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2016年8月21日 (日)

『裁かれるは善人のみ』

今日は、ロシアの映画をひとつ、ご紹介♪

この作品、ロシアのアカデミー賞にあたるニカ賞で主演女優賞と助演男優賞を受賞し、作品賞や監督賞、主演男優賞といった主要部門でノミネートされたらしい。

ロシア以外でも、アカデミー賞の外国語映画賞にノミネートされたり、ゴールデン・グローブで外国語映画賞を受賞したり、カンヌ映画祭でも脚本賞を受賞して、世界的に評価されたんやって。

監督さんは、以前に紹介した『エレナの惑い』って作品のひとで、ロシア映画によくある“小難しさ”ってのは感じさせるんやけど、冷静なカメラワークで、深く問題を問いかける、そんな作品を作るひとなんよね。

というわけで、そんな世界が注目した(?)ロシア映画の感想は....................?!

裁かれるは善人のみ / Leviafan   ★★★☆☆   (2014年)

監督:アンドレイ・ズビャギンツェフ
出演:アレクセイ・セレブリャコフ、エレナ・リャドワ、ロマン・マディアノフ、ヴラディミール・ヴドヴィチェンコフ、アンナ・ウコロワ、アレクセイ・ロズィン、イーゴリ・セルゲイエフ、セルゲイ・ポホダーエフ

市長の横暴により、先祖代々住んできた土地を強制的に収用されることになり、市を相手に裁判を起こしていた男だったが、モスクワから旧知の親友の弁護士を呼んで抵抗するも、狂った歯車は噛み合わず............ってなドラマ?!

家と家族を守るため、いろいろと手を尽くすものの、物事は思ったようにはいかず、小さな綻びがやがて修復不可能になり、崩壊する、そんな様を冷静なまなざしで映し出す、そんな話やったね。

細かな盛り上がりはあるものの、全体的な印象としては淡々とした流れのなか、失われていく大切なものを静かに描いてるんかな。

まぁ、分かりやす過ぎる邦題(苦笑)のおかげで、話の結末は読めてまうんやけど、それでも、あまりにも“やるせない”幕切れと、象徴的な映像で、静けさのなかにズシリと響くメッセージがあるんよなぁ。

それにしても、権力のもとに偽りの正義が形成され、それが神をも味方につけるってのが、いかにも皮肉が利いてるよなぁって思ったよ?!

この国も大丈夫か......................??

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