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2016年3月 7日 (月)

『人生はローリングストーン』

今日は、劇場未公開の作品のなかからひとつ、ご紹介♪

実はこの作品に出てくるデヴィッド・フォスター・ウォレスという作家は実在のひとらしく、そんでもって原作を書いてるデヴィッド・リプスキーってひとは、ローリングストーン誌のライターで、彼がウォレスの出版サイン会ツアーに同行した際の話を書いた回想録が、この作品の元ネタになってるんやって。

ウォレスってひとは、“ポストモダン文学の旗手”と呼ばれて、90年代を中心に評価されてたらしいんやけど、残念ながら自ら命を絶ってもうたらしい。

あまり日本では知られてない(?)作家さんの話だけに、日本では作品自体がスルーになってるわけやけど、アメリカではそれなりに注目されたみたいで、インデペンデント・スピリット賞なんかでも主演男優賞にノミネートされたりしたみたいやね。

というわけで、そんな伝記ものの感想は.........................?!

人生はローリングストーン / The End Of The Tour   ★★★☆☆   (2015年)

監督:ジェームズ・ポンソルト
出演:ジェシー・アイゼンバーグ、ジェイソン・シーゲル、ジョーン・キューザック、アンナ・クラムスキー、ミッキー・サムナー、メイミー・ガマー、ベッキー・アン・ベイカー、ロン・リヴィングソトン

売れない作家の男は、雑誌「ローリングストーン」で記事を書いていて、ある日、注目されている新進気鋭の作家への密着取材をすることになるのだが...............ってなことで、天才作家の素顔に迫る“旅”の行き着く先を描いたドラマ?!

作品を読んで興味を持った男のもとを訪ね、一緒に生活をしながらインタビューをする、そんな中で売れっ子作家の実像に迫りながら、関係を築く様を描くってなとこなんやろね。

田舎の町で独りで暮らす、ちょっと頑固で内気な作家を演じるシーゲルくんの、普段のコメディ役者としての“笑い”を捨てた演技ってのがポイントなんかな。

インタビューする側とされる側、そんな男ふたりの距離感ってのが話の中心になるわけやけど、交される会話に面白味を感じるかどうか(実在の作家の実像に興味があるか)が作品の評価になるんかもなぁ。

個人的には、悪くはないと思いつつも、ウォレスの作品をよう知らんだけに、ピンとこないものもあって、なんとなく物足りなさが残ったかも?!

それにしても、話の内容をどこぞの棚の上に置いて、ローリングストーン誌のレポーターがインタビューするっていう設定だけをとって、“人生はローリングストーン”って邦題を打ってまう“大胆さ”には、もはや失笑を越えて、ある種の感動すら覚えてまうよなぁ...............?!(苦笑)

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