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2017年4月12日 (水)

『ある戦争』

今日は、デンマークの映画をひとつ、ご紹介♪

この作品、アカデミー賞の外国語映画賞にノミネートされてたらしく、本国の映画賞であるロベルト賞では、主演女優賞を受賞し、作品賞や監督賞をはじめ、主要な部門でノミネートされてたんやって。

監督のトビアス・リンホルムくんは、トマス・ヴィンターベア監督の『光のほうへ』やマッツ・ミケルセンが主演した『偽りなき者へ』で監督さんと共同脚本を書いてて、日本では劇場未公開やったんやけど『シージャック』っていう、なかなか悪くない作品を監督してるんよ。

というわけで、そんな作品の感想は.................?!

ある戦争 / Krigen   ★★★★☆   (2015年)

監督:トビアス・リンホルム
出演:ピルー・アスベック、ツヴォ・ノヴォトニー、ダール・サリム、ソーレン・マリン、シャーロッテ・ムンク、ペトリン・アガー

アフガニスタンでタリバンから市民を守るための監視活動に従事しているデンマーク軍の隊長は、パトロール中に敵の砲撃を受け、ハゲしい攻防のなか、ある決断をするのだが..................ってなドラマ?!

戦闘中に負傷した部下を助けるため、極限状態で下した決断は、ひとつの波紋を呼ぶことに............ってなことで、戦争のなかの正義を問うってことなんかな。

あまり多くの説明をせずに、淡々と隊の活動をカメラで追う前半は、ドキュメンタリーのようなんやけど、それがリアルな現実を映しだしてたよ。

でもって、後半の流れでは、戦場での正しさと普通の世界での正しさを対比しながら、家族とのつながりを描きつつ、問題を提起してるところが秀逸やったね。

単純な善悪では計ることができない現実が、戦争というものの歪な姿を映し出してるわけで、勝ち負けやなくて、それが多くの人の心に深い傷を与えるってのが真実なんと違うかな。

テーマがテーマだけに、重たすぎるくらいのドラマなんやけど、人の命の重みを考えさせられるという意味で、胸にズシリとくる作品やったよ!?

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