« 『SLUM-POLIS』 | トップページ | 『DOPE/ドープ!!』 »

2017年1月18日 (水)

『美術館を手玉にとった男』

今日は、アートに関するドキュメンタリーをひとつ、ご紹介♪

この作品の監督のひとりはMOMAで働いてたことがあるらしく、もうひとりは画家なんやって。そんな彼らが美術館のキュレーターの目を欺いた贋作家に興味を持ったのは必然やったんやろね。

作品自体はナショナル・ボード・オブ・レビューでトップ5のドキュメンタリー作品に選ばれたりして、本国アメリカでは注目されたらしい。

というわけで、そんな作品の感想は........................?!

美術館を手玉にとった男 / Art and Craft   ★★★☆☆   (2014年)

監督:サム・カルマン、ジェニファー・グラウスマン
出演:マーク・ランディス、マシュー・レイニンガー

名画の贋作を作り続け、それを全米20州、46館の美術館に寄贈していた男がいる。そんな彼は、なぜそんな“慈善活動”を行っていたのか、本人へのインタビューから男の実像に迫ったドキュメンタリー?!

贋作を売りつければ詐欺になるが、それを寄贈していたために罪に問われることなく、多くの美術館はニセモノと気づかずに展示していた、そんな事実にまず驚いてまうやんね。

明らかに心を病んでいるものの、不思議なほど本人からは、誰かを欺いてほくそ笑むような悪意は感じられず、ただ、暇つぶしに気の向くままに筆を走らせ、デキあがったものを本物だと偽って美術館にあげていたってなことで、なんとも奇妙な話やわ。

なかなかニセモノと分からないんやったら、何億っていう金で買うひともいたやろうに、そうはしなかった辺りが、芸術家への憧れという純粋な気持ちが無意識のなかにあったからなのかもしれんね。

なんとなく、絵の価値を問う上で、少し皮肉めいたものを感じさせるあたり、興味深い作品やったかも?!

« 『SLUM-POLIS』 | トップページ | 『DOPE/ドープ!!』 »

ボチボチでんなぁ」カテゴリの記事