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2016年9月24日 (土)

『ボーダーライン』

今日は、賞レースでも話題になってた作品をひとつ、ご紹介♪

この作品、カンヌ映画祭でパルム・ドールにノミネートされ、アカデミー賞の前哨戦のひとつである放送映画批評家協会賞では作品賞にノミネートされたものの、結局、アカデミー賞では撮影賞や音響賞といった、テクニカル部門でのノミネートだけやったんよなぁ。

監督のドゥニ・ヴィルヌーヴといえば、セザール賞やアカデミー賞の外国語映画賞にノミネートされた『灼熱の魂』や、ヒュー・ジャックマンが主演した『プリズナーズ』といったインパクトのある作品で知られてて、個人的にはかなり注目して追いかけてる監督さんなんよ。

この秋にアメリカで公開予定の監督さんの新作『メッセージ(原題:Arrival)』はエイミー・アダムスにフォレスト・ウィテカー、ジェレミー・レナーが出演してるらしく、前評判はエエみたいやね。

というわけで、そんな作品の感想は..........................?!

ボーダーライン / Sicario   ★★★☆☆   (2015年)

監督:ドゥニ・ヴィルヌーヴ
出演:エミリー・ブラント、ベニチオ・デル・トロ、ジョシュ・ブローリン、ジョン・バーンサル、マキシミリアーノ・ヘルナンデス、ダニエル・カルーヤ、ジェフリー・ドノヴァン、エドガー・アレオラ、ヴィクター・ガーバー、ベルナルド・サラシーノ

FBIの女性捜査官は、誘拐事件の捜査を担当していたが、アメリカにあるメキシコの麻薬カルテルのアジトを制圧した功績で、カルテルを撲滅する特別捜査に参加することになるのだが................ってなドラマ?!

アメリカとメキシコ、国境を挟んで繰り広げられる麻薬戦争、違法な捜査が強引に行われている現実に、彼女は戸惑うのだが...............ってなことで、最前線の攻防を描いてるんよ。

誘拐や殺人が横行するカルテルの黒幕を見つけて犯罪を壊滅させる、それが正義ならば、そのためにどうするのか、そんな現実と乖離した状況での苦悩をってとこなんやろね。

途中の捜査の描写が、実にスリリングで緊迫感が溢れまくりなんよ。誰が銃を持って襲ってくるか分からない状況ってのが、ヒシヒシと伝わってくるところがなかなかやった。

配役でいうと、やっぱりデル・トロくんの存在感なわけで、どこか“もの悲しさ”と心に闇を持った不気味さを体現した演技は、作品のキー・パーソンとして、見事やった。

エミリー・ブラントは、心の強さと脆さが同居した雰囲気で、役柄には合ってたんやろね。それに、えらいベッピンさんやし................こういう作品には“華”が必要ってか(笑)

ひとりの捜査官レベルの善悪では測れない、いろんな思惑があってっていうのは分かるんやけど、ドラマとしては少し最後がスッキリせんところが、最終的な作品の評価に影響してるのかもしれんなぁ?!

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