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2016年8月25日 (木)

『殺されたミンジュ』

今日は韓国映画をひとつ、ご紹介♪

キム・ギドク監督というと、ヴェネチア映画祭やベルリン国際映画祭で監督賞を受賞したりして、ヨーロッパの映画祭での評価が高いわけやけど、監督、脚本、撮影、編集、製作総指揮まで、すべてひとりでこなした今作も、ヴェネチアで上映して賞をもらったらしい。

監督さんが独特の感性の持ち主であり、映像作家としての語り口も他にはないものがあることは認めるし、かつての作品は好きやったんやけど、ここ数年の作品は、少し頑固さが全面に出過ぎてもうてるようで、イマイチ個人的な期待とフィットせんのよね。

というわけで、そう思いつつも観ずにはおれんってことで、鑑賞した感想は................?!

殺されたミンジュ / One On One   ★★★☆☆   (2014年)

監督:キム・ギドク
出演:マ・ドンソク、キム・ヨンミン、テ・オ、チョ・ドンイン、イ・イギョン、アン・ジヘ、チョ・ジェリョン、キム・ジュンギ、パク・ソダム、キム・ジェロク

ソウル市内で、ひとりの女子高生が何者かによって惨殺される事件が発生する。その一年後、事件に関わった者たちが、謎の集団によって拉致され、拷問された挙句に、その日に何があったのかを自白させられ.................ってなドラマ?!

なぜ彼女は殺されたのか、そんな罪を追及する集団の目的は何なのか、社会のヒエラルキーのなかで正義とは何かを問うってことなんかなぁ..........。

少し暴力的な描写でインパクトを出しつつ、心理描写で観る側に問いかける、いかにもギドク監督らしい作品って言えるんかもね。

ただ、う~ん、話のスジはだいたい想定してる範囲内でおさまってる感じで、ただ、肝心の取っ掛かりの問いに対する答えがよう分からんもんやから、観終わってもスッキリとせんのよ(苦笑)

それに、ひとりの役者が8役やるってのも、見るからに同じ人なもんやから、違和感ばかりがあって、監督さんの意図がよう伝わってこんかった。

一握りの権力者への服従と、それによって社会の底辺で燻り続ける人たちの抜け出せない苦しみ、そんな社会の矛盾を突いてってことなんやろうとは思うものの、ちょっと付いていけんかった?!

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