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2016年10月

2016年10月31日 (月)

『ジュピター20XX』

今日は、劇場で未公開の作品のなかから、SFものをひとつ、ご紹介♪

この作品で監督をしてるエリック・ヘイデンってひとは、どうやら特殊効果のほうで名前が知れてるひとみたいで、『チーム★アメリカ/ワールドポリス』やドウェイン・ジョンソンが主演した『ファースター 怒りの銃弾』といった作品に携わってたらしい。

あと、主役を演じてる黒人俳優のカリー・ペイトンってひとは、どちらかと言うとTV寄りのキャリアを積んできたひとみたいで、声優としていろんな作品に出てたりもするみたいやね。

というわけで、そんな作品の感想は...................?!

ジュピター20XX / The Last Push   ★★★☆☆   (2012年)

監督:エリック・ヘイデン
出演:カリー・ペイトン、ランス・ヘンリクセン、ジェームズ・マディオ、ブライアン・バウムガートナー、トム・ウッドラフ・Jr、アレック・ギリス

木星の衛星エウロパに生命の痕跡があり、それを調査するために実際にエウロパに行く13年がかりのプロジェクトに挑む2人の宇宙飛行士だったが、3年を経過したところで小さな隕石が宇宙船にぶつかり、一人だけが生き残ることに........ってなSFもの?!

孤独な宇宙船の狭い居住区で、ひとり故障した機体を修理しながら地球への帰還を目指すが............ってなことで、宇宙を舞台にしたサバイバルものってとこかな。

絶望的な状況に耐えながら、希望を捨てずに頑張る、そんな主人公をカリーくんが熱演しとったね。ただ、何となく早い段階でオチが見えてまうところが、ちょっと想定内すぎて、意外性がなさすぎるんよ。

それに、この展開なら“ジュピター”って邦題を付けたらアカンと思うんよね............そもそも原題は全然違うワケやし(苦笑)

いくら劇場未公開のB級映画とは言え、売る側の諦めが伝わってくるようなタイトルってのは、なんか残念やったかなぁ..................?!

2016年10月30日 (日)

『湯を沸かすほどの熱い愛』

今日は、劇場で公開中の作品のなかから、邦画をひとつ、ご紹介♪

いやね“涙と生きる力がほとばしる家族の愛の物語”って言われると、なんかハンカチでも握りしめて、熱い感動を期待して観に行こうって思ったりしてまうやんか(笑)

監督の中野くんは、インディーズ系ながら長編第一作目の『チチを撮りに』って作品で、秀逸なセンスを披露してくれてたんで、メジャーでの勝負作に注目はしてたんやけどね。

というわけで、そんな作品の感想は.....................?!

湯を沸かすほどの熱い愛   ★★★☆☆   (2016年)

監督:中野量太
出演:宮沢りえ、オダギリジョー、杉咲 花、伊東 蒼、松坂桃李、駿河太郎、篠原ゆき子、りりィ

夫は蒸発していなくなり、娘は学校でイジメにあって登校拒否になりそうな状況で、そんな中、自分もガンで余命2か月と宣告された女は、残される家族のために、必死に頑張るのだが................ってな家族ドラマ?!

行方不明の夫を探し出し、娘がイジメに負けないように叱咤激励し、死の時を迎える前に家族を取り戻そうと奔走しってなことで、母親を中心とした家族の絆の物語ってとこなんかな。

宮沢りえもこんな役を演じるようになったんやなぁ.....なんて感慨に浸りつつ、きっと感動のドラマが繰り広げられるんやろうって期待しつつ観てたんやけど......................う~ん、なんか違ったね(苦笑)

それなりに出演してる役者は宮沢くんをはじめ、“熱い愛”を表現すべく熱演してるし、オダギリくんの飄々としたキャラの存在も悪くないやけど、どうも中途半端なリアリティが鼻についてもうて、まったく心に響かんかったよ。

問題を抱えた家族がひとつになってってことで、シリアスになりすぎず、コメディになりすぎずで丁度いい塩梅を狙っての演出なんやろうけど、完全に好みの問題ではあるんやろうけど、個人的にはどうにもノリきらんかったなぁ..................?!

2016年10月29日 (土)

『インサイダーズ/内部者たち』

今日は、韓国の映画をひとつ、ご紹介♪

この作品、日本でも人気で、最近はハリウッドにも進出してるイ・ビョンホンが主演ってことで、それだけで一定の話題になるんやろうけど、韓国では“R指定を受けた作品”のなかで、歴代1位の興行収入になったんやって。

まぁ、そもそも無理やり1位をウリにするために絞ったような言い方ではあるんやけど、イ・ビョンホンはアジア映画賞で主演男優賞を受賞してるわけで、それなりに評価できるデキやったってことなんやろうと思う。

というわけで、そんな作品の感想は.............................?!

インサイダーズ/内部者たち / Inside men   ★★★☆☆   (2015年)

監督:ウ・ミンホ
出演:イ・ビョンホン、チョ・スンウ、ペク・ユンシク、チョ・ジェユン、キム・ホンファ、イ・ギョンヨン、ペ・ソンウ、キム・デミョン

政界の汚れ仕事をしていた男は、大物政治家のスキャンダルのネタを兄と慕う男に託すが、裏切られて落ちぶれてしまう。ミジメな日々を送る彼は、大物政治家への復讐を誓い、密かに策を練るのだが...................ってな政治をネタにしたサスペンスもの?!

権力を手にしようと暗躍する男たち、その犠牲となり復讐に燃える男と、汚職を暴こうと必死の若い検事、それぞれの思惑が絡み合い..............ってなことで、これ、思った以上にオモロかったよ。

いやね、気取らないチンピラ役のイ・ビョンホンが、妙に役柄にハマってて、2枚目半くらいの設定ながら、どこかカッコ良かったりして、いい感じの存在感やった。

そんでもって、ドロドロした政治の世界の攻防ってのが、なかなか上手く描かれてるあたりが作品として秀逸やった。

やられては、やり返し、そして最後に勝つのは............っていうところで、ほど良いシリアスさと気の利いた展開で、尺の長さを忘れて楽しめたかな。

幾分、軽すぎる感があるところが惜しい気はするんやけど、“ビョン様”に別に興味がなくても、十分に楽しめる質やったよ?!

2016年10月28日 (金)

『太陽』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品の元ネタは、あまり演劇の世界は詳しくないんで、よう知らんのやけど、劇団イキウメっていうところの舞台劇らしく、原作者と監督の入江くんが共同で脚本を書いて作ったんやって。

主演に若手では演技力に定評のある神木くんと、門脇くんを迎え、角川映画もそれなりに力を入れて作ってるんやろうと思う。

というわけで、そんな作品の感想は......................?!

太陽   ★★★☆☆   (2015年)

監督:入江 悠
出演:神木隆之介、門脇 麦、古館寛治、村上 淳、森口瑤子、鶴見辰吾、中村優子、水田航生、古川雄輝、綾田俊樹、高橋和也

ウィルスによって人類の大半が絶滅した世の中で、人々はウィルスに耐性のある人(ノクス)とない人(キュリオ)で隔離して生活をしていた。ノクスはウィルスには強いが光に弱く、それでも圧倒的な経済力で太陽の下でも生活できるキュリオを支配していたのだが.............ってなSFドラマ?!

キュリオによってノクスが殺害された事件により、長く経済封鎖されていた村が、ようやく制裁解除となり、キュリオからノクスへの転換手術が受けられることになり、村の青年は、豊かな暮らしへの憧れから、申請を行うのだが...............ってなことで、格差社会での内なる闘争を描くってとこなんかな。

う~ん、なんかね、意欲作なのは分かるんやけど、どうにも違和感が拭えなくって、そもそものところで作品の世界に入り込めんかった。

神木くんの演技がどうも空回りしまくってて、もう少しマシな演技ができるハズやのにって思えば思うほど、観ててどんどん気分が引いてもうたよ(苦笑)

相変わらず脱ぎたがりの門脇くんや、渋いところで古館くんが味のある演技をしてるとか、見どころ(?)はそれなりにあるんやけど、全体としてイマイチぴんとこない作品やった?!

2016年10月27日 (木)

『ヴィジット』

今日は、ホラー系の作品をひとつ、ご紹介♪

マイケル・ナイト・シャマランって監督さんは、『シックス・センス』でブレイクして、その後は良くも悪くも注目されてきたわけやけど、ここ最近はすっかりマイナスイメージが付いてもうて、どちらかと言うとダメ監督っていう評価に落ち着いてきたように思う。

そんな彼の新作が、本国アメリカで絶賛されてるってニュースは、ある意味、衝撃やったんよ。しかも、あのラジー賞(ゴールデン・ラズベリー賞)がラジー・リディーマー賞(ラジー賞の常連でありながら、復活した人に贈る)を受賞したってことで、あのラジー賞も肯定的に評価するなんて....................(笑)

というわけで、マサかとは思いつつ鑑賞した作品の感想は......................?!

ヴィジット / The Visit   ★★★☆☆   (2015年)

監督:マイケル・ナイト・シャマラン
出演:オリヴィア・デヨング、エド・オクセンボウルド、キャスリン・ハーン、ディアナ・ダナガン、ピーター・マクロビー

母親が若い頃に駆け落ちをして以来、ずっと疎遠だった祖父母に会うため、母親の実家に行くことになった姉弟は、初めて会う祖父母との時間をビデオカメラに撮影することに.........ってなホラー調のサスペンスもの?!

一見、優しい祖父母だったが、なんとなく少し違和感を感じる姉弟は、彼らが高齢だからと納得しようとするが、奇妙な行動が徐々にエスカレートし............ってなことで、手持ちカメラを駆使して、リアルな恐怖をってことなんやろね。

いやね、確かに“らしい”と言えばそうなんやけど、あまりにも強引なオチへの持っていき方にオイオイってツッコミを入れたくなるやんか(苦笑)

例によって、シャマランくんらしく、(ムダに)意外性を狙ってるんやろうけど、仕掛けのチープさがクサすぎて...........。頑張ってる子役ふたりに罪はないんやろうけど、あまりのアホらしさに疲労感がドッと出てまう、そんな展開やったよ。

挙句にキレイにセンチメンタルなメッセージでまとめられても、「なんやそれっ!」って思ってまう作品って、どうなんやろね。子役の頑張り免じて、3つってことで?!

2016年10月26日 (水)

『ウソはホントの恋のはじまり』

今日は、恋愛ものをひとつ、ご紹介♪

この作品、主演のジャスティン・ロングが製作もやってて、ついでに脚本も弟のクリスチャン・ロング(製作総指揮)と一緒に、あともう一人を加えて書いてるらしく、かなり気合いが入ってるらしい(笑)

そんな作品でヒロインを演じてるエヴァン・レイチェル・ウッドといえば、もともとは子役出身で、随分と昔は愛嬌を振りまいてたんやけど、気がつけば彼女の20代後半になって、ちょっと雰囲気が変わってきた感じやったよ。

というわけで、そんな作品の感想は.....................?!

ウソはホントの恋のはじまり / A Case of You   ★★★☆☆   (2013年)

監督:カット・コイロ
出演:ジャスティン・ロング、エヴァン・レイチェル・ウッド、キーア・オドネル、シエナ・ミラー、ブレンダン・フレイザー、ビジー・フィリップス、、ピーター・ディクレイジ、サム・ロックウェル、ヴィンス・ヴォーン、ピーター・ビングスリー

売れない作家の男は、行きつけのカフェの女店員に密かに想いを寄せていたが、彼女がクビになり、ショックを受ける。そんな時、SNSで彼女を見つけ、そのプロフィールに書いてあることを基に、彼女の理想の相手になってアタックしようとするのだが................ってな不器用な男の恋の話?!

彼女の好きな曲を聴き、好きな本を読み、フレンチを勉強したり、ギターを習ったり、必死になって好きになってもらおうとするが...............ってなことで、恋のドタバタをってね。

相手に合わせて自分を変えようとするあまり、自分を見失って途方に暮れる、そんな恋の悩みをってことで、なかなか楽しませてくれる内容やったかな。

ありのままの自分を好きになって欲しいって気持ちと、相手の好みに合わせんとっていう葛藤は、分からんでもなかったかなぁ。

まぁ、“ありのままでぇ~♪”なんて歌が流行ったりもしたものの、ありのままで勝負できないハゲおやじには、少々、身につまされるものがあるんやけど............?!(笑)

2016年10月25日 (火)

『シェル・コレクター』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

監督をしてる坪田義史ってひとは、多摩美術大学の出身らしく、劇場長編映画はこれが2作目になるみたいなんよね。それでも、これだけのキャストが集まるってことは、ある程度、評価されてるってことなのかもなぁ。

主演のリリーくんは、最初はてっきり小説を書くひとやと思ってたんやけど、最近はスッカリ脇役俳優になってて、日本アカデミー賞まで受賞してもうたやんね。

この作品の元ネタは、アメリカの小説らしく、原作者のアンソニー・ドーアってひとは、ピュリッツァー賞のフィクション部門で受賞したんやって。

というわけで、そんな作品の感想は........................?!

シェル・コレクター / The Shell Collector  ★★★☆☆   (2016年)

監督:坪田義史
出演:リリー・フランキー、寺島しのぶ、橋本 愛、池松壮亮、普久原 明、瀬名波孝子、内田周作、新垣正弘、ジム・スターク、山内千草

孤島でひとり、貝の収集をして暮らしている盲目の学者は、ある日、島に流れ着いた女性を助け、彼女の病気が彼の採取した貝の毒で治ったことで、世間の注目を浴びてしまう。同じように病気を治して欲しいと、人々が島にやって来るのだが...................ってなドラマ?!

静かなひとりだけの日常が、突然に騒がしくなり、戸惑う男のもとに、久々に会う息子もやって来て..............ってなことで、なんとも捉えどころのない話が展開するんよ。

この作品、話の内容は置いといて、映像の美しさが目を引くんよね。沖縄の美しい自然を、独特の切り口で映し出すあたりは、ちょっと見とれてもうたかな。

そんな美しい映像を観てると、なんとなくマッタリとした気分になってもうて、さしてメリハリのない流れのなかで、気がついたら意識が飛んでもうたりして...............(苦笑)

個性をウリにする作品は、ちょっと万人受けするようなもんでもないんやけど、映像も含めた芸術としては、それなりの評価はされるかもしれんね...........ただ、意味深な気配はしながらも、個人的には特に話の内容に感じるものはなかったんやけど..............?!

2016年10月24日 (月)

『アスク・ミー・エニシング 彼女の告白』

今日は、劇場で未公開の作品のなかからひとつ、ご紹介♪

この作品で監督をしてるバーネットくんは、どちらかと言うと脚本家としての方が有名みたいで、リチャード・ギアとウィノナ・ライダーが共演した『オータム・イン・ニューヨーク』や、モーガン・フリーマンやグレッグ・キニアが共演した『ラブ・アピタイザー』なんかの脚本を書いたひとなんやって。

主演のブリット・ロバートソンといえば、ディズニーの『トゥモローランド』でヒロインに抜擢されて注目された若手の女優さんで、この後もエディー・マーフィーとの共演作やゲーリー・オールドマンとの共演作、ラッセ・ハルストレム監督の新作への出演等、目白押しみたいなんよね。

というわけで、そんな作品の感想は........................?!

アスク・ミー・エニシング 彼女の告白 / Ask Me Anything   ★★★☆☆   (2014年)

監督:アリソン・バーネット
出演:ブリット・ロバートソン、ジャスティン・ロング、クリスチャン・スレイター、ロバート・パトリック、マーティン・シーン、キンバリー・ウィリアムズ=ペイズリー、モリー・ヘイガン、ベアトリス・ローゼン、マックス・カーヴァー、アンディ・バックリー、キャスリン・デ・プラム

高校を卒業し、大学に行く前に1年間、自分を見つめ直したいと、アルバイト生活をすることを決めた女の子、実は年上の彼との時間が欲しかったのだが.................ってなことで、10代の迷える女の子の日常を赤裸々に描いたドラマ?!

自分が何をしたいのかを考えるため、働きながら自分探しをする女の子は、いろんな人との出会いや経験を通して、過去とも向き合いながら、変わろうとするが..............ってなことで、等身大のティーンの女の子の葛藤をってとこなんやろね。

酒、タバコ、セックスにと、いかにも“ありがち”なアメリカの若者のバカ騒ぎをってのもありつつも、意外とシリアスに人生を考えてる部分もあったりで、思ったほど軽い内容やなかったかな。

まぁ、ブリットくんの爽やかな(?)セクシーさが前面に出てるところで、適度なエロさで収まってるのがエエんかもしれんけど(笑)

ヒネリの利いたラストには、少し驚かされてもうたんやけど、そんな所も、よくあるホロ苦“青春ドラマ”と少し毛色の違いが出てたしね?!

2016年10月23日 (日)

『映画「聲の形」』

今日は、劇場で公開中の作品のなかから、結構な評判やったアニメをひとつ、ご紹介♪

この作品、同時期に上映の青春アニメと競合してか、なかなか高評価で、むしろこっちの方が泣けるっていう話を耳にして、気になって鑑賞することにしたんよね。

これ、アニメーション制作を京都アニメーションってところがやってるんやけど、もともと虫プロにいた人が立ち上げた会社らしく、仕事のクオリティーが評判になり、独自に制作した「涼宮ハルヒの憂鬱」や「けいおん」といった作品で話題になったらしい。

まぁ、当然ながら、そんなアニメ業界の話はまったく知らんかったんやけど、とりあえず感動を期待して鑑賞した作品の感想は........................?!

映画「聲の形」 / The Shape of Voice   ★★★☆☆   (2016年)

監督:山田尚子
出演:(声の出演)入野自由、早見沙織、悠木 碧、小野賢章、松岡茉優、潘 めぐみ、石川由依、金子有希

小学6年生のときに転校生としてやって来た耳の不自由な女の子をイジメたことで、逆に仲間はずれにされてイジメられた男の子は、高校生になっても周囲と馴染めず、自殺を決意し、最後に彼女に謝ろうと会いに行くのだが.....................ってなドラマ?!

子供の頃に犯した過ちによって、友だちも作れずに長く苦しんでいた彼は、彼女との再会を機に戸惑いながらも少しずつ前を向き................ってなことで、イジメをテーマにした話なんかな。

なんかね、感動を期待しすぎて観たのがアカンかったのか、ちょっと話に入り込めなくて、完全に肩透かしをくらったような気分になってもうた(苦笑)

心を閉ざしてしまうことで、自分の殻のなかに入り込み、完全に孤立した日々に悶々としながらも、そこから過去と向き合い、立ち直るってのは、悪い話やないと思うんやけど、出だしのイジメの部分がシックリとこないのか、素直に話に共感できんかったんよなぁ。

イジメる側もイジメられる側も、ともに心に深い傷ができ、それが人生にマイナスになるってのは、もちろん分かるんやけど、観終わって、どこか煮え切らない気分になるのは、なんでなんやろか..............??

2016年10月22日 (土)

『ロブスター』

今日は、ちょっと変わり種のヨーロッパ系映画をひとつ、ご紹介♪

この作品、監督さんはギリシャのひとらしいんやけど、前作『籠の中の乙女』って作品でアカデミー賞の外国語映画賞にノミネートされて注目を浴び、本国ギリシャのアカデミー賞にあたるヘレニック映画アカデミー賞で作品賞、監督賞、脚本賞を受賞したんやって。

今回もカンヌ映画祭でパルム・ドールにノミネートされ、審査員賞とパルム・ドック(出演した犬に与えられる賞)を受賞したってことで、世界的にも要チェックな監督さんらしいんよ。

というわけで、なかなか豪華な面々が集まった、監督さん初の英語劇の感想は......................?!

ロブスター / The Lobster   ★★★★   (2015年)

監督:ヨルゴス・ランティモス
出演:コリン・ファレル、レイチェル・ワイズ、ジョン・C・ライリー、ベン・ウィショー、レア・セドゥ、マイケル・スマイリー、ジェシカ・バーデン、オリヴィア・コールマン、アリアーヌ・ラベド、アンゲリキ・パプーリァ、アシュレー・ジェンセン

独身であることが許されない社会で、突然、妻がいなくなり、独身となってしまった男は、パートナーを見つけるための施設に入れられる。そこでは、45日以内に相手を見つけなければ、別の動物にされることになっており................ってなSFラブストーリー??

相手を見つけなければ人間でなくなり、そんな施設を抜け出し、独身者が集まる地下組織では、逆に恋愛が禁止されるが、そこで運命の相手と出会ってしまい.............ってな感じで、なんとも不思議なドラマが展開するんよ。

もともとの設定からして意味不明ではあるんやけど、そこを強引に押し切りながら、とことんシュールな世界が描かれてるんよなぁ。

久しぶりにワケの分からん映画を観た気がするんやけど、この観客を置き去りにするような個性をゴリゴリと押し付けてくる雰囲気.............嫌いやないんよ..............まぁ、あまり他人におススメできるもんでもないんやけど..............一応おススメということで!(笑)

2016年10月21日 (金)

『闇金ウシジマくん Part3』

今日は、劇場で公開中の作品のなかから、邦画のシリーズものをひとつ、ご紹介♪

TVシリーズで人気(?)になって、そこから映画化されて、いつのまにやら第3弾、もともと原作すら知らんかったんやけど、『闇金ウシジマくん』『闇金ウシジマくん Part2』ときて、とりあえず流れでPart3も鑑賞することに。

過去2作の自分の感想を読み返しても、大してオモシロイって思ってないわけで、もう劇場で鑑賞するのはやめとけばって思わんでもないんやけど、予告で山田くんの姿を観てまうと、ついつい気になってまうんよなぁ(苦笑)

というわけで、今回もなんとなく観てもうた作品の感想は........................?!

闇金ウシジマくん Part3   ★★★☆☆   (2016年)

監督:山口雅俊
出演:山田孝之、綾野 剛、やべきょうすけ、崎本大海、本郷奏多、白石麻衣、浜野謙太、筧 美和子、前野朋哉、矢野聖人、最上もが、山田裕貴、藤森慎吾、大杉 蓮、マキタスポーツ、高橋メアリージュン、山下容莉枝、水澤紳吾、月見草しんちゃん、一ノ瀬ワタル、さくらゆら、

フリーターでその日暮らしをしている青年は、ネットビジネスで金持ちになれると豪語する男が主宰するセミナーの教材を買うために金が必要になり、不倫をしながらキャバクラ嬢に入れ込むサラリーマンは遊ぶ金欲しさにカウカウファイナンスにやって来るのだが...................ってなシリーズ第3弾?!

社会の底辺から一発逆転を掛けて勝負をかける若者と、目先の欲望のために深みにハマり、身を滅ぼしていくサラリーマン、そんな他人の人生に金を貸して眺める闇金業者ってなことで、今回も豪華な面々を揃えてドヤってね。

相変わらず無表情で人生を達観してる風な山田くんの存在感はサスガで、原作をまったく知らずにシリーズ第3弾まで観てきた者からすると、役にハマってる印象なんよ。

今回も金にまつわるドロドロとした人間模様を裏社会の視点から眺めるってなところなんやけど、よくある話を今更にってな感があって、どうにも面白味に欠けるようで.............(苦笑)

まぁ、闇金に手を出して、人生の苦境に陥るってのを教訓に、マジメに生きなアカンよってことなんかもしれんけど、いつものことながら、2時間以上の尺をかけてやる程のものには思えんのよなぁ.............?!

2016年10月20日 (木)

『獣は月夜に夢を見る』

今日は、デンマークの映画をひとつ、ご紹介♪

この作品の監督さんは、これが長編デビュー作になるらしいんやけど、カンヌ映画祭の国際批評家週間で賞にノミネートされたり、新人監督賞であるゴールデンカメラにノミネートされたりと、なかなかの評判やったらしい。

本国デンマークでも、アカデミー賞にあたるロベルト賞で特殊メイク賞を受賞したり、観客賞をはじめ、いくつかの賞にノミネートされたんやって。

ちなみに、この作品で主人公の少女の父親を演じてるラース・ミケルセンって俳優さんは、デンマークの至宝(?)マッツ・ミケルセンの弟さんなんよね。

というわけで、そんな作品の感想は........................?!

獣は月夜に夢を見る / Nar Dyrene Drommer   ★★★☆☆   (2014年)

監督:ヨナス・アレクサンダー・アーンビー
出演:ソニア・スール、ヤーコブ・オフテブロ、ラース・ミケルセン、ソニア・リクター、ティナ・ギリング・モーテンセン、スティグ・ホフマイヤー、マッヅ・リーソム

小さな漁村で、父親と重い病を患う母と3人で暮らす少女は、自分の体に現れた変化に戸惑い、医者の診察を受けるが、病名を教えてもらえず、次第に母の病気との関連を疑うのだが...............ってな北欧のミステリー・ホラー?!

働き始めた魚の加工工場で出会った男と恋に落ちるが、“もうひとりの自分”の目覚めによって、次第に周囲との関係が悪化し..............ってなことで、ちょっと切ないドラマが展開するんよ。

それほど展開にキレがあるわけやないんやけど、舞台となってる北欧の漁村の風景がそうさせるのか、凍てついた感じが絶妙に話とマッチして、無理な設定もスンナリと受け入てまうような雰囲気を作り出してるんよなぁ。

小さな漁村という閉鎖された社会のなかで、異端者として見られる苦しみと、自分が別の者になってしまう悲しみ、そんな自分を好きでいてくれる男への複雑な気持ち、揺れる少女の心情を繊細なタッチで描くドラマは、少し“ありきたり”ではあるんやけど、なかなかの味わいやったね?!

2016年10月19日 (水)

『ミラクル・ニール』

今日は、イギリスのコメディをひとつ、ご紹介♪

監督をしているテリー・ジョーンズってひとは、伝説のコメディ集団“モンティ・パイソン”のメンバーで、すでに亡くなったグレアム・チャップマンを除くメンバーが宇宙人役として声で出演してるんよ。

そんでもって、声の出演では、あのロビン・ウィリアムズも、いつもながらの芸達者ぶりを発揮して出演してるんよね。彼の名前がクレジットされる映画としては、これが最後の作品ってことになるんかな。

というわけで、そんなセンチメンタルな気持ちを感じつつ、ちょっとアホなコメディの感想は......................?!

ミラクル・ニール / Absolutely Anything   ★★★☆☆   (2015年)

監督:テリー・ジョーンズ
出演:サイモン・ペッグ、ケイト・ベッキンセイル、ロブ・リグル、サンジーヴ・バスカー、エディ・イザード、ジョアンナ・ラムレイ、エマ・ピアソン、ミーラ・サイアル、(声の出演)ジョン・クリーズ、エリック・アイドル、テリー・ギリアム、マイケル・パリン、ロビン・ウィリアムズ

宇宙人たちが地球と人類の存続について議論をするなかで、ひとりの人間に全知全能の力を与えて、どう行動するかをテストした結果、決断をすることに。宇宙人によって無作為に選ばれた、作家志望のしがない教師の男は、突然の能力に驚くのだが..............ってなSFコメディ?!

何も知らない男は、どうでもいいことに能力を使いながら、騒動を巻き起こし............ってなことで、地球存亡のカギを握る男の奮闘(?)をってね。

まぁ、どうにもアホな設定の話なんやけど、サイモンくんが演じると、不思議と嫌味がなくて、楽しめてまうところがキャラクターの勝利なんやろなぁ。

かなりの悪ふざけでドタバタやりながらも、少しシュールな笑いやヒネッタ結末をもってくるあたりが、いかにもイギリス的というか“モンティ・パイソン”の流れを思い出させる味わいやった。

「もしも思ったことが全て叶うとしたら........」そんな誰もが一度は思ったことがある妄想をネタにしながら、それを適度な笑いにしたドラマは、個人的には嫌いやなかったね?!

2016年10月18日 (火)

『桜ノ雨』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品、タイトルになってる halyosy の“桜ノ雨”って曲が卒業ソングとして人気になってるらしく、そんな曲をモチーフにして映画にしたんやってね。

監督さんは、ちょっと前に『リュウグウノツカイ』って異色のドラマで話題を集めたひとで、前回と同様に高校生を主人公にしてるんやけど、今回はストレートな青春ドラマってとこなんかな。

主演の山本舞香って女優さん、後からネットで検索すると“二階堂ふみに似てる”ってのがあって、観てるときに同じことを思ったんよ。どことなく出たばかりの頃の二階堂くんと表情の出し方や雰囲気がかぶるんよね。同じように成長するとエエんやけど。

というわけで、そんな作品の感想は..................?!

桜ノ雨   ★★★☆☆   (2015年)

監督:ウエダアツシ
出演:山本舞香、浅香航大、久松郁美、三浦透子、広田亮平、井上由貴、田畑智子、奥貫 薫、きそひろこ

海辺の町にある高校の合唱部員の女の子は、大好きな先輩の最後の合唱コンクールのために、練習をするのだが................ってなことで、部活と恋愛を絡めた青春ドラマ?!

部員みんなが好きな、先輩が作った曲を歌いたいという気持ちがありながらも、コンクールで優勝するために難しい曲に挑戦することになったのだが.............ってなことで、青春やねぇ(笑)

主役の内気な女の子を演じてる山本くんは、演技のほうはガチガチで、どないしょうもないんやけど、時折見せる表情がなかなか印象的で、思った以上に雰囲気があって、ちょっと先が楽しみかも。

まぁ、話としては、特に新鮮さはないんやけど、大人の脇役で、奥貫くんを正しく使いこなしてる(=しっかりと不幸を背負わせてる)あたりや、オトボケ田畑くんの程よく軽いノリがさりげなく効いてて、悪くなかったかも。

話のキモになってる「桜ノ雨」って曲も、初めて聞いたけど、ドラマの盛り上がりに併せて、うまい具合に合唱にハマってるあたりも、良かったりして..........って、あれっ、案外、気に入ってる?!(笑)

2016年10月17日 (月)

『真夏の素肌』

今日は、劇場で未公開の作品のなかから、ロシアの映画をひとつ、ご紹介♪

この作品、例によって行きつけのTSUTAYAで“エロ系映画”のかたまりのなかに並んでたんやけど、ストックホルム国際映画祭やワルシャワ国際映画祭なんかで上映され、本国ロシアでは映画賞を受賞したりしたらしく、それなりの評価を受けてるらしいんよ。

監督さんは、どうやらこれが長編デビューみたいで、主演の女の子のひとり、アレクサンドラ・ボルティチって女優さんがロシアで注目されてるらしく、まぁ、そんな彼女が大胆な演技をしてるってところで話題になったんかもしれんね。

というわけで、そんな作品の感想は.....................?!

真夏の素肌 / Kak Menya Zovut   ★★★☆☆   (2014年)

監督:ニギーナ・サイフラエヴァ
出演:アレクサンドラ・ボルティチ、マリーナ・ヴァシリエヴァ、コンスタンチン・ラヴロネンコ、キリル・カガノヴィッチ、アンナ・コトヴァ

ずっと離れて暮らしていた父親に会いに、親友とふたりでやってきた女の子は、気恥ずかしさもあり、親友が彼の娘だと身分を偽り、父親の家でしばらく過ごすことになるのだが..................ってなドラマ?!

自由奔放な親友と、マジメで慎重派の女の子、性格も正反対なふたりが嘘をつきながら“父親”との時間を過ごすなかで、次第にふたりに変化が..............ってなことで、“父親と娘”のキョリと10代の青春をってとこなんかな。

父親がどんな人かを知りたくてやって来た女の子と、母子家庭で育ち、父親を知らない女の子、父親という存在に対して、それぞれの揺れる気持ちを大胆かつ瑞々しいタッチでってことなんやけど、う~ん、どうも途中でキャラ変したりして、行き当たりばったりな感がしてもうて........(苦笑)

10代の女の子にとっての“父性”ってのを、立場の違うふたりを使って描くってあたりは、分からんでもないんやけど、取ってつけたような“エロ”も効果的とは言えず、なんや中途半端やったかなぁ.................?!

2016年10月16日 (日)

『ジェイソン・ボーン』

今日は、劇場で公開中の作品のなかから、アクションものとひとつ、ご紹介♪

“ジェイソン・ボーン”シリーズと言えば、前作でマット・デイモンとサヨナラしてジェレミー・レナーを主演に迎えた『ボーン・レガシー』で新たなスタートを切ったと思ったら..................う~ん、まさかのマットくんの復帰とは..............(苦笑)

まぁ、前作がイマイチ盛り上がらんかったのと、マットくんの事情やらもあっての復活ってことなんやろうけど、正直ちょっと中途半端な気分かもね。

というわけで、そんなシリーズ最新作の感想は.........................?!

ジェイソン・ボーン / Jason Bourne   ★★★☆☆   (2016年)

監督:ポール・グリーングラス
出演:マット・デイモン、アリシア・ヴィカンダー、ヴァンサン・カッセル、トミー・リー・ジョーンズ、ジュリア・スタイルズ

元CIAのエージェントだった女がCIAのサーバーをハッキングし、極秘ファイルを盗み、潜伏しているジェイソン・ボーンとコンタクトを取ろうとするが、CIA長官はこれを阻止しようと必死に彼らを追うが..............ってなシリーズ第5弾?!

ジェイソン・ボーンを生んだ“トレッドストーン計画”には、ボーンの父親の関与を示す資料があり、それを見た彼は、いくつかの疑問をクリアにすべく、更に自分の過去を探ろうとするのだが............ってなことで、いつもながらの怒涛のアクションで攻めまくるってね。

久々のマットくんの“ボーン・シリーズ”なわけやけど、ナチュラルな演技で口が半開きなところ、サスガやなぁって思ったよ(笑)

実は今回の個人的な注目は、共演のアリシアくんやったんやけど、いつも通りの凛々しい表情に惚れ惚れとしてもうた。まぁ、役柄上、女性らしさを消した演技やったのが、少し残念ではあったんやけど。

作品としては、とりあえずノンストップのアクションでグイグイとくるあたりは悪くなかったんやけど、グリーングラス監督の毎度のハンディを多用した、切り替わりのハゲしいブレブレ映像のアクションシーンが苦手で、思いっきり目が疲れてもうたよ(苦笑)

いりいろとツッコミたいところはあるんやけど、それでもアクション映画としては、悪くない部類かもね?!

2016年10月15日 (土)

『ハドソン川の奇跡』

今日は、劇場で公開中の作品のなかから、評判のいいクリント・イーストウッドの最新監督作を、ご紹介♪

1930年生まれのクリント・イーストウッドは、もう86歳なんやねぇ。『荒野の用心棒』『夕陽のガンマン』なんかの西部劇で名前が知られるようになって、“ダーティー・ハリー”で不動の人気を得て、今や監督としても一流やもんなぁ。

というわけで、製作意欲に衰えはないようで、2009年に実際にあった航空機事故を題材に作られた作品ってのがこれなわけ。

トム・ハンクスも長くハリウッドで活躍してるわけやけど、このふたりがタッグを組むのは、実はこれが初めてなのかもしれんね。

というわけで、そんな作品の感想は.........................?!

ハドソン川の奇跡 / Sully   ★★★☆☆   (2016年)

監督:クリント・イーストウッド
出演:トム・ハンクス、アーロン・エッカート、ヴァレリー・マハフェイ、ローラ・リニー、マイク・オマリー、オータム・リーサー、アンナ・ガン、ジェイミー・シェリダン、モリー・ヘイガン、ジェリー・フェレーラ

NYのラガーディア空港を飛び立った旅客機は、鳥の群れと衝突し、両翼のエンジンが故障してしまい、機長は空港に戻ろうとするが、困難であったためにハドソン川に不時着することに。乗客乗員155名の命を守ったことで、マスコミからは英雄として取り上げられるのだが...............ってな、実際にあった航空機事故を描いたドラマ?!

実際は空港に戻ることができる状態で、機長の判断は乗客を危険にさらしたのではないか、そんな疑念を事故調査委員会に持たれ、自問自答する機長の苦悩をってね。

タイトル(邦題)に“奇跡”ってあると、派手に盛り上げて感動を煽るような内容なのかって思ったんやけど、監督のイーストウッドの描き方は、淡々と事実を追いかけて、何が起こったのか、そして決断をしたクルーの気持ちを冷静に映し出すって感じやった。

(原題は機長の名前の“サリー”なわけで、イーストウッドが当時言われた“ハドソン川の奇跡”やなくて、なぜそのタイトルにしてるのかは、内容を観れば納得なんやけど、日本語やと仕方ないんかなぁ...............)

その意味で、過度に“感動”を期待すると少し違うテイストに思えるんやけど、そんな抑えた描写が御大イーストウッドの良心なのかもしれんね。

150人余りの人命を預かって、とっさの危機に直面するなかで決断を下すクルーの再現映像を見ると、この結末がいかにして導かれたかってのがよく分かる、そんな作品やった?!

2016年10月14日 (金)

『リップヴァンウィンクルの花嫁』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

タイトルにある“リップ・ヴァン・ウィンクル”って何なんやろうってネットで検索したら、アメリカの作家が書いた短編小説の登場人物の名前らしい。

この映画の原作は、監督の岩井くんが自ら書いてるらしいんやけど、主役の黒木くんが気に入って、あて書きして話を書き上げたみたいなんよ。

もともとはZARDのミュージックビデオやCMなんかで名前が知られてた監督さんだけに、今回も光をうまく取り入れた、透明感のある映像が特徴的やったかな。

というわけで、そんな岩井監督の久しぶりの実写映画の感想は.......................?!

リップヴァンウィンクルの花嫁   ★★★☆☆   (2016年)

監督:岩井俊二
出演:黒木 華、綾野 剛、Cocco、地曵 豪、金田明夫、原 日出子、毬谷友子、夏目ナナ、りりィ、和田聰宏、佐生有語

代理教員をしながらコンビニでバイトをしていた女性は、ネットで知り合った男と結婚することになり、幸せを手にしたと思っていた矢先に、夫に不倫疑惑が持ち上がり、逆に浮気を疑われ、路頭に迷うのだが.................ってなドラマ?!

ささやかな幸せを手にしたハズが、どん底に落ち、様々な出会いのなかで、人生の新たな一歩を踏みだし................ってなことで、波乱万丈の人生やり直しドラマってとこなんかな。

主人公を演じてる黒木くんが、ちょっとお人好しで不器用な生き方をしてる女性ってのを、独特の存在感を出しながら、サラリと表現しとったね。

そんな彼女の存在が、クラッシックを多用し、細やかなこだわりで映しだされる岩井くんの映像世界にはマッチしてたんやろうと思う。

ただ、いかんせん180分の尺は、ちょっと長すぎな感があって、飽きるとまでは言わないまでも、ちょっと疲れてもうたね(苦笑)

結局のところ、テーマがイマイチ伝わってこなかったんやけど、ひとりの女性の人生の浮き沈みを通して、都会で暮らす孤独と、生きるための“強さ”の大切さってのを、語ってるんかなぁ.............?!

2016年10月13日 (木)

『ヒットマン』

今日は、ちょっとB級なテイスト漂うアクションものをひとつ、ご紹介♪

この作品の監督をしてるザヴィエ・ジャンってひと、もともとはフランス出身らしいんやけど、長編映画デビューとなったフレンチ・ホラーの『フロンティア』って作品で名前を知られるようになったんよ。

てなことを言いつつ、個人的に注目は、ウクライナ出身のオルガ・キリレンコくんで、彼女、ボンド・ガールに抜擢されながらも、それ以降、思ったほどブレイクしてないのが不思議なんよなぁ。

この作品、B級って言いながらも、実はデンマークの名優ウルリク・トムセンなんかも出演してたりして、思った以上に気合入れて作ってたりして(笑)

というわけで、そんな作品の感想は......................?!

ヒットマン / Hitman   ★★★☆☆   (2007年)

監督:ザヴィエ・ジャン
出演:ティモシー・オリファント、オルガ・キリレンコ、ダグレイ・スコット、ウルリク・トムセン、マイケル・オフェイ、ジョー・シェリダン、ジェームズ・フォークナー、ロバート・ネッパー

ある組織で、人を殺すために幼少から育てられた男は、ロシア大統領暗殺の任務を完了したはずが、今度は自分が狙われるハメに...........ってな、アクション映画?!

B級な香りのする作品に、たいして期待はしてなかったんやけど、オルガくんの盛り上げのおかげか、思いのほか楽しめたね(笑)

リズムの効いた音楽をバックに、小気味良く話が展開していくんやけど、ハゲしい銃撃に刀や素手での殴りあいもあり、間一髪で危険をくぐり抜けていくあたり、なかなか手に汗握る流れやった。

まぁ、言うたら“ジェイソン・ボーンのシリーズ”と同じ類ではあるんやけど、結構真剣に作ってるっぽいところが垣間見えて、悪くなかったかも。

まぁ、細かいことを言えば、ハゲ頭で後頭部にバーコードがあれば、簡単に見つけられるような気がするんやけど、なぜか世界を飛び回るとか、ツッコミどころはイロイロとあったかなぁ(苦笑)

それでも、この手の頭を使わない映画は、勢いが一番!その意味では、十分及第点やったんと違うかなぁ?!

2016年10月12日 (水)

『アイヒマン・ショー/歴史を映した男たち』

今日は、イギリス映画をひとつ、ご紹介♪

この作品のネタは、元ナチスの親衛隊の中佐だったアドルフ・アイヒマンの裁判なわけやけど、なぜアイヒマンがイスラエルで裁判を受けたかってのは、終戦後、別人になりすましてアルゼンチンに逃亡していた彼を、イスラエルの諜報部(モサド)が見つけ出し、彼をイスラエルに護送したからなんよね。

考えてみみれば、ユダヤ人を迫害した男が、そんなユダヤ人の作った国で裁判に掛けられるってのは、スゴイ状況やなぁって思うんよ。

というわけで、そんな歴史的な裁判に関するドラマの感想は....................?!

アイヒマン・ショー/歴史を映した男たち / The Eichmann Show   ★★★☆☆   (215年)

監督:ポール・アンドリュー・ウィリアムズ
出演:マーティン・フリーマン、アンソニー・ラパリア、アンディ・ナイマン、ニコラス・ウーデソン、レベッカ・フロント、エド・バーチ、ベン・アディス、ゾーラ・ビショップ、ディラン・エドワーズ

ナチスの親衛隊の将校としてユダヤ人大虐殺を指揮した罪でアドルフ・アイヒマンの裁判がイスラエルで行われることになり、その模様を映像で世界に発信するために一流のスタッフを集めてプロデューサーは奔走するのだが..............ってなドラマ?!

世紀の裁判をカメラで撮影し、真実を世界に伝える、そんな使命感に燃える男たちの奮闘をってなことで、映像の裏側をってなとこなんかな。

正直に言うと、もう少しイロイロとドラマがあるんかなぁって思ってたんやけど、意外と淡々と話しが進んでいくあたりに、ちょっと肩透かしをくらってもうたよ(苦笑)

過度に盛り上げすぎないところが、逆に良心的なのかもしれんけど、ラパリアおじさんの演技がアッサリしすぎなところが物足りなさやったのかも。

それでも、劇中で流される記録映像はグッと胸に迫るものがあったし、この裁判によって明かされたホロコーストの真実ってのは、歴史的に大きな意味があったんやろうってのは分かったよ。

2016年10月11日 (火)

『星ガ丘ワンダーランド』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

監督の柳沢くんは、これが映画監督デビュー作になるらしいんやけど、もともとはCM業界で有名らしく、話題になったポケモンGOのCMを作ったりしてて、広告業界でいろいろと賞を受賞したりしてるんやって。

主演の中村くんは、あまり見た目で印象がなかったんやけど、過去の出演作のリストを見ると、映画にTVドラマに結構な数の出演作があって、観たことのある映画も何作かリストに入ってたんで、見かけたことはあるはずなんやけど......................(苦笑)

というわけで、そんな作品の感想は.....................?!

星ガ丘ワンダーランド   ★★★☆☆   (2015年)

監督:柳沢 翔
出演:中村倫也、佐々木 希、新井浩文、松重 豊、木村佳乃、菅田将暉、杏、嶋田久作、市原隼人

田舎町の小さな駅で駅員をしている男は、今は閉鎖されている遊園地で、幼い頃に家を出た母親の死体が見つかったと知らされるのだが.................ってなミステリー(?)ドラマ?!

忘れていた過去の記憶や、母親の再婚相手の家族との関係、過去と現在をつなぐ線の上で絡みあう人間模様をってとこなんかな。

なかなか豪華な顔ぶれの出演陣で、濃密なドラマをってことやったんやろうけど、どちらかと言うと暗めの話を淡々と進めてくれるもんやから、ちょっと途中でかったるくなってもうたよ(苦笑)

生き別れた母親への想いや父親の気持ち、よみがえる過去の記憶と現在をつなぎながら、丁寧に物語を作り上げるってあたりは、なかなか頑張ってるんやろうと思うんやけど、もう少しメリハリがあればなぁってね。

見るからに小さな街で暮らしていながら、ちょっと設定にムリを感じてもうたあたりで、少し乗り切らん部分があったんかもしれんなぁ............?!

2016年10月10日 (月)

『囚われた少女たち』

今日は、劇場で未公開の作品のなかから、メキシコ映画をひとつ、ご紹介♪

この作品、メキシコのアカデミー賞にあたるアリエル賞で作品賞を獲得したらしいんよ。監督賞や脚本賞、新人女優賞なんかも受賞したようで、本国ではかなりの評価やったみたいやね。

製作には、欧米でも名前を知られ、今やメキシコを代表する役者になったガエル・ガルシア・ベルナルとディエゴ・ルナの仲良しコンビが名前を連ねてて、メキシコ社会の問題を伝えたいっていう思いがあったらしい。

というわけで、そんな作品の感想は........................?!

囚われた少女たち / Las Elegidas   ★★★☆☆   (2015年)

監督:ダビ・パブロス
出演:ナンシー・タラマンテス、オスカル・トレス、レイディ・グティエレス、ラケル・プレサ、アリシア・クィノネス、ホルヘ・カルデロン

好きになった相手の家族は、恋人にした女性を娼婦として働かせていた。捕まった彼女もまた、逃げられない状況に追い込まれ、娼婦として働かされるのだが.................ってなメキシコの暗部を描いたドラマ?!

父親や兄に強要されて、好きになった彼女を騙し、彼女を解放してもらおうと懇願する男と、逃げ場なく体を売るハメになった女、そんなふたりの様子を淡々とってね。

単にヒドイ仕打ちを受けて、娼婦にさせられる少女の苦しみを描くだけやなくて、次第に悪に染まっていくゲスな男の側も描くことで、断ち切れない悪の循環が映し出されてるあたりが、悪くなかったかな。

ある程度の過激な描写は避けられないなかで、敢えて露骨な描写を避けたという点は、“エロ”ではなく、“社会派ドラマ”という方向性を前面に出してるんやろうけど、一方で、彼女の苦しみがもうひとつ伝わらんかった気もするんよね。

それにしても、こんな犯罪が野放しにされてる社会ってのは、あまりにもヒドイよなぁ.............?!

2016年10月 9日 (日)

『LOVE』

今日は、フランス映画をひとつ、ご紹介♪

この作品、カンヌ映画祭で上映されたらしいんやけど、その余りにもキワどすぎる内容から、かなりの物議を巻き起こしたらしいんよ。

そもそも、ギャスパー・ノエって監督さんの過去の作品を観たら、以前に紹介した『エンター・ザ・ボイド』しかり、すでに売れっ子やったモニカ・ベルッチのレイプシーンで話題になった『アレックス』しかり、ちょっと他の監督さんとち違う世界で作品を作ってるのかもなぁ。

というわけで、そんな作品の感想は..........................?!

LOVE / Love   ★★★☆☆   (2015年)

監督:ギャスパー・ノエ
出演:カール・グルスマン、アオミ・ムヨック、クララ・クリスタン、フアン・サーベドラ、ブノワ・デビエ、ヴァンサン・マラヴァル

映画監督を目指し、パリで勉強しているアメリカ人の青年は、ひとりの女性と出会い、愛し合うのだが、他の女性と関係を持った結果、彼女が妊娠し...........ってな、あるひとつの“愛”を描いたドラマ?!

いやぁ~、そりゃカンヌもビックリやわ.........まさに“芸術か猥褻か”っていう、よくある議論を形にして突き付けられたような感じやね。

冒頭から露骨な描写で、それが全編、かなりの割合で続くんやけど、これをカメラの前で演じてる役者さんってのは、ちょっとスゴイなぁって思ってもうたよ。

ひとつの愛の終わりから始まりにむかって時間を遡る形でドラマが作られてて、あまりにも生々しい“愛のカタチ”に、ちょっと驚いてもうた(笑)

なぜそこまでするかってのは、主人公が監督の言葉をセリフにして語ってるんやけど、その気持ちは分からんでもないものの、やはりここまでやると、ちょっと引いてまう部分もあるかもね。

ただ、永遠の愛を誓った“愛”も、ちょっとしたことがキッカケで終わりを告げる、そんな刹那は伝わってきたかも。

しかし.........これ、ある意味ノエ監督やから許される、そんなキワもの的な愛のドラマなのかもなぁ..........(笑)

2016年10月 8日 (土)

『極秘捜査』

今日は、韓国の映画をひとつ、ご紹介♪

この作品、元ネタは1978年に実際に起こった誘拐事件なんやって。韓国では、公開4日目にして100万人動員ってことで、結構なヒットやったらしい。

韓国の2大映画祭のひとつ青龍映画賞(The Blue Dragon Film Award)ってので作品賞や監督賞にノミネートされたみたいで、それなりの評価やったんやろね。

というわけで、そんな作品の感想は......................?!

極秘捜査 / (ハングル)   ★★★☆☆   (2015年)

監督:クァク・キョンテク
出演:キム・ユンソク、ユ・ヘジン、ソン・ヨンチャン、チョン・ホビン、チャン・ヨンナム、パク・ヒョジュ

幼女が誘拐されたものの、犯人からのコンタクトがなく、警察の捜査に不信を抱く被害者の親は、知り合いのツテで別の刑事に捜査を依頼する。気乗りしないながらも、事件の解決に協力することにした男だったが、なかなか犯人の手掛かりは掴めず.............ってな犯罪サスペンス?!

娘を見つけるために占いにすがる母親が見つけたひとりの占い師が、女の子は生きていると言うが、根拠のない話に刑事は最初は否定的で................ってなことで、犯人探しのドラマが展開するんよ。

真相を究明するなかで、刑事と占い師のキョリや、警察内での主導権争いといった要素を併せて描くことで、単純な犯人探しで終わらない深みを話にもたらしてるんかもね。

取り立ててスゴイっていうこともないんやけど、飽きさせることなく、観る側を上手く引きつけてくるあたり、この手の韓国映画の抜け目なさを感じるし、作品のデキとして、なかなかやった?!

2016年10月 7日 (金)

『シン・ゴジラ』

今日は、劇場で公開中の作品のなかから、話題になってる邦画をひとつ、ご紹介♪

いやぁ、ホンマにまさかの高評価やったよなぁ(笑)
これまでにハリウッドなんかでも何回が作られた“ゴジラもの”で、当たりと言われるものがなかっただけに、今回もコケるんやろうって思ってたんよ。

ましては、監督さんの名前を見たら、ますますアカンやろうって思っただけに、ここまで絶賛されて、しかも興収も良いっていう事態は、まったくの想定外やった。

それでも、劇場で観るかどうか迷ってたんやけど、たまたまレイトショーの時間があったんで、とりあえず文句は観てからってことで鑑賞した感想は........................?!

シン・ゴジラ   ★★★☆☆   (2016年)

監督:(総監督)庵野秀明、(監督)樋口真嗣
出演:長谷川博己、竹野内 豊、石原さとみ、高良健吾、市川実日子、大杉 蓮、柄本 明、國村 隼、余 貴美子、片桐はいり、小出恵介、斎藤 工、嶋田久作、津田寛治、野間口 徹、ピエール瀧、三浦貴大、光石 研

東京湾に現れた謎の巨大生物にパニックになる人々。前代未聞の事態に混乱する政府は、解決策を探るべく、対策に奔走するのだが.................ってなSFもの?!

急速な進化を遂げながら首都を襲う“ゴジラ”をどうするのか、緊迫した状況のなか、政府は国民を守るために必死に打開策を模索し.............ってなことで、ゴジラ vs. 政府の攻防をってね。

これ、単に大暴れして騒ぎまくる“怪獣もの”というよりも、日米関係まで出てくる政治ドラマの体(てい)で作られてるところが、ちょっと意外やった。

なるほど細部にこだわった映像は、なかなかの見ごたえやったんやけど、ただ、肝心のゴジラの“ハリボテ感”がどうにも気になってもうて..............(苦笑)

それと、矢継ぎ早の展開でドラマとしてのテンポはエエんやけど、説明を詰め込みすぎてて、途中でごっつい疲れてもうたよ。

この手の作品としては、確かに工夫もされてて、評価できる部分もあるんやろうけど、個人的には、ここまで世間で大騒ぎするほどの驚きは、それほど感じんかったなぁ..............?!

2016年10月 6日 (木)

『明日、君がいない』

今日は、オーストラリアの映画をひとつ、ご紹介♪

これ、自殺がテーマになってるんやけど、実は監督さんの友人が自殺で亡くなったらしく、自身も自殺未遂を起こして、それをキッカケに若干19歳で映画の製作を決意して始めたプロジェクトやったらしい。

この作品で主要キャストのひとりを演じてるテリーサ・パーマーといえば、ゾンビと美女の恋愛を描いた“ゾンビ恋愛もの”の傑作(?)『ウォーム・ボディーズ』で...............って、そんなジャンル分けがあるのかどうかも定かではないんやけど、そんな作品でヒロインを演じてた彼女の初期作品なんよね。

というわけで、そんな作品の感想は......................?!

明日、君がいない / 2:37   ★★★★   (2006年)

監督:ムラーリ・K・タルリ
出演:テリーサ・パーマー、フランク・スウィート、ジョエル・マッケンジー、チャールズ・ベアード、クレメンティーヌ・メラー、サム・ハリス、マルニ・スパイレイン

卒業を数ヶ月後に控えたある日の午後 2時37分、ひとりの生徒が学校で自殺した。同じ高校に通う6人の生徒たちの、そんな一日の様子を追いかけながら、彼らが抱える“心の痛み”を映しだしたドラマ?!

障害者へのイジメ、同性愛、近親相姦から恋愛、親との確執まで、様々な悩みや問題を抱えた高校生たち姿を追いながら、彼らの複雑な胸の内を切り取って描くってね。

“誰が自殺したのか”、そんな問いを投げかけながら、クラッシックの調べをバックに、静かで澄んだ映像のなかにある、寂しく、悲しい青春ドラマは、子どもでもなければ大人にもなりきれない、そんな世代を生きる彼らの苦悩ってのが、うまく映しだされてるんよ。

何気なく日々を過ごしているように見えて、心の中では悩み苦しみながら、答えを探している、そんな揺れる心を捉えながら“その時”に向かっていく、なかなか斬新で見事な演出やったね。

それぞれの動機、今にも崩れ落ちそうな心、そんな危うい彼らの日常ってのが、青春のひとつの真実であり、この作品の独特の雰囲気を作り出してるのかもなぁ?!

2016年10月 5日 (水)

『エンド・オブ・キングダム』

今日は、ハリウッドのアクションものをひとつ、ご紹介♪

これ、実はホワイトハウスを舞台にテロリスト相手に大暴れした『エンド・オブ・ホワイトハウス』の続編で、監督さんは交代してもうたんやけど、主要キャストはそのままに、作られたものらしいんよ。

ちなみに、第1作の原題は“OLYMPUS Has Fallen”で、別にタイトルにホワイトハウスは入ってなくて、今作も原題は“LONDON Has Fallen”で、おそらく United Kingdom”ってところから名づけてるんやろうけど、なんでこんな中途半端な邦題を付けるんやろうって、ちょっと首をかしげたくなってもうた(笑)

というわけで、作品の感想は........................?!

エンド・オブ・キングダム / London Has Fallen   ★★★☆☆   (2016年)

監督:ババク・ナジャフィ
出演:ジェラルド・バトラー、アーロン・エッカート、モーガン・フリーマン、アンジェラ・バセット、ロバート・フォスター、アロン・モニ・アブドゥブール、ジャッキー・アール・ヘイリー、メリッサ・レオ、ラダ・ミッチェル、シャーロット・ライリー、ショーン・オブライエン

イギリスの首相が亡くなったため、アメリカ大統領がその葬儀に出席することとなり、シークレットサービスを務める男は、大統領の警護のために一緒にロンドンに向かうのだが...............ってなアクションもの?!

ロンドンを舞台に、テロによって諸外国の要人が暗殺されるなか、シークレットサービスの男は、必死に大統領の命を守ろうと、テロリストに立ち向かうのだが..............ってことで、ホワイトハウスから飛び出して、海外で大騒ぎってね(笑)

話の展開としては、それなりに派手なアクションをCGを駆使してスケールを出して描いてるあたりは、なかなか楽しませもらったかな。

ただ、話の流れ上、仕方がないんやろうけど、どう考えてもご都合主義すぎて、ちょっと引いてもうたよ。まぁ、ところどころツッコミを入れながら、あれやこれやと言いつつ楽しむって割り切れば、それなりの作品なのかもしれんね?!

2016年10月 4日 (火)

『村の写真集』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

監督さんは、どうやら京都の出身らしく、大阪芸大に在学中からいろいろと映像の製作を手掛けるようになって、“ケータイ刑事(デカ)”シリーズをやったりして、コメディものでも評価されてるらしい。

個人的には、この作品でも主演を務めてる藤 竜也とタッグを組んだ『しあわせのかおり』って作品も好きで、人間関係を描いた作品が多いっていうイメージやったんやけど。

というわけで、そんな作品の感想は.....................?!

村の写真集   ★★★★   (2003年)

監督:三原光尋
出演:藤 竜也、海東 健、宮地真緒、大杉 蓮、原田知世、甲本雅裕、吹石一恵、桜 むつ子

四国の寂れた山間の田舎町で、そこに暮らす村人たちの写真を撮影して写真集を作成することになり、東京でカメラマン助手をする息子は、故郷で写真館を営む父親が撮影を担当すると聞き、渋々ながら疎遠だった父親の助手を引き受けることに.............ってな家族ドラマ?!

山道をカメラを担いで歩く父親の後をついて行き、撮影に立ち会うなかで、それまで反駁し合ってきた父子の関係にも、少し変化が..........ってなことで、父と息子の絆を描くってとこなんかな。

いやぁ、なんかね、寡黙で頑固な父親を演じる藤おじさんの“背中で語るオヤジの大きさ”ってのがエライ存在感やったよ。

確かに、少し“あざとい”エピソードはあるんやけど、1枚1枚の写真に込める強い想い、仕事を通して父から子へと伝わる熱い気持ち、そんなものが静かに心に響くんよなぁ。

地味なテーマで派手な演出もないんやけど、言葉では表せない親と子の愛情や絆ってのが、美しい風景と調和する、そんな“さりげなさ”の中に、大切なものがあるんかもって思ったよ!?

2016年10月 3日 (月)

『あなたのママになるために』

今日は、劇場で未公開の作品のなかから、スペインの映画をひとつ、ご紹介♪

未公開作品といっても、これ、主演はペネロペ・クルスやからね。しかも、スペインのアカデミー賞にあたるゴヤ賞では、主演女優賞にノミネートされた作品らしく、それがこうして劇場で公開されることなく、DVDスルーになってまう(WOWOWでやったらしいんやけど)ってのは、なんか寂しいものがあるよなぁ............。

ちなみに、監督をしてるフリオ・メデムくんといえば、個人的にお気に入りのスペイン人女優のエレナ・アナヤが主演した『ローマ、愛の部屋』を撮ったひとなんよね。

というわけで、そんな作品の感想は........................?!

あなたのママになるために / Ma Ma   ★★★☆☆   (2015年)

監督:フリオ・メデム
出演:ペネロペ・クルス、ルイス・サトル、テオ・プラネル、アシエル・エチュアンディア、アレックス・ブレンデミュール、シルビア・アバスカル

夫が家を出て、息子とふたりで暮らす女性は、ある日、病院で乳がんを宣告される。そんな日に息子のサッカーの試合で知り合った男性は、交通事故で娘を亡くし、妻が意識不明の重体となり、彼女は自分の闘病のことで悩みながらも、彼を励まそうとするが...............ってなドラマ?!

病気と闘いながらも、息子を思い、他人を気遣い、前向きに頑張る主人公は、ようやく幸せのキッカケを見つけるが................ってなことで、苦難に立ち向かう、ひとりの女性の生き様をってとこなんかな。

ガンに冒されながらも女性として、母として、前向きに生きる強さと“しなやかさ”を体現するペネロペの体当たりの演技は、なかなかの見ごたえやったよ。

演出の部分で、中途半端な音響が耳障りやったり、多少、くどさがあるのが残念やったんやけど、ドラマとしては悪くなかったかな。

“母性”への賛歌となっている作品は、邦題からは“母親になること”だけを捉えてるんやけど、作品の内容からは、“母親であること”を含んで原題があるように思うんよね。

それにしても、ペネロペもこんな落ち着いた役柄を演じるようになったんやなぁ..................?!(笑)

2016年10月 2日 (日)

『怒り』

今日は、劇場で公開中の作品のなかから、邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品の原作は、吉田修一って作家さんの小説らしいんやけど、監督さんとこの原作者のコラボは、深津絵里と妻夫木くんが共演して話題になった『悪人』に引き続いてってことになるらしい。

これまでに行定くんが監督した『パレード』や、高良健吾と吉高由里子が共演した『横道世之介』、真木よう子の大胆な演技で話題になった『さよなら渓谷』と、結構な確率で映画化されてるところをみると、映画にしたくなるような小説を書いてるってことなんかな...............読んだことないんやけど。

というわけで、そんな作品の感想は......................?!

怒り   ★★★☆☆   (2016年)

監督:李 相日
出演:森山未來、綾野 剛、松山ケンイチ、渡辺 謙、宮﨑あおい、妻夫木 聡、広瀬すず、ピエール瀧、三浦貴大、池脇千鶴、原 日出子、高畑充希、佐久本 宝

残忍な夫婦惨殺事件が発生して1年、いまだに犯人の手掛かりすらつかめないなか、東京、千葉、沖縄の3か所に現れた3人の素性の知れない男たちと、そんな彼らと関わる人たちを描くドラマ?!

ゲイの男は、クラブで知り合った男を家に泊め、元風俗嬢は漁港で働く男と恋に落ち、東京から沖縄に越してきたばかりの女子高生は、離島で暮らす男と知り合い、そんなワケありな彼らと関係を深めるのだが.............ってなことで、それぞれのドラマが展開するんよ。

誰が犯人なのかってのをベースに置きながら、微妙に変化していく人と人のキョリ感をってなところなんかな。

犯人探しっていう点では、ある程度、この手の作品のセオリーに沿った流れだけに、それほどインパクトはないんやけど、出てる役者の演技がなかなか楽しめるんよ。

いつもと少し毛色の違う役を演じる宮﨑くんの演技は、感情が染み出してて、サスガやったし、広瀬くんもピンポイントでキラリと光るものがあって、世間的には“アイドル女優”的な扱いなんやろうけど、それだけやない部分を見せてくれてた。

そんでもって、久々にスクリーン復帰した森山くん、いやぁ~キレキレやった。1年間の修行の旅は無駄やなかったみたいやね。

それぞれの役者の持ち味は十分に出てて、見ごたえはあるんやけど、作品としてどうかって言われると、トータルで見たときに何か物足りなさというか、少しシックリこないものがあったかなぁ............?!

2016年10月 1日 (土)

『キャロル』

今日は、賞レースを賑わせた作品をひとつ、ご紹介♪

この作品、アカデミー賞の主演女優賞、助演女優賞、脚色賞にノミネートされたほか、カンヌ映画祭でルーニー・マーラが女優賞に輝き、ゴールデン・グローブやイギリスのアカデミー賞でも多くのノミネーションを受けたんよ。

監督のトッド・ヘインズといえば、ユアン・マクレガーが主演した、グラムロックを描いた『ベルベット・ゴールドマイン』や、ジュリアン・ムーアがアカデミー賞にノミネートされた『エデンより彼方に』なんかで知られたひとなんやけど、最近は少しヒットに恵まれてなかっただけに、久々のってとこなんやろね。

というわけで、そんな作品の感想は.........................?!

キャロル / Carol   ★★★☆☆   (2015年)

監督:トッド・ヘインズ
出演:ケイト・ブランシェット、ルーニー・マーラ、サラ・ポールソン、カイル・チャンドラー、ジェイク・レイシー、ジョン・マガロ、ケヴィン・クローリー、キャリー・ブラウンスタイン、コーリー・マイケル・スミス

デパートのおもちゃ売り場で働いていた女は、ある日、娘のクリスマス・プレゼントを買いに来た女性と知り合い、彼女に憧れを抱く。ふとしたキッカケで親しくなった彼女に次第に惹かれていくのだが......................ってなドラマ?!

裕福な暮らしをしながらも、夫とはうまくいかず、離婚寸前の大人の女性と、まだ若く、自分自身もよく分かっていない、そんなナイーブな女性、互いに惹かれあいながら、一緒の時を過ごすが...............ってなことで、いわゆる“禁断の愛”ってやつなんかな。

すっかり“大女優”の貫禄がついたケイトくんの懐の深さと、ルーニーくんのフレッシュさが上手く絡みあってて、なかなかエエ感じのキャスティングやった。

50年代という時代を背景にしながら、強い憧れが愛という感情に昇華する様子を、じっくりと丁寧にってね。

メリハリの効いた話ではないだけに、多少のかったるさはあるんやけど、繊細に感情を描写していくあたりは、地味ながら、悪くないテイストやったかな?!

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