« 2016年11月 | トップページ | 2017年1月 »

2016年12月

2016年12月31日 (土)

『死霊館 エンフィールド事件』

今日は、大ヒットホラーの続編をひとつ、ご紹介♪

いやぁ、一年の締めくくりの作品をホラーでってのはどうかとも思ったんやけど、単にホラーの枠に収まらない、秀逸なデキやったんで、今年最後のおススメとして取り上げてみたんよ。

この作品、2013年に公開された『死霊館』のシリーズもので、間にスピンオフの作品があったみたいなんやけど、本編としては第2弾ってことになるらしい。

実際の心霊現象をネタにしてるみたいで、またまた今回もエエ具合に盛り上がって............ってことで、そんな作品の感想は.....................?!

死霊館 エンフィールド事件 / The Conjuring 2   ★★★★   (2016年)

監督:ジェームズ・ワン
出演:ヴェラ・ファーミガ、パトリック・ウィルソン、マディソン・ウルフ、サイモン・マクバーニー、フランシス・オコナー、フランカ・ポテンテ、パトリック・マコーリー、ローレン・エスポジート、マリア・ドイル・ケネディ、シャノン・クック、スティーヴ・コールター

心霊研究家として有名になった夫婦のもとに、協会からイギリスで心霊現象に悩まされている一家がいるとのことで、調査の依頼が来るのだが..............ってなホラーもの?!

突然、何者かに憑りつかれたようになる娘と、家のなかで起こる怪奇現象に家族は悩まされていたが、それが本当に霊による仕業なのか、夫妻は半信半疑で調査を開始するが................ってなことで、いやぁ~、今回も完全にやられてもうたよ(笑)

例によって、音響やら小ネタを散りばめながら、巧みに恐怖心を煽ってきて、前半はずっと首筋がゾクゾクと落ち着かん感じやった。

この作品、実話がベースになってるってのも妙にリアリティがあって、余計に怖いんやけど、そんなホラー要素だけで攻めるんやなくて、しっかりとドラマがあって、“家族”であったり“夫婦”の物語として成り立ってるところがエエんよね。

しかし、一人暮らしの孤独なハゲおやじにとっては、なんや家のなかの些細な物音が気になってもうて.............?!(苦笑)

2016年12月30日 (金)

『ディストラクション・ベイビーズ』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品で監督をしてる真利子くんってのは、長編デビュー作の『イエローキッド』って作品で、日本映画プロフェッショナル大賞ってので新人監督賞を受賞したらしく、期待の若手監督ってことになるらしい。

そんな彼の作品には、若手の注目株が集結し、最近どうも“ごり押し感”が出過ぎてる某大手プロダクションのイチオシ女優なんかも加わって、東京テアトルの70周年記念を飾るひとつとして、配給されたんやって。

というわけで、そんな作品の感想は...................?!

ディストラクション・ベイビーズ   ★★★☆☆   (2016年)

監督:真利子哲也
出演:柳楽優弥、菅田将暉、小松菜奈、村上虹郎、でんでん、池松壮亮、三浦誠己、北村匠海、岡山天音、テイ龍進、吉村界人、岩瀬 亮、キャンディ・ワン

強そうな相手を見つけては、ケンカを吹っかけ、殴り、殴られを繰り返す男と、そんな彼の破滅的な行動に魅せられて、一緒になって暴れる高校生だったが..................ってなバイオレンスもの?!

強そうな相手に勝負を挑み、殴り合う、そんなゲームのようにケンカする男の行きつく先は............ってなことで、ひたすら暴力的な作品やった(苦笑)

ボコボコになるまでやって、やられて、そんな男を演じる柳楽くんは、その不気味なキレっぷりが、いかにも彼らしく、なかなかやったよ。

あと、菅田くんの小物っぷりや、小松くんの性格の悪さを前面に出したキャラ設定、少なくともキャスティングでいうと、間違ってない感じやった(笑)

若手の有望株をかき集めて、暴走する感情ってのを表現しようと思ったのかもしれんけど、ひたすら殴り続ける内容を映画作品としてどう評価するかってのは、好みが分かれるところなんやろなぁ?!

2016年12月29日 (木)

『エスコバル 楽園の掟』

今日は、実在の麻薬王を描いたドラマをひとつ、ご紹介♪

タイトルにも名前が入ってるパブロ・エスコバルってひとは、コロンビアの麻薬カルテル(メデジン・カルテル)を率いたひとで、昔、麻薬王が逮捕されて刑務所に入ったものの、その刑務所ってのが高級ホテルのスィート・ルームみたいやっていうニュースを目にして、スゴイもんやなぁって感心したのを覚えてる。

監督をしてるアンドレア・ディ・ステファノってひとは、イタリアの出身で、俳優としても知られた存在なんやけど、これが初メガホンってことらしいんよ。

そんな作品には、出演してるジョシュ・ハッチャーソンとベニチオ・デル・トロが揃って製作総指揮にも名を連ねてて、かなり二人とも気合いが入ってるようで..............(笑)

というわけで、そんな作品の感想は...................?!

エスコバル 楽園の掟 / Escobar : Paradise Lost   ★★★☆☆   (2014年)

監督:アンドレア・ディ・ステファノ
出演:ジョシュ・ハッチャーソン、ベニチオ・デル・トロ、クラウディア・トライサック、カルロス・バルデム、ブラディ・コーベット、アナ・ジラルド

兄と一緒にコロンビアに移り住んだカナダ人の青年が好きになった相手は、政治家でありながら、麻薬カルテルを仕切る男の姪だった..............ってな犯罪ドラマ?!

麻薬の取引で巨万の富を築きながら、一方で稼いだ金を貧しい人々の救済につぎ込む、そんな英雄であり極悪人の男にファミリーの一員として迎えられ、次第に深みにハマり.............ってな話。

エスコバルを演じるベニチオおじさんの存在感が、やっぱりスゴイんよ。したたかで強圧的で、組織を仕切るカリスマ、そんな雰囲気がよく出てた。

普通のどこにでもいる、サーフィン好きの若者が、ひとりの女性を好きになってしまったがゆえに、命の危機に直面する、そんな理不尽で切ない現実をってとこなんやろうけど、全体のデキとしてはボチボチってとこなんかんぁ.............?!

2016年12月28日 (水)

『或る終焉』

今日は、カンヌ映画祭で注目された作品をひとつ、ご紹介♪

この映画、カンヌ映画祭で脚本賞を受賞し、パルム・ドールにもノミネートされたらしく、インデペンデント・スピリッツ賞なんかでもノミネートを受けたらしんよ。

監督のミシェル・フランコってひとはメキシコの出身で、前作の『父の秘密』って作品がカンヌ映画祭の“ある視点”部門でグランプリを受賞したんよね。

というわけで、そんな監督さんの新作の感想は.......................?!

或る終焉 / Chronic   ★★★☆☆   (2015年)

監督:ミシェル・フランコ
出演:ティム・ロス、サラ・サザーランド、マイケル・クリストファー、レイチェル・ピックアップ、ロビン・バートレット、ナイレア・ノルビンド、クレア・ヴァン・ダー・ブーム、テイト・エリントン、ローラ・ニエミ、メアリーベス・モンロー、デヴィッド・ダストマルチャン

終末期の患者の看病を専門とする看護師の男は、患者に寄り添いながら、見守っていたが、寝たきりの建築家の世話をした際に、誤解から訴えを起こされ、職場をクビになった彼は、離れてくらしていた娘と元妻の住む街に戻るのだが.................ってなドラマ?!

患者のことを第一に考え、献身的に働く彼に、彼の過去を知る患者がある提案をし.............ってなことで、人生のあり方を問うってことなんかな。

“世界を騒然とさせた結末”ってあるから、何かと思ったら、“なんやそっちかいな!”って、思いっきりオイオイってツッコミを入れてもうたよ(笑)

まぁ、確かにインパクトはあるんやけど、あまりにも唐突な終わりに、逆にそれまでの問題提起がぶっ飛んでもうた気がして、個人的には少し疑問やったね。

しかし、人生の終わりをどう過ごすか、命の尊厳の問題ってのは、医療の進歩によって余計に難しくなってるのかもしれんなぁ............?!

2016年12月27日 (火)

『飛べないコトリとメリーゴーランド』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品をレンタルした理由ってのは、ちょっと前に紹介した『下衆の愛』ってのでヒロインを演じてた岡野真也っていう若手の女優さんが妙に気になって、彼女の他の出演作をってことで、こいつを見つけたってわけ。

監督をしてる市川悠輔ってひとは、どうやら“ぴあフィルムフェスティバル”でグランプリを受賞したらしく、期待の若手監督ってことらしい。

ちなみにヒロインの恋の相手を演じる成田くんってのは、メンズノンノの専属モデルをやってるイケメンくんってことで、女子も気になるって作品なり(?)ってね。

というわけで、そんな作品の感想は..................?!

飛べないコトリとメリーゴーランド   ★★★☆☆   (2015年)

監督:市川悠輔
出演:岡野真也、成田 凌、渡辺佑太朗、児嶋一哉、チャラン・ポ・ランタン(もも、小春)、猪俣三四郎、島野結雨

本が大好きな女子大生は、カフェを営む叔父の家に居候しているが、卒業を目前に控え、出版社でインターンとして働くことに。そこで同じインターンとしてやって来た男の子に恋をして、ふたりは付き合い始めるのだが...................ってな恋愛ドラマ?!

互いに惹かれあい、好きになったハズが、いつしか心がすれ違いはじめ、自分を見失い........ってなことで、少しファンタジー要素を交えながら、恋に悩む女の子をってところなんやろね。

まぁ、出しゃばる“音楽担当”をどう思うかっていう好みの問題は置いといて、話としては、どうってことないんやけど、ヒロイン役の岡野くん、妙に気になる演技を見せてくれるんよ。

まだどこかギコチなさのあるなかで、時折見せる表情や視線で、不思議と惹きつける雰囲気みたいなものを醸し出してるんよなぁ。

今後、女優として彼女がどう成長していくのか、ちょっと気になってもうた?!

2016年12月26日 (月)

『ゴーン・マネー』

今日は、劇場で未公開の作品のなかから、カナダの映画をひとつ、ご紹介♪

この作品を監督してるマニンダー・チャナってひとは、監督や脚本だけでなく、製作から役者までやってるらしく、そのマルチな才能が評価されてるらしいんよ。

ほとんど知らない役者さんの出演で、ピンとこなかったんやけど、よく見るサイトで高評価やったのが気になって、レンタル屋で手に取ってみたってわけ。

少し気になったのが、原題とまったく違うカタカナ邦題が付いてるんやけど、これって、まさかどっかのヒットした作品の一部をもじった..................わけやないよね(苦笑)

というわけで、そんな作品の感想は......................?!

ゴーン・マネー / Scratch   ★★★☆☆   (2015年)

監督:マニンダー・チャナ
出演:ジュリー・ロマニウク、レン・シルヴィーニ、J・J・レヴィル、クレイグ・シール、ジャスティン・ボット、アンドリス・イェルカヴィッツ、ブライアン・キンテロ、マックス・ヤクボフスキー

警備会社で廃棄される現金を輸送する仕事をしている男たちは、輸送のために受け取った金を強奪しようと計画するのだが................ってな、サスペンスもの?!

会社にバレないように盗み出すために、綿密な計画を立て、実行に移すが、予想外のことが起こり、事態は思わぬ方向に...................ってね。

金をめぐって、様々な思惑が交錯し、誰が最後に金を手にするかってことで、いろいろとヒネリまくったんやろうけど.....................う~ん、結果的に都合よさばかりが前面に出てもうて、なんやパッとせんかった(苦笑)

小気味よさで勝負するハズが、どちらかというとグタグタ感の方が強くて、無理くりな結末は、なんとなく観る前に察しがついてもうて、さして驚きもないあたりに、ちょっと限界を感じてもうたかも。

まぁ、低予算のアイデア勝負ってことなんやろうけど、イマイチやったかなぁ..................?!

2016年12月25日 (日)

『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』

今日は、劇場で公開中の作品のなかから、邦画をひとつ、ご紹介♪

いやね、クリスマス・イヴの日に会社に行った帰りに、こんなハゲおやじが独り映画館で
、よりによってこんな映画を観るって、どんだけよって思いつつ、少しはエセ恋愛モードを体験せんと..........って思ったわけでもないんやけど、とりあえずね(苦笑)
(言い訳がましいけど、この作品を目的にシネコンに行ったわけやなく.............)

これ、原作はベストセラーになった恋愛小説らしいんよね。まぁ、読んでないんで、よう知らんのやけど。それを若手のイケメンくんと、事務所イチオシの若手女優でって...........まぁ、いろいろとあるんでしょ、きっと。

というわけで、そんな作品の感想は........................?!

ぼくは明日、昨日のきみとデートする   ★★★☆☆   (2016年)

監督:三木孝浩
出演:福士蒼汰、小松菜奈、東出昌大、山田裕貴、大鷹明良、宮崎美子、清原果耶

美大に通う大学生の男は、通学中の電車のなかで見かけた女性に一目ぼれし、ダメもとで彼女に告白すると、思いもよらず付き合うことに...............ってな恋愛ドラマ?!

運命的なものを感じて付き合い始めた彼女と、どんどんキョリは縮まっていくが、実は彼女には秘密があり................ってなことで、ちょっと切ない恋の話をってとこなんやろね。

なんか知らんけど、ごっついヒネリを利かせてるのは分かるものの、この手のネタものは、スンナリと頭に入ってくればエエんやけど、途中から完全にハゲおやじの頭は“フリーズ”してもうてなぁ................(苦笑)

道理を深追いせずに、素直に受け入れてまえば楽しめるハズなんやけど、“あれがこうなって、だからどうした.......”なんてことを考えてたら、どうにもムズムズしてもうて、肝心のロマンチック(?)な部分にまったく集中できんかったよ。

いろいろとツッコミを入れたいことはあるんやけど、そういうことをゴチャゴチャ考えずに観れれば、もっと楽しめるんやろね、きっと?!(苦笑)

2016年12月24日 (土)

『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』

今日は、劇場で公開中の作品のなかから、きっとクリスマス・デートの選択肢になるんやろうと思われる(?)作品をひとつ、ご紹介♪

ちょうど1年前にスター・ウォーズの新章『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』が公開されて、御大ジョージ・ルーカスの手を離れてディズニーが作るってことで色々と不安を感じながらも、悪くないクオリティを見せてくれて、一安心やったやんね。

そんな中、今年もスター・ウォーズが観れるってことで、ちょっと期待したんやけど、この作品で扱われてるのは、最初に作られたエピソードIV『スター・ウォーズ』で帝国軍の破壊兵器デス・スターの攻撃の糸口となった弱点を、どうやって手に入れたか、ってところを描いてるんよ。

そんな作品を監督するギャレス・エドワードくんは、ちょっと前にやってたハリウッド版『GODZILLA ゴジラ』のひとで、脚本を書いてるクリス・ワイツは“トワイライト”シリーズの監督をやってて、もうひとりのトニー・ギルロイは“ジェイソン・ボーン”シリーズの脚本を書いてて.............って、ちょっと不安?(笑)

というわけで、そんな作品の感想は....................?!

ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー / Rogue One A Star Wars Story   ★★★☆☆   (2016年)

監督:ギャレス・エドワーズ
出演:フェリシティ・ジョーンズ、ディエゴ・ルナ、マッツ・ミケルセン、ベン・メンデルソーン、フォレスト・ウィテカー、ドニー・イェン、チアン・ウェン、アラン・テュディック、リズ・アーメッド、(声の出演)ジェームズ・アール・ジョーンズ

帝国軍の破壊兵器が完成間近となるなか、その開発者からの情報が流出したことを知った共和国軍は、彼の娘を探し出し、情報を得ようとするのだが............ってな、本編のサイドストーリーを描いたドラマ?!

幼い頃に生き別れた父親の気持ちを知り、反乱軍の一員として帝国の野望に挑むことを決意する彼女だったが、そのミッションは困難を極め...............ってことで、勇猛果敢な女の子とその仲間たちの活躍をってところかな。

さすがに映像は迫力あるし、新しいアイテムやらキャラなんかは、きっとマニアの心を捉えるんやろうと思うんやけど、う~ん、なんか取ってつけたような話を見てると、明らかに強引に話をツッコんだ感がアリアリでなぁ............(苦笑)

あと、ドニー・イェンは個人的には役者として好きなんで、彼自体の出演にとやかく言うつもりはないんやけど、このディズニーの極端な“中国推し”ってのを目の当たりにすると、製作の裏側を勘ぐってまうやんね。

しかし、後付けの話だけに前後とは後腐れなくってのも分かるんやけど、登場するキャラの扱いも、ちょっとどうかと思うんやけどなぁ..........(苦笑)

オーケストラ音楽を使って、オリジナルのシリーズのテイストに倣いつつ、映像的なスケールアップを図って、よりダイナミックにってことなんやけど、いろんな意味で、これは“別物”なんやなぁって思ったよ?!

2016年12月23日 (金)

『蜜のあわれ』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品、元ネタは室生犀星っていう金沢出身の作家の同名の小説なんやって。学校の授業かなんかで名前を目にしたことはあるんやけど、実際に作品を読んだことはないんよなぁ。

監督の石井岳龍といえば、かつては石井聰亙って名前やったのが、いつのまにか改名したらしく、最近は『ソレダケ / that's it』や黒木 華なんかが出演した『シャニダールの花』といった作品を撮ったりして、なかなか精力的に活動してるんよ。

というわけで、そんな作品の感想は.....................?!

蜜のあわれ   ★★★☆☆   (2016年)

監督:石井岳龍
出演:二階堂ふみ、大杉 蓮、永瀬正敏、真木よう子、韓 英恵、渋川清彦、高良健吾、上田耕一、岩井堂聖子

初老の作家の妄想から、若い女性の姿となって現れた金魚。そんな彼らの前に、作家の男への想いから彷徨い出た幽霊の女もやって来て...............ってな、文芸ファンタジーもの?!

気まぐれでわがままな金魚の女に振り回されながら、心の寂しさを埋めようとする男のもの悲しさをってとこなんかな。

この作品、やっぱりウリは、二階堂くんの気前のいい脱ぎっぷりなんやろね。大胆に肌を晒す演技は、不思議とそれほどエロは感じないんやけど、男心をくすぐるものはあったよ(笑)

話が文芸小説だけに、なんとも言えない設定もあってか、小難しさが先に来てもうて、正直、ちょっと取っつきにくい感じやった。

主演の二階堂くんは、どうもこの手のセリフ回しをやらせると、イマイチ合わないせいか、浮いてまうようで、ずっと座りの悪るい状態で最初から最後まで流れる感じがして、なんかシックリとこんかったね。

まぁ、原作を知らんだけに、なかなか評価しづらいんやけど、ただ、単純に映画作品として見たら、個人的にはもう一息やったなぁ?!

2016年12月22日 (木)

『人生は狂詩曲(ラプソディ)』

今日は、ベルギーとルクセンブルクの合作映画をひとつ、ご紹介♪

この作品、ベルギーが舞台になってて、フランドル地方の町の楽団と、ワロン地方の町の楽団がライバルとしてバトルを繰り広げるんやけど、この地方対決って、ベルギーではいろいろあるらしいんよ。

そもそも北部のフランドル地方ってのは、オランダ語の一種であるフラマン語が公用語になってて、一方、南部のワロン地方ってのはフランスと接してることもあって、フランス語が公用語なんやって。

他の国のひとからすると、そこら辺の事情ってのはよう分からんワケやけど、この作品の本質ってのは、そんな背景をネタに作られてるのかもなぁ............なんてことを思った作品の感想は......................?!

人生は狂詩曲(ラプソディ) / Brabanconne   ★★★☆☆   (2014年)

監督:ヴィンセント・バル
出演:アマリリス・アイテルリンデン、アルチュール・デュポン、トム・オーデナールト、ヨス・ヴぇアビスト、ダーヴィット・カンテンス

決勝進出をかけた吹奏楽の予選大会で優勝したものの、その演奏で楽団の主要メンバーのトランペット奏者が亡くなってしまう。困った楽団は、予選会で同点優勝したライバルチームから、天才的な才能を持つトランペット奏者を引き抜くのだが.................ってなミュージカル調のドラマ?!

決勝大会で勝つために、ライバルチームから引き抜きに成功したものの、いろいろと問題が生じ、楽団の指揮者を務める父親のために、娘は必死に奔走するが..............ってなお話。

ところどころミュージカル調で歌でセリフが語られるんやけど、う~ん、なんかみんな歌が上手くないんよ(笑)

そんなところに、かえってリアリティがあるのかもしれんけど、聞かされてる方からすると、“それって必要?”って言いたくなるやんか。

軽いタッチで、ホノボノ系のドラマを恋愛を絡めてってところで、ボチボチの仕上がりなんやけど、最後が上手く盛り上げられてるもんやから、後味としては悪くない、そんなちょっと不思議な作品やった?!

2016年12月21日 (水)

『ローマに消えた男』

今日は、イタリアの映画をひとつ、ご紹介♪

この作品、イタリアのアカデミー賞にあたるダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞で脚本賞と助演男優賞を受賞し、作品賞や監督賞、主演男優賞や主演女優賞などの主要部門でノミネートを受けたらしいんよ。

主演のトニ・セルヴィッロはイタリアの名優なわけやけど、以前に紹介した『イル・ディーヴォ -魔王と呼ばれた男-』って作品でも、実在の政治家を演じてたっけ。

というわけで、そんな作品の感想は.........................?!

ローマに消えた男 / Viva La Liberta   ★★★★   (2013年)

監督:ロベルト・アンドー
出演:トニ・セルヴィッロ、ヴァレリオ・マスタンドレア、ヴァレリア・ブルーニ・テデスキ、エリック・グエン、ミケーラ・チェスコン、ジュディス・デイヴィス、アンドレア・レンツィ

支持率が低迷し、政治的に窮地に陥った野党の党首の男は、少し時間が欲しいと、書置き1枚を残し、かつて愛した女性の家に転がり込む。彼の部下は、突然の事態に戸惑いながらも、彼と見た目がそっくりな双子の兄を見つけ、替え玉にするのだが..............ってなドラマ?!

夜逃げした党首の替わりは、精神病院を出たばかりの双子の兄やった................ってなことで、なんともリアリティのない設定ながら、政治ドラマと人生ドラマが組み合わさった話は、思いのほか楽しめるんよ。

違和感アリアリなドラマに説得力を持たせてるのは、主役を一人二役で演じるトニおじさんの見事な演技なわけで、もう抜群の存在感やったよ。

飄々とした雰囲気で変わり者を演じながらも、政治を語る熱い言葉がグッと伝わってくる、そんなギャップを上手く使いながら、さりげなく人生を語るあたりに、この作品の魅力はあるのかもね?!

ちなみに、“消えた先”は、別にローマやないんやけどなぁ................(笑)

2016年12月20日 (火)

『ひそひそ星』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

園 子温って監督さんをずっと追いかけてる者からすると、最近の売れっ子ぶりは、正直に言うと、ちょっとどうなんやろうって疑問を感じてまうんよね。

かつては商業映画とは一線を画し、骨のあるクセありまくりの作品で楽しませてくれてたのが、“タレントを使ってるようでは日本映画はアカン”って趣旨のことを言ってたハズが、思わずクビを傾げたくなるようなキャスティングで作品を作ったりで、どこか“園 子温の“三池崇史”化”ってのが気になってもうて.............(苦笑)

そんな監督さんが、久しぶりにインディーズ系で作ったのがこの作品ってことで、ちょっと期待したんやけどなぁ.........................?!

ひそひそ星   ★★★☆☆   (2015年)

監督:園 子温
出演:神楽坂 恵、池田優斗、遠藤賢司、森 康子

人類が絶滅の危機に瀕し、アンドロイドが大半を占める世の中で、レンタルした宇宙船で星々を回り、ひとり宅配の荷物を届ける女性のアンドロイドだったのだが.................ってなレトロなSFもの?!

さして価値のないようなモノを、時間をかけて様々な星に住む人間に届ける、そんな様を淡々と描いてる、なんとも一本調子な作品なんよ。

タイトルに“ひそひそ”とあるように、基本的には抑えた声量で会話も少なく展開するもんやから、ウッカリすると記憶が飛んでまいそうになってもうて...............(笑)

どうやら震災後の福島でロケをやってるみたいで、“星”として出てくる地上の風景の殺伐とした様子に、改めて失われたものの大きさってのを感じてもうた。

ストレートに何かを主張するわけやなく、どこか意味深で、それでいて漫然と映像をつなぐ、その静かな“物語”のなかに、作り手のいろんな思いが織り込まれてるのかもしれんね...............ちょっと分かりにくい気はするんやけど?!

2016年12月19日 (月)

『エクスポーズ 暗闇の迷宮』

今日は、“ボッチ”なキアヌ・リーヴスが主演の映画をひとつ、ご紹介♪

この作品、映画を観ると、もともとのタイトルは“Daughter of God”ってなってて、どうやらLions Gateが配給権を購入した後に、作品の内容を“キアヌ色”をもっと出す形にして売りたいっていう思惑から、編集し直して、タイトルを変更して(ついでに監督さんも替えて)、リリースしたらしいんよ。

まぁ、出演者を見れば、確かにキアヌが名前としては一番メジャーで、そこで客を集めんとっていうのは分かるんやけど、もともとの内容をグチャグチャにされて発表されるってのは、どうなんやろうなぁ。

というわけで、そんな作品の感想は........................?!

エクスポーズ 暗闇の迷宮 / Exposed   ★★☆☆☆   (2015年)

監督:デクラン・デイル
出演:アナ・デ・アルマス、キアヌ・リーヴス、ビッグ・ダディ・ケイン、クリストファー・マクドナルド、ミラ・ソルヴィノ、サンディ・テハダ、ラウラ・ゴメス

相棒を殺した犯人を探し出そうとする刑事は、彼が残したカメラに写っていた者を調べるのだが、そのなかのひとりの女が気になり...............ってなドラマ?!

う~ん、犯人探しのサスペンスに美女が絡んでっていう展開を期待してたんやけど、ホラーな要素やらを入れたりして、えらくビミョーな話に仕上がってたよ(苦笑)

どうやら作品が完成する過程で、いろいろと複雑(?)な事情があったらしく、強引な編集が完全におかしな方向に行ってもうたらしい。

ヒロイン役のアナくんは、なかなかキュートで個人的には好みの部類やし、キアヌも渋い表情でクールにキメてるんやけど、どうにも話の調子がハズれてもてるもんやから、どうしようもないんよね(苦笑)

ところで、脇役で出てる女優さん、ひょっとして..........って思ったら、やっぱりミラ・ソルヴィノやった。かつて、ウディ・アレンのミューズにって言われてた彼女も、なんとか頑張ってたんやなぁ...........なんて、本筋とはまったくないところで、妙な感慨に耽ってもうた?!

2016年12月18日 (日)

『海賊とよばれた男』

今日は、劇場で公開中の作品のなかから、話題の(?)邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品、本屋大賞を受賞してベストセラーになった百田尚樹の小説を映画化したものなんよ。原作はすでに読んでて、小説としての文章の質は置いといて、実在の人物の人生ドラマとしては、なかなか興味深いものがあったんよね。

この原作者と監督、そんでもって主演の組み合わせといえば、3年ほど前の同じような時期に公開された『永遠の0』と同じで、まぁ、その時点でちょっとどないなのっていう気持ちは心によぎったんやけど...............(苦笑)

というわけで、今年のクリスマス・正月映画の目玉(おそらく)となる作品の感想は.............?!

海賊とよばれた男   ★★★☆☆   (2016年)

監督:山崎 貴
出演:岡田准一、小林 薫、野間口 徹、染谷将太、吉岡秀隆、光石 研、綾瀬はるか、近藤正臣、國村 隼、鈴木亮平、ピエール瀧、堤 真一、浅野和之、矢島健一、須田邦裕、黒木 華

まだ燃料は、石油よりも石炭だった時代に石油の将来性を見出し、紆余曲折を経ながら、石油ビジネスで成功した石油の元売である出光興産の創業者 出光佐三の波乱の生涯をモチーフにした小説を映画化した作品?!

様々な苦難を乗り越えながら、強い信念のもと、部下たちとともに時代と戦った男の生き様を描くってことのハズが.....................う~ん、なんやろなぁ...........(苦笑)

“盛りだくさん”な人生をおくった人物の半生を約2時間半の尺に収めるのが困難なのは分かるんやけど、あまりにも適当に抜粋したエピソードをつなげた脚本の質は、かなりお粗末やったよ。

挙句の果てに、洗脳でもしようとしてるのか、ことあるごとに“海賊”押しされても、“あざとさ”ばかりが目立ってもうて、ドン引きしてもうた。

そもそもベテラン俳優と並んで、コスプレ老人が“力み”まくった演技を“ドヤ顔”でアピールしてくる時点で、どうリアクションしてエエんか困ってまうやんか(苦笑)

なぜ主人公が人を惹きつけるのか、その人生で何を背負ってたのか、肝心の話のキモはまったく伝わらず、監督さんのVFX自慢と、特殊メイクの技術の進歩のお披露目に終始したドラマは、何を伝えたいのかサッパリ分からん、そんな作品に仕上がっとったね。

まぁ、俳優っぽいことやって必要以上にウケて気をよくしてるひとのファンが、存分に楽しめる、そんな感じで、ただでさえ“残念”な小説が、スクリーンで更に“残念”になってもうた、そんな気分やったなぁ?!

2016年12月17日 (土)

『ロスト・バケーション』

今日は、サメと戦うヒロインを描いた作品をひとつ、ご紹介♪

監督のジャウマ・コレット=セラってひとは、スペインの出身で、『エスター』っていうサスペンス・ホラーでエラい注目されて、その後も着実にハリウッドで地位を築いてるみたいやね。

リーアム・ニーソンとは、『アンノウン』『フライト・ゲーム』、そして『ラン・オールナイト』と3度タッグを組んだりしてて、演じる側からも評価をされてるのかもなぁ。

というわけで、そんな監督さんの新作の感想は.....................?!

ロスト・バケーション / The Shallows   ★★★☆☆   (2016年)

監督:ジャウマ・コレット=セラ
出演:ブレイク・ライヴリー、オスカー・ジャネーダ、セドナ・レッグ、ブレット・カレン、チェルシー・ムーディー

病気で亡くなった母親が、若い頃に訪れたメキシコにある、あまり知られていないビーチでサーフィンをする女子大生は、巨大なサメに襲われ、なんとか近場の岩礁に逃げるのだが..................ってなサバイバルもの?!

たった独り海のなかの岩場に取り残され、しかも片足をサメに咬まれて思うように動けず、そんな自分の目の前をサメが悠々と旋回してる、次第に潮が満ちてくる絶体絶命の状況のなか、どうすれば助かるのか.............ってなことで、エエ具合にハラハラさせてくれるんよ。

まぁ、ヒロインがライヴリーくんって時点で、男目線でいうと、すでに鷲掴みされてもうてるわけで、ある意味、少しズルい気はするんやけど(笑)

ありがちな話と展開ながら、それなりのテンションで引っ張りつつ、映像でも魅せながら、案外、悪くなかったんと違うかな..........って、ポイントはキャスティングなんやろうけどね?!

2016年12月16日 (金)

『機動戦士ガンダム THE ORIGIN III 暁の蜂起』

今日は、シリーズもののアニメをひとつ、ご紹介♪

『THE ORIGIN I 青い瞳のキャスバル』『THE ORIGIN II 哀しみのアルテイシア』ときて、ガンダムの最初のストーリーの新シリーズの第3弾がこれなんよ。

このシリーズ、どうやら6話まで決まってるみたいで、とりあえずこれで半分ってことみたいなんやけど、第6話の公開はどうやら2018年らしいんよなぁ..............じれったい(笑)

というわけで、そんな作品の感想は....................?!

機動戦士ガンダム THE ORIGIN III 暁の蜂起   ★★★☆☆   (2016年)

監督:今西隆志
出演:(声の出演)池田秀一、柿原徹也、浦山 迅、銀河万丈、前野智昭、渡辺明乃、三宅健太、茅野愛衣、潘 めぐみ、坂東尚樹、古谷 徹

故ジオン・ダイクンのひとり息子は、自分とソックリなシャア・アズナブルとすり替わり、士官学校に入学し、同期入学のザビ家の御曹司と親しくなり................ってな、シリーズ第3弾?!

連邦軍とザビ家の間に不穏な空気が流れるなか、士官学校で頭角を現したシャアは、ある行動に出るのだが.............ってことで、“シャア”の“誕生”とジオン独立の道を描くってところかな。

相変わらず、中途半端に笑いを狙って思いっきりハズす演出はどうかと思うんやけど、徐々に明らかになっていく“赤い彗星”の過去は、やっぱり前のめりになってまうやんね(笑)

もともとのシリーズでは、ビシバシと気の利いた“キメ台詞”が出てくるところがエエんやけど、今回はそんな雰囲気を出しつつも、もう一息、キメ切れないところが、ちょっと残念やったかも。

それでも、モビルスーツも徐々に形になってきて、ついつい次が気になってまうんよなぁ.............?!

2016年12月15日 (木)

『フィフス・ウェイブ』

今日は、SF系の映画をひとつ、ご紹介♪

この作品、元ネタは“トワイライト”なんかと同じYA(ヤングアダルト)小説でベストセラーになったものらしく、それを若者に人気のクロエ・グレース・モレッツを目玉にして作ったってとこなんやろね。

監督さんはイギリスの出身で、ジェマ・アータートンを主演にした『アリス・クリードの失踪』って作品で、新人監督として、ちょこっと注目されてたっけ。

というわけで、そんな作品の感想は........................?!

フィフス・ウェイブ / The 5th Wave   ★★★☆☆   (2015年)

監督:J・ブレイクソン
出演:クロエ・グレース・モレッツ、ニック・ロビンソン、リーヴ・シュレイバー、ロン・リヴィングストン、マギー・シフ、アレックス・ロー、マイカ・モンロー、マリア・ベロ、ザカリー・アーサー、トニー・レヴォロリ

突然に飛来した謎の宇宙船、やがて彼らは攻撃を開始し、人類は存亡の危機に。両親を失った女子高生は、生き別れになった弟と再会するために、収容先の軍の基地を目指すのだが..................ってなSFもの?!

すでに人間に寄生し、見かけからは敵か味方か分からない状況のなか、必死のサバイバルが繰り広げられ...............ってなことで、クロエくんが大暴れってね(笑)

出だしは悪くないなぁって思って観てたんやけど、あまりにも設定に穴がありすぎて、結果的にエラくチープなドラマになってもうてたよ。

まぁ、作りとしては、“クロエくん主演”ってのが目玉としてあって、それに若手の期待株を絡めて売り込むってことなんやろうから、これはこれでってことなんやろうけど、ちょっと作品の質からすると、お粗末な部類やったかなぁ。

最後も中途半端にフェードアウトしてもうてるし、どうにもスッキリしない、、後味の悪さが残ってもうてる気がするね?!

まぁ、クロエくん目当てのハゲおやじには、それなりに楽しめたんやけど.............(笑)

2016年12月14日 (水)

『最高の花婿』

今日は、フランスのコメディをひとつ、ご紹介♪

この作品、本国フランスでは、2014年の興行収入の第一位に輝いたらしく、かなりのヒットで、ルミエール賞で脚本賞を受賞したんやって。

父親役のクリスチャン・クラヴィエといえば、パトリス・ルコントの初期のコメディもの“レ・ブロンゼ”のシリーズにミシェル・ブランなんかと一緒に出演してたひとらしく、この手の作品のベテランってとこなんやろね。

というわけで、そんな作品の感想は...................?!

最高の花婿 / Qu'est - Ce Qu'on A Fait Au Bon Dieu?   ★★★☆☆   (2014年)

監督:フィリップ・ドゥ・ショーヴロン
出演:クリスチャン・クラヴィエ、シャンタル・ロビー、フレデリック・ベル、アリ・アビタン、ジュリア・ピアトン、メディ・サドゥン、エミリー・カン、フレデリック・チョー、エロディ・フォンタン、ヌーム・ディアワラ、パスカル・ンゾンジ、サリマタ・カマテ

田舎町で暮らす夫婦には4人の娘がいたが、上の3人は、それぞれアラブ人、ユダヤ人、中国人と結婚し、末娘には自分たちと同じカトリック教徒と結婚して欲しいと密かに願うのだが.................ってなコメディもの?!

娘たちが幸せならと思いつつも、ついつい人種や宗教が話題になると大騒ぎになる“家族”だったが、4番目が連れてきた婚約者は...............ってな感じで、結婚をネタに、ちょっと風変わりな家族のドラマをオモシロ可笑しくってとこなんかな。

この作品は、なんといっても話の設定がポイントで、ひょっとしてアリそうな所を突いてくるあたりがなかなかで、基本的にはドタバタなんやけど、いろんな文化の違いを使って、安っぽいコメディに陥ることなく、いい塩梅で作ってあるところがナイスやったよ。

まぁ、フランス映画らしく、コメディといっても爆笑するようなもんではなく、全体的な評価としてはボチボチなんやけど、いろいろと人種や宗教が原因で争いが生じる世の中で、大切なものを見失ったらアカンってことを“さりげなく”伝えるっていう点では、悪くなかったかもね?!

2016年12月13日 (火)

『下衆の愛』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

渋川清彦って役者さんは、群馬県に渋川市って町があるらしく、そこの出身やったことから“渋川”って芸名になったらしいんよ。

なかなかメジャーな作品で主役を張るタイプではないものの、少しクセのある演技は、いると何となく気になる、そんな不思議な雰囲気を持った役者さんやと思うんよ。

“下衆”と言えば、今年は流行語にもなって、えらいフィーバーしとったわけやけど、それに便乗したのかどうかは知らんけど、インディーズ系とはいえ、なかなか豪華な顔ぶれが揃った作品の感想は..............................?!

下衆の愛   ★★★☆☆   (2016年)

監督:内田英治
出演:渋川清彦、岡野真也、細田善彦、忍成修吾、でんでん、内田 慈、古館寛治、木下ほうか、津田寛治、平岡亜紀、山崎祥江、川上奈々美、桜 まゆみ、後藤ユウミ、牛丸 亮

映画監督とは名ばかりで、飲んだくれては愛欲に走る、そんな自堕落な日々を送る男は、主宰する養成所にやって来た女優志望の女の子に惚れ込み、彼女を主演に久しぶりに映画を作ろうと思うのだが...............ってなドラマ?!

テキトーに生きてる男が、唯一心のなかで大切にしている“映画への愛”を形にしようと本気になるも、いろんな難問が出てきて............ってな感じで、デキ損ないの“映画監督”を通して、映画作りの裏側の悲喜こもごもをってとこなんかな。

いやぁ~、なんか主演の渋川くんの“やさぐれ具合”ってのが、いつもながら絶妙で、中途半端に生きていながらも、ひとつ譲れないものを持ってる、そんな男を体現する姿が、ごっついツボやったよ。

もうひとつの発見は、ヒロイン役を演じる岡野くんで、出だしの野暮ったい女の子から、次第に変化していくあたりを、上手く演じきっとったね。どこか雰囲気も持ってるし、演技力もあって、ちょっとこの先、期待できるかも?!

作品全体としては、何を狙ったか、少し途中で安っぽい演出が入ったりで、もったいないと思いつつも、なかなか侮れない、気持ちの伝わる、いい作品やった。

それにしても............津田くんは、なんで嬉しそうに今回もこんな役を演じてるんやろなぁ..........(笑)

2016年12月12日 (月)

『ゲルニカ』

今日は、劇場で未公開の作品のなかから、スペインの映画をひとつ、ご紹介♪

“ゲルニカ”と言うと、ピカソが描いた絵画を有名なワケやけど、その絵ってのは、ドイツ軍が行った空爆への批判として描かれたものなんよね。

監督のコルド・セラってひとは、どうやらビルバオの生まれらしく、故郷の町がかつて被った惨劇を映画にしたいって思いで、きっとこの作品を作ったんやろね(想像やけど......)。

個人的に作品に興味を持った理由は、スペイン人女優のマリア・バルベルデで出演してるってところで、このブログでも、たまに“マリア・バルベルデ”で検索して訪問してくれるひとがいたりして、ちょっと嬉しくなるんよ。

というわけで、そんな彼女が出演した作品の感想は...................?!

ゲルニカ / Gernika   ★★★☆☆   (2016年)

監督:コルド・セラ
出演:ジェームズ・ダーシー、マリア・バルベルデ、ジャック・ダヴェンポート、アレックス・ガルシア、イングリッド・ガルシア・ヨンソン、バルバラ・ゴエナガ、バーン・ゴーマン、ナタリア・ビルバオ

第二次大戦の始まる直前のスペインでは、政府軍と反乱軍による内戦が続いており、それぞれロシア軍とドイツ軍の支援を受け、ハゲしい攻防を繰り広げていた。戦闘の最前線に近い北部ビルバオに特派員として派遣されていたアメリカ人のジャーナリストは、政府側の報道検閲官をする女性と知り合い...............ってなドラマ?!

過去の出来事を引きずり、ジャーナリストの本分を忘れかけている男と、ジャーナリスト志望だった若い女、ふたりは出会い、惹かれあうのだが.............ってなことで、ドイツ空軍によるゲルニカ爆撃をネタにした戦争ドラマってとこなんかな。

いやぁ~、マリアくん、やっぱりステキやわぁ。凛として表情に知性があって、それでいて女性的な華がある、なんや見とれてまうやんね(笑)

そんな個人的な盛り上がりポイントは置いといて、作品としては、残念ながらイマイチ焦点がハッキリせん感じやった。

戦争の理不尽さを訴えたいのか、ゲルニカ爆撃の悲惨さを伝えたいのか、戦時の悲恋を語りたいのか、どうもスキっとせんかったね?!

~~~~~~~~~

マリア・バルデルデの応援企画コーナーってことで、過去に紹介した作品へのリンクを(笑)

『汚れなき情事』

『バスルーム 裸の2日間』

『空の上3メートル』『その愛を走れ』

『エクソダス:神と王』

2016年12月11日 (日)

『マダム・フローレンス! 夢見るふたり』

今日は、劇場で公開中の作品のなかから、メリル・ストリープとヒュー・グラントの共演作をひとつ、ご紹介♪

この話、フローレンス・フォスター・ジェンキンスっていう、実在のアメリカ人の富豪の女性の話を元ネタにしてるんやけど、実は、同じ話をネタにしたフランス映画で、カトリーヌ・フロが主人公を演じた『偉大なるマルグリット』って作品があるんよ。

フランス版の方はインスピレーションを受けて、ってことで、よりコメディ・タッチやったのに比べて、こちらの方が舞台はアメリカで、より実話に近いんやろうとは思うんやけど、これ、ハリウッド映画かと思ったら、実はBBC製作のイギリス映画やったりして.................(笑)

というわけで、そんな作品の感想は.......................?!

マダム・フローレンス! 夢見るふたり / Florence Foster Jenkins   ★★★☆☆   (2016年)

監督:スティーヴン・フリアーズ
出演:メリル・ストリープ、ヒュー・グラント、サイモン・ヘルバーグ、レベッカ・ファーガソン、ニナ・アリアンダ、クリスチャン・マッケイ、デヴィッド・ヘイグ、マーク・アーノルド、ブリッド・ブレナン、アラン・コーデュナー、ジョン・セッションズ

親の遺産を相続し、裕福な暮らしをする女性は、大好きな音楽のために金銭的な援助をするだけでなく、自らもリサイタルを開くのだが、実は彼女は音痴で...................ってな実話を基にしたドラマ?!

音楽に夢中な、愛する妻のために、夫はリサイタルの客を厳選し、記者を買収して肯定的な記事を書かせるなど、必死に支えるのだが、ピアニストとして雇われた男は、彼女の歌の実力に驚き.............ってなことで、夫婦の愛や友情をってとこなんかな。

主演がメリルおばさんってことで、さすがに演技は上手いんやけど、先の同じネタのフランス映画が頭に残ってるせいか、どうもキャラとして魅力が感じられず、すんなり入ってこんかった(苦笑)

ヒュー・グラントも、得意の2.5枚目キャラを存分に発揮して、かつ妻を想うダンナという役柄をタレ目で(いや、別に目の形に特に意味はないんやけど.....)熱演してて、悪くなかったんやけどね。

そんなわけで、作品全体としては、イマイチ主人公に感情移入できない部分で、個人的にはもうひとつやったかなぁ.........?!

2016年12月10日 (土)

『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』

今日は、劇場で公開中の作品のなかから、ファンタジーものをひとつ、ご紹介♪

ハリー・ポッターのシリーズが終了して、さてどうなるかと思ったら、原作者のJ・K・ローリングが書いた新作を、自ら脚本を書いて、製作まで加わって作ったのがこの作品らしい。

ハリー・ポッターは原作をすべて読んだんやけど、この作品の元ネタは未読で、原作と比べて云々ってのは分からんのやけど、なんとなく著者の強欲と金の臭いがしてくるようで、気分的には少し引き気味やったりするんやけど...........(苦笑)

そうはいいつつ、他に観るものもなかったので、劇場で鑑賞してみた作品の感想は.....................?!

ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅 / Fantastic Beasts and Where To Find Them   ★★★☆☆   (2016年)

監督:デヴィッド・イェーツ
出演:エディ・レッドメイン、キャサリン・ウォーターストン、コリン・ファレル、エズラ・ミラー、ダン・フォグラー、サマンサ・モートン、ジョン・ヴォイト、カーメン・イジョゴ、アリソン・スドル

魔法動物をトランクに集めて旅する魔法使いの男は、ワケあってアメリカにやって来たのだが、群衆のなかでトランクがすり替わってしまい、トランクの中の動物が逃げ出し、必死に追いかけるのだが................ってなファンタジーSFもの?!

ニューヨークの街では、謎の物体により騒ぎが起こっており、人間界と魔法界の間で問題が生じるなか、魔法動物を逃がした罪で、彼も罪に問われ.................ってなことで、ニューヨークを舞台に大騒ぎってね。

主演のエディくんは、何となくエキセントリックで不器用な変わり者の魔法使い役を、なかなか個性的に演じてたかな。まぁ、キャラのなかでは、お笑い担当のダン・フォグラーのオトボケぶりが、エエ具合にアクセントになって良かったんやけど。

いろいろと話を膨らまそうとネタをぶち込む前半は、ちょっと退屈してもうて、あまりノリきれんかったものの、全体的には、ファンタジーものとしてはボチボチな感じでまとまってた。

どうやらシリーズ化したい雰囲気がプンプンで、次へのネタの仕込みは万全みたいやし.............それにしても、ホンマに“白塗り”が好きやよなぁ..............(苦笑)

あまり絶賛するようなポイントは見つからんかったんやけど、娯楽としては悪くないのかも?!

2016年12月 9日 (金)

『海すずめ』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品で主役を演じてる武田梨奈といえば、デビュー当時は『ハイキック・ガール!』『KG カラテガール』と、黒帯の実力を遺憾なく発揮する(?)、アクションのキレで勝負してたんよ。

どこぞのCMで、いきなり頭で瓦を割ったりしてたのも彼女で、てっきりアクション女優を目指すのかと思いきや、最近はアクションなしのシリアスなものに挑戦したり、ちょっと想定外の方向に進んでるんよね(笑)

監督の大森くんは、愛媛の出身らしく、『瀬戸内海賊物語』に続いてのご当地映画ってことで、地元愛の強さを感じてまうやんか。

というわけで、そんな作品の感想は.........................?!

海すずめ   ★★★☆☆   (2016年)

監督:大森研一
出演:武田梨奈、小林 豊、内藤剛志、岡田奈々、吉行和子、赤井英和、目黒祐樹、佐生 雪、宮本真希、二階堂 智、上野優華、佐藤永典、小峠英二、西村瑞樹

処女作で新人賞を受賞したものの、2作目が書けない小説家の卵は、故郷の宇和島に戻り、市の図書館で自転車で本を届ける仕事をしているのだが..........ってなドラマ?!

宇和島伊達家の400年記念イベントで、当時のお姫様の衣装を復刻することになったが、その参考文献が見つからず、それが自転車課の存続にも関わってきて..........ってなことで、大騒ぎってね。

思い通りにいかない人生に悩む女の子が、地元でいろんな人と出会い、家族との絆を育んで、自分を見つめ直すってのを、軽めのタッチでサラリとってとこかな。

武田くんの嫌味のない存在感ってのを活かしてってところで、作品のデキとしては、ボチボチってとこやったよ。正直、もう少し感動のドラマを期待したんやけど、泣かせる路線というよりは、ホノボノ系やったかなぁ。

しかし、武田くんは、かつてはアクション系やったのが、最近はスッカリ演技する女優を目指してるみたいやなぁ.............ハイキックが懐かしいが、まぁ、頑張れ!?(笑)

2016年12月 8日 (木)

『若葉のころ』

今日は、台湾の映画をひとつ、ご紹介♪

この作品でBEE GEES の“First of May”って曲がフィーチャーされてるんやけど、この曲は『小さな恋のメロディ』って映画の挿入曲やったんよ(テーマ曲の“Melody Fair”の方が有名やんね)。

この『小さな恋のメロディ』といえば、大好きなアラン・パーカーが脚本を書いてて、その作品がキッカケで映画監督の道が開けたっていう、個人的には別の意味で印象的やったりすんやけど(笑)

というわけで、本編とあまり関係のない前フリになってもうたんやけど、そんな作品の感想は.....................?!

若葉のころ / 五月一號   ★★★☆☆   (2015年)

監督:ジョウ・グータイ
出演:ルゥルゥ・チェン、アリッサ・チア、リッチー・レン、シー・チーティアン、アイヴィー、シャオ・ユーウェイ

車に轢かれて意識不明の重体となった母親のパソコンにあった未送信のメールを娘が送信し、受け取った男は恋人と別れたばかりで、初恋の相手からのメールに驚くのだが..............ってなノスタルジックな初恋ドラマ?!

母親が高校生だった頃の、ちょっと淡く切ない恋物語と、同じように高校生になって恋をする娘の恋愛を重ね合わせながら、青春の日々をってところなんかな。

出だしが分かりにくかったんやけど、それでも単純な恋愛ドラマにせずに、過去と現在を上手く織り交ぜてるあたりが、少しヒネリが加わってて、エエんかも。

ヒロインを演じてるルゥルゥくんは、台湾で期待の若手女優らしく、なるほど、目がパッチリでなかなかキュートやったよ。

まぁ、話そのものはなんとなく既視感ってのがあるドラマではあるんやけど、CM畑出身の監督さんらしく、映像へのこだわりや、Bee Geesの曲ポイントに持ってくるあたりのセンスとか、悪くなかったかもね。

この路線の台湾映画って、不思議と思ったほどハズレが少ないんよなぁ...........?!

2016年12月 7日 (水)

『孤独のススメ』

今日は、オランダの映画をひとつ、ご紹介♪

この作品、ロッテルダム国際映画祭やモスクワ国際映画祭で観客賞を受賞したりしてるらしく、いろんな国の映画祭で、なかなかの評価を得てるらしいんよ。

日本では、SKIPシティ国際Dシネマ映画祭ってので最初に上映されたらしいんやけど、その時のタイトルが『約束のマッターホルン』やったのが、どういうわけかこの邦題に変わったみたいなんやけど、原題が“マッターホルン”ってなってて、そこに意味もあるわけで、別に孤独を激賞してるワケでもないんやから、個人的には変える必要はなかった気がするんやけどね。

というわけで、そんな作品の感想は.....................?!

孤独のススメ / Matterhorn   ★★★☆☆   (2013年)

監督:ディーデリク・エビンゲ
出演:トン・カス、ルネ・ファント・ホフ、ポーギー・フランセン、エリーセ・シャープ、ヘルマート・ヴァウデンベルフ、アレックス・クラーセン、アリーアネ・シュルター

田舎町でひとり静かに暮らす初老の男は、ある日、近所をウロついている男を見つけ、住む場所もないようなので、家に泊めるのだが...............ってなドラマ?!

それまで規則正しく、平凡な毎日を過ごしていたのが、素性の分からない男と共同生活を始めると、想定外のことが起こり、戸惑いながらも、次第に不思議な感情が芽生え........ってなことで、奇妙な友情(?)を軸にした人生ドラマってとこなんかな。

ちょっと一本調子で淡々としたなかに、さりげなく心に触る温もりが伝わる、そんな味わい深い良質なヨーロッパ映画やったよ。

ひとり暮らしの気楽さと、誰かにそばにいて欲しいという寂しさ、そんなものを軽妙に扱いながら、サラリと人情ドラマを作り上げてる感じやったね。

もちろん、グタグタなひとり暮らしをする身ではあるんやけど、孤独や寂しさって部分では、なんや主人公のオヤジに共感してもうたなぁ...............うっ、イカん?!(笑)

2016年12月 6日 (火)

『風のたより』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品で主役を演じてる新木優子って女優さんは、某大手プロダクションが推してる子らしく、以前に紹介した『家族ごっこ』って作品や、森川 葵や門脇 麦なんかが出てた『スクールガール・コンプレックス~放送部篇~』にも出演してたっけ。

もうひとりの若手、佐生 雪って子は、二階堂ふみや土屋太鳳、橋本 愛なんかと同じ事務所に所属してるらしく、こちらも期待のイチオシなのかもしれんね。

というわけで、そんな作品の感想は...................?!

風のたより   ★★★☆☆   (2015年)

監督:向井宗敏
出演:新木優子、大杉 蓮、加藤雅也、佐生 雪、平田 薫、柳 俊太郎、井田國彦、秋本祐希

東京で友人とカフェを開くはずだったのが、うまく行かずに故郷の仙台に戻って来た女の子は、体調を壊して入院した祖父の代わりに、祖父の店の開店準備を手伝うことにしたのだが..............ってなドラマ?!

何をするのでも“どうせ自分は......”と言って諦めてしまう女の子は、大好きな祖父のために頑張るうちに、少しずつ変わっていくが........ってなことで、祖父と孫の関係を軸にしながら、前向きになれない女の子の人生見つめ直しドラマをってとこなんかな。

この作りやと、どうしても売り出し中の若手の宣伝のためのってところやけど、演技のデキは置いといて、見ためだけやったら、新木くんは、時折ハッとさせる表情を見せたりして、なかなか悪くなかったね。

それと、共演の佐生くんってのも、クソ真面目で不器用な女の子の役を、印象的に演じてて、ちょっと気になる感じやったかな。

この手の話になると、どうしても展開として“お決まり”感ってのがありすぎるんやけど、それでも、家族の“思いやり”が伝わるところは、ボチボチと伝わってきたね?!

2016年12月 5日 (月)

『ペーパーマン』

今日は、劇場で未公開の作品のなかから、ちょっと変わった人生ドラマをひとつ、ご紹介♪

この作品、行きつけのTSUTAYAで新作として棚に並んでたんやけど、製作年を調べてみたら、5年以上前に作られたものやったんよ。

今でこそ超売れっ子のライアン・レイノルズも、ちょうど注目され出した頃に出演したもので、共演のエマ・ストーンも、スパイダーマンに抜擢される前なんよね。

監督をしてるキーラン・マローニーってひとは、奥さんと一緒に『シャーロック・ホームズ シャドウ ゲーム』の脚本を書いたりしてるらしい。

というわけで、そんな作品の感想は.......................?!

ペーパーマン / Paper Man   ★★★☆☆   (2009年)

監督:キーラン・マローニー、ミシェル・マローニー
出演:ジェフ・ダニエルズ、エマ・ストーン、ライアン・レイノルズ、リサ・クドロー、ハンター・パリッシュ、キーラン・カルキン、アラベラ・フィールド

1作目は思うように売れず、2作目も書けない、そんな冴えない作家の男は、外科医をする妻と離れて、創作のために郊外の田舎町に住むことになり、そこでひとりの女子高生と出会うのだが.............ってなドラマ?!

仕事も結婚生活も上手くいかず、人生に迷う中年男の心の支えは、いつも想像のなかにいるスーパーヒーロー、高校生の女の子にも、埋められない心の隙間があり.............ってなことで、単純なヒーローもののコメディかと思いきや、意外と深い人生ドラマやったりして。

前を向けない男と女、親子ほども年齢の離れたふたりが、不思議な絆で結ばれる、そんな話が違和感なく入って来るぐらいのジェフおじさんの絶妙なダメおやじぶりやったよ。

踏み出せない一歩と、それを支える心の友、いやぁ~、俺もスープは缶や粉末から作られるものやないって、教えてくれる相手を見つけたいもんやよなぁ..............人生、迷走しすぎやし?!(苦笑)

2016年12月 4日 (日)

『聖の青春』

今日は、劇場で公開中の作品のなかから、邦画をひとつ、ご紹介♪

あまり将棋のことは詳しくないんやけど、羽生善治って名前は、さすがに知ってる。そんな彼と同じ世代で、ライバルとして活躍したのが、この作品の主人公である村山さんなんやって。

主演の松山くんは、実際の村山さんに見えるように、大幅に体重を増量して役作りをしたらしく、ライバル役の東出くんも、しゃべらんかったら、なんとなく羽生さんに似てたりして...........。

監督さんは、小栗 旬と岡田将生が主演した『宇宙兄弟』のひとで、今作が久しぶりの映画になるらしい。

というわけで、そんな話題作(?)の感想は......................?!

聖の青春   ★★★☆☆   (2016年)

監督:森 義隆
出演:松山ケンイチ、東出昌大、リリー・フランキー、竹下景子、北見敏之、染谷将太、安田 顕、柄本時生、筒井道隆、鶴見辰吾

幼い頃から腎臓の病であるネフローゼを患い、病弱ながらもプロ棋士として活躍し、29歳でこの世を去った天才、村山 聖の壮絶な晩年を描いた伝記もの?!

名人になることを夢見ながら、ライバルである羽生との対局に闘志を燃やす男だったが、彼の体は病に冒され、どうすることもできず..............ってなことで、ひとりの天才棋士の人生を語るってとこなんかな。

主演の松山くんが、この役のために増量して本人になり切りってところが、どうやら話題らしいんやけど.............う~ん、見た目で“どやっ”って言われる前に、やっぱり伝わる演技ができるかが重要やと思うんよね(苦笑)

それに、将棋を映画にするってのは、なかなかスゴさを伝えるのが難しいんかもしれんけど、この映し方では彼がいかに“天才”やったかってのが分からず、残念ながら退屈さしか感じんかった。

必ずしも実際と同じにする必要はないんやろうとは思うけど、取ってつけたようなエピソードのはめ込み方も、なんや、どうなんやろうって思ったよ。

まぁ、松山くんと東出くんの役者としての力量に、現時点で懐疑的な者から見た穿った見方ではあるんやけど、なんや伝わらんかったなぁ.............。

ところで、あの成長しない二世俳優のチンピラみたいなキャラ、必要やったんやろか.............?!(苦笑)

2016年12月 3日 (土)

『グランドフィナーレ』

今日は、イタリア人監督によるヨーロッパ映画をひとつ、ご紹介♪

この作品、カンヌ映画祭のパルム・ドールの候補になり、イタリアのアカデミー賞にあたるダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞で音楽賞を受賞し、作品賞や監督賞にノミネートされ、ゴールデン・グローブ賞でもノミネートを受けたんよ。

監督のパオロ・ソレンティーノはイタリアのひとで、前作の『グレート・ビューティー/追憶のローマ』も、世界中で高評価で、ショーン・ペンが主演した『きっと ここが帰る場所』は個人的に好きな作品なんよね。

というわけで、そんな作品の感想は........................?!

グランドフィナーレ / Youth   ★★★☆☆   (2015年)

監督:パオロ・ソレンティーノ
出演:マイケル・ケイン、ハーヴェイ・カイテル、レイチェル・ワイズ、ポール・ダノ、ジェーン・フォンダ、アレックス・マックイーン、ルナ・ミヨヴィッチ、トム・リピンスキー、アレックス・ベケット、ネイト・ダーン、マーク・ゲスナー、マーク・コズレック

引退した指揮者であり作曲家でもある男は、スイスの山間にあるリゾートでヴァカンスを楽しんでいたが、そんな彼のもとに、イギリス女王から彼の代表作を女王主宰の演奏会で指揮して欲しいとの依頼がくるのだが..................ってな人生ドラマ?!

静かに休暇を楽しみながら、同じ場所に滞在中の、新作の準備をしている親友の映画監督や、若い俳優との会話を楽しんでいたが.............ってなことで、老齢に差し掛かった男を中心に、その周りの人々の人間模様をってとこなんかな。

これ、やっぱり主演のマイケルおじさんと、ハーヴェイおじさんの渋みのある演技が光ってたね。さりげなく交わされる会話に人生の蘊蓄があったり、音楽を通して人生を家族への想いを語る男の姿ってのは、少しグッとくるものがあったよ。

映像的に、大人のファンタジー的な描写や、時折みせる個性的な画は、見どころではあるものの、前作もそうやったんやけど、少し観ててグッタリさせられる部分もあったりして(苦笑)

ところで、原題は“Youth(若さ)”ってことで、これが作品を語る上でのテーマになってるわけなんやけど、それをラストシーンを切り取った(と思われる)形で邦題を付けるってのは、やっぱり作り手の思いをネジ曲げてるようにしか思えへんのやけどなぁ.............?!

2016年12月 2日 (金)

『オオカミ少女と黒王子』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品、元ネタは人気の女性漫画らしく、この手の漫画の映画化となると、必ずキャスティングでイロイロと意見がでるわけやけど、これも映画化が決まってキャストが発表されたときに、なんや騒がれとったっけ。

監督の廣木くんといえば、同じような青春恋愛ドラマ(?)の『ストロボ・エッジ』なんかもやってて、そういう意味では、この手の作品はお手のものってとこなんかな..............まぁ、その腕前をどう評価するかは別にして..........。

というわけで、そんな作品の感想は....................?!

オオカミ少女と黒王子   ★★★☆☆   (2016年)

監督:廣木隆一
出演:二階堂ふみ、山﨑賢人、門脇 麦、鈴木伸之、菜々緒、吉沢 亮、池田エライザ、玉城ティナ、横浜流星

クラスの仲良しグループは、みんな彼氏持ちのため、見栄をはって街中で見かけたイケメンを写真に撮って、それを彼氏だと言ったところ、実は彼は同じ学校の同級生で、慌てて偽装彼氏になって欲しいと頼むのだが...............ってな高校生の恋愛ドラマ?!

なんとかウソを取り繕ったものの、彼はとんでもなくドSで、犬扱いされながらも、みんなの前では恋人を装うが...............ってなことで、不器用な恋愛模様が展開するんよ。

いやぁ、二階堂くんもすでに20代で、しかも他の女優さん以上に個性的な役柄を演じてきただけに、フツーの恋する女子高生を演じられるのかって疑問があったんやけど.............エエねぇ(笑)

しっかり“恋する乙女”を演じてるし、なんかイジらしくて、結構、前のめりに鑑賞してもうたよ。

まぁ、個人的にオラオラ系に惚れるってのが理解できんし、自分はそれができるような(見た目で勝負できるような)タイプとは両極端にいるだけに、話としては、正直よう分からんのやけど、二階堂くんのキャラのおかげで、それなりに楽しめたかな?!

2016年12月 1日 (木)

『天国からの奇跡』

今日は、キリスト教万歳な映画(?)をひとつ、ご紹介♪

ほとんどが“葬式仏教”で無宗教に近いこの国と違って、アメリカの場合、日曜日には教会に行くひとたちがいたりして、キリスト教ってのがより重要視されてる国なんやろうと思う。

個人的に理解できないのが、ダーウィンの進化論を否定するような福音派やキリスト教原理主義が強い力を持っていて、それが政治にも絡んでるってところで、それを多くの人たちが受け入れてしまう環境にあることに、少し怖さを感じるんよなぁ。

別に宗教を否定するつもりはないんやけど、何事も行き過ぎたところに問題が生じるわけで、物事を自分なりに考える力ってのは大切やよなぁって思うんよね。

そんなことを考えつつ、眺めてた作品の感想は.....................?!

天国からの奇跡 / Miracles From Heaven   ★★★☆☆   (2016年)

監督:パトリシア・リゲン
出演:ジェニファー・ガーナー、カイリー・ロジャーズ、マーティン・ヘンダーソン、クイーン・ラティファ、ジョン・キャロル・リンチ、エウヘニオ・デルベス、コートニー・ファンスラー、ブランドン・スピンク、ウェイン・ペレ、ブルース・アルトマン

テキサスの田舎町で幸せに暮らしていた家族だったが、ある日、三姉妹の次女が神経系の疾患で胃腸が機能不全になるという難病にかかってしまう。ボストンの小児病院にいる消化器系の名医に診てもらうため、娘を連れてやった来た母親だったが..................ってな実話を基にしたドラマ?!

治療方法のない難病に苦しむ娘と、それを見守ることしかできずに苦しむ母親だったが、思いがけない出来事がキッカケで“奇跡”が...............ってなことで、話自体はオメデたいんやけど................(苦笑)

敬虔なクリスチャンの家庭に起きた信仰を揺るがす出来事と、神の救い、なんやそれを真顔でドヤって言われても、結局のところ宗教に疎い“エセ仏教徒”には、どうにもシックリとこんのよね。

人の善意の積み重ねがってのを強調してるんやろうけど、その背景に宗教が絡んでくると、どうもキリスト教的プロパガンダにしか思えなくて、なんや腰が引けてまうんよ。

まぁ、“信じる者は救われる”、そういうことなんかもしれんのやけど..............?!(苦笑)

« 2016年11月 | トップページ | 2017年1月 »