『ヴィンセントが教えてくれたこと』
今日は、レンタルがはじまったばかりのビル・マーレイの作品をひとつ、ご紹介♪
今年の夏は、あの『ゴーストバスターズ』がリメイク上映されるらしく、あの作品が出世作やったビルおじさんも、ちゃっかり出演が決まってるんやって。
ビル・マーレイってひとは、個性的な演技で評価されてきたひとで、その独特のテイストを醸し出す演技は、他の役者にはないものがあるんよなぁ。この作品でもゴールデン・グローブ男優賞にノミネートされたらしく、貴重な個性派俳優やなぁって思うんよ。
というわけで、そんなビルおじさんが活躍する(?)作品の感想は....................?!
ヴィンセントが教えてくれたこと / St. Vincent ★★★☆☆ (2014年)
監督:セオドア・メルフィ
出演:ビル・マーレイ、ジェイデン・リーバハー、メリッサ・マッカーシー、ナオミ・ワッツ、テレンス・ハワード、クリス・オダウド、キンバリー・クイン、アン・ダウド、ネイサン・コードリー、ドナ・ミッチェル、レニー・ヴェニート
酒好き、女好き、ギャンブル好きのどうしようもない中年オヤジは、ひょんなことから隣に引っ越してきた母子家庭の小学生の男の子の子守をすることに.............ってなドラマ?!
新しい環境に慣れない男の子を、学校帰りに競馬場に連れて行き、バーで酒を飲み、年齢お構いなく連れ回すオヤジだったが.........ってなことで、ふたりの“友情”を描くってとこなんかな。
これ、なんといってもビルおじさんの演技がポイントで、絶妙な脱力感からくる“ヤサグレ”具合がたまらんのです。意外なところで、あまりコメディ系作品での印象がないナオミくんが、まさかのロシア人娼婦役ってのも悪くなかったね。
そんでもって、話の盛り上げ方がなかなかで、単なるチープなコメディ調の“バディ映画”で終わることなく、ウルウルくる感じで上手く盛り上げてるところがナイスやったよ。
チョイワルおやじの人生ドラマは、爽やかな友情ドラマに仕上がってて、個人的には結構、お気に入りやったかも?!
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