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2016年11月27日 (日)

『この世界の片隅に』

今日は、劇場で公開中の作品のなかから、いろいろと話題になってる(?)邦画アニメをひとつ、ご紹介♪

これ、主人公の声を担当してるのが、能年玲奈こと“のん”ってことで、週刊誌なんかを騒がせた彼女の独立騒動による事務所との対立後の初めての大きな仕事ってことで、なんや必要以上に注目されてるらしい(苦笑)

この作品の元ネタは、こうの史代ってひとの人気漫画らしく、映画としては当初、資金難で制作が危ぶまれたものの、クラウドファンディングで資金を集めて、なんとか完成にこぎ着けたっていうくらい、苦労して出来上がったものなんやって。

こうの史代の作品でいうと、実写もので、泣かせ上手な佐々部 清監督の『夕凪の街 桜の国』がやっぱり原作やったってことで、実際に原作は見たことないんやけど、出身地である広島と向き合って作品を作る、そんなひとなんやろね。

というわけで、そんな作品の感想は......................?!

この世界の片隅に   ★★★★   (2016年)

監督:片渕須直
出演:(声の出演)のん、細谷佳正、稲葉菜月、小野大輔、潘めぐみ、岩井七世、尾身美詞、牛山 茂、小山剛志、津田真澄、新谷真弓、京田尚子、澁谷天外

広島市で3人兄妹の長女として育った女の子は、18歳の時に縁談が決まり、相手が住んでいる呉に移り住むことに。折しも戦況は悪化の一途で、海軍の街である呉も頻繁に空襲が行われ..............ってな、戦時中の暮らしを描いたアニメ?!

絵を描くのが大好きな女の子が、嫁入りして、いろんな経験をしながら成長する様を、日常の積み重ねを映像にしてって感じかな。

このドラマ、日々の些細な出来事を、ちょっとのんびり屋の主人公の目線で捉えながら、戦争という特別な時代を過ごした人たちの気持ちを伝えてるところが秀逸やった。

そんな作品の雰囲気をうまく作り上げてるのは、主人公の声を担当してる能年くん改め“のん”なわけで、別に世間の評判がどうのこうのってのは別にして、彼女の声が持つ独特の“まったり感”と“力強さ”ってのが、絶妙のバランスで耳に残るんよ。

“戦争”って大きく括ると少しボヤけてまうんやけど、そこには戦火のなか暮らす人たちがいて、いろんな思いをしながら歯を食いしばってた人たちがいた、そんなことを考えると、やっぱりグッと胸にくるもんがあるんよね。

直球で涙腺を攻めてくるというよりは、ジワジワと余韻で攻める、そんな良質なドラマやったよ?!

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