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2017年3月

2017年3月31日 (金)

『暗殺教室~卒業編~』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

うっかりと1作目『映画 暗殺教室』を観てしまったばっかりに、特に興味があるわけでもなく、楽しみにしてたわけでもないのに、とりあえず結末がないと締まらんなぁってことで、レンタル屋で手にしたわけよ。

金かけて映画作って、それ以上に回収するためには、まぁ、いろんな思惑で集客に努めるのは分からんでもないんやけど、こんなのばっかりやと、ちょっと寂しい気持ちになるんよなぁ.............。

というわけで、とりあえず感想は...................?!

暗殺教室~卒業編~   ★★★☆☆   (2016年)

監督:羽住英一郎
出演:山田涼介、菅田将暉、山本舞香、優希美青、竹富聖花、加藤雄飛、桐谷美玲、二宮和也、知英、椎名桔平、成宮寛貴、橋本環奈、加藤清史郎、荒井祥太、志村玲那、長村航希、阿部 力、中原丈雄

地球を破壊すると宣言する“先生”を暗殺することを命じられた落ちこぼれ中学生たちは、先生の過去を知り...............ってなことで、ちょっと奇妙な“学園もの”の後編?!

“殺せんせー”はどこから来たのか、なぜ地球を破壊するのか、そして、なぜ落ちこぼれクラスの担任になったのか............秘められていた切ない過去を知り、生徒たちは決断を迫られ.............ってなことで、熱いドラマが??(苦笑)

原作を知らんから、何とも言えない部分もあるんやけど、客観的に見て、なんか某事務所と落ち目テレビの必死のタッグが痛々しすぎやがなぁ。

前編に続いて元売れっ子の子役と○○過ぎるアイドルに、元韓国系アイドルまで加えて、自信のキャスティングなんやろうけど、みんな“役者”やないだけに、正直、冴えんよね(苦笑)

教師の熱い想いと芽生える強い絆、そんなテーマらしきものも、取ってつけたようなデキ映えでは、シラけた気分をひっくり返すことはできんってね?!

2017年3月30日 (木)

『セルフレス/覚醒した記憶』

今日は、SFものをひとつ、ご紹介♪
 
この作品で主役を演じてるライアン・レイノルズといえば、コメディからシリアス系、ラブコメからアメコミもののアクションまで、守備範囲が広い役者さんやんね。
 
たぶんキャスティングする側からしても、使いやすいんやろうけど、なかなか代表作と言える作品がないところが、演技力があるだけに、ちょっと惜しい気がするんよなぁ。
 
監督をしてるターセム・シンってひとは、名前から察しがつくように、インド出身なんやけど、最初アメリカに来て、ハーバード大学でビジネスを学びつつ、映画も勉強して、R.E.M. の「Losing my religion」って曲のMVを作ったりしたらしい。
 
というわけで、そんな作品の感想は........................?!
 
セルフレス/覚醒した記憶 / Self/Less   ★★★☆☆   (2015年)
 
監督:ターセム・シン
出演:ライアン・レイノルズ、ベン・キングズレー、マシュー・グード、デレク・ルーク、ナタリー・マルティネス、ヴィクター・ガーバー、サム・ペイジ、ブレンダン・マッカーシー、メロラ・ハーディン、エミリー・トレメイン
 
ガンに冒され、余命が半年の著名な建築家は、クローン技術で作られた若い肉体に頭脳だけを移す施術を受け、別人として新たな人生を始めるが、なぜか他人の記憶が現れ...............ってなSFサスペンス?!
 
新しい体のはずが、実はもともとの持ち主がいることを知った彼は、施術をした組織から命を狙われながら、持ち主の妻と娘も守ろうとするのだが..............ってなことで、これ、話の設定としては悪くないと思うんよ。
 
主役のライアンくんは、今回はシリアス路線で、立派な肉体を見せながら、マーベル・コミックで鍛えられただけあって、キレキレのアクションまで披露して、なかなかやったよ。
 
ただ、ヒロイン役の女優さんが、あまりにもチープすぎて、かなりイライラしてもうたもんやから、まったく気分が乗ってこんかった(苦笑)
 
全体的にも、ちょっとスケール感がないのと、なんとなく結末が読めてまうあたり、盛り上がりに欠けた原因なのかもしれんなぁ..................?!
 

2017年3月29日 (水)

『ミモザの島に消えた母』

今日は、フランス映画をひとつ、ご紹介♪

この作品の舞台になってるノワールムティエ島は、フランスの西部の大西洋にある島らしく、冬にミモザの花が咲くことから、“ミモザの島”って呼ばれてるんやって。島につづくパサージュ・ドュ・ゴアっていう道が有名で、潮の干潮で一日に2回、海に沈むらしい。

出演してるメラニー・ロランって女優さんが大好きなんやけど、最近、『TOMORROW パーマネントライフを探して』っていうドキュメンタリー作品を共同監督したみたいで、その作品がフランスのアカデミー賞にあたるセザール賞でドキュメンタリー賞を受賞したんやって。

というわけで、そんな作品の感想は.....................?!

ミモザの島に消えた母 / Boomerang   ★★★☆☆   (2015年)

監督:フランソワ・ファヴラ
出演:ロラン・ラフィット、メラニー・ロラン、オドレイ・ダナ、アン・ロワレ、アンジェル・ガルニエ、ウラディミール・ヨルダノフ、ビュル・オジェ、アン・スアレス、リーズ・ラメトリー

家族と別居することになり、仕事もうまくいかず、悶々とした日々を過ごしていた男は、母親が亡くなった場所に妹と旅行したのをキッカケに、母の死の真相を探ろうとするのだが................ってなミステリーもの?!

家族のなかで長年タブーとなっていた母の死、父や祖母の話を聞いても、どこか納得がいかず、妹に反対されながらも、男は“あの日”何があったのかを知ろうとするが...............ってなことで、隠された過去を辿る心の旅をってね。

メラニーくん目当ての鑑賞やったんやけど、なかなかインパクトのあるミステリーに仕上がってたかな。まぁ、“何か”があることが前提で話が展開するだけに、先読みしながら鑑賞してたら、いい意味で予想と違うヒネリがあったりで、十分に楽しませてくれたよ。

原作が『サラの鍵』のタチアナ・ド・ロネってことで、深い話を期待したものの、心をえぐるほどの手ごたえはなかったんやけど、それでも良質なドラマなんと違うかな?!

2017年3月28日 (火)

『エミアビのはじまりとはじまり』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品で監督 兼 脚本の渡辺くんは、『舟を編む』の脚本を書いたひとらしく、その時に日本アカデミー賞の脚本賞を受賞したんやって。まぁ、例によって今年もワケの分からんかった“日本アカデミー賞”の賞の価値ってのはあるんやけど(苦笑)

主演の森岡くんは、石井裕也 監督の作品の常連で、『舟を編む』にも出演してたから、そこらあたりの繋がりからのキャスティングなのかも。ちなみに新井くんは、渡辺くんの初期の作品で『ラブドガン』ってのに出演してたんよなぁ。

というわけで、そんな作品の感想は....................?!

エミアビのはじまりとはじまり   ★★★☆☆   (2016年)

監督:渡辺謙作
出演:森岡 龍、前野朋哉、新井浩文、黒木 華、山地まり、日向 丈、松浦祐也、斎藤嘉樹、大島葉子、九内健太

漫才のコンビを組む相方を事故で亡くした男は、同じ事故で妹を亡くした元芸人の先輩の家を訪ねるのだが...............ってな人生の再生ドラマ?!

相方に先立たれ、失意の男と、過去を引きずって生きてる男、いろいろな因縁で絡み合う彼らの人生の行先は...........ってなところかな。

先輩芸人を演じる新井くんのキレっぷりが、なかなかで、なぜかパンクな黒木くんの衣装や、場違いに体を張った演技もあったりで、それなりに楽しめるドラマやった。

余計なファンタジー要素の必要性ってのが不明やったんやけど、前野くんのオドけたキャラを活かしつつってところで、まぁ、これはこれで許容範囲なんかもね。

漫才がネタになってる作品ながら、それほど笑えるものはないんやけど、小品ながらボチボチとって感じやった?!

2017年3月27日 (月)

『モデル 欲望のランウェイ』

今日は、劇場で未公開の作品のなかから、デンマークの映画をひとつ、ご紹介♪

監督のマッツ・マチースンは、デンマークのコペンハーゲンの出身らしく、これが長編2作目みたいなんやけど、ボディービルダーがタイで恋人探しをするっていうストーリーのデビュー作が世界的にも評価されたみたいで、サンダンス映画祭でも賞を受賞したんやって。

今作では、『トランスポーター イグニッション』で主役を務めた、イギリスの期待の若手(?)エド・スクレインが共演してるってところが、少し話題なのかも。

というわけで、そんな作品の感想は......................?!

モデル 欲望のランウェイ / The Model   ★★★☆☆   (2016年)

監督:マッツ・マチースン
出演:マリア・パーム、エド・スクライン、シャーロット・トマシェフスカ、マルコ・イルソ、ドミニク・オルバーン、ヴィルジャイル・ブラムリー、クレア・トラン

デンマークの田舎町からトップモデルを夢見てパリにやってきた女の子は、戸惑いながらも、夢に向かって歩き始めるのだが...............ってな、モデル業界の裏側を描いたドラマ?!

ひとりの写真家と出会い、恋に落ちた彼女は、彼の仕事に起用されることで、次第に人気モデルとなるが............ってなことで、ちょっとドロドロの人間関係のなか、変わっていく女の子の姿をってとこなんかな。

なんとなく“アリガチ”な世界を描いてるところに、ファッション・モデルの実際の姿を想像させるものがあって、リアルなのかもね。

ただ、主人公が夢を速攻で見失ってまうところが、どうにも共感できへんし、アイロニーはあるものの、ちょっと安っぽい色恋もので終わってもうてる感じやったのが残念やった。

主人公のマリアくんは、さすがにモデルさんらしく、魅力的ではあったんやけど、作品としてはボチボチってとこかなぁ.............?!

ちなみに、モデル=ランウェイっていう短絡的な思考で、“欲望”までオマケで付いた邦題になってるんやけど、作品のなかでは一度もランウェイは出てこなかったような................(苦笑)

2017年3月26日 (日)

『世界の果てまでヒャッハー!』

今日は、ドタバタのフレンチなコメディ映画をひとつ、ご紹介♪

原題が“Babysitting 2”とあるように、どうやらシリーズものの第2弾ってことらしく、1作目が子守(Babysitting)をしながらドンチャン騒ぎをって内容やったみたいやね。

主役と監督を兼務するフィリップ・ラショーってひとは、どうやら本国フランスでは有名なコメディ俳優らしく、この作品も興行収入で2週連続で1位を獲得したくらいにヒットしたんやって。

イメージ的には気取った感じのフランス人が、こんなアホな映画を観ながら狂喜乱舞(?)してるってのを想像すると、ちょっと不思議な気分になるんやけど(笑)

というわけで、そんな作品の感想は......................?!

世界の果てまでヒャッハー! / Babysitting 2   ★★★☆☆   (2015年)

監督:ニコラ・ブナム、フィリップ・ラショー
出演:フィリップ・ラショー、アリス・ダヴィ、ジュリアン・アルッティ、ヴァンサン・ドゥサニャ、タレク・ブタリ、クリスチャン・クラヴィエ、シャルロット・ガブリ、エロディ・フォンタン、エリサ・バチル・ベイ

恋人の父親に会うために、悪友たちと一緒に彼がブラジルで経営するリゾート・ホテルを訪れた男だったが、思わず事態に巻き込まれ、大騒ぎに...............ってな、フランスのアホすぎるコメディ?!

秘境を探検しに出かけた一行が行方不明になり、たまたま見つかったビデオに収録された映像で手掛かりを探そうとするが............ってな感じで、基本的に“くだらない”笑いが散りばめられてるんよ。

まぁ、そもそも邦題を見た時点で、どんだけアホなんかが伝わってくるって時点で、ある意味、邦題のセンスは間違ってないんかもしれんけど、“ヒャッハー”ってなんなんやろうってのは思うよね(苦笑)

アリガチなドタバタもので、冷静に見るとそこまで大爆笑するようなもんではないんやけど、何も考えずにボーっと時間を潰すのであれば、これはこれで“アリ”なんかもしれんね?!

2017年3月25日 (土)

『コンカッション』

今日は、ウィル・スミスの主演映画をひとつ、ご紹介♪
 
最近は、ちょっと親バカぶりが過ぎる感じのウィル・スミスなわけやけど、この作品で久しぶりにゴールデン・グローブの男優賞にノミネートされたらしいんよ。
 
監督のピーター・ランデズマンってひとは、ジャーナリスト出身みたいで、初監督作品がケネディ暗殺ものの『パークランド ケネディ暗殺、真実の4日間』で、次作がリーアム・ニーソン主演でウォーターゲート事件をネタにしたものになるんやって。
 
というわけで、そんな作品の感想は...................?!
 
コンカッション / Concussion   ★★★☆☆   (2015年)
 
監督:ピーター・ランデズマン
出演:ウィル・スミス、アレック・ボールドウィン、ググ・ンバータ=ロー、ポール・ライザー、デヴィッド・モース、アーリス・ハワード、アルバート・ブルックス、マイク・オマリー、ルーク・ウィルソン、アドウェール・アキノエ=アグバエ、エディ・マーサン、ヒル・ハーパー、スティーヴン・モイヤー、マシュー・ウィリグ
 
ナイジェリアからの移民で、検死官をする男は、亡くなった元アメフトの名選手の遺体を調べることに。死因が特定できないことに疑問を持った彼は、脳の更なる検査をし、ある重大な事実に気がついたのだが.................ってな実話を基にしたドラマ?!
 
アメリカの国民的スポーツであるアメリカン・フットボール、しかしハゲしい衝突の繰り返しで選手の脳には深刻な疾患が................ってなことで、ひとりの無名の医師がNFLを相手に困難な戦いに挑む様をってなとこかな。
 
主演のウィルくんは熱演してるんやけど、冒頭のアフリカ訛りがいつしか流暢な英語になって、キャラの設定がブレてもうてるってところが、まぁ、良くも悪くも“ウィル・スミスの映画”って感じやったわ(苦笑)
 
話としては、科学的真実を訴えるも、強大な権力に跳ね返されってところは、なかなか盛り上がるし、それが実話やってところに魅力があるんやけど、先入観があるからか、ウィルくんが演じることで、どこかリアリティが欠如してもうてる気がして........。
 
どうも演出する側が“ウィル・スミス主演”ってことに満足してもうて、中途半端になってもうてる感じがしてもうてなぁ..............?!
 

2017年3月24日 (金)

『マンガ肉と僕』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪
 
この作品、女優 兼 プロデューサーとして各方面で評価されてる杉野希妃の初監督作品ってことになるらしいんよ。デビュー作で三浦くんをキャスティングできるってのは、製作の吉本興業のおかげもあるんかもしれんけど、それだけ監督としても注目されてるってことなんやろう。
 
以前に紹介した『欲動』って作品も製作年が2014年で、この年に2本の監督作が公開されたってことになるわけで、プロデュース&出演した『禁忌』って作品も同じ年やったもんね。
 
というわけで、そんな作品の感想は...............?!
 
マンガ肉と僕   ★★★☆☆   (2014年)
 
監督:杉野希妃
出演:三浦貴大、杉野希妃、徳永えり、ちすん、太賀、大西信満、徳井義実、宮本裕子
 
福島から大学で京都にやって来た青年は、なかなか周囲と馴染めずに孤独な日々を過ごしていたが、ある日、授業で太っていることで他の学生から疎まれている女の子と知り合い、気がつくとアパートに居つかれ............ってなドラマ?!
 
田舎者の男が、3人の女性と知り合い、変わっていく様を京都を舞台にってとこなんやろうけど.............う~ん、どうもシックリとこん作品やった。
 
そもそものところで、ギャートルズのような“マンモス肉”、肉屋で売ってへんやろってツッコミを入れてたら、なんか気分がシラけてもうて(苦笑)
 
話のテーマは、過ぎていく時間のなかで、男も女も、それぞれの関係のなかで変化していき、ってのを描きたいんやろうけど、音楽で中途半端に“京都感”を出されても、かえって興ざめしてまうやろって思うんよ。
 
まぁ、オープニングで“吉本が作りました”ってのを見た時点、ホンマはすでに身構えてもうてしまってたのかもしれんけどなぁ................?!(苦笑)

2017年3月23日 (木)

『ロング・トレイル!』

今日は、ベテラン俳優ふたりが主演の作品をひとつ、ご紹介♪
 
この作品、ビル・ブライソンっていうアメリカの人気ノンフィクション作家の旅行エッセーが元ネタになってるらしく、イギリスのダラム大学の総長になって、女王から勲章を授与されたらしい。
 
ちなみに、ドラマの舞台になってるアパラチアン・トレイルってのは、アメリカの東部にあるアパラチア山脈に沿って続く自然歩道で、全長が約 3,500キロの道のりなんやって。
 
というわけで、そんな作品の感想は..................?!
 
ロング・トレイル! / A Walk In The Woods   ★★★☆☆   (2015年)
 
監督:ケン・クワピス
出演:ロバート・レッドフォード、ニック・ノルティ、エマ・トンプソン、メアリー・スティーンバージュン、クリスティン・シャール、ニック・オファーマン、アンドリュー・ヴォーゲル、デレク・クランツ
 
旅行記で有名な作家は、もう何年も本を書いておらず、漫然と日々を送っていたが、ふと思い立ってアパラチアン・トレイルに挑戦しようと決意するのだが..............ってな旅ドラマ?!
 
一緒に行く人を探そうと友人に声をかけるも、話に乗って来たのは、別の知人から話を聞いた、絶交状態だった男だった...........ってなことで、男ふたりの珍道中をってね。
 
ロバートおじさんとニックおじさんが、グタグタと語りながら、大自然のなかを歩く、まぁ、ある意味なかなか贅沢な図ではあるやんね(笑)
 
過去の思い出話や現在のこと、何十年も話をしなかった、かつての悪友同士が、一緒に困難な旅をしながら、少しずつ絆を取り戻す、まぁ、微笑ましい話ではあるんよ。
 
3,500キロを踏破するのが目的やなくて、挑戦するなかで見つける、それぞれのゴール、まぁ、高齢のふたりが完歩するっていうのは、観る前から無理やろうって分かってるんやけど?!(笑)
 
毎日、家と会社の往復で、こんなんを見てると、ハゲおやじも久しぶりにサバイバルの旅に出たくなってもうたでぇ.................。
 

2017年3月22日 (水)

『ティエリー・グルドーの憂鬱』

今日は、フランス映画をひとつ、ご紹介♪

この作品、主演のヴァンサン・ランドンがフランスのアカデミー賞にあたるセザール賞で見事に主演男優賞に輝き、カンヌ映画祭でも最優秀俳優賞に選ばれたんやって。

セザール賞では、作品賞と監督賞にもノミネートされたみたいで、以前におススメ恋愛映画として紹介した『愛されるために、ここにいる』が長編2作目やった監督さんも、着実に実力をつけてきたってことなんかな。

というわけで、そんな作品の感想は....................?!

ティエリー・グルドーの憂鬱 / La Loi Du Marche   ★★★☆☆   (2015年)

監督:ステファヌ・ブリゼ
出演:ヴァンサン・ランドン、マチュー・シャレール、カリーヌ・ドゥ・ミルベック、サヴィエル・マチュー、ノエル・マリオット

妻と障害を持つ息子の3人で暮らす男は、会社の人員整理で失業し、なんとか再就職先を探そうと奮闘しているが、職業安定所のススメで取得したクレーン操縦士の資格だけでは、建設業で働くチャンスもなく、苛立ちだけが募るのだが................ってな、社会の底辺でもがく男の心の葛藤をってね?!

家族を養うためには、自分が稼がなければと分かりつつも、不況のなかで新しい仕事は簡単には見つからず、問題ばかりが起こり...............ってなことで、日常を切り取りながら、苦悩の日々を描くってところなんかな。

淡々と苦しい生活の現状を追いかける作りは、ある意味、フランス映画らしいテイストではあるんやけど、フランス人以外の目線では、なかなか切実に伝わってきにくいから、万人受けはせんよなぁって思う。

家族を守るために生活をっていう気持ちと、それでも自分のなかで譲れない一線、そのハザマで苦悩する男の気持ちをさりげなく映し出す作品は、悪くはないんやけど、ちょっとクセがありすぎるのかもね?!

2017年3月21日 (火)

『いしゃ先生』

今日は、伝記ものの邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品で描かれてる志田周子(ちかこ)ってひとは、地域医療に生涯を捧げ、作品のホームページによると“仙境のナイチンゲール”って呼ばれてたんやって。

そんな主人公を演じてる平山あやといえば、ちょと前はテレビに引っ張りだこやったのが、最近はスッカリ見かけなくなって、ネットの検索ワードで“平山あや 消えた”ってのが出てくるくらいやもんね(苦笑)

というわけで、そんな作品の感想は.........................?!

いしゃ先生   ★★★☆☆   (2015年)

監督:永江二朗
出演:平山あや、榎木孝明、池田有希子、星野凱士、長谷川初範、上野優華、諒太郎、白崎映美、中本哲也、石澤智幸、岡 雅史

昭和初期、東京で駆け出しの医者をしていた女は、山形の山間の村で村長をする父親に呼ばれ、無医村の故郷で診療所を開くことに............ってな伝記もの?!

3年間だけという約束で、仕方なく承諾したが、村人は医者を信用せず、まったく相手にされない日々が続き..............ってなことで、村人のために必死に頑張る女医の奮闘をってね。

最近はスッカリ見かけることがなくなった平山くんが、とりあえず演技のレベルは置いといて、こんなシリアスな役柄を演じてることに、かなりビックリしてもうた(笑)

狭い村社会のなか、周囲の偏見や無理解で救える命も助けることができない、そんな状況でも、諦めずに村人と向き合う、えらい苦労やったと思う。

こうして彼女の人生を映画にしようって話が出てくるってことが、彼女の残した人生の足跡ってことなんやろなぁ..............?!

2017年3月20日 (月)

『イーグル・ジャンプ』

今日は、劇場で未公開の作品のなかから、スポーツ実話ものをひとつ、ご紹介♪

この映画、実際にカルガリー・オリンピックに出場したイギリス人のスキー・ジャンパーの話なんやけど、マイケル・エドワードって選手のことは、なんとなく記憶に残ってるんよ。

イギリスの選手ってところで珍しかったのと、分厚いメガネをかけてて、明らかに他の選手より飛んでないのに、えらい注目されてたってので覚えてるんよなぁ。

これ、一応アメリカ映画ってことらしいんやけど、監督さんはThe Proclaimers の曲を使ったミュージカル映画『サンシャイン/歌声が響く街』のイギリス人のデクスター・フレッチャーくんで、主演は『キングスマン』に出演してた若造のタロン・エジャトン(タロン・エガートン)くんなんよね。

というわけで、そんな作品の感想は.......................?!

イーグル・ジャンプ / Eddie The Eagle   ★★★★   (2016年)

監督:デクスター・フレッチャー
出演:タロン・エジャトン、ヒュー・ジャックマン、イリス・ベルベン、マーク・ベントン、キース・アレン、ジョー・ハートリー、ジム・ブロードベンド、クリストファー・ウォーケン、ダニエル・イングス、ティム・マキナニー、エドウィン・エンドル

子どもの頃からオリンピック選手になることを夢見てきた青年は、スキージャンプの選手になることを決意し、必死に夢に向かって突き進むのだが...............ってな、実在のイギリス人スキージャンパーを描いた自伝映画?!

金もない、コネもない、経験もない、ただ思いだけで自分の夢を信じて前に進む、そんな男の無謀な挑戦は、真実だけに胸に響くものがあるんよね。

挫折の連続のなかでも、絶対に夢を諦めないっていう気持ちは、やっぱり強烈なメッセージになるし、必死にもがき、夢を掴み取る姿には、感動してもうて、スポーツの素晴らしさ、オリンピックの持つ魅力ってのを改めて感じてもうたよ。

まぁ、そんな彼の頑張りが、オリンピック出場資格の厳格化につながり、ハードルが上がってもうたってのは、ちょっと皮肉なことなんやけど。

勝ち負けだけでは語れないもの、それが“スポーツの祭典”であり、その眩く輝きの瞬間ってことなんやろなぁ..............エエ話やわ?!(笑)

2017年3月19日 (日)

『ストリート・オーケストラ』

今日は、ブラジルの映画をひとつ、ご紹介♪

この作品で監督をしてるセルジオ・マシャードってひと、ウォルター・サレス監督の『セントラル・ステーション』『ビハインド・ザ・サン』といった作品で助監督をしてたらしく、ブラジルの巨匠の“イズム”の継承者ってことらしいんよ。

そんな作品は、サン・パウロ国際映画祭で観客賞を受賞したりして、本国でもかなりの評価を受けた作品みたいなんよね。

というわけで、そんな作品の感想は.........................?!

ストリート・オーケストラ / Tudo Que Aprendemos Juntos   ★★★☆☆   (2015年)

監督:セルジオ・マシャード
出演:ラザロ・ハーモス、カイケ・ジェズース、エウジオ・ヴィエイラ、サンドラ・コルベローニ、フェルナンダ・フレイタス

子どもの頃から“神童”と言われてきたバイオリニストは、心の弱さから、夢だった交響楽団のオーディションで弾くことすらできず、仲間と企画していた弦楽四重奏も頓挫し、生活費を稼ぐために、NPOが募集していたスラムの子供たちに弦楽器を教えるプログラムで先生をすることに...............ってな音楽ドラマ?!

プロからすると、とても聞けたものではないレベルの子供たちを相手に、気乗りしないまま教えはじめるが、次第に彼のなかに変化が.................ってなことで、人生見つめ直しドラマってとこなんかな。

スラムのなかで底辺の暮らしをしながらも、音楽を奏でることに喜びを感じる子供たちの姿から、失っていた自信や希望をってことで、ドラマとしては感動要素タップリなんやけどね。

ただ、かなりの瞬速で子供たちが上達するのと、ドラマの主眼の置かれかたで、メンバーの子供たちのキャラがメインのキャスト以外は出てこないあたりに、話のタメというか、盛り上がりの物足りなさを感じてもうた。

それは、きっと邦題の書き方が、オーケストラがメインの体(てい)なのに、内容が違うってところなのかもしれんなぁ。

それでも、音楽が苦しみや悲しみを乗り越える力になり、生きる希望になるってメッセージには、清々しさがあるんやけどね?!

2017年3月18日 (土)

『特捜部Q Pからのメッセージ』

今日は、これまでもおススメとして取り上げてきた、北欧のサスペンス&ミステリーものの新作をひとつ、ご紹介♪

デンマーク本国で、国民の8人に1人が観たって言われるくらいヒットした第1弾の『特捜部Q 檻の中の女』、そしてそれを軽く超えるヒットとなった第2弾の『特捜部Q キジ殺し』ときて、今回もかなりのフィーバーやったらしい(笑)

原作本がかなりのベストセラーになってるみたいで、累計の売り上げが1,000万部以上ってHPに書いてあって、北欧のミステリー文学賞である“ガラスの鍵賞”ってのを受賞したんやって。

というわけで、そんなシリーズの最新作の感想は.....................?!

特捜部Q Pからのメッセージ / Flaskepost Fra P   ★★★★   (2016年)

監督:ハンス・ペテル・モランド
出演:ニコライ・リー・コス、ファレス・ファレス、ヨハンネ・ルイーズ・シュミット、ヤーコブ・ウルリク・ローマン、アマンダ・コリン、ヤーコブ・オフテブロ、ソーレン・ピルマーク

未解決事件を捜査する特捜部に、ボトルに入った状態で海辺で発見された手紙についての捜査依頼がくる。謎の手紙を読み解くうちに、別の事件が起こり...............ってな犯罪ドラマ?!

いやぁ~、第3弾も前2作に負けず劣らずの、jかなりの良質なサスペンスに仕上がっとったわ。

メインキャラの“相棒”のふたりは、正反対のキャラでありながら、抜群のコンビネーションで事件の謎に迫っていく過程が、オモロくて夢中にさせてくれるんよ。

2つの時間軸を使って、話を複雑にしつつも、話の本筋をハズすことなく、上手く過去と現在が絡み合い、巧みな構成になってるあたりが、盛り上がるんかもなぁ。

程よいテンションと、登場人物のキャラを十分に活かした演出、そこにヒネリを加えて、絶妙な塩梅でまとめあげられたドラマ、これはなかなかのクオリティやと思うんよね。

話のオモシロさを、見事にハマったキャスティングで表現してみせる、もはや鉄板のデキやった?!(笑)

2017年3月17日 (金)

『泣き虫ピエロの結婚式』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品、“日本感動大賞”なる賞を受賞した実話を小説にしたものが元ネタになってるらしいんやけど、この賞、ネットで検索してみると、感動した実話をはがきに書いて応募してもらって、その中から主催してるニッポン放送なんかの審査員が賞を選んでるらしい。

主演の志田くんと言えば、天才子役として騒がれてたのに、成長してからは、なかなか作品に恵まれないのか、イマイチ代表作のない女優さんになってもうたよなぁ。演技力はあるんやろうけど....................。

というわけで、そんな作品の感想は....................?!

泣き虫ピエロの結婚式   ★★★☆☆   (2016年)

監督:御法川 修
出演:志田未来、竜星 涼、新木優子、高橋 洋、おかやまはじめ、粟田 麗、佐藤恒治、螢 雪次朗、岩橋道子

人々を笑顔にする仕事がしたいと、道化師(クラウン)の見習いをしている女の子は、親友の高校時代の同級生の男の子と出会い、彼のことを好きになるのだが...............ってなドラマ?!

幼い頃から腎臓が悪く、透析患者の彼は、素直に彼女に好きと言えないが、病気と闘う彼をサポートしたいと、彼女は彼のことを諦めず...............ってなことで、難病モノに恋愛ドラマを掛け合わせってね。

運命の恋と限られた時間、様々な困難を乗り越えてって言うと、まぁ、ちょっといかにもな話なんやけど、どうやら実話を基にしてるらしい(苦笑)

作品としては狙い過ぎてる感がかなり強いものの、主演の志田くんがひたむきな女の子を演じてるってところで、嫌味がなく、アザとさが薄まってるのかもしれんね。

好きになった人のために、全力で寄り添う、確かにエエ話ではあるんやけど..............なんか泣けんかったわ?!

2017年3月16日 (木)

『ハートビート』

今日は、なかなかイケてる音楽系の恋愛ドラマをひとつ、ご紹介♪

この作品でヒロインを演じてるキーナン・カンパくんは、ロシアの名門バレエ団であるマリインスキー・バレエにアメリカ人で初めて入ったひとってことで、アメリカでは有名なんやって。

知らんかったんやけど、世界五大バレエ団のひとつって言われてるらしく、有名な「白鳥の湖」や「くるみ割り人形」といった演目は、このバレエ団から生まれたらしい。

ところで、この作品でヒロインの親友役を演じてるソノヤ・ミズノって女優さん、お父さんが日本人らしく、東京生まれイギリス育ちで、彼女もプロのバレリーナやったらしい。何気に『ラ・ラ・ランド』『エクス・マキナ』にも出演してたりして、この後も出演作が目白押しで、ちょっと注目かも。

というわけで、そんな作品の感想は....................?!

ハートビート / High Strung   ★★★☆☆   (2016年)

監督:マイケル・ダミアン
出演:キーナン・カンパ、ニコラス・ガリツィン、ソノヤ・ミズノ、ジェーン・シーモア、ポール・フリーマン、リチャード・サウスゲート、ジョン・シルバー、マーカス・エマヌエル・ミッチェル、イアン・イーストウッド

ダンサーになる夢をかなえるために、ニューヨークの芸術学校に入学した女の子、生活するために地下鉄でバイオリンを弾くイギリス人の青年、そんなふたりが出会い、ひょんなことから弦楽器とダンスを融合したコンテストに出場することに................ってな音楽&ダンス&恋愛ドラマ?!

前向きに夢に向かって必死に踊る彼女と、祖国を捨て、グリーンカードを手にするためにバイオリンを弾く彼、最初はぶつかり合いながらも、いつしか惹かれあい...............ってことで、若い男女の恋が盛り上がり..........ってオヤジが言うと、なんや下世話か(笑)

よくあるボーイ・ミーツ・ガールの王道を行くストーリー展開ながら、作品の目玉になってるクラシックにヒップホップを融合した音楽とダンスは、なかなかのもんやった。

特に、クライマックスでのパフォーマンスは圧巻で、それまでの流れが多少グタグタでも(敢えて言うほど悪くはないんやけど)、なんか最後に帳消しにされたような気分になるほど、見ごたえがあるんよね。

主演のキーナンくんは、実際にバレエ・ダンサーでもあるらしく、どこか人懐っこい雰囲気がキャラにマッチしてるし、イケメン(?)のニコラスくんも実際にミュージシャンでもあるらしく、そんな彼らのリアリティのあるパフォーマンスが、音楽への情熱とグルーブを体現し、作品の評価につながるのかも?!

2017年3月15日 (水)

『シークレット・アイズ』

今日は、アルゼンチンで作られたものをハリウッドでリメイクしたサスペンスものをひとつ、ご紹介♪

この作品の元ネタは、2009年にアルゼンチンで作られて、その年のアカデミー賞で外国語映画賞を受賞した『瞳の奥の秘密』っていう作品なんよ。

最近、たまにその作品を検索して、このブログを訪問してくれてるひとがいるみたいで、ひょっとしたら、このハリウッド版を観て、検索してるんかなぁって思ったりして。

というわけで、この作品を観たひとも、観ようとしてるひとも、とりあえずはアルゼンチンで作られたオリジナルを是非、鑑賞して欲しいなぁって思いつつ、作品の感想を.......................?!

シークレット・アイズ / Secret In Their Eyes   ★★★☆☆   (2015年)

監督:ビリー・レイ
出演:キウェテル・イジョフォー、ジュリア・ロバーツ、ニコール・キッドマン、アルフレッド・モリナ、ジョー・コール、マイケル・ケリー、ディーン・ノリス、リンドン・スミス、ゾーイ・グレアム、ドン・ハーヴェイ

同僚の女性警官の最愛の娘が殺された事件から13年、上層部による政治的な解決で犯人を逃がしたことをキッカケにFBIを辞め、民間の警備会社に勤めながら、必死に犯人を追っていた男は、ついに犯人らしき人物を特定し、再捜査を依頼しに、かつて一緒に捜査した女性検事のもとを訪れるのだが.................ってな犯罪サスペンス?!

過去を引きずって生きてきた男の執念と、同じように事件を知る関係者、そして被害者の母親である捜査官、それぞれの思いを抱えて過去に引き戻され...............ってことで、ヒネリの利いたドラマをってことなんやけど、う~ん、やっぱりハリウッドのリメイクはなぁ..............(苦笑)

オリジナルとは違う設定で、エッセンスを上手く利用してってことで、必ずしも同じである必要はないんやけど、なんか作品のテイストが違い過ぎて、話にも納得がいかんのよ。

出てる役者はキウェテルくんは個人的に大好きやし、ノーメークっぽく、やつれた感を出すジュリアくんの気合いには、素直にスゴイと思うんやけど、これやないんよ。

まぁ、オリジナルを知らずに観ると、そこそこなんかもしれんけど、でも、この程度ならリメイクする必要はなかったんと違うかなぁ............?!

2017年3月14日 (火)

『陽光桜 -YOKO THECHERRY BLOSSOM-』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

いよいよ桜の季節が近づいてきたところで、桜にこだわり続けた、実在した愛媛県の知られざる偉人を描いた伝記ものをってね。

監督の高橋くんは、普段は脇役の菅田 俊を主役にした『ポチの告白』って作品が大好きで、前作の『ゼウスの法廷』から久々の作品に、ちょっと期待したんよ。

ちなみに、主役の笹野くんの若い頃を演じた ささの翔太って役者は、笹野高史くんの実の息子さんらしく、演技の方も意外と好印象やった。

というわけで、そんな作品の感想は..........................?!

陽光桜 -YOKO THECHERRY BLOSSOM-   ★★★☆☆   (2015年)

監督:高橋 玄
出演:笹野高史、的場浩司、宮本真希、風祭ゆき、野村宏伸、川上麻衣子、ささの翔太、出光 元、宮本大誠、貴山侑哉、水上竜士、コンタキンテ、速水今日子

戦時中に味わった苦い経験から、世界平和のために新種の桜を開発し、世界中で咲かせたいと願う男と、そんな彼のワガママに振り回される家族の物語?!

戦争という悲しみを繰り返さないため、人々に桜を届けたい、そんな思いを胸に、困難に挑み続ける男を、笹野くんが絶妙な塩梅で演じてるんよ。

少し普通の人と違う感性を持ち、“宇宙人”と呼ばれるほどの強烈な個性を、サラリと演じてしまう笹野くんの演技力が、いかにスゴイかってのが実感できる作品やったよ。

深い悲しみを経験したからこそ、大きな願いや思いを込めて作られた桜、それがこの世界で咲き誇るってのは、なんやスゴイなぁって素直に思った。

一年に一度、必ず咲く花、その美しくも儚い姿に、平和への祈りを込めて、なんやホンマに桜で世界平和が実現したらエエのにね?!

2017年3月13日 (月)

『ファング一家の奇想天外な秘密』

今日は、劇場で未公開の作品のなかから、ニコール・キッドマンが出演してる作品をひとつ、ご紹介♪

メジャー作品への出演が多く、名前が知れてることもあって、比較的、劇場未公開になることが少ないニコール・キッドマンの出演作ってことを考えると、ある意味、これは珍しい作品ってことになるのかも(笑)

監督をしてるのは弟役で出演もしてるジェイソン・べイトマンで、役者としてはシリアスものからコメディまで、幅広い役柄である程度の質の演技ができて、なかなかなんやけど、監督としては................まだ、修行中なんかな。

というわけで、そんな作品の感想は......................?!

ファング一家の奇想天外な秘密 / The Family Fang   ★★☆☆☆   (2016年)

監督:ジェイソン・べイトマン
出演:ニコール・キッドマン、ジェイソン・べイトマン、クリストファー・ウォーケン、メアリーアン・プラケット、ジェイソン・バトラー・ハーナー、マッケンジー・ブルック・スミス、テイラー・ローズ、ジャック・マッカーシー、キャスリン・ハーン、ジョシュ・パイス、ロビー・タン、フランク・ハーツ、グレインジャー・ハインズ

即興芝居で周囲の人々を戸惑わせ、それをカメラで撮影して作品とする、そんな前衛芸術家だった両親に育てられた姉弟は、親が行方不明になり、事件に巻き込まれたのか、それとも“作品”なのか分からず戸惑うのだが...............ってな家族ドラマ?!

女優となった娘はキャリアの曲がり角で悩み、作家となった息子は、新作が書けずに苦しんでいたが、そんな時に久々に再会した両親が姿を消し.............ってことで、風変りな家族の人間模様をってとこなんかな。

前半は“ワケあり”感が興味をそそって、オモシロそうやと思ったんやけど、途中からのグタグタ感と話のオチの締まらなさで、グッタリとしてもうたよ(苦笑)

おそらく“家族とは”とか“芸術とは”ってところを絡めて、オモシロおかしく家族ドラマをって狙いやったんやろうけど、ドンヨリとボヤけた話に笑いはなく、伝わってくるものもなかったね。

凡人には、まったく共感のできないって点では、オリジナリティのある、稀有な作品なのかもしれんけど...............?!

2017年3月12日 (日)

『チア☆ダン ~女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話~』

今日は、劇場で公開が始まったばかりの邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品の元ネタになってるのが県立福井商業高校のチアダンス部らしいんやけど、ちょうど映画の公開の前に開催された全米選手権で、なんや5連覇を達成したんやって。

気になって4連覇のときの演技をネットで見てみたんやけど、なるほど、これはかなり凄まじいレベルの踊りやったわ。

そんな実話をネタにした作品を監督してる河合くんは、『映画 鈴木先生』や鈴木亮平が主人公を演じた『俺物語!!』を監督したひとなんよね。

というわけで、そんな作品の感想は......................?!

チア☆ダン ~女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話~   ★★★☆☆   (2017年)

監督:河合勇人
出演:広瀬すず、天海祐希、中条あやみ、山崎紘菜、真剣 佑、福原 遥、富田望生、柳 ゆり菜、健太郎、木下隆行、安藤玉恵、きたろう、緋田康人、大原櫻子

高校に入学して、サッカー部に入部した好きなひとを応援したくてチアダンス部に入部したものの、顧問に反発して先輩全員が退部し、ほとんどが未経験者の集団が全米選手権を目指して奮闘する様を.........ってな実話を基にした青春ドラマ?!

バラバラのチームワークに、学校側からの廃部のプレッシャー、困難な状況のなかでも挫けずに頑張る部員たち、大きな目標を目指す彼女たちの青春をってね。

この作品、広瀬くんと天海くんのキャラの立ちっぷりが潔くて、そのやり取りから生まれる笑いが秀逸やったよ(笑)

いろいろと挫折や失敗を繰り返しながらも、仲間と一緒に夢をかなえた、そんな事実がベースになってるだけに、話そのものに説得力もあるしね。

世間的に“ごり押し”イメージが強いだけに、あまりここを押すと反感を買いそうなんやけど、ただ、この作品でも、広瀬くんが見せる演技は、思わず引き込まれるものがあるんよ。

様々な表情のなかで、役を自分のなかで消化し、表現する力、本人がどこまで分かってるかは定かではないんやけど、これは才能やと思うんよね。

作品全体としては、少し笑いが勝ってて、軽くなりすぎてる感はあるんやけど、それでも青春ドラマとしては悪いくないし、盛り上がるところはシッカリと押さえてるあたり、なかなかやった。

思わず青春の日々を思い出して、ハゲおやじも号泣してもうたしなぁ...........?!.(笑)

2017年3月11日 (土)

『ラ・ラ・ランド』

今日は、劇場で公開中の話題作をひとつ、ご紹介♪

ちょうど公開開始の週明けにアカデミー賞の発表があって、監督賞と主演女優賞、撮影賞に作曲賞と歌曲賞、そして美術賞の6部門を制覇したとあって、さすばに注目されて興収もトップになったんやってね。

監督をしてるデイミアン・チャゼルくんは、前作の『セッション』では脚色賞と作品賞にノミネートされ、J・K・シモンズに助演男優賞をもたらし、今回も賞レースを独占して監督賞を手にしたってことは、彼のハリウッドでの評価を決定づける作品なのかも。

そんなこんなで、“観たら恋に落ちる”なんて宣伝を目にして、“オヤジひとりで鑑賞して誰に恋するんや!”なんて、どうでもエエような心配をしつつ(?)、かなり期待して観に行った作品の感想は.......................?!

ラ・ラ・ランド / La La Land   ★★★☆☆   (2016年)

監督:デイミアン・チャゼル
出演:ライアン・ゴズリング、エマ・ストーン、ジョン・レジェンド、ローズマリー・デウィット、フィン・ウィトロック、ソノヤ・ミズノ、ジェシカ・ロース、J・K・シモンズ、ミーガン・フェイ、キャリー・ヘルナンデス、ジョシュ・ペンス

女優になる夢を実現するためにハリウッドにやって来た女の子と、自分のジャズ・クラブを持つことを夢見るピアニストの男は、何度か偶然の出会いを重ねるうちに、互いに惹かれあい..............ってなラブ・ストーリー?!

何度もオーディションを受けるが、なかなか役がもらえず、自分の才能に自信が持てない彼女、そして彼も、本来やりたい音楽とは違うものを演奏しながら、悩んでいたが、互いに励まし合いながら、夢の実現のために頑張り...............ってなことで、若い男女の恋と夢の物語を歌と踊りでってとこなんやろね。

各賞で音楽賞を総ナメにしてるだけあって、なるほど、音楽は抜群のクォリティーやった。オープニングでの盛り上げから、ポイントで奏でられる曲は、センチメンタルでグッとくるものがあったよ。

ただ、ミュージカル映画と言いながら、思ったほど“歌わない”ところが、過度に音楽を前面に出して違和感を出しがちなミュージカル映画と少し毛色が違うというプラス(たぶん)の面と、一方でミュージカルにしては.......っていう物足りなさってのがあるように思うんよね。

工夫の凝らした作りで監督賞を受賞しながらも、アカデミー賞で作品賞に届かなかった理由ってのが、実際に受賞した作品はまだ公開されてないから比較はできんけど、ちょっと分かった気がしたよ。

アカデミー賞を受賞したことで、かなり人気になるんやろうけど、宣伝で有名人や評論家が絶賛するのを鵜呑みににして期待して観に行くと、ちょっと肩透かしをくらうかも。

少なくとも、“観た人みんなが恋に落ちる”っていう宣伝文句は、ちょっと作品のストーリーを考えると、方向性が違ってるんと違うかな.................(苦笑)

誰が観ても圧倒させる、そんな作品というよりは、かなり落ち着いた感じの、大人の恋愛映画って気が個人的にはするんやけどね?!

2017年3月10日 (金)

『サバイバルファミリー』

今日は、劇場で公開中の作品のなかから、邦画をひとつ、ご紹介♪

監督をしてる矢口くんと言えば、『ウォーターボーイズ』『スウィングガールズ』、最近では『ハッピーフライト』『ロボジー』、『WOOD JOB!(ウッジョブ)~神去なあなあ日常~』といったコメディー系の作品を作ってるひとやんね。

まぁ、個人的に監督さんの作品が好みかと聞かれると、なかなか素直に返事しにくかったりするんやけど、そんなこともあってか、劇場で鑑賞する予定なしやったのが、たまたま他に時間の合うものがなくて、とりあえずってことで(苦笑)

なんか、ネタなのかマジなのかよう分からんのやけど、この作品の番宣で、母親を演じてる深津ちゃんと連絡が取れず、製作側が困ってるってニュースがあったけど、某テレビ局に見切りをつけたんやったら、ちょっとオモロイなぁ、なんて思ったりして。

というわけで、そんな作品の感想は......................?!

サバイバルファミリー   ★★★☆☆   (2017年)

監督:矢口史靖
出演:小日向文世、深津絵里、泉澤祐希、葵わかな、柄本 明、渡辺えり、宅麻 伸、大地康雄、菅原大吉、時任三郎、藤原紀香、大野拓朗、志尊 淳、徳井 優、田中要次

ある日、突然にすべての電気製品が使えなくなり、電車や車も動かず、ラジオも使えない状態になり、都内のマンションに暮らす一家は、電気が使えるという噂を聞いて、自転車で西の方を目指すのだが..............ってな、サバイバル・コメディー?!

電気が使えず、水やガスまでも止まってしまい、最初はそのうち復旧するだろうと軽く考えていたのが、どうにもならずに東京から脱出するが..............ってなことで、家族の奮闘をコミカルにってところなんかな。

いかに現代人が電気によってもたらされる“便利さ”に依存してるかってのを知らしめるという点では、なかなか話のネタとしては悪くないんよ。

さりげなく家族のなかの父親の存在ってのが、上手く料理されてて、家庭の在り方のようなものも考えさせてくれたりしてね。

ただ、なんで、よりによって藤原紀香なんかってのが理解できず、あえてシュールさを出すためにキャスティングしてるんやったら、悪ノリしすぎやし、思いっきりイラっとしてもた(苦笑)

まぁ、それでも、作物を土から作り、生き物を捕まえて食べる、そんなシンプルな生活を忘れた現代人の欺瞞ってのは、作品のテーマとして伝わったかな。

でも、電気がまったく使えなくなると、この国の原発は制御できなくなり、完全に滅んでまうんやけどね。鹿児島なんか、原発が動いてるだけに、どないしようもないんよなぁ..........ねぇ、知事さん!?

なんて政治ネタのツッコミは、これくらいにしとくかな................(苦笑)

2017年3月 9日 (木)

『グランド・イリュージョン 見破られたトリック』

今日は、エンタメ系の作品をひとつ、ご紹介♪

この作品、2013年に製作された『グランド・イリュージョン』の続編なんよ。前作の監督は、フランス出身のルイ・ルテリエくんやったんやけど、今回は、彼が製作総指揮のひとりになり、ジョン・M・チュウくんが引き継いだらしい。

このチュウ監督は、『G.I.ジョー』の続編『G.I.ジョー バック2リベンジ』って作品やったり、チャニング・テイタムが主演してた『ステップ・アップ』っていうダンスものの続編を4本(すべて劇場未公開)ほど撮ってたりと、今のところ続編メインの監督さんになてる感じやね。

というわけで、そんな作品の感想は.......................?!

グランド・イリュージョン 見破られたトリック / Now You See Me 2   ★★★☆☆   (2016年)

監督:ジョン・M・チュウ
出演:ジェシー・アイゼンバーグ、ウディ・ハレルソン、マール・ラファロ、デイヴ・フランコ、リジー・キャプラン、モーガン・フリーマン、ダニエル・ラドクリフ、マイケル・ケイン、ジェイ・チョウ、サナ・レイサン、デヴィッド・ウォショフスキー、ツァイ・チン

前回のイリュージョンの後、しばらく身を隠していた“ホースメン”の面々は、IT企業の不正を暴くために再集結するが、その企業を裏で操ろうとする男に逆にハメられ、彼のためにある物を盗むことに..............ってな、犯罪サスペンスをエンターテイメントでっていう続編もの?!

世界を支配しようとする男の野望に利用されながらも、反撃の機会を待つイリュージョニストたちは、策を練りながら勝負に出るのだが................ってなことで、トリックを使ってアッと言わせて.............ってことなんやろうけど、すでに1作目からして何でもアリな感じになってるだけに、それほどスゲェーってことにはならんかったよ。

そもそも、前作を観ないと人間関係がよく分からんって時点で、3年半くらい前に公開された内容を覚えてないオヤジには、話についていくのが辛かった(苦笑)

相変わらず豪華なキャスティングに、今回は成長した“ハリー・ポッター”も加わって、内容から察するに、恐らく中国資本がかなり入ってる感はあるんやけど、とりあえず気合いは出てたかな。

全体的には、それなりに楽しめるエンタメ作品には、仕上がってるようで............?!

2017年3月 8日 (水)

『世界一キライなあなたに』

今日は、久しぶりに個人的にヒットした恋愛ドラマをひとつ、ご紹介♪

この作品、元ネタはベストセラー小説らしいんやけど、それを原作者自らが脚本を書いて、監督さんはこれが映画デビューってことなんやって。

ヒロインを演じてるエミリア・クラークって女優さんは、イギリス出身で、「ゲーム・オブ・スローン」っていうTVドラマで主要キャラを演じてるらしいんよ。

お相手のサム・クラフリンくんは、“ハンガー・ゲーム”のシリーズや“スノーホワイト”のシリーズで王子様を演じてるイケメンくんなんよね。

というわけで、そんな作品の感想は.....................?!

世界一キライなあなたに / Me Before You   ★★★★☆   (2016年)

監督:テア・シャーロック
出演:エミリア・クラーク、サム・クラフリン、ジャネット・マクティア、ヴァネッサ・カービー、ジェナ・コールマン、ブレンダン・コイル、チャールズ・ダンス、マシュールイス、スティーヴン・ピーコック

勤めていたカフェが閉店となり、父親が失業中の家族を養うため、職安で見つけた仕事とは、交通事故で半身不随となった男の世話係だった................ってな恋愛ドラマ?!

かつては青年実業家として仕事もプライベートも充実した日々を過ごしていたのだ、体が不自由になり、心を閉ざした男と、そんな彼の世話をすることになった天真爛漫な女の子、彼女の明るさで彼も次第に心を許すようになるのだが.............ってなことで、難病ものに恋愛ドラマを掛けて、少し切なくって言うと、なんや安っぽく聞こえてまうんやけど、これ、なかなかグッとくるんよ。

なんと言っても、ヒロインを演じるエミリアくんの憎めないキャラってのが秀逸で、少しずんぐりむっくりの体型で、“個性的な”ファッションセンスで、いかにも“ちょっと背伸びした”田舎の女の子って狙いが、見事に成功してるんよね。

どこか微笑ましくて、温かくて、それでいて切なく、それでも優しい、そんな恋愛ドラマに、ハゲおやじも思わずウルウルしてもうてなぁ.............(笑)

まったく意味不明な邦題が残念ではあるんやけど、作品としては、久しぶりにストライクな恋愛ドラマが観れて、満足やったよ?!

2017年3月 7日 (火)

『ぼくが命をいただいた3日間』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品でヒロインを演じてる平くん、そう、ちょっと前にニュースになってた“アモーレ”こと平 愛梨の妹なんやって。最近は引っ張りだこみたいで、かなりプッシュされてるらしいんよね。

でもって、もうひとり主役をやってる若山くんってのが..........名前がキラキラすぎて.............耀人って書いて“キラと”って読むらしい(苦笑)

こちらもNHKの大河ドラマに出演したりして、子役としては人気らしく、どうやらブレイク間違いなしの子役俳優ってことで、なんや注目されてるんやって。

というわけで、そんな作品の感想は......................?!

ぼくが命をいただいた3日間   ★★★☆☆   (2015年)

監督:工藤里紗
出演:若山耀人、平 祐奈、でんでん、松原智恵子、高橋和也、伊藤裕子、坂田利夫

都会育ちの少年は、田舎で暮らす父方の祖父と祖母に会いに行くように両親に言われ、ひとりで訪れるのだが、コンビニもないような場所で、あまりにも違う環境に戸惑い................ってなドラマ?!

自分たちで作った野菜を食べ、飼っている鶏を絞めて料理する、そんな昔ながらの生活に最初は馴染めず............ってことで、食育エンターテイメントってことらしい。

食物連鎖のなかで、人が口にするものがどこで始まり、どうやって食卓に並ぶのか、そんな当たり前のようで普段は意識しない現実を知り、命に感謝する、そんなことの大切さを語ってるんよ.............吉本興業が(笑)

なんか坂田師匠の思い出作りのために作ったような気がせんでもないんやけど、まぁ、テーマとしては、なるほど、なかなか教育的やったわ。

主演のふたりをプッシュしてっていう製作側の意図もあるんやろうけど、演技の方は..............まぁ、若いからめげずに頑張って欲しいね!?(苦笑)

2017年3月 6日 (月)

『ボヴァリー夫人』

今日は、文芸作品をネタにした映画をひとつ、ご紹介♪

「ボヴァリー夫人」って小説は、1856年にフランスの作家ギュスターヴ・フローベールってひとが書いたもので、不倫をネタにした内容が風紀を乱すってことで、裁判になったこともあって、注目を集めて有名になったんやってね。

これまでにも何回か映画化されたみたいで、クロード・シャブロル監督のイザベル・ユペール主演で作られたりもしたんやけど、これまでの作品の評判を見ると、そこまで成功したものはない気がするんよ。

今回は主演をミア・ワシコウスカが演じるってことで、これまでにあまり汚れ役をやってこなかった印象の彼女だけに、どこまでやるんやろうってところが下世話に気になってもうたりして(苦笑)

というわけで、そんな男心を前面に出して(?)観た感想は.......................?!

ボヴァリー夫人 / Madame Bovary   ★★★☆☆   (2014年)

監督:ソフィー・バルテス
出演:ミア・ワシコウスカ、エズラ・ミラー、ローガン・マーシャル=グリーン、リス・エヴァンス、ローラ・カーマイケル、オリヴィエ・グルメ、ヘンリー・ロイド=ヒューズ、ポール・ジアマッティ

片田舎の村で医者をする男と結婚した女は、何不自由ない生活を送っているが、結婚に抱いていた夢と現実は異なり、次第に満たされない心をどうすることもできずに愛欲を求め.................ってな文芸ロマン?!

退屈な日常のなかで、心の隙間を埋めるため、高価なものを買い漁り、やがて夫とは別の男たちと体を重ねるようになり..................ってなことで、破滅への転落をってね。

いやぁ、この作品の見どころと言えば、ボヴァリー夫人役をミアくんが引き受けたってことで、観終わった感想としても、それ以上のものはなかったわ(苦笑)

確かに部分的に濃厚な絡みはあるものの、女性監督ってこともあってか、あくまでも芸術性に軸を置いた作りで、下心をもって観ると少しハズすかもね。

“ゲス不倫”が流行語にもなるなかで、ある意味タイムリーな内容ではあるんやけど、ちょっとドンヨリした雰囲気の作品だけに、あまり疲れてるときに観ると、ちょっと辛くなるんと違うかなぁ................?!

2017年3月 5日 (日)

『素晴らしきかな、人生』

今日は、劇場で公開中の作品のなかからひとつ、ご紹介♪

なんか最近、エドワード・ノートンがメジャー作品にチョコチョコ顔を出すようになって、嬉しいんよ。『アメリカン・ヒストリーX』『ファイト・クラブ』なんかで分かるように、演技は抜群なんやけど、どういうわけか、イマイチ評価されてなかったように思う。

マイナー映画でも『プライド&グローリー』のように、せっかくの素晴らしい演技が劇場未公開で終わってもうたりしながら、ようやく『ムーンライズ・キングダム』あたりから復活し、『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』で久々にアカデミー賞でノミネートされたんよね。

というわけで、この作品も主役の元ラッパーよりもノートンくん目当てで観た感想は...................?!

素晴らしきかな、人生 / Collateral Beauty   ★★★☆☆   (2016年)

監督:デヴィッド・フランケル
出演:ウィル・スミス、エドワード・ノートン、ケイト・ウィンスレット、マイケル・ペーニャ、ヘレン・ミレン、キーラ・ナイトレイ、ナオミ・ハリス、ジェイコブ・ラティモア

広告代理店を経営する男は、最愛の娘を亡くし、別人のようになってしまい、自暴自棄な日々を過ごしていた。一緒に会社を経営する親友たちは、会社を存続させるために、ある計画を思いつくのだが................ってな喪失と再生のドラマ?!

周囲を遮断し、自分の殻の中にこもって、心の中の苦しみをどうすることもできず、漫然と日々をやり過ごす男と、そんな彼の周囲の人たちのそれぞれの人生の悩みをってとこなんかな。

いやね、悪くない話なんやろうけど、取っ掛かりからして、どうもシックリとこないんよ。何のために行動するのかっていう部分が、どうしても邪魔してもうて、素直に話に入っていけない時点でアカンかったわ。

それに、登場人物それぞれの悩みを解決って構成になってることで、話のメインがボケてもうて、どこで勝負したいのかがサッパリで、ストレートに伝わってこんのよ。

まぁ、悪いデキではないんやろうけど、エドワードくんにケイトくん、キーラくんにペーニャくんと、これだけ好きなキャストが集まって期待しただけに、物足りなさが際立ってもうて..........。

あと、決定的なのは、このどうにも合わない邦題やわ。全体を漠然と捉えれば“人生賛歌”なんかもしれんけど、原題に込められた意味とはかけ離れてもうてるだけに、痛さ満点やね(苦笑)

2017年3月 4日 (土)

『トリプルX:再起動』

今日は、劇場で公開中の作品のなかから、アクションものをひとつ、ご紹介♪

ヴィン・ディーゼルというと、最近はすっかり“ワイルド・スピード”のシリーズのひとってイメージやけど、『ワイルド・スピード』の1作目の翌年2002年に作られたこの『トリプルX』でも主役を演じてたらしい。

ところが、シリーズ第2弾の『トリプルX ネクスト・レベル』では、アイス・キューブが主役を演じたために、今回が久しぶりのカムバックになるんやって。

少しお疲れ気味で、なんとなく頭を使わないアクションをって思って鑑賞した作品の感想は...................?!(笑)

トリプルX:再起動 / XXX: The Return of Xander Cage   ★★★☆☆   (2017年)

監督:D・J・カルーソー
出演:ヴィン・ディーゼル、ドニー・イェン、ディーピカー・パードゥコーン、ルビー・ローズ、トニ・コレット、トニー・ジャー、クリス・ウー、ニーナ・ドブレフ、サミュエル・L・ジャクソン、アイス・キューブ、ロリー・マッキャン、トニー・ゴンザレス、ショーン・ロバーツ、ネイマール

地球の周りを飛行する無数の衛星を操ることができる装置が、謎の武装集団によって強奪され、その装置によって親友を殺された男は、再び政府のために装置奪還の極秘任務を遂行することに........................ってなアクションもの?!

再び表舞台に復帰した男は、選りすぐりの仲間たちと一緒に、テロを阻止するために奔走するのだが............ってなことで、ド派手なアクションの連続で“ドヤっ!”てね(笑)

出だしからハゲしいアクションでインパクト勝負を仕掛けつつ、ヴィン・ディーゼルのキャラを前面に出しながら、脇のキャラを活かしてってことで、それなりに楽しめるデキやったかな。

まぁ、かなり無理やり感のある話やし、オチも何となく読めるあたりをとやかく言ったところで、そもそも深いドラマを期待するような類のものやないんで、これはこれでね(笑)

個人的にはタイのアクション俳優トニー・ジャーが出演ってところが熱かったんやけど、中国資本が入ってることで、ドニー・イェンやクリス・ウーがいて、インドの女優さんも加わって、アジアを意識した作りになったのかも。

ブラジルのサッカー選手のネイマールを映画デビュー(たぶん)させてまうあたりも、チャイナマネーのなせるワザなんかな?!

2017年3月 3日 (金)

『超高速!参勤交代 リターンズ』

今日は、邦画の時代劇コメディをひとつ、ご紹介♪

この作品、2014年に作られた『超高速!参勤交代』の続編で、前回が行きの江戸までの道中で、今回が江戸から地元への帰りの道中をってことらしい。

前作で、まさか日本史の教科書で目にした“参勤交代”が映画のネタなるんやってところで、ちょっと意表を突かれて、そんで実は原作本があって、映画以上にオモシロイって聞いたもんやから、思わず文庫本を買って、読んだんよ。

小説の方も軽妙で、なるほどオモロイんやけど、そんな本と比べると、映画は少し物足りなさってのを感じるなぁってのが正直な感想やったんよね。

そんなこともあて、結局、この続編は映画館では観ずに、レンタルを待って鑑賞した、そんな感想は......................?!

超高速!参勤交代 リターンズ   ★★★☆☆   (2016年)

監督:本木克英
出演:佐々木蔵之介、深田恭子、西村雅彦、寺脇康文、伊原剛志、六角精児、柄本時生、陣内孝則、石橋蓮司、市川猿之助、古田新太、渡辺裕之、中尾明慶、宍戸 開、近藤公園、知念侑李、上地雄輔、富田靖子、大鶴義丹、田口浩正、斎藤 歩

貧しいために、まともに大名行列をする金もない小藩の藩主は、老中の無理難題をクリアし、なんとか江戸に参勤したが、その帰り道、自分の国で一揆が起こったとの知らせを受け、幕府の目付け役が到着する前に事態を解決しなければお家取り壊しになると知り、またまた家臣と道中を走ることに................ってな時代劇コメディ&アクション?!

幕府老中の嫌がらせにもめげず、アイデア勝負で必死に奔走する男たちの友情と絆をってなことで、今回も時代劇をうまく料理しとった。

前回と違い、先に原作を読んでからの鑑賞ってことで、やはり本の内容と比べると、映画は尺の関係でどうなんやろうって思う部分はあるんやけど、ちゃんと殺陣をやりながら、笑いを散りばめ、上手くまとめてるんと違うかな。

まぁ、ちょっと笑いの部分に力を入れ過ぎて、ヤリスギ感ってのがあるのが惜しい気もするんやけど、佐々木くんのキャラもあってか、なかなか悪くないドラマに仕上がってたね?!

2017年3月 2日 (木)

『神様の思し召し』

今日は、イタリアの映画をひとつ、ご紹介♪

この作品の監督さんは、もともと脚本家として活躍してたらしく、これが監督デビュー作ってことなんやけど、いきなりイタリアのアカデミー賞にあたるダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞で最優秀新人監督賞を受賞したんやって。

ちなみに2015年の東京国際映画祭で観客賞を受賞してるらしいんやけど、世界的に見てそれがプラスなのかどうなのかってのは、ちょっとよう分からんのやけど(笑)

というわけで、そんな作品の感想は......................?!

神様の思し召し / Se Dio Vuole   ★★★☆☆   (2015年)

監督:エドアルド・ファルコーネ
出演:マルコ・ジャリーニ、アレッサンドロ・ガスマン、イラリア・スパダ、ラウラ・モランテ、エドアルド・ペッシェ

心臓外科の名医である男は、医大生の息子が自分と同じように医者になるものと信じていたが、ある日、神学校に行って神父になると告白されて、動揺するのだが.................ってなコメディ映画?!

自分の手で人の命を助けていると豪語する、無神論者で傲慢な男は、息子が宗教に傾倒するキッカケを作った神父に身分を偽って近づき、なんとか息子の気持ちをひっくり返そうとするが...............ってなことで、神をネタに人間模様をコミカルにってとこなんかな。

これ、結構、細かい笑いが散りばめられてて、陽気なイタリア映画らしさが味わえて、なかなか楽しめるデキ映えなんよ。

神に仕える男と神を信じない男、そんなふたりが一緒に過ごしながら、少しずつ分かり合い、友情を育むってあたりは、どこかホッコリするものがあった。

ちょっとシュールな幕切れに、モヤモヤしたものを感じないでもないんやけど、神の存在を信じるかどうかを問題にしてるわけやなく、生きる姿勢をソフトに問いかけてるあたりが、嫌味のない良質なドラマに仕上がってるワケなのかもしれんね?!

2017年3月 1日 (水)

『ニュースの真相』

今日は、実話に基づく社会派ドラマをひとつ、ご紹介♪

この作品で監督デビューとなったジェームズ・ヴァンダービルトってひとは、この前の『インデペンデンス・デイ:リサージェンス』やローランド・エメリッヒ監督の『ホワイトハウス・ダウン』『ゾディアック』なんかで脚本を書いてたんやって。

話はブッシュ大統領の2期目の直前にあったニュース報道がネタなんやけど、当時、ブッシュのアホさ加減に呆れたもんやけど、今度の大統領の“活躍”ぶりを見ると、なんやブッシュがかわいく思えてくるから不思議やね(笑)

というわけで、そんな作品の感想は.....................?!

ニュースの真相 / Truth   ★★★☆☆   (2016年)

監督:ジェームズ・ヴァンダービルト
出演:ケイト・ブランシェット、ロバート・レッドフォード、トファー・グレイス、ブルース・グリーンウッド、デニス・クエイド、エリザベス・モス、ダーモット・マローニー、ステイシー・キーチ、レイチェル・ブレイク、アンドリュー・マクファーレン、ジョン・ベンジャミン・ヒッキー

CBSの女性プロデューサーは、大統領選で再選を目指す共和党のジョージ・W・ブッシュ大統領が、ベトナム行きを回避すべく、不正を行っていたとする内部文書を手にし、番組で放送しようと奔走するのだが.............ってなドラマ?!

大統領の軍歴詐称疑惑は反響を呼ぶが、報道の根拠となる文書に偽造された疑惑が浮上し、追及を受けることに............ってなことで、実際にあったニュースの裏側を描くってね。

真実を追求し、報道する、そんなジャーナリズムを実践するはずが、証拠の不備を突かれ、ハゲしいバッシングを受け、苦悩する主人公を、例によってケイトくんが抜群の演技力で熱演してるんよ。

強大な権力と真っ向から勝負を挑んだハズが、真実はフィルターにかけられ、逆に押しつぶされる、なんとも“やるせない”話やよなぁ。

実話を基にしてるから仕方がないんやろうけど、真の意味での“報道”とはなんなのか、国民の知る権利は果たして守られてるのか、そんなことを考えながら観てると、なんやスッキリせん、モヤモヤした気分になってもうたよ(苦笑)

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