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2016年7月

2016年7月31日 (日)

『独裁者と小さな孫』

今日は、パリ在住のイラン人監督さんによる作品をひとつ、ご紹介♪

監督のマフマルバフくんは、若い頃は反政府活動をして、死刑判決を受けたこともあるらしく、政治活動をやめて映画監督になってからも政府から睨まれて、何度も命を狙われているという身の危険を感じたことがあるらしい。

アフガニスタンに2年ほど住んでたこともあるようで、学校を作ったり、いろいろとタリバン後のアフガニスタンの復興にも尽力し、人権活動家という顔も持ってるんやって。

3人の子供のうち娘ふたりは映画監督をしてて、長女はカンヌ映画祭でパルム・ドールはノミネートどまりやったものの、代わりに審査員賞を2度も受賞してるみたいやね。

というわけで、そんな監督さんの最新作の感想は......................?!

独裁者と小さな孫 / The President   ★★★☆☆   (2014年)

監督:モフセン・マフマルバフ
出演:ミシャ・ゴミアシュヴァリ、ダチ・オルウェラシュヴィリ、イャ・スキタシュビリ、ズラ・ベガリシュヴィリ、ラシャ・ラミシュヴィリ、ダト・ベシタイシュウィリ、グジャ・ブルデュリ、ソク・クヴェデリゼ

独裁者として君臨していた男は、反政府活動が激化するなかで、クーデターにより失脚してしまう。国外退去に失敗した彼は、まだ幼い孫を連れて、国を脱出するべく逃げ回るのだが..............ってなドラマ?!

変装をして旅芸人を装って逃げるが、行く先々で圧政に苦しんできた“国民の声”を聞き、人々の暮らしの現実を目の当たりにし、胸を痛めながらも、なんとか追跡をかわし.............ってなことで、ちょっとシュールな設定の話が展開するんよ。

国で一番偉い祖父を信じる、素直な孫の視点と、堕ちた偶像の元大統領の視点を対比し、また権力者の見る世界と庶民の世界の間にあるギャップを設定をうまく使いながら映し出すあたり、なかなかオモロイよなぁって思う。

権力者の驕りを痛烈に批判しながらも、戦争や暴力からは平和は生み出せないという監督さんのメッセージも込められてるようで、なかなか考えさせられる一品やったね?!

2016年7月30日 (土)

『エージェント・ウルトラ』

今日はアクションものをひとつ、ご紹介♪

この作品、劇場で公開してた時に、普通の男がスーパーヒーローにって感じのノリで、本国アメリカで結構な盛り上がりやって評判になってたっけ。

主演のが、いつもトボけた演技をしてる印象しかないジェシー・アイゼンバーグがアクションをやるのかっていう部分が、ミスマッチで少し気になるんやろね。

監督さんは、もともとミュージック・ビデオを作ってたひとらしく、その関係もあってか、監督デビュー作の前作ではMTVムービー・アワードでノミネートされたりしたらしい。

というわけで、そんな作品の感想は..........................?!

エージェント・ウルトラ / American Ultra   ★★★☆☆   (2015年)

監督:ニマ・ヌリザデ
出演:ジェシー・アイゼンバーグ、クリステン・スチュワート、トファー・グレイス、ジョン・レグイザモ、コニー・ブリットン、トニー・ヘイル、ウォルトン・ゴギンズ、マイケル・パパジョン、ナッシュ・エドガートン、スチュアート・グリアー

田舎町の小さなスーパーで店員をする冴えない男は、記憶を消された本人も気づいていなかったが、実はCIAによって特殊な訓練を受けた秘密兵器だった.................ってなアクションもの?!

恋人とハワイに行こうとするが、町を出るとパニック障害に襲われ、旅行をキャンセルして戻って来るが、その事によって命を狙われることに.............ってなことで、まぁ、何というか、やっつけ仕事のようなストーリーやね(笑)

ダメ男が殺人マシーンやったっていうオチが重要(?)なわけで、その他のストーリーはどうでもエエわけやから、展開勝負の勢い重視だけに、これはこれで、エエんやろなぁ。

それにしても、ジェシーくんの不器用すぎる身のこなしからは、まったくアクション系の要素がなく、キレがないところが、逆にオツなんかね(苦笑)

とにかく、深くツッコミを入れるようなもんでもないんやろうから、乗っかったもん勝ちってことなんかなぁ..................?!

2016年7月29日 (金)

『7s [セブンス]』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品の藤井監督ってひとは、伊坂幸太郎の原作を映画化した『オー!ファーザー』でデビューし、その後、谷村美月が出演した『幻肢』って作品も監督しとったね。

この作品をレンタルした理由は、他の作品を借りたときに目にした予告が熱かったってのもあるんやけど、もうひとつは深水元基が出演してたからなんよ。

彼、園 子温の作品によく出演してて、最初に『気球クラブ、その後』って作品で印象に残って、それ以来、園作品を観るたびに出てくるのを見てて、脇でもしっかりと存在感を出してて、なかなかやなぁって思ってたんよなぁ。

というわけで、そんな作品の感想は.........................?!

7s [セブンス]   ★★★★   (2015年)

監督:藤井道人
出演:深水元基、淵上泰史、須賀貴匡、小林夏子、アベラヒデノブ、佐々木卓馬、サンガ、竹井洋介、網川 凛、駿河太郎、瀬下尚人、木村啓介、麻亜里、斎藤 工

映画祭で賞をもらった男は、バイト先の居酒屋で宴会をしてた劇団メンバーと意気投合し、新作の企画を一緒に作ることにしたのだが、いろいろと問題が発生し、作品は未完成のままに...............ってな映画作りの裏側を描いたドラマ?!

順調に始まった撮影も、スタッフ間の意見のズレ、役者の事情などで徐々に険悪な雰囲気になり...........ってなことで、撮影とその後の人間模様を綴りながら、映画に懸けた人たちの、それぞれの想いをってところなんかな。

いやね、話としては“ありがち”な部類に入るんやと思うんやけど、作る側と演じる側、それぞれの事情や気持ちってのが上手く出てて、観てて引き込まれるものがあるんよ。

ひとつの作品を作るってことの大変さと、それでも夢を描いて突き進み、そんでもってそんな夢が破れたときの挫折感ってのが伝わってくるんやろね。

切ない気持ちや、その後にやって来る清々しさ、しっかりと“映画愛”もあって、なんや胸にグッときてもうたよ!?

2016年7月28日 (木)

『リザとキツネと恋する死者たち』

今日は、ハンガリーの映画をひとつ、ご紹介♪

この作品、監督さんが来日して那須を訪れた際に、美しいキツネの化身に恋をする男が次々と死んでしまうっていう話を耳にして、それを映画にしたらしい。

ポルト国際映画祭でグランプリを受賞し、ブリュッセル国際ファンタスティック映画祭で審査員賞と観客賞を受賞したんやって(この二つが“世界三大ファンタスティック映画祭”ってのに入ってるらしい...........)

作品に日本歌手役で出演しているデヴィッド・サクライってひとは、日本人とデンマーク人のハーフらしいんやけど、日本で役者修行をした後、デンマークで活躍し、今はアメリカを拠点にして活動してるんやって。なんか、“ディーン・フジオカに続く逆輸入のイケメン俳優”ってカテゴリーで注目されてるらしい(苦笑)

というわけで、そんな作品の感想は.....................?!

リザとキツネと恋する死者たち / Liza, A Rokatunder   ★★★☆☆   (2014年)

監督:ウッイ・メーサーロシュ・カーロイ
出演:モーニカ・バルシャイ、ゾルターン・シュミエド、デヴィッド・サクライ、ガーボル・レヴィツキ、ピロシュカ・モルナール、サボルチ・ベデ・ファゼカシュ

ハンガリーのブタペストで元日本大使の未亡人の雇われ看護師をしている女は、30歳の誕生日に運命の出会いがあるを信じていたのだが、なぜか彼女の周りで人が次々と死んでいき..............ってな、ちょっとエキセントリックなファンタジーもの?!

日本の三文小説を愛読し、未亡人が好きだった日本の歌手の幽霊と踊る、そんな少し変わり者と女は、連続する不幸に、自分は不幸をもたらすキツネかもしれないと思うようになり..............ってなことで、ちょっと個性的なドラマが展開するんよ。

バリバリの昭和歌謡で歌って踊って、そんなユル~イ感じで、音楽だけやなく、映像やストーリーまで、かなり独特やった。

ちょっとキワもの感さえ漂うなかで、主人公のモーニカくんが、実にキュートな魅力を振りまいてるところが、たまらんのよなぁ...............(笑)

少し残念やなぁって思ったのは、日本人キャラの日本語がたどたどしいってところで、日本人としてはリアリティの部分でどうしても気になってもうて..............。

しかし、ハンガリーでここまで“日本推し”な作品が作られるってのは、ちょっと不思議なもんやよね...............まぁ、作品そのものが異質すぎて不思議なんやけど?!(笑)

2016年7月27日 (水)

『パリ3区の遺産相続人』

今日は、パリを舞台にしたドラマをひとつ、ご紹介♪

監督のイスラエル・ホロヴィッツってひと、これが監督デビュー作らしいんやけど、脚本家としては70年代から活躍してたらしく、ヨーロッパ映画賞で脚本賞を受賞したりして、それなりに名の知られたひとなんやって。

そんでもって、ちょっと気になってネットで検索してたら、監督さんの息子ってのが、アダム・ホロヴィッツっていうんやけど、実はラップ・グループのビースティー・ボーイズの“キング・アドロック”なんやって。

1986年のアルバム“Licensed to Ill”は名盤で、特にシングルにもなった“Fight for your right”は青春の一曲って言ってもエエかもねぇ♪

というわけで、そんな作品はラップとは無縁の作りではあるんやけど、感想は................?!

パリ3区の遺産相続人 / My Old Lady   ★★★☆☆   (2014年)

監督:イスラエル・ホロヴィッツ
出演:ケヴィン・クライン、マギー・スミス、クリスティン・スコット・トーマス、ドミニク・ピノン、ノエミ・ルボフスキー、ステファーヌ・フレス

亡くなった父親の遺産として、パリの一等地にあるアパルトマンを相続した男は、物件を売却するために現地を訪れるが、そこには老婦人とその娘が住んでおり、簡単には売却できないばかりか、老婦人が亡くなるまで毎月お金を支払はなければならないと知り..............ってなドラマ?!

大金を手にして、冴えない人生とオサラバするハズが、老女付きの不動産だと知り戸惑うが、さらにワケありな彼女の素性を知り...........ってなことで、パリを舞台にした人生ドラマをってとこなんかな。

出演陣はベテランで、それぞれに個性を出して演じてるんやけど、個人的に、どうしてもこの“ケヴィン・クライン節”が好きになれへんのよなぁ..............(苦笑)

やたらと声を張り上げたり、リアクションを大きくとったりして、その“いかにも一昔前のハリウッド俳優”然とした演技ってのが、何度見ても好きになれんのよ。

話の方も、もう少し軽妙で爽やかにグッとくるようなテイストを期待してたんやけど、ちょっとジメッとし過ぎてたかもね。まぁ、悪くはないんやろうけど、予告を観て思ってたのとは違ったかもなぁ..................?!

2016年7月26日 (火)

『機動戦士ガンダム THE ORIGIN II 哀しみのアルテイシア』

今日は、先週に引き続き、ガンダムの新シリーズ第2弾を、ご紹介♪

機動戦士ガンダムが“単なるアニメ”を越えるモノになった理由は、子供向けではない深いドラマがあるからなんやろうと思う。戦いのなかで様々な葛藤を抱えながら、それぞれのキャラが成長し、変わっていく、そんな深い人間ドラマに夢中にさせられるんやろね。

そんでもって、主人公とその周囲だけやなく、敵にも魅力的なキャラがいて、それが絶妙に絡み合いながら、物語をより深くしてるところが秀逸なんやろう。

もちろん、主人公のアムロが好きなんやけど、それと同じくらい、ライバルのシャアの存在は大きいし、ランバ・ラルなんかも悪役でありながら、どこか憎めない、気になるキャラなんよね。

というわけで、シャアの生い立ち物語、第2弾の感想は..................?!

機動戦士ガンダム THE ORIGIN II 哀しみのアルテイシア   ★★★☆☆   (2015年)

監督:今西隆志
出演:(声の出演)池田秀一、潘 めぐみ、銀河万丈、喜山茂雄、沢城みゆき、、三宅健太、渡辺明乃、古谷 徹、藤村 歩、関 俊彦

ザビ家により支配されたサイド3を脱出したジオン・ダイクンの子供であるキャスバルとアルテイシアは、地球でマス家の養子として暮らしていたが、その生活はザビ家に監視されており...............ってなシリーズの第2弾?!

シャアがなぜシャアになったのか、そして兄妹の悲しい生い立ちをってなことで、今回は第1弾のようなオチャラケ演出も減らして、徐々に物語の核心に近づくところまでの話なんよ。

最初のシリーズで同じジオン軍にいながら、なぜにザビ家に敵対心をむき出しにしてたのか、その理由を知ることで、シャアの複雑な胸の内ってのが分かるんよね。

まぁ、タイトルになってる“アルテイシアの哀しみ”ってのに愛猫の死ってのが入ってるってところが、ちょっとどうでもエエような気はするんやけど................(笑)

しかし、こんな60分で細切れにせんと、早く最後まで話を知りたいよなぁ..................?!

2016年7月25日 (月)

『アノマリサ』

今日は、劇場で未公開の作品のなかから、アニメ映画をひとつ、ご紹介♪

この作品、実はアカデミー賞の長編アニメ賞にノミネートされて、ヴェネチア国際映画祭では審査員大賞を受賞し、LA批評家協会賞も受賞たんやって。

アニメといっても“パペット・アニメ”ということで、人形を使って撮影されてるんよ。1カットごとに人形を動かしながら撮影し、それをつなげて動きのある映像を作り上げるっていう、非常に手の込んだ作り方をしてるんよね。

そんな作品の監督をしてるチャーリー・カウフマンといえば、スパイク・ジョーンズ監督の盟友で、『マルコヴィッチの穴』なんかの脚本家として有名なんよなぁ。

というわけで、そんな作品の感想は.........................?!

アノマリサ / Anomalisa   ★★★☆☆   (2015年)

監督:チャーリー・カウフマン、デューク・ジョンソン
出演:(声の出演)デヴィッド・シューリース、ジェニファー・ジェイソン・リー、トム・ヌーナン

会議でスピーチをするためにシンシナティにやって来た男は、10年ほど前に別れた彼女のことが忘れられず、彼女に連絡して再会したいと思っていたのだが..............ってなアニメ映画?!

妻と息子がいて、幸せな暮らしをしているハズが、どこか心は満たされず、過去にすがる気持ちが捨てきれない中年オヤジ、そんな彼が体験する一泊二日の旅の顛末は............ってね。

もともとパペットを使ったアニメってのが珍しいこともあり、独特な映像が気になってまうんやけど、それに加えて、さすがカウフマンらしい、凡人にはすんなり理解できないエキセントリックな話なんよ(笑)

安っぽく言えば、ミドルエイジ・クライシスに悩むトチ狂った中年オヤジの下半身事情をってところで、深く言えば、人生の岐路で迷う男の自分探しの旅 in ベッド??

普通のアニメと違って、人形を使ってるだけに立体的で、それでベッドシーンを見せられると、ウブなハゲおやじも思わず赤面して...............なんて(笑)

チャーリー・カウフマンの作品で万人受けするようなものは存在しないと分かっていながらも、オモロイかどうかは別にして、これはまたかなり“個性的”やったね?!

2016年7月24日 (日)

『消えた声が、その名を呼ぶ』

今日は、世界を放浪するロード・ムービーをひとつ、ご紹介♪

この作品、ヴェネチア映画祭でコンペティション部門に出品されて、特別賞を受賞したらしく、これまでもヴェネチア、カンヌ、ベルリンの各映画祭で評価されてきた監督さんらしく、今回も高い評価を得たらしい。

公式HPを見ると、作品を作るにあたって、マーティン・スコセッシやロマン・ポランスキー、そしてアトム・エゴヤン(奥さんも役者として出演)に相談して作り上げたんやって。

トルコからの移民の子としてドイツで生まれた監督さんは、自身のルーツを大切にしながら、以前に紹介した『そして、私たちは愛に帰る』『ソウル・キッチン』といった、なかなか個性的な作品を世に送り出してきたんよね。

というわけで、そんな監督さんの新作の感想は.........................?!

消えた声が、その名を呼ぶ / The Cut   ★★★☆☆   (2014年)

監督:ファティ・アキン
出演:タハール・ラヒム、シモン・アブカリアン、マクラム・J・フーリ、アルシネ・カンジアン、トリーヌ・ディルホム、モーリッツ・ブライブトロイ

美しい妻と双子の娘と幸せに暮らしていたアルメニア人の男だったが、ある日、トルコ軍によって強制連行され、砂漠での労働を課せられる。仲間とともに虐殺されそうになったが、声を失ったものの奇跡的に一命をとりとめた男は、離れ離れとなった家族を探す旅に出るのだが..............ってなドラマ?!

過酷な状況のなかでも、必死に生き延び、そしてただ娘たちとの再会だけを望み、世界を旅する男、そんな彼の苦悩の様子をってとこなんやろね。

苦難の連続で、心が折れそうになりながらも、希望を胸に旅を続ける、そんな主人公を演じるタハールくんが、えらい男前やった(笑)

全体の尺も長く、単調になりがちな展開のなかで、さすがファティ監督といった、センスのいい音楽の使い方で、さりげなく旅を盛り上げてくるあたり、なかなかやった。

離れ離れになっても、決して切り離せない親子の絆、そんなものを信じて歩みを止めない父親の執念を見ながら、ちょっと熱いものを感じたかな?!

2016年7月23日 (土)

『シング・ストリート』

今日は、劇場で公開中の作品のなかから、イギリス映画をひとつ、ご紹介♪

この作品の監督をしてるジョン・カーニーといえば、アイルランドの人気バンドのボーカルとチェコのシンガーソングライターをキャスティングした『ONCE ダブリンの街角で』や、キーラ・ナイトレイとマーク・ラファロ、そしてMAROON5のアダム・レヴィーンをキャスティングした『はじまりのうた』のひとなんよ。

もともとバンドで活動してたこともあるらしく、この監督さんの音楽へのこだわりは作品を通じて伝わってきて、作品を観た後に、ついついサントラを買ってまうんよなぁ。

そんなカーニーくんの新作で、今回も音楽をネタに言われると、ちょっと期待してまうよね.............?!

シング・ストリート / Sing Street   ★★★☆☆   (2015年)

監督:ジョン・カーニー
出演:フェルディア・ウォルシュ=ピーロ、ルーシー・ボーイトン、マリア・ドイル・ケネディ、ジャック・レイナー、ケリー・ソーントン、エイダン・ギレン、マーク・マッケンナ、ドン・ウィチャリー

3人兄弟の末っ子の高校生は、不況で父親が失業状態にあり、強制的に公立高校に転校させられることに。毎朝、学校の校門の前にいる年上の美女に、自分のバンドのミュージック・ビデオに出演して欲しいと声を掛けたことをキッカケに、慌ててバンドを結成して練習を始めるのだが..............ってな青春ドラマ?!

学校では校長に目をつけられ、家では両親がケンカばかり、そんな冴えない日常のなか、音楽好きの兄の助言を受けながら、好きになったひとのために、仲間と音楽を作る、う~ん、青春やよねぇ(笑)

過去の2作品では、プロのミュージシャンをキャスティングしてて、今回はどうなんやろうって思ったんやけど、さすが監督さんの音楽ドラマは音に手を抜かんね。エンドクレジットを見たところでは、過去作品の出演者がオリジナル曲を手伝ってたっぽいんやけど。

少し残念なのは、ヒロインの80年代風メイクが老け顔に見えてもうて、イマイチ華がないんよね。時折見せる表情は、十分魅力的ではあったんやけど...............。

音楽ドラマとしては及第点の音楽のクオリティがあり、恋愛ドラマとしても、歌に込めた感情は胸に響くものがあり、青春ドラマとしても、甘酸っぱい爽やかさがあり、家族ドラマとしてもグッとくる、もうひと押しが足りない感はあるんやけど、平均的になかなか悪くなかったかな?!

2016年7月22日 (金)

『お盆の弟』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

監督をしてる大崎くんは、以前に紹介した『キャッチボール屋』って作品を作ったひとで、光石くんは前作に引き続きの監督さんとのコラボってことらしい。作風としては、どうやら“マッタリ系”のちょこっとクセのあるドラマを好むってとこなんかも(笑)

ところで、出演者のひとりの岡田浩暉ってひと、作品の公式HPで経歴をチェックしたところ、“To Be Continued”ってバンドのボーカルやったんやね..........って言っても、大抵のひとは“?”かな。

実は、関西から大学入学を機に上京して、最初にやったバイトが、東横線の都立大学駅の高架下にあった、小さなCDレンタル屋の店員やったんよ。でもって、その店の先輩アルバイトが“To Be Continued”のひとで、少し記憶が曖昧な部分もあるんやけど、確かボーカルやって言ってたような.............いやぁ、ちゃんとサインでも貰っとけば良かったなぁ。

というわけで、そんなノスタルジックな縁を感じたりした作品の感想は................?!

お盆の弟   ★★★☆☆   (2015年)

監督:大崎 章
出演:渋川清彦、光石 研、岡田浩暉、渡辺真起子、河井青葉、田中要次、柳田衣里佳、川島夕空、三浦景虎、後藤ユウミ、梶原阿貴

ガンの手術をした兄の世話をするという理由で、妻と娘と別居して暮らす男は、映画監督の夢を追っているが、仕事もなく“主婦”のような生活をしていたのだが................ってなお話?!

妻から離婚を突き付けられ、落ち込む男は、親友の彼女の友だちを紹介され、兄の恋人にと考えるが..............ってなことで、基本的にユル~い感じの人生見つめなおしドラマが展開するんよ。

仕事も家庭もサッパリで、中年に差し掛かろうかという年で、フラフラと生きてる男の他愛のない日常を、少しコミカルにってことなんかもね。

普段は脇役で個性を発揮してる渋川くんが、メインを張ってどうなんやろうってことなんやけど、いつも通りのトボケた演技が、光石くんの“さりげない”存在感と相まって、モノクロの映像のなかで悪くない雰囲気を作ってた。

夢を追いかけると言いながら、どこか中途半端に生きてる男の漠然とした不安や、諦めを漂わせた哀愁、そんなものを背景にしながら、ちょっとした人生の転機を映し出す、まぁ、小粒ではあるんやけど、ボチボチな作品なんと違うかな?!

2016年7月21日 (木)

『ドリーム ホーム 99%を操る男たち』

今日は、“家”にまつわるドラマをひとつ、ご紹介♪

この作品、ヴェネチア映画祭で賞を獲ったらしく、他にもLA批評家協会賞ででマイケル・シャノンが助演男優賞を受賞し、ゴールデン・グローブでも助演男優賞にノミネートされたりして、特にシャノンくんの演技は各地の映画祭でかなり高い評価を受けたらしいんよ。

最初に評価されたのは、デカプリオとケイト・ウィンスレットが共演した『レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで』でアカデミー賞の助演男優賞にノミネートされた頃なんやろうけど、個人的には殺し屋を演じた『THE ICEMAN 氷の処刑人』での演技が秀逸で、ひょっとしたら、今一番ノッてる悪役俳優かもね(笑)

というわけで、そんな作品の感想は.........................?!

ドリーム ホーム 99%を操る男たち / 99 Homes   ★★★☆☆   (2014年)

監督:ラミン・バーラニ
出演:アンドリュー・ガーフィールド、マイケル・シャノン、ローラ・ダーン、ノア・ロマックス、ティム・ギニー、ウェイン・ペレ、クランシー・ブラウン、カレン・モス

不況が続くなか、家のローンが払えなくなり、立ち退き命令によって、生まれ育った家を追い出された男は、自分たち家族を追い出した不動産屋の男に雇われ、今度は追い出す側に...............ってなドラマ?!

裁判所の命令をタテに、あの手この手で金を稼ぐ男と、守るべき家族のために、彼の右腕となって“立ち退き屋”をやることになった男、そんな金のためにグレーゾーンで商売をする男たちだったが...............ってなことで、なかなか見ごたえのあるドラマが展開するんよ。

主演のアンドリューくんは、おそらく見るからに頼りなさげなところがキャスティングされた理由なんやろうけど、演技の方も頼りなさ過ぎて、もう一息やったかなぁ。

それがゆえに、対するシャノンくんの悪徳不動産ブローカーぶりが際立ってもうて..............存在感ありまくりやったよ(笑)

サブプライム・ローンの問題で注目された住宅ローンをネタに、金と良心を天秤にかける、そんなドラマは、シャノンくんの存在感のおかげで、悪くない仕上がりになってたね?!

2016年7月20日 (水)

『フランス組曲』

今日は、イギリス、フランス&ベルギーの合作映画をひとつ、ご紹介♪

この作品の監督をしてるソウル・ディブってひと、イギリスのひとなんやけど、キーラ・ナイトレーとレイフ・ファインズが共演した『ある侯爵夫人の生涯』ってのを撮ったんよ。でもって、ラッセル・クロウ主演の新作の企画があるんやって。

個人的な注目は、マティアス・スーナールツって俳優さんなんよ。もともとはベルギー映画で『ロフト.』ってのがあって、その時は出演者のひとり程度で印象がなかったんやけど、『闇を生きる男』やマリオン・コティヤールと共演した『君と歩く世界』あたりから気になりだしたんよ。

ベルギーのアントワープ出身らしく、今回、ドイツ人将校を演じることに、最初はかなり抵抗があったらしいんやけど、脚本を読み、役柄を知って、演じる決心をしたんやって。

というわけで、そんな作品の感想は......................?!

フランス組曲 / Suite Francaise   ★★★☆☆   (2014年)

監督:ソウル・ディブ
出演:ミシェル・ウィリアムズ、マティアス・スーナールツ、クリスティン・スコット・トーマス、サム・ライリー、マーゴット・ロビー、ランベール・ウィルソン、トム・シリング、ルース・ウィルソン、エリック・ゴドン、アレクサンドラ・マリア・ララ、クレア・ホルマン

フランス中部にある田舎町で義理の母と暮らす女。侵攻してきたドイツ軍が町にも駐留し、彼女の住む屋敷にも、ひとりの将校が滞在することになるのだが.................てな戦時ドラマ?!

敵国の軍人に対して警戒感を強めていたが、毎晩のように彼が奏でるピアノの音色に惹かれ、いつしか二人の距離も縮まっていき...............ってなことで、好きになったらアカン相手に心惹かれて、心を通わせあうが、戦争はそれを許さず.............ってな恋の話ね。

まぁ、恋のジレンマってことからいうと、ありがちな設定ってことなんやろうけど、マティアスくんの上品で繊細な演技ってのが、なかなか印象的やった。

もしも出会ったタイミングと場所が違ってれば............そんな戦争っていう“やるせない”出来事と、それに翻弄される人々ってのを見てると、やっぱり切ない気分になるやんね。

こんな物語を書いた作者がアウシュヴィッツで亡くなったっていう背景も含めると、なんや複雑な気分になるよなぁ.....................?!

2016年7月19日 (火)

『機動戦士ガンダム THE ORIGIN I  青い瞳のキャスバル』

今日は、邦画のアニメをひとつ、ご紹介♪

機動戦士ガンダムというと、ちょうど自分が小学生の高学年の頃にやってて、今みたいにTVゲームがまだない時代で、ガンダムのプラモデル(通称“ガンプラ”)がえらいブームやったんよなぁ。

入荷日が分かると、みんなこぞっておもちゃ屋に押しかけ、列を作って買いにいった時代って、なんやノスタルジーやわぁ.................(笑)

そんなガンプラのなかでも、もちろんガンダムやガンキャノンといった連邦軍のモビルスーツは人気やったんやけど、それ以上に赤い“シャア専用”ってのが大人気やったんよね。

たまたま何かで、あのガンダムの最初のシリーズの前日譚として、シャアの生い立ちにスポットを当てた新シリーズをやってるってのを知って、これは見逃せんってことで、レンタル屋に走ったってわけ。

ということで、そんな作品の感想は.......................?!

機動戦士ガンダム THE ORIGIN I  青い瞳のキャスバル   ★★★☆☆   (2014年)

監督:今西隆志
出演:(声の出演)田中真弓、潘 めぐみ、銀河万丈、喜山茂雄、三宅健太、浦山 迅、渡辺明乃、沢城みゆき、津田英三、恒松あゆみ、池田秀一、松田健一郎、土屋トシヒデ、川原慶久

サイド3のムンゾ自治共和国の議長を務めていたジオン・ズム・ダイクンが急死し、ザビ家一族が権力を掌握していく。それに対抗しようとしたラル家は、ダイクンの息子キャスバルと娘アルテイシアを庇護下に置くのだが...............ってな、ジオンの独立、シャアの誕生を描いたアニメのシリーズ第1弾?!

赤い彗星と呼ばれたシャア、そしてホワイトベースのクルーになるセイラ、ジオン公国の礎を築いた指導者の遺児である兄妹が辿る数奇な運命をってところなんやろね。

ジオン軍の将校でありながら、ザビ家と距離を置くシャアの原点が語られるってことで、そりゃもう、熱いわな!(笑)

ランバ・ラルにハモンまで出てきて、これまで知られていなかった地球連邦軍とジオン公国の1年戦争の背景がって言われると、長年のガンダムファンからすると、たまらんね。

これ、話のスジは楽しめるんやけど、ただ..................今風(?)なコメディ調の描写は、どうも“自分のなかのガンダム”にはない演出で、ちょっと戸惑ってもうたよ(苦笑)

それでも、キャスバルからシャアへ、その屈折した男の過去が分かるかと思うと、楽しみでしょうがないってね?!

2016年7月18日 (月)

『アフガン・レポート』

今日は、劇場で未公開の作品のなかから、イギリス映画をひとつ、ご紹介♪

監督さんは、これまで短編映画を何本か作ってたらしいんやけど、長編作品はこれが初めてみたいやね。そうは言いつつ、この作品でイギリスのアカデミー賞で、新人賞にノミネートされたらしい。

他にもスコットランドのアカデミー賞で受賞したり、英国インデペンデント映画賞で受賞したりと、その才能を認められたってところなんかもしれんね。

というわけで、そんな作品の感想は........................?!

アフガン・レポート / Kajaki   ★★★☆☆   (2014年)

監督:ポール・ケイティス
出演:デヴッド・エリオット、マーク・スタンリー、ブライアン・パリー、スコット・カイル、ベンジャミン・オマホニー、アンディ・ギビンス、ジョン・ドハティ、ロバート・ミッチェル

アフガニスタンの荒野にあるダム湖のそばの小高い丘に陣取り、タリバンと戦うイギリス軍。半ば退屈しのぎで向かった任務で、20数年前のロシア軍が残した地雷原にハマってしまい............ってな戦争ドラマ?!

地雷で吹き飛ばされ負傷した仲間を救いに向かうが、周囲には見えない無数の地雷が埋まっているようで、次々と犠牲者が増え..............ってなことで、戦場でのドツボな状況を描いてるんよ。

どうやら実話を基にしてるらしく、ちょっと生々しい映像もあったりで、なかなかの緊張感ってのが伝わってくるんよね。

敵との銃撃ではなく、戦場の過去の遺物で生死を彷徨うことになる、そんなヤルセなさと、過酷な状況でも仲間を助けようと必死に頑張る兵士たちの意地ってのが、リアルに描写されてたかな。

銃撃戦でド派手に描かれる戦争ってのはありがちやけど、ほとんど銃から弾が出ない戦争ってのもやっぱり戦争の一部なわけで、そんな視点が、より現実を感じさせるのかも?!

2016年7月17日 (日)

『インデペンデンス・デイ:リサージェンス』

今日は、劇場で公開中の作品のなかから、SFものをひとつ、ご紹介♪

この作品、言わずもがなのローランド・エメリッヒが監督し、ウィル・スミスが主演してヒットした(?)1996年の『インデペンデンス・デイ』の続編になるんよ。

アカデミー賞で視覚効果賞を受賞したものの、一方でゴールデン・ラズベリー賞でワースト脚本賞にノミネートされたりで、作品としてのスケール感は話題になったものの、ドラマとしては.......ってのが、正直な評価やったんかもしれんね。

そんな作品を今なぜ再びっていう疑問はあるものの、約1名を除いて(写真での出演はあったんやけど...........)懐かしい面々も再集結した作品の感想は.......................?!

インデペンデンス・デイ:リサージェンス / Independence Day: Resurgence   ★★★☆☆   (2016年)

監督:ローランド・エメリッヒ
出演:リアム・ヘムズワース、マイカ・モンロー、ビル・プルマン、ジェフ・ゴールドブラム、シャルロット・ゲンズブール、ウィリアム・フィクトナー、トラヴィス・トーブ、ジャド・ハーシュ、ブレント・スピナー、アンジェラベイビー、ヴィヴィカ・A・フォックス、セラ・ワード、ニコラス・ライト

宇宙からの侵略者を倒してから20年、平穏な日々を過ごしていたが、前回よりも遥かに巨大な宇宙船が地球に降り立ち、人類は再び絶滅の危機に...................ってな、SFパニック・アクションの20年ぶりの続編?!

前回、地球を救った男の息子が空軍大尉となり、大統領の娘も成長し、そんな世代交代を全面に出しつつ、かつてのキャストも再び登場し、同じ流れでってところは、よう頑張ったと思う。

映像的にも、さすがに20年経つと技術の進歩があるもんで、CGを駆使した映像には飽きさせない程度の迫力はあったかな。

ただ、話の内容はというと、いかにもなご都合主義な展開で、中途半端なギャグ(?)もさして笑えず、想像どおりに、初夏の映画館の冷えすぎた空調とあいまって、少し寒かったわ(苦笑)

1作目のときも、最後でオイオイってツッコミを入れてた記憶があるだけに、ある意味、変わらずクオリティでカムバックってところで、それはそれで..................ってことかもしれね。

まぁ、夏やし、頭使わんでエエし、正規料金を払って観る価値があるかは微妙やけど、それなりに需要はあるのかも.............?!

2016年7月16日 (土)

『キリング・フィールド』

ちょうど一週間ほど前のニュースに、元ニューヨーク・タイムズの記者シドニー・シャンバーグ氏が亡くなったっていうのがあったんよ。この人、ピューリッツァー賞を受賞したほどのジャーナリストやったんやけど、彼がモデルになった映画をひとつ、ご紹介♪

この作品を最初に観たのは、たぶんTVでの放送やったと思うんやけど、それまでベトナム戦争については少し知ってたものの、カンボジアについては何も知識もなく、この作品で描かれた内容が、かなり強烈やったんのを覚えてる。

センセーショナルな内容はもちろんのこと、エンディングで流れる切ないメロディが耳に残って、エンディングと相まって胸にグッとくるところも秀逸やしね。

この作品で助手を演じてアカデミー賞の助演男優賞を受賞したハイン・S・ニョールってひとは、カンボジアの出身で軍医やったらしいんやけど、実際にクメール・ルージュの捕虜となって、拷問を受けたらしい。

そんなわけで、リアリティ溢れるドラマは、後世に残る傑作のひとつといってエエんと違うかな?!

キリング・フィールド / The Killing Fields   ★★★★   (1984年)

監督:ローランド・ジョフィ
出演:サム・ウォーターストン、ハイン・S・ニョール、ジョン・マルコヴィッチ、ジュリアン・サンズ、ビル・パターソン、クレイグ・T・ネルソン、グレアム・ケネディ、ネル・キャンベル

クメール・ルージュが勢力を強めているカンボジアの首都プノンペンで、取材を続けるアメリカ人記者とカンボジア人の助手だったが、事態は悪くなるばかりで、彼らも国外に脱出することに.................ってな、カンボジアの内乱を描いたドラマ?!

悲惨な現状をニュースで伝えなければというジャーナリズムと、身近に迫りくる危険、そんな緊迫した状況のなかで苦悩する男たちの友情をってとこなんかな。

前半で描かれる戦争の悲惨さと、後半のクメール・ルージュによる残忍な統治、いろいろとショッキングな映像で語られるシーンは、思わず目を背けたくなるくらいのインパクトなんよね。

作品としては、ジャーナリストの視点から“戦争”を捉えた構成の秀逸さのなかで、ふたりのジャーナリストの強い友情の絆ってのが、最後にハゲしく胸を打つんよなぁ。

歴史のなかで起こった真実を伝え知り、そして、その中で起こった感動のドラマから何を学ぶのか、それも映画の持つ力のひとつなのかもしれんね?!(涙)

2016年7月15日 (金)

『はなちゃんのみそ汁』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品、元ネタは33歳でガンのために亡くなった女性が綴ったブログを書籍化したものらしく、2014年に日テレの“24時間テレビ”のなかのドラマスペシャルとして放映されたんやって。

心の荒んだハゲおやじには、24時間テレビの大義が胡散臭く思えて、まったく見たことがないんで、そんなドラマがあったことも知らんかったんやけど、ドラマの際には妻役を尾野真千子が演じ、夫役をさすが日テレってことで、某事務所のタレントさんが演じてたらしい。

というわけで、そんなドラマの映画版の感想は...................?!

はなちゃんのみそ汁   ★★★☆☆   (2015年)

監督:阿久根知昭
出演:広末涼子、滝藤賢一、紺野まひる、春風ひとみ、遼河はるひ、平泉 成、北見敏之、高畑淳子、赤井英和、古谷一行、鶴見辰吾、原田貴和子、木村理恵、赤松えみな

彼女が乳がんを患い、それでも結婚した夫婦は、子供を授かることに。出産によるがんの再発リスクに悩みながらも、産むことにしたのだが...............ってな、実話を基にした家族の物語?!

病気と闘いながらも、結婚して出産し、一生懸命に子供を育てる、そんな夫婦の姿を笑いと涙で描くってとこなんやろなぁ...........。

夫役の滝藤くんは、相変わらずの芸達者ぶりで、飄々としながらも妻を想う夫ってのを、いい感じで演じてたかな。

まぁ、観る前から分かってることではあるんやけど、問題は“いつもどおり”に平たい演技を繰り広げる広末くんなわけで、このキャスティングは一体、誰得なんやろうって考え込んでもうた。

キャラ設定で声楽を学んでたってことで、大事な場面で歌声を披露するんやけど..............声の出し方が違うわけやから、どう考えてもムリやんか。

どうせなら「MajiでKoiする5秒前」でも歌ったら良かったのにって思ってもうた................?!(笑)

2016年7月14日 (木)

『1001グラム ハカリしれない愛のこと』

今日は、ノルウェーの監督さんの作品をひとつ、ご紹介♪

この作品、ノルウェーのアカデミー賞であるアマンダ賞で脚本賞を獲得してて、作品賞や監督賞なんかにもノミネートされたらしいんよ。

ベント・ハーメル監督は、国際的にもよく知られたひとで、“独身男性の台所事情調査”をネタにした『キッチン・ストーリー』で注目され、『ホルテンさんのはじめての冒険』『クリスマスのその夜に』といった作品があって、どこかホノボノとした優しさの伝わるドラマを作ってくれるよね。

ちなみに、この作品に出てくる“キログラム原器”ってのは、1キログラムの重さを定義する基準器で、国際キログラム原器ってのがパリ郊外に保管されてて、メートル条約の加盟国には同じ構造のものが配られてて、日本にもひとつ、保管されてるんやって。

というわけで、そんな監督さんの新作の感想は........................?!

1001グラム ハカリしれない愛のこと / 1001 Gram   ★★★☆☆   (2014年)

監督:ベント・ハーメル
出演:アーネ・ダール・トルプ、ロラン・ストケル、ヒルデグン・リーセ、スタイン・ヴィンゲ、ピーター・ハドソン、ディナーラ・ドルカーロワ、クリスティアン・エリクソン、ディディエ・フラマン、ペール・クリスティアン・エレフセン

ノルウェーの国立計量研究所で働く女性は、同じ職場で働く父が病気で倒れたため、自国の“キログラム原器”を持って、パリで開催される会合に出席するのだが.................ってなドラマ?!

計量・計測のプロとして地道に働くが、私生活は夫と別れることになり、不安な日々を過ごしていたが、そんな時に最愛の父が倒れ、しかも代役として取り扱い注意の原器を持ってパリに行くことに...........ってなことで、人生の岐路に立った女性の姿を描くってとこなんかな。

話の大まかなスジで言うと、人生の別れと出会いをってなことで、困ったときに出会いがあって、新たな道がってな感じで実にシンプルなんやけど、そんなドラマのネタとして“重さ”を上手く使ってくるあたりが監督さんの独特の視点で、ナイスなんよ。

世の中の大抵のものは長さや重さが測れるけど、“人生の重さ”や“恋の重さ”ってのは難しいもんね。

死ぬときに人生をハカリにかけて、どれほどの重みがあるか.................オレなんか、ただでさえ髪が減ってるのに、スカスカやろなぁ..........まぁ、脂肪は増えてるけど中身がね.............?!(苦笑)

2016年7月13日 (水)

『ベルファスト71』

今日は、イギリスの映画をひとつ、ご紹介♪

監督さんは、TVドラマで腕を磨き、これが長編映画デビューってことらしいんやけど、この作品でイギリスアカデミー賞の英国映画賞にノミネートされたり、ベルリン国際映画祭で賞を受賞したりと、いろいろと評価されたんやって。

イギリス国内の評価だけやなくて、ヨーロッパの映画祭やアメリカでも賞を受賞し、話に少なからず関係してるアイルランドでも賞をもらったりしてるらしい。

というわけで、そんな作品の感想は..................?!

ベルファスト71 / '71   ★★★☆☆   (2014年)

監督:ヤン・ドマンジュ
出演:ジャック・オコンネル、リチャード・ドーマー、ポール・アンダーソン、ショーン・ハリス、サム・リード、デヴィッド・ウィルモット、キリアン・スコット、マーティン・マッキャン、チャーリー・マーフィ、バリー・コーガン

イギリスよりのプロテスタントとアイルランドよりのカトリックが対立する北アイルランドのベルファスト。現地入りしたばかりのイギリス軍の新兵は、簡単な警護のはずが暴動に巻き込まれ、部隊とはぐれて取り残されるのだが...............ってなドラマ?!

敵意をむき出しにしてくる人々に包囲され、敵として命を狙われるが........ってなことで、戦場と化した市街地でのサバイバルを描いてるんよ。

この作品、安っぽいアクションものにするのでではなく、70年代はじめの政治的背景を踏まえたうえで、普通のひとたちが“戦争”に巻き込まれ、苦しむ姿ってのを切り取ってるところがナイスで、なんやグィッと話しに引き込まれるんよなぁ。

どことなく憎しみ合うことで生まれる状況の理不尽さのようなものが出てて、少し複雑な気分になって、考えさせられてもうたよ。

イギリス映画らしい(?)地味さを漂わせながらも、なかなか見ごたえのある内容やったんと違うかな?!

2016年7月12日 (火)

『春子超常現象研究所』

今日は、くだらない(?)邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品、ゆうばり国際ファンタスティック映画祭でシネガーアワード(最高賞らしい)なるものを受賞したらしく、ロッテルダムやモスクワ、もはやB級映画の祭典としてイメージが定着しつつあるシッチェス・カタロニア国際映画祭なんかでも上映されて話題になったらしい。

監督の竹葉くんといえば、以前に紹介した『さまよう小指』って作品で長編デビューしたひとで、その時に斎藤 工くんが監督さんを絶賛してて、どうやらそのつながりでの今作での登場になったっぽい。

というわけで、あの斎藤くんもお気に入り(?)の監督さんの新作の感想は.................?!

春子超常現象研究所   ★★★☆☆   (2015年)

監督:竹葉リサ
出演:中村 蒼、野崎萌香、青木さやか、小日向文世、池田鉄洋、ブラザートム、高橋由美子、斎藤 工

テレビ番組を観ながら悪態をついていると、突然にテレビが心と体を持って彼女にダメ出し返しをする。もともと超常現象好きだった彼女は、そんな“テレビくん”をひと目で好きになり、一緒に暮らし始めるのだが...............ってな、SF(“すごくふざけた”というらしい.....)コメディ?!

まぁ、要するにテレビの被り物をした、ちょっとイケメンの男に恋をする女の子のお話しってことなんやけど...............あまりのチープなアホさ加減に、逆にアリかなって思ってみたりして(笑)

正直、青木さやかがウザすぎて、そこはどうかと思うんやけど、まさかの斎藤くんの悪ノリ(?)もあったりで、意外なほど楽しめたりして。

家族ドラマあり、お色気あり、恋愛あり、自分探しドラマあり、ついでにSFとアクションも加えて、どれもかなりのB級レベルではあるんやけど、そこを逆手にとって開き直って“どやっ”って言われると、案外スンナリと受け入れてもうたりしてね?!(笑)

2016年7月11日 (月)

『クライム・ヒート』

今日は、劇場未公開の作品のなかから、トム・ハーディが主演しているのをひとつ、ご紹介♪

ジェームズ・ガンドルフィーニって名前でどれだけ知名度があるのか分からんけど、よくイタリア系アメリカ人って役どころで脇役として活躍してた割腹のいいおじさんで、“ソプラノズ”っていうTVドラマシリーズで主役を演じてたっていうと、なんとなくピンとくるかもね。そんなジェームズおじさんの遺作となったのが、この作品なんよなぁ。

この作品、実は原作を書いてるのが『ミスティック・リバー』『ゴーン・ベイビー・ゴーン』『シャッター アイランド』のひとで、ベルギー人監督のロスカムくんは、マティアス・スーナールツが主演した『闇を生きる男』って作品でアカデミー賞やセザール賞の外国語映画賞にノミネートされた経歴を持つんよ。

主演は人気のトム・ハーディで、なにげに話題の多い“未公開映画”の感想は.....................?!

クライム・ヒート / The Drop   ★★★☆☆   (2014年)

監督:ミヒャエル・R・ロスカム
出演:トム・ハーディ、ジェームズ・ガンドルフィー二、ノオミ・ラパス、マティアス・スーナールツ、エリザベス・ロドリゲス、ジョン・オーティス、モーガン・スペクター、マイケル・アロノフ、トビアス・シーガル、アン・ダウド、ジェームズ・フレッシュヴィル、マイケル・エスパー

ブルックリンにある従兄の営むバーでバーテンダーとして働く男は、ある日、捨てられた子犬を拾い、ひとりの女性と出会う。そんな時に、バーに強盗が入り、店を仕切るマフィアに、奪われた金を取り返すよう命じられるのだが...............ってな犯罪ドラマ?!

ちょっと不器用で寡黙な男の日常が少し変化し、そこにバーをめぐる策略が絡み合い、過去の因縁が..............ってな感じかな。

なんとなく邦題を見てると、派手なアクションでゴリゴリとっていうイメージやったんやけど、これ、思いのほかメリハリがなく、主人公の心の揺れを描写した“静”のドラマっていう雰囲気やった。

ハーディくんの抑えた演技ってのが作品そのものなわけで、そこを楽しむのがポイントってことなのかもね。

確かに犯罪ドラマではあるんやけど、“ヒート”っていうような暑苦しい場面はなく、むしろ“クール”なもんやから、どうにもシックリとこない邦題やよなぁ............?!(苦笑)

2016年7月10日 (日)

『クリムゾン・ピーク』

今日は、お気に入りのメキシコ人監督、ギレルモ・デル・トロくんの最新作をひとつ、ご紹介♪

最近は、ピーター・ジャクソンが監督した“ホビット”三部作の脚本を書くことで忙しかったギレルモくんは、長編作品の監督は一部のマニアにウケた『パシフィック・リム』以来なんよね。

もともと『ヘルボーイ』あたりで注目されて、その後の『パンズ・ラビリンス』が“ダーク・ファンタジー”の傑作と言われてブレイクしたワケやけど、その後は脚本やらプロデュースが多くて、監督業はそれほど多くないところが、ちょっと寂しい気がするんよなぁ。

それゆえに、監督作が公開されると聞くと、“ようやくかぁ”ってことで、散々高まった期待でワクワクしてまうんやけどね(笑)

というわけで、そんな作品の感想は........................?!

クリムゾン・ピーク / Crimson Peak   ★★★☆☆   (2015年)

監督:ギレルモ・デル・トロ
出演:ミア・ワシコウスカ、ジェシカ・チャステイン、トム・ヒドルストン、チャーリー・ハナム、ジム・ビーヴァー、バーン・ゴーマン、ダグ・ジョーンズ、レスリー・ホープ、ブルース・グレイ、ジョナサン・ハイド

作家になることを夢見ている女は、ある日、実業家である父を訪れたイギリス人の男と出会い、心惹かれる。父親の謎の死をキッカケに、失意の彼女は男と結婚し、アメリカから彼の故郷であるイギリスに移住するのだが....................ってなホラー調のドラマ?!

幼い頃に死んだ母親の幽霊が囁く謎めいた言葉、そして寒々しい屋敷には“誰か”の気配がして...............ってなことで、ギレルモ監督の本領発揮なゴシック・ホラーをってなとこかな。

いやね、話のスジとしては、それほど目新しさはないんやけど、例えば主張し過ぎずに、さりげなく盛り上げる音楽の使い方や、細かいディテールにこだわった演出や小道具といった部分がスゴイんよ。

そういったものを駆使しながら、気がつくとオリジナルの世界観ってのを巧みに作り上げてしまうあたりが、この人の凄みやと思う。

キャスティングでは、主演のミアくんのナイーヴな可憐さってのも監督さんの世界観にマッチしてるし、トムくんの訳アリな感じをプンプンと漂わせる存在感ってのが見事やったね。

作品そのもののインパクトと言われると、期待を越えるものではないんかもしれんけど、職人監督の腕前を堪能するには、なかなかオツな仕上がりやったと思うんよなぁ?!

2016年7月 9日 (土)

『マイ・ファニー・レディ』

今日は、コメディ系の作品とひとつ、ご紹介♪

ピーター・ボグダノヴィッチ監督を形容する際に、『ラスト・ショー』のとか、『ペーパー・ムーン』のってうたい文句が使われるんやけど、いずれも70年代はじめの作品で、それ以降はどうしたって思うと、少し寂しくなるやんね。

もっとも、最近は役者として映画に出演することの方が多いみたいで、映画での監督作はキルステン・ダンストが主演した『ブロンドと柩の謎』って作品以来13年ぶりってことらしい。

というわけで、そんな作品の感想は......................?!

マイ・ファニー・レディ / She's Funny That Way   ★★★☆☆   (2014年)

監督:ピーター・ボグダノヴィッチ
出演:イモージェン・プーツ、オーウェン・ウィルソン、リス・エヴァンス、キャスリン・ハーン、ジェニファー・アニストン、ウィル・フォーテ、オースティン・ペンドルトン、ジョージ・モーフォゲン、イリアナ・ダグラス、テイタム・オニール、マイケル・シャノン、クエンティン・タランティーノ

コールガールをしていた女は、ひとりの客との出会いから女優になるキッカケを掴む。そんな彼女のサクセスストーリーをインタビューで語りながら再現するってなコメディ調のドラマ?!

夜の仕事を辞める条件で大金を手にし、受けた舞台のオーディションで再会した男がその舞台の演出家で、出演者は彼の妻と彼女を口説く役者、劇作家の元彼女が主人公の精神科医で、その患者のひとりである裁判官は主人公の元客でストーカーぎみ................ってな感じで、グチャグチャに織りなす人間模様でコミカルに...............ってね(笑)

まぁ、基本的にドタバタものなんやけど、オーウェンくんやエヴァンスくんといったクセのあるキャラが得意な役者をメインに据え、ジェニファーくんのコメディエンヌぶりを取り入れて、上手く雰囲気を作ってる感じやったよ。

この手の作品は、“アホらし”ってシラケてまうとそれまでなんやけど、一緒になってアホさ加減を笑ってると、思いのほか楽しめたりしてね(笑)

それにしても、あえて名作をもじったとおぼしき邦題の“蛇足感”ってのがハンパないんよなぁ.....................??

2016年7月 8日 (金)

『レインツリーの国』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品、監督をしてるのが、関西出身者の“阪急電車愛”を鋭く突いた(?)演出をしてた『阪急電車 片道15分の奇跡』のひとなんよね。

原作はその時と同じ、人気作家の有川 浩らしく、原作者と監督さんのコラボレーションは、『県庁おもてなし課』でもタッグを組んでて、おそらくこれが3度目ってことなんやろうと思う。

ちなみに、この作品、製作としてクレジットされてる人の中に、例の某アイドル事務所のゴタゴタで注目され、いまやネットニュースでもマネージャーの“Iさん”で有名(?)なひとがおったよ(笑)

というわけで、そんな作品の感想は...................?!

レインツリーの国   ★★☆☆☆   (2015年)

監督:三宅喜重
出演:玉森裕太、西内まりや、森 カンナ、大杉 蓮、高畑淳子、麻生祐未、矢島健一、片岡愛之助、阿部丈二、山崎樹範

高校生の頃に愛読していた小説を引っ越しの際に思い出し、ネットで感想を書いているブログを見つけてメールを管理人に送信し、やり取りをするうちに意気投合した彼女と会うことにしたのだが................ってな恋愛ドラマ?!

出会った彼女には“感音性難聴”という病気があり、障害を抱えて生きてきた彼女の屈折した感情に振り回され、傷つけあうふたりだったが..........ってなことで、困難を乗り越えようとする若者の恋愛をってなとこなんやろなぁ。

う~ん、“愛さえあれば”ってことで、互いを信じ、支え合う気持ちがすべてを解決するってメッセージなんやろうけど..............これは主演のふたりに興味がないと、とてもやないけど観てられんレベルの作品やったかもね(苦笑)

まったくリアリティを感じない演技に、オレオレ系のやり取りで気分はドン引きし、これでどの部分にトキメクのか、サッパリ理解できんかったよ。

まぁ、キャスティングである程度の需要は取り込めるんやろうから、別に構わんのやけど、なんや、あまりにもサブかったわ......................?!

2016年7月 7日 (木)

『ベル&セバスチャン』

今日は、フランス映画をひとつ、ご紹介♪

この作品のタイトルの“ベル&セバスチャン”って聞くと、イギリスのスコットランド出身のバンドを思い浮かべてもうて、なんとなくやけど、あまり借りる気がせんかったんよ(苦笑)

元ネタになってるのは、子供の頃にTVで観た「名犬ジョリィ」っていうアニメの原作らしく、一時ピレネー犬が人気になってたっけ、なんてことを思い出したりして。

というわけで、そんな作品の感想は......................?!

ベル&セバスチャン / Belle Et Sebastien   ★★★☆☆   (2013年)

監督:ニコラ・ヴァニエ
出演:フェリックス・ボッスエ、チェッキー・カリョ、メーディ、マルゴ・シャトリエ、ディミトリ・ストロージュ、ジャン・オリバー・シュローダー

第二次大戦中、フランスのアルプスの麓にある山間の村で暮らす少年は、“野獣”と村人から呼ばれている野犬に遭遇する。何度か会ううちに打ち解けた少年と犬だったが、村に駐留しているドイツ軍からも排除するように言われ...................ってな少年と犬の友情ドラマ?!

虐待され、人間不信になっていた犬と心優しい少年、一緒に遊ぶうちに“ふたり”には特別な絆が生まれ.............ってなことで、ある種の“バディ映画”ってことなんやろね。

子供と動物がセットでくれば、当然に涙腺を刺激する系の感動ドラマを期待したんやけど、ちょっと作り方がいかにもなファミリー映画になってて、アダルトすぎる(?)オヤジには、もうひとつ乗りきれんかったよ(苦笑)

賢そうでカワイイ犬と楽しそうにジャレ合う少年の姿を見てたら、なんや自分も無性に犬でも飼いたい気分になってもうた..................?!

2016年7月 6日 (水)

『名もなき塀の中の王』

今日はイギリスの映画をひとつ、ご紹介♪

この作品、監督さんの出身地であるスコットランドやアイルランドでは、数々の賞を受賞したりノミネートされたりで、かなり評価が高かったらしい。

デヴィッド・マッケンジー監督といえば、これまでにユアン・マクレガーが主演した『パーフェクト・センス』やアシュトン・カッチャー主演の『愛とセックスとセレブリティ』、音楽をネタにした『One Night, One Love / ワンナイト、ワンラブ』といった作品を紹介したんやけど、ちょっと当たりハズレが大きい印象かな。

ちなみに、キーラ・ナイトレイの元カレで、デビュー当時はイケメン俳優として話題になってたルパート・フレンドを久々に映画のなかで見かけて、少し感慨深かったね(笑)

というわけで、そんな作品の感想は........................?!

名もなき塀の中の王 / Starred Up   ★★★☆☆   (2013年)

監督:デヴィッド・マッケンジー
出演:ジャック・オコンネル、ベン・メンデルソーン、サム・スプルエル、ルパート・フレンド、デヴィッド・アヤラ、ピーター・フェルディナンド、アンソニー・ウェルシュ、ダレン・ハート、ラファエル・ソウォル

まだ19歳の未成年でありながら、あまりに攻撃性が強く、少年院から刑務所に移送された青年は、そこで父親と再会するのだが..............ってな塀の中のサバイバルもの?!

怒りにまかせて暴れ回り、周りと衝突するが、そんな彼に父親は刑務所のなかのルールに従って刑期を務めるよう諭すが..............ってなことで、タフな世界で生きる若者の姿をってなとこなんかな。

主役のオコンネルくんは、なかなかのキレた演技で大暴れしてて、抑えきれない若さや怖いもの知らずなヤンチャっぷりを発揮してたね。

このドラマ、ただ暴れてドヤってものやなくて、塀の中の人間関係や権力構造を背景にしながら、そこで繰り広げられる“戦い”を描いてるところが、なかなかリアルやったかな。

ただ、ちょっとステレオタイプなキャラ設定なんかがあったりで、一応は親子の絆のようなものを映し出そうとしてる風ではあるんやけど、そこまでグッとくるようなものは感じられんかった(苦笑)

2016年7月 5日 (火)

『Dressing Up ドレッシングアップ』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

監督の安川有果くんは、これが長編デビュー作品らしいんやけど、短編映画が大阪映像文化振興事業ってのに選ばれたことで、この作品を製作することができたんやって。ちなみに、“例の”日本映画プロフェッショナル大賞の新人監督賞を受賞したらしい。

そんなドラマで主役を演じてる祷(いのり)キララって女の子、恥ずかしながら、最初は名前の漢字が難しすぎて、読めんかったんよ(苦笑)

どうやら大阪の出身らしく、この作品の演技でTAMA NEW WAVEっていう多摩地区の映画祭でベスト女優賞を受賞したみたいで、ちょっと注目ってとこなんかな。

というわけで、そんな作品の感想は.......................?!

Dressing Up ドレッシングアップ   ★★☆☆☆   (2012年)

監督:安川有果
出演:祷 キララ、鈴木卓爾、佐藤歌恋、平原夕馨、渡辺朋弥、デカルコ・マリィ

幼い頃に母親を亡くし、父親と二人暮らしの中学生の女の子は、新しい学校に転入することに。母親のことを語ろうとしない父親に不満を感じる彼女の前に、ひとりの男が現れ.............ってな思春期ドラマ?!

母親を求める気持ちと、初めて知る母親の真実、漠然とした不安を感じる多感な10代の女の子の苦悩を、時にエキセントリックな映像で表現してってなことなんかな。

なんやろなぁ..............若い頃の、暴走する苛立ちや突然の虚無感、分かるようで分からない感情、そんなものを形にするために、いろいろと表現を工夫してってことなんやろうけど、どうもシックリとこんのよ。

主人公の女の子は、なかなか印象的な演技をしてるんやけど、これ、そんな子役以上に大人キャストが下手クソすぎて、練られたっぽいセリフも浮きまくりで.................(苦笑)

まぁ、ある意味、そうやって主人公の女の子をクローズアップする、狙いすました演出なのかもしれんけど.................まさかね?!

2016年7月 4日 (月)

『リトル・バード 164マイルの恋』

今日は、青春映画をひとつ、ご紹介♪

この作品、“未体験ゾーンの映画たち2016”っていう、普通には劇場公開されないような作品を集めて上映してみるっていう、企画もののひとつとして公開されたらしい。

これ、サンダンス映画祭で観客賞にノミネートされたらしく、ナショナル・ボード・オブ・レビューでは独立系作品のトップ10位に入ったんやって。

主演のひとり、ジュノー・テンプルはイギリス出身の若手で、大作系でも主要キャストで出演したりして、なかなか注目されてる感じやね。

というわけで、そんな作品の感想は....................?!

リトル・バード 164マイルの恋 / Little Birds   ★★★☆☆   (2012年)

監督:エルギン・ジェームズ
出演:ジュノー・テンプル、ケイ・パナベイカー、ケイト・ボスワース、レスリー・マン、ニール・マクドノー、カイル・ガルナー、クリス・コイ、カルロス・ペナ

寂れた町で暮らす10代の女の子ふたりは、姉妹のように育ち、いつも一緒だった。ある日、ロスから遊びに来ていた青年たちと出会い、ひとりが退屈な町を出てロスに行こうと言い出し、もうひとりも付き合うことに.............ってな青春ドラマ?!

刺激のない田舎暮らしにうんざりし、好きになった男の子と再会するためにロスに向かうが、思い描いたようにはいかず...........ってなことで、一時の熱情で暴走する、しょっぱり青春をってとこなんかな。

う~ん、話としては実にありがちな展開で、特にインパクトのない感じやった。そもそも、主役のふたりのうち、当然ながら知名度でいってもジュノーくんがメインなわけやけど、個人的な好みとして“ブスな方”って言われてる方が気になってる時点で、話に入り込めてないんよね(苦笑)

世間知らずの10代の女の子たちの冒険が、思わぬ結果を招いてしまい、そんな経験をして成長する、まぁ、分からんでもないんやけど、既視感のあるドラマでは、あまり伝わるものもなかったかなぁ................?!

2016年7月 3日 (日)

『ザ・ガンマン』

今日は、最近ちょっと流行りの(?)“オヤジ系アクション”ものをひとつ、ご紹介♪(笑)

この作品のウリは、あのアカデミー俳優のショーン・ペンが、キャリアで初めて本格アクションに挑戦した、ってことらしいんよ。

確かにクリント・イーストウッドが監督した『ミスティック・リバー』やガス・ヴァン・サントの『ミルク』で2度のアカデミー賞主演男優賞を受賞し、ベルリン国際映画祭やヴェネチア国際映画祭でも賞を受賞し、演技派俳優として名声を手にしてきたショーンくんに、あまり単純なアクションものをやるイメージはなかったかもね。

フランス人監督のピエール・モレルくんと言えば、リーアム・ニーソンを“還暦のアクションおやじ”に仕立てた『96時間』のひとで、『パリより愛をこめて』では、ジョン・トラヴォルタを担ぎ出し、どうやらこの路線で攻めてるらしい(笑)

というわけで、そんな話題の(?)作品の感想は..........................?!

ザ・ガンマン / The Gunman   ★★★☆☆   (2015年)

監督:ピエール・モレル
出演:ショーン・ペン、ジャスミン・トリンカ、マーク・ライアンス、レイ・ウィンストン、ハビエル・バルデム、イドリス・エルバ、ペーテル・フランツェーン、ビリー・ビリンガム

アフリカのコンゴで資源担当の大臣の暗殺計画に加わった男は、8年後、何者かに命を狙われる。犯人を捜すため、かつての仲間を訪問し、真相を突き止めようとするのだが.............ってなサスペンス&アクション?!

執拗に命を狙われるなかで、かつての因縁と再会し、苦悩する孤高のヒットマン、そんな役どころをショーンくんが渋く演じて...........ってのが狙いなんやろね。

アクションをやる上で、とことん肉体を鍛え上げてきたみたいで、引き締まった体は50代半ばには見えんかったよ。

ただ、そんな演じ手の気合いとは裏腹に、話の内容としては、悪役がミエミエで、いろいろと飛び回ってる割に、イマイチ“スケール感”ってのがなかったかもなぁ.............(苦笑)

まぁ、なかなか豪華な面々も集まって、ヒロイン役のトリンカくんもキュートやし、悪くはないんやろうけど、クライマックスもどこか中途半端な感じで、アクションものとしては、どうなんやろね??

2016年7月 2日 (土)

『ストレイト・アウタ・コンプトン』

今日は、音楽の伝記ものをひとつ、ご紹介♪

この作品で描かれてる“N.W.A.”の「Straight Outta Compton」ってアルバムは1988年の発売やったんやけど、実はリアルタイムでは聞いてないんよなぁ。

ラップを聴き始めたのがRUN D.M.C.からで、BEASTIE BOYS なんかのイースト・コーストのDEF JAM レーベルが中心やったもんやから、あまりカリフォルニアのウェスト・コーストのアーティストにはハマらんかったんよ。

といいながらも、ICE CUBEやDR.DREを知らんわけでもないんやけど、DR.DREはむしろその後の“EMINEMのプロデューサー”っていう印象の方が強いかもしれんね。

というわけで、そんな作品の感想は...................?!

ストレイト・アウタ・コンプトン / Straight Outta Compton   ★★★★☆   (2015年)

監督:F・ゲイリー・グレイ
出演:オシェア・ジャクソン・Jr、コーリー・ホーキンズ、ジェイソン・ミッチェル、ポール・ジアマッティ、アレクサンドラ・シップ、オルディス・ホッジ、キース・パワーズ、ニール・ブラウン・Jr、キース・スタンフィールド、シェルドン・A・スミス

カリフォルニア州コンプトンで結成されたラップグループ“N.W.A.”。自分たちの身の回りの不条理を歌詞にし、ハードコアなラップで一気にブレイクを果たした彼らだったが、次第にメンバー間の不仲などによりバラバラとなり.................ってな、伝説的なグループを描いた伝記ドラマ?!

イージー・Eとアイス・キューブ、そしてドクター・ドレー、その後のラップ&ヒップホップに多大な影響を与えた男たちが結成した伝説のグループ、その栄光と挫折をってね。

荒んだ街のなかから、音楽で夢を掴んだ男たち、しかし、手にした成功とは裏腹に、友情は壊れ、それぞれに別の道を行き..............ってなことで、単なる伝記もので終わることなく、業界の裏側や人間関係が丁寧に描かれてるところが、なかなかの見ごたえやった。

そんでもって、当然のことながら、アイス・キューブの実の息子がキャスティングされてるってこともあってか、音楽がノリノリで、カッコよすぎるんよなぁ♪(笑)

時代の流れのなかで、ある種の必然として生まれた1枚のアルバム、それが彼らにもたらした成功と苦悩、そんなことを考えながら観てると、なんやグッと胸にくるものがあったよ!?

2016年7月 1日 (金)

『S - 最後の警官 - 奪還 RECOVERY OF OUR FUTURE』

今日は、TVドラマから映画になったのをひとつ、ご紹介♪

この作品、もともとはTBSの日曜夜9時のドラマ枠で、1クールやってたドラマを元ネタに、キャスト総出で映画版を作成したってことらしい。

ドラマ版は1度も観たことがないんやけど、ネットで調べたところ、ドラマの後半でゲスト出演してた“ガッキー”こと新垣くんが主要キャストに加わり、出演してるんやって。

というわけで、そんな作品の感想は...................?!

S - 最後の警官 - 奪還 RECOVERY OF OUR FUTURE   ★★★☆☆   (2015年)

監督:平野俊一
出演:向井 理、綾野 剛、新垣結衣、大森南朋、吹石一恵、オダギリジョー、青木崇高、池内博之、平山浩行、高橋 努、本田博太郎、菅原大吉、辰巳琢郎、高嶋政宏、近藤正臣、土屋アンナ、淵上泰史

使用済みの核燃料を輸送する大型タンカーがテロリスト集団にシージャックされ、東京湾で爆破するとの予告がなされる。犯人の確保を目的に結成された特殊部隊NPSのメンバーは、SATなどの他の組織と一緒に、事件解決に挑むのだが..............ってなアクションもの?!

ある思惑により起こされたテロ事件、国家の崩壊を招く事態に、警察組織が総力を挙げて犯人と対峙する.............ってなことで、緊迫のドラマにライバル関係、友情、家族、恋愛、いろいろな要素を絡めてってとこなんやろね。

もともとのドラマ版を1ミクロンも観てないんで、まったく前情報なしでの鑑賞で、人間関係の深いところ(がもしあったとして.....)がイマイチ分からんかった。

まぁ、それがなくても観れるようには作られてるんやけど、ただ、ひとりだけ演技がウキまくってる土屋くんが、なんでキャスティングされたのかが謎やったなぁ..............(笑)

オダギリくんの悪役ぶりが、思った以上にハマってるってことと、ヘルメット被った綾野くんが、妙に普通のひとに見えるってことが新たな発見やったね?!

いろいろと熱い展開でってのは分かるんやけど、話の方もかなり都合のいいように作られてるし、当然ながらドラマからの“ファン”やないと、それほど“深く”は楽しめないのかも..............仮に“深いドラマ”があったとしたらの話やけど...............。

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