« 『日本で一番悪い奴ら』 | トップページ | 『ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち』 »

2017年2月25日 (土)

『たかが世界の終わり』

今日は、劇場で公開中の作品のなかから、フレンチな映画をひとつ、ご紹介♪

この作品、38歳で亡くなったフランスの劇作家の戯曲をネタにしてるらしく、監督をしてるのは、カナダ出身の若干28歳の若手監督のグザヴィエ・ドランなんよ。

グザヴィエくんについては、以前にもその才能を絶賛させてもらってるんやけど、行きつけの隣駅のシネコンにも彼の熱烈なファンがいるのか、ありがたいことに、彼の新作が出ると公開してくれるんよね。

この作品でカンヌ映画祭のグランプリを受賞し、今年のフランスのアカデミー賞にあたるセザール賞では、監督賞、主演男優賞、助演男優賞、助演女優賞、外国語映画賞なんかにノミネートされたらしい。

ちなみに、主役を演じてるギャスパー・ウリエルくん、2003年に製作されたエマニュエル・べアールと共演した『かげろう』では、まだ10代ながらイケメンぶりが話題になったんやけど、その彼がこんな男前になったとは.............って、ちょっと感慨深かったりして。

というわけで、そんな作品の感想は............................?!

たかが世界の終わり / Juste La Fin Du Monde   ★★★☆☆   (2016年)

監督:グザヴィエ・ドラン
出演:ギャスパー・ウリエル、ヴァンサン・カッセル、マリオン・コティヤール、レア・セドゥ、ナタリー・バイ

売れっ子の劇作家は、病気に冒されていることを告げるため、疎遠にしていた故郷の家族を12年ぶりに訪れるのだが、久々に再会した家族は、それぞれに複雑な心境で................ってな家族ドラマ?!

家族の久しぶりの訪問を祝うはずが、会わないでいた時間の長さのせいか、どこかギコちない空気が漂い、兄からは厳しく責められ、険悪な雰囲気になるが...................ってなことで、母と兄、その妻である義姉、そして家を出た時はまだ幼かった妹と、それぞれの思いが交錯するんよね。

グザヴィエくんの凄いところは、接写を多用しながら、その被写体である人物の心の揺れを、表情から繊細に引き出し、カメラに納めているところで、言葉でぶつかりながらも、消えない家族の絆のようなものを感じさせるんよ。

まだ20代の若いカナダ人の監督のもとに、ヴァンサンくんやマリオンくん、ナタリーおばちゃんが集結するって時点で、かなりスゴいんやけど。

作品としては、すべてを語らないところで、少しモヤモヤが残ってまうあたりで、ちょっと万人受けせんかなぁと思いつつも、監督さんの才能を感じさせるには、十分やったんと違うかな?!

~~~~~~~~
グザヴィエ・ドランの過去作品
『マイ・マザー』(2009年)
『胸騒ぎの恋人』(2010年)
『わたしはロランス』(2012年)
『トム・アット・ザ・ファーム』(2013年)
『Mommy/マミー』(2014年)

« 『日本で一番悪い奴ら』 | トップページ | 『ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち』 »

ボチボチでんなぁ」カテゴリの記事