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2016年5月17日 (火)

『あん』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品、ドリアン助川こと明川哲也のロングセラーになってる小説を映画化したものらしく、明川さんは河瀬監督の『朱花(はねず)の月』って作品に、役者として出演したことがあるんよね。

主演のひとり、樹木おばちゃんは、この演技で日本アカデミー賞の主演女優賞にノミネートされたんやけど、まぁ、“日本アカデミー賞の価値”ってのにもともと懐疑的なわけやけど、この演技はやっぱりスゴイなぁって思ったよ。

そんな樹木さん、共演の内田伽羅って子が本木雅弘と内田也哉子の娘で、孫にあたるわけで、この作品への出演を自分から誘ったらしい。ちなみに、どうでもエエ気もするけど、内田裕也の孫でもあるんよね(笑)

というわけで、そんな

あん   ★★★☆☆   (2015年)

監督:河瀬直美
出演:永瀬正敏、樹木希林、内田伽羅、浅田美代子、水野美紀、市原悦子、太賀、竹内海羽、高橋咲樹、村田優吏愛、兼松若人

ワケあって“どら焼き屋”の店長をやってる男の店に、ある日、バイトをさせて欲しいとひとりの老女がやって来る。一度は断ったものの、自分で作って来た粒あんが美味しく、一緒に働くことに................ってなドラマ?!

過去をひきずって働く男と、ちょっと風変わりな老女、自家製の粒あんのおかげで人気が出るが、彼女にもまた悲しい過去が...............ってなことで、少し切ない人間ドラマが展開するんよ。

どこか“うらぶれた”感のある寡黙な男を演じる永瀬くんの控えめな演技も良かったんやけど、なんといっても希林さんやろなぁ。ちょっと素っ頓狂なおばあちゃんぶりを見せながら、時折、キャラの心の奥底をさりげなくのぞかせる、そんな大雑把なようで繊細な演技ってのが、このドラマの中心にドッカリとあるんよ。

まぁ、お孫さんの演技は、まだまだこれからって感じやったんやけど、こうやって背中を見ながら成長できるとエエよね。

作品としては、最後にちょっと違和感があったんやけど、それでも、味わいのある、なかなかのドラマやったね?!

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