『リザとキツネと恋する死者たち』
今日は、ハンガリーの映画をひとつ、ご紹介♪
この作品、監督さんが来日して那須を訪れた際に、美しいキツネの化身に恋をする男が次々と死んでしまうっていう話を耳にして、それを映画にしたらしい。
ポルト国際映画祭でグランプリを受賞し、ブリュッセル国際ファンタスティック映画祭で審査員賞と観客賞を受賞したんやって(この二つが“世界三大ファンタスティック映画祭”ってのに入ってるらしい...........)
作品に日本歌手役で出演しているデヴィッド・サクライってひとは、日本人とデンマーク人のハーフらしいんやけど、日本で役者修行をした後、デンマークで活躍し、今はアメリカを拠点にして活動してるんやって。なんか、“ディーン・フジオカに続く逆輸入のイケメン俳優”ってカテゴリーで注目されてるらしい(苦笑)
というわけで、そんな作品の感想は.....................?!
リザとキツネと恋する死者たち / Liza, A Rokatunder ★★★☆☆ (2014年)
監督:ウッイ・メーサーロシュ・カーロイ
出演:モーニカ・バルシャイ、ゾルターン・シュミエド、デヴィッド・サクライ、ガーボル・レヴィツキ、ピロシュカ・モルナール、サボルチ・ベデ・ファゼカシュ
ハンガリーのブタペストで元日本大使の未亡人の雇われ看護師をしている女は、30歳の誕生日に運命の出会いがあるを信じていたのだが、なぜか彼女の周りで人が次々と死んでいき..............ってな、ちょっとエキセントリックなファンタジーもの?!
日本の三文小説を愛読し、未亡人が好きだった日本の歌手の幽霊と踊る、そんな少し変わり者と女は、連続する不幸に、自分は不幸をもたらすキツネかもしれないと思うようになり..............ってなことで、ちょっと個性的なドラマが展開するんよ。
バリバリの昭和歌謡で歌って踊って、そんなユル~イ感じで、音楽だけやなく、映像やストーリーまで、かなり独特やった。
ちょっとキワもの感さえ漂うなかで、主人公のモーニカくんが、実にキュートな魅力を振りまいてるところが、たまらんのよなぁ...............(笑)
少し残念やなぁって思ったのは、日本人キャラの日本語がたどたどしいってところで、日本人としてはリアリティの部分でどうしても気になってもうて..............。
しかし、ハンガリーでここまで“日本推し”な作品が作られるってのは、ちょっと不思議なもんやよね...............まぁ、作品そのものが異質すぎて不思議なんやけど?!(笑)
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