『あの頃エッフェル塔の下で』
今日は、フランスの映画をひとつ、ご紹介♪
この作品、フランスのアカデミー賞にあたるセザール賞で監督賞に輝き、作品賞や脚本賞をはじめ10部門でノミネートされたくらい評価されたらしい。
監督のアルノー・デプレシャンってひとは、これまでもカンヌ映画祭のパルム・ドールに5回ノミネートされ、セザール賞でも3つの作品で監督賞にノミネートされた実績があって、フランス本国ではかなり人気の監督さんなんよね。
そんな監督さんの作品の多くに出演してるのが、今やフランスにとどまらず、世界的にも評価されてる俳優マチュー・アルマリックくんで、どうやら固い絆で結ばれてる(?)らしい。
というわけで、そんな作品の感想は...................?!
あの頃エッフェル塔の下で / Trois Souvenirs De Ma Jeunesse ★★★☆☆ (2015年)
監督:アルノー・デプレシャン
出演:マチュー・アルマリック、アンドレ・デュソリエ、カンタン・ドルメール、ルー・ロワ=ルコリネ、ピエール・アンドロー、リリー・タイエブ、ラファエル・コーエン、ディナーラ・ドルカーロワ、オリヴィエ・ラブルダン、テオ・フェルナンデーズ、クレマンス・ル・ギャル、メロディー・リシャール、フランソワーズ・ルブラン
祖国フランスを離れて暮らしていた男は、久しぶりにパリに戻ることになたのだが、空港でパスポートが引っ掛かり、その原因を思い出すうちに、若い頃の情熱的な恋の相手のことを思い出し..................ってなドラマ?!
誰もが心を奪われる魅力的な女の子と恋に落ち、学生生活を送るパリから故郷の町に戻ってきては、ふたりの時間を過ごしていたが、物理的なキョリがふたりの関係に影響し..............ってな感じで、ちょっとスッパい恋の話が展開するんよ。
情熱的に盛り上がる恋の炎と、離れて暮らすことで募る不安、そしてやがて訪れる終わり、そんな過去の切ない関係を描いてるんよね。
好きなのに一緒にいられない、そんな恋愛話はありがちではあるんやけど、ただ、自分にもそんな記憶があったりで、妙に心がザワザワしてもうたなぁ.............(笑)
それにしても................この邦題、なんなんやろね。原題を訳すと、たぶん“青春時代の3つの思い出”ってことになるんやと思うんよ。でもって、エッフェル塔の出てくるシーンって、2つか3つくらしかなくて、しかも、話の流れ上、特に“エッフェル塔へのこだわり”は強調されてないんやけど、その状況で何でこんな邦題になるんやろなぁ................謎すぎる?!
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