『好きにならずにいられない』
今日は、北欧アイスランドの映画をひとつ、ご紹介♪
監督さんはフランス生まれなんやけど、両親がアイスランドのひとらしく、3歳の時にアイスランドに戻ったんやって。でもって、お父さんがアイスランドでは有名な作家らしいんよ。
長編デビュー作となった『氷の国のノイ』って映画で世界的に評価されて、この作品でもトライベッカ映画祭で観客賞を受賞したり、本国アイスランドのアカデミー賞にあたるエダ賞で12部門でノミネートを受けたんやって。
というわけで、そんな作品の感想は........................?!
好きにならずにいられない / Fusi ★★★☆☆ (2015年)
監督:ダーグル・カウリ
出演:グンナル・ヨンソン、リムル・クリスチャンスドウティル、シグリオン・キャルタンソン、アルナール・ヨンソン
アイスランドのレイキャビックの空港で荷物の運搬係として働く男は、大好きなジオラマで男友達と遊ぶオタクな生活を送っていたが、たまたま出会った女性を好きになり.............ってな不器用な男の恋愛ドラマ?!
40過ぎで母親と同居する、太ったハゲの大男、恋人もいない孤独なオタク................う~ん、この設定ですでにハゲおやじは自分と主人公を重ねまくってるワケで..................(笑)
40を過ぎて、初めて恋をする彼の“ショッパイ”恋模様ってのを、なんや必要以上にリアルに見入ってもうたよ。
少し期待したり、思いっきり打ちのめされたり、静かな流れのなかで、さりげなく表現される、恋愛ベタな男の感情の起伏ってのが、(経験から)分かりすぎるくらいに伝わるもんやから、余計に痛かったかも(苦笑)
それでも、ひとつのキッカケから徐々に変わり始める、そんな男の姿を見てると、ちょっと考えてもうたなぁ。北欧のドラマってことで、地味な作りではあるんやけど、とっても正直で丁寧な作品やったね。
モテずに恋愛を諦めてる、自分みたいなダメ男たち限定で、おススメできるかもなぁ............なんて?!(笑)
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