『ぼくとアールと彼女のさよなら』
今日は、劇場で未公開の作品のなかから、青春ドラマをひとつ、ご紹介♪
これ、DVDスルーになったわけやけど、海外ではいろんな映画祭で上映されて、インデペンデント・スピリット賞では新人脚本賞にノミネートされたりして、なかなかの評判やったらしいんよ。
他にも、サンダンス映画祭で観客賞と審査員賞をWで受賞したり、放送映画批評家協会賞で主人公の親友を演じてるRJ・サイラーくんが若手俳優賞にノミネートされたりしたんやって。
そんな作品を作った監督さんは、これまで主にTVのドラマで活躍してたらしく、“Glee”や“アメリカン・ホラー・ストーリー”といった人気シリーズで監督してたんやって。
というわけで、そんな作品の感想は.........................?!
ぼくとアールと彼女のさよなら / Me and Earl and The Dying Girl ★★★★☆ (2015年)
監督:アルフォンソ・ゴメス=レホン
出演:トーマス・マン、オリヴィア・クック、RJ・サイラー、ジョン・バーンサル、モリー・シャノン、ニック・オファーマン、コニー・ブリットン、マット・ベネット、キャサリン・ヒューズ
周囲とは少し距離を置き、なんとなく敵を作らずに高校生活をやり過ごそうとしていた男の子は、母親同士が仲がいいことを理由に、白血病になった同級生の女の子をハゲましに行くよう仕向けられ、彼女と友だちになるのだが.................ってな青春ドラマ?!
幼馴染の親友とパロディ映画を作ってる彼は、そんな自分たちの作品を彼女に見せたりしながら、病気と闘う彼女のそばにいて.............ってな感じで、難病ものと青春ドラマを融合させたような話なんかな。
お調子者系のネガティブ野郎な主人公が、彼女と接するうちに少しずつ心境に変化が出て、成長していく様をってことなんやろうけど、この作品、嫌味がなくて、そんでもって過度に盛り上げようっていうところもなく、サラりとしたテイストで“友情”を描いてるところがエエんよ。
主人公を演じるトーマスくんの二枚目半なさりげない存在感も悪くなかったし、ヒロインを演じるオリヴィアくんの媚びすぎない安定感と体を張った演技ってのが良かったね。
特別になにか強烈なインパクトを残すような作品ではないんやけど、観終わった後に、優しく温かい気持ちにさせてくれる、そんなドラマは、個人的にはお気に入りやったね?!
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