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2016年6月17日 (金)

『岸辺の旅』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品、カンヌ映画祭の「ある視点」部門で上映されたらしく、その時に部門の監督賞を受賞したんやって。まぁ、日本映画プロフェッショナル大賞の第6位やって言われても、過去の選を見れば何の説得力もないんやけど、さすがにカンヌ映画祭と言われると、ちょこっとは期待するやんか。

ただ、監督の黒沢くんは、どちらかというとホラー系の作品を作ってるひとっていうイメージで、前作の佐藤 健と綾瀬はるかが共演した『リアル~完全なる首長竜の日~』ってのが、どうしょうもなくグタグタやったのを思い出すと、やっぱり不安がね。

というわけで、そんな作品の感想は........................?!

岸辺の旅   ★★☆☆☆   (2015年)

監督:黒沢 清
出演:深津絵里、浅野忠信、小松政夫、奥貫 薫、赤堀雅秋、村岡希美、蒼井 優、柄本 明、首藤康之、高橋 洋、いせゆみこ、藤野大輝、千葉哲也、松本華奈、石井そら

3年もの間、行方知れずだった夫が、突然、家に帰って来て、しかも自分はすでに死んだと告げる。戸惑う妻だったが、夫に一緒に旅に出ようと言われ、電車に乗って出発するのだが.................ってなドラマ?!

かつて夫が世話になった人をふたりで訪ね、自分の知らなかった夫の過去を知りながら、気持ちを徐々に整理しつつ、新たなスタートラインへ...........ってな喪失と再生の物語ってことなんやろうけど、う~ん、辛かったわ(苦笑)

そもそもの設定にまったく説得力がなく、中途半端に小手先の映像で雰囲気を伝えようとしてるんやけど、単にカットが雑なだけにしか見えず、かなり無理があるんよ。

エピソードも取ってつけたようなものばかりで、特に一貫性を見いだせず、ただ散漫な夫婦っぽいひとたちのじゃれ合いを延々と見せられてるようで、とても耐えられんかった。

見どころといえば、木村多江と双璧をなす“不幸を背をわせるとピカイチ”な奥貫くんの見事な“幸の薄さ”に感動したのと、いつもと違うタイプで出演の蒼井くんの演技くらいやったかなぁ。

深津くんの露出ってのも話題やったんやろうけど、どうもイロイロと制約があるようで、カメラのアングルが不自然すぎて、完全にハズしてもうてるあたりが、余計に痛々しかったよ?!(苦笑)

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