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2016年8月 4日 (木)

『ディーパンの闘い』

今日は、フランスの映画をひとつ、ご紹介♪

この作品、フランスのアカデミー賞にあたるセザール賞で、作品賞、監督賞、主演男優賞、助演男優賞、脚本賞と主要部門でノミネートされて話題になったらしいんよ。

監督をしてるジャック・オーディアールってひとは、ロマン・デュリスを主役に迎えた『真夜中のピアニスト』って作品で注目して、その次のカンヌ映画祭でグランプリを獲得した『預言者』って作品で驚かされたんよね。

その次のマリオン・コティヤールを主演にした『君と歩く世界』はちょっと話題先行な感はあったんやけど、共演したベルギー人俳優のマティアス・スーナールツが、その後スッカリ人気俳優の仲間入りするっていうオマケ付き(?)やったっけ。

というわけで、そんな監督さんの話題作の感想は..................?!

ディーパンの闘い / Dheepan   ★★★☆☆   (2015年)

監督:ジャック・オーディアール
出演:アントニーターサン・ジェスターサン、カレアスワリ・スリニバサン、カラウタヤニ・ヴィナシタンビ、ヴァンサン・ロティエ、マーク・ジンガ

内戦の続くスリランカを脱出するため、難民キャンプで出会った女と、彼女が見つけてきた娘の3人、家族と偽ってフランスに渡り、なんとか集合団地の管理人の職を手に入れ、“家族”として生活を始め..............ってなドラマ?!

紛争で妻子を失い、戦う理由を無くした男、イギリスの親戚に会いに行くつもりだった女、両親を亡くし孤独な娘、それぞれ身分を偽りながら、異国の地で最初は言葉も分からずに苦労が絶えなかったが、徐々に生活は軌道に乗り................ってことで、偽装家族の暮らしを描きつつ、人と人の絆を描くってとこなんかな。

本当は夫でも妻でも娘でもない、それでもワケあって同じ屋根の下に暮らしているうちに、互いの心の距離にも変化が生まれるが、平穏な日々は続かずってことで、なかなか考えさせられるものはあったね。

話としてどうかっていう議論はあるかもしれんけど、単なるメロドラマにせずに、男が背負ってきたものを暴力的な形で表現するあたりが、監督さんの個性ってとこなんやと思う。

起承転結でキッチリと構成をまとめた作品は、万人受けするというよりは、好みの分かれる類の作品なんやろうけど、個人的には悪くはなかったかな?!

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