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2017年5月

2017年5月31日 (水)

『最後の初恋』

今日は、大人の恋愛ドラマをひとつ、ご紹介♪

この作品、原作がアメリカの人気作家のニコラス・スパークってことで、それをリチャード・ギアとダイアン・レインのベテランふたりの共演でってことで、話題になったんかな。

“ニコラス・スパークもの”と言えば、真っ先にでてくるのは『きみに読む物語』で、『メッセージ・イン・ア・ボトル』あたりも、そこそこ人気にはなってたけど、正直、それ以外の映画化作品って、それほど盛り上がってないような気が、個人的にはするんやけどね(苦笑)

というわけで、そんな作品の感想は..........................?!

最後の初恋 / Nights In Rodanthe   ★★★☆☆   (2008年)

監督:ジョージ・C・ウルフ
出演:リチャード・ギア、ダイアン・レイン、スコット・グレン、ジェームズ・フランコ、ヴィオラ・デイヴィス、キャロリン・マコーミック、テッド・マンソン、クリストファー・メローニ、メイ・ホイットマン、パブロ・シュレイバー、ベッキー・アン・ベイカー

夫と別居中の妻は、友人が経営する海辺のコテージの留守番を数日間することに。ハリケーンが接近するなか、唯一のゲストである、ちょっと訳ありの医師の世話をすることに..........ってな、中年のラブ・ストーリー?!

夫婦生活、家族、そして仕事、悩みを抱えた男女が、数日間の時間を共有することで、人生を見つめなおし、大切なものに気づくってことなんやろなぁ。

この顔ぶれで、お決まりのロマンスもの.............まぁ、展開も含めて、大筋は予想通りってことで、“ニコラス・スパーク原作”というので少々期待はしたんやけど、コテコテに作り上げられた展開には、思わずオイオイってツッコミを入れずにはおれんかった(笑)

ふたりが恋に落ちる必然性のようなものが、どうにも強く感じられないところに、リアリティが感じられず、観てる側は盛り上がらんのかもしれんね。

まぁ、そうは言っても、所詮は暇つぶしの恋愛ドラマってことで、それほど期待したらアカンわけで、これはこれで安定のレベルなのかも?!

それにしても、この邦題の意味.....................よく分からんよなぁ...........??(苦笑)

2017年5月30日 (火)

『ディアスポリス -DIRTY YELLOW BOYS-』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

監督をしている熊切和嘉といえば、個人的にはデビュー作の『鬼畜大宴会』っていう、もはやカルト的な扱いになってる、かなりイカれた作品のイメージが強すぎて、この映画のオープニングで、そんな彼がエイベックスで映画作るんやってところが気になったんやけど、杞憂やったみたいやね(笑)

これ、どうやら元々はTBSの深夜ドラマでやってたものを、今回、映画化したってことみたいで、まぁ、ドラマ版はまったく観てないんで、よう分からんのやけど。

主人公の相棒役で出演の浜野謙太くんは、NHKの朝ドラでも好評やったみたいで、最近はすっかりミュージシャンというよりも役者として名が売れてきたんかな。

というわけで、そんな作品の感想は...........................?!

ディアスポリス -DIRTY YELLOW BOYS-   ★★★☆☆   (2016年)

監督:熊切和嘉
出演:松田翔太、浜野謙太、眞木蔵人、柳沢慎吾、須賀健太、NOZOMU、木原勝利、安藤サクラ、宇野祥平、政岡泰志、OMSB、康 芳夫

東京に住む不法滞在者たちを守るために作られた警察組織の“署長”をする男は、ひとりのマッサージ嬢が誘拐された事件の犯人を追いかけるのだが...................ってなクライム・サスペンスもの?!

殺人を繰り返す中国系の留学生のふたり組、殺された組員の復讐のために、そんな犯人グループを追いかけるヤクザ、そして同じく犯人の足取りを追う裏警察だったが.............ってなことで、中国語が飛び交ったりする、ちょっと異色のドラマが展開するんよ。

作りとしては、松田家の次男坊のイケメンなオトボケ感と、その相棒を務める浜野くんの掛け合いを前面に出しつつってところなんやろうけど、雰囲気としては嫌いやなかったね。

監督の熊切くんの初期のバイオレンス重視なテイストを久しぶりに思い出させてくれて、個人的には少しニヤッとさせられたんやけど。

TVドラマが先行してってことらしく、そういう意味では、キャラ立ちしたメインキャストを駆使してってところで、これはこれで悪くなかったかな?!

2017年5月29日 (月)

『バンクラッシュ』

今日は、スペイン、アルゼンチン&フランスの合作映画をひとつ、ご紹介♪

この作品、スペインのアカデミー賞にあたるゴヤ賞ってので、脚本賞にノミネートされたらしく、その他にもメストレ・マテオ賞ってので賞を獲ったりして、なかなかの評判やったらしいんよ。

出演者のひとり、ロドリゴ・デ・ラ・セルナくんは、ウォルター・サレス監督の『モーターサイクル・ダイアリーズ』でガエル・ガルシア・ベルナウと共演してた俳優さんで、ルイス・トサルくんは、『プリズン211』で主演してたひとで、スペイン映画ではよく見かける俳優さんなんよね。

というわけで、そんな作品の感想は....................?!

バンクラッシュ / Cien Anos De Perdon   ★★★☆☆   (2016年)

監督:ダニエル・カルパルソロ
出演:ルイス・トサル、ロドリゴ・デ・ラ・セルナ、ラウール・アレバロ、パトリシア・ビコ、ホアキン・フリエル、ホセ・コロナド、マリアン・アルバレス、ルシアーノ・カセレス

銀行に強盗に入った犯人たちだったが、実は、そのうちのひとりが、貸金庫に入れてある“ブツ”を盗むよう、政治家の息のかかった者から依頼されていて...................ってなクライム・サスペンス?!

ワケあって銀行に強盗に入った犯人、人質になった女支店長の事情、事件の裏側でうごめく政界ルート、それぞれの思惑が交錯し..............ってなことで、単なる銀行強盗モノだけでは語れないヒネリを加えてってとこなんかな。

ありがちな犯罪アクションで終わらずに、人間模様を織り込んでるあたりは、なかなか味わいがあるんやけど、ちょっと背景の説明が物足りなくて、どうにもスッキリしない曖昧さが残るんよ。

そんなもんやから、“痛快な一発逆転”というオチを狙ったと思われるものの、もうひとつ、ストレートに伝わってこないところが、ちょっと残念やったかも。

なんか、とりあえず銀行が舞台やから“バンク”ってして、あとは“急がせとくか”的な雰囲気の邦題も、よう意味が分からんしね...............?!(苦笑)

悪い作品やないだけに、いろいろ惜しかったかなぁ。

2017年5月28日 (日)

『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』

今日は、劇場で公開中の作品のなかから、“マーヴェルもの”をひとつ、ご紹介♪

これ、前作の『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』がなぜか(?)大ヒットして、気をよくしたディズニーが、同じメンバー、キャストで続編をってことなんやろね。

今回もカート・ラッセルやスタローンなんかが新たに参加して、金をかけて大騒ぎってことなんやけど、これだけ本国でも海外でも話題になれば、まぁ、次もってことになるんやろなぁ。

というわけで、とりあえずは第2弾の感想を...........................?!

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス / Guardians of The Galaxy Vol.2   ★★★☆☆   (2017年)

監督:ジェームズ・ガン
出演:クリス・プラット、ゾーイ・サルダナ、カート・ラッセル、デイヴ・バウティスタ、マイケル・ルーカー、カレン・ギラン、シルヴェスター・スタローン、クリス・サリヴァン、ミシェル・ヨー、ショーン・ガン、エリザベス・デビッキ、デヴィッド・ハッセルホフ、スタン・リー、(声の出演)ヴィン・ディーゼル、ブラッドリー・クーパー、セス・グリーン

すっかり有名になった“ガーディアンズ”の面々は、ある惑星の指導者から依頼を受けて敵を倒すが、ふとしたキッカケで逆に依頼主に命を狙われることに。そんな彼らをリーダーの実の父親という男が救うのだが.................ってな、スペース・アドベンチャー&コメディの第2弾?!

はみ出し者の集団が、宇宙の平和のために悪い奴らと熱いバトルをってことで、まぁ、話のスジとしては分かりやすく、目新しさはないんやけど、なんかユル~いノリと程よいテンポで不思議と楽しめるんよなぁ(笑)

ちょっとワルノリをしながらも、何気に仲間との友情やったり、“家族”の絆のようなエピソードでセンチメンタルな要素を混ぜつつ、うまく盛り上げてるところがウケるんやろね。

このシリーズ、特に音楽の使い方が秀逸で、いいタイミングでナイスな懐メロが流れてくるあたりに、ハゲおやじはグッとくるわけで、今回はキャット・スティーヴンスが胸を熱く刺激(?)するんよ..........(笑)

娯楽映画としての質は高く、マーヴェル信奉者の熱狂を差し引いても、金を払って観ても後悔しないくらいの、悪くない作品やったんと違うかな?!

2017年5月27日 (土)

『われらが背きし者』

今日は、サスペンスものをひとつ、ご紹介♪

この作品、原作を書いてるのがジョン・ル・カレってひとで、レイフ・ファインズとレイチェル・ワイズが共演した『ナイロビの蜂』や、ゲイリー・オールドマンがアカデミー賞の主演男優賞にノミネートされた『裏切りのサーカス』の原作と同じなんよね。

監督をしてるスザンナ・ホワイトってひとは、エマ・トンプソンが主演した『ナニー・マクフィーと空飛ぶ子ぶた』なんかのひとで、ファンタジーものとはまったく違うだけに、こんな作品も撮れるんやって、ちょっと驚きやったかな。

というわけで、そんな作品の感想は......................?!

われらが背きし者 / Our Kind Of Traitor   ★★★★☆   (2016年)

監督:スザンナ・ホワイト
出演:ユアン・マクレガー、ステラン・スカルスガルド、ナオミ・ハリス、ダミアン・ルイス、ジェレミー・ノーサム、マーク・スタンリー、ハリド・アブダラ、マーク・ゲイティス、アリシア・フォン・リットベルク、ヴェリボール・トピッチ、グレゴリー・ドブリギン

妻と休暇で訪れたモロッコで、たまたま知り合いになったロシア人の男は、マフィアの帳簿を管理していて、組織から命を狙われているので助けてほしいと頼まれるのだが.............ってなスパイ・サスペンス?!

家族と一緒に亡命できるよう、イギリス情報部との橋渡しを頼まれた大学教授は、戸惑いながらも、男の子供たちを助けたいという思いから、次第に巻き込まれていくのだが................ってなことで、なかなかスリリングな話が展開するんよ。

冷静に考えると、ちょっと強引な話にも思えるんやけど、エエ具合のテンションでグイグイと話が進んでいくなかで、気がついたら夢中になってたんよ(笑)

ステランおじさんの貫禄のマフィアっぷりに、ユアンくんやダミアンくんといった面々の程よい演技がシックリときてて、なんや引き込まれてもうた。

原作は未読なだけに、比べてどうのってのは言えんのやけど、スパイもののサスペンスとしては、かなり見ごたえがあって、良かったと個人的には思うんやけどね?!

2017年5月26日 (金)

『溺れるナイフ』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

なんか最近、菅田くんって、えらい人気らしいね。今年だけで出演作(声も含めて)7作くらい公開されるらしく、それに大河ドラマやら何やらと、大忙しやなぁ。

経歴をチェックすると、彼もまた流行りの“元仮面ライダー”みたいで、田中裕子と共演してた『共喰い』の頃のウブな青年が、ここまでブレイクするとは、ちょっと驚きやね(笑)

監督さんは、菅田くんと同じプロダクション所属の、水谷 豊の娘の趣里くんが主演した『おとぎ話みたい』を撮った山戸くんってことで、まぁ、いろんな縁があるんかな。

というわけで、そんな作品の感想は......................?!

溺れるナイフ   ★★☆☆☆   (2016年)

監督:山戸結希
出演:小松菜奈、菅田将暉、上白石萌音、重岡大毅、市川実和子、ミッキー・カーチス、堀内正美、斉藤陽一郎、志磨遼平、伊藤歩夢

東京でモデルをやっていた中学生の女の子は、父親が実家の旅館を継ぐことになり、家族で海辺の田舎町に引っ越すことに。そこで同級生のエキセントリックな男の子と出会い、彼のことが好きになり..............ってなドラマ?!

東京での夢を諦めきれず、好きになった相手とも一筋縄ではいかず............ってなことで、思春期のハゲしい恋の物語を、ドラマチックに描いてってことなんやろうけど、なんやろなぁ~(苦笑)

市川くんと小松くんを母娘役でキャスティングしたってのは、なかなかオモロイとは思うんやけど、それにしても小松くんの演技がなぁ............。

彼女の演技以上にヒドイのが、まったく意味不明で方向性の定まらない演出なわけで、中途半端な音楽のチョイスも含めて、作品全体の雰囲気がガチャガチャすぎて、あまりの不協和音にイライラが募ってもうた(苦笑)

どうやら原作があるらしいから、それと比べてどうかってのは分からんのやけど、映画としては、かなり最低の部類に入る作品やったね?!

2017年5月25日 (木)

『ワイルド・バレット』

どうも先日紹介した『ワイルド・スピード ICE BREAK』を観てたら、ポール・ウォーカーが思い出されて、まだ紹介してなかった彼の主演作をひとつ、ご紹介♪

この作品でタッグを組んだ監督のウェイン・クラマーとポール・ウォーカーは、その後、 『スティーラーズ』って作品で、再び一緒に仕事をしてるんよね。

ポール・ウォーカーというと、すっかり“ワイルド・スピード”の........ってイメージになってもうてるけど、それ以外でも、いろいろと頑張ってたんやけど、なかなかヒットはせんかったんよなぁ。

というわけで、そんなノスタルジックな気分は置いといて、作品の感想は..................?!

ワイルド・バレット / Running Scared   ★★★☆☆   (2006年)

監督:ウェイン・クラマー
出演:ポール・ウォーカー、ヴェラ・ファーミガ、キャメロン・ブライト、チャズ・パルミンテリ、ジョニー・メスナー、エリザベス・ミッチェル、イワナ・ミルセヴィッチ、マイケル・カドリッツ、カレル・ローデン、ブルース・アルトマン、アレックス・ニューバーガー

組織の兄貴分が警官を撃った銃を処理することになった男だったが、偶然にも息子の親友がその銃で義父を撃って逃走してしまい...........ってな、クライム・サスペンス?!

激しい銃撃戦で始まるストーリーは、転々とする一丁の拳銃の行方を軸に、敵対組織や汚職警官も加わって、挙句に猟奇殺人犯まで飛び入りして、あれやこれやの大騒ぎってね(笑)

アクションものとしては、それなりに盛り上がって楽しめるんやけど、やりすぎなエピソードがあったりで、ちょっと展開があざといかなぁっていう気はせんでもないか。

ポールくんは、相変わらずの低音ボイスで、汗水たらして頑張ってたんやけど、セクシー要素はありつつも、ヴェラくんの演技がこれではなぁ....................(笑)

映像的には工夫があって、いろいろ凝ってるのは分かるんやけど、安易なオチも含めて、作品としては、もう一息やったね。

それにしても、この邦題、なんとかならんかなぁ。明らかに“ワイルド”は別から持ってきてるし、“弾丸”は、それほど重要なアイテムでもないんやけど.......................?!(苦笑)

2017年5月24日 (水)

『ザ・ギフト』

今日は、ちょっと怖め(?)のサスペンスものをひとつ、ご紹介♪

この作品、最近はすっかりB級映画の見本市のようになってる(?)、シッチェス・カタロニア国際映画祭でジョエル・エドガートンが演技の方で賞を受賞したらしいんよ。

そんなジョエルくん、ちょっと前に紹介した『ディスクローザー』ってので脚本と製作はやってんやけど、監督業はこれがデビューになるんやって。

オーストラリア出身の俳優さんで、ジョニー・デップとベネディクト・カンバーバッチと共演した『ブラック・スキャンダル』でも注目されたけど、初めて作品で見たのは、『アニマル・キングダム』ってのやったんよなぁ。

というわけで、そんな作品の感想は..................?!

ザ・ギフト / The Gift   ★★★☆☆   (2015年)

監督:ジョエル・エドガートン
出演:ジェイソン・べイトマン、レベッカ・ホール、ジョエル・エドガートン、ティム・グリフィン、アリソン・トルマン、ウェンデル・ピアース、ナッシュ・エドガートン、ビジー・フィリップス、ボー・ナップ

夫の故郷に越してきたばかりの夫婦は、町で夫の高校時代の同級生とバッタリ出会う。新居にワインを届けてくれた友人は、次から次へとプレゼントを持ってくるのだが...............ってなサスペンスもの?!

親切な友人かと思ったら、彼の行動は謎めいていて、夫との間で高校時代に何かあったようで、妻は次第に不安を募らせ..........ってなことで、さりげない恐怖をってとこなんかな。

なるほど、いい具合に“ワケあり感”を漂わせてて、監督 兼 出演のジョエルくんが、程よく悪役ぶってるところが好印象やったよ。

もっと強烈なホラーなんかと思ったら、むしろ普通の心理ドラマに恐怖要素を散りばめた感じで、そんな控え目なところが、大げさな展開にならずに、うまく機能したのかも。

派手さは全くないものの、低予算で適度な緊張感で盛り上げる、なかなか悪くなかったね?!

2017年5月23日 (火)

『ケンとカズ』

今日は、ちょっと活きのいい邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品、日本映画プロフェッショナル大賞で新人監督賞ってのを受賞したらしく、海外の映画祭にも積極的に参加して、結構な評価を得たらしいんよ。

品川ヒロシや千原Jr. が絶賛って言われると、う~ん、それ正直どないやねんっていうツッコミを入れざるを得ないんやけど、でも、実際に作品を観ると、いやいや、なかなかのもんやった。

監督さんは、これが長編デビューらしく、主演のひとり、毎熊くんと同じく、日本フィルムセンターって専門学校で映画を学んだんやって。

というわけで、そんな作品の感想は........................?!

ケンとカズ   ★★★☆☆   (2016年)

監督:小路紘史
出演:カトウシンスケ、毎熊克哉、藤原季節、飯島珠奈、江原大介、高野春樹、杉山拓也

車の整備工として働きながら、コンビで覚せい剤の売人をしている腐れ縁のふたりだったが、恋人が妊娠したのを機に、まともな暮らしをしたいと思う男と、更にヤバい仕事に手を出そうとする男、ふたりの考えに次第に隙間ができ...........ってなバイオレンスもの?!

どこか心に迷いを抱えながら、クスリの売人をする男と、金を稼ぐために危険を顧みずに突き進む男、そんな男たちを対比させながら、狂った歯車に飲み込まれる刹那をってとこなんやろなぁ。

いやぁ~、確かに細かいことを言えば、ちょっと安っぽいカットがあったりで、アラはあるんやけど、これほどまでに“ノワール感”を漂わせる邦画ってのは、久々かもしれんね。

要は、ハスッパなチンピラの、どうしようもない運命を描いてるんやけど、主演のふたりの演技の凄みと、それをアップで捉える監督さんの熱情のようなものが、ヒシヒシと伝わってくるんよ。

この粗削りなところが良さなのかもしれんけど、更に成長した、この監督さんの次が観たいと思わせてくれる、そんなワクワクの“拾い物”な作品やった!?

2017年5月22日 (月)

『青い欲動』

今日は、劇場で未公開の作品のなかから、フランス映画をひとつ、ご紹介♪

映画のタイトルで“青い~”とつくと、特に劇場未公開となると、ほぼ確実にエロ系の作品かって思ってまうからオモロイよね(笑)

そんな映画の原題に実際に“blue”って入ってるのは、ブルック・シールズが主演した『青い珊瑚礁(The Blue Lagoon)』くらいのもので、ほとんど“青”って入ってないんよなぁ。

そんなワケで、例によってTSUTAYAのエロ系洋画のコーナーにあった作品の感想は.............?!

青い欲動 / Bang Gang (Une Histoire D'Amour Moderne)   ★★★☆☆   (2015年)

監督:ユヴァ・ユッソン
出演:フィネガン・オールドフィールド、マリリン・リマ、デイジー・ブルーム、ロレンツォ・ルフェーブル、エヴァ・ユッソン、マニュエル・ユッソン、オリヴィア・ランスロット

フランスの田舎町で、日常に退屈している高校生たちは、ひとりで暮らす同級生の家に集まり、パーティーをすることに。性に対する好奇心が旺盛な彼らは、ゲームのようにセックスをするように...............ってな若者を描いたドラマ?!

純粋な恋愛感情を置き去りにして、興味本位でカジュアルに体を重ねる高校生たちだったが.............ってことで、若者のバカ騒ぎとその代償をってことなんかな。

これ、いわゆる酒とドラッグとセックスっていう、ダークな青春を描いてるわけなんやけど、単なるイケイケのアホすぎる若者を映すドラマやなくて、そこに純粋な愛を入れてみたり、ちょっと教育的なメッセージがあったりして、必ずしもエロがメインというわけではないんよね。

まぁ、ちょっと過激で奔放な若い“性”をネタにしながら、イマドキの高校生の安易な行動にクギをさすってことなんかなぁ.............観る側は、そんなこと考えてないんやろうけど?!(苦笑)

2017年5月21日 (日)

『手紙は憶えている』

今日は、個人的に好きなアトム・エゴヤンの新作がレンタル開始されたんで、そいつをひとつ、ご紹介♪

アトム・エゴヤンというと、ちょっと前に紹介した、ライアン・レイノルズとロザリオ・ドーソンが共演した『白い沈黙』の監督さんで、アルメニア移民の両親のもと、エジプトのカイロで生まれ、その後、カナダに移住したっていう、ちょっと複雑なバックグラウンドを反映した(?)、作品のヒネくれ具合が、個人的にツボなんよ(笑)

主演のクリストファー・プラマーと監督さんは、監督さんのルーツを描いた『アララトの聖母』っていう作品以来のタッグってことになるらしい。

ちなみにこの作品、ヴェネチア映画祭で監督さんが賞をもらったんやって。

というわけで、そんな作品の感想は......................?!

手紙は憶えている / Remember   ★★★★☆   (2015年)

監督:アトム・エゴヤン
出演:クリストファー・プラマー、マーティン・ランドー、ブルーノ・ガンツ、ユルゲン・プログノウ、ハインツ・リーフェン、ディーン・ノリス、ソフィア・ウェルズ、ヘンリー・ツェーニー、キム・ロバーツ、ショーン・フランシス、アマンダ・スミス、ハワード・ジェローム

最愛の妻が他界したばかりの老人は、認知症を患っているが、同じケア施設で暮らす友人との約束のために、かつてアウシュヴィッツで自分たちの家族を殺した男を探す旅に出るのだが...............ってなドラマ?!

病気のために、すぐに記憶が飛んでしまう老人は、友人が彼のために書き記してくれた手紙を読みながら、別人になりすまして暮らすナチの残党を探し出す旅に出るが............ってなことで、ちょっと異色の戦争ドラマをってね。

クリストファーおじさんが主演ってことで、いつもながらも安定した演技で、巧みに認知症を患う老人っていう難しい役どころを演じてた。

話としては、ある種のロードムービーになってるわけやけど、淡々とした流れが、上手く最後の“衝撃”に繋がってるところが、この監督さんらしくて、味わい深かったなぁ。

戦争の傷と贖罪というテーマを、ヒネリを加えて語り掛けるドラマは、なにかしらの感動を与えるようなものではないんやけど、なかなかのデキやった?!

原題の“Remember”ってのは、手紙のことを言っているわけやないことを考えると、ちょっと邦題に違和感を感じるんやけど.............ね!(苦笑)

2017年5月20日 (土)

『エンド・オブ・トンネル』

今日は、アルゼンチンとスペインの合作映画をひとつ、ご紹介♪

この作品、アルゼンチンのアカデミー賞でレオナルド・スバラーリャくんが主演男優賞にノミネートされたりして、それなりに注目されてたらしい。

監督のロドリゴ・グランデってひとは、アルゼンチンの監督さんで、過去の作品でアルゼンチンのアカデミー賞の脚本賞を受賞し、その作品は作品賞にノミネートされたんやって。

この作品でヒロインを演じてるクララ・ラゴと言えば、このブログでちょくちょく検索されてる『空の上3メートル』の続編、『その愛を走れ』に出演してた、スペインの女優さんなんよね。

というわけで、そんな作品の感想は.......................?!

エンド・オブ・トンネル / Al Final Del Tunel   ★★★☆☆   (2016年)

監督:ロドリゴ・グランデ
出演:レオナルド・スバラーリャ、クララ・ラゴ、パブロ・エチャリ、フェデリコ・ルッピ、ワルテル・ドナード、ハビエル・ゴディノ、ダニエル・モラレス・コミーニ、ラウラ・ファイエンツァ

半身不随で車いす生活をする男が住む家に、子連れの若い女が部屋を貸して欲しいとやって来る。同じ頃、自宅の地下室の壁の向こうから、怪しい物音を聞き..............ってなクライム・サスペンス?!

偶然に知ってしまった銀行襲撃の計画、なかば強引に居候することになった母娘のこともあり、男はある計画を立てるのだが.............ってなことで、少しヒネリの利いたドラマが展開するんよ。

まぁ、話の設定としては、ちょっとデキすぎな感がアリアリではあるんやけど、いい具合に緊張感があって、思いのほか楽しめたかな。

男目線でいえば、クララくんの健康的(?)なセクシーさがなんとも言えんのやけど、そこを強調しすぎて安っぽくなることもなく、悪党と車いす男の攻防をスリリングに描いてるところがナイスやったね?!

2017年5月19日 (金)

『だれかの木琴』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品、直木賞作家の井上荒野ってひとの同名小説を映画化したものらしいんやけど、残念ながら原作は未読で、本の中の世界と映像がどうかってのは、よう分からんのよね。

監督の東くんは、永島敏行が主演したカルト的人気の映画『サード』(1978年)のひとなんやけど、ちなみにその映画で永島くんの役の母親役を演じてたのは島倉千代子やったらしいんよなぁ.....................まぁ、どうでもエエ話なんやけど(笑)

というわけで、そんな作品の感想は...........................?!

だれかの木琴   ★★★☆☆   (2016年)

監督:東 陽一
出演:常盤貴子、池松壮亮、勝村政信、佐津川愛美、小市慢太郎、山田真歩、岸井ゆきの、細山田隆人、河井青葉、螢 雪次朗

引っ越したばかりの町で、たまたま入った美容院からの営業メールに返信したことで、担当の美容師に好意を持った主婦だったが................ってなドラマ?!

自分を愛してくれる夫と、中学生の娘がいて、何不自由ない暮らしのハズが、美容師の彼の家まで押しかけ、メールを送り続け.............ってなことで、う~ん、なんとも捉えどころのないドラマやった(苦笑)

毎度のことながら、終始、平板な常盤くんの演技からは特に伝わることもなく、ちょっとグタグタな話が繰り広げられてるようにしか思えんかったんよ。

救いは、相手役を演じる池松くんが、いつものようにボソボソ声で、ビミョーに気になる役を演じてる点ぐらいで、もしこの役を別の若手俳優がチャラチャラ演じてたら、確実にブチ切れるレベルのドラマやったよ(笑)

平凡な日常のなかで、情緒不安定な主婦の苦悩をって言われても、木琴との絡みも分かったような、分からんような状況では、感じるものもなかったなぁ..............?!

2017年5月18日 (木)

『ハイ・ライズ』

今日は、イギリス映画をひとつ、ご紹介♪

この作品の原作を書いてるのがジェームズ・グレアム・バラードってひとで、幼少期を上海で過ごしたときに、日本軍の捕虜収容所にいたらしく、その体験を本にし、その後、スピルバーグが映画化したのが『太陽の帝国』で、その作品で少年を演じてたのがクリスチャン・ベイルやったんよ。

この映画の監督さんはというと、以前に紹介した『サイトシアーズ ~殺人者のための英国観光ガイド~』『キル・リスト』っていう作品のひとで、かなり個性的なものを作りたがる感じなんよね(笑)

というわけで、そんな作品の感想は.........................?!

ハイ・ライズ / High-Rise   ★★★☆☆   (2016年)

監督:ベン・ウィートリー
出演:トム・ヒドルストン、ジェレミー・アイアンズ、ルーク・エヴァンス、シエナ・ミラー、エリザベス・モス、ステイシー・マーティン、ジェームズ・ピュアフォイ、キーリー・ホーズ、リース・シェアスミス、エンゾ・シレンティ、オーガスタス・プリュー

タワーマンションの中層階に越してきた医師の男は、フロアによって階級があり、高層階と低層階の間に軋轢があることを知らされるのだが................ってなドラマ?!

理想の場所と思ったところが、実は複雑な人間関係をなしていて、ひとつの出来事をキッカケに、ハゲしい闘争へと発展し.............ってなことで、ドロドロの争いにってね。

インパクト十分な“グロ”なシーンがあったりで、この監督さんらしい、かなり実験的な作りになってる感じやったよ。

そんなわけで、話としては、イマイチ理解に苦しむところもあるんやけど、そこをトムくんのイケメンぶりでサラリとカバーしてってことなんかもなぁ(笑)

ちょっと無理のある話ながら、ひとつの巨大な建物を舞台に、階級闘争や退廃的なヒエラルキーといったものを描いてる点では悪くないんやけど、誰もが楽しめるかって言われると................さすがにちょっと難しい作品かもしれんね?!

2017年5月17日 (水)

『ザ・スクワッド』

今日は、フレンチなアクションものをひとつ、ご紹介♪

この作品、フランス映画といいつつも、元ネタは「ロンドン特捜隊スウィーニー」っていう、70年代にイギリスで流行ったTVドラマらしく、それをイギリスで映画化した、レイ・ウィンストン主演の『ロンドン・ヒート』ってのをフランスでリメイクしたみたいなんよ。

監督のバンジャマン・ロシェってひとは、これまでゾンビ&ホラー系の作品を撮ってたみたいなんやけど、予定されてる新作(原題:Every Other Weekend)は主役がメル・ギブソンになるらしく、それなりに期待の監督さんってことなんかもね。

というわけで、そんな作品の感想は.......................?!

ザ・スクワッド / Antigang   ★★★☆☆   (2015年)

監督:バンジャマン・ロシェ
出演:ジャン・レノ、カテリーナ・ムリーノ、ティエリー・ヌーヴィック、ステフィ・セルマ、セマスティアン・ララン、アルバン・ルノワール、ヤコブ・セーダーグレン、ジャン=トゥーサン・ベルナール

事件解決のためなら手段をいとわない、そんな捜査チームを率いる刑事の男は、宝石店で起こった強盗殺人事件の容疑者として、かつて取り逃がした男を逮捕するが、証拠が挙がらず責任を問われ.................ってなクライム・アクション?!

凶悪な犯罪グループとハゲしい攻防を繰り広げながら、署長の妻との不倫でゴタゴタしつつ、チームを率いて犯罪者逮捕に向けて..............ってなことで、途中の“ゲス不倫”はどうかと思いつつ、それなりに楽しめる作品やったかな。

どちらかと言うと、ゴリゴリのハードボイルドなテイストを期待してただけに、少しクダけたマッタリ感ってのにノレなかったんやけど、レノおじさんが頑張ってる時点で、まぁ、エエかってね(笑)

もともとイギリスのTVドラマをフランスでってところで、どこかシックリこない部分がある気はするんやけど、単純に時間つぶしのアクションものをっていうことなら、小粒ながら、ボチボチ悪くないんと違うかな?!

2017年5月16日 (火)

『パコダテ人』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品、宮﨑あおいが役所広司と共演した青山真治 監督の『EUREKA ユリイカ』の次に出演した映画で、公開時はまだ16歳やったんよね。

今、観ると、さすがに16年前の作品ってことで、大泉くんや大森くんあたりも顔がずいぶんと若いし、勝地くんあたりも、えらいフレッシュな感じなんよなぁ(笑)

ちなみに、この監督さんの作品でいうと、木下ほうかや田中要次がキャスティングされてた『極道めし』ってのが、個人的にはお気に入りなんよ。

というわけで、そんな作品の感想は.......................?!

パコダテ人   ★★★☆☆   (2001年)

監督:前田 哲
出演:宮﨑あおい、松田美由紀、徳井 優、松田一沙、萩原聖人、大泉 洋、木下ほうか、粟田 麗、勝地 涼、野村恵里、大森南朋、馬渕英里何、安田 顕、田中要次、前原星良

函館でごく普通の暮らしをしていた女子高生は、ある朝、突然、自分にシッポが生えていることに気づき、動揺しながらも、必死に隠そうとするのだが............ってなコメディ調のファンタジー?!

シッポがあるために、好きな男の子にも気持ちを伝えられず、ビクビクしながら日々をやり過ごそうとすするが、それを知った家族は彼女を真っすぐに受け止めてくれるものの..............ってなことで、シッポで大騒ぎってね(笑)

基本的には宮﨑くんを売り込むために、彼女のキュートさを前面に出してって作りかなぁって思ったんやけど、意外と“家族の絆”みたいなものを描いてたりで、結構、マジメに作ってるっぽかったよ。

北海道のご当地映画ならではってことで、大泉くんと安田くんのコンビが出演してたりで、キャスティングも、それなりにこだわってる風なんよね。

まぁ、そうは言いつつも、娯楽性の強いテイストになってるんで、だからどうしたってレベルではあるんやけど、宮﨑くんを女優として(勝手に)見守ってる者としては、まだコメディ系に慣れてない不器用さを見せつつも、視線で演技をする初期の宮﨑くんの演技を見れるって点で、それなりに楽しんでもうたんやけど.........?!

2017年5月15日 (月)

『ワン・ナイト』

今日は、劇場で未公開の作品のなかから、豪華な顔ぶれが出演してる群像劇をひとつ、ご紹介♪

この作品の出演者を見ると、『マジック・マイク』で再ブレイクする前のチャニング・テイタム(奥さんも共演)、『インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌』で注目される前のオスカー・アイザック、“アヴェンジャーズ”に出演する前のアンソニー・マッキー、タランティーノのお気に入り(?)のロザリオ・ドーソン、軽めのコメディでよく主演で出てるジャスティン・ロング、アンソニー・ミンゲラの息子のマックス・ミンゲラ、いつも鼻に目が行ってまうルーニー・マーラの姉のケイト・マーラ 等、えらい豪華なんよ。

ちなみに、作品のなかで歌声を披露してるオスカー・アイザックは、当初、別のひとが曲を提供するハズやったのを、自分で作って、それを披露してるんやって。まぁ、もともとは自分のバンドを持って、ミュージシャンをしてたらしいやけど。

というわけで、そんな作品の感想は......................?!

ワン・ナイト / 10 Years   ★★★☆☆   (2011年)

監督:ジェイミー・リンデン
出演:チャニング・テイタム、ジェナ・ディーアン・テイタム、ジャスティン・ロング、マックス・ミンゲラ、オスカー・アイザック、クリス・プラット、アリ・グレイナー、リリー・ランプキン、スコット・ポーター、マイク・ミラー、オーブリー・プラザ、ケリー・ヌーナン、ケイト・マーラ、リン・コリンズ、アンソニー・マッキー、ロザリオ・ドーソン、ロン・リビングストン、アーロン・ヨー

高校を卒業して10年の記念に開催される同窓会、それぞれの10年間を過ごして、久しぶりに集まった面々だったが...............ってなことで、パーティーに集まった人たちのちょっと複雑な心情を描いた群像劇?!

イジメっ子とイジメられた人たち、かつての憧れの女の子や元カレと元カノ、ずっと思いを寄せていた相手、過去から現在へのそれぞれの思いが、ひと夜の再会の場で交錯し.........ってなところかな。

いやぁ、今さらなDVD化なわけやけど、元カレと元カノで共演するテイタムくんとロザリオくんをはじめ、出てる顔ぶれが、なかなか豪華なんよ。

とりわけ、歌手になった同級生ってことで出演してるオスカーくんが、ギター片手に歌うんやけど、相変わらず歌う姿が様になってるし、上手いんよなぁ♪(この曲のためだけにサントラが欲しい...........)

ドラマとしても、まぁ、ありきたりなんやろうけど、10年間という年月のなかで、それぞれが過ごしてきた時間ってのがさりげなく感じられて、悪くなかったね。

とっても小粒ながら、思いのほか楽しめる、そんな作品やったよ。

しかし............話の内容からしても“10年”ってのがポイントになっていながら、敢えて邦題をカタカナにして“ひと夜”って変えてまうあたり、ちょっと違うんやないかなぁって、ハゲしく思うんやけどね!?(苦笑)

2017年5月14日 (日)

『時計じかけのオレンジ』

今日は、クラッシックな作品をひとつ、ご紹介♪

スタンリー・キューブリックと言えば、もう改めての説明は不要なくらい、有名な監督さんなわけやけど、とりわけこの作品はカルト的な人気があって、同じ監督さんのSF映画としては、『2001年宇宙の旅』とは違った趣で、評価されてるんよなぁ。

以前にもどこかで書いたかもしれんけど、個人的にもキューブリックは特別な存在で、自分が初めてひとりで映画館で金を払って鑑賞した映画が、彼の『フルメタル・ジャケット』っていう戦争映画やったんよ。

ちなみに、この作品はアカデミー賞では作品賞、監督賞、脚色賞、編集賞の4部門でノミネートされたんやけど、その年はウィリアム・フリードキン監督、ジーン・ハックマン主演の『フレンチ・コネクション』が賞をかっさらっていったんよなぁ。

というわけで、そんな作品の感想は....................?!

時計じかけのオレンジ / A Clockwork Orange   ★★★★☆   (1971年)

監督:スタンリー・キューブリック
出演:マルコム・マクダウェル、パトリック・マギー、オーブリー・スミス、マイケル・ベイツ、エイドリアン・コリ、スティーヴン・バーコフ、ウォーレン・クラーク、ポール・ファレル

仲間を引き連れて、浮浪者を襲ったり、他人の家に押し入っては暴力やレイプを繰り返していた男は、仲間に裏切られた挙句に、殺人の罪で刑務所に。しかし、凶暴な犯罪者を洗脳実験により無害にする実験の被験者となり、出所するのだが..............ってな、SFもの?!

傍若無人な犯罪者から、善人に作り替えられた男に、ふたつの人格を対比させながら、独特の世界観で描かれたドラマなんよね。

この作品、70年代はじめに作られ、当時からその芸術性が高く評価されてるわけやけど、なるほど、監督さんの独特の感性が前面に出てて、かなりのインパクトやった。

ひどく猥雑で、暴力的、それでいて繊細でシュール、そんな不思議なドラマには、作られてから46年経ったいま観ても、ハッとさせられる新鮮さがあるんよなぁ............やっぱりキューブリックは天才なんやろね?!

[スタンリー・キューブリックのその他の作品]
『博士の異常な愛情』

2017年5月13日 (土)

『92歳のパリジェンヌ』

今日は、フランス映画をひとつ、ご紹介♪

最近、ヨーロッパの映画でやたらと尊厳死をテーマにした作品を目にするんやけど、実際にスイスやオランダで認められているっていう現実もあってか、“生きる”ということと同じように“死ぬ”ということについても、議論をするようになったってことなんやろなぁ。

ちなみに、この作品の元ネタは、シラク大統領のもとで首相を務めた、リオネル・ジョスパンさんの母親が、尊厳死を選んだ際の娘との話なんやって。

というわけで、そんな作品の感想は........................?!

92歳のパリジェンヌ / La Derniere Lecon   ★★★☆☆   (2015年)

監督:パスカル・プサドゥー
出演:マルト・ヴィラロング、サンドリーヌ・ボネール、ジル・コーエン、グレゴワール・モンタナ、アントワーヌ・デュレリ、ザビーネ・パコラ

92歳の誕生日を祝うために集まった家族に、突然、母親が2か月後にこの世を去ると宣言する。母親の決断に戸惑い、動揺する娘だったが...............ってな、尊厳死をテーマにしたドラマ?!

娘として、母が自ら命を断つことを認められないという気持ちと、自分らしく最後を迎えたいという母の願いを理解する気持ち、母の決断にどう向き合えばいいか戸惑う娘だったが............ってなことで、“生き方”を問うってとこなんやろね。

重たいテーマを扱いながらも、作品全体の雰囲気を重苦しくせずに、どちらかというとサラリと描いてるあたりが、なかなかやったよ。

実際に自分がその立場になったらどう思うかって考えた時に、“自分らしく生きる”ってことの延長に、機械で生かされるのが幸せかってことになるし、大切なひとに尊厳死を求められたら、それを受け入れられるかってことも、簡単に答えの出せない、難しい問題やよなぁって思う。

そういう意味でも、ウリ文句で煽るような“感動のドラマ”ってわけではないんやけど、母娘の最後の日々はジワジワと感じるものがあるし、考えさせられるものがあったね?!

それにしても...........なんで“最後の教え”が“92歳のパリジェンヌ”なんて、間の抜けた邦題になるんやろか.........ホンマにセンスを疑うよなぁ(苦笑)

2017年5月12日 (金)

『永い言い訳』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品の演技で日本アカデミー賞の最優秀助演男優賞にノミネートされた竹原ピストルってひと、『青春☆金属バット』『フリージア』『海炭市叙景』といった熊切和嘉が監督する作品で名前を見かけたんやけど、元々は“野狐禅”っていうバンドで音楽活動をしてたんやってね。

監督の西川美和というと、オダギリジョーと香川照之が共演した『ゆれる』って作品で注目されて、笑福亭鶴瓶が主演した『ディア・ドクター』ってので評価されたひとやんね。

というわけで、そんな作品の感想は..................?!

永い言い訳   ★★★☆☆   (2016年)

監督:西川美和
出演:本木雅弘、竹原ピストル、深津絵里、池松壮亮、藤田健心、白鳥玉季、山田真歩、黒木 華、堀内敬子、康すおん、戸次重幸、淵上泰史、小林勝也、岩井秀人、松岡依都美、ジジ・ぶぅ

親友と旅行に出かけた妻が、突然、バス事故に巻き込まれて亡くなってしまう。作家をしている夫は、その時、別の女性を家に連れ込み、不倫していて、そんなこともあって、妻を失っても素直に悲しめない自分がいて................ってなドラマ?!

子供もいない、少し冷めた夫婦関係で、悲劇に悲しむふりをする男は、妻の親友の夫で、ふたりの子供を抱えて途方に暮れる男に、子どもの世話をしようと持ち掛けるが..............ってなことで、戸惑う男の自分を見つめる日々をってとこなんかな。

事故の被害者でありながら、対照的なふたりの男を映しながら、不器用な男たちの、それぞれの苦しみを描いてるんやろなぁ。

役柄的に抑えた表現になってるんやろうけど、正直、主人公を演じるモッくんの演技に少し物足りなさを感じてもうた。もうちょい、感情の揺れや心の奥をさらけ出すような展開になれば、受け止め方もより深くなったような気はするね。

それでも、得意の人間描写から、ひとのタテマエとホンネを映し出そうとする監督さんの演出はなかなかで、これを作品賞や監督賞に選ばない日本アカデミー賞ってのは、どうなんやろうって思ったよ?!(苦笑)

2017年5月11日 (木)

『ある天文学者の恋文』

今日は、ちょっと異色の恋愛ドラマをひとつ、ご紹介♪

この作品で主役を演じてるオルガ・キュリレンコといえば、ウクライナ出身の元モデルさんってことで、なんとなくミラ・ジョヴォヴィッチと同じ系統になるわけやけど、『007/慰めの報酬』でボンドガールなんかもやったりしながらも、なかなか“女優”としては当たりがない感じなんよなぁ。

個人的には、トム・クルーズと共演した『オブリビオン』って作品なんかでも、彼女の美しさが輝いてて、ごっつい応援してるんやけどね(笑)

というわけで、そんな彼女が“トルナトーレ”作品に出演ってことで期待して鑑賞した感想は......................?!

ある天文学者の恋文 / La Corrispondenza   ★★★☆☆   (2016年)

監督:ジュゼッペ・トルナトーレ
出演:オルガ・キュリレンコ、ジェレミー・アイアンズ、パオロ・カラブレージ、ショーナ・マクドナルド、アンナ・サヴァ、イリーナ・カラ

初老の天文学者と恋人関係だった女性は、出席した大学の講義で彼が亡くなったことを知らされ、ショックを受けるが、そんな彼女のもとには、死後も彼から手紙やメッセージが届き...............ってな恋愛ドラマ?!

彼の死を受け入れられない彼女は、彼の住んでいた家や、ふたりの思い出の場所を訪ねるが、彼女の行動を予測した彼から、手紙や贈り物が..........ってなことで、この世を去った相手との切ない恋愛をってなとこかな。

ヒロインのオルガくんが、女性スタントマンで、かつ天文学を学ぶ学生っていう設定で、強引に彼女のアクション女優的な面を押し込んでくるあたりが余分かなぁって思いながらも、少し哲学的な会話なんかを挟みながら綴られる恋愛模様ってのは、なかなかグッとくるものがあったよ。

オルガくんの美しさと、ジェレミーおじさんの落ち着いた演技ってのが、程よい塩梅で絡んでるあたりがエエんかな。

冷静に考えると、ちょっと“悪ふざけ”のような感もするんやけど、“永遠の愛”ってのをテーマに描かれる恋の話は、それなりに切なく、ロマンチックやったと思うんやけどね?!

2017年5月10日 (水)

『ベストセラー 編集者パーキンズに捧ぐ』

今日は、実話を基にしたイギリス映画をひとつ、ご紹介♪

この作品に登場する編集者マックス・パーキンズってひとは、ヘミングウェイや「華麗なるギャツビー」のスコット・F・フィッツジェラルドを見出し、世に送り出した名編集者なんやって。

でもって、そんな編集者の手によって才能を開花したのが、この作品の主人公であるトーマス・ウルフって作家さんらしいんよね。

そんな二人を描いた作品は、ベルリン国際映画祭で金獅子賞にノミネートされたり、スペインのアカデミー賞にあたるゴヤ賞で最優秀ヨーロッパ映画賞にノミネートされたんやって。

というわけで、そんな作品の感想は...........................?!

ベストセラー 編集者パーキンズに捧ぐ / Genius   ★★★☆☆   (2015年)

監督:マイケル・グランデージ
出演:コリン・ファース、ジュード・ロウ、ローラ・リニー、ニコール・キッドマン、ガイ・ピアース、ヴァネッサ・カービー、ドミニク・ウェスト

他の出版社が断ったという原稿を読んだ編集者は、その才能を確信し、出版することを決める。しかし、本にするためには、膨大な原稿を編集する必要があり................ってな、ひとりの天才作家と腕利きの編集者の出会いを描いた伝記もの?!

作家が心血を注いで紡いだ言葉と、それをそぎ落とす編集者、ぶつかり合いながらも、ひとつの作品を完成させるために家族や恋人を犠牲にして頑張るふたりの間には、強い絆が...........ってな感じで、友情のドラマが展開するんよ。

コリンおじさんとジュードくんの贅沢な絡みが、作品のキモになるわけで、そういう意味では、満足できるデキやったんと違うかな。

実話に基づくってことで、どちらかというと抑え気味の演出から、派手な感動を呼ぶものではないんやけど、作家と編集者の濃密な関係は、少しグッとくるものがあったね?!

しかし、“天才”作家と“天才”編集者の絆を描くってことでの原題なんやろうから、それを“ベストセラー”ってするのは、どうにも安っぽすぎると思うんやけどなぁ.............(苦笑)

2017年5月 9日 (火)

『にがくてあまい』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

監督の草野くんといえば、今や“アモーレ”でスッカリ有名(?)になった平 愛梨くんを主演にした『からっぽ』って長編デビュー作を紹介する際に、ちょっと辛口コメントさせてもらったっけ(苦笑)

今回は、NHKの朝ドラでもクールな役を演じてた林くんと、個人的に嫌いやない川口くんを主役にするってことで、ちょっと他のレンタル作品に入ってた予告編を目にしたときから、これ、気になってたんよね。

というわけで、そんな作品の感想は.........................?!

にがくてあまい   ★★★☆☆   (2016年)

監督:草野翔吾
出演:川口春奈、林 遣都、桜田ひより、真剣 佑、淵上泰史、中野英雄、石野真子、SU

会社の同僚に彼氏と同居するかもって言っていた女の子は、たまたまアパートの更新時期に、酔いつぶれたバーで介抱してくれたイケメン高校教師に頼んで、一緒に暮らすことになったのだが.............ってな恋愛ドラマ?!

ワケあって野菜嫌いの彼女の同居人は、なぜかイケメンでゲイのベジタリアン............そんなふたりの同居生活は.........ってなことで、ほどよくドタバタな恋愛ドラマに仕上がってるんよ。

主演のふたりの関係性がキモになるわけやけど、川口くんの無邪気さと林くんのクールさが、なかなかエエ具合で、嫌味のないドラマになってたかな。

確かにゴハンを美味そうに食べる川口くんを見てると、ちょっと構ってあげたくなるかもなぁ...........なんてことを思いつつ、個人的な趣味嗜好もあってか、そこそこ楽しんでもうたよ(笑)

ベクトルの噛み合わない男女の、ちょっと奇妙な同居生活、自分と違うタイプやから好きになるってのも、確かにあるんかもなぁ..............?!

2017年5月 8日 (月)

『愛の断片』

今日は、劇場で未公開の作品のなかから、ちょっと変わったところで、プエルトリコとコロンビアの合作映画をひとつ、ご紹介♪

監督のフェルナンド・バジェホくんは、これが長編映画デビュー作ってことらしいんやけど、どうやらニューヨーク大学で映画を学び、それなりに注目されてるひとみたいなんよね。

この映画も、メキシコのグアダラハラ映画祭なるものに出品されてたらしく、モントリオール世界映画祭ってので、最優秀ラテンアメリカ映画に選ばれたんやって。

というわけで、そんな作品の感想は.....................?!

愛の断片 / Fragmentos De Amor   ★★★☆☆   (2016年)

監督:フェルナンド・バジェホ
出演:アンヘリカ・ブランドン、ホセ・アンヘル・ビチル、アルフレード・デ・ケサーダ、テレシタ・ゴメス、アンヘリカ・アラゴン、フェルナンド・モンターニュ

大切なひとを失い、曲作りができずにピアノの調律師をやっている元作曲家の男は、たまたま出会った女性と恋に落ちるが、彼女には奔放な愛の遍歴があり....................ってな恋愛ドラマ?!

ひとを好きになることに億劫だった彼は、積極的に求めてくる彼女に次第に心を開くが、彼女が語る過去の男たちの話に、次第に嫉妬を感じ.............ってなことで、男女の恋の駆け引きをってとこなんかな。

TSUTAYAのエロス系の映画のコーナーに並び、それらしいタイトルとパッケージやっただけに、まぁ、エロ優先の作品なのかと思いきや、それほど露骨な内容やなくて、どこかコミカルやったり、シニカルやったりで、それなりの恋愛ドラマに仕上がってた。

男目線でいうと、これみよがしに過去の男の話をされると、やっぱり少し引くよなぁ、なんて思いつつ、そんな彼女によって前に一歩踏み出す男の欲情と妬みってのも、まぁ、分からんでもないなぁってね(苦笑)

まぁ、結論から言うと、恋愛においては女は強し、ってことなんかもしれんなぁ............?!

2017年5月 7日 (日)

『帝一の國』

今日は、劇場で公開中の作品のなかから、邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品、元ネタは人気のマンガらしいんやけど、例によってマンガはほとんど読まないんで、まったく原作は知らんのよね。

監督の永井くんは、妻夫木くんが主演した『ジャッジ!』ってコメディが、なかなか突き抜けた笑いで個人的にヒットやったんやけど、その後の『世界から猫が消えたなら』ってのが、ちょっとグタグタで、今回はどうかなって思ったんやけど、どうやらこの監督さん、中途半端にシリアスなものより、コメディの方が合ってる気がする(笑)

というわけで、そんな作品の感想は..........................?!

帝一の國   ★★★☆☆   (2017年)

監督:永井 聡
出演:菅田将暉、野村周平、竹内涼真、千葉雄大、永野芽郁、間宮祥太朗、志尊 淳、吉田鋼太郎、中村育二、岡山天音、真飛 聖、鈴木勝大、萩原利久、井之脇 海、木村 了、榎木孝明、山路和弘

政治家である父親の期待を受けて、将来は総理大臣になることを誓う高校生は、そのために生徒会長になることを目標に、高校生活をスタートするのだが...............ってな、コメディもの?!

エリート校の生徒会長は東大に推薦枠があり、生徒会長になった者だけが入れるクラブは、政界や財界に数多くの人材を輩出しており、総理大臣への近道となるため、策略を巡らせて、着実にステップを踏もうと計画するが...............ってなことで、アホらしくも勘違いした熱い青春ドラマが展開するんよ(笑)

ちょっと見てて引いてまいそうなくらいキャラ立ちした面々が繰り広げるドタバタは、細かい部分でソコソコ笑えて、悪くなかったね。

かなりのオーバーリアクションで演じきる菅田くんの演技は、ある意味、彼らしさが出てて、ちょっと鬱陶しさはあるものの、許せてまうんかもなぁ。

全体的に、それなりに上手くまとまってて、盛り上げるところは盛り上げ、熱さとユルさのバランスが取れたコメディは、あまり期待してなかったせいもあってか、思った以上に楽しめたかも?!

2017年5月 6日 (土)

『ワイルド・スピード ICE BREAK』

今日は、劇場で公開中の作品のなかから、アクションものをひとつ、ご紹介♪

気がつけば、もうシリーズ第8弾になるんやって、前作『ワイルド・スピード SKY MISSION』の撮影中に事故で亡くなったポール・ウォーカーのことなんかも考えたりすると、ちょっと感慨深いものがあったりしてね。

まぁ、北川景子が出演したヤツをシリーズのひとつとしてカウントするかってのは、ちょっと考えてまうんやけどなぁ................(苦笑)

というわけで、そんなシリーズ最新作の感想は......................?!

ワイルド・スピード ICE BREAK / The Fate of The Furious   ★★★☆☆   (2017年)

監督:F・ゲイリー・グレイ
出演:ヴィン・ディーゼル、ジェイソン・ステイサム、ミシェル・ロドリゲス、ドウェイン・ジョンソン、タイリース・ギブソン、シャーリーズ・セロン、カート・ラッセル、エルサ・パタキ、ヘレン・ミレン、スコット・イーストウッド、ナタリー・エマニュエル、クリス・“リュダクリス”・ブリッジス

キューバのハバナで穏やかな日々を過ごしていたが、奪われた兵器を奪還するミッションに加わり、自分の“ファミリー”と任務を遂行するが、ワケあって仲間を裏切ることになり................ってなアクションもの?!

極悪なサイバーテロリストと手を組むドミニク、そんな彼と対決することになった仲間は、新たな協力者を加えて、立ち向かうのだが............ってなことで、ド派手なアクションでグイグイとってね(笑)

ポール・ウォーカーがおらんようになって、どうなんやろうって思ったら、どうやらイケメンのクリントイーストウッドの息子くんが後を継ぐような感じなんかな。

ちょっとアクション的には、“ヤリ過ぎ”感があるんやけど、それなりに人間模様を織り交ぜて、アクション+αにはなってたね。

まぁ、個人的にいうと“ハゲのカリスマ”ジェイソンくんがキレキレのアクションとユーモアを見せてくれるだけで、ある程度、心は満たされるんやけど(笑)

特に難しいことは考えずに、疾走する車とアクションを楽しめれば、これはこれで..........ってとこやんね?!

2017年5月 5日 (金)

『バースデーカード』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品、どうやら監督さんのオリジナル脚本らしく、映画のホームページを見ると、ノベライズされてるみたいなんよね。

そんな監督さんは、同じように秀逸な親子ドラマやった『旅立ちの島唄~十五の春~』のひとで、湘南を舞台にした『江ノ島プリズム』を作ったひとでもあるんよなぁ。

というわけで、そんな作品の感想は......................?!

バースデーカード   ★★★★☆   (2016年)

監督:吉田康弘
出演:橋本 愛、宮﨑あおい、ユースケ・サンタマリア、須賀健太、中村 蒼、木村多江、黒田大輔、安藤玉恵、洞口依子、谷原章介、清水 伸、田中 圭

内気な女の子は、10歳のときに最愛の母親を病気で亡くしてしまう。生前の約束で、毎年、誕生日に母親の書いたバースデーカードが手渡されるのだが.............ってなドラマ?!

年に1回、誕生日に読む母親からのメッセージ、自分の知らなかった母親や、その知り合いと巡り合いながら、彼女が成長していく様子をってね。

ユースケくんの軽いキャラで笑いに走るあたりは、ちょっとどうかと思いながらも、1通の手紙に込めた想いってのが伝わる、なかなかエエ作品やった。

なんと言っても、宮﨑くんの気の利いた演技が秀逸で、ほとんどが声での語りやったんやけど、セリフに滲む母親から娘への深い愛情ってのが、涙腺を刺激してくれるんよ。

話のベースは、確かに“ありがち”でベタなんやけど、時間を越えて伝わる母娘の絆と愛情、そんなものにハゲおやじも心洗われてもうたんかもね?!

2017年5月 4日 (木)

『コロニア』

今日は、ドイツ・ルクセンブルグ・フランスの共同製作の作品をひとつ、ご紹介♪

この作品、どうやらソコソコ話題になってたみたいで、レンタル屋でもレンタル開始からしばらくの間、かなり本数を置いてあるながらも、貸出中が続いてて、なかなか観れなかったんよ。

やっぱり注目は、主役を演じてるエマ・ワトソンなわけで、“ハリー・ポッター”シリーズが終わった後も、順調に女優として活躍してる感じやんね。

というわけで、そんな彼女が活躍する(?)作品の感想は.......................?!

コロニア / Colonia   ★★★☆☆   (2015年)

監督:フロリアン・ガレンベルガー
出演:エマ・ワトソン、ダニエル・ブリュール、ミカエル・ニクヴィスト、ジャンヌ・ヴェルナー、ヴィッキー・クリープス、リチェンダ・ケアリー、アウグスト・ツィルナー、ニコラ・バルソフ、セザール・ボルドン、マルティン・ヴトケ、ジュリアン・オヴェンデン

仕事のフライトを利用して、チリに移り住んでいた活動家の彼に会いに来たキャビンアテンダントの彼女だったが、軍部によるクーデターによって彼が反体制派として目の前で捕らえられ、行方不明に。なんとか居場所を突き止めた彼女は、彼がいるハズのカルト教の拠点に潜入するのだが...........てなドラマ?!

愛する彼を救い出すため、危険を顧みずに入信するが、そこでの生活は想像以上に過酷で.............ってことで、実際の出来事に着想を得て、作られた話らしいんよ。

主役のエマくん、なかなか難しい役どころを、魔法の世界を卒業して、女優として生きる決意なんやろうけど、まさに“体を張って”ガンバってたわ(笑)

話としては、なんとも理不尽で、“愛の力”ってのを出しつつってところなんやろうけど、なんとなく極端すぎて、どこか冷静に“スゴっ”て思うものの、個人的には感動まではいかんかったね。

それでも、チリという国で、こういう歴史的な事実があったってのは、ちょっと勉強になったかも?!

2017年5月 3日 (水)

『高慢と偏見とゾンビ』

今日は、かなり異色なミクスチャー映画をひとつ、ご紹介♪

「高慢と偏見(Pride and Prejudice)」っていうと、18世紀のイギリスの片田舎を舞台にして描いたジェーン・オースティンの恋愛小説やんね。

ちょっと前にキーラ・ナイトレイが主役でマシュー・マクファディンが相手役で作られた『プライドと偏見』って映画が、小説を正当に映画化した作品で、これはその有名な小説をモジってゾンビものにしたベストセラー小説を映画化したものなんやって。

小説の映像化っていう意味では、BBCが作ったTV映画が有名で、その時のヒロインの恋人“ダーシー”役を演じたコリン・ファースは、かなりの人気になって、それが“ブリジット・ジョーンズ”のシリーズにつながってるんよなぁ。

というわけで、そんな作品の感想は.....................?!

高慢と偏見とゾンビ / Pride + Prejudice + Zombies   ★★★☆☆   (2016年)

監督:バー・ステイアーズ
出演:リリー・ジェームズ、サム・ライリー、ジャック・ヒューストン、ベラ・ヒースコート、マット・スミス、チャールズ・ダンス、ダグラス・ブース、レナ・ヘディ、エマ・グリーンウェル、エリー・バンバー、サリー・フィリップス、エヴァ・ベル、ミリー・ブレイディ

ゾンビとのハゲしい攻防を繰り広げている不安定な時代のなか、それほど家柄の良くない家に育った5人姉妹の次女は、村に移り住んできた富豪の友人の男と出会い、彼の高慢さに反感を持つが..............ってな古典ドラマ+ゾンビアクションの異色作?!

第一印象が最悪なふたりが、次第に惹かれあいながらも、素直になれずにアレコレとってのを、ゾンビとのバトルを背景に展開する..............って、なんやそれ(笑)

18世紀のイギリスを舞台に、古典ドラマのテイストを残しつつ、それにゾンビものを加えてしまうアイデアってのは、なるほど斬新ではあるよね。

ただ、企画勝負なイロモノ感は否めなく、内容的にはB級ホラーに恋愛を絡めた、とってもチープな感じやったよ(苦笑)

しかし、ジェーン・オースティンも、まさか自分の作品がゾンビもののドラマになるとは、想像してなかったやろなぁ.....................?!

2017年5月 2日 (火)

『少女』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品、劇場で公開されてた時は、なかなか印象的な予告が気になって、興味をそそられてたんやけど、キャスティングのせいか、評判がイマイチで、結局は映画館には行かんかったんよ。

原作は人気作家の湊かなえの小説ってことで、かなりのインパクトやった『告白』と同じように、ちょっと狙ってる感はあったんやけど、原作は未読なんで、そこらへんの比較はできんのやけど、監督さんの腕の違いがでたのかもなぁ。

というわけで、そんな作品の感想は.......................?!

少女   ★★★☆☆   (2016年)

監督:三島有紀子
出演:本田 翼、山本美月、真剣 佑、児嶋一哉、菅原大吉、佐藤 玲、稲垣吾郎、白川和子、川上麻衣子、銀 粉蝶

厳格な祖母により心に傷を負った女の子と、剣道の試合でケガをして以来、学校でイジメにあっている女の子、幼馴染の親友であるふたりは、互いに“死”に魅せられ、別々に夏休みを過ごすのだが.............ってな青春サスペンスドラマ?!

傷ついた心を抱えながら日々を過ごす女子高生たちは、自分の目で“死”を目撃したいという願望にかられ、重い病気を持つ小児病棟の子供たちと知り合ったり、老人ホームでボランティアのバイトをするのだが.......ってなことで、不器用に生きる女の子たちの苦悩をってとこなんかな。

まぁ、このキャスティングを見た時点で、演技力を問うのは愚問やってのは分かってるんやけど、まぁ、ふたりとも不器用やわ(苦笑)

作品自体も、意味深な前半から、なぜかメロドラマ風な後半へと、どうにもアンバランスな感じなんよなぁ。

とりあえず強引にシュールな風にまとめてあるものの、なんとなくシックリとこない気分がモヤモヤと残る、そんな作品やったよ?!

2017年5月 1日 (月)

『野良犬たちの掟』

今日は、劇場で未公開の作品のなかから、イタリアの犯罪ドラマをひとつ、ご紹介♪

この作品、なぜかDVDスルーにはなってるんやけど、ベルリン国際映画祭の金熊賞にノミネートされ、本国イタリアのアカデミー賞にあたるダヴィド・ディ・ドナテッロ賞では、脚本賞や助演男優賞に選ばれ、作品賞や監督賞、主演男優賞なんかにノミネートされたんよ。

監督のミケーレ・プラチドってひとは、70年代から役者として活躍してたみたいで、自身もベルリン国際映画祭で俳優賞を受賞したことがあるんやって。

というわけで、そんな作品の感想は...................?!

野良犬たちの掟 / Romanzo Criminale   ★★★★   (2005年)

監督:ミケーレ・プラチド
出演:ステファノ・アコルシ、キム・ロッシ・スチュワート、ピエルフランチェスコ・ファヴィーノ、クラウディオ・サンタマリア、アナ・ムグラリス、ジャスミン・トリンカ

幼なじみの悪ガキたちが、大人になって、地方の街のチンピラからマフィアになる様を描いた、イタリアのクライム・アクション?!

野望を抱き、仲間とともに悪の道を登りつめる男たち、しかし、裏切りや陰謀、様々な駆け引きのなかで、栄華は永遠には続かない..........ってなとこかな。

まぁ、話のスジとしては、さして新鮮さはないんやけど、マフィアものの王道を行く絆、友情、愛憎といったものを、3人の男に焦点を当てて、ハード・ボイルドに語ってるところが、なかなかエエんよね。

話を章立てて、メインのキャラクター3人それぞれの生き様を映し出し、それぞれのエピソードのなかで、裏社会の悲喜こもごもってやつを味わい深く仕上げてるんよ。

刹那な幕切れや、孤独な哀愁があったりして、2時間を超える尺ながら、気がついたら前のめりに話に釘づけになってもうてたよ。

特にフレッド役のキムくんが渋すぎて..........ジャスミンくんもキュートやったしなぁ..........って、ビジュアルだけやないんやけど?!(笑)

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