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2016年9月

2016年9月30日 (金)

『ローカル路線バス乗り継ぎの旅 THE MOVIE』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

これ、そもそもがTVのバラエティなわけで、これを“映画”として紹介するってのも、ちょっと気が引けるんやけど、まぁ、とりあえずってことで(苦笑)

この番組、巷では結構な人気やってのは知ってるんやけど、実は、それほどじっくりと見たこともなくて、さして興味はなかったんやけど、なんとなくグタグタしたゆる~いのが観たい気分になって、思わずレンタル屋で手にしてもうた。

というわけで、それほど真剣にレビューするのもどうかと思いつつ、とりあえず......................?!

ローカル路線バス乗り継ぎの旅 THE MOVIE   ★★★☆☆   (2015年)

監督:鹿島健城
出演:太川陽介、蛭子能収、三船美佳、(声の出演)キートン山田

テレビ東京の人気バラエティ番組「ローカル路線バス乗り継ぎの旅」を台湾でやって、映画にしてまえっていう、かなり“ヤッツケ感”アリアリな企画もの作品?!

一般道を路線バスで乗り継いで、台北から最南端にある灯台を目指して3泊4日で旅をする、その様をってことで、いやぁ~、ユルイっすわ(笑)

番組の盛り上がりポイントになってる(?)蛭子さんの、あまりにも自由すぎる言動ってのが、期待通りに炸裂するところが注目なんかな。

まぁ、そんなところも含めて、旅のなかで起こる想定外の出来事をありのまま映像にしてしまうっていうテレ東のやり方の上手さが、これを人気コンテンツにしてるのかもね。

というか、まぁ、嫌がる蛭子さんに無理やり旅をさせてみようっていう企画を考えた時点で、企画の勝利なのかもしれんけど(笑)

まぁ、敢えてこれを映画として観るかっていう疑問はあるんやけど、コマーシャルなしで見れるってことと、台湾を紹介する旅番組としての意義はあるのかも..............ちょっと無理やりやけどね?!

2016年9月29日 (木)

『ニューヨーク 眺めのいい部屋売ります』

今日は、ちょっと大人な関係を描いた(?)作品をひとつ、ご紹介♪

いやね、AARP Movies for Grown Up Awardsって賞があるらしく、この作品、それで“Best Grownup Love Story”って賞を受賞したらしいんよ.............まぁ、だからどうしたって話なんやけど(笑)

主演のふたり、ダイアン・キートンとモーガン・フリーマンは、それぞれ第一線で活躍してきたわけで、彼らの長いキャリアを考えれば、これまでも一緒に作品に出たことありそうやって思ったんやけど、実はこれが初共演ってことらしいんよ。

そんなことに驚いた作品の感想は..........................?!

ニューヨーク 眺めのいい部屋売ります / 5 Flights Up   ★★★☆☆   (2014年)

監督:リチャード・ロンクレイン
出演:ダイアン・キートン、モーガン・フリーマン、シンシア・ニクソン、クレア・ヴァン・ダー・ブーム、コーリー・ジャクソン、マイケル・クリストファー、キャリー・プレストン、ジョシュ・パイス、ミリアム・ショア、アリシア・ライナー、モーリー・ギンズバーグ

40年近くを過ごした古いアパートの5階の部屋を手放すことにした夫婦は、部屋の内覧会を開催する一方で、自分たちも次の住む場所を見つけるべく、物件を回るのだが...................ってな夫婦ドラマ?!

街を一望できる、光に満ちた、お気に入りの眺めのいい部屋だったが、建物にエレベーターがなく、年を取って生活が大変になってきたために、引っ越すことを決意したのだが................ってなことで、モーガンおじさんとダイアンおばちゃんの夫婦の掛け合いで魅せるドラマってとこかな。

引っ越し騒動でガヤガヤとやりながらも、夫婦の歩んできた歴史をチラッと見せつつ、かけがえのない“絆”をってなところが、狙いなんやろね。

主演のふたりの演技はサスガなわけで、これにケチを付ける必要はないんやけど、なんとなく中途半端なコメディ調になってもうてる気がして、話のオチも、もうひとつ盛り上がりきらんかったのが残念やったかなぁ?!

2016年9月28日 (水)

『ピエロがお前を嘲笑う』

今日は、ドイツのサスペンス映画をひとつ、ご紹介♪

この作品の監督さん、よくよく見たら、以前に紹介した際に思わずおススメしてもうた『23年の沈黙』って作品を作ったひとやったんやね。

この作品は、ドイツのアカデミー賞にあたるドイツ映画賞で主要部門での受賞はなかったんやけど、編集や音響といった技術部門で賞を受賞したらしい。

まぁ、DVDのパッケージで“この映画に仕掛けられたトリックは100%見破れない”なんて書かれると、当然ながら斜に構えて観るわけで、そこらあたりの宣伝方法ってのは逆にマイナスなんと違うかなぁって、個人的には思うんやけどね(笑)

というわけで、そんな作品の感想は.........................?!

ピエロがお前を嘲笑う / Who Am I - Kein System Ist Sicher   ★★★☆☆   (2014年)

監督:バラン・ボー・オダー
出演:トム・シリング、エリアス・ムバレク、アントニオ・モノー・Jr、ヴォータン・ヴィルケ・メーリング、ハンナー・ヘルツシュプルンク、トリーヌ・ディルホム、シュテファン・カンプヴィルト

サイバー犯罪を行っていたハッカーが自首し、自分と仲間との出会いから、自分たちで引き起こした犯罪について語り始めるのだが.....................ってな犯罪サスペンスもの?!

誰にも相手にされず、孤独な幼少期を過ごした青年は、いつしかコンピューターに夢中になり、ハッキングをするように。そんな彼は、ふとしたキッカケで出会った仲間3人と一緒に、世間を騒がせるようになるが、自分たちが原因で人が殺され、次第に焦りだし.................ってなことで、犯人が語る犯罪ドラマをってね。

犯人の自白ものって、すでに傑作があるだけに、なんとなく同じ匂いがしてもうて、正直、目新しさはなかったかな。

それでも、匿名のネット世界を舞台にしながら、話のヒネリ方は今風なワケで、なかなか楽しめる内容にはなってたね。

まぁ、どうしても結果ありきで、ツッコミどころはあるし、いろいろとコネくり回し過ぎな感もあるんやけど、それでもデキとしては良質なほうで、悪くなかったんと違うかな?!

2016年9月27日 (火)

『恋人たち』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品で主役のひとりを演じた篠原くんは、もともと橋口監督のオムニバス作品に出演したのがキッカケで、どうやらこの作品の主役に抜擢されたみたいで、賞の価値は別にして、日本アカデミー賞の新人俳優賞やキネマ旬報の新人男優賞を受賞したんやって。

橋口監督といえば、ゲイカップルとひとりの女性の子作りを描いた『ハッシュ!』で注目されて、木村多江とリリー・フランキーが主演した『ぐるりのこと。』で話題になったんやけど、個人的には、この監督さんの作品は、どうも感性が合わんっていう印象やったんよね(苦笑)

というわけで、正直どうかと思いつつも、別の作品に入ってた予告に少し惹かれて、試してみた作品の感想は........................?!

恋人たち   ★★★☆☆   (2015年)

監督:橋口亮輔
出演:篠原 篤、成嶋瞳子、池田 良、黒田大輔、安藤玉恵、山中 崇、木野 花、光石 研、リリー・フランキー、内田 慈

最愛の妻を失った喪失感とやり場のない怒りを抱えて生きる男、無関心な夫と義母との平凡な暮らしに苦しむ女、長年の親友への気持ちを抑えて生きるゲイの弁護士、それぞれの不器用な日常を描いたドラマ?!

幸せとは程遠い境遇で、なんとか毎日をやり過ごす、そんな彼らの“心の痛み”を切り取りながら、人を愛し生きることをってところなんかもしれんね。

2時間を超える尺で、若干のマッタリ感はあるんやけど、無名な役者をメインに据えたことで、演技の不器用さはありつつも、よりリアルな雰囲気にはなってたかな。

とりわけ、篠原くんの演技は、賞を獲ったから言うわけやないけど、ギコチないながらも感情の揺れが上手く表現できてて、胸にグッとくるものがあったよ。

どん底の日々のなかにも、わずかに垣間見える明日への希望、しょっぱい話ではあるんやけど、少しジワジワときてもうた。まぁ、これに共感してまう俺自身が、少し疲れてるのかもしれんけど................................?!(苦笑)

2016年9月26日 (月)

『あるふたりの情事、28の部屋』

今日は、劇場未公開の作品のなかからひとつ、ご紹介♪

未公開作品でこのタイトル、イキツケのTSUTAYAでもエロ系のくくりの作品たちと並んでて、“いかにも”な感じやったんやけど、なんとなく気になって手に取ってみた(笑)

監督をしてるマット・ロスってひとは、俳優業がメインなんやけど、この作品で長編デビューして、ヴィゴ・モーテンセンやフランク・ランジェロなんかが出演した2作目(“Captain Fantastic”)が結構な評価で、カンヌ映画祭で賞をもらったりしたらしい。

というわけで、そんな作品の感想は........................?!

あるふたりの情事、28の部屋 / 28 Hotel Rooms   ★★★☆☆   (2012年)

監督:マット・ロス
出演:クリス・メッシーナ、マリン・アイルランド

旅先のホテルで知り合った男と女、一夜限りのつもりだったのが、いつしか繰り返し会うようにになり、互いに強く惹かれあうのだが.................ってな、男女の秘めた関係を描くドラマ?!

彼女には夫がおり、彼にもやがて別に彼女ができ、不実な関係と分かっていても、やめることのできない二人の姿を...........ってな感じかな。

偶然の出会いが運命の相手なのか、不倫の関係と分かっていても離れられない、そんな男と女の“因縁”を、ホテルの部屋という単位で切り取るあたりが、なかなかのアイデアやったね。

単なるヤリまくるエロなドラマにすることなく、それぞれの心の中の葛藤や、逢瀬を重ねるごとに少しずつ変わっていく状況、そんなものを丁寧に織り込むあたりも、悪くなかったかも。

最後にどんなオチになるのかと思ってたんやけど、含みをもたせたエンディングは、アリガチと言えばそうなんやけど、期待と不安が入り混じる感じが、なかなかの味わいやったんと違うかな。

まぁ、そもそも相手もおらんハゲおやじには、こんな実体験もないんで、よう分からんところもあるんやけどね?!(苦笑)

2016年9月25日 (日)

『君の名は。』

今日は、劇場で公開中の作品のなかから、えらいフィーバーしてる(?)作品をひとつ、ご紹介♪

実は、なんか毎日に疲れてもうて、ずっと週末は引きこもってたもんやから、2か月ほど映画館には行ってなかったんよ。そしたら、ごっついヒットしてる映画があるってのを耳にして、少し泣きたい気分も合いそうな気がして、ようやく重い腰を上げたってわけ(苦笑)

新海監督の作品といえば、『秒速5センチメートル』ってのが当時、結構な話題になって、映像センスやセンチメンタルなドラマ性がえらい評価されて、観たのを覚えてて、期待する部分もあったしね。

まぁ、“君の名は”って聞くと、銀座の数寄屋橋をイメージする世代に、どちらかと言うと近い気もするんやけど....................(笑)

というわけで、そんな作品の感想は...........................?!

君の名は。   ★★★★☆   (2016年)

監督:新海 誠
出演:(声の出演)神木隆之介、上白石萌音、市原悦子、成田 凌、長澤まさみ、島崎信長、石川界人、谷 花音、悠木 碧

長野県の田舎町で暮らす女子高生と、東京で暮らす男子高生、心と体が入れ替わっていることに気づいたふたりは、戸惑いながらも、相手の日常を生きながら、次第に惹かれていくのだが.................ってな青春ファンタジー?!

まったく異なる境遇で生きるふたりが偶然によって“つながり”、そして強くなる絆で時間と距離を越えて気持ちをかわす、そんな様を青春の甘酸っぱさと一緒にってとこなんかな。

いやね、話としては、この手の入れ替わりものは他にもあるわけで、それほどの新鮮さはないんやけど、ピンポイントで流れるRADWIMPSの音楽と映像のマッチングってのが見事で、そこで上手く盛り上がるもんやから、グイグイと話に引き込まれるてまうんよなぁ。

まぁ、ある意味、少しズルいわけなんやけど、それをサラりと表現してしまう映像的な見せ方の巧さってのがあってのことなんやろうと思うんよ。

“運命の恋”や“愛の奇跡”、本気で口にすると頭がオカシイと思われそうな、こんなハゲオヤジでも、そんなものを信じてみたくなる気持ちにさせてくれる、なかなかの秀作やったなぁ?!

2016年9月24日 (土)

『ボーダーライン』

今日は、賞レースでも話題になってた作品をひとつ、ご紹介♪

この作品、カンヌ映画祭でパルム・ドールにノミネートされ、アカデミー賞の前哨戦のひとつである放送映画批評家協会賞では作品賞にノミネートされたものの、結局、アカデミー賞では撮影賞や音響賞といった、テクニカル部門でのノミネートだけやったんよなぁ。

監督のドゥニ・ヴィルヌーヴといえば、セザール賞やアカデミー賞の外国語映画賞にノミネートされた『灼熱の魂』や、ヒュー・ジャックマンが主演した『プリズナーズ』といったインパクトのある作品で知られてて、個人的にはかなり注目して追いかけてる監督さんなんよ。

この秋にアメリカで公開予定の監督さんの新作『メッセージ(原題:Arrival)』はエイミー・アダムスにフォレスト・ウィテカー、ジェレミー・レナーが出演してるらしく、前評判はエエみたいやね。

というわけで、そんな作品の感想は..........................?!

ボーダーライン / Sicario   ★★★☆☆   (2015年)

監督:ドゥニ・ヴィルヌーヴ
出演:エミリー・ブラント、ベニチオ・デル・トロ、ジョシュ・ブローリン、ジョン・バーンサル、マキシミリアーノ・ヘルナンデス、ダニエル・カルーヤ、ジェフリー・ドノヴァン、エドガー・アレオラ、ヴィクター・ガーバー、ベルナルド・サラシーノ

FBIの女性捜査官は、誘拐事件の捜査を担当していたが、アメリカにあるメキシコの麻薬カルテルのアジトを制圧した功績で、カルテルを撲滅する特別捜査に参加することになるのだが................ってなドラマ?!

アメリカとメキシコ、国境を挟んで繰り広げられる麻薬戦争、違法な捜査が強引に行われている現実に、彼女は戸惑うのだが...............ってなことで、最前線の攻防を描いてるんよ。

誘拐や殺人が横行するカルテルの黒幕を見つけて犯罪を壊滅させる、それが正義ならば、そのためにどうするのか、そんな現実と乖離した状況での苦悩をってとこなんやろね。

途中の捜査の描写が、実にスリリングで緊迫感が溢れまくりなんよ。誰が銃を持って襲ってくるか分からない状況ってのが、ヒシヒシと伝わってくるところがなかなかやった。

配役でいうと、やっぱりデル・トロくんの存在感なわけで、どこか“もの悲しさ”と心に闇を持った不気味さを体現した演技は、作品のキー・パーソンとして、見事やった。

エミリー・ブラントは、心の強さと脆さが同居した雰囲気で、役柄には合ってたんやろね。それに、えらいベッピンさんやし................こういう作品には“華”が必要ってか(笑)

ひとりの捜査官レベルの善悪では測れない、いろんな思惑があってっていうのは分かるんやけど、ドラマとしては少し最後がスッキリせんところが、最終的な作品の評価に影響してるのかもしれんなぁ?!

2016年9月23日 (金)

『俳優 亀岡拓次』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

安田 顕って、「下町ロケット」や「重版出来!」といったTVドラマから、コメディものにちょっとシリアスな映画から、最近、えらい露出やよね。また、印象的な演技をするもんやから、脇役ながら妙にイメージが残るんよなぁ。

最初に驚かされたのは、『HK/変態仮面』での変態ぶり(?)やったんやけど、『小川町セレナーデ』のような難しい役柄も、独特の余韻をもって演じてまうあたり、スゴイって思うんよ。

そんな安田くんを主役にして作品を作ってるのが、松山ケンイチが主演した『ウルトラミラクルラブストーリー』を監督してた横浜くんなんやけど.....................巷では評価されてるらしいんやけど、個人的には..................(苦笑)

というわけで、そんな一抹の不安を感じながら鑑賞した作品の感想は..................?!

俳優 亀岡拓次   ★★★☆☆   (2015年)

監督:横浜聡子
出演:安田 顕、麻生久美子、宇野祥平、新井浩文、杉田かおる、三田佳子、山﨑 努、染谷将太、浅香航大、大森立嗣、不破万作、平田 薫

脇役メインの俳優人生を送る独身の男は、現場では重宝がられるものの、けっして主役にはなれない、そんな日々をおくっていた。ある日、撮影で訪れた長野県の諏訪にある居酒屋でひとりの女性と出会い..............ってなドラマ?!

現場から現場へ、そんなシガナイ脇役俳優の日常を描きながら、周囲の関係者との絡みを挟みつつ、孤独な男のホノカな恋心をってなとこなんかな。

いつも映画やTVで脇役として強烈なインパクトを残す安田くんが主役でってことで、ちょっとワクワクしながら観てたんやけど...........う~ん(苦笑)

いやね、豪華な役者がチョコチョコ出てて、主演の安田くんもいつも通りの存在感で、しかも麻生くんのマドンナぶりもキュートで文句ないんやけど.........そんな役者を料理する監督さんにウデがなさすぎやわ。

メリハリもなく、ぐたぐたとつなぎ、これで2時間を超える尺になる意味が分からんし、終わった瞬間に、作り手が何をしたかったのかが1%も伝わってこんかった。

安田くんの哀愁のだしっぷりは見事やったんやけど、よく言う“俳優のムダ使い”の、とっても残念な映画やったよ(苦笑)

2016年9月22日 (木)

『人生は小説よりも奇なり』

今日は、脇役俳優を主役に据えたドラマをひとつ、ご紹介♪

アルフレッド・モリナって役者さんは、スペイン人の父親とイタリア人の母親の間に生まれたらしく、見た目からよくラテン系の役柄が多いんやけど、実はイギリス人で舞台でシェークスピアをやってたらしい。

ジョン・リスゴーは、70年代からのキャリアで、名前ではなかなかピンとこないと思うんやけけど、ちょっと嫌味な悪役をやってるイメージが多くて、顔を見ると“あぁ、このひとね”ってなるんよね。

そんなふたりが主演した作品は、インデペンデント・スピリット賞で作品賞から主演男優賞と助演男優賞(どっちが主演でどっちが助演かってのはあるんやけど..........)、脚本賞にノミネートされたんやって。

というわけで、そんな作品の感想は........................?!

人生は小説よりも奇なり / Love is Strange   ★★★☆☆   (2014年)

監督:アイラ・サックス
出演:ジョン・リスゴー、アルフレッド・モリナ、マリサ・トメイ、チャーリー・ターハン、ダーレン・バロウズ、マニー・ペレス、クリスティナ・カーク、エリック・タバック、クリスチャン・コールソン、シャイアン・ジャクソン

40年近く連れ添ってきたゲイのカップルは、ニューヨーク州でも同性婚が認められたことで、晴れて結婚したが、逆に高校で音楽教師をしていた男は仕事をクビになり................ってなドラマ?!

収入を失ってアパートを売却することになり、それまでずっと一緒に暮らしていたのが、別々に親戚や友人宅の居候となるのだが、結婚したばかりに離れ離れになってしまい..................ってなことで、一組の初老のゲイカップルと周囲の人たちの関係をってな感じなんかな。

主役を演じるふたりのベテラン俳優の“夫婦”っぷりが、よくアリガチなデフォルメしたゲイ風ではなく、互いに相手を想う気持ちが伝わる演技になってるところが、中途半端なコメディ調にならなくて良かったね。

邦題から、もう少し蘊蓄の効いた人生ドラマを想像してもうたもんやから、その点では肩透かしやったんやけど、考えてみたら、原題は“愛”についてなわけで、そう考えると少々アッサリしすぎてる感はあるものの、納得できるかも。

まぁ、要するに、この邦題、何が言いたかったんやろか.................ってことなんやけどね?!(苦笑)

 

2016年9月21日 (水)

『マン・アップ! 60億分の1のサイテーな恋のはじまり』

今日は、イギリスのBBC製作のラブコメをひとつ、ご紹介♪

この作品、どうやらWOWOWで放映されて、その後、最近よく耳にする東京新宿のシネマカリテの企画もの“カリコレ”ってので上映されてたらしいんよ。

サイモン・ペッグといえば、今やスター・トレックの新シリーズやミッション:インポッシブル、スター・ウォーズの新シリーズにも出演したりして、脇役俳優として重宝されてるやんね。

この作品でそんな彼の相手役を演じてるレイク・ベルも、ちょっと前に紹介したオーウェン・ウィルソンが主演した『クーデター』で妻役を演じたりして、徐々に露出が増えてるようで、近々アメリカで公開予定の監督作品では、アンバー・ハードあたりも出演してるらしい。

というわけで、そんな作品の感想は.......................?!

マン・アップ! 60億分の1のサイテーな恋のはじまり / Man Up   ★★★☆☆   (2015年)

監督:ベン・パーマー
出演:レイク・ベル、サイモン・ペッグ、シャロン・ホーガン、ロリー・キニア、オリヴィア・ウィリアムズ、オフィリア・ラヴィボンド、ケン・ストット、ハリエット・ウォルター

30代の半ばをむかえ、恋に消極的になっていた女性は、ひょんなことから他人のブラインド・デートの相手と一日を過ごすことになるのだが................ってな恋愛ドラマ?!

恋愛に臆病になり、諦めていた矢先、たまたま知り合った男性と“なりゆき”でデートをしながら、妙に気の合う相手に惹かれつつも、モロモロ一筋縄ではいかず..............ってなことで、ドタバタとってね(笑)

偶然の出会いから始まる恋の顛末をってことで、主演のふたりの嫌味のない演技が、最後の盛り上がりでエエ感じにドラマとしても帳尻が合ってってとこなのかもなぁ。

正直、中盤はヤリ過ぎ感があって、少しグタグタやなぁって思ったりもしたんやけど、終わりよければなんとやらで、妙な達成感があるんよね。

ちょっと中年にさしかかった、不器用な大人たちの、少しチグハグで、それでいて絶妙にマッチした恋のドラマには、どこか憎めない魅力があるのかも?!

2016年9月20日 (火)

『青春群青色の夏』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品の監督をしてる田中くんは、これが長編デビューになるみたいなんやけど、どうやら園 子温 監督に師事してるひとらしく、作品の公式HPには、園 監督からの絶賛メッセージがデカデカと載ってたよ(笑)

出演してる若者たちは、全員が無名の役者さんたちらしく、その脇を監督さんの知り合いの人たちが支えながら、この作品を作り上げたんやって。

というわけで、そんなフレッシュな(?)作品の感想は....................?!

青春群青色の夏   ★★★☆☆   (2015年)

監督:田中佑和
出演:金子侑生、遠藤耕介、生沼 勇、中村 唯、上川雄介、睡蓮みどり、湯原彩香、山田篤史、寺内康太郎、松田洋一、鈴木太一、白石晃士、網川 凛、一ノ瀬ワタル

ある日、小学校時代の同級生が家にやって来て、家出をしたから泊めて欲しいと言って、半ば強引に居座ることに。それほど仲が良かったわけでもなく、戸惑いながらも、一緒の時間を過ごすことに................ってな青春ドラマ?!

まったく性格も正反対なふたりの男子高校生と、そして彼らを取り巻く仲間たちの、高校3年の夏の出来事をってなことで、不器用な青春の日々を描くってなとこかな。

無名の役者を使ってってのを逆にウリにしてるみたいなんやけど、正直、出だしはそんな素人っぽさに馴染めずに、ちょっと違和感があったんよね(苦笑)

ただ、それをずっと眺めてると、不思議と次第に慣れてくるもんで、まぁ、必死の演技もあってか、途中からは彼らのギコチなさがプラスに働いてるように感じて、案外、悪くなかったよ。

恋や友情をネタにしながら、忘れられない青春の一ページをってことで、ちょっと中盤の“かったるさ”なんかがありつつも、一応は尖がった青春の勢いもあったりで、それなりのデキに仕上がってたのかも?!

2016年9月19日 (月)

『SPY/スパイ』

今日は、劇場で未公開の作品のなかから、アメリカのコメディ映画をひとつ、ご紹介♪

監督のポール・フェイグってひとと、主演のメリッサ・マッカーシーって女優さんのコンビは、どうやら最近、劇場でやってた『ゴーストバスターズ』のコンビらしいんよね。

いやね、“ハゲのカリスマ”ことジェイソン・ステイサムと“麗しきそりこみハゲ”のジュード・ロウっていう、イギリスいや世界を代表する(?)イケメンハゲのふたりがスパイ映画で共演って時点で、ハゲおやじの心をトキメかせるものがあったんやけど、まさかコメディで、しかも劇場未公開作品やなんて.....................ね(苦笑)

それでも、この作品でゴールデン・グローブのコメディ部門の作品賞や主演女優賞にノミネートされ、放送映画批評家協会賞ではジェイソンくんがコメディ映画男優賞にノミネートされたらしく、それなりに評価はされたみたいなんやけど。

というわけで、そんな作品の感想は...........................?!

SPY/スパイ / Spy   ★★★☆☆   (2015年)

監督:ポール・フェイグ
出演:メリッサ・マッカーシー、ジュード・ロウ、ローズ・バーン、ミランダ・ハート、ジェイソン・ステイサム、アリソン・ジャネイ、ボビー・カナヴェイル、リチャード・ブレイク、モリーナ・バッカリン、カーティス・“50 Cent”・ジャクソン

CIAの本部職員として現場のエージェントのサポートをしていた女は、ある小型核爆弾の取引を阻止する案件でパートナーのエージェントが殉死し、その仇をとるために現場に向かうのだが...............ってなスパイ・コメディ?!

かなり場違いな風貌のアメリカのおばちゃんが、実は凄腕のエージェントになって事件の解決に向かってドタバタと大騒ぎってな感じなんかな。

いやぁ~、まさかジェイソンくんにこんな演技をさせるとは...............ある意味、意外性は十分やったんやけど、なんかちょっとね(苦笑)

そこにジュードくんやらローズくんなんかが絡んで、スパイものを楽しくおかしくってことなんやけど、作品全体としてはボチボチってとこかなぁ.............。

この豪華なメンツで、そこそこ海外では賞レースでも注目されて、話題になったっポイ作品でありながら、劇場で公開されずにDVDスルーになったってのは、このノリが日本でウケるかどうか、配給する側に確信がなかったんやろね。

なんか、それが良く分かる作品やったよ?!(笑)

2016年9月18日 (日)

『ヘイトフル・エイト』

今日は、タランティーノの作品をひとつ、ご紹介♪

『レザボアドックス』『パルプ・フィクション』で一躍有名になったタランティーノなわけやけど、その後は“タランティーノ”ブランドが先行して、作品が評価されない時期が続いたわけやけど、久々にアカデミー賞で脚本賞を受賞した前作『ジャンゴ 繋がれざる者』で気をよくしたか、今回も変則的な西部劇で勝負ってとこなんかな。

この作品、賞レースでも話題になってたんやけど、評価はというと、相変わらずのアクの強さや、3時間近い尺のせいもあってか、好き嫌いが分かれる結果やったんよなぁ。

というわけで、そんな作品の感想は............................?!

ヘイトフル・エイト / The Hateful Eight   ★★★☆☆   (2015年)

監督:クエンティン・タランティーノ
出演:サミュエル・L・ジャクソン、カート・ラッセル、ジェニファー・ジェイソン・リー、ティム・ロス、マイケル・マドセン、ブルース・ダーン、ウォルトン・ゴギンズ、ジェームズ・パークス、ゾーイ・ベル、チャニング・テイタム、キース・ジェファーソン、デミアン・ビチル

お尋ね者の女を捕えて町に連れていく途中の賞金稼ぎの乗る馬車に、元北軍の騎兵隊だった別の賞金稼ぎが同乗することになり、更に新任の保安官が加わり、一行は吹雪を避けるために途中のロッジに避難するのだが..................ってなバイオレンス&ミステリー?!

雪原にポツリと建つロッジに、タマタマ居合わせた8人、やがて“事件”が起きて、それぞれの思惑が...............ってなことで、密室で血みどろの攻防がってね。

いやぁ~、2時間半を超える尺で、話の動き出すまでの長いこと...........で、調子が出てくると、グロさ炸裂で一気にいつもどおりのタランティーノ節でってか(笑)

話の前フリやら展開の都合で仕方がなかったんやろうけど、後半のムチャし放題なところに“らしさ”があるだけに、饒舌になりすぎずに、もう少しコンパクトにして勢いで勝負していって欲しかったかも。

それにしても、これ、間違ってもメシ時にモノを食べながら観たらアカンと思うんよ...............(苦笑)

2016年9月17日 (土)

『ヒトラー暗殺、13分の誤算』

今日は、ドイツの映画をひとつ、ご紹介♪

この作品、なかなかタイトルが興味深くて、気になってたんやけど、結局、劇場で公開してるときは観る機会がなくて、レンタルになってからの鑑賞になったんよ。

ドイツのアカデミー賞にあたるドイツ映画賞では、主演男優賞や助演男優賞といったあたりでノミネートされたらしく、なかなかの評価やったみたいやね。

監督のオリヴァー・ヒルシュビーゲルといえば、同じナチス戦争ものでいうと、ドイツの名優ブルーノ・ガンツがヒトラーを演じた『ヒトラー ~最後の12日間~』が有名かな。個人的には、その前に作られた『es [エス]』って作品が衝撃やったんやけど。

というわけで、そんな作品の感想は.....................?!

ヒトラー暗殺、13分の誤算 / Elser   ★★★☆☆   (2015年)

監督:オリヴァー・ヒルシュビーゲル
出演:クリスティアン・フリーデル、カタリーナ・シュットラー、ヨハン・フォン・ビューロー、ブルクハルト・クラウスナー、フェリックス・アイトナー、ダーヴィット・ツィンマーシート、ルーディガー・クリンク

1939年11月、ヒトラーの演説会の会場で爆弾が爆発し、暗殺未遂事件が起こる。単独犯の男に対し、ナチスは黒幕がいるとして、執拗に彼を拷問にかけるのだが..............ってな実際の事件を描いたドラマ?!

ヒトラーが演説を13分早く切り上げたために未遂となってしまった暗殺計画、男はなぜヒトラーを殺そうとしたのか、そんな事件の背景をってなところかな。

危険を顧みずに、こんな計画を実行した男がいるってのが、まず驚きやんね。そんでもって、事件の背景にあるナチスの存在がドイツ社会にもたらしたものってのが丁寧に描かれてて、なかなかの説得力やったよ。

なんと言っても、主役を演じてるフリーデルくんの、繊細さと意志の強さを上手く出した演技ってのが秀逸で、強大なナチスに独りで戦いを挑む、そんな男の決意と苦悩を体現しとったね。

愛国心ってのは様々やけど、何かを変えなければならないと思わせた当時のドイツ社会ってのが、彼を通して描かれてるのかも。でっ、今の日本、どうするよ...............?!(苦笑)

2016年9月16日 (金)

『僕だけがいない街』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品、原作は人気のコミックらしく、映画の公開前のタイミングでTVアニメ版が土屋太鳳と満島真之介を声優に迎えて、シリーズでやってたんやってね。

映画の方は、今や若手女優のなかでは引っ張りだこの有村くんと、個人的にはなんで映画に使われてるのか理由がサッパリ不明の藤原くんの共演で、それなり宣伝に力を入れて、公開されてたのを覚えてる。

まぁ、結局のところ藤原くんが前面に出てくる予告にうんざりして、劇場に足が向かんかったもんやから、そのままスルーしてもうたんやけどね(苦笑)

というわけで、レンタル開始となったのを機に、試してみた作品の感想は.......................?!

僕だけがいない街   ★★★☆☆   (2016年)

監督:平川雄一朗
出演:藤原竜也、有村架純、石田ゆり子、中川 翼、鈴木梨央、林 遣都、高橋 努、杉本哲太、及川光博、安藤玉恵、淵上泰史、福士誠治、森 カンナ

漫画家を目指し、ピザ屋でバイトする男は、身の回りで事故や事件が起こると時間が巻き戻る現象に悩まされていた。ある日、アパートに戻ると、田舎から出てきた母親が殺されており、彼は気がつくと18年前の自分に戻っていた................ってなドラマ?!

現在の自分と18年前のある事件をめぐる過去、つながる時間軸のなかで、母親の命を救うために、男は必死に何をすべきかを考えるのだが..............ってな感じで、タイムトラベル系のサスペンスが展開するんよ。

作品のウリとしては藤原くんと有村くんの主演ってのがポイントなんやろうけど、思った以上に子役の頑張りが光ってた。

特に主人公の少年時代を演じてた中川くんが、拙いながらも素直なエエ演技をしてて...........相変わらず周囲と演技で馴染もうとしない藤原くんよりもナイスやったよ(笑)

そういう意味でも、大人が活躍(?)する現代パートよりも、子役が活躍する謎解きのメインである過去パートでの盛り上がりが、作品の良さになってたかな。

それにしても................母親役を演じてた石田くん、いくつになってもキレイやよなぁ..................!?(笑)

2016年9月15日 (木)

『偉大なるマルグリット』

今日は、フランス映画をひとつ、ご紹介♪

この作品、フランスのアカデミー賞にあたるセザール賞でカトリーヌ・フロが主演女優賞を受賞してて、作品賞や監督賞、脚本賞なんかの主要部門でノミネートされてたらしいんよ。

ヴェネチア映画祭でも、金獅子賞はノミネートだけやったらしいんやけど、別に賞をもらったりして、作品としての評価はなかなか高かったみたいなんよね。

監督のグザヴィエ・ジャノリくんは、日本ではリュディヴィーヌ・サニエが主演した『情痴 アヴァンチュール』って作品で少し注目されたんやけど、それ以前に短編映画でカンヌ映画祭のパルムドールを受賞したりしてたんやって。

というわけで、そんな作品の感想は....................?!

偉大なるマルグリット / Marguerite   ★★★☆☆   (2015年)

監督:グザヴィエ・ジャノリ
出演:カトリーヌ・フロ、アンドレ・マルコン、ドゥニ・ムプンガ、クリスタ・テレ、ミシェル・フォー、シルヴァン・デュエード、ソフィア・ルブット、テオ・ショルビ、オベール・フェノワ

音楽好きな大富豪の夫人は、自分の邸宅で催されるプロの歌手を呼んだチャリティー音楽会で自ら歌を披露するのだが、実は彼女はとんでもない音痴で、周囲の者たちは、そんな彼女に真実を告げられずに、喝采するのだが..............ってなドラマ?!

人前で歌うのが好きな彼女は、劇場でリサイタルをしたいと夫に話をするが、本当のことを言えずにいる夫は、なんとか諦めさそうとするが、妻にはその気はなく...............ってなことで、大騒ぎってね。

真っすぐで、どこかコミカルさを持ちながらも、さりげなく心の中の寂しさをチラつかせる演技、これはフロおばちゃんやないとできない、そんな役柄やった。

要するに「裸の王様」の音楽版のようなもんなわけやけど、そこに裕福な暮らしをしながらも、心が満たされずに、人生に迷う女性の悲喜こもごもを織り込んでるんやろなぁ。

ちょっと長めの尺で、最後はもう少し上手く盛り上げて欲しかった気もせんでもないんやけど、過度にやり過ぎないところが、いかにもフランス映画らしく、逆にエエんかもしれんね?!

2016年9月14日 (水)

『ディスクローザー』

今日は、オーストラリアの映画をひとつ、ご紹介♪

ジョエル・エドガートンといえば、最近ちょこちょこと大作に顔を出すようになって、ちょっと前のリドリー・スコット監督の『エクソダス:神と王』や、『ブラック・スキャンダル』で注目されたオーストラリア人の俳優さんやんね。この作品では脚本も書いてるらしい。

ついでに、ジェイ・コートニーといえば、あのブルース・ウィリスの『ダイ・ハード/ラスト・デイ』でジョン・マクレーンの息子って役に抜擢されて話題になった、オーストラリアの若手俳優なんよ。

というわけで、オーストラリアでは当然のように作品は評価されたらしく、国内の映画賞でイロイロとノミネートされたんやって。

そんな作品の感想は.............................?!

ディスクローザー / Felony   ★★★☆☆   (2013年)

監督:マシュー・サヴィル
出演:ジョエル・エドガートン、トム・ウィルキンソン、ジェイ・コートニー、メリッサ・ジョージ、マーク・シンプソン、エイミー・ペダーソン、ロブ・フラナガン、パトリック・トンプソン

犯罪組織の検挙に成功した刑事は、仲間たちと祝杯をあげ、酒を飲んだ帰り道で自転車に乗った少年を轢いてしまう。現場で救急車を呼んだ彼のもとに、彼をよく知るベテランの刑事部長と着任したばかりの若い刑事がやって来るのだが..............ってなドラマ?!

少年が意識不明となり、罪の意識で苦しむ男、そんな彼の将来を思い、彼が犯人とならないように隠すベテラン刑事、男の証言に矛盾を感じ、しっかりと捜査することを主張する若い刑事、それぞれの思いが交差し..............ってなことで、心理戦が展開するんよね。

若手と中堅、そしてベテランの3世代の役者が、静かに、かつスリリングにぶつかり合い、緊迫のドラマをってとこなんやろうけど、期待したほど盛り上がらんかった(苦笑)

それぞれの演技は、それなりに見どころはあったんやけど、話が想定内で収まってまうあたりに、心を揺さぶるとか引き付けられるといったところまで、感じられへんかったんかもね。

それにしても、原題は“重罪”って意味なんやけど、それを“暴く奴”ってカタカナ表記で敢えて別の言葉に置き換える意味って、なんなんやろなぁ...............(苦笑)

2016年9月13日 (火)

『アレノ』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品、原作はフランスの作家であるエミール・ゾラの小説なんやって。監督をしてる越川くんは、プロデューサーとして名が知れてるひとらしく、これが初監督作品ってことになるみたいやね。

そんな作品で主役を演じてる山田くんは、結構、TVドラマや映画に出演してて、朝ドラなんかにも出演したりしてるんやけど、インディーズ系の主役からメジャー系の脇役と、なかなかの活躍ぶりなんよ。

まぁ、これをレンタル屋で借りた理由は、個人的には渋川くんのクセのある演技が好きやっていうところやったんやけどね。

というわけで、そんな作品の感想は.........................?!

アレノ   ★★★☆☆   (2015年)

監督:越川道夫
出演:山田真歩、渋川清彦、川口 覚、諏訪太朗、内田淳子、遊屋慎太郎

幼馴染と再会し、肉体関係を持つようになり、やがて夫の殺害計画を企て、3人で訪れた湖で夫を湖に突き落とすのだが..............ってな男女の愛憎を描いたドラマ?!

夫の死体が見つかるまでの間、近くにあるラブホテルで時間を過ごすふたりだったが、愛欲と罪の意識で心は揺れ動き................ってなことで、ドロドロの関係をってとこなんやろね。

山田くんの、どこにでもいそうな冴えない主婦っぽさと、渋川くんのヤンチャな雰囲気が、話のベースにあるリアリティってのを作ってるんかな。

好きな相手と一緒になりたいっていう気持ちと、そのために人を殺さなければならなかったっていう心理的なギャップが、ハゲしい心の葛藤を生むんやろなぁ。

まぁ、話としては分からんでもないんやけど、ちょっと“アリキタリ”な演出で、何か深く感情をえぐるといったところまではなかったような.............。

少し予告とかで期待したんやけど、ごく普通の“不倫モノ”の範疇を越えるほどのデキではなかったんと違うかなぁ?!

2016年9月12日 (月)

『ラスト・ボディーガード』

今日は、劇場で未公開の作品のなかから、フランス映画をひとつ、ご紹介♪

主役のマティアス・スーナールツくんは、ベルギー出身の俳優さんで、マリオン・コティヤールと共演した『君と歩く世界』でフランスのアカデミー賞にあたるセザール賞の有望若手俳優賞を受賞したこともあり、フランス語圏だけやなく、いろいろと活躍の場を広げてる感じやんね。

監督のアリス・ウィンクールってひとは、脚本家としても名が知れてるようで、アカデミー賞にもノミネートされた『裸足の季節』って作品で、セザール賞の脚本賞を受賞したんやって。

というわけで、そんな作品の感想は....................?!

ラスト・ボディーガード / Maryland   ★★★☆☆   (2015年)

監督:アリス・ウィンクール
出演:マティアス・スーナールツ、ダイアン・クルーガー、ペルシー・ケンプ、ポール・アミ、サイード・エルーギ=ドゥモンサン

戦地でのPTSDを引きずり、軍に復帰できない男は、友人のツテで、裕福な実業家の家の警護の仕事をすることになるのだが.....................ってなドラマ?!

家の主が不在の間、妻子の警護にあたる何でもない楽な任務のはずだったのだが、何者かに襲われ、緊迫した事態に.............ってなことで、マティアスくんとダイアンくんの関係がどうなるか............。

う~ん、もっと単純なアクション主体のスカッとした作品を期待したんやけど、思った以上に重苦しくて、しかも、どこか中途半端にスッキリせんまま終わってもうて、消化不良やった(苦笑)

売れてるマティアスくんが、憂いのある男を演じてるってところで、彼を目当てにすれば悪くないんかもしれんけど、これでオモロイかって聞かれると、首を傾げたまま、言葉が出てこんかもね。

それにしても、原題とまったく違うタイトルがついた邦題は、確かに“ボディーガード”ではあるものの、どこらへんが“ラスト”やったんか、“最後まで”まったく理解できんかったよ(苦笑)

2016年9月11日 (日)

『不屈の男 アンブロークン』

今日は、アンジーことアンジェリーナ・ジョリーの監督作をひとつ、ご紹介♪

この作品、アンジーが監督をしてるってのが話題のひとつではあるんやけど、個人的には、それに加えて監督としても有名なコーエン兄弟とリチャード・ラグラヴェネーズが共同で脚本を書いてるってところが注目やったんよ。

作品自体のアメリカでの評価は、アカデミー賞で撮影賞や音響賞にノミネートされ、放送映画批評家協会賞では作品賞、監督賞、脚色賞にもノミネートされてて、それなりやったんと違うかな。

日本では、映画の内容が日本軍による横暴が描かれてるってことで、なんや公開するしないで話題になってたんやけどね(苦笑)

というわけで、そんな作品の感想は........................?!

不屈の男 アンブロークン / Unbroken   ★★★☆☆   (2014年)

監督:アンジェリーナ・ジョリー
出演:ジャック・オコンネル、ドーナル・グリーソン、ギャレット・ヘドランド、MIYAVI、ジェイ・コートニー、ヴィンチェンツォ・アマート、フィン・ウィットロック、ジョン・マガロ

イタリア系の移民の子として生まれ、兄の影響で陸上をやるようになり、ベルリン・オリンピックに選手として出場した男は、第二次大戦で空軍の爆撃主として日本軍と戦っている最中に、飛行機が墜落し、太平洋で漂流したのち、日本軍の捕虜となるのだが............ってな、実話を基にした戦争ドラマ?!

過酷な漂流生活を経て、日本軍の捕虜となり、東京の捕虜収容所に送り込まれるが、そこには冷徹な所長がおり...............ってなことで、厳しい戦時中の状況を、耐え忍びながら生き延びた男を描くってとこなんかな。

日本人からすると、ちょっと心苦しいところはあるんやけど、作品としてどうかと言われると、思ったほど盛り上がりのないドラマな気がしたね。

前半の洋上サバイバルと後半の収容所サバイバルでメリハリつけてってことなんかもしれんけど、要は理不尽な状況にひたすら耐える主人公を描いてるという点で、根本は変わらんもんやから、それを2時間以上の尺でやられると、少し辛くなるんかも。

あと、ヒール役の収容所の所長役、なんとなく同じミュージシャンということもあるせいか、“戦メリ”の誰かさんを意識しすぎたキャスティングのような気がして、これが東京の捕虜収容所やって言われると、どうもその存在からしてリアリティを感じないんよなぁ(苦笑)

丁寧に作られてるというのは分かるんやけど、タイトルから想像するほどのメッセージは、ちょっと伝わってこんかったかも?!

2016年9月10日 (土)

『イット・フォローズ』

今日は、久しぶりにホラーものをひとつ、ご紹介♪

この作品、低予算で作られたものの、本国アメリカでえらい話題になって、インディペンデント・スピリット賞で監督賞や撮影賞なんかにノミネートされたんやって。

これが長編2作目の監督のデヴィッド・ロバート・ミッチェルくんは、えらい評価をあげて、次回作でダコタ・ジョンソンとアンドリュー・ガーフィールドが共演する犯罪スリラーものを監督する予定らしいんよ。

ちなみに、この作品のヒロイン役を演じてるマイカ・モンローといえば、ちょっと前に劇場で公開してた『インデペンデンス・デイ:リサージェンス』で大統領の娘役を演じてた女優さんで、次回作が目白押しな注目の若手なんよね。

というわけで、そんな作品の感想は.............................?!

イット・フォローズ / It Follows   ★★★☆☆   (2014年)

監督:デヴィッド・ロバート・ミッチェル
出演:マイカ・モンロー、ダニエル・ゾヴァット、リリー・セーペ、オリヴィア・ルッカルディ、キーア・ギルクリスト、ジェイク・ウィアリー

付き合い始めたばかりの彼氏と肉体関係をもった後に、彼から“何者か”が追いかけていて、捕まると殺されるという話を聞かされ、セックスをしたことで、その標的が彼女に移ったことを告げられるのだが.................ってなホラーもの?!

逃れる方法はただひとつ、誰かと肉体関係を持つこと、しかし、その相手が“何者か”に殺されたら、また自分に戻ってくる、そんな恐怖から必死に逃れようとするのだが..............ってなことで、なるほど、話としてはオリジナリティがあったかな。

出だしのインパクトがなかなかで、そこからドナイなるんやろうって少しビビったんやけど、ホラーといいつつ、案外オーソドックスな手法が多くて、そこまでエゲツなさはなかったかも。

まぁ、美女が恐怖に慄く姿ってのは、なかなか絵になるわけで、“ヤルか殺られるか”ってのは、なかなか考えたもんやねって、英語ではそうならんか................!(笑)

インパクトとアイデア勝負で、若手の俳優を使って低予算でってところでは、よく頑張ってるんやけど、途中の音響が異常にチープやったり、映像的に粗かったりで、前評判ほどの驚きはなかったかもね?!

2016年9月 9日 (金)

『セーラー服と機関銃 -卒業-』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

『セーラー服と機関銃』といえば、薬師丸ひろ子が主演した1981年の作品なわけで、当時、まだ小学生やったんで、リアルタイムで映画を観たわけやないんやけど、銃をぶっ放してキメ台詞で“快感”ってつぶやくシーンが話題になったのは、なんとなく覚えてるんよね。

それをなんで今更って気もするんやけど、角川の秘蔵っ子やった薬師丸くんが主演してヒットしたって作品を、角川映画の40周年記念作品として、どうやら選んだらしい。

主演の橋本くんは、流行りの“○○過ぎる”で話題になってたわけやけど、まぁ、こんなハゲおやじが言うのもなんやけど、個人的にはそこまで好みやないんで、この作品については今更感の方が強いかな...........まぁ、余計なお世話なんやろうけど(苦笑)

というわけで、とりあえずそんな作品の感想は........................?!

セーラー服と機関銃 -卒業-   ★★★☆☆   (2015年)

監督:前田弘二
出演:橋本環奈、武田鉄矢、長谷川博己、安藤政信、大野拓朗、宇野祥平、古館寛治、岡田義徳、伊武雅刀、榎木孝明、鶴見辰吾、奥野瑛太、前田航基

叔父の跡を継いで組長になったものの、今は組の看板を下ろしてカフェ店長となった女子高生だったが、町を牛耳ろうとする新興勢力が出てきて、なんとか対抗しようと、再びヤクザの世界に飛び込むのだが.................ってなドラマ?!

カワイイ顔した女子高生が、マシンガンを片手に悪党に立ち向かうってなことで、青春ヤクザ映画ってことなわけやけど................う~ん、これを再びやる意味があったんかは疑問が残ってもうたね。

今風なドラマとして高齢化社会をテーマにって言われても、中途半端に社会派を気取られても、この作品を観る客層はそれを求めてるんやろか?

演技の拙さもあって、ヒロインの存在もなんやビミョーな感じやし、まぁ、長谷川くんの若頭っぷりや安藤くんの狂いっぷりあたりが見どころなんかもしれんね。

もともと期待するようなもんでもないのは百も承知なんやけど、それにしても中途半端に軽すぎて、何がしたかったのか、よう分からんかったよ?!(苦笑)

2016年9月 8日 (木)

『X-ミッション』

今日は、アクション系の映画をひとつ、ご紹介♪

この作品、実はキアヌ・リーヴスとパトリック・スウェイジが共演したキャスリン・ビグロー監督の『ハートブルー』(1991年)って映画のリメイクらしいんよね。一応“大ヒット”したらしいんやけど、あまり記憶にないんよなぁ...........(笑)

監督のエリクソン・コアってひとは、『ワイルド・スピード』の撮影をしたひとらしく、マーク・うぉるバーグが主演の初監督作品ンシ『インヴィブル 栄光へのタッチダウン』ってのが、ドラマとして秀逸やったっけ。

というわけで、そんな作品の感想は.......................?!

X-ミッション / Point Break   ★★★☆☆   (2015年)

監督:エリクソン・コア
出演:ルーク・ブレイシー、エドガー・ラミレス、デルロイ・リンドー、レイ・ウィンストン、テリーサ・パーマー、マティアス・ヴァレラ、トビアス・ザンテルマン、クレーメンス・シック、ニコライ・キンスキー

エクストリーム・スポーツをやっていた男は、親友を失ったことをキッカケにFBI捜査官になった。かつての自分のようにエクストリーム・スポーツの技を駆使した強盗が連続し、まだ見習い捜査官の男は、潜入捜査をしようとするのだが................ってなアクションもの?!

スカイ・ダイビングにサーフィン、ロック・クライミングにスノーボーディング、大自然を相手に極限に挑む男たちの目的とは............ってなことで、豪快なアクションと犯罪ドラマを掛け合わせってとこなんやろね。

CGなしで危険なシーンを撮影してるらしく、そこいらの無茶っぷりがハンパなくて、アクション部分の映像はスゴイなぁって思ったよ。ただ..............話の方は、かなり無理がありすぎて、強引に話をつなげてる感がアリアリなのがなぁ(苦笑)

まぁ、イケメンのマッチョが出てきて、カッコよくド派手なアクションをキメて、それを楽しむってことなら十分かもしれんけど、自然崇拝者が不自然に犯罪するドラマと絡める必要性ってのは、ほとんどないように思うんやけど.............?!

2016年9月 7日 (水)

『鬼はさまよう』

今日は、韓国の映画をひとつ、ご紹介♪

DVDのパッケージを見ると、デカデカと“韓国初登場第1位!!”って文字が躍ってて、どういうわけか“何百万人動員”ってのと同じくらい、韓国映画の宣伝での既視感ってのを感じさせられるんよね(笑)

ただ、この手の犯罪サスペンスものでは、韓国映画ってのは悪くないクオリティがあって、別に宣伝文句につられてるツモリはないんやけど、ついつい借りて観たくなったりして。

というわけで、そんな作品の感想は....................?!

鬼はさまよう / (ハングル)   ★★★☆☆   (2015年)

監督:ソン・ヨンホ
出演:キム・サンギョン、キム・ソンギュン、パク・ソンウン、ユン・スンア、チョ・ジェユン、キ・ジュボン、キム・ウィソン、キム・ヒョンソン

連続する失踪事件を追いかける刑事は、自動車で衝突事故を起こした男を捕まえ、彼が容疑者であることを突き止めるが、そんな犯人の狙った最後の被害者は、彼の妹だった...............ってな犯罪ドラマ?!

凶悪な犯罪を犯しながらも、黙秘を続ける男、そんな彼に大切な妹を殺された刑事、そして妹と結婚していた義弟、事件によってそれぞれの人生に狂いが生じ............ってな感じで話が展開するんよ。

いやぁ、なんか犯人役を演じてるパク・ソンウンって役者さんの存在感ってのがハンパないんよ。どこか無表情の風貌のなかに、ウチなる狂気ってのがにじみ出てて、思わず観てて引き付けられるられてもうた。

そんな不気味な男に殺されてまう役柄で出演のユン・スンアって女優さんがエラいキュートでなぁ..............でも、速攻で死人になってもうて、出番がすぐなくなるところが寂しかった(笑)

てなことで、役者のインパクトは十分にありつつも、作品全体としては、ちょっと“ヤリ過ぎ感”が強すぎる部分もあったりで、飽きさせないクオリティはありつつも、絶賛するところまでは行かんかったかなぁ?!

2016年9月 6日 (火)

『独裁者、古賀。』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品の監督さんは、これが長編デビュー作になるらしいんやけど、文化庁がやってる若手映画作家育成プロジェクトに選ばれたりして、なかなか注目されてるらしい。

この作品のレンタル版に収録されてた『チキンズダイナマイト』って短編がその際に製作された作品らしいんやけど、そちらも少し捻くれた青春具合が妙にツボに収まる感じやったよ。

主役を演じてる清水くんは、以前に紹介した『死んだ目をした少年』って作品でもイジメられっ子を演じって、やられ役の学生枠では人気なのかも(笑)

というわけで、そんな作品の感想は...................?!

独裁者、古賀。   ★★★★☆   (2013年)

監督:飯塚俊光
出演:清水尚弥、村上穂乃佳、芹澤興人、輿 祐樹、臼井千晶、松木大輔

学校で毎日のようにイジメにあっている男の子を庇ったことで、同じクラスの女の子もイジメにあい、不登校になってしまった。責任を感じた男の子は、担任に頼まれてプリントを彼女の自宅に届けるうちに、彼女に想いを寄せるようになり...............ってな青春ドラマ?!

黙ってイジメに耐えてるヘタレな男の子が、あることをキッカケに立ち向かう決意をし...........ってな感じで、話のスジとしてはアリがちな展開やったね。

それほど目新しさもないなかで、それでも推したくなる理由ってのは、なんや青臭い恋愛とヘタレなりの“青春の衝動”ってのがズバっと伝わってくるからなんやろなぁ。

もう、これ以上ないってくらいに板についた清水くんのイジメられっぷりの鉄板具合と、妙な具合に“脇役臭”を放ちながら、どこか核心を突くようなセリフを吐く芹澤くんのキャラの心地よさってのが、グタグタぎみなドラマのなかで、微妙にハマってくるんよね。

いかにもな低予算な“しょっぱい”青春映画の体(てい)ではあるんやけど、なんとなく共感してまう不思議な魅力を持った作品やった.......................まぁ、こうしておススメしたところで、同じように感じるひとがどれほどいるかってのは、ちょっと怪しいんやけど、今後の期待値も込めてってことで!?(笑)

2016年9月 5日 (月)

『それでも、やっぱりパパが好き!』

今日は、劇場で未公開の作品のなかから、家族ドラマをひとつ、ご紹介♪

監督のマヤ・フォーブスくんは、もともと脚本や製作をしてたひとらしく、この作品が長編映画のデビュー作ってことらしいんよ。すでに次作が決まってるみたいで、ジャック・ブラックやジェイソン・シュワルツマンが出演するらしく、その顔ぶれからするとコメディなんやろね。

今作で主役を演じてるマーク・ラファロくんは、この演技でゴールデン・グローブの男優賞にノミネートされたらしく、作品自体もサンダンス映画祭で審査員賞にノミネートされたんやって。

というわけで、そんな作品の感想は........................?!

それでも、やっぱりパパが好き! / Infinitely Polar Bear   ★★★☆☆   (2014年)

監督:マヤ・フォーブス
出演:マーク・ラファロ、ゾーイ・サルダナ、イモジーン・ウォロダースキー、アシュリー・アウフダーハイデ、ベス・ディクソン、ジョージア・ライマン

躁うつ病を患っている父親は、病院や施設を行ったり来たりしていたが、母親が貧困から抜け出すためにニューヨークにある大学院に入ることになり、学位取得まで、娘ふたりと暮らすことになるのだが............ってな家族ドラマ?!

いつも精神的に不安定ながら、必死に子育てをする父親と、徐々に大人になっていく娘たち、時にはケンカしながらも、かけがえのない時間を過ごし..............ってな感じで、ちょっと普通やないけど特別な家族の姿をってなところかな。

いい感じで脱力したマークくんのエキセントリックなオヤジっぷりと、子供たちとの触れ合いってのが話の中心になるわけで、その点ではなかなか悪くないのかもしれんね。

いろんな家族の形があって、何が幸せかってのは、様々な尺度で測れるもので、問題ばかりの家族でも、互いに守り合っていければ、そんなことを考えると、それなりに深いドラマなのかもなぁ..............残念ながら独り身のオヤジには、イマイチ共感するところまでの思い入れは持てなかったんやけど?!

2016年9月 4日 (日)

『最愛の子』

今日は、中国の映画をひとつ、ご紹介♪

この作品、香港アカデミー賞の作品賞と監督賞にノミネートされたり、中国の映画賞で高評価を得ただけやなく、ヴェネチア映画祭をはじめ、海外でも公開されて注目されたらしい。

監督のピーター・チャンといえば、どちらかというとプロデューサーっていうイメージもあるんやけど、監督作でいえば、『ウォーロード/男たちの誓い』『捜査官X』といった作品があって、結構な確率で金城 武を使うことが多いんよね。

というわけで、そんな作品の感想は..................?!

最愛の子 / 親愛的   ★★★★   (2014年)

監督:ピーター・チャン
出演:ホアン・ボー、ハオ・レイ、チャン・イー、ヴィッキー・チャオ、トン・ダーウェイ、キティ・チャン

ある日、何者かによって3歳の息子が連れ去られ、いなくなってしまう。父親はなんとか息子を見つけ出そうと、捜索を試み、3年後に田舎の農村にいるという情報を手にし、向かった先では、息子は別の家の息子として育てられていたのだが................ってな、実話を基にしたドラマ?!

子供を奪われた親と、子供を自分の息子として3年間育ててきた女、それぞれの苦しみや切ない気持ちを描き、単なる幼児誘拐事件の話やなく、それぞれの立場での心情を映すあたりが秀逸なんよ。

子供に罪はないんやけど、それぞれの3年間という時間の経過のなかで、変化する“人間模様”ってのが透けて見えて、なんや胸にグッとくるものがあるんよね。

中国の一人っ子政策によって引き起こされる悲劇のなかで、完全な“悪”はそこにはなく、ただ、それぞれが苦しみながらも必死に“家族”を守ろうとする姿ってのが、そこにはあるんやろなぁ..................?!

2016年9月 3日 (土)

『特捜部Q キジ殺し』

今日は、北欧ミステリーの人気シリーズものをひとつ、ご紹介♪

この作品の原作はシリーズ化されて、本国デンマークでは人気になってるらしく、映画も第1弾の『特捜部Q 檻の中の女』もデンマークのアカデミー賞で数多くのノミネートを受け、第2弾となった今作は、観客賞や助演男優賞を受賞し、作品賞や監督賞をはじめ、主要部門でノミネートされる大ヒットになったんやって。

すでに第3弾が本国ではこの春に公開されたらしく、どうやら監督さんは交代したものの、評価は上々やったらしいんよね。

というわけで、そんな作品の感想は......................?!

特捜部Q キジ殺し / Fasandraeberne   ★★★★   (2014年)

監督:ミケル・ノルゴート
出演:ニコライ・リー・コス、ファレス・ファレス、ピルー・アスベック、ダーヴィッド・デンシック、ダニカ・クルチッチ、マルコ・イルソ、ソーレン・ピルマーク、サラ=ソフィー・ブースニーナ、ヨハンネ・ルイーズ・シュミット

20年前に子供2人を殺された元警部から、その事件の再捜査を懇願されたが、まともに取り合わなかったところ、彼は遺品として事件の資料を遺して自殺してしまう。責任を感じた特捜部Qは、資料を手掛かりに事件の真相に迫ろうとするのだが.................ってな北欧ミステリーのシリーズもの?!

不可解な偶然と失踪した関係者、バラバラの過去のピースを手繰り寄せながら、徐々に未解決事件の謎を突き止めるが.............ってなことで、いいテンションで最初から最後までグイグイと引っ張ってくれるんよ。

これ、主演のコンビのバランスが絶妙で、仕事一筋でマジメが取り柄の“刑事バカ”と、少し遊びのある相棒の掛け合いが、重厚な話のなかで適度なユルさを演出してて、エエ具合なんよなぁ。

ある程度の話のスジが明確にあって、そのなかで登場人物の過去と現在が絡みあいながら、ジリジリと結末に向かっていく、そんなドラマは、濃厚な2時間の尺のなかで存分に楽しませてくれたよ!?

2016年9月 2日 (金)

『orange-オレンジ-』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品、原作はエラい人気の少女漫画らしく、実写公開が決まった際に、誰がどの役をやるのかって話題になってたのを覚えてるんやけど、当然のことながら、そんな原作のことは、ハゲおやじには知る由もなしってね(笑)

でもって、そんな主役のふたりを演じるのが、ちょうどNHKの朝ドラで夫婦を演じてた土屋くんと人気のイケメン(?)山崎くんってことで、東宝さんもこれは上手く便乗して、さぞ盛り上がるやろうって期待したと思うんやけど、肝心の朝ドラがどうしようもないくらいのグタグタ具合で、なんやハタから見てて、ちょっと気の毒になってもうた。

というわけで、そんな作品の感想は........................?!

orange-オレンジ-   ★★★☆☆   (2015年)

監督:橋本光二郎
出演:土屋太鳳、山崎賢人、竜星 涼、清水くるみ、桜田 通、山崎紘菜、真野恵里菜、森口瑤子、草村礼子、鶴見辰吾、内田菜月、森田 想、安田聖愛、高濱レイカ

高校2年の始業式の日、カバンに10年後の自分からの手紙が届く。そこには、その日、東京から転校してくる男の子のことが書かれていただのだが...............ってな青春ドラマ?!

未来の自分から届いた手紙に戸惑いながらも、そこに書かれたことが現実となり、手紙のとおりに好きになった彼のことを助けようと必死になるのだが..............ってなことで、愛と友情の物語ってとこなんかな。

この手の話は、どないしてツジツマを合わせるかってのがポイントになるんやろうけど、いやぁ、始まって20分後くらいには、すでにツッコミ入れたくてウズウズしてもうたよ(笑)

それでも、ちょっと熱い友情にはウルっとこんでもなくて、高校の文化祭レベルで、エライ金のかかった花火やとか、12月の長野県松本市で紅葉の葉が青々と茂ってるとか、そんな“些細なこと(?)”は置いといて、話としてはそれほど悪くはないんやろうと思う。

ただ、どうもスッキリと話しが入ってこないのは、なんでやろうって考えてたら、どうやら土屋くんのどこから出てるのか分からん声を耳が拒絶してもうてるようで...................(苦笑)

セリフをしゃべらんかったら、それほど悪くないんかもしれんけど、これだけヒドイ学芸会のような演技に対して、胸張って“新人賞”なるものを与える日本アカデミー賞ってのは、ある意味スゴイなぁって感心してもうた?!

2016年9月 1日 (木)

『砂上の法廷』

今日は、日本に来てはラーメン屋を練り歩いてる(?)らしいキアヌ・リーヴスの主演作をひとつ、ご紹介♪

監督のコートニー・ハントってひと、これが長編映画2作目らしいんやけど、デビュー作の『フローズン・リバー』って作品がえらい話題になって、サンダンス映画祭でグランプリに輝いて、アカデミー賞でも脚本賞にノミネートされたんよね。

そんな作品、キアヌがメインではあるんやけど、さりげなくレニー・ゼルウィガーが共演してるんやけど、最近はスッカリ目立たなくなってただけに、久々に名前を目にしたわけやけど、見た目がえらい変わってて、ずっと別人やと思ってたんよ(苦笑)

というわけで、そんな作品の感想は.....................?!

砂上の法廷 / The Whole Truth   ★★★☆☆   (2016年)

監督:コートニー・ハント
出演:キアヌ・リーヴス、レニー・ゼルウィガー、ガブリエル・バッソ、ググ・ンバータ=ロー、ジム・ベルーシ、ケネス・チョイ、ショーン・ブリジャース、リッチー・モンゴメリー

父親を殺した罪で裁判にかけらる高校生の息子を弁護することになった男だったが、被告である青年は何も話そうとはせず、裁判が始まることに.............ってな法廷ドラマ?!

被告の気持ちも分からないままに、法廷で繰り広げられる証人尋問、圧倒的に不利な状況のなか、逆転のタイミングを探る弁護士だったが...............ってなことで、キアヌくんがビシッとスーツで決めて、イケメン弁護士を演じてるんよ。

なぜ殺したのか、そしてなぜ語ろうとしないのか、そんな謎をチラつかせながら展開するわけやけど、どちらかと言うと地味な展開と、何となく先が読める流れで、思ったほどワクワクするものがないんよなぁ(苦笑)

法廷でのスリリングなやり取りがってところが見どころのひとつやとは思うんやけど、どう考えても裁判する前に警察の捜査がショボすぎて、話の前提がスッキリせんもんやから、“驚きの結末”って言われたところで、う~んって唸ってもうたよ(笑)

それにしても、裁判では“真実”よりも“無罪を勝ち取ること”が重要っていうアメリカの裁判のあり方ってのは、ちょっと考えさせられるよなぁ................?!

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