『神様の思し召し』
今日は、イタリアの映画をひとつ、ご紹介♪
この作品の監督さんは、もともと脚本家として活躍してたらしく、これが監督デビュー作ってことなんやけど、いきなりイタリアのアカデミー賞にあたるダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞で最優秀新人監督賞を受賞したんやって。
ちなみに2015年の東京国際映画祭で観客賞を受賞してるらしいんやけど、世界的に見てそれがプラスなのかどうなのかってのは、ちょっとよう分からんのやけど(笑)
というわけで、そんな作品の感想は......................?!
神様の思し召し / Se Dio Vuole ★★★☆☆ (2015年)
監督:エドアルド・ファルコーネ
出演:マルコ・ジャリーニ、アレッサンドロ・ガスマン、イラリア・スパダ、ラウラ・モランテ、エドアルド・ペッシェ
心臓外科の名医である男は、医大生の息子が自分と同じように医者になるものと信じていたが、ある日、神学校に行って神父になると告白されて、動揺するのだが.................ってなコメディ映画?!
自分の手で人の命を助けていると豪語する、無神論者で傲慢な男は、息子が宗教に傾倒するキッカケを作った神父に身分を偽って近づき、なんとか息子の気持ちをひっくり返そうとするが...............ってなことで、神をネタに人間模様をコミカルにってとこなんかな。
これ、結構、細かい笑いが散りばめられてて、陽気なイタリア映画らしさが味わえて、なかなか楽しめるデキ映えなんよ。
神に仕える男と神を信じない男、そんなふたりが一緒に過ごしながら、少しずつ分かり合い、友情を育むってあたりは、どこかホッコリするものがあった。
ちょっとシュールな幕切れに、モヤモヤしたものを感じないでもないんやけど、神の存在を信じるかどうかを問題にしてるわけやなく、生きる姿勢をソフトに問いかけてるあたりが、嫌味のない良質なドラマに仕上がってるワケなのかもしれんね?!
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