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2016年7月10日 (日)

『クリムゾン・ピーク』

今日は、お気に入りのメキシコ人監督、ギレルモ・デル・トロくんの最新作をひとつ、ご紹介♪

最近は、ピーター・ジャクソンが監督した“ホビット”三部作の脚本を書くことで忙しかったギレルモくんは、長編作品の監督は一部のマニアにウケた『パシフィック・リム』以来なんよね。

もともと『ヘルボーイ』あたりで注目されて、その後の『パンズ・ラビリンス』が“ダーク・ファンタジー”の傑作と言われてブレイクしたワケやけど、その後は脚本やらプロデュースが多くて、監督業はそれほど多くないところが、ちょっと寂しい気がするんよなぁ。

それゆえに、監督作が公開されると聞くと、“ようやくかぁ”ってことで、散々高まった期待でワクワクしてまうんやけどね(笑)

というわけで、そんな作品の感想は........................?!

クリムゾン・ピーク / Crimson Peak   ★★★☆☆   (2015年)

監督:ギレルモ・デル・トロ
出演:ミア・ワシコウスカ、ジェシカ・チャステイン、トム・ヒドルストン、チャーリー・ハナム、ジム・ビーヴァー、バーン・ゴーマン、ダグ・ジョーンズ、レスリー・ホープ、ブルース・グレイ、ジョナサン・ハイド

作家になることを夢見ている女は、ある日、実業家である父を訪れたイギリス人の男と出会い、心惹かれる。父親の謎の死をキッカケに、失意の彼女は男と結婚し、アメリカから彼の故郷であるイギリスに移住するのだが....................ってなホラー調のドラマ?!

幼い頃に死んだ母親の幽霊が囁く謎めいた言葉、そして寒々しい屋敷には“誰か”の気配がして...............ってなことで、ギレルモ監督の本領発揮なゴシック・ホラーをってなとこかな。

いやね、話のスジとしては、それほど目新しさはないんやけど、例えば主張し過ぎずに、さりげなく盛り上げる音楽の使い方や、細かいディテールにこだわった演出や小道具といった部分がスゴイんよ。

そういったものを駆使しながら、気がつくとオリジナルの世界観ってのを巧みに作り上げてしまうあたりが、この人の凄みやと思う。

キャスティングでは、主演のミアくんのナイーヴな可憐さってのも監督さんの世界観にマッチしてるし、トムくんの訳アリな感じをプンプンと漂わせる存在感ってのが見事やったね。

作品そのもののインパクトと言われると、期待を越えるものではないんかもしれんけど、職人監督の腕前を堪能するには、なかなかオツな仕上がりやったと思うんよなぁ?!

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