮らしとその中で芽生えた淡い恋心を描くってとこなんかな?!

妻子を疎開させ、ひとり暮らす男と、初めて男を好きになった若い女、そんな男女の微妙なキョリをってことなんやろうけど、う~ん、なんかスッキリとせんかった(苦笑)

空襲警報や配給、農村への買い出し、その頃の人たちの暮らしや不安な心情ってのは分かるんやけど、そこから“この国の空”っていうのがイマイチつながらんのよ。

でもって、主役の二階堂くん、演出に縛られてるのか、あまりにもギコチない演技すぎて、彼女の良さは出てないわ、終始、違和感がありまくるわで、ちょっと観てて辛くなってもうた(苦笑)

終わり方も、なんやよう分からん“気合い”を前面に出してもうて、どないしたいのやら...................?!

2016年2月 4日 (木)

『マーシュランド』

今日は、スペインで大ヒットしたらしい作品をひとつ、ご紹介♪

この作品、スペインのアカデミー賞にあたるゴヤ賞で17部門にノミネートされ、作品賞、監督賞、主演男優賞、脚本賞といった主要部門を含む10部門を受賞したらしいんよ。

そんな作品を作り出したアルベルト・ロドリゲス監督といえば、以前に紹介した『UNIT 7 ユニット7/麻薬取締第7班』って作品を監督してたんやけど、その作品もスペインでは評価されてたっぽかったんやけど、その時は主演のマリオ・カサスくん人気やろうって言いきってもうたんよ。

これほどの作品を作れる監督さんとは気づかず、なんや申し訳ないって反省しきりな気分やわ(苦笑)

というわけで、文句なしの、ほぼフルマークの5つでもエエかと思ったほどの作品の感想は........................?!

マーシュランド / La Isla Mnima   ★★★★   (2014年)

監督:アルベルト・ロドリゲス
出演:ラウール・アレバロ、ハビエル・グティエレス、ネレア・バロス、サルバ・レイナ、アントニオ・デ・ラ・トレ、マノロ・ソロ、ヘスス・カストロ

スペインの田舎町で起こった10代の姉妹の失踪事件を捜査するためにやって来た二人の刑事。なかなか糸口を見つけられないなか、少ない手がかりを頼りに、徐々に真相に迫っていくのだが...............ってな、スペイン発のサスペンスもの?!

いやぁ~、これは見事やわ。無駄のない洗練された映像と、澱みないストーリー、最初から最後まで、ずっとザワザワした落ち着かない感覚が続いて、グイグイと話にのめり込まされるんよ。

主演のふたりの微妙な距離感とそこから醸し出される緊張感、そんな独特な雰囲気のなかでスリリングに真相解明へのドラマが語られてるんよね。

本国スペインで大絶賛ってのも納得の珠玉のサスペンスは、ちょっと見逃すのは惜しい、そう素直に思わせる作品やったよ!?

2016年2月 3日 (水)

『ボヴァリー夫人とパン屋』

今日は、フランス映画をひとつ、ご紹介♪

監督のアンヌ・フォンテーヌってひとは、もともと女優としてキャリアをスタートさせたんやけど、次第に舞台の演出から監督業にキャリアを移行してきたひとで、ヴェネチア国際映画祭で脚本賞を受賞したこともあるんよね。

この作品でヒロインを演じるイギリス人女優のジェマ・アータートンといえば、ダニエル・クレイグ版007の2作目でボンド・ガールに抜擢されて、その後もメジャー作品で主役を務めてるひとなんよ。

というわけで、そんな作品の感想は.......................?!

ボヴァリー夫人とパン屋 / Gemma Bovery   ★★★☆☆   (2014年)

監督:アンヌ・フォンテーヌ
出演:ファブリス・ルキーニ、ジェマ・アータートン、ジェイソン・フレミング、ニールス・シュナイダー、イザベル・カンディエ、ピップ・トレンス、メル・レイド、エディット・スコブ、パスカル・アルビロ

フランス・ノルマンディにある町でパン屋を営む男は、向かいの家にボヴァリーという名のイギリス人の夫妻が越してきたことで、小説の主人公と若い奥さんが重なってしまい、気になって仕方がないのだが................ってなコメディ調のドラマ?!

平凡な日常に突然に現れた魅力的な女性、そして妄想と現実が重なり、事態は思わぬ方向に.............ってなことで、小説「ボヴァリー夫人」をネタにしながら、暴走ぎみなオヤジをシュールなユーモアでってところがアイデアやったね。

こういう空回り系の演技をさせると、ファブリスおじさんは上手くハマるんよなぁ。そんなオヤジを虜にする若妻役のジェマくんは、お色気担当なわけやけど、こんなセクシー路線やったとは、正直ちょっと意外やったよ(笑)

コメディといっても、そこはフレンチだけに爆笑するようなものではないんやけど、この少しズレた感じのユーモアってのは、エスプリが利いてるってことなんやろね?!

2016年2月 2日 (火)

『ローリング』

今日は、ちょっとインディーズ系(?)の邦画をひとつ、ご紹介♪

監督の冨永くんといえば、オダギリジョーと香椎由宇が共演した『パビリオン山椒魚』や染谷くんの演技が絶賛された(?)『パンドラの匣』、浅野忠信が主演した『乱暴と待機』といった、ちょっと個性的な作品を作ってるひとなんよ。

三浦くんといえば、ご存じのとおり友和&百恵の子どもなわけやけど、すでに“親の七光り”というレベルを超えた役者になってきた感じはあるよね。

そんな三浦くんの相手役を務めてる柳くん、5歳くらいからCM出演してたらしく、25歳にして芸歴が相当長いんやって。以前に紹介した『チチを撮りに』って作品に出てて、印象的な演技をしてたんやけど..................セクシー路線でやってるとは..............(苦笑)

というわけで、そんな作品の感想は.......................?!

ローリング   ★★★☆☆   (2015年)

監督:冨永昌敬
出演:三浦貴大、川瀬陽太、柳 英里紗、松浦祐也、井端珠里、杉山ひこひこ、森 レイ子、橋野純平、磯部泰宏

女子更衣室を盗撮したことでクビになった元教師の男は、しばらく東京で暮らしていたが、若い女を連れて水戸に戻って来た。元教え子の男は、同級生の女子に慰謝料を迫られる元教師を助ける一方で、男の女を寝取るのだが...............ってな.............シュールなコメディ??

どうにもダメ人間の男と、そんな彼の女に惚れた教え子、そして盗撮映像が原因で思わぬ事態に...............ってな感じで、どこかズレた話が展開するんよ。

オープニングの映像を見たときは、これまでにない新しいモノが観れそうで、正直、ちょっと期待したんやけど...................ね(苦笑)

なんか、終始、グタグタなB級ノリで、最後に上手くヒネリを加えて、話をまるく(?)まとめ上げたって印象やったかな。まぁ、シュールな話は、監督 兼 脚本の冨永くんの個性が出てるってことなんやろうけど.............作品としてはボチボチってとこやったね?!

2016年2月 1日 (月)

『戦場からのラブレター』

今日は、劇場で未公開の作品のなかから、イギリスの映画をひとつ、ご紹介♪

この作品は、実際に戦争に看護師として従軍したヴェラ・ブリテンという女性作家が自らの体験を綴った自叙伝が原作になってるんやって。

でもって、注目はというと、なんと言っても主役のアリシア・ヴィカンダー(アリシア・ヴィキャンデル)っていうスウェーデンの女優さんなんよ。

以前に紹介した、『アンナ・カレーニナ』で主演のキーラ・ナイトレイ以上に目立ち、マッツ・ミケルセンと共演した『ロイヤル・アフェア 愛と欲望の王宮』では、華麗にキュートな王妃を演じてて、個人的にハゲしく押してたんやけど、どうやら完全にブレイクしそうな気配やね(笑)

ちょっと前にやってた『コードネーム U.N.C.L.E.』でもヒロイン役を演じてて、3月に公開予定のエディ・レッドメイン主演の『リリーのすべて』の演技で、アカデミー賞の助演女優賞にノミネートされたんよ(パチ パチ♪)

というわけで、そんな彼女の演技を堪能できる作品の感想は.........................?!

戦場からのラブレター / Testament Of Youth   ★★★☆☆   (2014年)

監督:ジェームズ・ケント
出演:アリシア・ヴィカンダー、キット・ハリントン、タロン・エガートン、ヘイリー・アトウェル、ドミニク・ウェスト、ミランダ・リチャードソン、エミリー・ワトソン、アレクサンドラ・ローチ、アンナ・チャンセラー、コリン・モーガン

第一次大戦が始まろうという頃のイギリスで、大学で勉強して作家になることを夢見る女の子は、家に遊びに来た弟の友人のひとりに心惹かれる。彼と一緒にオックスフォード大学に通うはずが、戦争が始まってしまい...........ってな、時代に翻弄されたひとりの女性の生き様を描いたドラマ?!

国のために、そう意気込んで戦地に向かう男たち、それを見送りながら、じっとしてられずに看護師として働く彼女だったが.........ってな感じで、ちょっと切ない話が展開するんよ。

恋人として、姉として、友人として、戦争によって大切なものを失う苦しみのなかで、問われる戦争の意義、その答えばズシリと胸に刺さるんよなぁ。

イギリス映画だけに、派手さはなく、しかも重めのテーマを扱ってるもんやから、少し観る者を選ぶ作品かもしれんね。

それにしても................アリシア嬢が知的で情熱的で、凜とした女性を力強く演じてるんよ。そんな姿がカッコ良すぎて.................彼女、本物かもしれんね...........少なくとも自分はそう信じて応援するわ?!(笑)

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