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2016年6月

2016年6月30日 (木)

『サバイバー』

今日は、アクションものをひとつ、ご紹介♪

この作品、他のをレンタルしたときに予告編で入ってたのを目にしたんやけど、主演がミラ・ジョヴォヴィッチって時点でどうにもB級な香りがプンプンとしながらも、ピアース・ブロスナンの睨み顔が気になってもうて、ついついレンタル屋で手にしてもうたんよね。

監督さんは、ナタリー・ポートマンが主演した『Vフォー・ヴェンデッタ』や韓国のRainが主演した『ニンジャ・アサシン』なんかでウォシャウスキー兄弟と組んで作品を作ってたひとで、そういう意味では、おそらくアクションにこだわりがあるんやろうと思う。

ちなみに今回、組んでる(製作)のは『クリード チャンプを継ぐ男』を製作してたアーウィン・ウィンクラー&チャールズ・ウィンクラーの親子なんよね。

というわけで、そんな作品の感想は.......................?!

サバイバー / Survivor   ★★★☆☆   (2015年)

監督:ジェームズ・マクティーグ
出演:ミラ・ジョヴォヴィッチ、ピアース・ブロスナン、ディラン・マクダーモット、ロバート・フォスター、ジェームズ・ダーシー、フランシス・デ・ラ・トゥーア、アンジェラ・バセット、ロジャー・リース、アントニア・トーマス、パディ・ウォラス

テロリストの入国を阻止すべく、ロンドンのアメリカ大使館でビザの審査係官として働く女は、ある日、ひとりの不審な科学者の申請を保留するのだが..............ってなサスペンス&アクション?!

爆破テロで仲間を失い、謎の殺し屋に狙われる女は、事件の容疑者として警察からも追われ.............ってなことで、ミラくん大暴れってね。

さすがは元007と唸らせる(?)ピアースおじさんの活躍(?)もあって、展開も悪くなくボチボチと楽しませてはくれるんやけど、どうもツッコミどころが多すぎて...............(苦笑)

監視カメラ社会のロンドンで、あそこまで変装せずに移動しまくる主人公ってのにオイオイって思うし、あの状況で他人のカード使って爆買い(?)できてまうってのもチョットね。

そんなアレやコレやの都合のいい展開に、ミラくんが主人公ってこともあるせいか、どうにも安っぽさが鼻についてもうて...................?!(苦笑)

2016年6月29日 (水)

『草原の実験』

今日は、ちょっと変わったところでロシア映画をひとつ、ご紹介♪

この作品、東京国際映画祭で最優秀芸術貢献賞なる賞を受賞したらしい。まぁ、“芸術貢献”なんて、どこか功労賞みたいな響きの賞で、作品にどれだけの箔が付いたのかは定かではないんやけど..............(笑)

ただ、ロシアのアカデミー賞をニカ賞って言うらしいんやけど、そこで音楽賞を受賞し、作品賞にノミネートされてたってことで、それなりに注目された作品ってことなんやと思う。

というわけで、そんな作品の感想は............................?!

草原の実験 / Ispytanie   ★★★☆☆   (2014年)

監督:アレクサンドル・コット
出演:エレーナ・アン、ダニーラ・ラッソマーヒン、カリーム・パカチャコフ、ナリンマン・ベクブタトフ=アレシェフ

草原のなかに建つ1軒の家で暮らす父親と娘。毎朝、仕事に出かける父親を途中まで送る心優しい娘に、ふたりの青年が恋するのだが....................ってなドラマ?!

この作品、セリフが一切なく、自然のなかで暮らす親子の日常を淡々と映しながら、映像で語りかけるスタイルで作られてるんよ。

当然のことながら、最初はかなり違和感があるんやけど、“会話”がないドラマを見せられると、いつも以上に映像に意識が集中するのか、静けさのなかの物音をバックに、細かい描写が目に新鮮に映るんよね。

そんでもって、主人公の女の子の透明感のある表情が印象的で、思わずグッと惹きつけられてもうたりして.....................って、結局、顔かいってツッコミを入れられそうなんやけど。

いわゆる“アート系”の作品でありながら、漠然とした終わりにせずに、むしろ強烈なアイロニーでシュールさをアピールしてくるあたり、この監督さん、なかなかのセンスやね。まぁ、ちょっとインパクトがありすぎて、賛否両論になるんかもしれんけど................?!(笑)

2016年6月28日 (火)

『柔道ガールズ』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品の監督さんは、もともとVシネマ系を主戦場にしてたっぽいんやけど、ウィキペディアで検索すると、デビューは森田童子のコンサートでの朗読やったって書いてあるのに、ちょっと驚いてもうた。ちなみに、森田童子は、あの禁断の恋を描いたTVドラマ「高校教師」の主題歌「ぼくたちの失敗」が大ヒットしたんよ。

主役の長澤奈央といえば、もともと戦隊モノでデビューして、少し期待されてた気がするんやけど、主演とはいえ、なんか冴えない感じやよなぁ.........。まぁ、プライベートでは、元日本代表の中田浩二と結婚して、ノリノリなのかもしれんけど(笑)

というわけで、そんな作品の感想は......................?!

柔道ガールズ   ★★☆☆☆   (2013年)

監督:かわさきひろゆき
出演:長澤奈央、藤岡範子、花咲仁美、赤木ゆう、米澤成美、茂呂円嘉、矢部 力、川口美紀、堀越健次、渡瀬剣士郎

昔から何をやってもダメな女の子は、男にフラれて、勤務先のコンニャク製造会社も倒産の危機に。社長がヤミ金に借りた金を返済するため、他の女子従業員と一緒に賞金500万円の素人柔道大会に出場することになるのだが.............ってなドラマ?!

諦めてばかりの人生を変えるため、ど素人が必死に柔道に取り組み、友情パワーで人生の大逆転..............って、話のスジとしては青春かもしれんけど、いかんせん役者の演技からチープな音楽の使い方から、すべてがあまりにもお粗末すぎて..............(苦笑)

まぁ、さすがの某芸能プロも金をかけられなかったのか、低予算な臭いがプンプンしてて、逆にその雑すぎる作りで爆笑させてもらったんやけどね?!

そんな意外な楽しみもありつつも、これを金を払って観るひとがいるってことを考えると、ちょっとアカンよなぁって思うんよ(苦笑)

2016年6月27日 (月)

『レディ・ソルジャー』

今日は、劇場で未公開の作品のなかからひとつ、ご紹介♪

クリステンン・スチュワートといえば、かつて若者に大人気やった吸血鬼もののシリーズでブレイクし、プライベートでも“白塗り男”とラブラブやったのが、不倫愛に走り、彼に捨てられてボロボロに(?)ってな感じで、役柄でも吸血鬼か狼男かっていう究極すぎる選択に悩み、プライベートも波乱万丈ってな人生をおくってたんよね(笑)

そんな彼女、ずっとゴールデン・ラズベリー賞(ラジー賞)の常連やったのが、そのラジー賞で“リディーマー賞”なる、ダメ役者から驚くべき変貌を遂げた役者に贈られる賞の候補になるなど、この作品での演技で演技は女優へとキャリアの転換点を迎えたってことらしい。

というわけで、そんな作品の感想は.......................?!

レディ・ソルジャー / Camp X-Ray   ★★★☆☆   (2014年)

監督:ピーター・サットラー
出演:ペイマン・マーディ、クリステンン・スチュワート、レイン・ギャリソン、ジョン・キャロル・リッチ、ジョセフ・ジュリアン・ソリア、マルコ・カーン、ジュリア・ダフィ

テロの容疑者たちを収容しているグァンタナマ基地に着任した若い女兵士は、そこに収監者として閉じ込められているアラブ人の男と話しをするようになり................ってなドラマ?!

テロの容疑があるというだけで、強制的に塀の中に放り込む、そんな悪名高き強制収容所の現実を、悩めるひとりの女兵士の視点から赤裸々に描くってとこなんかな。

平和を守るため、そんな理想と目の前にある現実のはざまで苦しみ、男社会のなかで生き抜く苦悩もありつつって役どころを、元ヴァンパイア愛好家(?)のクリスティンくんが熱く演じってことなんやけど、シリアスな演技は悪くないものの、役柄を意識しすぎたのか、少し一本調子なところで感情移入がしづらかったかも。

それにしても、テロとの戦いっていう大義はありながらも、裁判もなく、他人の自由を奪うってのは、ちょっと疑問を感じてまうよね。そういう問題提起をするってのが、この作品の意義なんやろうから、そういう点では悪くないのかも?!

2016年6月26日 (日)

『64-ロクヨン-後編』

今日は、劇場で公開中の作品のなかから、邦画をひとつ、ご紹介♪

これ、今年のゴールデンウィークの終わりに公開された『64-ロクヨン-前編』の続きなんよね。前編の評判を見てみると、意外と評価が高かったらしい。

宣伝によれば“映画史に残る傑作の誕生”ってことらしいんやけど、まぁ、こういうアピールを自分からする場合って、だいたいのケースが裏目に出るもんなんよね(笑)

個人的には前編を観て、かなりガッカリしたもんやから、ちょっと期待値は低かったんやけど、更に“原作とは違うラストを.............”って言われると、イヤ~な予感がプンプンと漂ってくるわけで............。

というわけで、そんな話題作の感想は.......................?!

64-ロクヨン-後編   ★★★☆☆   (2016年)

監督:瀬々敬久
出演:佐藤浩市、綾野 剛、三浦友和、吉岡秀隆、榮倉奈々、緒方直人、夏川結衣、金井勇太、小澤征悦、滝藤賢一、柄本 祐、奥田瑛二、永瀬正敏、瑛太、仲村トオル、菅原大吉

警視庁長官の視察を翌日に控えたタイミングで起こった誘拐事件、被害者の名前を匿名にしようとする捜査本部に対し、情報の開示を求める広報官だったが..............ってなことで、“ロクヨン”と同じ手口で繰り広げられる“事件”のなかで、様々な葛藤が............ってなドラマの後半戦?!

刑事部と警務部、そしてマスコミに事件の当事者、過去とつながりながらも、現実に起こる出来事、誰が何のために............ってなことで、引き続き豪華な役者陣が熱い演技をってとこなんかな。

う~ん、なんかねぇ...............ちょっと複雑な気分になってもうた。いや、別に映画が原作のとおりである必要はないと思うんよ。限られた尺のなかで、すべてを語りつくすことはできないのは分かるんやけど、前編でも感じた、この中途半端な話の“つまみ食い”状態が、どうも気に入らんのよね(苦笑)

結局のところ警察とマスコミの関係も、警察内部の組織のしがらみも、事件の被害者と関係者の苦悩も、どれも十分に描くこともできず、何も心に残らんかった。

挙句の果てに、安っぽいケリのつけ方を強引に持ち込んで、おかげでまったく別物の話になってもうた感じすらあるもんなぁ。

まぁ、映画だけ観たひとには、役者の演技で重厚な警察ドラマってことになるんやろうけど、元ネタのドラマの深みは、ほとんど活かされてないところが、ちょっと悔しくて...........残念すぎるわ?!

2016年6月25日 (土)

『教授のおかしな妄想殺人』

今日は、劇場で公開中の作品のなかから、ウディ・アレンの最新の監督作品をひとつ、ご紹介♪

ウディ・アレンの作品っていうと、ここでも過去にいろいろと紹介してきたけど、どうもハズレが数多くあって、その中に、ごく稀に当たりの作品があるっていうのが個人的なイメージで、なので、いつもデキるだけ期待をしないで観るように心がけてるんよ(苦笑)

エマ・ストーンは、前作の『マジック・イン・ムーンライト』に引き続きのウディ作品への出演で、ちょっとお気に入りの若手女優ってことなんやろね。

ちなみに、本国で7月に公開予定のアレン先生の新作(“Cafe Society”)では、クリステンン・スチュワートやブレイク・ライブリーなんかがクレジットされてるみたいで、ひょっとすると新たなミューズに乗り替わったのかも(笑)

というわけで、そんな作品の感想は....................?!

教授のおかしな妄想殺人 / Irrational Man   ★★★☆☆   (2015年)

監督:ウディ・アレン
出演:ホアキン・フェニックス、エマ・ストーン、パーカー・ポージー、ジェイミー・ブラックリー、イーサン・フィリップス、ベッツィ・アイデム、ベン・ローゼンフィールド、スーザン・プルファー

人気の哲学の教授が大学にやって来るが、彼は親友を戦争で亡くしてから、生きる意味を失っていた。そんな悩める男に同僚の女教授と若い教え子の女の子がアタックするのだが................ってなドラマ?!

悩める中年男が、ある事がキッカケで急に人生に対して前向きになり、恋愛にも積極的になるのだが................ってなことで、軽い感じのシニカルな恋愛(?)ドラマってとこなんかな。

この作品を観てて、ホンマにウディ・アレンの作品ってのは独特やなぁって思うんよ。今回も本人の出演はないんやけど、それでも主人公を眺めてると、次第にウディ・アレンの影というか、ホアキンくんがウディそのものに見えてきてこうて............良くも悪くもね(苦笑)

中年男が若い娘とイチャつくとか、やたらと主人公が長セリフでグタグタと語るとか、完全に監督さんの願望やら本人の性格をキャラに映し込んでもうてるところが“ウディ印”ってことなんやろなぁ。

作品としてどうかって言われると、今回のやつは「ふ~ん、そうなんやぁ」って感じで、特に印象に残るものはなかったかなぁ.............暇つぶし程度には.........?!


2016年6月24日 (金)

『起終点駅 ターミナル』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品、劇場公開時の予告編で、尾野ちゃんが印象的な表情で演技してるのが気になって、主演が佐藤浩市ってこともあるし、観たいなぁって少し思ったんやけど、なんか中村“某”が出てることを知って、ついに劇場に足が向かわなかったんよなぁ(苦笑)

監督の篠原哲雄の作品っていうと、以前に紹介した『深呼吸の必要』あたりは個人的に好きやったんやけど、その他の作品では、結構、ハズレが多い印象があったりして。

というわけで、劇場公開当時の評判がそれほど盛り上がってなかった記憶もあり、期待せずに鑑賞した感想は..........................?!

起終点駅 ターミナル   ★★★☆☆   (2015年)

監督:篠原哲雄
出演:佐藤浩市、本田 翼、尾野真千子、泉谷しげる、中村獅童、和田正人、音尾琢真

単身赴任で北海道に来て、判事をしていた男は、旭川の法廷で学生時代の恋人と再会する。家族がありながらも、彼女を再び愛するのだが、目の前で彼女が列車に飛び込み自殺したことで、男はすべてを捨て、釧路で孤独に生きていく.............ってなドラマ?!

過去を引きずり、国選弁護人として細々と生活する男と、そんな彼に弁護してもらった若い女、傷ついたふたりの出会いは、それぞれの新たな一歩へと............ってな感じかな。

言わずもがなではあるんやけど、佐藤くんの鉄板の安定した演技がウリなわけで、それと絡まざるをえない本田くんは、ちょっと技量からするとコクやったかもね(苦笑)

少ない出番でインパクトを残す尾野くんもいたりして、比較するとどうしてもキャラが薄っぺらく感じてまうのは、しょうがないんやろなぁ。

なんとなく何がやりたかったのかってのは分かるんやけど、やたらと情報通な中村くんにイラッとしたりってのもあったりで、作品全体の印象は、もうひとつピンとこんかったね?!

2016年6月23日 (木)

『顔のないヒトラーたち』

今日は、ドイツ映画をひとつ、ご紹介♪

この作品、ドイツのアカデミー賞にあたるドイツ映画賞で作品賞や脚本賞、助演男優賞といった部門でノミネートされたらしく、本場アメリカのアカデミー賞の外国語映画賞のドイツ代表に選ばれてたらしいいんよ。

第二次世界大戦が終わってから約70年、こうして関連する過去の歴史を描いた作品が多く作られるところに、ドイツ人の思いってのがあるのかもしれんね。

というわけで、そんな作品の感想は.........................?!

顔のないヒトラーたち / Im Labyrinth Des Schweigens   ★★★☆☆   (2014年)

監督:ジュリオ・リッチャレッリ
出演:アレクサンダー・フェーリング、アンドレ・シマンスキ、フリーデリーケ・ベヒト、ヨハネス・クリシュ、ヨハン・フォン・ビューロー、ゲアト・フォス、ハンジ・ヨフマン、ルーカス・ミコ、ロベルト・フンガー=ビューラー

戦争が終結して10数年の時が経ち、人々は過去の記憶を消し去り、平穏な日日々を過ごしていたが、ナチスの親衛隊員だった男が教師をしているとの告発を聞き、若手の検事は気になって独自に調査するのだが..............ってなドラマ?!

ユダヤ人強制収容所の存在も、そこで何が行われていたかも忘れ去られようとする一方で、生き残った人たちは耐えがたい苦痛を背負って生きている、そんな現実に疑問を持つ男は、“犯罪者”を罪に問うことを決意し............ってなことで、その後のドイツの過去への姿勢を変えた転換点をってことなんやろね。

日常のなかに紛れ込んだ殺人者と、その隣人として暮らす犠牲者たち、そう考えると、例え戦時のことやったとはいえ、なんとも言えない状況やんね。

そんな理不尽を正す戦いを描くってことなんやろうけど、作品としては盛り上げ方がもう一息で、主人公の心の葛藤ってのもアッサリしすぎで、ちょっと拍子抜けしてもうた(苦笑)

作品のテーマとしては、過去としっかり向き合うことを選択したドイツの姿勢ってのがあるわけで、考えさせられるモノはあるんやけど.............惜しいなぁ..........?!

2016年6月22日 (水)

『きみといた2日間』

今日は、ちょっと軽めの恋愛ドラマをひとつ、ご紹介♪

監督のマックス・ニコルズくんは、これがデビュー作らしいんやけど、彼のパパさんってのが、あのダスティン・ホフマンが主演した『卒業』でアカデミー賞の監督賞を受賞したマイク・ニコルズなんやって。

主演のひとり、マイルズ・テラーくんは、あのJ・K・シモンズがアカデミー賞の助演男優賞を受賞した『セッション』でイジメられる青年役を演じてたひとで、その後に出演した焼き直し版(?)の『ファンタスティック・フォー』で他の仲間と一緒にラジー賞にノミネートされたりで、注目されてるんやね(笑)

というわけで、そんな作品の感想は..........................?!

きみといた2日間 / Two Night Stand   ★★★☆☆   (2014年)

監督:マックス・ニコルズ
出演:アナリー・ティプトン、マイルズ・テラー、ジェシカ・ゾー、ベルト・コロン、スコット・メスカディ、マイケル・シュウォルター、ケリン・リンジー、ジョシュ・サラティン

ネットの出会い系サイトで意気投合し、男の住むアパートに出向いた彼女は一晩を過ごす。翌朝、少し気まずい雰囲気で帰ろうとすると、大雪のために建物から出れなくなり、仕方なくもう1日、男の部屋で過ごすことに...............ってな恋愛ドラマ?!

よく知らない相手と体を重ね、それで終わりのハズが帰るに帰れず、一緒に時間を過ごすことになり、ぶつかり合いながらも次第に気持ちに変化が...................ってなことで、男女の揺れる気持ちを王道の恋愛ドラマのパターンでってね。

この作品、なかなか上手いと思うのは、主人公のふたりがそれほどイケてるわけでもなく、かといって魅力がないわけでもなく、絶妙な加減で“冴えない”ところなんよ(笑)

まぁ、恋愛において夜の相性がすべてかってのはあるんやけど、一緒に過ごす時間のなかで、縮まる男女の距離感を描くってところでは、それほど悪いデキではなかったかもね?!

2016年6月21日 (火)

『野火』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品、同じ原作を1959年に市川 崑 監督が映画化してて、その時の出演者が船越英二とミッキー・カーチスやったらしく、浜村 純も出演してたみたいなんやけど、関西にいるとどうも“ありがとう、浜村 純です”っていう調子のいいフレーズしか思い浮かばなくて、役者やったんや.............って驚いてみたりして(笑)

この塚本監督バージョンは、日本映画プロフェッショナル大賞なる賞で監督賞に輝き、年間第2位の評価を得たんやって.................まぁ、この賞については、個人的には“そうなんや”くらいの感覚なんやけどね。

塚本監督というと、よく代表作として挙げられる『鉄男 TETSUO』(セルフリメイク版『鉄男 THE BULLET MAN』)なんかのように、かなりマニアックで個性的すぎる作品を撮るひとってイメージなんよなぁ。

というわけで、そんな作品の感想は.................................?!

野火   ★★☆☆☆   (2014年)

監督:塚本晋也
出演:塚本晋也、リリー・フランキー、森 優作、中村達也、山本浩司、辻岡正人、中村優子、神高貴宏、山内まも留

アメリカ軍に攻め込まれ、敗戦濃厚なフィリピンのレイテ島で、肺病を患い、野戦病院行きを命じられた男だったが、病院から追い出され、部隊にも戻ることができず、ひとり密林のなかを彷徨うのだが.............ってな戦争モノ?!

食べるものもなく、武器もないなか、敵の攻撃を受けながら他の兵士が次々と死んでいき、それでもなんとか奇跡的に生き延びるが.................ってなことで、もうとにかく映像がヘビーすぎて(苦笑)

確かに、レイテ島の激戦ってのは、まさにこんな状態やったんかもしれんなぁって思うんやけど、あまりにもグロなシーンの連続で、ホラーかと思ってもうた。

極限状態のなかで、生きるのか、それとも死を選ぶのか、そんな選択を突き付けられて、なお生に固執する人間の本性、そんなものを垣間見るドラマは分かるし、戦争の無意味さを痛感するんやけど、この作品をもう一度観たいかって聞かれたら......................う~ん、ちょっと遠慮しとくかなぁ.............(苦笑)

間違っても、何か食べながら観る映画やないよね?!

2016年6月20日 (月)

『家族の波紋』

今日は、劇場未公開の作品のなかから、とっても地味なイギリス映画をひとつ、ご紹介♪(笑)

この作品で主役を演じてるトム・ヒドルストンは、もともとTVドラマやTV映画に出演してたらしく、はじめて映画で主演したのが、どうやらこの作品やったらしいんよ。

この作品の直後に出演した『マイティー・ソー』で主役のクリス・ヘムズワースを存在を喰う演技で、一躍メジャーなイケメン俳優に仲間入りしたんよなぁ。

どうやら来年公開される予定の“キング・コングもの”の主役に抜擢されたらしく、今年のアカデミー賞で主演女優賞を受賞したブリー・ラーソンやサミュエル・L・ジャクソンとの共演が決まってるんやって。

というわけで、そんな作品の感想は......................?!

家族の波紋 / Archipelago   ★★★☆☆   (2010年)

監督:ジョアンナ・ホッグ
出演:トム・ヒドルストン、ケイト・フェイ、リディア・レオナルド、エイミー・ロイド、クリストファー・ベイカー、マイク・ペンダー

アフリカで11か月間ボランティアとして働くことを決めた息子のため、母親と姉は、子供の頃に何度か訪れた貸別荘で親子水入らずの時を過ごすことにしたのだが..................ってな家族ドラマ?!

のんびりと穏やかな休暇を楽しむハズが、それぞれの胸の内に思うところがあり、同じ時間を過ごすなかで、次第にぶつかり合い.................ってな感じで、休暇の様子を映しだしながら、それぞれの感情を絡めて描いてくってところかな。

家族やからこそのストレートな感情の衝突や、苛立ちのようなものを、丁寧にってことなんやろうけど、ちょっと流れがマッタリとしすぎてて、だんだん疲れてもうたよ(苦笑)

なんとなく同じようなことって自分の家族でもあるよなぁって思ったりもするんやけど、それをこの間合いで見せられると、ちょっと辛いかも。

それでも、会話のなかで語られる人生模様ってのは、少し感じるものはあったりもするんやけどね?!

2016年6月19日 (日)

『マネーモンスター』

今日は、劇場で公開中の作品のなかから、ジョディ・フォスターの監督作品をひとつ、ご紹介♪

ジョディと言えば子役時代から活躍して、ずっとハリウッドの第一線で頑張ってきた女優さんやんね。監督としても、『リトルマン・テイト』なんかでは、十分に評価されてたと思う。

長いキャリアで、イメージとしては完璧主義者のひとっていう風に個人的には思ってたんやけど、そんな彼女が今回のプロモーションで来日して受けたインタビューで、主演のジョージ・クルーニーとジュリア・ロバーツのことを褒めてたのが、なんか意外やったんよね。

恐らく、このふたりの共演てこれまでなかったと思うんやけど、彼女がこれまで数多く共演してきた役者がいながらも、少し毛色の違う(?)演技をするふたりを評価してキャスティングしたってのが少し不思議やったんよなぁ。

そんな訳で、少し不安に思う節もありつつ、鑑賞した作品の感想は.................?!

マネーモンスター / Money Monster   ★★★☆☆   (2016年)

監督:ジョディ・フォスター
出演:ジョージ・クルーニー、ジャック・オコンネル、ジュリア・ロバーツ、ドミニク・ウェスト、ジャンカルロ・エスポジート、カトリーナ・バルフ、クリス・バウアー、エミリー・リード、レニー・ヴェニート、クリストファー・デナム

テレビの人気の財テクバラエティー番組に、突然、銃を持った男が乱入し、番組の司会者を人質に立てこもる。番組で推奨した株が、システムのバグを理由に暴落したことで大損をした犯にの男は、納得のできる答えを要求するのだが............ってな投資をネタにしたサスペンスもの?!

生放送中の番組で突然に起こった事件、怒りの収まらない犯人をなだめながら、事の真相を突き止めようとするジャーナリズムの精神と人命救助のギリギリのせめぎ合いを.............ってなとこなんかな。

どうしても経済や金融市場をネタにすると、一般人には理解しにくくなってまうわけで、この作品でも“アルゴリズムがどうした、こうした”って言われても、凡人にはピンとこないんやけど、ただ、そこをすっ飛ばしても、十分に緊迫感が伝わる演出になってるところが、なかなかの見ごたえやったよ。

ディレクターと司会者という役どころのジョージくんとジュリアくんのコンビがなかなかで、犯人の青年を演じるオコンネルくんも、やり過ぎないギリギリのラインで、上手く演じてた。

まぁ、ちょっとデキすぎた話の展開になってもうてるんやけど、それでも適度に緊迫感を煽る効果的な音楽を駆使しながら、観る側を飽きさせない監督ジョディの手腕は、悪くなかったと思うんやけどね?!

2016年6月18日 (土)

『デッドプール』

今日は、劇場で公開中の作品のなかから、ヒーローものをひとつ、ご紹介♪

この作品のキャラである“デッドプール”ってのは、マーベル・コミックのキャラものらしいんやけど、実は、すでに同じマ-ベル・コミックの人気シリーズ“X-MEN”の『ウルヴァリン:X-MEN ZERO』のなかで、ライアン・レイノルズ自身がデッドプールとして出演してたんやって。ほとんど印象にないんやけど....................(笑)

そんなレイノルズくんは、ウルヴァリンものに出演後に、なぜかマーベルのライバル(?)であるDCコミックのヒーロ『グリーン・ランタン』に主役で出演して、大コケ(?)したっていう経歴があるんよ。ちなみに、この作品のヒロインを演じてるモリーナ・バッカリンくんも、DCコミック系のヒーローのTVシリーズに出演してたらしいんよね。

というわけで、アメリカで大人気らしい作品の感想は.......................?!

デッドプール / Deadpool   ★★★☆☆   (2016年)

監督:ティム・ミラー
出演:ライアン・レイノルズ、モリーナ・バッカリン、エド・スクライン、ジーナ・カラーノ、ブリアナ・ヒルデブランド、T・J・ミラー、レスリー・アガムズ、ジェド・リース、スタン・リー、カイル・キャシー、カラン・ソーニ

傭兵くずれの男は、バーで出会った女と恋に落ち、結婚を決意した矢先に末期ガンと宣告される。そんな彼のもとに、病気を治す方法があると言う男が現れ、人体実験で醜い顔にされ、ミュータントになった男は、実験を行った男に復讐しようと追いかけるのだが.................ってなヒーロー・アクションもの?!

ヒーローになる気はサラサラなく、ひたすら復讐のために“スーパー”な力を使って大暴れ、そんなアウトロー(?)なキャラの活躍をってね。

出だしから、かなり気合の入ったアクションの連続で、オープニングのおふざけもあったりで、他のヒーローものとは違う、異色な感じは出てたかな。

いろいろ悪態ついたり、他の作品のパロディをやってみたりと、悪ふざけ全開なんやけど、そんな主役をライアンくんが楽しそうに演じとったよ。

それなりに笑えるし、コミカルさとド派手なアクションをウリに、悪くないエンタメ作品に仕上がってるんやけど、期待が大きかったせいか、個人的にはそこまでノリノリな感じまではいかんかったかな?!

2016年6月17日 (金)

『岸辺の旅』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品、カンヌ映画祭の「ある視点」部門で上映されたらしく、その時に部門の監督賞を受賞したんやって。まぁ、日本映画プロフェッショナル大賞の第6位やって言われても、過去の選を見れば何の説得力もないんやけど、さすがにカンヌ映画祭と言われると、ちょこっとは期待するやんか。

ただ、監督の黒沢くんは、どちらかというとホラー系の作品を作ってるひとっていうイメージで、前作の佐藤 健と綾瀬はるかが共演した『リアル~完全なる首長竜の日~』ってのが、どうしょうもなくグタグタやったのを思い出すと、やっぱり不安がね。

というわけで、そんな作品の感想は........................?!

岸辺の旅   ★★☆☆☆   (2015年)

監督:黒沢 清
出演:深津絵里、浅野忠信、小松政夫、奥貫 薫、赤堀雅秋、村岡希美、蒼井 優、柄本 明、首藤康之、高橋 洋、いせゆみこ、藤野大輝、千葉哲也、松本華奈、石井そら

3年もの間、行方知れずだった夫が、突然、家に帰って来て、しかも自分はすでに死んだと告げる。戸惑う妻だったが、夫に一緒に旅に出ようと言われ、電車に乗って出発するのだが.................ってなドラマ?!

かつて夫が世話になった人をふたりで訪ね、自分の知らなかった夫の過去を知りながら、気持ちを徐々に整理しつつ、新たなスタートラインへ...........ってな喪失と再生の物語ってことなんやろうけど、う~ん、辛かったわ(苦笑)

そもそもの設定にまったく説得力がなく、中途半端に小手先の映像で雰囲気を伝えようとしてるんやけど、単にカットが雑なだけにしか見えず、かなり無理があるんよ。

エピソードも取ってつけたようなものばかりで、特に一貫性を見いだせず、ただ散漫な夫婦っぽいひとたちのじゃれ合いを延々と見せられてるようで、とても耐えられんかった。

見どころといえば、木村多江と双璧をなす“不幸を背をわせるとピカイチ”な奥貫くんの見事な“幸の薄さ”に感動したのと、いつもと違うタイプで出演の蒼井くんの演技くらいやったかなぁ。

深津くんの露出ってのも話題やったんやろうけど、どうもイロイロと制約があるようで、カメラのアングルが不自然すぎて、完全にハズしてもうてるあたりが、余計に痛々しかったよ?!(苦笑)

2016年6月16日 (木)

『アクトレス ~女たちの舞台~』

今日は、ヨーロッパを舞台にしたドラマをひとつ、ご紹介♪

この作品、なかなか豪華な女優陣が共演するってことで注目やったんよ。当然ながら、個人的にはベッカムの息子と熱愛中のクロエ・グレース・モレッツが気になってたんやけど(笑)

監督のアサイヤスくんは、フランスのひとで、カンヌ映画祭の常連で、フランスのアカデミー賞にあたるセザール賞でも監督賞や脚本賞にノミネートされてるんよ。

この作品でクリステン・スチュワートの演技がえらい評価されてるらしく、セザール賞の助演女優賞を受賞したのをはじめ、いろんな映画祭で賞をもらったらしい。

というわけで、そんな作品の感想は...........................?!

アクトレス ~女たちの舞台~ / Sils Maria   ★★★☆☆   (2014年)

監督:オリヴィエ・アサイヤス
出演:ジュリエット・ビノシュ、クリステン・スチュワート、クロエ・グレース・モレッツ、ジョニー・フリン、ラース・アイディンガー、ブラディ・コーベット

かつて自分を育ててくれた脚本家のために、代理で授賞式に出席することになった女優。しかし、恩人は式の直前に亡くなってしまい、そのタイミングでふたりの代表作の舞台への出演をオファーされた彼女は、悩みながらも受けるのだが..................ってなドラマ?!

かつて自分が演じた役は若手の人気女優が演じ、その相手役を演じることになった彼女は、大女優としてのプライドを持ちながら、複雑な気持ちで役作りにハゲみ.............ってなことで、ひとりの女優の内なる葛藤を描くってとこなんかな。

過去の自分と現在の自分、女優としてのキャリアや名声がありつつも、様々な痛みを感じながら役を作り上げる、そんな女優の役作りの姿ってのは、ジュリエットくんの繊細な演技で伝わるものがあったかな。

そんな彼女の側にいながら、日々を過ごすアシスタント役のクリスティンくんは、体型が“アメリカン”になってきたってな余計な心配をしつつも、なるほど演技では評価に値するくらい頑張ってたね。

それぞれの女優の演技という点では観るべきものがあるんやけど、ドラマとしては少しメリハリがなかったかもなぁ.................?!

2016年6月15日 (水)

『白い沈黙』

今日は、カナダの涼しげな雪景色のなかで繰り広げられるドラマをひとつ、ご紹介♪(笑)

アトム・エゴヤンって監督さんが好きやってことは、前作のコリン・ファースが主演の『デビルズ・ノット』をはじめ、作品を紹介するたびにアピール(?)してるんやけど、その前の作品でリーアム・ニーソンが主演した『クロエ』なんかも、商業的にはもうひとつっぽくて、イマイチ評価されてないんかなぁ。

この作品もカンヌ映画祭でパルム・ドール候補として上映されてたみたいやし、本国カナダでは監督賞や主演男優賞にノミネートされたりして、話題になってたみたいやんやけどね。

ちなみに、この作品に子役で出演してるペイトン・ケネディって子、もともとTVドラマで人気になってるらしいんやけど、映画の方も出演作が続くようで、かなり期待されてるんやって。

というわけで、そんな作品の感想は...............................?!

白い沈黙 / The Captive   ★★★☆☆   (2014年)

監督:アトム・エゴヤン
出演:ライアン・レイノルズ、ロザリオ・ドーソン、ミレイユ・イーノス、スコット・スピードマン、ケヴィン・デュランド、アレクシア・ファスト、ブルース・グリーンウッド、エイダン・シプリー、ウィリアム・マクドナルド、ペイトン・ケネディ

妻と娘の3人で幸せに暮らしていた男だったが、ある日、立ち寄ったダイナーで買い物をしているスキに、停めていた車の後部座席にいたハズの娘が姿を消してしまう。娘は見つからず、妻にも責められ、警察からも疑われた彼は、苦悩の8年間を過ごすのだが..............ってな犯罪ミステリー?!

娘を探し続ける父親と、絶望に暮れる母親、捜査を続ける警察と娘を監禁する犯人、それぞれの思いが重なり...............ってなことで、エゴヤン監督らしいドラマが展開するんよ。

出だしは時間軸もバラバラで、登場人物を把握するのに戸惑うんやけど、そこから徐々に話の全体像を導いていくあたりが、いかにも監督さんらしく、個人的には惹きつけられたんやけどね。

少し“狙いすぎた”設定で、確かに話に違和感があって、評価の別れるところではあるんやろうけど、“らしさ”の十分に出た作品は、監督さんのファンにとっては悪くないデキやったかな...............まぁ、ほぼ間違いなく万人ウケはせんのやろうけど?!(笑)

2016年6月14日 (火)

『過ぐる日のやまねこ』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品、監督さんの商業映画デビュー作になるらしいんやけど、ぴあフィルムフェスティバル(通称PFF)の映画製作支援制度であるPFFスカラシップで作られたものなんやって。

このPFFスカラシップは、これまで園 子温や矢口史靖、荻上直子や石井裕也といった、今では売れっ子になった監督さんを世に送り出してきたんよなぁ。

というわけで、ひょっとしたら次代の巨匠かもってことで、作品の感想は..........................?!

過ぐる日のやまねこ   ★★★☆☆   (2014年)

監督:鶴岡慧子
出演:木下美咲、泉澤祐希、田中隆三、田中要次、中川真桜、西尾まり、柳 憂怜、草薙 仁、植木祥平

客ともめてガールズバーの仕事をクビになった女は、思いつきで長野行きの深夜バスに乗り、かつて父と過ごした“思い出の場所”に行くのだが................ってなドラマ?!

記憶のなかに眠っていた場所に辿りつき、そこで出会った高校生の青年。彼もまた、大切なひとを亡くし、心の痛みに苦しんでいた.............ってなことで、傷ついた男女が出会いによって救われる、そんな様を描いてるんかな。

心のなかに喪失感と無力感を抱えながらも、それを封印して生きてきた女と、同じような境遇で苦しむ少年が偶然に出会い、知らないうちに共鳴する、そんな不思議な人間関係をってことなんかもしれんね。

どちらかというと淡々と展開する話のなかで、特に目を惹くような演技をしてるわけではないんやけど、なんか妙に気になる、そんな何とも言えない魅力を感じる作品やった。

ある意味、ありがちな喪失と再生のドラマなんやろうけど、丁寧な作りがされてて、地味ながら何となく心に残る、そんな雰囲気があるんかもしれんね?!

2016年6月13日 (月)

『バットキッド ビギンズ』

今日は、劇場で未公開の作品のなかから、子供が主人公のドキュメンタリーものをひとつ、ご紹介♪

この作品、難病の子供たちのために活動をしてる“メイク・ア・ウィッシュ”っていうボランティア団体が手掛けたケースを描いてるんやけど、彼らは病気で苦しむ子供たちに夢や希望、勇気を与えようと頑張ってるらしい。

アメリカで始まった彼らの活動は、世界30か国に広がり、日本にも支部が置かれてて、子供たちの夢の実現のために活動してるんやって。

というわけで、そんな作品の感想は........................?!

バットキッド ビギンズ / Batkid Begins   ★★★★☆   (2015年)

監督:デイナ・ナックマン

1歳半で発病した白血病のため、ずっと闘病生活をしてきた少年の夢は、バットマンになること。そんな息子の願いを叶えようと、難病の子供たちの夢を叶える活動をしている“メイク・ア・ウィッシュ財団”に親が申請をすると、その夢は大きなプロジェクトとなり..............ってなドキュメンタリー?!

ヒーローに憧れる少年の夢、それを実現させようと大人たちが動きだし、やがてそれは多くの人たちの興味と賛同を得て、大きなイベントになる.............なんやね、エエ話なんよ。

確かにSNSで小さな夢が大きくなるってのは、いかにも今風な“おとぎ話”ではあるんやけど、それをカリフォルニア市や警察、多くの企業やボランティアを巻き込んで、少年の純粋な想いのために多くの人たちがバックアップするってのが、涙腺を刺激しまくりで、たまらんかった。

子供の抱く夢、それが形になったときに、それに携わる大人たちの心にも、それまでと違う変化が生まれたのかもしれんね。こんな世知辛い世の中ではあるんやけど、案外、捨てたもんやないかもしれんね?!

2016年6月12日 (日)

『ヒメアノ~ル』

今日は、劇場で公開中の作品のなかから、ちょっと異色(?)な邦画をひとつ、ご紹介♪

監督の吉田恵輔ってひとは、本格的に注目されたのは、多分『さんかく』っていう恋愛コメディやったんやろうと思う。その後も麻生久美子が主演した『ばしゃ馬さんとビッグマウス』や堀北真希が主演した『麦子さんと』といった、ちょっと個性的な作品を作るひとなんかな。

ただ、監督として売れ出すと、そこに目をつけるゼニに物を言わせる輩がウロウロしだすみたいで、この作品もそうなんやけど、某事務所の御用達になってきてるような気がして、なんや複雑な気分やね(苦笑)

というわけで、そんな作品の感想は..........................?!

ヒメアノ~ル   ★★★☆☆   (2015年)

監督:吉田恵輔
出演:森田 剛、濱田 岳、佐津川愛美、ムロツヨシ、駒木根隆介、山田真歩、大竹まこと

ビルの清掃会社でバイトとして働く男は、コンビを組む先輩に“運命の相手”の話を聞き、彼女の働くカフェに一緒に行くと、そこで高校の同級生と再会するのだが...............ってなドラマ?!

一途な先輩の恋の手助けをするハズが、事態は思わぬ方向に行き、同級生は別人のようになっていて................ってなことで、監督さんとキャストを見て、てっきり軽いコメディかと思ったら..............う~ん、途中からかなり気合いの入った“エロ&グロ”やった(笑)

ヒロイン役の佐津川くんのイメージは、どこかビミョーなラインで勝負してる若手女優って感じやったんやけど、この作品では思いのほかキュートで、そんでもって大胆な演技してるところにビックリしてもうた。

そんでもって、“森田くん”、どないしたんやろねぇ(苦笑)

一応、アイドル系っていう扱いなんやろうとは思うんやけど、某事務所がよくOKしたなってくらい、キレまくりなところが、ちょっとしたサプライズやったよ。

彼のファン層がどんなもんなのか知らんけど、当然、目当てで観に来るひとをターゲットにしたキャスティングなんやろうし、そういう意味で、なかなかのチャレンジなのかもね。

意外性という意味では“やられたなぁ”って思うんやけど、ちょっとグロすぎて、気分はあまり良くないかも?!(笑)

2016年6月11日 (土)

『サウスポー』

今日は、劇場で公開中の作品のなかから、ボクシング映画をひとつ、ご紹介♪

この作品、公式HPを見たところ、もともとはボクシング映画の傑作、フランコ・ゼフィレッリ監督の『チャンプ』(1979年)のリメイク企画としてスタートしたんやって。

主演のジェイク・ギレンホールというと、個人的にはどこか線の細いイメージやったんやけど、実はなかなかのマッチョで、兵士役を何度かやってたり、アクションもこなす、なかなかマルチな役者なんよ。

ゴールデン・グローブでノミネートされた『ナイト・クローラー』のような個性的な役柄もやったりで、作品ごとに違ったイメージを観る側に与えられるという意味で、なかなか興味深いんよね。

というわけで、レイチェル・マクアダムス目当てで鑑賞した作品の感想は...................?!(笑)

サウスポー / Southpaw   ★★★★   (2015年)

監督:アントワーン・フークア
出演:ジェイク・ギレンホール、レイチェル・マクアダムス、ウーナ・ローレンス、フォレスト・ウィテカー、ナオミ・ハリス、カーティス・“50 Cent”・ジャクソン、ヴィクター・オルティス、ミゲル・ゴメス、ボー・ナップ、クレア・フォーリー、リタ・オラ、スカイラン・ブルックス

無敗のチャンピオンだった男は、ライバルの挑発に乗って殴り合いとなった時に、最愛の妻を銃撃で亡くしてしまう。戦う目的を見失った男は、王座から転落し、娘とも離れて暮らさなければならなくなり...............ってな、どん底に落ちたボクサーの再起のドラマ?!

金も名誉もあり、美しい妻とかわいい娘の3人で幸せに暮らしていたのが、ひとつの事件がキッカケですべてを失った男が、必死に這い上がって、再び栄光を手にする様をってね。

監督さん自身もボクシングをするらしく、試合のシーンがえらくリアルで迫力があるんよ。でもって、主役を張るジェイクくんが、見事にマッチョなチャンピオンを演じてて、確実に若い頃のミッキー・ロークの通称“猫パンチ”の上をいく鋭さやった(笑)

ボクシングをネタにしたドラマにありがちな展開ではあるんやけど、ひとりの男として、父親として、いろいろな気持ちを背負った男が、もがきながらも必死に戦う姿ってのに、もう涙が止まらんようになってもうて.................。

徹底的にリアリティを追及した作品は、ボクシングドラマとしも、人間ドラマとしても、なかなか秀逸やったと思うんよ。少なくとも、奮闘するジェイクくんの演技は、十分に評価に値すると違うかな!?

2016年6月10日 (金)

『殿、利息でござる!』

今日は、劇場で公開中の作品のなかから、邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品、予告編を観てるとやたらと阿部サダヲがフィーチャーされてて、その時点で個人的にはムリって思ってもうたもんやから、劇場で観るつもりはサラサラなかったんやけど、なんや評判があまりにも良いもんやから、気になってレイトショーで鑑賞することにしたってわけ。

中村監督は、ここ最近は『白ゆき姫殺人事件』『予告犯』『残穢【ざんえ】 -住んではいけない部屋-』といった、サスペンス系の路線やったのが、今回はがらりと趣を変えて、時代劇ってね。

というわけで、そんな作品の感想は...................?!

殿、利息でござる!   ★★★★☆   (2016年)

監督:中村義洋
出演:阿部サダヲ、瑛太、山﨑 努、竹内結子、寺脇康文、妻夫木 聡、きたろう、西村雅彦、中本 賢、千葉雄大、橋本一郎、堀部圭亮、松田龍平、草笛光子、岩田華怜、中村ゆうじ、斎藤 歩、山本舞香、(声の出演)濱田 岳

仙台藩の宿場町で暮らす造り酒屋を営む男と茶を作る商家の男は、お上からの税金や役務で疲弊する町をなんとかしようと考え、殿さまにお金を貸して利子を得ようとするのだが............ってな人情ドラマ?!

お上から利子をもらって町を再建する、そんな案に誰も賛同しないと思ったら、あれよあれよと人が集まり、目標額のクリアが見えてきて.............ってなことで、小さな宿場町の商人たちの奮闘をってね。

これ、主演が阿部くんってことで、また例によって笑えない笑いでグタグタに騒いで終わりの映画かって思ったら、なかなか上手く話しを作ってあるんよ。不可能な話を可能にするっていう痛快さに、絶妙に家族ドラマを盛り込んであるあたりが魅力的なんかな。

でもって、なによりもキャスティングで御大の山﨑おじさん、寺脇くん、西村くん、堀部くんに松田家の長男坊といった脇役の面々が絶妙に効いてるところがグッドやった。まぁ、なんで羽生くんかっていうのが意味不明ではあるんやけど...............(笑)

不必要に笑いに走らず、しっかりと人情ドラマを入れ込んだ作品は、評判どおりに楽しめる作品に仕上がっとったね!?

2016年6月 9日 (木)

『Re:LIFE~リライフ~』

今日は、ヒュー・グラント主演の作品をひとつ、ご紹介♪

監督のマーク・ローレンスくんは、これまでに映画を4本監督してるんやけど、実は、そのすべての作品でヒュー・グラントが主役を演じてるんよね。

サンドラ・ブロックと共演した『トゥー・ウィークス・ノーティス』に始まり、ドリュー・バリモアと共演した『ラブソングができるまで』、サラ・ジェシカ・パーカーと共演した『噂のモーガン夫妻』、そして今作ということで、いずれもコメディ調のヒューくんらしい作品で、役者をどう使うかってのはよく熟知してるってところなんやろなぁ。

というわけで、そんな久々コンビの作品の感想は......................?!

Re:LIFE~リライフ~ / The Rewrite   ★★★☆☆   (2014年)

監督:マーク・ローレンス
出演:ヒュー・グラント、マリサ・トメイ、ベラ・ヒースコート、クリス・エリオット、J・K・シモンズ、アリソン・ジャネイ、スティーヴン・カプラン、エミリー・モーデン、アニー・Q、アヤ・ナオミ・キング、ダマリス・ルイス、マギー・ゲハ、アンドリュー・キーナン=ボルジャー、ローレン・マックリン

かつてオスカーを受賞したこともあるが、その後はヒット作もなく、完全に落ち目の脚本家は、エージェントのススメで田舎の大学で脚本を教える講師をすることに..............ってな人生やり直しコメディ?!

何をどう教えていいのかも分からず、受講生を顔の好みで決めて、適当にやろうとするが、同じような年代のシングルマザーの熱心な学生に教えを請われ、次第に変化が..............ってな感じで、まさに“ヒュー・グラント系脱力コメディ”に仕上がってるんよ。

ハリウッドの華やかな舞台から退場し、どこか人生を諦めてるダメ男が、学生の素直な気持ちに向き合い、新しい一歩をってところを、重くならずに飄々と演じるあたりが、さすがやったね。

原題の"Rewrite"は“書き直しする/修正する”って意味で、脚本家である主人公の仕事と人生のやり直しと掛けてるわけやけど、邦題の"Relife"ってのは造語で、しかも"Re"の後ろにコロンが入ってもうたら“件名:人生”になってまうんやけど................どうでもエエんやけど、このセンスの悪さがなんか気になるんよなぁ...................?!(苦笑)

2016年6月 8日 (水)

『奇跡のひと マリーとマルグリット』

今日は、フランス映画をひとつ、ご紹介♪

この作品、ロカルノ国際映画祭で賞を受賞したり、他の映画祭で観客賞にノミネートされたりと、小粒ながらボチボチの評判やったらしい。

主演の修道女を演じてるイザベル・カレって女優さん、フランスのアカデミー賞にあたるセザール賞で主演女優賞を受賞したことがあり、それ以外に4回もノミネートされるくらい、本国では演技のできる女優として評価されてるみたいやね。

フランソワ・オゾン監督の『ムースの隠遁』っていう作品で主役を務めてたり、日本で劇場公開されてた作品に出演してはいるんやけど、セザール賞で対象になってる作品は日本ではネタが出てなくて、それほど知名度はないのかもなぁ。

というわけで、そんな作品の感想は....................?!

奇跡のひと マリーとマルグリット / Marie Heurtin   ★★★☆☆   (2014年)

監督:ジャン=ピエール・アメリス
出演:イザベル・カレ、アリアナ・リヴォワール、ブリジット・カティヨン、ジル・トレトン、ロール・デュティユル

生まれてから目も見えず、耳も不自由な女の子を連れた父親は修道院に助けを求めるが、断られてしまう。しかし、ひとりの修道女が院長を説得し、女の子を引き取るのだが...............ってな実話を基にしたお話?!

ずっと暗闇のなか、音もない世界で両親と暮らしてきた女の子は、最初はハゲしく抵抗するが、諦めない修道女の熱意に、次第に態度に変化が..............ってことで、ふたりの心の交流を描いてるんよ。

神に仕える者の使命やっていう切り口で言われると、キリスト教徒やない者には少し戸惑いを感じてまうんやけど、純粋に人と人が心で触れ合うってことでは、スゴイなぁって思ったよ。

とてつもない困難を乗り越えるのに必要なのは、諦めない気持ちやったり、相手を思う心、そしてそれを伝えるってことなんやろうってね...............ひとりで暮らしてると、ちょっと寂しさを感じてみたりして.............(苦笑)

“ひとは独りでは生きられない”............確かに、そうなんかもなぁ.............?!

2016年6月 7日 (火)

『ROUTE42』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品で主役を演じてる高岡くんは、今は“高岡奏輔”って名前になってるらしい。前は“高岡蒼甫”って書き方をしてた時期もあったんやけど、いろいろとネットで騒ぎになったり、事務所とモメたりしながら、苦労してるんやろなぁ。

レンタルDVDのリリースが最近なんやけど、作品自体は2012年製作で劇場での公開が2014年4月ってことらしいから、ちょうど騒動の影響をモロに受けたのかもしれんね。

個人的には『パッチギ!』の頃からその存在は知ってて、どちらかと言うと嫌いやないほうなので、めげずに頑張って欲しいなぁとは思うんやけど。

というわけで、そんな作品の感想は...................?!

ROUTE42   ★★★☆☆   (2012年)

監督:瀬木直貴
出演:高岡蒼佑、菊池亜希子、武田航平、小野真弓、小市慢太郎、河原崎建三、品川 徹、矢田亜希子、金沢 碧、山村美智、鶴田さやか

恋人にプロポーズをした日に交通事故で彼女を亡くした男は、生きる気力を失い、仕事も辞めてしまう。姉の結婚式で故郷に戻った彼は、そこで死んだ彼女とそっくりな女性と出会うのだが..................ってな、喪失と再生の物語?!

生きる目的を見失った男は、熊野から“根ノ国(黄泉の国)”へ一緒に行こうと誘われ、死に場所を探しに国道42号線を走り..............ってなことで、心に痛みを抱えた若者たちの姿を描くってとこなんかな。

テーマがテーマだけに、全体的に重苦しくて、どんよりとした作品やった。ある種のロードムービーといった作りなのかもしれんけど、あまり移動距離を感じられないところで、少し地理感ってのがなくて、入りこみづらいのかもしれんね。

どうも一本調子で観てて疲れてまうような気がして、役者の演技もそうなんやけど、メリハリがあると伝わるもののあったのかもって思ったよ。

2016年6月 6日 (月)

『タイム・トゥ・ラン』

今日は、“未体験ゾーンの映画たち2016”ってので企画上映されてたらしい作品をひとつ、ご紹介♪

この作品で主役を演じてるジェフリー・ディーン・モーガンくんは、どちらかと言うと映画よりもTVドラマでキャリアを積んできた役者さんってことらしいんやけど、最近は、大作映画の脇役で出てきたりして、こうしてB級映画(?)でも主役をやるようになってきたみたいやね。

なんかね、このジェフリーくんを見かけるたびに、顔の雰囲気から“流暢に英語をしゃべるハビエル・バルデム”って思ってまうんよ。本人は生粋のアメリカ人なわけで、英語をしゃべるのは当たり前なんやけど..................(笑)

というわけで、そんな作品の感想は............................?!

タイム・トゥ・ラン / Heist   ★★★☆☆   (2015年)

監督:スコット・マン
出演:ジェフリー・ディーン・モーガン、ロバート・デ・ニーロ、ジーナ・カラーノ、ケイト・ボスワース、デイヴ・バウティスタ、リディア・ハル、モリス・チェスナット、マーク=ポール・ゴスラー、タイラー・ジョン・オルソン、D・B・スウィーニー、アリッサ・ジュリア・スミス

カジノでディーラーをしていた男は、最愛の娘が病気になり、手術代をボスに頼むが断られ、仕事もクビになってしまう。同僚の男からカジノの金を奪う計画を打ち明けられ、仲間に加わるのだが..................ってな犯罪アクションもの?!

カジノから金を奪って逃走するも、仲間の裏切りでバスジャックして逃げることに..............ってなことで、警察とマフィアに追われる強盗犯の逃亡劇をってね。

娘を助けるために組織の金を奪い、ってところで完全に悪ではないところで、主人公を応援したくなる気分に上手くもってくあたりが良かった。

まぁ、話としてはご都合主義なところが強くて、いちいちツッコミを入れてるとキリがないんやけど、主人公のキャラが魅力的に描かれてるもんやから、妙に納得して楽しめてまうんやろうと思うんよ。

アクションがウリのはずのジーナくんにアクションがないってのが意外ではあるんやけど、作品としては小粒ながら、悪くないデキやったかな?!

2016年6月 5日 (日)

『海よりもまだ深く』

今日は、劇場で公開中の作品のなかから、注目の(?)邦画をひとつ、ご紹介♪

是枝監督といえば、前作の『海街 diary』で日本アカデミー賞の監督賞と作品賞を受賞して、すっかり日本を代表する人気監督ってな感じなんかな................まぁ、個人的に日本のアカデミー賞で認められることが、どれほどの価値なのかは疑問なんやけど(笑)

この作品で親子を演じてる阿部 寛と樹木希林は、実は是枝作品では『歩いても 歩いても』でも親子を演じてて、これが2回目なんよ。でもって、その時の役名も今回と同じ“良多”と“とし子(淑子)”ってことで、アテ書きして脚本を作ったんやって。

ちなみに、『そして父になる』の主人公の名前も“良多”やったんやね.............まぁ、失敗することもあるわな(苦笑)

というわけで、そんな作品の感想は........................?!

海よりもまだ深く   ★★★☆☆   (2016年)

監督:是枝裕和
出演:阿部 寛、樹木希林、真木よう子、小林聡美、池松壮亮、吉澤太陽、リリー・フランキー、橋爪 功、小澤征悦

かつて小説で賞をもらったこともあるが、今は鳴かず飛ばずで探偵事務所で働く男は、ギャンブルが趣味で、別れた妻の新しい恋人が気になって調査する、そんな冴えない日々を送っていたのだが.............ってな家族ドラマ?!

何をやってもうまくいかず、満足に生活費も稼げない暮らしをするダメ男を中心に、そんな息子を見守る母親や、別れた女房、息子との関係を独特の雰囲気で描くってとこなんかな。

ドラマとしては、特にメリハリがあるわけでもなく、どちらかというと漫然とした流れで進むんやけど、阿部ちゃんと樹木おばちゃんの会話の掛け合いが絶妙やった。

真木くんも、ダメ亭主と別れて息子を必死に育ててる、そんなキャラを上手く演じてて、監督さんの思い描いてる世界観に演じ手もフィットしてる心地よさみたいなのを感じたね。

同じように、いい歳してフラフラと生きてるオヤジには、なんや、さりげなく胸に響くセリフがあったりで、後からジワジワとくるものがあったかも。まぁ、「なりたい大人になれたか?」なんて聞かれたら、かなりヘコんでまいそうやなぁ..........................(苦笑)

何か特別ドラマチックな話を期待すると、きっと肩すかしをくらうんかもしれんけど、こんな“さりげない優しさ”を感じる語り口ってのは、監督さんらしさが出てて、個人的には嫌いやないんよね?!

2016年6月 4日 (土)

『スノーホワイト/氷の王国』

今日は、劇場で公開中の作品のなかから、続きものをひとつ、ご紹介♪

“白雪姫”がまさかのアクション映画になったってことで話題になった(?)『スノーホワイト』、まぁ、下世話な巷では、“白塗りの吸血鬼カップル”の女のひと(クリステン・スチュワート)が主演映画の監督さんと不倫して、彼氏がキレて大騒ぎってことの方が盛り上がったのかもしれんけど..............(笑)

そんな作品の続編が作られるとは...................ってことで、傷心モードから立ち直って(?)、最近は演技派の呼び声が高い彼女は出てないものの、陽気なワイルド野郎ことクリス・ヘムズワースが主演で....................なのに宣伝はなぜか“シャーリーズ・セロン押し”ってなところで、う~ん、どうなることやら。

というわけで、そんな作品の感想は........................?!

スノーホワイト/氷の王国 / The Huntsman Winter's War   ★★★☆☆   (2016年)

監督:セドリック・ニコラス=トロイアン
出演:クリス・ヘムズワース、ジェシカ・チャステイン、エミリー・ブラント、シャーリーズ・セロン、ニック・フロスト、サム・クラフリン、ロブ・ブライドン、シェリダン・スミス、アレクサンドラ・ローチ

スノーホワイト(白雪姫)に倒された魔女の女王には美しい妹がおり、同じく強力な魔力を持つ彼女は、氷の王国を築き、女王として君臨していたのだが................ってな、アクション&ファンタジー?!

人を愛することを拒絶し、強力な兵士を育てて支配を広げる女王と、かつて愛を誓い合った一組の兵士、そのバトルの行方は...............ってなことで、なぜか中世のコスプレが抜群に似合う(?)クリスくんがアクションで大活躍するってね(笑)

なるほど、今回も小気味いい展開にほどよくアクションで盛り上げつつ、豪華な役者を集めて“どやっ”っていう前向きな感じは伝わってくるかな。

ただ、ちょっと都合の良すぎる展開があったりで、話の方はもうひとつ乗り切らんかったよ。

前作に続くシャーリーズ・セロンの魔女っぷりも、2度目になると見慣れてもうたのか、CGでごまかされてる体で、前回ほどのインパクトはなかったね。

2016年6月 3日 (金)

『グラスホッパー』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品、原作は人気作家の伊坂幸太郎のベストセラー小説なんやってね。最近、文庫本で日本の小説を通勤時間に読んだりするんやけど、伊坂作品は1作しか読んだことなくて、当然のことながら、この原作本もよう知らんのよ。

監督の瀧本くんと主演の生田くんは、『脳男』っていう作品でもタッグを組んでて、そういえば、石橋のおじさんも、その時に共演しとったね。

というわけで、そんな作品の感想は..........................?!

グラスホッパー   ★★★☆☆   (2015年)

監督:瀧本智行
出演:生田斗真、浅野忠信、山田涼介、吉岡秀隆、波留、麻生久美子、菜々緒、佐津川愛美、石橋蓮司、宇崎竜童、村上 淳、金児憲史、山崎ハコ

ハロウィンの夜に渋谷のスクランブル交差点で起きた暴走車による無差別殺人事件で恋人を失った男は、何者かによって別に真犯人がいることを告げられ、復讐を決意するのだが................ってなサスペンス??

裏社会を仕切る親子に近づこうとするが、そこに3人の殺し屋が絡み、事態は複雑になり.............ってなことで、気弱な元教師が巻き込まれて大騒ぎってね(笑)

う~ん、それなりに展開にリズムがあって、観れなくはないんやけど、なんか物足りなさというか、期待してたものと違うんよなぁ。

まぁ、原作は知らんだけに、元々がこれぐらいの軽いテイストの話なんかもしれんけど、監督と主演が同じで、更にバーターまで付いてきて、ゴリゴリの先入観で見てまうせいか、やっぱりこの程度かなぁって思ったりして..........(苦笑)

なんとなくイロイロな人物の感情が入り乱れてっていう設定は、ネタとしてはオモロそうかなぁって思ったんやけど、そんな期待に十分に応えてもらえんかった、そんなとこかもね..............残念?!

2016年6月 2日 (木)

『卵』

今日は、ちょっと珍しいところでトルコ映画をひとつ、ご紹介♪

この作品、セミフ・カプランオール監督による三部作の第1作目ってことらしく、これに続く第3作『蜂蜜』ってので、監督さんはベルリン国際映画祭の金熊賞を受賞してるんやって。

この1作目も本国トルコの批評家協会賞ってので、作品賞、監督賞、主演男優賞、主演女優賞と主要部門をほぼ独占するほど、評価が高かったみたいやね。

というわけで、そんな作品の感想は...................?!

卵 / Yumurta   ★★★☆☆   (2007年)

監督:セミフ・カプランオール

出演:ネジャト・イスレーシュ、サーデット・アクソイ、ウフク・バイラクターシュ、トゥリン・オゼン

母親が亡くなり、久しぶりに故郷に帰った男は、母親と暮らしていた親戚の女性と出会う。母親の遺言を実行するため、男は彼女と一緒にドライブに出るのだが.....ってなドラマ?!

何とも不思議というか、独特の雰囲気をもった作品やったね。全体的にセリフが少なくて、あまり背景が語られないために、冒頭から話に入りづらい感じがして、更に淡々と流れていくために、少し取っつきにくいんよなぁ(苦笑)

まぁ、亡くなった母親という存在を介して、男と女が出会い、同じ時間を過ごす中で、次第に距離が縮まり、特別な感情が芽生えるってことを描いてるんやろうとは思うんやけど....。

何が言いたいのか、訳の分からん映画と切り捨てるか、それとも解釈の幅の広い、抒情的な芸術作品というか、観るひとによって評価の分かれる作品なんやろね?!

少なくとも、あまり疲れてないときに観ることをおススメするかな(笑)

2016年6月 1日 (水)

『チェイス!』

今日は、インドのアクション映画をひとつ、ご紹介♪

この作品、レンタルDVDに入ってた予告編を観てると、てっきりアーミル・カーンが主役でブイブイいわせる映画やとばっかり思ってたら、どうやら違ったらしい(苦笑)

インドの映画界をハリウッドに真似てボリウッドって言うんやけど、このボリウッド映画には、ハリウッドのようなアクションものが少ないってことで、その線を狙って作られたのが、ふたりの刑事が難事件を解決する“Dhoom シリーズ”なんやって。

でもって、この作品が原題にあるように第3弾ってことで、そこにゲスト出演してるのが人気のアーミルくんで、彼の出演のおかげもあってか、本国インドでは大ヒットしたらしい。

というわけで、そんな作品の感想は..........................?!

チェイス! / Dhoom: 3   ★★★☆☆   (2013年)

監督:ヴィジャイ・クリシュナ・アーチャールヤ
出演:アビシェーク・バッチャン、アーミル・カーン、カトリーナ・カイフ、ウダイ・チョープラ、タブレット・べセル、ジャッキー・シュロフ、アンドリュー・ビックネル、エリザベス・レイナース

シカゴにある銀行で起こった強盗事件、犯人が残した手がかりから、インド系の者が関係していると推測され、インドから腕利きの警察官コンビが呼ばれるのだが.................ってな犯罪アクション?!

子供の頃に、銀行のせいで父親が自殺したサーカスの男と、なんとしても犯人を捕まえようと必死の刑事たち、そんな攻防に笑いや恋の要素を散りばめて..............ついでに歌って踊って.............あぁ、ボリウッド♪(笑)

これ、なかなかアクションにこだわって作られてて、ちょっと“ヤリすぎ感”がありまくりではあるんやけど、そんなナンセンス加減がいい具合にツッコミ入れさせてくれるんよ。

実は建前上は(?)主役ではないらしいアーミルくんが、達者な演技とキレキレな動きで楽しませてくれるんやけど、シリーズものってことを知らない者からすると、判官びいきな気持ちも加わって、違った結末を期待してまうんよねぇ。

それにしても、ボリウッド映画やから、こういった作りになるのは仕方ないんやろうけど.............やっぱり途中の歌と踊りは少しカットして、もう少し尺を短くコンパクトにしてくれたらなぁって思ってもうた.................(苦笑)

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