『孤独のススメ』
今日は、オランダの映画をひとつ、ご紹介♪
この作品、ロッテルダム国際映画祭やモスクワ国際映画祭で観客賞を受賞したりしてるらしく、いろんな国の映画祭で、なかなかの評価を得てるらしいんよ。
日本では、SKIPシティ国際Dシネマ映画祭ってので最初に上映されたらしいんやけど、その時のタイトルが『約束のマッターホルン』やったのが、どういうわけかこの邦題に変わったみたいなんやけど、原題が“マッターホルン”ってなってて、そこに意味もあるわけで、別に孤独を激賞してるワケでもないんやから、個人的には変える必要はなかった気がするんやけどね。
というわけで、そんな作品の感想は.....................?!
孤独のススメ / Matterhorn ★★★☆☆ (2013年)
監督:ディーデリク・エビンゲ
出演:トン・カス、ルネ・ファント・ホフ、ポーギー・フランセン、エリーセ・シャープ、ヘルマート・ヴァウデンベルフ、アレックス・クラーセン、アリーアネ・シュルター
田舎町でひとり静かに暮らす初老の男は、ある日、近所をウロついている男を見つけ、住む場所もないようなので、家に泊めるのだが...............ってなドラマ?!
それまで規則正しく、平凡な毎日を過ごしていたのが、素性の分からない男と共同生活を始めると、想定外のことが起こり、戸惑いながらも、次第に不思議な感情が芽生え........ってなことで、奇妙な友情(?)を軸にした人生ドラマってとこなんかな。
ちょっと一本調子で淡々としたなかに、さりげなく心に触る温もりが伝わる、そんな味わい深い良質なヨーロッパ映画やったよ。
ひとり暮らしの気楽さと、誰かにそばにいて欲しいという寂しさ、そんなものを軽妙に扱いながら、サラリと人情ドラマを作り上げてる感じやったね。
もちろん、グタグタなひとり暮らしをする身ではあるんやけど、孤独や寂しさって部分では、なんや主人公のオヤジに共感してもうたなぁ...............うっ、イカん?!(笑)
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