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2016年8月15日 (月)

『官能小説の女』

今日は、劇場で未公開の作品のなかから、ドイツ映画をひとつ、ご紹介♪

何年間がこうやってブログを書いてきて、アクセスしてもらってる作品ってのを見てみると、なぜか劇場未公開のエロ系に分類されるような作品が多いんよね(笑)

おそらく、誰も他に感想を書かないようなのを取り上げてるからなんやろうと思うんやけど、なんや、これだけ多くの作品があるなかで、ちょっと不思議な気もするかな。

この作品も、イキツケのTSUTAYAでは、まさにそのカテゴリーに入ってるようで、ただ、作品の内容は、必ずしもエロだけで終わるものばかりやないってのが、映画好きの心をくすぐるわけで、そういった作品を紹介できると、うれしくなったりもするもんなんよ。

というわけで、作品の感想は..........................?!

官能小説の女 / Agnes   ★★★☆☆   (2016年)

監督:ヨハネス・シュミット
出演:オーディン・ヨーネ、シュテファン・カンプヴィルト、ソーニャ・バウム、ウォルター・ヘス

図書館で知り合った若い女性に惹かれ、声をかけたことから始まった二人の関係。長く小説を書けずにいた作家の彼に、彼女は自分とのことを書いて欲しいと言い、彼は久しぶりに書き始めるのだが.............ってな恋愛ドラマ?!

最初は強く惹かれあう二人だったが、あることがキッカケで関係がこじれて離れてしまうものの、彼は彼女を忘れられず、現実とは異なる話を書き進め..............ってなことで、現実と虚構をクロスさせながら、男女の気持ちのスレ違いをってとこなんかな。

男の戸惑いと女の決意、互いに求め合う男女であっても、それぞれの心は必ずしも同じやなくて、そんな心の中を描く小説と、現実世界の関係の差異で男女の気持ちを描いてるんやろなぁ。

確かに体を重ね合うシーンはあるんやけど、それは情欲であったり愛であったりで、この作品で描かれてるのは必ずしも“エロ”ではないんよね。

しかも彼の書く小説は、ふたりの“愛”の物語であって、まったく“官能小説”とは程遠いものだけに、この邦題には“エロ”で売ろうとする悪意が満ちてると思うんよ。

まったく知られてない作品を売る戦略としては、仕方のない部分もあるんやろうけど、せめて内容を理解した上で邦題を付けるのが、作品を作ったひとに対する敬意やと思うんやけどなぁ.............(苦笑)

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