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2016年5月

2016年5月31日 (火)

『みちていく』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品、“TAMA NEW WAVE コンペティション”なるイベントでグランプリを受賞したらしく、監督さんは立教大学の学生さんで、卒業制作として製作したものなんやって。

そんなわけで、出てる役者さんたちも、ほとんど無名なひとばかりみたいなんやけど、その中で気になった山田由梨ってひと、少し検索してみると、どうやら自分で劇団(贅沢貧乏)を主宰して、脚本書いて演出して、出演してるらしい。

というわけで、そんな作品の感想は.......................?!

みちていく   ★★★☆☆   (2014年)

監督:竹内里紗
出演:飛田桃子、山田由梨、鶴田理紗、西平せれな、崎田莉永、山口佐紀子、篠原友紀、宮内勇輝、泉水美和子、小野孝弘

女子高の陸上部の短距離エースの女の子と、部員から煙たがられる部長、それぞれが悩みながら過ごすひと夏の出来事を綴る、青春ドラマ?!

あまり自分から意見を言うことのない女の子は、年上の恋人に体を噛んでもらうことで心の平穏を得ていたが、そんな秘密を話した相手は、部をまとめられずに悩む部長の女の子だった..............ってなことで、漠然とした不安を抱えて日々を過ごす女子高生たちの“心の揺れ”をってとこなんかな。

全体的に間延びしたドラマのなかで、お世辞にも演技ができるとは言えない若い出演者を使って、10代のリアルな日常を切り取りたいってことやったんやろうけど、う~ん、もうひとつキレを感じられへんのよね(苦笑)

注目といえば、主人公を演じてる女の子よりも、その相方を演じてる山田くんの方が気になったかな................まぁ、単にビジュアルの個人的な好みの問題なんやけど(笑)

作品自体が“青田買い”的な要素が強いんやろうと思うんで、そこらあたりを割り切って鑑賞できれば................ってところなんかもね?!

2016年5月30日 (月)

『フレンチ・コネクション -史上最強の麻薬戦争-』

今日は、劇場で未公開の作品のなかから、フランス映画をひとつ、ご紹介♪

このタイトルを聞くと、ジーン・ハックマンがアカデミー賞の主演男優賞を受賞し、作品賞や監督賞も獲った『フレンチ・コネクション』って名作を思い出すやんね。

マルセイユとニューヨークを結ぶ麻薬密売ルートのことを“フレンチ・コネクション”って言ってたらしんやけど、ちょうどジーン・ハックマンの作品がアメリカでの麻薬撲滅捜査を描いてて、こちらはマルセイユ側の話になってるんよ。

フランスで今、旬な役者をふたり、主役に据えた作品は、フランスのアカデミー賞にあたるセザール賞では美術賞と衣装デザイン賞の2部門でのノミネートやったらしい。

というわけで、そんな作品の感想は............................?!

フレンチ・コネクション -史上最強の麻薬戦争- / La French   ★★★☆☆   (2014年)

監督:セドリック・ヒメネス
出演:ジャン・デュジャルダン、ジル・ルルーシュ、ブノワ・マジメル、セリーヌ・サレット、メラニー・ドゥーテ、ピエール・ロペス、エリック・コラド、ブルーノ・トデスキーニ

70年代のマルセイユは、マフィアが麻薬の取引で勢力を強めていたが、警察は捜査の手がかりもつかめず、野放し状態だった。新任の判事は、麻薬により命を落とす若者の姿に心を痛め、組織の壊滅を誓うのだが....................ってな犯罪ドラマ?!

下っ端から一斉に検挙し、組織のボスに迫っていくが、必要な証拠が掴めず............ってなことで、強大な犯罪組織に戦いを挑む男の執念をってとこなんかな。

対峙するジャンくんとジルくんの主演ふたりの絡みは、なかなかスリリングで見応えがあったね。ただ、この手のマフィアとの攻防を描いた作品ってのは数多くあるわけで、そんななかで“特別なモノ”ってほどのインパクトは、残念ながらなかったかもなぁ。

結局のところ、主演ふたりの存在感だけで、話の盛り上がりはもう一息って感じかもね......................?!

2016年5月29日 (日)

『HK/変態仮面 アブノーマル・クライシス』

今日は、劇場で公開中の作品のなかから、とってもアホな邦画をひとつ、ご紹介♪

1作目の『HK/変態仮面』が公開されたときは、このタイトルでこの内容は、あまりにもキワものすぎて、まさかヒットするとは思いもせんかったやんね(笑)

それが、こうして同じキャストが集結して、さらにアホさとエロをパワーアップして帰ってくるとは.................やっぱり時代は“エロ”なのかもしれんなぁ...................なんてことを思いつつ、小躍りして(?)、公開初日にシネコンに向ったってわけ。

ということで、そんな作品の感想は..........................?!

HK/変態仮面 アブノーマル・クライシス   ★★★★☆   (2016年)

監督:福田雄一
出演:鈴木亮平、清水富美加、柳楽優弥、ムロツヨシ、安田 顕、新井浩文、やべきょうすけ、勝矢、片瀬那奈、池田成志、水崎綾女、皆川猿時

大好きな彼女のパンティを被り、悪を倒した男も大学生に。“正義の変態”として困った人たちを助けていたが、恋人からは普通になって欲しいと言われ、苦悩するのだが.................ってな、“変態”が大活躍(?)するヒーロー・コメディの続編?!

変態仮面として戦うのか、それとも大好きな彼女のために普通の男になるのか、そんなカタルシス溢れる(?)葛藤のなか、世の中では女性の下着が何者かに奪われるという事件が多発し.................ってことで、今回も“過ぎる”くらいにアホさとエロを前面に出しながら、ある意味“真面目(?)に”悪と戦うヒーローをってね(笑)

いやぁ、ホンマにアホも遠慮なく突き進めば、ある種の感動を覚えるもんなんやねぇ..............なんて、ことを言ってみたりして。

お馴染みの面々が、例によって強烈なキャラで暴れまくるなかで、清水くんの癒されキャラに心を洗われつつ(?)、今回、新たにメンバーに加わった柳楽くんが、実に楽しそうにアホを演じてるところが新鮮やったよ(笑)

例によって男の変態心とヒーローへの憧れ、尽きないエロを見事に笑いに昇華して作られたドラマは、冷静に見れば“救いようのないくらい、どーしょーもないアホ”の一言で済んでまうんやけど、ここまで吹っ切られると“それは、それで............”ってね。

個人的には“お気に入り”に追加ってことで.............まぁ、とても万人におススメできるようなものではないんやけど...........?!(苦笑)

2016年5月28日 (土)

『悪党に粛清を』

今日は、ちょっと異色の作品をひとつ、ご紹介♪

これ、なにが異色かっていうと、そもそも最近サッパリ作られなくなった(?)西部劇やってことと、それをハリウッドやなくて、デンマークの監督さんが作ってるんよ。

この監督さん、過去の作品でシェークスピアの「リア王」を砂漠で演じた『キング・イズ・アライヴ』って個性的な作品を作ってた人なんよね。

主役を務めるマッツ・ミケルセンといえば、最近は007で悪役を演じたりして、ハリウッド大作なんかにも出演してて、すっかりヨーロッパを代表する役者になったんよなぁ。

というわけで、そんな作品の感想は......................?!

悪党に粛清を / The Salvation   ★★★☆☆   (2015年)

監督:クリスチャン・レヴリング
出演:マッツ・ミケルセン、ジェフリー・ディーン・モーガン、エヴァ・グリーン、ミカエル・パーシュブラント、ジョナサン・プライス、ダグラス・ヘンシュオール、エリック・カントナ、アレクサンダー・アーノルド、ナナ・オーランド・ファブリシャス

祖国を離れ、アメリカに渡った男は、妻と息子を呼び寄せ再会を果たすも、駅馬車で乗り合わせた男たちに最愛の家族を殺されてしまう。犯人を追いかけ殺すが、彼らは町を仕切る一味のボスの弟と部下で.................ってな西部劇?!

銃で町を支配する男は、弟殺しの犯人を探しだそうと必死になり、家族を失った男は、そんな相手と対峙しなければならず..............ってなことで、ガチガチのバトルをってね。

いやぁ~、マッツおじさん、相変わらずの渋さで、苦み走った表情と、寡黙な雰囲気が荒野で苦悩する役柄に絶妙に合ってるんよ(笑)

非ハリウッドの西部劇ってことで、異色ではあるんやろうけど、作品の作りとしては実にオーソドックスで典型的なかつての西部劇になってて、どこか懐かしさを感じてもうたかな。

ちょっと残念やったのは、最後の終わり方に少し安直さを感じてもうたんよね.................。

“魂の救済”と題した西部劇は、シンプルなストーリーと主人公の存在感で、最近さっぱり流行らないジャンルに敢えて挑戦した価値は、十分にあったんと違うかな?!

2016年5月27日 (金)

『世界から猫が消えたなら』

今日は、劇場で公開中の作品のなかから、邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品、公開前からガンガンと予告をやってて、CMなんかでは、モニター上映かなにかで観たひとたちの“今年一番泣きました”みたいなコメントが連発されてるのを目にする一方で、Yahooのコメント欄ではコテンパンに叩かれてたんよね。

監督をしてる永井くんといえば、前作の『ジャッジ!』が広告業界のウラ側をコミカルに描いてて、なかなかのコメディセンスやと思って、今作も期待したんやけどなぁ.................。

というわけで、そんな作品の感想は...........................?!

世界から猫が消えたなら   ★★★☆☆   (2016年)

監督:永井 聡
出演:佐藤 健、宮﨑あおい、濱田 岳、石井杏奈、奥野瑛太、原田美枝子、奥田瑛二

郵 便局で配達の仕事をしている男は、ある日、病院で脳腫瘍でいつ死んでもおかしくない状況だと宣告される。そんな彼の前に、自分と同じ顔をした男が現れ、世 の中から何か1つを消すのと引き換えに、1日余命が延びると言われるのだが.............ってなドラマ?!

電話に時計、映画...........何かが消えるたびに自分のなかの思い出も形を変えていき、大切なひとたちとの関係も............ってなことで、“死”を突きつけられた男がたどる人生振り返りドラマってとこなんかな。

別れてしまった恋人、旅先での出会い、親しい友人、そして疎遠になった家族、自分が生きてきた人生と出会った人たちとの時間を思い出しながら、生きることと死ぬことを考えるってことなんやけど、う~ん、正直ちょっと“かったるい”感じかもね(苦笑)

それなりに感情に訴えかけるようなエピソードを挟みつつ、出会いと別れのドラマをってのは分かるんやけど、佐藤くんのグタグタの演技をまったりと見せられると、作り手が狙ってると思われるほどの“感動”ってのは伝わってこんかった。

それでも、自分もこの歳になって、ひとりで生きてると、同じように“自分の生きた証し”やとか、“自分が居なくなったら誰か悲しんでくれるんやろか”って、考えんでもないんやけどね.............?!(苦笑)

2016年5月26日 (木)

『ラブストーリーズ エリナーの愛情』

今日は、昨日、紹介した『ラブストーリーズ コナーの涙』と対を成す作品をひとつ、ご紹介♪

一組の夫婦の出来事を夫側からと妻側から描いてるわけやけど、実は、シリーズものとして(?)『The Disappearance of Eleanor Rigby: Them』ってのも作られてて、この2作とは別に、翌年にアメリカで公開されてるらしい。

ひとつのネタで3倍稼ごうとするその戦略、なかなか侮れんやないですか(笑)

詳細なことは分からんのやけど、どうやら夫編と妻編を編集したものをあわせて、通常のひとつの映画にしたものみたいで、特に目新しいものはないのかもしれんね。

というわけで、妻側の言い分を..........................?!

ラブストーリーズ エリナーの愛情 / The Disappearance of Eleanor Rigby: Her   ★★★☆☆   (2013年)

監督:ネッド・ベンソン
出演:ジェシカ・チャスティン、ジェームズ・マカヴォイ、ヴィオラ・デイヴィス、イザベル・ユペール、ウィリアム・ハート、ジェス・ワイクスラー、ワイアット・ラルフ、キャサリン・ウォーターストン、ニナ・アリアンダ、ライアン・エッゴールド

結婚して7年、かつて愛した夫との別れを決意した妻は、実家に戻り、心の整理をして前に進もうと苦悩するのだが................ってな夫婦ドラマ?!

ある出来事をキッカケに、夫とふたりでいることに耐えられなくなり、夫婦であることから逃げてしまった妻は、見失った人生を見つけようとするのだが.............ってな感じで、同じ時間軸を妻側から見たドラマをってね。

夫編で語られなかった出来事や、幸せな回想シーンなんかで、彼女の胸のなかの苦しみと迷いを描きってことなんやろうけど、思ったほど心情が伝わってこんのよ。

2作続けて観ると、同じシーンでセリフやシチュエーションがビミョーに違ってたりして、どうもスッキリせんのよなぁ。まぁ、そんなわけやから、同じセリフを言ってるのに字幕が違うなんてことは、おそらくとるに足らないことなんやろうとは思うんやけど.................(苦笑)

同じ時間軸を異なる立場の視点からドラマを作るってのは、確かにアイデアとしては興味深いんやけど、細部の作りの甘さを見てまうと、ちょっと作り手の本気度に疑問を感じてまうんよなぁ...............?!

そもそもヒロイン役に興味が持てないっていう主観的すぎる好みの基準が、作品を評価するにあったての一番の問題なのかもしれんけど................(笑)

2016年5月25日 (水)

『ラブストーリーズ コナーの涙』

今日は、ちょっと異色の恋愛ドラマをひとつ、ご紹介♪

この作品、明日、紹介する予定の『ラブストーリーズ エリナーの愛情』と1セットで、ある一組の夫婦の関係を、夫側と妻側から別々に描いてるってことで、ありそうでなかった手法ってのもあって、ちょっと話題になってたんよね。

観る側にしてみれば、片方だけで終わりにできるかって言われると、セットである以上は気になってまうわけで、そういう意味では、かなりの確率でひとつ観たひとはもうひとつもってことになると思うと、商売としては悪くないわな(笑)

同じ男として、まずはダンナの言い分をってことで、そんな作品の感想は......................?!

ラブストーリーズ コナーの涙 / The Disappearance of Eleanor Rigby: Him   ★★★☆☆   (2013年)

監督:ネッド・ベンソン
出演:ジェームズ・マカヴォイ、ジェシカ・チャステイン、ビル・ヘイダー、キアラン・ハインズ、ニナ・アリアンダ、ヴィオラ・デイヴィス、ジェレミー・シェイモス、イザベル・ユペール、ブレンダン・ドナルドソン

結婚して7年、愛する妻となんとか上手くやってると信じていた夫だが、ある日、突然、妻からもう一緒には暮らせないと告げられる。納得のいかない夫は、戸惑い、なんとか妻の気持ちを知ろうとするのだが................ってな夫婦ドラマ?!

かつて仲の良かった夫婦が、ある出来事をキッカケに心が離れていく、そんな様を夫の立場から描いてるのがこの作品なんよ。

一組のカップルの心情をそれぞれの立場で描く夫編ってことなんやけど、同じ男目線で観て共感するかって聞かれると、そもそものところでジェシカくんに魅力を感じないために、ちょっとビミョーな気分になってもうた(苦笑)

“別れ”が重要な一部を占めるだけに、マイナス雰囲気たっぷりの話になるのは分かるんやけど、思ってた以上にメリハリがなく、少し“かったるさ”が勝ってもうてる感じやったかなぁ............。

いろいろと相手を気遣ってるつもりが、結局は独りよがりになってて、相手には伝わってない、そんな男の身勝手さみたいなものは、確かにそうなんかもなぁとは思ったんやけどね。

2016年5月24日 (火)

『家族ごっこ』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品の監督をしてる内田英治ってひとは、インディーズ映画界で注目されてるらしく、前作の『グレイトフルデッド』って作品は、イギリスのレインダンス映画祭なんかでも上映されたらしいんよ。

もうひとりの木下半太ってひとは、もともと小説家らしく、内野聖陽と佐津川愛美が共演した『悪夢のエレベーター』の原作を書いたひとなんやって。そういえば斎藤 工も出演しとったっけ。

ちなみに、この作品、製作が大手芸能プロダクションで、どうやら所属の新木優子や我妻三輪子、岡本あずさってひとあたりをプッシュしたいんやろなぁって思うんやけどね。

というわけで、そんな作品の感想は............................?!

家族ごっこ   ★★★☆☆   (2015年)

監督:内田英治、木下半太
出演:斎藤 工、小木茂光、霧島れいか、柄本時生、筒井真理子、鶴田真由、木下ほうか、新木優子、森本のぶ、小山田 将、宮地眞理子、斉藤結女、小林 豊、谷 桃子、桑原麻紀、我妻三輪子、岡本あずさ、櫻木 百、早川知子、小橋宏美、仁科あい、尾藤亜衣、影山樹生弥、平岡亜紀、でんでん、矢部太郎、しいなえいひ、伊藤沙莉、渡辺奈緒子、曽我部洋士、高川裕也

強制的に偽装家族を演じる4人、通夜の席で父親がキリスト教徒になっていたことを知る家族、遺産をめぐり揉める6人の愛人、胸にコンプレックスを抱く4人姉妹、父親の年金が頼りの家族の決断等、ちょっと風変わりな5つの“家族”にまつわる話を描いたオムニバス形式のドラマ?!

5つの完結した短いドラマを二人の監督さんが撮ってるんやけど、この中では、ビミョーなはしゃぎ具合を見せてくれる鶴田くんの主演作「佐藤家の通夜」ってのが良かったかも。

全体的にシュールさを前面に出して、少しズレたおもしろさで勝負しようとしてるみたいなんやけど、コンセプトとしては統一感があって、悪くなかったかな。

製作が某大手芸能プロダクション絡みだけに、売り込みツールのひとつになってるところは、まぁ、しゃぁないやろね?!

2016年5月23日 (月)

『グランド・ジョー』

今日は、ニコラス・ケイジの主演作をひとつ、ご紹介♪

この作品、WoWoWで放映されたあとに、“未体験ゾーンの映画たち”っていう企画ものイベントで上映されてたらしいんよ。

作品自体は、ヴェネチア映画祭で特別賞を受賞して、タイ・シェリダンっていう若手の俳優さんが新人俳優賞(マルチェロ・マストロヤンニ賞)を受賞したんやって。

このタイ・シェリダンは、テレンス・マリック監督の『ツリー・オブ・ライフ』で息子役をやってて、マシュー・マコノヒーと共演した『MUD マッド』では、なかなか繊細な演技を見せてくれてたんよね。

というわけで、そんな作品の感想は.............................?!

グランド・ジョー / Joe   ★★☆☆☆   (2013年)

監督:デヴィッド・ゴードン・グリーン
出演:ニコラス・ケイジ、タイ・シェリダン、エイドリアン・ミシュラー、ゲイリー・プールター、ロニー・ジーン・ブレビンス

森林作業員をする男は、仕事が欲しいとやって来た15歳の少年を雇うことに。彼の父親はアル中で、家族に暴力を振るっていたのだが..............ってなドラマ?!

母親と妹のために一生懸命に頑張る少年を、男は自分の息子のようにかわいがるが、そんな彼には“過去”があり..............ってなことで、ニコラスおじさんが、ひたすらシリアスにってね。

全体的に抑えたトーンで、少年の人間関係と主人公の人間関係をからめながら、濃厚なドラマをってことなんやろうけど、なんや“ありがち”な展開に、湿っぽい話がダラダラと続く感じで、疲れた体で観てると、途中でウンザリしてもうたよ(苦笑)

どうやらワシントン・ポスト曰く、「ニコラス・ケイジの最高傑作」ってことらしいんやけど、これまで“ハゲの大将”ことニコラスくんを追いかけてきた(?)者からすると、それはないやろうってツッコミを入れてもうたね。

しかし、原題が“ジョー”で邦題がそれに“グランド”が付いてるんやけど................どこらあたりに“グランド”感が出てたんやろか??(笑)

2016年5月22日 (日)

『64-ロクヨン-前編』

今日は、劇場で公開中の作品のなかから、邦画の大作ものをひとつ、ご紹介♪

最近、通勤で日本の小説(単行本)を読むのが個人的なブーム(?)で、横山秀夫といえば『半落ち』が映画、小説ともに感動してもうたこともあって、この「64(ロクヨン)」も先に原作を読んだんよね。

原作の主人公は、どちらかというとイケメンやなくて、武骨なデカっていうイメージやったのを誰が演じるかってところやったんやけど、まぁ、演技力って観点からすると佐藤浩市って選択は、いい人選やったんと違うかな。

というわけで、重厚な原作の世界をどこまで描けるか、注目して鑑賞した作品の感想は.....................?!

64-ロクヨン-前編   ★★★☆☆   (2016年)

監督:瀬々敬久
出演:佐藤浩市、綾野 剛、榮倉奈々、永瀬正敏、三浦友和、瑛太、坂口健太郎、夏川結衣、鶴田真由、金井勇太、赤井英和、菅田 俊、筒井道隆、吉岡秀隆、窪田正孝、滝藤賢一、菅原大吉、仲村トオル、椎名桔平、奥田瑛二、小澤征悦、黒川芽以、菜葉菜、宇野祥平、嶋田久作

たった7日間で終わった昭和64年に起こった少女誘拐殺人事件。事件は解決しないまま、時効まであと1年という時に、警察庁長官が視察を行うことに。県警の広報官として、遺族への慰問を調整するように命じられた男は、被害者の父親に会いに行くのだが...................ってなドラマ?!

ひとつの未解決事件を背景にしながら、警察内部の対立、マスコミとの軋轢、家族の苦悩といったドラマを重厚なテイストでってとこなんやろね。

豪華なキャスティングに、主役が佐藤くんってことだけで、安心感があるわけやけど、原作を既読の者からすると、映画の限られた尺という事情はあるにせよ、ちょっと描き方が雑で、何も知らずに観たひとには、分かりにくいんと違うかなぁって思ったよ。

主人公を中心に、警察官として、父親として、夫として、様々な悔いや苦しみを背負ってってところに深い人間ドラマがある話なんやけど、あまりにもハショった切り取り方で、そこまでのキャラクターの心情は出てなかった気がする。

せっかくの見せ場も、その背景が理解できんかったら、あまりにも唐突すぎて、かえって違和感しか残らんもんね(苦笑)

とりあえず、後半戦も参戦する予定ではるんやけど、正直、ちょっと監督さんの能力の限界を感じてもうたかもなぁ................?!

2016年5月21日 (土)

『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』

今日は、劇場で公開中の作品のなかから、オール・スターのアクションものをひとつ、ご紹介♪

ちょっと前に日本で公開された『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』で、DCコミック側がついにお抱えヒーローの集結に着手したのに対抗して、このタイミングでの新作ドロップってことなんかな。

まぁ、バットマンとスーパーマンがガチで戦うなら、キャプテン・アメリカとアイアンマンのバトルで勝負するかってなところで、ついでにマーベルの人気キャラも集めて“ヒーローてんこ盛りや”ってところが半端ないわな(笑)

ちなみに、この作品でスパイダーマンとして出演のトム・ホランドくん、どうやら来年の公開予定で作られてるスパイダーマンの何度目かの焼き直し作品で、主役を務める流れらしい。でもって、どうやらアイアンマンもその作品に顔出し予定なんやって。

というわけで、そんな作品の感想は........................?!

シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ / Captain America: Civil War   ★★★☆☆   (2016年)

監督:アンソニー・ルッソ、ジョー・ルッソ
出演:クリス・エヴァンス、ロバート・ダウニー・Jr、アンソニー・マッキー、スカーレット・ヨハンソン、セバスチャン・スタン、ドン・チードル、チャドウィック・ボーズマン、ジェレミー・レナー、エリザベス・オルセン、ポール・ベタニー、トム・ホランド、ポール・ラッド、フランク・グリロ、ウィリアム・ハート、ダニエル・ブリュール、エミリー・ヴァンキャンプ、マーティン・フリーマン、マリサ・トメイ、ホープ・デイヴィス

世界平和のために悪と戦ってきた“アベンジャーズ”だったが、その一方で戦いのなかで犠牲者が多く出てしまい、その超人的な力を危険視する動きが出てきた。その活動を監視すべきという意見が出るなか、アベンジャーズのなかでも意見の対立が................ってなヒーロー・アクションもの?!

国連の監視下に入ることに同意するアイアンマンことトニー・スタークたちと、独自路線を貫くことを主張するキャプテン・アメリカとその仲間、議論が平行線をたどるなか、キャプテン・アメリカの親友がテロの首謀者として指名手配され................ってなことで、さながらアベンジャーズの紅白戦の様相で..............??(笑)

派手なアクションで、オールスター・キャストを集結させて、大騒ぎするってことで、いかにもハリウッドのヒーロー・アクションの王道を行くってところなんやろなぁ。

タイトルに“キャプテン・アメリカ”って付いてる割には、話の軸が“アベンジャーズ”にあるようで、ほとんど“キャプテン・アメリカ感”ってのはなかったね(苦笑)

まぁ、娯楽作品としては勢いもあって、マーベル・コミックのファンにとっては堪らんのやろうけど、個人的には、それほど感じるものはなかったかなぁ................?!

2016年5月20日 (金)

『先生と迷い猫』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

なんか、今、えらい“猫ブーム”なんやってね。でもって、2兆円とも言われる市場規模を、安倍ちゃんの“アベノミクス”をもじって“ネコノミクス”って言うらしい..............(笑)

確かに、ここ最近、猫がタイトルに入った映画が増えてる気がするし、通勤途中にある広場では、そこに住んでる(?)猫を朝から鑑賞してる(??)サラリーマンの姿があったりして、流行りものには疎いハゲおやじでも、なんとなくブームの気配を感じてるんよ。

というわけで、『太陽』って作品では昭和天皇を演じてた、あのイッセー尾形が猫とからむ映画ってことで、そんな作品の感想は....................?!(笑)

先生と迷い猫   ★★★☆☆   (2015年)

監督:深川栄洋
出演:イッセー尾形、岸本加世子、染谷将太、北乃きい、ピエール瀧、もたいまさこ、佐々木すみ江、カンニング竹山、嶋田久作、久保田紗友

学校で校長をやっていた男は、定年退職して、ひとり暮らしをしていた。そんな彼の家には、亡くなった妻がかわいがっていた野良猫が入り込んでくるのだが、猫を見るたびに妻を思い出すのがつらい彼は、その猫を追い出すのだが..................ってなドラマ?!

偏屈で変わり者の男は、友達もなく、孤独に生きていたが、一匹の猫との関係から、次第に彼の心境にも変化が生じ...............ってな感じで、ホノボノ系を狙ってるんかな。

原作は知らないんで、キャラ的にどうってのは分からないんやけど、映画のなかのこの役のテイストはイッセーおじさんならではやと思う。

ただ.............せっかくの演技ではあるんやけど、作品としてどうかって言われると、そこまで盛り上がるものもなく、個人的にはこの手のイッセーおじさんを使いこなしてないのを“イッセー尾形の無駄遣い”って表現してるんよ。

猫とひとの触れ合いで町のひとたちがつながり、変わっていく、そんな話は猫好きにはエエんやろなぁ..............でも、オレ、犬派なんよ................?!(笑)

2016年5月19日 (木)

『ハンガー・ゲーム FINAL:レボリューション』

今日は、シリーズものの最後の作品をひとつ、ご紹介♪

『ハンガー・ゲーム』で理不尽な殺人ゲームに巻き込まれる少女の戦いを描き、『ハンガー・ゲーム2』で再び戦いの場に放り込まれ、前作『ハンガー・ゲーム FINAL:レジスタンス』で反乱軍の一員として戦う、そんなシリーズもようやくラストにってね。

もともとが若者向けのアクション小説(?)ってことで、そこに切ない恋愛ドラマや権力への抵抗といった青春ドラマの要素を盛り込みつつ、女の子の成長をってな感じで、本国アメリカではかなりの人気やったらしい。

主演のジェニファー・ローレンスが、その間、アカデミー賞の主演女優賞を受賞するまでに人気になったこともあり、いろいろと注目されてたのは事実かな。

というわけで、そんなドラマの最後の感想は..........................?!

ハンガー・ゲーム FINAL:レボリューション / The Hunger Games: Mockingjay - Part 2   ★★★☆☆   (2015年)

監督:フランシス・ローレンス
出演:ジェニファー・ローレンス、ジョシュ・ハッチャーソン、リアム・ヘムズワース、ドナルド・サザーランド、フィリップ・シーモア・ホフマン、ジュリアン・ムーア、ウディ・ハレルソン、エリザベス・バンクス、ジェフリー・ライト、サム・クラフリン、ジェナ・マローン、ナタリー・ドーマー、スタンリー・トゥッチ、ウィロウ・シールズ

政府軍を追いつめた反乱軍は、ついに首都キャピトルに攻め入ることに。今や反乱軍の象徴となった少女は、宿敵である大統領を自分の手で始末しようとするのだが.................ってな、シリーズの最終章?!

ゲームの勝者から反乱軍の象徴に........戦いに苦悩しながらも敵を倒すために武器を手にするが、多くの犠牲に心を痛め.............ってなことで、平和な世の中を目指す戦いが最終局面を迎えるんよ。

相変わらず“ダイ・ハード”に突っ走るジェニファーくんに感情移入することもできず、とりあえず成り行きを眺めてたんやけど、いろいろと見せ場を作ってっていう気持ちは分かるものの、ちょっと“ヤリすぎ感”がなぁ................(苦笑)

ガチャガチャしすぎのドラマのなかで、ウディおじさんや、これが公開順でいくと最後の作品になるフィリップおじさんの演技を観るとホッとできるところが救いやった。

まぁ、アクション映画としては、展開も悪くなく、ボチボチ楽しめるんやろうし、長丁場のシリーズも無事に終了ってことで、これはこれで良しってことなんかもね?!

2016年5月18日 (水)

『皆殺しのバラッド メキシコ麻薬戦争の光と闇』

今日はドキュメンタリー映画をひとつ、ご紹介♪

この作品、サンダンス映画祭のドキュメンタリー部門に出展されてたらしく、ベルリン国際映画祭でも上映され、ドキュメンタリー国際協会賞なるところで最優秀音楽賞を受賞したんやって。

監督をしてるシャウル・シュワルツってひとは、もともと報道写真家で有名みたいで、TIMEやナショナル・ジオグラフィックといった雑誌に写真が掲載されてるらしい。

というわけで、そんな作品の感想は............................?!

皆殺しのバラッド メキシコ麻薬戦争の光と闇 / Narco Cultura   ★★★☆☆   (2013年)

監督:シャウル・シュワルツ
出演:リチ・ソト、エドガー・キンテロ

麻薬カルテルの権力争いと政府との対立から、アメリカとの国境に位置するフアレスの街は戦場となっている。そんな危険な現場で命がけで働く警察官と、アメリカに住み、密売人たちを英雄視した歌で人気になる男を対比しながら描くドキュメンタリー?!

殺人が日常になってしまっている街で、報復の危険に曝されながら、それでも職務を全うしようと頑張る警察官と、争いの元凶となっているカルテルを礼讃するミュージシャン、そんなふたりを描きながらメキシコ社会に影を落とす悲惨な現実を見つめるってことなんかな。

なんかね、多発する殺人事件に警察も手が足らず、ほとんどがマトモに捜査すらされず、無法行為が止まない現実の悲惨さに驚いてもうたよ。

罪もないひとが殺される、そんな状況がある一方で、国境を越えると音楽界の新たなブームとして、カルテルの人間が反権力の闘士として“もてはやされ”、人気になるってのが、なんとも皮肉やよなぁ.........。

それにしても、“皆殺しのバラッド”ってな仰々しいタイトルにしたことで、結果的に作品の内容と乖離した雰囲気を伝えてもうて、マイナスになってるような気がするんやけど............(苦笑)

2016年5月17日 (火)

『あん』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品、ドリアン助川こと明川哲也のロングセラーになってる小説を映画化したものらしく、明川さんは河瀬監督の『朱花(はねず)の月』って作品に、役者として出演したことがあるんよね。

主演のひとり、樹木おばちゃんは、この演技で日本アカデミー賞の主演女優賞にノミネートされたんやけど、まぁ、“日本アカデミー賞の価値”ってのにもともと懐疑的なわけやけど、この演技はやっぱりスゴイなぁって思ったよ。

そんな樹木さん、共演の内田伽羅って子が本木雅弘と内田也哉子の娘で、孫にあたるわけで、この作品への出演を自分から誘ったらしい。ちなみに、どうでもエエ気もするけど、内田裕也の孫でもあるんよね(笑)

というわけで、そんな

あん   ★★★☆☆   (2015年)

監督:河瀬直美
出演:永瀬正敏、樹木希林、内田伽羅、浅田美代子、水野美紀、市原悦子、太賀、竹内海羽、高橋咲樹、村田優吏愛、兼松若人

ワケあって“どら焼き屋”の店長をやってる男の店に、ある日、バイトをさせて欲しいとひとりの老女がやって来る。一度は断ったものの、自分で作って来た粒あんが美味しく、一緒に働くことに................ってなドラマ?!

過去をひきずって働く男と、ちょっと風変わりな老女、自家製の粒あんのおかげで人気が出るが、彼女にもまた悲しい過去が...............ってなことで、少し切ない人間ドラマが展開するんよ。

どこか“うらぶれた”感のある寡黙な男を演じる永瀬くんの控えめな演技も良かったんやけど、なんといっても希林さんやろなぁ。ちょっと素っ頓狂なおばあちゃんぶりを見せながら、時折、キャラの心の奥底をさりげなくのぞかせる、そんな大雑把なようで繊細な演技ってのが、このドラマの中心にドッカリとあるんよ。

まぁ、お孫さんの演技は、まだまだこれからって感じやったんやけど、こうやって背中を見ながら成長できるとエエよね。

作品としては、最後にちょっと違和感があったんやけど、それでも、味わいのある、なかなかのドラマやったね?!

2016年5月16日 (月)

『黒の魂』

今日は、劇場で未公開の作品のなかからイタリア映画をひとつ、ご紹介♪

これ、未公開作品ながら、ヴェネチア映画祭では金獅子賞はノミネートどまりやったものの、アカデミー賞にあたるダヴィド・ディ・ドナテッロ賞で作品賞、監督賞をはじめ9部門を制したらしく、本国イタリアではえらい評価されたんやって。

長編3作目となる監督のムンズィくんは、長編デビュー作ですでにヴェネチア映画祭で賞をもらっていて、イタリアでは注目のひとやったんかもね。

というわけで、そんな作品の感想は..........................?!

黒の魂 / Anime Nere   ★★★☆☆   (2014年)

監督:フランチェスコ・ムンズィ
出演:マルコ・レオナルディ、ファブリツィオ・フェラカーネ、ペピーノ・マッツォッタ、ジュゼッペ・フーモ、アンナ・フェルッツォ、バルボラ・ボブローヴァ、パスカル・ロメオ

長男は故郷の山で山羊や農業で生計をたて、弟ふたりは麻薬の売買で稼ぐ、そんな“ファミリー”。長男の息子は、堅気の父親よりも叔父たちに憧れ、問題ばかり起こすのだが.............ってな、イタリアのマフィアを描いたドラマ?!

争いを好まず、静かに暮らす男だったが、他の組織との争いに次第に巻き込まれてゆき..................ってなことで、イタリアのマフィアの仁義なき戦いを............ってのを期待してたら、意外とオトナシめやったよ(苦笑)

派手なドンパチで、殺るか殺られるかっていう緊迫の抗争を想像してたんやけど、出てくるのは山羊の血くらいで、ヨーロッパ映画らしく、どちらかというと心理描写に重きを置いてるのかも。

そんな、全体的にちょっと想像と違った趣のドラマの結末は、「そうなんかぁ.......」って思いつつ、まぁ、確かに少し想定外やったものの、そういうのもアリなんかなぁ.........って感じやったね?!

2016年5月15日 (日)

『ちはやふる -下の句-』

今日は、劇場で公開中の作品のなかから、話題の(?)邦画の後編をひとつ、ご紹介♪

いやぁ~、まさか“かるた”でここまで胸を熱くさせられるとは、っていう意外性もあって、スッカリ夢中になってもうた『ちはやふる -上の句-』の後半戦が上映ってことで、イソイソと劇場に向ったわけよ。

劇場内は、どうやらイケメンの若手俳優が目当てらしい若い女子のハイテンションな会話が響くなか、連休に特に予定もないハゲおやじは、少し肩身の狭い思いをしつつも、ちょっと期待に胸を膨らませながら、席に着いたんよね。

というわけで、そんな作品の感想は............................?!

ちはやふる -下の句-   ★★★☆☆   (2016年)

監督:小泉徳宏
出演:広瀬すず、野村周平、真剣 祐、矢本悠馬、上白石萌音、森永悠希、國村 隼、松岡茉優、松田美由紀、清水尋也

全国大会への切符を手にした競技かるた部だったが、主人公の女の子は団体戦よりも、同じ高校生でクィーンのタイトルを持つ高校生との対戦のことで頭がいっぱいで、大会を前にチームはバラバラで.................ってな青春かるたの後編?!

かるたを辞めると言いだした幼なじみの心をつなぎ止めるためにも、強敵を倒したいと思う一方で、仲間とのキョリができてしまい...............ってな感じで、今回もモロモロ問題を抱えながら、それでも友情を武器に頑張る高校生たちを描いてるんよ。

相変わらず広瀬くんのキラキラした瞳をフィーチャーして、熱いドラマを展開されると、年のいったハゲおやじでも、気分だけは青春ど真ん中になってまうやんか!(笑)

ライバル役の松岡くんのツンデレぶりも様になってて、前半以上の盛り上がりをって思ったんやけど、後半戦はどうも一気に迫ってくるものがなくて、少し中途半端な感じを受けてもうたかな。

それでも、若手の出演者をさりげなく支える國村おじさんの渋みが利いて、オヤジの涙腺も適度に刺激されて悪くはなかったんやけどね。

期待せずに観た前半と、期待しすぎた後半ってことでの評価ってことなんかもしれんけど、青春ドラマとしては上出来やし、トータルでは十分に合格点かもなぁ?!

2016年5月14日 (土)

『レヴェナント 蘇えりし者』

今日は、今年のアカデミー賞を賑わせた作品をひとつ、ご紹介♪

アカデミー賞で監督賞と撮影賞、そしてあのレオナルド・ディカプリオが初の主演男優賞を受賞したってことで、なんやイロイロと話題になってたのがこの作品なんよね。

監督のアレハンドロ・G・イニャリトゥくんは、昨年も『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』でも監督賞と脚本賞を受賞し、作品賞も受賞してたんで、2年連続のオスカー受賞ってことになったんよ。

デビュー作の『アモーレス・ぺロス』からハリウッドに進出した『21グラム』、カンヌ映画祭で監督賞を受賞した『バベル』、ハビエル・バルデムを主演にした『BIUTIFUL ビューティフル』と、常にオリジナルな感性で観客を魅了する監督さんは、ホンマに才能があるんやと思う。

というわけで、主演男優が目当てやなく、あくまでも監督さんの新作を楽しみにってことで鑑賞した作品の感想は........................?!(笑)

レヴェナント 蘇えりし者 / The Revenant   ★★★☆☆   (2015年)

監督:アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ
出演:レオナルド・ディカプリオ、トム・ハーディ、ドーナル・グリーソン、フォレスト・グッドラッグ、ウィル・ポーター、ドウェイン・ハワード、ポール・アンダーソン、ルーカス・ハース、ブレンダン・フレッチャー、クリストッフェル・ヨーネル、ロバート・モロニ―、ジョシュア・バーグ

毛皮を獲るために森の奥深くに入っていた一行は、先住民の襲撃を受け、多くの犠牲者を出しながらも、生き延びた数名は必死の思いで逃げることに。ガイド役を務める男は、途中で熊に襲われ瀕死の重傷となり、彼の息子と他2名が隊長の命により、彼の最後を看取ることになるのだが......................ってなサバイバル復讐劇?!

目の前で大切なものを奪われた男が、地を這いつくばって生き延び、ひたすら復讐に突き進む、そんな様を壮大なスケールでってとこなんかな。

映像的には、いくつかの実験的なシーンに疑問を感じながらも、さすがにイニャリトゥだけに印象的で繊細なカメラワークで観る側をグイグイと惹きつけてくれてた。

この作品でオスカーを手にしたプリオくんについては、すでにゴリゴリの先入観があるせいやって言われるかもしれんけど、例えば本人と分からないほどのトム・ハーディの演技と比べると、やっぱりプリオくんはプリオくんなわけで、正直、この程度でオスカーを受賞できたってのは...............ラッキーやったんと違うかな(苦笑)

途中で、ほとんどセリフを言う必要のないシチュエーションに持ち込んだところが、勝因やったのかもしれんね。でも、これだけ重厚な雰囲気のなかでも、相変わらず“薄っぺらい”んよなぁ............?!

約2時間半の長尺と、独特の作り方は、誰もが観て楽しめるというよりは、ちょっとクセがありすぎるかもしれんね.............きっと、プリオくんファンは楽しめるんやろうけど..............(笑)

2016年5月13日 (金)

『図書館戦争 THE LAST MISSION』

今日は、続きものの邦画をひとつ、ご紹介♪

一作目の『図書館戦争』が果たしてヒットしたのかどうかってのは、正直、よう分からんのやけど、まぁ、こうして同じメンバーで続編が作られたってことは、それなりの評価やったんやろね。

他のDVDを借りたときに目にした予告を見てて、主演ふたりの身長差がごっつい気になったんやけど、本編でそのあたりをネタにしてるところを見ると、某事務所的にもそこで笑いを取ってもOKやったらしい。

そんなどうでもエエことを気にしながら鑑賞した作品の感想は.......................?!

図書館戦争 THE LAST MISSION   ★★★☆☆   (2015年)

監督:佐藤信介
出演:岡田准一、榮倉奈々、田中 圭、栗山千明、福士蒼汰、松坂桃李、石坂浩二、橋本じゅん、西田尚美、螢 雪次朗、波岡一喜、手塚とおる、土屋太鳳、相島一之、児玉 清、デビット伊東

国家によるメディア統制に対抗するべく活動する図書隊だったが、検閲する側とのハゲしい衝突が繰り返されるのだが..............ってな、本をめぐる銃撃アクション??

強引な検閲に抵抗しながら、人々に本を伝えたい、そんな使命で戦う隊員たちだったが、ある本の展覧をめぐり、命がけの攻防が...............ってな感じで、戦争アクションが繰り広げられるんよ。

なかなか勢いのある展開で、観る側を飽きさせない工夫はされてたかな。でもって、圧倒的な権力側と戦うっていう、ある種の刹那で、判官びいき的心情を引き出すあたり、話として巧いと思うんよ。

アクション一辺倒にならず、コミカルな要素も入れてってところは悪くないんやけど、どう考えても頭がキレそうやない榮倉くんが必死に本を守るってところに、違和感があったりして.................(苦笑)

それに、まぁ、話の流れとしてしょうがないんやろうけど、50数名の隊員が撃たれても減らない、まるでゾンビ化したような感じとか、あまりにも都合が良すぎてもうて................。

娯楽作品としては、最低限の合格点を出してるとは思うんやけど、それ以上のもは正直ないかもなぁ..............?!

とりあえず“LAST”ってタイトルで言ってるくらいやから、これで終わりなんかな。と思わせつつ、海猿的に続く可能性も否定できんけどね..................(笑)

2016年5月12日 (木)

『イマジン』

今日は、ポルトガルを舞台にしたポーランド人監督の作品をひとつ、ご紹介♪

ワルシャワ出身の監督さんは、過去2作でポーランド映画賞で監督賞を2度受賞し、長編3作目のこの作品でも、作品賞や監督賞、脚本賞といった主要部門でノミネートされたんやって。

そんな作品でヒロインを演じてるアレクサンドラ・マリア・ララって女優さんは、ルーマニア生まれのドイツ育ちらしく、ブルーノ・ガンツがヒトラーを演じた『ヒトラー ~最後の12日間~』って作品での秘書役が有名やんね。

そんな作品の感想は.......................?!

イマジン / Imagine   ★★★★   (2012年)

監督:アンジェイ・ヤキモフスキ
出演:エドワード・ホッグ、アレクサンドラ・マリア・ララ、メルキオール・デロエ、フランシス・フラパト、ルイス・ルーカス、テレサ・マドルガ、パブロ・マルター、パトリシア・ピセイロ

ポルトガルのリスボンにある、視覚障害者のための診療所にやって来た、ひとりの男。目の見えない彼は、診療所の患者たちに音の反響で状況を認識する術を教えるトレーナーだったのだが.............ってなドラマ?!

盲目でありながら杖を使わずに歩く彼の型破りな指導を、診療所の医師は心配するのだが..........ってなことで、光のない世界で臆病に暮らす人たちを変えようと奮闘する男を描いてるんよ。

このドラマ、何か派手な展開があるわけやないんやけど、目で見えない世界を音や臭いで知ろうとする、そんな人たちの様子を上手く映像を使って表現してるんよね。

目が見えてることで、物事のすべてを見ているわけではない、そんなメッセージは、普段、いかに自分たちが身の回りのことに無頓着に生きてるかってことを思い知らされるようで、なんや新鮮な気持ちにさせられてもうた。

自分たちは、ひょっとすると視覚に頼りすぎていて、物事の本質に気づかずにいるのかもなぁ................?!

2016年5月11日 (水)

『コングレス未来学会議』

今日は、実写とアニメが融合した作品をひとつ、ご紹介♪

監督のアリ・フォルマンってひとは、自身の体験を基に作ったアニメ映画『戦場でワルツを』って作品でアカデミー賞の外国語映画賞にノミネートされ、ゴールデン・グローブやセザール賞を受賞したんよね。

主演のロビン・ライトといえば、個人的には昔から好きな女優さんで、ただ、どうも賞レースでは過小評価されてる気がするんよなぁ。容姿の美しさで外見だけが注目されてる感があるんやけど、実はいつも繊細な演技をしてて、そこがどうも正当に評価されてないんと違うかなぁって思うんよ。

というわけで、そんな作品の感想は..........................?!

コングレス未来学会議 / The Congress   ★★★☆☆   (2013年)

監督:アリ・フォルマン
出演:ロビン・ライト、ハーヴェイ・カイテル、サミ・ゲイル、ダニーヒューストン、コディ・スミット=マクフィー、ポール・ジアマッティ、マイケル・スタール=デヴィッド、(声の出演)ジョン・ハム

かつての人気女優も40代なかばになり、仕事が減ってきたなか、スキャンしたCGのもう一人の自分を作る代わりに、女優としての活動を禁止される、そんな契約を提示された彼女は、病気の息子のためにサインするのだが.............ってなSFもの?!

テクノロジーによって進化していく社会ってのを背景に、ひとりの女優をめぐる数奇な運命を描くってとこなんかな。

実写から突然にアニメに変えたりしながら未来を表現してみたりするあたり、この監督さんらしい個性的な世界観をもった作品になってたね。

ロビンくんという、確かな演技力のある女優さんをメインに据え、意外性のある(ちょっと分かりにくい?)ストーリーを、なかなか上手くまとめてたんと違うかな。

まぁ、ロビンくんがチープなSFアクションのヒロインを演じるなんて、普段の出演作では絶対に考えられない、そんなお茶目ぶりが見れるってのは貴重かも(笑)

作品として悪くはないんやけど、ちょっと個性的な作りだけに、必ずしも万人ウケはせんやろなぁ..........?!

それにしても、"Congress"で“会議”って意味なんやけど、この「“会議”未来学会議」っていう邦題、何か意味あるんやろか..................(苦笑)

2016年5月10日 (火)

『ホコリと幻想』

今日は、北海道出身の監督さんが北海道出身の役者を主演にして作った邦画をひとつ、ご紹介♪

TEAM NACSって北海道でエライ人気らしいんやけど、メンバーのひとり、大泉 洋は主演映画が次々と公開されて、すっかり人気者になってるやんね。

でもって、最近は安田 顕もTVドラマから映画まで、幅広く脇役として引っ張りだこの状態で、いつも個性的な演技を見せてくれてて、ちょっと何をしでかすかワクワクさせてくれる役者やと思う。

そんな二人に負けじと頑張ってるのが、この作品の主人公を演じてる戸次くんってことになるんかなぁ...............まぁ、きっとファンのひとからすると、すでに十分、人気なんやろうけど(笑)

というわけで、そんな作品の感想は.............................?!

ホコリと幻想   ★★★☆☆   (2014年)

監督:鈴木聖史
出演:戸次重幸、美波、遠藤 要、奥山佳恵、内田朝陽、あぢゃ、本田博太郎、重松 収、油井昌由樹、前田 健

久々に東京から故郷の旭川に戻って来た男は、市が企画するモニュメント製作を自分が作ると言いだし、同級生たちは彼を信じて応援することにするのだが............ってなお話?!

東京でクリエーターをしていたと言ってみたものの、なかなかアイデアがまとまらずに企画は遅々として進まず...........ってなことで、苦悩する男の姿をってところなんかな。

いやね、きっと、かつての仲間たちとの友情をネタにした感動モノなんやろうって勝手に想像してたんやけど..................まぁ、確かにそうする必要はないんやけど..............でもそれやったら、何がやりたかったんやろか??(苦笑)

男の意地とプライドって言われても、なんやスッキリせん話で、どうにも盛り上がらんかったなぁ。

確かに主演の戸次くんは熱演なんやろうけど、作品としてどうなのって言われたら、なんやビミョーな印象しか残らんかったね?!

2016年5月 9日 (月)

『ミニー・ゲッツの秘密』

今日は、劇場未公開の作品のなかからひとつ、ご紹介♪

監督のマリエル・ヘラーってひとは、もともと女優として活動してるらしく、これが長編初監督ってことらしいんやけど、この作品でサンダンス映画祭でノミネートされたり、インデペンデント・スピリット賞で賞をもらったりと、なかなか注目の若手女性監督ってことらしいんよ。

そんな作品に出演してるイケメン(?)ことアレキサンダー・スカルスガルドくんは、“スカルスガルド”って名前からも分かるとおり、強面のスウェーデン人の俳優ステラン・スカルスガルドの息子さんなんよね。

最近はハリウッドでも名前を売れてきて、今年の夏はついに“ターザン”としてメジャー作品の主役を演じるんやって。スウェーデン人のターザンやなんて........................お茶目な(笑)

というわけで、そんな作品の感想は............................?!

ミニー・ゲッツの秘密 / The Diary Of A Teenage Girl   ★★★☆☆   (2015年)

監督:マリエル・ヘラー
出演:ベル・パウリー、アレキサンダー・スカルスガルド、クリスティン・ウィグ、クリストファー・メローニ、マデリン・ウォーターズ、マルガリータ・レヴィエヴァ、オースティン・ライオン、ミランダ・ベイリー

性に対する好奇心が旺盛な15歳の女の子は、母親の彼氏を相手に初体験をすることに。性欲が抑えられない彼女は、年の離れた母親の彼との関係を続けながら、いろいろと体験することに...............ってな、10代の若者の“性”を赤裸々にってね?!

70年代のアメリカを舞台に、10代の女の子の持つ悩みや不安を話のベースにして、ちょっと自由奔放な生活をおくる主人公の日常をってとこなんかな。

これ、基本的には“ヤリたがり”の女の子を主人公にした“青春のエロ”がテーマなんやけど、主役がそれほどビジュアル重視やないところで、あまり生々しさがなく、ほとんどエロを感じないんよね。

70年代ファッションにこだわってみたり、ヒッピー感を出してみたりで、そんな時代の雰囲気を楽しむってのも観方としてはアリかもなぁ。

欲望にストレートに突き進む10代の若さと危うさ、様々な経験から少し“おとな”になっていく、そんなものを上手く捉えた作品は、なるほど、ある種の“青春映画”ってことなんかもね?!

2016年5月 8日 (日)

『アイアムアヒーロー』

今日は、劇場で公開中の作品のなかから、少し話題になってる(?)邦画をひとつ、ご紹介♪

予告編を見た時点で、かなりキワもの路線なんかなぁって思ったんやけど、妙な作品が話題になることで知られてる(?)シッチェス・カタロニア国際映画祭で観客賞を受賞したってことで、どんだけB級なんやろうって、心のどこかで妙な期待をする気持ちもあったんよ。

そんでもって、週末の興行収入が瞬間的に1位になったらしく、大泉くんがデカプリオに勝利宣言したとかしないとか...................まぁ、どっちも“銃を手に戦う映画”ってくくってまえば、案外、同じ土俵の上やったりして........................(笑)

というわけで、そんな作品の感想は..........................?!

アイアムアヒーロー   ★★★☆☆   (2015年)

監督:佐藤信介
出演:大泉 洋、有村架純、長澤まさみ、吉沢 悠、片瀬那奈、岡田義徳、マキタスポーツ、徳井 優、風間トオル、塚地武雅、片桐 仁

売れっ子の漫画家になるのが夢だが、現実はアシスタント、そんな冴えない男は、謎のウィルスに感染した恋人に襲われそうになり逃げだすが、気が付くと街は感染者で溢れ...............ってなコメディ調のホラー&アクション?!

感染者に噛まれると、次々と人格が変わり凶暴化し人を襲う、そんな状況のなか、男はたまたま出会った女子高生と一緒に逃げるのだが.................ってなことで、ゾンビが大暴れってね(笑)

いやね、主演が大泉くんってこともあって、てっきりコメディ強めでアホなホラー・パロディみたいな感じなのかと思ったら、結構、真剣にグロい描写にこだわってるところが意外で、新鮮やったかな。

有村くんのキュートさは、まぁ、期待どおりなわけやけど、思った以上に長澤くんの“男前な演技”ってのがツボやった。太ももの露出なくても、この路線ならイケるかも..................って、そんなゾンビバスターな役どころの作品ってないか(笑)

少し無理して笑いととりにいってるあたり、アザとさがあったりするんやけど、おふざけの一方で、真剣にゾンビ映画してるところは、案外、絶妙なバランスやったかも...............逆にそうすることで、あまりこの手のグロ系に慣れてないひとには、刺激的すぎるかもしれんけどね?!

おススメして気分が悪くなるひとが出るとアカンので、評価は控えめで..............。

2016年5月 7日 (土)

『リリーのすべて』

今日は、劇場で公開中の作品のなかから、今年のアカデミー賞を受賞した作品をひとつ、ご紹介♪

この作品、アリシア・ヴィキャンデル(アリシア・ヴィカンダー)がアカデミー賞で助演女優賞を受賞し、エディ・レッドメインが主演男優賞にノミネートされ、その他に美術賞や衣装デザイン賞にもノミネートされたんよ。

個人的には、ジョー・ライト監督の『アンナ・カレーニナ』って作品で、主演のキーラ・ナイトレイ以上に目立ってたアリシアくんが、こうしてアカデミー賞女優になったってのが、ごっつい嬉しい。

『戦場からのラブレター』って作品での演技でいずれは認められると感じたものの、正直、あと数年はかかるかなぁって思ってたんやけどね。

というわけで、そんな作品の感想は.........................?!

リリーのすべて / The Danish Girl   ★★★☆☆   (2015年)

監督:トム・フーパー
出演:エディ・レッドメイン、アリシア・ヴィキャンデル、アンバー・ハード、マティアス・スーナールツ、ベン・ウィショー、エイドリアン・シラー、セバスチャン・コッホ、エメラルド・フェネル

ともに画家である夫婦は、お互いを愛し、幸せな日々を送っていた。ある日、妻の描く肖像画のモデルの代役として、女性の衣服をまとった夫は、自分の中にいる別の自分に気づき................ってな、世界で初めて性適合手術を受けた実在の人物とその妻を描いたドラマ?!

最初はただのゲームのつもりだったのが、夫は“リリー”を別の人格として認め、それを知った妻はハゲしく戸惑うのだが...............ってなことで、別人になっていく夫の苦悩と、そんな相手を見守る妻の悲しみを描くってとこなんかな。

主役のエディくんは、確かに女装映えする風で、衣装を変えても声が男やろうっていうツッコミを入れつつも、徐々に変わっていく様子を気合いで演じる姿に感心してもうた。

でもって、この作品でアカデミー賞(助演女優賞)を受賞したアリシアくんは、個人的には彼女のベスト・パフォーマンスではなかったと思うんやけど、それでも鼻っ柱の強さで頑張ってたね............それに、なんと言ってもキュートすぎる............♪(笑)

1920年代という時代のなかで、本当の自分に気づき、大きな決断をする心情や、愛するひとの気持をどこまで受け止めるかっていう苦悩を描くってことで、難しいテーマを若い俳優を使ってやりきったことは評価できるんやけど、流れがアッサリしすぎるせいか、どうにも物足りなさと違和感が残ってもうたかな。

まぁ、少し期待しすぎたってことなのかもしれんけど、作品としてはもう一息...............自称アリシアくんファンとしては、とりあえず及第点?!

2016年5月 6日 (金)

『ヒロイン失格』

今日は、邦画のラブコメをひとつ、ご紹介♪

この作品、劇場で公開してたときに、えらい評判が良かったんよなぁ。イケメンを揃えて学園ものと言われると、なんとなく展開が読めるようで、結局、最後まで劇場に足が向かわんかったんよね。

ただ、主演の桐谷くんについては、前作の意表をつく女だけの戦隊ヒロインもの、『女子ーズ』でのコメディ演技が結構、ツボにはまってもうて、ひょっとして期待できるかもってことは思ったんやけど。

というわけで、そんな作品の感想は.........................?!

ヒロイン失格   ★★★☆☆   (2015年)

監督:英 勉
出演:桐谷美玲、山﨑賢人、坂口健太郎、我妻三輪子、福田彩乃、高橋メアリージュン、濱田マリ、竹内 力、中尾 彬、柳沢慎吾、六角精児

小学校からの付き合いで、幼なじみの彼とはいつしか恋仲になると信じて日々を過ごす女子高生だったが、同じクラスの地味な女の子に告白されて彼が彼女と付き合うことになり.............ってな青春純愛ドラマ??

10年間、ずっと側にいて想い続けていたのに、そんな大好きな彼が突然に誰かに奪われてパニックになるのだが.............ってなことで、なかなか弾けた恋愛コメディに仕上がってた。

劇画調の演出を駆使して、ポップに笑いを取りにくるあたりは、なかなか軽妙やったかな。でもって、主人公の桐谷くんは、完全にコメディに目覚めたみたいで、ナリフリ構わない突きぬけた演技はナイスやったよ。

前半と後半でテンポを変えてきて、恋バナでホロリ胸キュンにってのは分かるんやけど、ノリノリの前半からすると、グチグチやってる後半は、ちょっと“ハゲおやじ”にはカッタるかったかも(苦笑)

あと、主人公の周りでチョロチョロしてる女芸人が本気で鬱陶しくて、途中からウンザリしてもうたよ。

しかし、一途な女の子の恋の物語...............あぁ、ブザマでエエから、たったひとり、誰かの“ヒーロー”に、なりたいもんやなぁ.................そんな妄想をしてるオヤジがひとり................?!(笑)

2016年5月 5日 (木)

『マルガリータで乾杯を!』

今日は、インドの映画をひとつ、ご紹介♪

この作品、トロント国際映画祭で賞を獲ったり、アジア・フィルム・アワードで女優賞にノミネートされたりと、国際的に評価されたみたいなんよね。

ボリウッド映画といえば、歌って踊ってってのがイメージやったんやけど、最近はよりドラマ性を求めたものも作られてきたみたいで、今回の監督をしてる若手の女性監督とであるショナリくんのよように、時代は変わってきたのかも。

ちなみに、この作品で主役を務めてるカルキ・ケクランっていう女優さん、実は両親はフランス人らしいんやけど、70年代にヒッピーとしてインドに渡って、そこで出会って結婚し、生まれた子供が彼女なんやって。

というわけで、そんな作品の感想は....................?!

マルガリータで乾杯を! / Margarita, With A Straw   ★★★☆☆   (2014年)

監督:ショナリ・ボース
出演:カルキ・ケクラン、レーヴァティ、サヤーニー・グプター、マルハ―ル・クシュ―、ウィリアム・モーズリー、テンジン・ダラ、フセイン・ダラール、クルジート・シン

障害により車椅子生活の女の子は、大学でコンテストに出場するバンドのために作詞をしたり、充実した日々を過ごしていた。前向きな彼女は、奨学金でニューヨークの大学に編入することになり、母親と一緒に旅立つのだが..............ってなドラマ?!

母親に支えられながら、困難にめげることなく明るく頑張る彼女も年頃になり、様々な人たちとの出会いから、いろいろな経験をして大人として成長していく、そんな様を........ってなとこなんかな。

あまり表だって語られることのない障害者の恋や性、セクシャリティをテーマにするあたり、なかなかの意欲作やったね。

主人公を演じてるカルキくんは、時折、透明感のある表情を見せてくれてて、難しい役どころながら、なかなかの熱演やったよ。障害者を描くなかで、暗くなりすぎず、ボリウッド調の能天気にもならずに程よいトーンやったのは、彼女のおかげかもなぁ。

しかし、なんとなくイメージで母娘の関係をもっとプッシュしてくるものと思ったんやけど、意外とあっさりで、少し個人的には肩すかしやったかもね?!

2016年5月 4日 (水)

『ボーイ・ソプラノ ただひとつの歌声』

今日は、音楽ネタの映画をひとつ、ご紹介♪

少年合唱団をフォーチャーした映画というと、フランス映画で『コーラス』ってのがあって、アカデミー賞にもノミネートされたんやけど、なかなかの良作で、それと同じような“感動”をこの作品にも期待してもうたんよ。

監督のフランソワ・ジラールってひとは、音楽にまつわる作品がお好みらしく、これまでの過去作品をみると、グレン・グールドっていうカナダのピアニストを描いたものや、アカデミー賞の音楽賞を受賞した『レッド・バイオリン』といった作品を作ってるんよね。

というわけで、そんな作品の感想は.....................?!

ボーイ・ソプラノ ただひとつの歌声 / Boychoir   ★★★☆☆   (2014年)

監督:フランソワ・ジラール
出演:ギャレット・ウェアリング、ダスティン・ホフマン、キャシー・ベイツ、ケヴィン・マクヘイル、ジョシュ・ルーカス、デブラ・ウィンガー、エディ・イザード、ジョー・ウェスト、リヴァ―・アレクサンダー、ダンテ・ソリアーノ、エリカ・ピッチニーニ

母子家庭に育った少年は、ある日、アル中の母親が車で事故を起こし亡くなってしまう。葬式で初めて出会った父親は、隠し子の彼を少年合唱団の付属の学校に転入させるのだが................ってなドラマ?!

“声”という才能を持つ少年は、素行が悪く問題ばかりを起こしていたが、厳格な学校で学ぶうちに認められ..........ってなことで、合唱を通して成長する子供の様を描くってなとこなんやろね。

ダスティンおじさんやキャシーおばちゃんといったベテランを配しながら、主人公の少年を盛り上げつつってのは分かるんやけど、いかんせん、どっかで観たことがあるような話の展開で、新鮮味がなかったかなぁ........(苦笑)

学校で“学ぶ”ということを通して、不遇な幼少期を過ごした少年が、人生を学びながら成長していくってのは、美しい歌声もあって悪くはないんやけど、感動するかって言われると、少しインパクトに欠けた気がするね?!

2016年5月 3日 (火)

『ロマンス』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

タナダ監督といえば、『ふがいない僕は空を見た』って作品で、なかなか深い人間関係を描いてるところが良かったんやけど、前作の『四十九日のレシピ』ではもう一息で、ちょっと当たりハズレが大きいってのが個人的な印象なんよ。

そんな監督さんの新作の主役が、あの“国民的アイドルグループ(?)”出身で、大人気の朝ドラの最終週で“みごと”にハズしまくった、女優っぽいことをして稼ごうと頑張ってるひとやって言われると......................どうなのって思うやんか(笑)

こんなことを書くと、いろいろと言われそうなんで、ここらあたりにして、公開当時の評判は結構よかったらしい作品の感想を..................?!

ロマンス   ★★★☆☆   (2015年)

監督:タナダユキ
出演:大島優子、大倉孝二、西牟田 恵、野嵜好美、窪田正孝、中村靖日

電車の車内販売員の仕事をしている女は、箱根に向かう車内でつかまえた万引き男と、ひょんなことから一緒に母親探しをすることに.............ってなドラマ?!

疎遠だった母親からの手紙がキッカケで始まった家族での旅行の思い出の場所めぐり、戸惑う彼女に同行する男もワケありで...........ってなことで、見ず知らずの男女が、時間を共有し、それぞれに新たな一歩をってことなんやろね。

う~ん、なんやろ、これ。そんなに悪くないんやろうけど、どうも盛り上がらんのよ。感じとしては、どうでもエエようなTVドラマを映画として見せられてる気分で、何も伝わってくるものがないんよなぁ(苦笑)

まぁ、きっと、主演のふたりが好きやないっていう、オヤジの主観的要素が多大に影響してのことなんやろうけど、それにしても、なんやパッとせんかったね?!

この作品が“誰トク”なのか、そんなことをボーッと考えながら観とったよ(笑)

2016年5月 2日 (月)

『次は、心臓を狙う。』

今日は、劇場で未公開の作品のなかから、フランス映画をひとつ、ご紹介♪

この作品、フランスのアカデミー賞にあたるセザール賞で、主演男優賞と脚色賞にノミネートされたらしく、本国ではそれなりの評価を受けてたみたいやね。

監督のセドリックくんは、これが長編3作目らしく、本作も含めて、いずれも日本では劇場未公開ってことで、まだまだ無名ではあるんやけど、ひょっとすると今後ブレイク.............するかも?

主演のギョーム・カネくんは、監督として『唇を閉ざせ』って作品で、すでにセザール賞を受賞してて、演じ手としてもフランスを代表する役者で、10年以上前にマリオン・コティヤールと共演した『世界でいちばん不運で幸せな私』から注目してる者としては、ちょっと嬉しかったりして。

というわけで、そんな作品の感想は..........................?!

次は、心臓を狙う。 / La Prochaine Fois Je Viserai Le Coeur   ★★★☆☆   (2014年)

監督:セドリック・アンジェ
出演:ギョーム・カネ、アナ・ジラルド、パトリック・アザン、アルノー・アンリエ、ジャ=イヴ・ベルトルート、ドゥーグラス・アタル、アレクサンドル・カリエール、アルノー・アンリエ

憲兵として働く男には、実は連続婦女殺人という、誰にも知られてはならない、もうひとつの顔があった............ってな、実際の事件をモチーフに作られたドラマ?!

街の治安を守る立場にありながら、内なる衝動を抑えることができず、若い女ばかりを狙って、次々と自らの手を血で染めていく男、そんな殺人鬼の苦悩を描くってとこなんかな。

これ、内容が内容だけに、見どころは表と裏のふたつの顔を持つ主人公を演じるギョームくんの演技ってことになるんやけど、心のなかの“闇”を制御できずに暴走するってな役柄を、なかなか迫真の演技で演じとったね。

作品としては、どうしても陰鬱さが勝ってもうてて、それほどオモロイ内容やないし、主人公が執拗に殺しにこだわる理由や背景が伝わってこないために、どこか消化不良な印象が強かったかな?!

2016年5月 1日 (日)

『スポットライト 世紀のスクープ』

今日は、劇場で公開中の作品のなかから、今年のアカデミー賞を賑わせた作品をひとつ、ご紹介♪

この作品、今年のアカデミー賞の作品賞と脚本賞を受賞し、監督賞や助演男優賞、助演女優賞なんかにノミネートされたんよ。それ以外でも全米批評家協会賞なんかで作品賞を受賞したりして、賞レースの中心になった作品のひとつなんよね。

監督のトム・マッカーシーってひとは、どちらかと言うと脇役俳優として有名で、それでも監督2作目の『扉をたたく人』では、主演のリチャード・ジェンキンスがアカデミー賞の主演男優賞にノミネートされたりで、結構な評判やったね。

ちなみに、今作と同様の事件をネタにしたドキュメンタリー映画に『フロム・イーブル ~バチカンを震撼させた悪魔の神父』っていうのがあって、問題の本質を突いた見事な作品なんで、是非、試して欲しいんよ。

というわけで、そんな作品賞を受賞した作品の感想は..............................?!

スポットライト 世紀のスクープ / Spotlight   ★★★★   (2015年)

監督:トム・マッカーシー
出演:マーク・ラファロ、マイケル・キートン、レイチェル・マクアダムス、ブライアン・ダーシー・ジェームズ、リーヴ・シュレイバー、ジョン・スラッテリー、スタンリー・トゥッチ、ビリー・クラダップ、ジェイミー・シェリダン、ポール・ギルフォイル、モーリーン・キーラー、ローリー・ハイネマン、ニール・ハフ

新しい局長を迎えたボストン・グローブ紙は、以前に単発の記事として掲載した、カトリック教会の神父による児童虐待事件について、より詳細な調査をすることに.............ってな、実話を基にした社会派ドラマ?!

事件の裏側に教会組織の上層部による隠ぺい工作の痕跡を見つけ、記者たちは様々なルートをあたりながら真相に迫るのだが................ってなことで、スリリングなドラマが展開するんよ。

この作品、なんといってもキャスティングがハマりすぎてる。キートンおじさんの冷静さと熱さを持ったデスク役、正義感の塊のようなラファロくん、紅一点のレイチェルくんの程よい存在感、チームを支えるブライアンおじさんのスパイス、そこに少ない出番でピリッとリーヴくんが鋭いセリフを吐くあたり、見事なアンサンブルやったよ。

教会という強大なターゲットを相手に、どこかアンタッチャブルな雰囲気のなか、それでも真実を伝えようとする、そんなジャーナリズムの使命とそれに懸ける人たちのドラマは、グイグイと惹きつけるものがあって、見事やった。

いろいろと好みはあるかもしれんけど、印象的な音楽を効果的に使い、テンポよく描かれた“ジャーナリスト魂”は、十分に心に訴えるものがあったと思うんやけどね?!

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