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2017年4月15日 (土)

『ムーンライト』

今日は、今年のアカデミー賞で作品賞に輝いた作品をひとつ、ご紹介♪

前評判では『ラ・ラ・ランド』が圧倒的に優位って言われるなか、8部門にノミネートされてたとは言え、この映画が作品賞を受賞したってのは、ちょっとしたサプライズやったんかもね。

結果的には、作品賞のほか、助演男優賞と脚本賞を受賞したわけやけど、それほど多くない出演シーンながら、作品にインパクトを与えてたマハーシャラ・アリに賞を贈るアカデミー賞の懐の深さってのは、ちょっと感心したかも。

というわけで、そんな作品の感想は.......................?!

ムーンライト / Moonlight   ★★★☆☆   (2016年)

監督:バリー・ジェンキンス
出演:アレックス・ヒバート、マハーシャラ・アリ、アシュトン・サンダーズ、トレヴァンテ・ローズ、アンドレ・ホランド、ジャネール・モネイ、ジャハール・ジェローム、ナオミ・ハリス

学校でイジメられてる少年は、ある日、クスリの売人をしている男に助けられ、それをキッカケに、彼の家を訪れるようになる。高校になった少年は、依然としてイジメにあっていたが、幼馴染の男の子に特別な感情を抱くようになり...............ってな、社会の底辺で生きる男の子の成長を3つの時代に分けて描いたドラマ?!

貧困のなかで、母親は麻薬中毒になり、辛い日々を少しながら、自らのセクシャリティについて悩み、そして成長していく過程をってところなんかな。

ひとりの男を幼少期、青年期、おとなになってからと、3つに分けながら、それぞれのタイミングでの出会いや出来事を綴る手法は、なかなか工夫がされてたね。

それに、カットの切り取り方や映像がさりげなく個性的で、作品全体の雰囲気を上手く作り上げてるんよ。

ただ、話の内容はというと、劣悪な環境のなか、愛情を見失った男の子の一生をって言われると、それなりに重たく、辛くなってまうあたりで、ちょっと救いの少ないドラマは、観る人を選ぶのかもしれんなぁって思ったよ。

あと、あくまでも主人公の人生がメインなだけに、脇役の扱いが少し物足りなくて、もっとツッコミを入れてもってところが、惜しかったかも。

ストレートに感動する作品というよりは、どちらかというと芸術性を重視した作りになってるだけに、ある意味、玄人(くろうと)好みでアカデミー賞の作品賞ってことなんやろうとは思うんやけど、その評価を万人が納得するかと言われると、ちょっと違うかもしれんね?!

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