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2016年4月 7日 (木)

『追憶と、踊りながら』

今日は、イギリス映画をひとつ、ご紹介♪

この作品が長編デビューらしいホン・カウ監督は、カンボジアのプノンペン生まれで、現在はイギリスに住んでるひとらしく、イギリス期待の若手監督ってことになってるらしい。

デビュー作ながら、サンダンス映画祭でオープニングを飾り、賞を受賞したみたいで、イギリスでも賞にノミネートされて、注目を浴びたんやって。

主役のベン・ウィショーは、最近ではダニエル・クレイグの007シリーズで“Q”の役をやったり、今年のアカデミー賞にもノミネートされた『リリーのすべて』にも出演してたりで、こちらもイギリス期待の若手俳優ってことらしい。

そんなわけで、作品の感想は................................?!

追憶と、踊りながら / Lilting   ★★★☆☆   (2014年)

監督:ホン・カウ
出演:ベン・ウィショー、チェン・ペイペイ、アンドリュー・レオン、ナオミ・クリスティ、ピーター・ボウルズ、モーヴェン・クリスティ

ロンドンにある老人の介護施設で暮らすカンボジア系中国人の老女の楽しみは、たまに会いにくる息子だったが、ある日、交通事故で亡くなってしまう。そんな彼の“恋人”だったイギリス人の青年は、彼女のことが気になり、友人と偽って、いろいろと世話を焼くのだが.................ってなドラマ?!

英語を話すこともできず、思い出のなかの息子と語り合いながら、孤独に生きる女性と、同性愛者であることを隠して、彼女のために通訳を世話する青年、そんなふたりの関係を軸に、失ったものから立ち直ろうとする人々の様子をってとこなんかな。

この作品、淡く静かな流れのなかで、拭い去れない悲しみを抱えて生きる、歳の離れたふたりの心情や関係を繊細に映してるんよ。

一方は母親として、もう一方は恋人として、それぞれに失った愛の存在と、かすかな希望を求めてぶつかり合うってところが、なかなか印象的やった。

何か強烈なインパクトを残すような作品ではないんやけど、じんわりと沁みてくる、そんな良質なドラマやったね?!

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