『マルガリータで乾杯を!』
今日は、インドの映画をひとつ、ご紹介♪
この作品、トロント国際映画祭で賞を獲ったり、アジア・フィルム・アワードで女優賞にノミネートされたりと、国際的に評価されたみたいなんよね。
ボリウッド映画といえば、歌って踊ってってのがイメージやったんやけど、最近はよりドラマ性を求めたものも作られてきたみたいで、今回の監督をしてる若手の女性監督とであるショナリくんのよように、時代は変わってきたのかも。
ちなみに、この作品で主役を務めてるカルキ・ケクランっていう女優さん、実は両親はフランス人らしいんやけど、70年代にヒッピーとしてインドに渡って、そこで出会って結婚し、生まれた子供が彼女なんやって。
というわけで、そんな作品の感想は....................?!
マルガリータで乾杯を! / Margarita, With A Straw ★★★☆☆ (2014年)
監督:ショナリ・ボース
出演:カルキ・ケクラン、レーヴァティ、サヤーニー・グプター、マルハ―ル・クシュ―、ウィリアム・モーズリー、テンジン・ダラ、フセイン・ダラール、クルジート・シン
障害により車椅子生活の女の子は、大学でコンテストに出場するバンドのために作詞をしたり、充実した日々を過ごしていた。前向きな彼女は、奨学金でニューヨークの大学に編入することになり、母親と一緒に旅立つのだが..............ってなドラマ?!
母親に支えられながら、困難にめげることなく明るく頑張る彼女も年頃になり、様々な人たちとの出会いから、いろいろな経験をして大人として成長していく、そんな様を........ってなとこなんかな。
あまり表だって語られることのない障害者の恋や性、セクシャリティをテーマにするあたり、なかなかの意欲作やったね。
主人公を演じてるカルキくんは、時折、透明感のある表情を見せてくれてて、難しい役どころながら、なかなかの熱演やったよ。障害者を描くなかで、暗くなりすぎず、ボリウッド調の能天気にもならずに程よいトーンやったのは、彼女のおかげかもなぁ。
しかし、なんとなくイメージで母娘の関係をもっとプッシュしてくるものと思ったんやけど、意外とあっさりで、少し個人的には肩すかしやったかもね?!
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