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2017年4月

2017年4月30日 (日)

『LION/ライオン ~25年目のただいま~』

今日は、今年の賞レースを賑わせた作品をひとつ、ご紹介♪

アカデミー賞では、作品賞に助演男優賞、助演女優賞、脚色賞や撮影賞にノミネートされ、残念ながら受賞はならなかったんやけど、これ、いろんなところで絶賛されてたんよ。

実話に基づく話ってことで、かなり感動を煽る宣伝が気になりつつも、あらすじを読むと、なるほどこれはって思う感じやったんで、かなり期待しながら映画館に乗り込んだんよね(笑)

というわけで、涙腺の調子を整えつつ、鑑賞に臨んだ作品の感想は......................?!

LION/ライオン ~25年目のただいま~ / Lion   ★★★☆☆   (2016年)

監督:ガース・デイヴィス
出演:デヴ・パテル、サニー・パワール、ニコール・キッドマン、ルーニー・マーラ、アビシェーク・バラト、デヴィッド・ウェンハム、ディープティ・ナヴァル、プリヤンカ・ボース、ディヴィアン・ラドワ、タニシュタ・チャテルジー

幼い頃に、一緒に出掛けた兄とはぐれ、迷子になって、そのままオーストラリアのタスマニアに住む夫婦の養子として育った男は、25年の歳月を経て、どうしても実の母と兄に会いたいという気持ちを抑えられず、ネットで故郷を探すのだが..............ってな、実話を基にしたドラマ?!

何不自由のない生活をしながらも、心のどこかで実の母や兄のことが忘れられず、育ての親への気持ちとの間で苦悩するが............ってなことで、ある種の自分探しの“旅”を描いてるんかな。

いろいろと絶賛されてる、幼少期を演じてるサニーくんは、なるほど、愛らしい表情で過酷な現実に向き合うあたり、なかなかグッとくるものがあったかな。

主役を演じる(アカデミー賞では助演のくくりやけど)デヴくんも、いつのまにかワイルドになって、シリアスな演技も板について、悪くなかったね。

“感動の実話”ってふれこみで、かなり期待値を上げて観たせいか、ありがちなんやけど、どうにも物足りなさがあって、もうひとつ個人的に盛り上がりきらんかったわ(苦笑)

これが奇蹟の物語で、感動的な話やってのは分かるんやけど、う~ん、どちらかというとネット社会のスゴさに感心してもうたのか、ニコールくんの演技に少し飽きを感じたのか、それほど心を揺さぶられへんかったなぁ..............。

作品としてもちろん悪くはないんやけど、なんとなく、アカデミー賞で無冠やった理由が分かるような気もするんやけどね?!

2017年4月29日 (土)

『3月のライオン 後編』

今日は、前編/後編の一気鑑賞をした邦画の続きの感想をご紹介♪

ところで、この作品で3姉妹の真ん中を演じてる清原くんといえば、NHKの朝ドラ“あさが来た”でちょっと話題になってた子やんね。でもって、末っ子を演じてる新津ちせって子役の子は、昨年ヒットしたアニメ映画『君の名は。』の新海監督の実の娘さんなんやって。

というわけで、いい感じで前半で盛り上がって、ほとんど休憩なしで鑑賞した後半の感想は.......................?!

3月のライオン 後編   ★★★☆☆   (2017年)

監督:大友啓史
出演:神木隆之介、豊川悦司、有村架純、染谷将太、伊藤英明、倉科カナ、清原果耶、前田 吟、岩松 了、高橋一生、斉木しげる、佐々木蔵之介、加瀬 亮、新津ちせ、板谷由夏、尾上寛之、奥野瑛太、伊勢谷友介

将棋の腕は上がり、勝ち進むが、人間関係の方は相変わらずトラブルばかりで、孤独に生きてきた青年は、迷いながら、何とか必死に前に進もうとするのだが..................ってな、将棋をネタにした人間ドラマの後半戦?!

親しく付き合っている3姉妹のいる家の次女が、中学でイジメにあい、何かできることはないかと、考える主人公だったが.............ってなことで、対局での勝負以外でも問題がってね。

孤独な過去を引きずり、将棋だけの人生を送ってきた彼の心のなかに、大きな変化が生まれ、周囲の人たちとの関係から、天才棋士である青年の心境に生まれる変化ってのを映しだしてるわけよ。

前半とは少しポイントを別に置いて、どちらかというとメロドラマ調になってるあたりに、なんとなく多少の違和感はあったかな。

ただ、この作品、いろんな役者さんが、それぞれにキャラ立ちした役回りを贅沢に演じてるあたりが悪くないんよ。誰か分からんくらいの染谷くんや、いつもと違うツンデレ・チョイ悪系な有村くんの若手以外でも、それぞれが個性的に存在感を出してるところがナイスやった。

まぁ、前半の流れから、もう少し勝負の世界での感動を期待した点では、物足りなさはあるんやけど、トータルで見ると、悪くないデキやったんと違うかな?!

2017年4月28日 (金)

『3月のライオン 前編』

今日は、劇場で公開中の邦画をひとつ、ご紹介♪

いやね、なかなか映画館に観に行く機会がなくて、ちょうど後編が始まったタイミングで、前編と後編、約280分のドラマを一気に鑑賞っていう手に出てみた(笑)

これ、どうやら原作は人気漫画らしいんやけど、また例によって漫画はサッパリ読まないんで、まったく前情報なしで挑んだんよね。

というわけで、まずは前半戦の感想は..........................?!

3月のライオン 前編   ★★★★☆   (2017年)

監督:大友啓史
出演:神木隆之介、豊川悦司、有村架純、染谷将太、伊藤英明、倉科カナ、清原果耶、前田 吟、岩松 了、高橋一生、斉木しげる、佐々木蔵之介、加瀬 亮、甲本雅裕、新津ちせ、板谷由夏、尾上寛之、奥野瑛太

幼い頃に両親と妹を交通事故で亡くし、それ以来、父親の友人だったプロ棋士の家で育てられた少年は、中学生でプロとなり、義父の家族との関係がうまくいかなくなり、家を飛び出して独りで暮らしているのだが..............ってな将棋をネタにした人間ドラマ?!

突然、家族を失い、生きていくために必死に将棋を指して大きくなった青年は、たまたま知り合った3人姉妹と親しくなり、“家族”を身近に感じるのだが..............ってなことで、ライバルとの対局と孤独な青年の成長、そんなものをドラマチックにってな感じかな。

まず、独特の雰囲気をサラリと作り出す神木くんの存在感が秀逸で、この作品が、彼が主役を演じてこそ、成立してるんやってのを強く感じさせられたね。

でもって、四角い将棋の盤を挟んで、ぶつかり合い、共鳴し合う、そんな対局の醍醐味ってのが、うまく表現されてるんよ。

とてつもない緊迫感のなかで、パチっていう駒を指す音が響く様ってのは、なんや特別な世界に誘われるようやった。

それにしても、豪華な顔ぶれの個性的な共演陣が出てくるんやけど、その中でも伊藤英明の将棋を指す姿が、良くも悪くも、いろんな意味でインパクト十分やったわ.............(笑)

2017年4月27日 (木)

『インビテーション』

今日は、サスペンスものをひとつ、ご紹介♪

この作品、パッケージにデカデカと“27の映画祭が熱狂した傑作スリラー”って書いてあって、なんか、その必死すぎる売り込みの仕方で、かえって心をよぎるものがあったんよ(笑)

例によって、この手のウリになるマニアック映画の祭典(?)シッチェス・カタロニア国際映画祭でグランプリを受賞したってのが目玉になってるらしい。

監督さんは、ミシェル・ロドリゲスが注目されるキッカケになった、女性ボクサーを描いた『ガールファイト』って作品を撮ったひとで、名前のとおり、日系アメリカ人のひとで、これが久々の監督作になったみたいやね。

というわけで、そんな作品の感想は...........................?!

インビテーション / The Invitation   ★★★☆☆   (2015年)

監督:カリン・クサマ
出演:ローガン・マーシャル=グリーン、タミー・ブランチャード、リンジー・バージ、ミキール・ハースマン、マイク・ドイル、ジョン・キャロル・リンチ、ジェイ・ラーソン、エマヤツィ・コーリナルディ

別れた妻とその現パートナーから届いた晩餐会の招待状。戸惑いながらも、自分の今の彼女を連れて、かつて住んでいた家に向かうのだが..................ってなサスペンスもの?!

久しぶりに再会した友人たちも交え、和やかな雰囲気で会は始まるが、彼には何かが不自然に思えて気になり.............ってなことで、衝撃のラストへ...........ってことらしいんやけどね(苦笑)

まぁ、この展開になると、だいたい結末は想像できるやんかってところで、後は話のツジツマやら、どのタイミングでってことになるんやけど、いろいろと背景を語りながら、ドラマとしては工夫されてたかな。

ただ、やっぱり“意外性”っていう部分では、あまり目新しさはなくて、“う~ん、そうなるよなぁ”って範囲で終わってもうた感じで、特にパッケージで騒ぐほどの“特別感”はなかったね。

それに、最後のカットが、個人的には蛇足に思えてもうて、低予算で作ってるんやろうけど、ちょっと“安っぽい臭”が気になってなぁ.............?!(苦笑)

2017年4月26日 (水)

『グッバイ、サマー』

今日は、フランス映画をひとつ、ご紹介♪

この作品を監督してるミシェル・ゴンドリーといえば、フランス出身ながら、長編初作品は、ティム・ロビンスが出演してた『ヒューマンネイチュア』っていうコメディやし、アカデミー賞で脚本賞を受賞したのは、ジム・キャリーとケイト・ウィンスレットが主演した『エターナル・サンシャイン』っていう、ハリウッドのラブ・ストーリーやったんよね。

最近、名前を見かけないと思ったら、どうやら本国フランスに帰って作品を作ってたらしく、この作品は、なんや監督さんの子供時代の体験をネタにして撮ったものなんやって。

というわけで、そんな作品の感想は.......................?!

グッバイ、サマー / Microbe Et Gasoil   ★★★☆☆   (2015年)

監督:ミシェル・ゴンドリー
出演:アンジュ・ダルジャン、テオフィル・バケ、オドレイ・トトゥ、ディアーヌ・ベニエ、ジャナ・ビトゥネロヴァ

中性的な容姿から、クラスでバカにされてる男の子は、機械いじりが好きな変わり者の転校生と仲良くなる。家族ともどこか折り合いが悪い年頃のふたりは、壊れたエンジンを修理して、家型をした自作の車で旅に出るのだが..............ってな青春ドラマ?!

ふたりの中学生が、自分の悩みや恋の相談をしながら、ちょっぴり背伸びして旅する様子を、コミカルにってな感じかな。

オーディションで選ばれたらしい、主演のふたりの等身大な演技が、なかなか新鮮で悪くなかったね。

対照的に、母親役で出てるオドレイくんが、えらい特徴のない、どこにでもいそうな普通の母親を演じてるところに、少し驚いてもうたよ(苦笑)

監督さんの体験談をネタにしてるってことらしいんやけど、子どもから大人になる過程で、家族や友だちとの微妙な距離感ってのが出てるあたりは、ゴンドリーくんらしい、ドラマの作り方やなぁって思ったね?!

もう少し捻って盛り上げてくれたらっていう物足りなさはあるものの、全体的にはコンパクトにまとまった、ボチボチな話ってことなんやろなぁ..............。

2017年4月25日 (火)

『オーバー・フェンス』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品、函館を舞台にしてるんやけど、熊切和嘉 監督の『海炭市叙景』、呉 美保 監督の『そこのみにて光輝く』とあわせて、“函館三部作”ってくくりで作られたものなんやって。

監督さんは、『リアリズムの宿』『苦役列車』『もらとりあむタマ子』といった作品を作ってる山下くんってことで、どっちかというとマニア受けするのか、この作品でも日本映画プロフェッショナル大賞なる賞でベスト10に入ったらしい。

というわけで、そんな作品の感想は.........................?!

オーバー・フェンス   ★★★☆☆   (2016年)

監督:山下敦弘
出演:オダギリジョー、蒼井 優、松田翔太、満島真之介、鈴木常吉、優香、北村有起哉

妻と別れ、函館で再就職のために職業訓練学校に入って勉強する男は、ある日、同じ学校で学ぶ男の知り合いのキャバクラで、ちょっと変わった女の子と出会うのだが...............ってなマッタリ系のドラマ?!

どこか無気力に、日々をやり過ごしながら、なんとなく大工の勉強をしている男が、さりげない日常のなかの出来事で、少しずつ変わっていく様をってとこなんかな。

いやぁ、なんかさりげなく豪華な役者が集まりつつも、出だしから、いかにもな感じで“ゆったり”した展開が続くんよ(苦笑)

あまりにも作品にデ過ぎてて、ちょっと目にしないと久々に思える蒼井くんは、今回はかなりエキセントリックな役柄を演じとった。

作品としては、不器用に生きるひとたちが、それぞれに迷いながらも生きている、そんなドラマをってことなんやろうけど、個人的には、ちょっと苦手の部類のデキやったかも................?!(苦笑)

2017年4月24日 (月)

『あなたの腕で抱きしめて』

今日は、劇場で未公開の作品のなかから、デンマークの映画をひとつ、ご紹介♪

この作品、スウェーデンのイェーテボリ映画祭で上映されて、最優秀ノルディック映画ってことで、賞が与えられたらしく、監督さんも別に賞を受賞したらしいんよね。

安楽死がテーマになってて、別の作品でもスイスが終着点やったのを思い出して、少しネットで検索してみると、ヨーロッパでは、スイスやオランダ、ベルギーやルクセンブルグといった国で認められてるんやって。

というわけで、そんな少し重たいテーマを扱った作品の感想は....................?!

あなたの腕で抱きしめて / I Dine Haender   ★★★☆☆   (2015年)

監督:サマノウ・エシュシュ・セールストラム
出演:リサ・カーレヘド、ペーター・プラウボー、ヨハンナ・ヴォカレク、キルステン・オルセン、ミルコ・クライビヒ、ゴスタフ・ディークヤール・ギーゼ

病院で看護師として働く女は、ある日、夜勤の最中に担当の患者が自殺を図ってしまう。彼は不治の病に冒されており、スイスで安楽死をしようとしていたのだが...............ってなドラマ?!

彼の母親から頼まれ、一緒にスイスに行き、立ち会うことにした彼女だったが、旅の始まりからぶつかり合い.............ってなことで、コペンハーゲンからスイスまでの人生の終わりへの旅を描くってとこかな。

孤独で生きる意味を探している女と、尊厳のある死を選択した男、そんなふたりの道中の心の揺れを映しつつ、お互いの心の変化をドラマにしてってことなんやろね。

難病モノにありがちな、安易な感動を狙ってないところは好感が持てるんやけど、最近、同じテーマの作品を見かけることが多く、その意味では、それほど驚きのある内容やなかったかも。

ただ、こうして生と死を考えさせるドラマが出てくるというのは、医療の進歩によって、人生の終わりを選択するってことを含めて“生きる”ってことが大きなテーマになってるってことなのかもしれんなぁ...............?!

2017年4月23日 (日)

『リトル・ミス・サンシャイン』

今日は、ちょっと今さらな感のある(?)作品をひとつ、ご紹介♪(笑)

これ、サンダンス映画祭で評判になって、あれよあれよと言う間(?)にアカデミー賞で作品賞はノミネート止まりやったけど、助演男優賞と脚本賞を受賞したんよね。

フランスのアカデミー賞であるセザール賞で外国語映画賞を受賞したり、世界中で70近い賞を獲ったってのは、ちょっとしたブームやったんやろなぁ。

というわけで、そんな作品の感想は...................?!

リトル・ミス・サンシャイン / Little Miss Sunshine   ★★★☆☆   (2006年)

監督:ジョナサン・デイトン、ヴァレリー・ファリス
出演:グレッグ・キニア、トニー・コレット、スティーブ・カレル、アラン・アーキン、アビゲイル・ブレスリン、ポール・ダノ、マーク・タートルトーブ、べス・グラント、ゴードン・トムソン、ブライアン・クランストン

ミス・コンテストでの優勝を夢見る小太りな娘、禁煙できない母、自著の出版を夢見る父、理由あってしゃべらない息子、麻薬を常用するじいさん、そしてゲイで自殺未遂者の叔父、そんなちょっと風変わりな“家族”を描いたドラマ?!

娘のコンテストのために、オンボロの黄色いミニバスを駆ってカリフォルニアを目指す一行は、旅の道中でそれぞれの心の痛みを曝け出しながら、目的地を目指すのだが...........ってなことで、強烈な個性が絡み合うバスの旅は、どこかユーモラスで、それでいて“痛い”んやなぁ(苦笑)

どこか調子はずれながらも、不器用にも支えあっている家族の姿ってのが、あれやこれやとありつつも、最後には不思議な清々しさを残すってね。

華やかなビューティー・コンテストとは無縁の、不恰好でも温もりのある関係、そんな家族の“美しさ”や大切さってのを表現してるんやろなぁ。

適度に捻くりながら、ブサイクな“美しさ”を伝える、こんな不思議なスパイスの効いた人間ドラマってのも、たまには悪くないってね?!

2017年4月22日 (土)

『パリのレストラン』

今日は、少し古い作品ではあるんやけど、個人的に好きなフランス映画をひとつ、ご紹介♪

なぜか不思議と心に引っ掛かる映画ってあるやんね。この作品が自分にとって、まさにそういう映画で、何回観ても、じんわりと心に伝わるものがあるんよなぁ。

ローラン・べネギって監督さんは、他にも数本、作品を作ってはいるんやけど、日本で紹介されてるのは、どうもこの作品だけみたいで、経歴をチェックすると、どうやらプロデューサーとしての方が有名みたいなんよね。

ちなみに、主役のミッシェル・オーモンおじさんと言えば、フランスを代表する名優で、息子役のジャック・ガンブラン、ちょっと好きな役者なんよなぁ..............。

というわけで、そんな作品の感想は....................?!

パリのレストラン / Au Petit Marguery   ★★★★   (1995年)

監督:ローラン・べネギ
出演:ミシェル・オーモン、ジャック・ガンブラン、ステファーヌ・オードラン、アラン・フロマジェ、アニエス・オバディア、クレール・ケーム、トマ・シャブロル、ジェラール・ラロシュ、アラン・べージェル

何十年も夫婦て営んできたレストランを閉店することになったオーナーシェフとその妻は、最後の夜に息子や友人たちを招いて晩餐会を開くことにしたのだが................ってな人間ドラマ?!

集まった人たちは、それぞれに店に思い出があり、そして、少し複雑な人間関係もあったりしながら、にぎやかに夜は更けていき...............ってな感じで、フレンチな人間模様が描かれてるんよね。

夫婦のあいだの出来事や、息子の幼いころの思い出、そんな回想シーンで過去を映しながら、現在のそれぞれが抱える悩みや気持ちを盛り込み、なかなか巧みにまとめ上げてるんよ。

最後の夜もいろいろと騒ぎがあったりして、少しドタバタな展開もありつつも、しっかりとその小さなレストランの歴史と、夫婦の歩み、そんなものをギュッと濃縮しながら、“忘れられない夜”を演出してるあたりが、グッと胸にくるんよね。

派手さはないんやけど、職人気質のオーナーシェフが背中で語る人生ってのが、そっと心に響く、そんな秀逸なドラマなんよなぁ..............?!

2017年4月21日 (金)

『青空エール』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品、元ネタは人気の少女コミックらしく、そんな話題の原作を若手俳優を集めて実写化してみました、ってことらしいんよ。

ちなみに、土屋くんと葉山くんは“まれ”で姉弟やって、堀井くんは“マッサン”で甥っ子役、小島くんは“カーネーション”に今やってる“ひよっこ”、志田くんは“とと姉ちゃん”で、竹内くんは仮面ライダーと、いやぁ、いろいろやわ(笑)

というわけで、そんな作品の感想は.....................?!

青空エール   ★★★☆☆   (2016年)

監督:三木孝浩
出演:土屋太鳳、竹内涼真、堀井新太、葉山奨之、志田未来、上野樹里、小島藤子、平 祐奈、松井愛莉、山田裕貴

高校野球の応援で演奏する吹奏楽に憧れて、吹奏楽部に入部した女の子だったが、吹奏楽の全国大会を目指すハイレベルな雰囲気に戸惑うも、甲子園を目指す同じクラスの男の子との約束を胸に、必死に頑張るのだが.............ってな青春恋愛ドラマ?!

甲子園を目指す彼をスタンドでトランペットを吹いて応援したい、そんな夢を形にするために必死の、ちょっと内気な女の子は、様々な困難にも挫けず、前に進むのだが.............ってなことで、ひたむきな女の子の夢ドラマってね。

いやぁ、話のスジだけやと、いかにも感動できそうな感じなんやけど、登場するキャラクターにも話の内容にも深みがなくて、どうにも薄っぺらいんよ(苦笑)

そもそものところで、土屋くんの、どこから声が出てるんやろうっていう“しゃべり”が個人的に受けつけなくて、なんか落ち着かない気分になってまうんよなぁ。

それに、どこぞでヒットした(?)ドラマを役柄に反映させてって魂胆の、上野くんの上から目線な指揮者っぷりにドン引きしてもうて、清々しい青春ドラマを観てるハズが、ずっとイライラしてもうた(苦笑)

まぁ、相手役の竹内くんは、えらい爽やかくんやったから、これは同世代の女の子目線で観れば、結構、盛り上がる類の作品なのかも。

そんなわけで、ハゲたオヤジ目線でいうと、特に期待したほど青春のノスタルジーやロマンチックさを感じることもなく、ちょっとシラけた気分にさせられる、そんなドラマやったわ?!(苦笑)

2017年4月20日 (木)

『奇蹟がくれた数式』

今日は、イギリスの映画をひとつ、ご紹介♪

この作品、伝記ものなんやけど、主人公のシュリニヴァーサ・ラマヌジャンってひとは、天才数学者として知られていて、彼が残した公式は、現在でも様々な形で影響を与えてるんやって。

そんな主人公を演じてるインド系イギリス人のデヴ・パテルくんは、最近はすっかり演技派になって、先のアカデミー賞では、『LION/ライオン ~25年目のただいま』で助演男優賞にノミネートされたんよなぁ。

というわけで、そんな作品の感想は....................?!

奇蹟がくれた数式 / The Man Who Knew Infinity   ★★★☆☆   (2015年)

監督:マシュー・ブラウン
出演:デヴ・パテル、ジェレミー・アイアンズ、トビー・ジョーンズ、スティーヴン・フライ、デヴィカ・ビセ、ジェレミー・ノーサム、エンゾ・シレンティ、ケヴィン・R・マクナリー、マルコム・シンクレアー、リチャード・カニンガム

独学で数学の数式を研究していた青年は、苦労して仕事を見つけて働いていたが、そんな彼の才能に気づいた上司がケンブリッジ大学の教授に手紙を書くように勧めたことで、新たな道が...............ってな、実在のインド人数学者とイギリス人教授の話を描いたドラマ?!

類まれな才能からくる直観と発想力で、新たな定理や数式を思いつく青年だったが、まともな教育も受けていない彼を植民地のインドから呼び寄せたことは、様々な波紋を呼ぶが、青年と教授の間には絆が生まれ..............ってな感じで、ふたりの関係を軸に語られるんよ。

ジェレミーおじさんの安定した重みのある演技に、意外とシリアス路線でも頑張れるデヴくんの存在がいい具合に絡んで、キャスティング的には申し分なかったね。

控え目な演出ってところがイギリス映画らしさでもあり、ハリウッドとは違う良さなんやけど、もう少し踏み込んだことろでの感動までは行かないもどがしさもあったかな。

ただ、才能を生かすも殺すも、その存在をどう受け止めるかって部分にかかってくるわけで、そういう意味では、美しき師弟の絆が物語の軸であり、その部分は十分に伝わる内容やった?!

2017年4月19日 (水)

『フラワーショウ!』

今日は、アイルランドの映画をひとつ、ご紹介♪

この作品の舞台になるチェルシー・フラワーショーってのは、イギリス女王が総裁になっている英国王立園芸協会が主催するガーデニングのショーで、100年以上も前から続いてて、毎年、ロンドンのチェルシーで開催されてるんやって。

実際に、そのショーで斬新な庭を作って優勝した女性をモデルにしてて、監督さんは、本人に出会って、いろいろとインスピレーションを受けて、作品化したらしいんよ。

ちなみに、この監督さん、アイルランド出身の女性弁護士で、アメリカで長くコーポレート・ファイナンス関係の法律業務をしてたらしく、あのクリントン(夫)の選挙チームにも名を連ねてた、ちょっと変わり種みたいやね。

というわけで、そんな作品の感想は.....................?!

フラワーショウ! / Dare To Be Wild   ★★★☆☆   (2014年)

監督:ヴィヴィアンヌ・ドゥ・クルシ
出演:エマ・グリーンウェル、トム・ヒューズ、アレックス・マックイーン、クリスティーン・マルツァーノ、ジャニー・ディー、ロルナ・クイン、マイケル・ヒュー

ガーデン・デザイナーを目指している女の子は、有名なデザイナーに弟子入りするが、いいように利用され、自分のデザインを盗まれた挙句にクビになる。見返すために、ガーデニングの大会“チェルシー・フラワーショー”にエントリーするのだが................ってな、実話を基にしたドラマ?!

アイデアはあっても、庭を作るお金も人材のツテもない、そんな状況から、自分の“理想の庭”を形にするために、必死に走り回り..............ってなことで、迷いながらも夢に向かって進む女の子のお話ってね。

話そのものは、不可能を可能にする、そんなミラクルな内容で、それが実話が元ネタになってるってところで、悪くはないんやけど、作品としては、ちょっと深みに欠けるデキやったかな。

ガーデニングだけでは物足りないと感じたのか、安っぽい恋愛要素を加えてもうたことで、テーマがぼやけてもうたのかも。

まったく本編と関係ないところで、どうでもエエようなことなんやけど、なんで邦題が“ショー”やなくて“ショウ”なのかってのも、妙に気になってもうたりして.............?!(苦笑)

2017年4月18日 (火)

『走れ、絶望に追いつかれない速さで』

今日は、インディーズ系の邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品の監督をしてる中川龍太郎くんは、以前にも紹介した『PLASTIC LOVE STORY プラスチック・ラブ・ストーリー』『愛の小さな歴史』といった作品を作ったひとなんよ。

若手のクリエーターとして、かなり注目されてるらしく、これまでの作品を観た感じでは、低予算ながら、なかなか映像作家としてキラリと光るセンスを放ってる感じがするね。

ちなみに、この作品の主役を演じてる太賀くんは、中野英雄の次男坊で、まだ芸歴は長くないわりに、かなりの数の作品に出演してるんよなぁ。

というわけで、そんな作品の感想は......................?!

走れ、絶望に追いつかれない速さで   ★★★☆☆   (2015年)

監督:中川龍太郎
出演:太賀、小林竜樹、黒川芽以、松浦祐也、藤原令子

ずっと同じ部屋で同居生活をしていた親友が、突然に自殺してしまった。一年が経ち、まだその死を受け入れられない男は、親友が最後に描いた、彼の中学時代の同級生に会おうと、富山に向かうのだが.................ってなドラマ?!

どこか納得できずに答えを探して旅に出て、親友の過去をたどりながら、何かを感じる、そんな喪失と再生の物語ってとこなんかな。

どうしようもない閉塞感から、再生への一歩を進み、そこからの心の解放ってのを、実に瑞々しい映像で綴ってるところが、ごっつい印象的やった。

話の内容どうこうというよりは、イメージを映像化して語りかけるような作品なのかもしれんね。

そもそも、なんともインパクトのあるタイトルからして、どこか哲学的で、興味をそそられるあたり、なかなかやったよ。

確かに、絶望に追いつかれてもうたら、そこから前には進めんようになるんかもしれんなぁ...............なんて、分かったような、分からんような..............?!(笑)

2017年4月17日 (月)

『ピュア 純潔』

今日は、劇場で未公開の作品のなかから、スウェーデンの映画をひとつ、ご紹介♪

この作品、見どころと言えば、今やアカデミー賞女優(アカデミー賞助演女優賞)になったアリシア・ヴィカンダー(アリシア・ヴィキャンデル)の長編デビュー作ってことで、スウェーデンの映画賞であるゴールデン・ビートルで最優秀女優賞を受賞したらしいんよ。

マッツ・ミケルセンと共演した『ロイヤル・アフェア 愛と欲望の王宮』で目にして以来、彼女の美しさと才能にゾッコンなわけやけど、この監督さんも、この作品の後に日本で劇場未公開の別の作品で彼女を主演にして作品を作ってるみたいで、いやぁ、その気持ちよく分かるわぁ~、なんて、妙なところに共感してたりして(笑)

ちなみに、アリシアくん、どうやら“トゥームレイダー”の新作でアンジーの後釜を演じるらしく、現在、撮影中みたいなんよね。彼女がアクションする姿ってのも.............楽しみやわ♪

というわけで、完全に舞い上がってる気持ちを置いといて、作品の感想は................?!

ピュア 純潔 / Till Det Som Ar Vackert   ★★★☆☆   (2010年)

監督:リサ・ラングセット
出演:アリシア・ヴィカンダー、サムエル・フルーレル、マルティン・ヴァルストロム、ジョセフィーヌ・バウアー、ヘレン・ソーデクヴィスト・ヘンリクソン、フレデリック・二ルソン、アナ・アストロム

酒浸りの母親のもと、荒んだ日々を過ごしていた女の子は、クラシック音楽と出会い、人生をやり直そうと思うように。たまたま楽団のコンサートホールの受付の仕事を手にし、頑張る彼女だったが...............ってなドラマ?!

それまでの社会の底辺の暮らしから、芸術の世界の片隅に居場所を見つけた女の子は、楽団の指揮者と親しくなり...........ってなことで、アリシアくんの長編デビュー作なわけよ。

いやね、もう出だしのアップの映像から、ずっと彼女の演技に釘づけで.........って言っても、さすがにまだ青臭さがあって、少し空回り気味なんやけど、それでも彼女の特徴である“目力”の凄さや、凛とした強さが滲み出てるんよなぁ。

この作品のなかで彼女が見せてくれる喜怒哀楽の表情ってのは、それだけでも観る価値アリやったなぁ.............彼女がお気に入りのファンにとってはね!(笑)

しかし、英語版のタイトルと同じやから、まぁ、しょうがないんやろうけど、この内容で“ピュア”ってのは、少し違う気がするんやけどなぁ..........?!

2017年4月16日 (日)

『アニー・リーボヴィッツ レンズの向こうの人生』

今日は、ドキュメンタリー作品をひとつ、ご紹介♪

アニー・リーボヴィッツってひとは、アメリカの有名な女性カメラマンで、そんな彼女の実の妹が、カメラで姉ちゃんのスゴさを収めたって作品がこれなんよ(笑)

ローリング・ストーン誌のカメラマンになって、ストーンズのツアー写真を撮ったことで有名になって、代表作としては、オノ・ヨーコに裸のジョン・レノンが絡みつく写真ってのが有名やんね。あとは、当時、人気女優やったデミー・ムーアの臨月ヌードは、いろいろと話題になったっけ。

というわけで、そんな彼女の写真人生を映した作品の感想は..................?!

アニー・リーボヴィッツ レンズの向こうの人生 / Annie Leibovitz : Life Through A Lens   ★★★☆☆   (2007年)

監督:バーバラ・リーボヴィッツ
出演:オノ・ヨーコ、ヒラリー・クリントン、デミー・ムーア、ミック・ジャガー、キース・リチャーズ

ミュージシャンに俳優、政治家まで、あらゆる有名人が起用したがる女性写真家の等身大の姿を描いたドキュメンタリー?!

空軍で働いていた父親の駐屯地であるフィリピンで手にした安物のカメラから始まった彼女の写真人生を、本人の回想と周囲の人々のコメントで綴った彼女の真実の生き様ってとこなんんかな。

素人目で見ても、被写体と一体となり、その内面を切り取ろうとする彼女の撮影する姿は、とてつもなくパワフルやった。一度は目にしたことがある作品の数々、それが見る者の心を捉える理由は、レンズを覗く、彼女にあるんかもしれんね。

やりたい事に巡り会い、才能を磨く環境に身を置き、納得いくまでやりたい事に没頭する.........そんな彼女の生き方が、なんや羨ましくなってもうた(苦笑)

撮る側と撮られる側のレンズ越しの信頼関係、ファインダーを通して被写体の心を見抜く力、そして瞬間を切り取る能力、あぁ、こんな風に生きてみたいなぁ............なんや羨ましい世界やったわ!?(笑)

2017年4月15日 (土)

『ムーンライト』

今日は、今年のアカデミー賞で作品賞に輝いた作品をひとつ、ご紹介♪

前評判では『ラ・ラ・ランド』が圧倒的に優位って言われるなか、8部門にノミネートされてたとは言え、この映画が作品賞を受賞したってのは、ちょっとしたサプライズやったんかもね。

結果的には、作品賞のほか、助演男優賞と脚本賞を受賞したわけやけど、それほど多くない出演シーンながら、作品にインパクトを与えてたマハーシャラ・アリに賞を贈るアカデミー賞の懐の深さってのは、ちょっと感心したかも。

というわけで、そんな作品の感想は.......................?!

ムーンライト / Moonlight   ★★★☆☆   (2016年)

監督:バリー・ジェンキンス
出演:アレックス・ヒバート、マハーシャラ・アリ、アシュトン・サンダーズ、トレヴァンテ・ローズ、アンドレ・ホランド、ジャネール・モネイ、ジャハール・ジェローム、ナオミ・ハリス

学校でイジメられてる少年は、ある日、クスリの売人をしている男に助けられ、それをキッカケに、彼の家を訪れるようになる。高校になった少年は、依然としてイジメにあっていたが、幼馴染の男の子に特別な感情を抱くようになり...............ってな、社会の底辺で生きる男の子の成長を3つの時代に分けて描いたドラマ?!

貧困のなかで、母親は麻薬中毒になり、辛い日々を少しながら、自らのセクシャリティについて悩み、そして成長していく過程をってところなんかな。

ひとりの男を幼少期、青年期、おとなになってからと、3つに分けながら、それぞれのタイミングでの出会いや出来事を綴る手法は、なかなか工夫がされてたね。

それに、カットの切り取り方や映像がさりげなく個性的で、作品全体の雰囲気を上手く作り上げてるんよ。

ただ、話の内容はというと、劣悪な環境のなか、愛情を見失った男の子の一生をって言われると、それなりに重たく、辛くなってまうあたりで、ちょっと救いの少ないドラマは、観る人を選ぶのかもしれんなぁって思ったよ。

あと、あくまでも主人公の人生がメインなだけに、脇役の扱いが少し物足りなくて、もっとツッコミを入れてもってところが、惜しかったかも。

ストレートに感動する作品というよりは、どちらかというと芸術性を重視した作りになってるだけに、ある意味、玄人(くろうと)好みでアカデミー賞の作品賞ってことなんやろうとは思うんやけど、その評価を万人が納得するかと言われると、ちょっと違うかもしれんね?!

2017年4月14日 (金)

『後妻業の女』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品、元ネタは直木賞作家の書いた小説らしいんやけど、クレジットされてる出演者の名前を見ると、エライ豪華な役者が集まってるんよなぁ。

監督さんはというと、公開当時“愛るけ”なる言葉が流行った(?)『愛の流刑地』のひとらしく、主演やったトヨエツや、津川くん、長谷川くんあたりは、再び監督のもとに集結ってことらしい。

というわけで、そんな作品の感想は......................?!

後妻業の女   ★★★☆☆   (2016年)

監督:鶴橋康夫
出演:大竹しのぶ、豊川悦司、永瀬正敏、尾野真千子、水川あさみ、余 貴美子、風間俊介、長谷川京子、ミムラ、笑福亭鶴瓶、伊武雅刀、津川雅彦、森本レオ、柄本 明、六平直政

高齢の資産家を狙って後妻になり、遺産を巻き上げる女と、ターゲットを斡旋する結婚相談所の所長。納得のいかない遺族のひとりが興信所を使って調べてみると................ってな、お金にまつわる人間ドラマ?!

すぐに死にそうな相手を選び、頃合いを見て遺書を書かせて、資産を奪う、そんな“後妻業”をする女とその周りの人間模様をコミカルにってところなんかな。

劇場公開のときの予告を見たときに、思いっきりハズしそうな感じがしたんやけど、いざ観てみると、これ、意外と悪くなかったよ。

大竹くんが強欲なオバちゃんをキレながら演じれば、トヨエツもいい塩梅でゲスな男のキャラを作ってた。個人的に見どころとしてオモロかったのは、尾野くんと大竹くんの“キャット・ファイト”やったかなぁ..........いや、ナイス・キック!(笑)

ちょっと風間くんのキャラが作りすぎやとか、少し安っぽいとか、モノ足りん部分はあるんやけど、それほど期待してなかっただけに、娯楽としては思ったよりも楽しめたね?!

2017年4月13日 (木)

『マイ・ブルーベリー・ナイツ』

今日は、ちょこっと古めのウォン・カーウォイ作品をひとつ、ご紹介♪

ウォン・カーウォイ監督といえば、『恋する惑星』『ブエノスアイレス』といった作品でカルト的な人気を得た、香港を代表するひとやんね。

でも、最近は2013年にトニー・レオンとチャン・ツィイーが共演した『グランド・マスター』を最後に、日本で公開されてる監督作はないみたいなんよなぁ。

そんな監督さんが初めて英語で撮ったってことで話題になった作品の感想は....................?!

マイ・ブルーベリー・ナイツ / My Blue Berry Nights   ★★★☆☆   (2007年)

監督:ウォン・カーウォイ
出演:ノラ・ジョーンズ、ジュード・ロウ、デイヴィッド・ストラザーン、レイチェル・ワイズ、ナタリー・ポートマン、カティア・ブルームバーグ

大好きだった彼の部屋のそばのカフェ、毎晩そこでブルーベリー・パイを食べながらオーナーと話をすることで、傷ついた心を慰めていた女は、ある日旅に出ることに................ってな、失恋リカバリー・ドラマ?!

旅先で出会う、同じように心に傷を負った人々といろいろと話をしながら、なんとか前向きに生きることを学ぶ、そんな主人公の姿を描くってなところかな。

印象的な音楽をバックに、顔のアップを多用して叙情的に描写する手法は、確かにそれなりの効果はあるんやろうけど、逆にちょっと狙いすぎの感が否めなくて、なんやそんな演出が鼻についてもうたんよ。

しかも、無意味にスロー・モーションを連発されて、観ててごっつい疲れてもうたんよなぁ(苦笑)

個人的には、大好きなナタリーくんを始め、ジュードくんにレイチェル嬢、初主演の歌手のノラの演技もなかなか自然で悪くなかったんやけど、作品としては実に凡庸な恋愛映画になってしまったところが、ちょっともったいなかったね。

2017年4月12日 (水)

『ある戦争』

今日は、デンマークの映画をひとつ、ご紹介♪

この作品、アカデミー賞の外国語映画賞にノミネートされてたらしく、本国の映画賞であるロベルト賞では、主演女優賞を受賞し、作品賞や監督賞をはじめ、主要な部門でノミネートされてたんやって。

監督のトビアス・リンホルムくんは、トマス・ヴィンターベア監督の『光のほうへ』やマッツ・ミケルセンが主演した『偽りなき者へ』で監督さんと共同脚本を書いてて、日本では劇場未公開やったんやけど『シージャック』っていう、なかなか悪くない作品を監督してるんよ。

というわけで、そんな作品の感想は.................?!

ある戦争 / Krigen   ★★★★☆   (2015年)

監督:トビアス・リンホルム
出演:ピルー・アスベック、ツヴォ・ノヴォトニー、ダール・サリム、ソーレン・マリン、シャーロッテ・ムンク、ペトリン・アガー

アフガニスタンでタリバンから市民を守るための監視活動に従事しているデンマーク軍の隊長は、パトロール中に敵の砲撃を受け、ハゲしい攻防のなか、ある決断をするのだが..................ってなドラマ?!

戦闘中に負傷した部下を助けるため、極限状態で下した決断は、ひとつの波紋を呼ぶことに............ってなことで、戦争のなかの正義を問うってことなんかな。

あまり多くの説明をせずに、淡々と隊の活動をカメラで追う前半は、ドキュメンタリーのようなんやけど、それがリアルな現実を映しだしてたよ。

でもって、後半の流れでは、戦場での正しさと普通の世界での正しさを対比しながら、家族とのつながりを描きつつ、問題を提起してるところが秀逸やったね。

単純な善悪では計ることができない現実が、戦争というものの歪な姿を映し出してるわけで、勝ち負けやなくて、それが多くの人の心に深い傷を与えるってのが真実なんと違うかな。

テーマがテーマだけに、重たすぎるくらいのドラマなんやけど、人の命の重みを考えさせられるという意味で、胸にズシリとくる作品やったよ!?

2017年4月11日 (火)

『じんじん』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品、主演の大地康雄が北海道に行った際に、この映画の舞台になってる剣淵って町にある“絵本の館”ってところを訪れて、感銘を受けたのをキッカケに、絵本にまつわる映画を作ろうってことで出来上がったんやって。

大地おじさんといえば、かつて“日本のジャック・ニコルソン”って自分で言ってたような記憶があるんやけど、でも、ホンマにそれくらい演技の上手い、エエ役者やと個人的には思うんよ。

というわけで、そんな作品の感想は...................?!

じんじん   ★★★★   (2013年)

監督:山田大樹
出演:大地康雄、小松美咲、佐藤B作、手塚理美、若村麻由美、中井貴恵、村田雄浩、中田良子、宮田沙世、絵沢萠子、板尾創路、井上正大、小宮孝泰、田口主将、瀬川 亮

大道芸人として気ままな生活をしている中年の男は、幼馴染の営む農園の田植えを手伝うために北海道に行くのだが、ちょうど同じ頃に高校の修学旅行で農業体験をするために来た4人の女子高生たちと出会うのだが..............ってなドラマ?!

偶然に巡り合った男と女子高生、男にはずっと胸の奥に秘めていた切ない過去があり、女の子にも辛い思いが..............ってなことで、なんかね、グッと胸にくるドラマが展開するんよ。

いやぁ、なんと言っても大地おじさんの人情味溢れる演技が味わい深くて、少しコミカルながら、しっかりとキャラに感情を込めてるあたりが、たまらんかった。

ちょっと設定がドラマチックすぎる感はあるものの、それを越えて心に沁みる切なさと温かさってのが、なんかエエんよなぁ。

小粒な作品ではあるんやけど、いい役者が気持ちを込めて演じると、やっぱり“じんじん”と伝わるものがあるんやろね?!

俺も絵本の読み聞かせでも...................って、聞いてくれる相手がおらんか...........(苦笑)

2017年4月10日 (月)

『5時から7時の恋人カンケイ』

今日は、劇場で未公開の作品のなかから、恋愛ドラマをひとつ、ご紹介♪

この作品の主役を演じてるアントン・イェルチンは、昨年の6月19日に事故で亡くなってもうたんよなぁ。自宅で車のギアを入れ間違えて、車と壁に挟まれて亡くなってもうたって聞くと、なんかやるせないわ。

ヒロインを演じてるベレニス・マルローって女優さんは、フランス出身のひとで、『007 スカイフォール』でボンドガールを演じてたんよね。

というわけで、そんな作品の感想は.....................?!

5時から7時の恋人カンケイ / 5 To 7   ★★★☆☆   (2014年)

監督:ヴィクター・レヴィン
出演:アントン・イェルチン、ベレニス・マルロー、ランベール・ウィルソン、オリヴィア・サールビー、エリック・ストルツ、グレン・クローズ、フランク・ランジェラ

作家志望の青年は、ニューヨークの街角でひとりの美しい女性を見かけ、彼女に声をかけると、平日の5時から7時なら会えると言われ.............ってな、ちょっと変わった恋愛ドラマ?!

好きになった相手は、ちょっと年上の二人の子を持つフランス人の人妻で、夫公認で不倫の関係と言われ、戸惑いながらも、彼女への気持ちは抑えられず...............ってなことで、男女の奇妙な恋愛関係をってね。

一日2時間だけの恋人、すべてを忘れて愛し合うも、彼女には家庭があり、夫がいる、そんなジレンマを軽妙に描きつつ、ひとを愛するってことを問いかけるのかも。

アントンくんの醸し出すダメ男の雰囲気と、ヒロインを演じるべレニスくんのゴージャス感ってのが、うまくマッチングしてるあたりで、ドロドロとした“不倫ドラマ”ではない、嫌味のない、清々しい(?)ロマンスものになってるやろね。

フランス人は不倫OKなのかっていう疑問は置いといて、設定を活かした、なかなかの味わいやった?!

2017年4月 9日 (日)

『未来を写した子どもたち』

今日は、ちょっと前に作られたドキュメンタリーをひとつ、ご紹介♪

この作品、アカデミー賞の長編ドキュメンタリー賞を受賞した作品で、サンダンス映画祭でも観客賞を受賞したりして、世界各地の映画祭で評価されたんよね。

今のインドは、経済成長も進んで、かなり社会全体が変わってきてるんやろうけど、行ったことのない者のイメージからすると、古い階級制度が残っててっていうのが真っ先に浮かぶかな。

そんな厳しい現実のなかで、そこで暮らす子供たちを映した作品は、きっと観る人の心に訴えかけるものがあったんやろなぁ。

というわけで、そんな作品の感想は.......................?!

未来を写した子どもたち / Born Into Brothels : Calcutta's Red Light Kids   ★★★☆☆   (2004年)

監督:ロス・カウフマン、ザナ・ブリスキ
出演:コーチ、アヴィジット、シャンティ、マニク

カルカッタの赤線街の娼婦に密着するために移り住んだ女性カメラマンは、その街に住む娼婦たちの子どもたちと交流を深めていくうちに、彼らの力になりたいと奔走するのだが...............ってなドキュメンタリー作品?!

貧しいスラムでの暮らしのなかで、未来を選択する余地もなく、厳しい日々を送りながらも、それでも元気に生きる子供たち。そんな彼らがカメラを手に、友達や風景を自分の目で切り取っていく様子を追いかけてるんよ。

学校へも行けず、こんな毎日を送る子どもがいるという現実が、なんや、ずっしりと胸にこたえるね。監督さんと同じように、彼らの無邪気な笑顔を見ると、何とかしてあげたいって思うもんな。

親子何代にもわたって同じ仕事をして生きる、そんな社会のなかの負の連鎖をどうにか断ち切ろうとするカメラマンの気持ちが、観てる側にもヒシヒシと伝わるんよ。

劇場で公開されてたときに、映画館の通路の壁に掛かった実際の写真を見たんやけど、そこには力強くて、純粋な眼差しを感じさせられたんよなぁ。

夢や未来のある毎日を、すべての子どもに.................そう願ってね!?

2017年4月 8日 (土)

『PK ピーケイ』

今日は、インドの映画をひとつ、ご紹介♪

この作品の監督さんをしてるラージクマール・ヒラニくんと主演のアーミル・カーンくんのコンビといえば、久々に(?)興行的に話題になったインド映画『きっと、うまくいく』と一緒なんよ。

今作では、インドのアカデミー賞では監督賞と主演男優賞、主演女優賞にノミネートされただけで、受賞できなかったみたいなんやけど、劇場で公開時の評判が良くて観たかったものの、結局、時間があわず、レンタル開始にあわせて、早速、期待しながら鑑賞したんよね。

というわけで、そんな作品の感想は.......................?!

PK ピーケイ / PK   ★★★★   (2014年)

監督:ラージクマール・ヒラニ
出演:アーミル・カーン、アヌシュカ・シャルマ、ボーマン・イラニ、サウラブ・シュクラ、サンジャイ・ダット、パリクシャット・サニ

調査のために地球にやって来た宇宙人は、到着早々、宇宙船を呼ぶリモコンを盗まれる。“神様に聞け”と言われ、神様探しを始める彼を、TV局の女性レポーターが見つけ、話をするが..............ってなドラマ?!

願いを聞いてくれる神様はどこにいるのか、マジメに問いかける男と、そんな彼をオモシロイと思って密着する女、コミカルなテイストながら、さりげなくマジメなテーマを入れ込み、恋愛ドラマもってとこかな。

人間を知らない宇宙人という設定を使いながら、細かい笑いを拾いつつ、神とは、宗教とは、というテーマを突いてくるところが、なかなかなんよ。

途中まではそれほどでもないかって思わせながら、後半で上手くまとめて感情にグイグイと迫ってくるあたりが、この監督さんの腕なんかもしれんね。

インド映画らしい歌と踊りをしっかりと盛り込みつつも、じっくりと練り込んだストーリーで観る側を惹きつける、そんなドラマは、笑いあり、涙ありで、なんや気がついたら思いっきり楽しんどったよ?!(笑)

2017年4月 7日 (金)

『ライチ☆光クラブ』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品、元ネタはカルト的人気の(?)漫画なんやってね。また例によって、漫画を読まないオヤジには、さっぱり馴染みのない話なんやけど(苦笑)

監督さんは、以前に紹介したホラー系のドラマ『パズル』や、実話をモチーフにってことで話題になった『先生を流産させる会』ってのを作ったひとなんよ。

そういえば、この作品の主役を演じてる野村くんは、監督さんの前の作品でも主役を演じてたみたいやね。

というわけで、そんな作品の感想は.....................?!

ライチ☆光クラブ   ★★★☆☆   (2015年)

監督:内藤瑛亮
出演:野村周平、古川雄輝、中条あやみ、池田純矢、間宮祥太朗、戸塚純貴、征木玲弥、岡山天音、松田 凌、藤原季節

工業地帯の廃墟に集まる中学生たちは、“光クラブ”なる秘密結社を作り、腐りきった大人社会に反発し、若さと永遠の美を求めて活動をしていたのだが...............ってなホラー&ファンタジー?!

カリスマのあるリーダーのもと、人口知能を持つロボットを作り、若くて美しい少女を誘拐し、組織のシンボルとして崇めようとするのだが、彼のやり方に疑問を持つ者が現れ..............ってな感じで、アングラなテイストを醸し出しつつ、ちょっとグロテスクにってとこなんかな。

作品の作りとしては、期待の若手俳優たちの品評会的なところなんやろし、そういう意味では野村くんや古川くん、中条くんあたりがフィーチャーされてて、それなりに目的は果たされてるんやろね。

まぁ、逆に“中学生”っていう設定には、ちょっと無理がある面々な気はするんやけど(苦笑)

ハリボテ感たっぷりなロボットが出てきたときは、どないしようかと思ったんやけど、ホラー的な描写やボーイズラブが必要かは置いといて、それなりに若さの暴走を描くってところでは、悪くないのかも?!

2017年4月 6日 (木)

『エリザベス:ゴールデン・エイジ』

今日は、ちょこっと古い歴史ものをひとつ、ご紹介♪

この作品、1998年に作られた『エリザベス』って映画の続編っていう位置づけになるらしく、監督さんと主演女優は変わらず、新たなキャストを加えて、ちょっと豪華にって感じなんかな。

最初の作品はアカデミー賞で作品賞や主演女優賞にノミネートされたらしいんやけど、この作品はアカデミー賞の衣装デザイン賞を受賞し、ケイト・ブランシェットは主演女優賞にノミネートされたんやって。

というわけで、そんな作品の感想は..........................?!

エリザベス:ゴールデン・エイジ / Erizabeth : The Golden Age   ★★★☆☆   (2007年)

監督:シェカール・カプール
出演:ケイト・ブランシェット、ジェフリー・ラッシュ、クライヴ・オーウェン、サマンサ・モートン、リス・エヴァンス、ジョルディ・モリャ、アビー・コーニッシュ、トム・ホランダー、エディ・レッドメイン

カソリック勢力を押さえ込んでいたイギリス女王だったが、ある反乱事件を口実にスペインの無敵艦隊を敵に戦争することになり、その時女王は.................ってなことで、絶対的な力でイギリスを治めたエリザベス1世の半生を描いた続編!?

前回に引き続き主役を務めるケイト嬢の迫力ある演技には脱帽やった。クラシックもので強い女をやらせたら、これほどはまる女優はないかもね。

ドラマとしては、国を率いる強さと、ひとりの女としての弱さ、そんなハゲしい葛藤と苦悩をうまく表現してたかなぁ。ただ、残念ながら、彼女の頑張りを活かしきるほどは、話がおもしろくないんよなぁ(苦笑)

豪華な面々が揃ってる割には、他の役の存在感が薄く、話にメリハリがつかない、その上、中途半端に演出されたカットが目障りやったりして................?!

まぁ、さすがにコスチュームは凝ってて、衣装は見応えあるのかもしれんけど、あまりにもワクワク感やドキドキ感がなく、平たい作品になってもうたね。

これも監督の腕ってヤツなんかなぁ....................?!(苦笑)

2017年4月 5日 (水)

『ハイエナ・ロード』

今日は、カナダの戦争映画をひとつ、ご紹介♪

監督のポール・グロスと言えば、以前に紹介した戦争映画『A Time of War 戦場の十字架』のひとで、どうやら彼の父親が軍人やったらしく、そのせいで幼少期は世界各地を家族で転々としてたらしい。

本国カナダでは、いろいろな賞を受賞したりしてて、この作品でも賞を受賞したり、ノミネートされたりしたみたいで、かなり評価されてるんやって。

そんな作品に出演してるロッシフ・サザーランドって役者さん、名前を見てひょっとしてと思ったら、ドナルド・サザーランドの実子らしく、キーファー・サザーランドが異母兄になるんやって。

というわけで、そんな作品の感想は......................?!

ハイエナ・ロード / Hyena Road   ★★★☆☆   (2015年)

監督:ポール・グロス
出演:ロッシフ・サザーランド、ポール・グロス、クリスティーン・ホーン、アラン・ホーコ、ナビル・エルーアハビ、ニーマット・アルガンダビ、クラーク・ジョンソン、カール・キャンベル

アフガニスタンのカンダハールに駐留し、監視活動を行っているカナダ軍の狙撃部隊は、ある日、タリバンの奇襲に遭い、荒野のなかの村に逃げ込み、そこでひとりの男に助けられる。その話を聞いた情報官は、ある男の噂を思い出し................ってな戦争ドラマ?!

ハゲしい紛争地帯で危険な任務を行う男たちと、現地人どうしの争い、そんな混沌とした場所での任務を描きながら、戦いの無常さをってとこなんかな。

出だしから緊迫感が出てて、リアルな映像を巧みに使いながら、グイグイと話に引き込んで切れて、なかなかのクォリティーやったよ。

戦争ものってことで、それなりにエグめの場面もあるんやけど、軸足を人間ドラマに置いてるところで、単にドンパチやるだけで終わらない、話の深みがあったかな。

しかし、中東の平和のため、と言いながらも、こうして憎しみ合いながら人と人が殺し合って、実際に多くの犠牲者が出てるって現実は、なんや“やるせなさ”を感じてまうやんね?!

2017年4月 4日 (火)

『おとぎ話みたい』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品、映画と音楽のコラボをテーマにした、“MOOSIC LAB 2013”って企画で作られたものらしく、全編“おとぎ話”っていうバンドの音楽を使ってあるんよ。まぁ、初めて耳にするバンドだけに、音楽的にどうかってのは、敢えて書かんどこうかな(苦笑)

主演の趣里くんは、水谷 豊と伊藤 蘭の娘ってことで、デビュー当時は注目されてたわけやけど、親の七光りを前面に出してというよりは、どうやら懸命に役者としての階段を上ってるらしい。

というわけで、そんな作品の感想は..................?!

おとぎ話みたい   ★★★☆☆   (2014年)

監督:山戸結希
出演:趣里、岡部 尚、井土紀州、小林郁香、おとぎ話、椎名琴音、寺嶋由芙

高校を卒業したら東京に出てダンサーになろうと心に決めている女の子は、たまたま見た自分の踊りを褒めてくれた先生と話をするうちに、彼のことが好きになってしまい................ってな青春ドラマ?!

自分の秘めた思いを受け止めてくれた先生のことが、いつしか大好きになってしまい、気持ちが抑えきれなくなってしまう、そんな女子高生の初恋を、音楽とコラボしてってとこなんかな。

これ、どうやらコンセプトが“おとぎ話”っていうバンドをフィーチャーしてってことらしく、どことなくミュージックビデオの延長のような作りなんよ。

ドラマ部分は、主演の趣里くんを前面にってところで、ちょっと空回り気味ながら、頑張っとったね。

ちょっとキャラが極端で、なかばストーカー的な“コワさ”がありながらも、気合だけは伝わってくる、そんな作品やったかも?!(笑)

2017年4月 3日 (月)

『ジョイ』

今日は、劇場で未公開の作品のなかから、豪華な面々が出演してる映画をひとつ、ご紹介♪

デヴィッド・O・ラッセルの監督作品で、ジェニファー・ローレンスとブラッドリー・クーパーが共演と聞くと、ジェニファーくんがアカデミー賞の主演女優賞に輝いた『世界にひとつのプレイブック』やクリスチャン・ベイルの変貌ぶりが話題になった『アメリカン・ハッスル』があって、この監督さんの作品で3作連続の顔合わせってことで、この3人は、よっぽど仲がエエらしい(笑)

この作品でも、ジェニファーくんはアカデミー賞の主演女優賞にノミネートされ、ゴールデン・グローブでは女優賞を受賞したらしく、監督さんとの相性の良さが評価に繋がってるってことなのかも。

ちょっとマニアックなところで、脇役として出演してるイザベラ・ロッセリーニは、イタリアの映画監督のロベルト・ロッセリーニと往年の名女優イングリッド・バーグマンの娘なんよね。

というわけで、そんな作品の感想は.....................?!

ジョイ / Joy   ★★★☆☆   (2015年)

監督:デヴィッド・O・ラッセル
出演:ジェニファー・ローレンス、ブラッドリー・クーパー、エドガー・ラミレス、ロバート・デ・ニーロ、ヴァージニア・マドセン、イザベラ・ロッセリーニ、ダイアン・ラッド

父親の会社の経理を手伝いながら、祖母と母親、二人の子供と離婚した元夫を養う女は、ふとしたキッカケで思いついたモップで特許申請し、それを売ろうと計画するのだが..............ってな、実在の人物を描いた伝記もの?!

苦しい生活の日々を送るなか、子どものころの夢を叶えるために、発明したモップで一発逆転を狙うも、次々と困難が立ちはだかり...........ってなことで、苦労して成功を手にしたひとりの女性の半生をってね。

苦境にも挫けず、生活のために戦う女性を、ジェニファーくんが気合いで演じるってことで、なるほどキャスティングとしてはイメージ的に悪くないんかもなぁ。

ただ、毎度のことながら、個人的に、どうも彼女の演技に深みを感じられないだけに、主人公に共感することができず、あまり伝わってくるものがなかったんよ..........(苦笑)

自分で発明し、それを形にして成功を手にした、そんなモデルになってるひとについてはスゴイと思うんやけど、2時間強のドラマで描かれる内容は、イマイチ盛り上がりに欠けたかも..............そこらへんが、これだけのキャストを集めても劇場未公開やった理由なんかなぁ?!

2017年4月 2日 (日)

『スター・トレック BEYOND』

今日は、長年“スター・ウォーズ”のライバルの“スター・トレック”シリーズの最新作を.................って、気づいたら、どっちもJ・J・エイブラムスになってもうてたね(苦笑)

今回もいつものメンバーが集結してってことやったんやけど、実は今作が全米公開される直前にアントン・イェルチンは事故で亡くなってもうたんよなぁ。

大作では脇役で、小粒な作品で主役を演じたりしながら、なかなか味のある演技をしてた役者さんで、個人的には、結構、好きな部類やっただけに、ホンマ残念。

というわけで、そんな少しセンチメンタルな気持ちを感じつつ鑑賞した作品の感想は...............?!

スター・トレック BEYOND / Star Trek Beyond   ★★★☆☆   (2016年)

監督:ジャスティン・リン
出演:クリス・パイン、ザカリー・クイント、サイモン・ペッグ、ゾーイ・サルダナ、カール・アーバン、アントン・イェルチン、イドリス・エルバ、ジョン・チョー、ショーレ・アグダシュルー、ソフィア・ブテラ、グレッグ・グランバーグ、リディア・ウィルソン、ジョー・タスリム、アニタ・ブラウン

未開の惑星に不時着した宇宙船の探索を頼まれ、救助に向かったエンタープライズ号だったが、異星人による襲撃を受け、その惑星に不時着し、クルーの大部分が捕虜となってしまうのだが...............ってな、お馴染みのSFアドベンチャーものの第3弾?!

囚われた仲間たちを助け、敵の攻撃から味方を守るために戦う、そんな艦長とその部下の奮闘を、スケールのでかい迫力の映像でってところなんやろね。

さすが“ワイルド・スピード”シリーズの監督をしてるジャスティンくんだけあって、テンポよく話が展開するあたりは、悪くなかったかな。

テーマになってるのは、友情や仲間との絆ってことで、サイモンくんの脚本は、お茶目な敵の撃退法で遊び心を出しながら、そこらあたりを上手く織り込んでた。

最初から最後まで、飽きさせない内容にはなってるんやけど、それ以上の深みはないってのも、このシリーズならではなのかもなぁ(苦笑)

ボチボチとね?!

2017年4月 1日 (土)

『ハングリー・ハーツ』

今日は、イタリア映画をひとつ、ご紹介♪

この作品、ヴェネチア映画祭で男優賞と女優賞をダブル受賞したらしく、イタリアのアカデミー賞にあたるダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞で作品賞、監督賞、脚本賞、主演女優賞なんかにノミネートされたんやって。

主演のひとり、アダム・ドライヴァーって役者さんはアメリカ人なんやけど、先のサーティン・スコセッシ監督の『沈黙 -サイレンス-』や、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』に出演したりして、徐々に売れて来てる感じやね。

というわけで、そんな作品の感想は......................?!

ハングリー・ハーツ / Hungry Hearts   ★★★☆☆   (2014年)

監督:サヴェリオ・コンスタンツォ
出演:アダム・ドライヴァー、アルバ・ロルヴァケル、ロバータ・マクスウェル、ジェイク・ウェバー、アル・ローフェ、ナタリー・ゴールド、ヴィクター・ウィリアムズ、デヴィッド・アーロン・ベイカー

ニューヨークの中華レストランで知り合った男女は、やがて恋に落ち、結婚して子供が生まれることに。すべてが順調に思えたふたりの関係だったが、出産を機に、微妙なすれ違いが..............ってなドラマ?!

医者を信用できず、菜食主義者の妻は息子を独自の方法で育てようとし、栄養失調ぎみのわが子を心配し、悩む夫は医者に相談するものの妻に聞き入れてもらえず............ってなことで、子育てをめぐる夫婦の葛藤をってとこなんかな。

過度の思い込みで赤ん坊をかわいがる妻と、そんな彼女を止められずに、それでも事態を放置できなくなり苦悩する夫、主演のふたりの静かなバトルを、少し工夫した映像で演出しつつってところは、なかなか悪くなかったね。

きっと実際に子育てを経験したことのある人なら、なんか感じるものがあるんかもしれんなぁと思いつつ、ひとり身のハゲおやじは、あるかないか分からない未来のシチュエーションを想像しながら、ちょっと考えてもうた(苦笑)

かなりデフォルメしたシチュエーションではあるんやろうけど、実際の子育てってのは、大なり小なり、こういうことがあるんかもしれんなぁ.........なんて?!

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